ドラマ
8541 のレビュー-
椿電鉄プレイさせていただきましたー! 長髪学生服男子良き…! @ネタバレ開始 ツバキ君そんな根詰めなくていいんだよバームクーヘンでもおたべ……。 でも自分が今まで得意だと思っていたものがそうでもないと思い知らされるのツライよなぁ。 ラスト花だけ残ったとき、あの花だけでも持って帰りたいと思ったけどあの世のモノを食べると戻れないとか言うので触れないほうがいいだろうな~とか考えてたら消えていったので、そこで本当にツバキ君が行ってしまった&彼の優しさが見えた気がして大変良かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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夜半に道連れ制作中から魅力的な設定と仄暗くも美しいイラストを見ていて、絶対にプレイしたいと思っていました! @ネタバレ開始 あらすじからなんとなく察してはいましたが、クズ男を殺してしまった奥さんと、クズ男に騙された浮気相手が、亡くなったクズ男を一緒に埋めに行く。序盤からトップスピードの鬱展開ですが、相手がそうされても仕方ないほどのクズなので、二人の境遇を可哀想だと思いさえすれ、ここまでしなくても…とは一切思わず、奇妙な関係ながらも通じ合うところがある二人のぎこちなくも、お互いを思い合うやり取りに、こんなところで出会わなければ友人になれたのではないかとすら思いました。 二人の関係性は普通に考えたら、会話をすることもしんどくなるようなものなのですが、特異な状況とこれまでの生活環境もあって、互いに互いを「理解できる」と思えるもので。佐枝子さんもあさひさんも、一時の感情で罪を犯したのではなく、溜まりに溜まったものが弾けた結果なのだろうと。 罪を償った先に、今までには無かった幸せがあるかもしれないのに、自死を選んでしまうほどに疲れ切った佐枝子さん。確かにどんな理由があっても人を殺していいことにはならないけど、出口のない迷路の中ひとりでずっと苦しい思いをしてきたであろう彼女を想うと…。そして許してと言う彼女の涙がまた、こちらの涙を誘います。 「一緒に死のう」と言うあさひさん、ここでのタイトル回収がすごく秀逸でした。ずっと愛されたかった、大切にしてほしかった、幸せになりたかった、そう願う二人の女性に胸が苦しくなりました。仄暗い終わりが見えているけれども、つかの間の幸せに浸る二人、この終わりはこれはこれで悪くないと思いました。 後からエンド1を見ましたが、道連れの意味が変わっていて、またまた秀逸! 佐枝子さんのために自分だけが罪を被って死を選ぶ…あさひさん…。それはきっと佐枝子さんを苦しめるだけだよと思いつつ、身も心もぼろぼろになってしまった彼女にできる精一杯だったのだろうなと。でもこれじゃ辛すぎるよ! そう思ったところで選択肢がもう一つある!? 二人が自分の気持ちを隠さずに伝えあって「一人じゃない」と思えるエンドがあって本当に良かった! こんなことを思ったら罰が当たるなんて、確かにそのとおりだし、そう思うことは簡単だけど、こんな形でも二人が出会えて良かった! この言葉に尽きます。 きっとこれも一つの「道連れ」の形なのだろうと思います。それでも、せめて二人にとって幸せな道連れだとは思うので。 ラストの佐枝子さんの笑顔が美しすぎて、朝日が霞む! ダジャレではないです(笑) @ネタバレ終了 紫がイメージカラーなのだと思いますが、怪しくも美しく色づけされた世界が非日常感を演出していて、短編ながらも没入感の高い作品でした。 立ち絵の見せ方もお上手なのと、セリフに合わせて細かく変わる表情がその気持ちを高めてくれました。あさひさんの傷が本当に痛々しくて、佐枝子さんの気だるげな表情と仕草が妖艶で、特に印象に残っています。 シナリオも尖りすぎず、けれども心にずんと響くような言葉のチョイスが素晴らしかったです。ものすごく感情移入して読み込んでしまいました。 色々と暗い要素がある作品ですが、読んでよかったと思います! 素敵な作品をありがとうございました。
