ホラー・オカルト
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現代都市怪奇録感想が遅くなりましたが、配信にてプレイさせていただきました。 タイトルの通り、現代においてありえるだろう状況から始まる短編5本の物語。 選択肢もあるので分岐による展開の違いも楽しめますが、どれも手軽に読み切れるのでサクっと怖い話を楽しみたいという時に最適だと思いました。 @ネタバレ開始 ◆第一話 初めての引っ越しと新生活という時期的にもよくある状況。 選択肢があるという事で確認できるルートを全て読ませていただきました。 引っ越し先がまさかの事故物件だったというこれもまた実際にあり得そうな展開。 説明がなかった辺り、多分間に誰かしらが1度入居したので説明義務がなくなっていたのかな…?等と推測をしつつ。 現代では珍しいかもしれないですが、やはり隣人位には引っ越しの挨拶をするのが当然かなと選択肢を選べば不穏な情報を聞く事に。 これは余計な事をせず知らない方が幸せな展開だったのかな…と思いましたが、次の選択肢で勇気を持って振り返ればちゃんと人違いというのが判明して生存しほっとしました。 そして、もし振り返らなかったら?とこちらも試してみれば…隣人が見間違えたという事は後ろ姿だけでは死んだ彼女からも違いがわからなかったのでしょうね。 恐怖心から動けない人が多そうですが、勇気を持って行動すれば助かったのに…というのを知っているとやらかしたなぁという感は強くなりました。 次に、挨拶をしないルートの場合もやはり部屋の中にある『ユルサナイ』と書かれたメモ用紙。 後の展開を見るに、これは隣人の話を聞いておいた方が結果的には生存率があがるヒントになったんだろうな…となりました。 どちらにしても、生還しても彼女は成仏していない以上この主人公がここを出て行ったらまた次の人が…という余韻を残しながら。 ◆第二話 うっかり肝臓の限界値を見誤った結果入院になってしまうというやはり日常にありそうな導入。 タイトルの『現代都市怪奇録』の通り、生きていれば思わずあるあると言いたくなるところからホラーな展開に入るというのが良いですね。 大部屋に入院のはずが満室になっていた為、個室を大部屋と同じ料金で使用できるという一見すればありがたい展開。 しかし病院あるあるというべきか、やはり何かいわくつきであろう会話からすでに嫌な予感が止まりません。 噂の内容を質問できる選択肢があれば聞かない手はないでしょう。 内容としては誰も悪人がいないのに悲しい結果になり今も成仏できないでいる心臓外科医の先生に関するお話が判明。 本来、担当するはずだった患者さんの手術日の前後になると目撃情報があるというのも完全にこの後の展開を察してしまったというべきか…。 その気持ちを代弁するように主人公が確認すれば、その日はまさしく本日であるという絶対に何も起きないとは思えない事実が判明。 そして夜中になれば死んだ先生によってストレッチャーで運ばれていくという展開へ…! 叫ぼうにも声は出ない、だから当然と言えば当然だったのかもしれませんが助かろうと叫ぶ選択肢を選べば手術室のランプがつくのを見送りつつ終幕へ…。 仮に死んだ先生の腕が良くても、代わりに入れる人工心臓なんて用意がされていないと思える以上これはどうあがいても駄目だった流れでしょうね。 暴れてみればストレッチャーから落下するも無事生還へ。 院長らしき人から口止め料であろう迷惑料としてのお金や入院料が不要という説明をされた辺り、話の最初に出てきた先生のように信じていない人もいるのでしょうが実質公然の秘密だったのでしょう。 むしろ、質問をしようにもやたら遮られたという一文があった点を考慮すると、表向きは信じてないというスタンスで黙認をしていたのか。 病院という心霊現象の起きやすい場所らしい怖い話でした。 ◆第三話 忙しい社会人ならきっとあるある、終電を逃すところからの始まり。 走って向かったにも関わらず無慈悲にも出発していく電車、徒労感。 思わず、お疲れ様です…。と心の中で思っていれば先程出た電車が最終のはずなのにやってきた次の電車。 こういったお話で終電の次にくる電車というともうそれだけであの世へ直送されるんだろうな!と恐怖とワクワクが尽きない状況ですね。 自分以外誰もいない無人の車両。あまりにも静かすぎるという違和感。 それを意識すれば他にも乗客がいたようで、それは中学時代の恩師のようでした。 