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たまゆらの夜あとがきまで含めて読了しました。 BGMもあいまって基本的にはゆったり進みますが、 先が気になる描写や物語的な起伏はしっかり存在しています。 一時間ほどですが、最後まで途切れることなく読ませる作品でした。 作品の雰囲気と裏腹に主人公の響は言動にかなり険のある人物です。 これはあとがきで作者さん自身もおっしゃっている通りですが、 まだ響の心情が表面的にしか語られない最序盤では殊更顕著に感じられました。 しかしそんな響がより踏み込んだ自身の内面を語ってからは、 彼に対する印象が大きく変わっていくことになります。 @ネタバレ開始 過剰なまでに他者を拒絶し、人間のことが嫌いだと言い切る理由。 それは他者を見下しているのではなくむしろ劣等感に苛まれるから。 ただ社会に存在しようとするだけで責められているような気さえする。 とても身につまされる思いがする独白で、ここで一気に心が動かされました。 @ネタバレ終了 辛辣どころでなかったタマへの態度もこの前後辺りから軟化するので、 主人公が苦手で離脱しそうになっても、とにかくそこまでは読んで欲しいですね。 対するタマはとにかく人当たりの良い好人物として描かれます。 作中で響が評したように、どんな無礼で理不尽な態度を取られても許容する。 しかし何もかもを肯定してくれるような存在ではなく、 導くことを第一としているというのが本質であり肝心だと感じました。 人間以上に人間的な表情を見せつつも、 超越者然とした能力や精神性をところどころで覗かせてくる。 親しみやすくも人間ならざる存在として、非常に巧みな描かれ方でした。 @ネタバレ開始 切なさを残しつつ前向きな結末は個人的にもとても好みな着地です。 人間時代のタマと現在のタマの容姿の変化――特に目と耳――を踏まえると、 大いに想像の余地と余韻を残すラストとエピローグも印象的でした。 @ネタバレ終了 素敵な時間をありがとうございました!
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自分よりも大切な存在完全版僕は2時間ほどで2つのルートをクリアすることが出来ました。子供を欲しいと願う人々の切実な葛藤を描いた作品で、大きく心揺さぶられました。この作者さんの作品はほとんど全てプレイしていると思うのですが、本作品は特に好きなものの1つとなりました。なお、僕は通常版の「自分よりも大切な存在」もすでにプレイしていたのですが、完全版ではまた別の視点で「子供を産むこと」が描かれており、楽しむことが出来ました。すでに通常版をプレイした方にもおすすめしたい作品だと感じています。 @ネタバレ開始 本作品は、前半の共通パート、後半の分岐パートで構成されています。 共通パートでは、楓と愛海という2人のヒロインとの学園生活が描かれています。前作の「通常版」では愛海がかわいそうに思えるところがあったのですが、「完全版」では愛海とのドキドキするようなシーンも追加されており、その点も良かったです。分岐へとつながる選択肢では、どちらを選ぶべきかとかなり葛藤しました(笑) ただ、本作品の真骨頂は、分岐をしてからだと思います。楓ルートと愛海ルートは、それぞれで描かれるものが異なっておりますが、それぞれの良さがあったと感じます。 個人的に素晴らしいと感じたのは、どちらのルートに入っても、もうひとりのヒロインが重要な役割をもって再登場することです。学生時代に恋愛関係とはならなかったけど、その後再会して新たな絆が生まれる。このあたりの描写はリアリティもあって、大変良かったです。 個人的に特に好きなのは、楓ルートです。主人公の出生に関する苦悩が物語の上で重要な役割をもっているなど、ストーリーの完成度も高いように感じました。 楓ルートは、楓と2人で不妊症の問題に向き合っていくことから始まります。主人公と楓は家族に対する考え方が大きく違うことが、本ルートにおける大きなポイントだと思います。主人公は「子供はいなくても幸せになれる」と考えるも、楓は「どんなに苦しくても子供が欲しい」と願う。このあたりの2人の葛藤は強く共感できるもので、大変読みごたえがありました。 楓の「結翔君と血のつながった子供を産んであげたいの」という台詞は、本作品の中で僕が一番好きな言葉です。「子供がほしい」という願いは、「親のエゴ」だという見方も確かにできるのだと思います。しかし一方で、深い愛情をもって産みたいと願う人々も沢山いるのだろうとも思いました。 なお、愛海との結婚を決意する時の結翔の気持ちについては、「この部分は、自分と結翔で価値観が違うな」と感じました。ただ、結翔のこれまでを考えると、彼がそんな風に考えるのも無理はないよな、とも思いました。 次に、愛海ルートについて。個人的には、前回でいわゆる負けヒロインであった愛海とカップルになり、仲良さそうにしているところが嬉しかったです。それだけに、愛海が苦悩する様子をみるのは胸が痛くなりました。特に、スマホアプリにて「ママと会えるのが楽しみだよ!」という文章が表示されるという演出は、共感しすぎて苦しくなるほどでした。 愛海ルートでは不育症の問題を扱っており、その点が楓ルートとの大きな違いのひとつです。ただ、愛海ルートではそれに加えて「家族を持つことは本当に良いことなのか?」「子を作ることは、親のエゴではないのか?」という問いについても丁寧に描かれていたと感じました。 完全版での追加要素の中でも大きなものが、門川陸斗の存在だと思います。彼は「家族を持つことは良いことだ」という考えに対するアンチテーゼとして存在しており、本作品のテーマに深みを与えてくれるものであったと感じます。彼の思想は反出生主義的で、実際、そのような思想を持っている人も決して稀ではないと思います。そんな彼の、「親は自分の幸せだけを考えて子どもを作るんだ」、「産むことは親のエゴだ」という発言に対して、結翔はどんな風に考えるのか。それが本ルートの大きな見どころだったと思います。 不育症という問題にぶつかり苦悩する結翔と愛海でしたが、その末に結翔が出した結論は納得感のあるものだったと思います。 「産むことが夫婦にとって、そして子ども自身にとって幸せだと信じているから産むんだ」 「俺にとって、これから生まれてくる子どもは自分よりも大切な存在だ。子どもと一緒に作る幸せを見たいと思っている」 陸斗にむけて語ったこれらの言葉こそが、本作品全体のメインメッセージだったようにも思いました。 正直なところ、ラストは愛海が出産できたかどうかが明らかになるところまで描かれるのだろうと思っていたため、本ルートの終わり方には当初少し驚きがありました。しかし終了後に考えてみると、「不育症であっても子がほしいと願う」という結翔と愛海の姿勢こそが重要なことなので、子を無事に産むことができたかどうかは描かないのも確かにありだなとも思いました。個人的には、タイトル画面のように、愛海が子を抱きしめる未来があってほしいなと思っています。 @ネタバレ終了 不妊症、不育症について多くの学びがあった本作品ですが、それだけでなく、各キャラクターの切実な葛藤が描かれた素晴らしい作品であったと思います。ありがとうございました。
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椿電鉄素敵なサムネイルに惹かれてプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 3駅目あたりから「これ……ツバキ……実は死んどるやつよなぁ……」など思い始め、終点でツバキくんの色が少し薄く見え確信、エンディングで見事にゾッとしました。わかってても怖いもんは怖い。 意味怖系大好きな私にとっては大の満足でした! ……2周目、窓に手形つきまくってる背景で肝を冷やしたのはまた別のお話。 それにしても、唯一の取り柄が崩れるのってほんとキツいもんがありますよね……よく頑張ったよ…… 余談ですが、私自身の校内での成績順位がツバキくんと似た感じで高校でガクッと下がった組……(ツバキくんほど偏差値高いところではないし原因は趣味重視の結果の勉強サボりなので一緒にすんなって感じですが) 何か歯車が違ったらああなっていたかもしれないって人、私以外にもいそうなのが本当の怖いところですね……(小並感) @ネタバレ終了 素敵な作品ありがとうございました!
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鬼桜作者様の他作品が好きで、ずっとプレイしたいと思っていた作品、ようやく全エンドコンプすることができました! プレイ前は人と鬼による異種間争いのような、ファンタジー展開を予想していたのですが(人間に隠れて生きる鬼とか、異種族同士の絆とかもろもろ)、どこまでも真っ直ぐにヒューマンドラマな展開で、それゆえ胸が痛くなったり、それぞれのキャラクターが抱えているものに共感したり、とても心動かされる物語でした。 前評判どおり立ち絵もスチルも豊富で、メインではないキャラを含めるとものすごい数のキャラクターがいるにも関わらず、名前のないキャラにすら立ち絵がしっかりあるのに感動しました。 スチルが豊富なことの良さとして、特に殺陣のシーンは大変見ごたえがありました。 まるでアニメーションを見ているような臨場感のある演出、シナリオからイラスト、音楽などあらゆる工程をほぼお一人で作られているからこそできることだと思います。 @ネタバレ開始 お話としては恨み、憎しみが生み出す終わりのない連鎖と、それを断ち切ろうとする人々の強さと優しさが心にしみました。 