そこでの会話自体は久々の再会という懐かしさや「どいつも中学の時のまんまだ。若造だよ」という教師らしい発言に微笑ましくなりますが…絶対それだけで終わらせてくれるはずがなかった。 やはりというか、先生はすでに故人でありよく見れば顔色も死人のよう。 そして、どこか不明ながらも駅に到着しこのまま死人である先生と一緒にいる状況に危機感を持ちながら降りようとすればこちらの肩を掴む冷たい手。 正直、これはどっちも生還できないという直感がしますが終点があの世である場合は降りた方が賢明でしょう。 しかし外へ出てみればそこは何もない奈落であり、地獄だというアナウンスが…。 現実でも主人公は翌日死体として発見され、事故死として処理されるも直前に味わった恐怖からその表情は…という終わりへ。 次は嫌な予感がしつつも先生の忠告に従い立ち止まれば場面は駅のホームへ。 どうやら主人公はずっと終電を見送った後もこの場に留まっていたようですね。 確かに、もう一方のエンドではホームから転落した死体として発見されていると考えればそちらとも繋がります。 主人公の思うように、もし先生が助けてくれたというなら怖いながらも良い話だなぁという締めくくりなのが好きです。 ◆第四話 罰当たりというワードの時点でこれはどうあがいてもバッドエンドでは…?という期待が満載。 再生数目的に、心霊スポット凸動画を上げるという時点でやってはいけない事をしている感がありますね。 巻き込まれたのであろう寺西は「時代遅れ」という理由から反対していたようですが、こういう場所に面白半分で近づく事自体がもう禁忌と言えるのが。 まだ、昼に来ている分あまり恐怖心もそそられない状況ながら目的地である呪われた祠へ到着。 この祠に対し罰当たりな事をするというのが次の目的になりそうですが、一見すると呪われている感じがしないという辺り状態は綺麗だったのでしょうか。 例として「落書き」をすると高熱や病にかかるとあるのならその痕跡がありそうだなという意味でも。 (もしかすると、誰かが定期的に手入れをしているかもしれないながら心霊的な力で自浄作用があるのでは?と推測ができるのは良いですね) 問題の罰当たりな行動はどうするのかと思えばまさかの鉄パイプが登場!? それは二重の意味で死ぬからやめておけ!炎上商法で社会的に死ぬのと祟りで死ぬの両面という意味で!! しかし、祠は破壊され急な降雨が。 ついでに、結果解き放たれたのであろう何か?がこちらを見ているという何も起きない訳がない流れへ…。 そして帰宅後も林の中で見た視線の事を思っていれば、かかってきた電話から祠を破壊した主人公でなく同行していた寺西の方で何かが起きた様子で「そっち!?」という怒涛の展開が。 選択肢が出てきましたが、これはここまでの行いの時点でどちらにしろ主人公は助からないのが予想できました。 イタズラだろうと思えば、スマホがいつの間にか血濡れになっているという展開へ。 部屋の外から響くノック音。 ドアポストからこちらを見る何かの目、破裂音。 結果として、因果応報というべきか火災により亡くなった主人公。 寺西もあの電話の後、すぐに亡くなっていたのだろうなと思わせるニュースのアナウンスから「だから言わんこっちゃない」という結末ですね。 良心に従い寺西を助けに行く方を選ぶと、反応から思ったより友情に熱い主人公だった?と思わせてからの「動画が100万回再生されるような大スターになるという俺のビッグドリームも遠ざかる」と理由はそこかーい!という動機にある意味安心をしたというべきか。 何かが自分の所へ迫っているという内容の電話だったのもあり、すでに何者かによってぶち破られていたドア。 それをさらに蹴破るというドアへのオーバーキルを入れつつ到着すれば、どうやら間に合った様子。 さらに出てきた選択肢はこれまでの行いを考えれば下がまだ生存できそうなルートか?と必死に謝れば神様は伝えたい事を残しその場から去ってくれる流れへ。 後日、しっかり破壊した祠を修繕すれば無事に生還はできたようで一安心……と思わせてからの林の奥に光る目。 悪い事をすれば、神様はそれをちゃんと見ているという教訓と考えるのがいいのでしょうね。 殴りかかればやはり爆発オチならぬ火災オチという辺り、罰当たりな事をしたのは前提であれ反省は重要だったという事なのでしょう。 ◆第五話 生粋の怪談好きな友人との話という、これも好奇心旺盛な学生ならどこかでありそうな光景ですね。 個人的に、現代だからこそ怪談なり心霊なりとある種の無知が生み出す神秘のある話は存在が薄れていると思うので彩葉ちゃんの文句はくすっとしましたね。 でも、確かに近年オカルトブームは去った分そういうのが好きな者には物足りないのも事実。 そして、怪談がないなら作ればいいと自作の話を生み出す展開へ。 怪談をあくまでフィクションの娯楽と割り切っている辺り、彩葉ちゃんはまだちゃんと棲み分けができている印象ですね。 本題の怪談製作については、完全な作り話でなく本当の事も混ぜる事で信じてもらえるような内容にする方針へ。 選ばれた真実の成分は、以前田奈川添いの道路で交通事故があったという事。 実際に彩葉ちゃんが体験し、現にこうして彼女は生還しているけれど創作としてはその被害者が死んだという形で取り入れる。 地元の人間なら詳細まで知らずとも確かにそんな事故があったような、と思えるというのは良いチョイスでしょう。 いざ噂を流してみれば、さらに尾ひれのついた状態となった怪談は『顔無しさん』という話として広がる事に。 彩葉ちゃんとしては目的が達成でき、予想外の尾ひれもついた事に満足げですがここで止めるべきか否かの選択肢が。 元が作り話だったとしても、人々が噂を広める事により言霊から新たな怪異は生み出される。 その概念がここでも通用するなら止めるのが正解なのでしょう。 その後も、顔無しさんには新たな設定が追加されていき最初の話にはなかった狂暴性も付与されていく…。 そしてとうとう目撃者まで出てきてその人は入院するという事態に。 さすがにこれは怪談を作った責任もあるという事で犯人を捜しに現場へ向かう展開へ……絶対目撃するんだろうなぁという予感を伴いながら。 現場で時間になるのを待てば、突如現れた彩葉ちゃんにそっくりな誰かの人影。 主人公の違和感も尤もな事で、元になった体験談が彩葉ちゃんのものだとみんな知らないはずなのにどうして彼女そっくりに変装をしているのか? 肝心の彩葉ちゃんはその違和感より怒りが先行しているようですが、これはつまり…ドッペルゲンガーではないのか。 「ミツケタ……ミツケタ……ホンモノ……ミツケタ……」 恐ろしくも、どこか悲痛な響きを含んだ声で事実事故を経験していた彩葉ちゃんに近付く顔無しさん。 何とかその場から逃げ出し、それからも怪談に設定は増えていくもやがてみんなは顔無しさんの噂に飽きたのか忘れられていった。 しかし一度具現化してしまった怪異は、人々が噂をせずともきっと存在し続けているのだろうなという意味で最後の言葉が沁みました。 人でなし!なのを覚悟で見捨てる方も見て見れば、これは成り代わってしまったのか? 恐らく顔無しさんに皮を剥がされ悲鳴をあげていたのだろう彩葉ちゃんは昨日の事を知らないというように振る舞っている。 全ては作り話で、本当にあったはずがない、そう思いたい主人公。 だからこそ…彩葉ちゃんの顔にうっすらとある傷跡がその可能性を否定しているのにも気づかないふりをするというのが後味の悪さも含めて良い味を出してますね。 @ネタバレ終了 どの題材も日常的に想像がしやすい分、もしもそこでこんな展開が起きたら? という思わず想像できてしまう恐怖が魅力的でした。 個人的に、選択肢とそこから分岐する展開を含め一番好きなのは第三話でしたね。 それでは面白い作品をありがとうございました。
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海鳥野ガクの精神鑑定録配信でプレイさせて頂きました! 絵も素敵だったし、凄く面白いお話でした! 素敵なゲームをありがとうございます!
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怪異ジャッジ・チキンレース待望のチキンレース!遊ばせていただきました! @ネタバレ開始 前回よりもパワーアップした要素としてハマメくんの理性ゲージ!ドキドキ感はもちろん、残りどのくらいで理性を失ってしまうのか分かりやすくて助かりました……! 前回までよりジャッジ判定しやすく、1発で全問正解でした!怪異の研究が進化してるんですね……! 人間に戻った皆様のお話も、怪異ジャッジシリーズの魅力の1つでもあるんですよね。トキワさんのお話があまりにも刺さりすぎて泣きそうになりました。今が幸せだから失ってしまうのが怖くて……その幸せをそのまま封印したいという思いが怪異になってしまったんですね。 自分も怪異になりそうです。赤い光を浴びせてください。 @ネタバレ終了 今回もジャッジ成功でした!楽しかったです!