白兎ちゃんが焔緋さんたちと出会って、悲しげな表情、諦め気味な言動が目立つところから、穏やかな笑顔を見せ、大切な人のために何ができるかを考えるように変わっていく姿が、本当に印象的でした。 「鬼」の定義についても考えさせられました。この物語の中の「鬼」は誰の心の中にでもいて、悲しみや憎しみが溢れることで、自分の中の鬼に飲まれて生まれるものなのだろうと。 誰かの罪を許せないとしても、断罪のために鬼になってしまえば、罪なき人が苦しみ、また新しい鬼が生まれる。その連鎖を断ち切ろうとした焔緋さんは、本当に心の強い人だと思います。 「自分の正しさを守るために戦うけど、それは相手も同じ」「殺して手に入れる理想は虚しい」一度は復讐に手を染めた彼だからこそ言える言葉なのだと感じました。 そのうえで遠州さんの言うことも、痛いほどに分かります。戦わなければ守れないものもあるし、自分が戦いたくないと思ったところで相手が引くとも限らない。 最後まで自分の信念を貫き通そうとする彼の生きざまは、たとえ間違えた道を辿ったとしても、カッコいいと思えました。 夜月さんのイケオジは、本当に刺さる…。 キャラで言えば菫ちゃんが本当に可愛くて、ラストまで見てるとこれは浅葱君と…(にやにや)な感じもまた良かったです! 騒動が終わった後の橡君は、最初の頃の白兎ちゃんを見ているようで、本当に痛々しくて…。同じように苦しんだ焔緋さんの言葉だから響いたのではないかと思えました。 復讐ではなく、人のぬくもりが連鎖していくシーン、大変胸が熱くなりました。 締めくくりは、桜の木の下で。もう一人じゃない、寂しくないという白兎ちゃんの姿に心洗われる思いでした。 キャラクター的にはいつもなら橡君のような、クールな少年キャラが好きなのですが、鬼桜に関しては焔緋さん派ですね。 ただここまで見届けると、これからのみんなが幸せであれば何でもいいやって気持ちが強いです。 エンドは全て見ましたが、エンド3の哀しさが…すべて失った白兎ちゃんの横顔、とても切なかったです。 エンド4はまだ未来があるものの、あまりに多くの希望を失ったエンドでした。 ただ一つ良かったことといえば、大人になった白兎ちゃんが美しいこと。きっと彼女はこれから先も焔緋さんを待ち続けるのだろうと思いました。 エンドコンプをスムーズにするために、トゥルーエンドを途中で見たのですが、この作品に限っては、他のエンドからコンプするのが良いと感じました。多くの人が幸せになれる、未来がある道があると知ってからの切ないエンドは、切なさが増しますね…。 @ネタバレ終了 正しさの意味を問う、暖かな春のような素晴らしい長編作品でした。 桜の季節に、またプレイしたいと思います!
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BINARY HEARTS面白かった…社会の闇が垣間見えましたね()スチルも良かったので、バッジが欲しいところでした笑
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ヘデラの花が枯れるまで作品内の情景がとても胸に刺さる作品でした。 モノクロのシーンとカラーのシーンの対比に想像を掻き立てられました。 クリックと自分の緊張してドキドキする脈がリンクしていくかのような感覚になりました。 @ネタバレ開始 カレンダーがめくられていくと同時に不穏さを増していく日常。 カレンダーが何枚も何枚もめくられる演出が素晴らしかったです。 愛する妻と娘が植物に変わり果てた姿は、ぎょっとするような不気味さがありますが、また同時に不思議な美しさがありました。 注射の「打つ」「打たない」の葛藤からのあのエンディング。 おまけで救われた気持ちになりました。 @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました。
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のっぺにゃん~のっぺらぼうで首だけの猫~どんな猫になるんだろうとワクワクしながらすすめました! テンポもよく田中君もかわいく、面白かったです! 素敵なゲームをありがとうございました!
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クリミナル・ボンド実況動画撮らせていただきました!! まず設定が私の癖にぶっ刺さりましたw 裏切られたいという・・・ ゲーム自体は非常にシンプルでわかりやすくて周回しやすいのでとても助かります✨ 早くすべて回って真相みたーい!!!!