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「君も助けてくれないんだね。」@ネタバレ開始
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死神見習いの少女@ネタバレ開始 遥ちゃんが助かってよかったです。 代わりに誰か・・・というか不良男子かな?
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海鳥野ガクの精神鑑定録@ネタバレ開始 凄く面白かったです! 先生も、海鳥野くんも、はーくんもみんな好きです! そしてエンド名が親切であり雑で好きです(笑)
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怪異ジャッジ・チキンレース面白かったです!6作目も楽しみにしております
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海鳥野ガクの精神鑑定録とても面白かったです。 @ネタバレ開始 終盤の海鳥野くんの歪んだ笑顔めっちゃ刺さりました…! 最後、車の前を海鳥野くんが通ってそれを追いかけて車を降りた後画面が黒くなってなにも起こらないんですが、バグですか?仕様ですか?@ネタバレ終了
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動画配信グループ『夜のまばたき』は何故、チャンネルを閉鎖したのか配信で遊ばせて頂きました! 話を聞きながら謎を解いていくのが、凄く面白かったです! 衝撃の真相で、少し鳥肌が立ちました・・ 素敵なゲームをありがとうございました!
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怪異ジャッジ・チキンレースずっと気になっていたのですがようやくプレイできました! 世界観や怪異の判断方法などがわかりやすく説明されていて楽しく遊べました! 怪異たちはどれも可愛いけど奇妙なデザインで、あらかじめ聞かされる情報や実際に対峙して起きる現象の描写などがドキドキさせられて面白かったです! @ネタバレ開始 全ての怪異が見たくて全部回収しましたが、特にヒミツの3怪異の攻略が面白かったです。 事前情報からわかる怖さや怪しさ、本当に原怪異なのか?と疑いつつもっと情報が欲しいけど理性ゲージが危ないな…と言うドキドキ感が強くてとても面白かったです。 楽しかったですありがとうございました!
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海鳥野ガクの精神鑑定録クトゥルフ神話を題材にしたゲームと聞いてプレイさせていただきました 終始、雰囲気も登場人物の表情も素敵でとても楽しくプレイさせていただきました…! @ネタバレ開始 クライマックスの鬼ごっこのとき、BGMも相まってドキドキが止まりませんでした。 また最後のアニメーションも最高でした…! 本編もこれからとのことなのでとっても楽しみですし、出たら絶対やりたいなと思っています! @ネタバレ終了 とっても素敵な作品をありがとうございました! これからも応援してます!!
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音怨-銀猫の牢櫃こちらの作品を配信させていただきました。 最初から最後まで怖くて凄く面白かったです! アイテムやギミック、恐怖演出が多彩でフリーゲームと思えないクオリティのホラーゲームでした…!! これからも活動を応援しています! 素敵なゲームを産み出していただきありがとうございました!!
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メルティ・エレベーターヤクモ 本当に乗っても大丈夫なの・・・?怖いなぁ・・・
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海鳥野ガクの精神鑑定録クトゥルフの雰囲気が感じられる展開と結末が良かったです。クライマックスの盛り上がりも音楽とマッチしていて緊迫感があり面白かったです。 最後のアニメーションも含めて終わり方が良かったと思います。
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いえにかえってねよう不思議な雰囲気でとても面白かったです。 @ネタバレ開始 怖めの雰囲気なのにキャラクターは皆愛らしく、それに反して、時折見える映像が鮮明な映像ではなく所々ノイズが入った実写のものでぞわぞわしました。 エンディングも作品を現したMV感が強く素敵でした。 @ネタバレ終了 まだ選べていない選択肢がいくつかあるので、全部プレイしてみようと思います。 素敵な作品をありがとうございました。
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いえにかえってねよう独特の雰囲気とゆかいなキャラクターたちが魅力的なゲームです。
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メルティ・エレベーター全ての階に行きました!ダークな感じでしたが面白かったです!
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怪異ジャッジ2ミノリさん可愛い! 制服姿が可愛いです!
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怪異ジャッジ・ハロウィンカズミさんが可愛かったです! 衣装的にヴァンパイアだったりして・・・?
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海鳥野ガクの精神鑑定録クトゥルフ神話を題材としたノベルゲームを初めてプレイしました。 ストーリー、キャラクターともに良くて楽しめました! @ネタバレ開始 ラストシーンのアニメーションがとても好みでした…! また、これがスピンオフということで、本編の方も楽しみにしております。 @ネタバレ終了 楽しい作品をありがとうございました!