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ミレニアムニューホームふわふわ尻尾のかわい子ちゃんのお宅に訪問していいんですか!!?やった~~~!!! 背景含めイラストがかわいくてとっても素敵です! @ネタバレ開始 ベッドはこれ一緒に寝るということ……??とそわつきました。 部屋を調べていくにつれて、ちょっとずつ不穏さが顔をみせるのがいいですね…… 1000年耐久護符、めちゃくちゃ欲しいです。切実に。やっぱり長寿種にとって住処の劣化は問題なんですね…それを解決してるのがつよすぎる そして真相解明編!いやあ……切ないなあ…… 寿命差のふたりってなんぼあってもよくて…… 主人公もニアさんと一緒に居たくて選んだ道なんだろうなあ…傍に居るのに意思疎通ができないの、あまりにも悲しいですね…… それでもあきらめないニアさん、強いな……と浸っているとイラストが!!わ~~!!!やった~~~~!!! 魔術師さんやりよる……でも欠点が長命種には辛いかもしれないし…封印もやむなしですかね… @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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赤レンガの駅で会いましょうⅢ公開を心待ちにしていました。 今作も、淡い背景や美しいピアノの旋律、そして繊細な心情描写が素晴らしかったです。 唐橋さんと増野さんの出会い、おにぎり屋「うめこ」の誕生秘話を知ることができて、よかったです。 @ネタバレ開始 二人にとって大切だった場所が、いつしか他の人にとっても大切な場所になって、だからこそ、自分のことよりもこの場所を守りたいと思う唐橋さんの苦悩が痛いほど伝わってきました。 でも、その苦悩を抱えながらも守り続けた場所があったからこそ、高谷くんはⅠ〜Ⅲを通して成長、黄那ちゃんとも出会えたのだと思います。 そんな場所に「うめこ」がなれたのなら、本当によかったと思います。 そして、これからもこの場所が続き、他の誰かにとって大切な場所になっていくのが、とても素敵だなと感じました。 @ネタバレ終了 少し長くなってしまいましたが、Ⅰ〜Ⅲを通して素敵な物語を楽しむことができました。 制作お疲れさまでした!
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赤レンガの駅で会いましょうⅢ今回の第三章とても良かったです。 今まで、メインではなかったキャラクター増野と唐橋を通して 赤レンガの駅にあるおにぎり屋という「居場所」が どんな場所だったのかというのが描かれているのですが、 おにぎりの具のようにいろんな思いが詰まっていることに気づかされる。 人生の岐路に立った登場人物の 描写がどことなくリアリティがあり、話に説得力と深みが抽出されていた。 シーンに沿った音楽をつけるのがとても上手で 感情をテキストと音楽によって持って行かれる体験ができたのも良かったです。 人を成長させてくれたり、新しい人とのめぐり逢いがある そんな居場所があるのはとても素敵なことだと改めてこの作品を通して思いました。 この作品から感じ取れる赤レンガ駅の空気を、音楽や背景写真を通して是非味わってほしい。 赤レンガ駅という「居場所」がこれからも人々を癒し、旅立ちと再会を祝福してくれるだろう。
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夜半に道連れ巨大感情が大好きなのでプレイしました! UIや絵がとってもおしゃれで素敵です!! あらすじからして不穏さがマシマシでありがたい…… @ネタバレ開始 あ~~~~人生うまくいかない同士の二人だ……五臓六腑に染み渡る…… 演出や表情の変化やスチルが美しくて…その分二人のやったことの血みどろさが際立ちますね… あさひさんがでっけえでっけえ感情の持ち主でにっこりしました。少し語られる彼女の人生からするとまあ…そうなるよなって…… 旦那さん、何かが欠落してる女性を見抜くプロなのか…? エンド1、あさひさんが全ての罪をかぶるのがも~~~~なんとまあ…ずるさというか、勝手さというか。他エンドでもみせてた一面が思いっきり顔をだしてますね。好き。 せっかく佐枝子さんが助けた命をそう使うなんて…罪深いひとだ…… エンド2は楽しい話をしながら暗い方にいくのが印象的ですね…どのエンドもですけれど、やっぱり二人に待ってるのは地獄なんだなあと思いました。 いろいろ怪しいもの買ってたし、夫のカードで豪遊してたらすぐ足がつくだろうし…他エンドより捕まるのは早いのかな、と… でも楽しい思いをしたい!というのは「そうだよな…そうだよな…!!」と力強く同意しました。彼女たちの人生、あまりにも厳しくて…… 佐枝子さんの固まってしまった思想の話もかなしい。家庭環境が許せねえよ… でも佐枝子さんが居ないとあさひさんを救えなかったのかもしれなくて……ウワア~~~~~ そして幸せになりたいのに罪を犯した二人が、罪を背負いながら一緒に生きていくエンド3が美しくて…… 欠けているからこそお互いに埋め合えるものがあったのですかね……やっと互いに大事にできる人が現れたのだから、この先の人生に少しでもいいことがあってほしいと祈らずにはいられません。 文章がほんとうに良くて、余韻に浸りました… バッチ!!あ~~~~オシャレだ~~~!!互いに道連れにしてるんですよね…最高…… @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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椿電鉄素敵なイラストと長髪男子に惹かれてプレイしました!学ラン長髪男子、とっても良い〜! @ネタバレ開始 ツバキさんと話している時の、電車に2人だけの雰囲気がとても良かったです…! 不穏さを見せられる度に幸せになってくれと願いましたね… 真実を知った後は尚更彼に幸せに生きてほしかったと強く思いました。 救いたすぎて最後までプレイした後も何度か乗車するを押してしまいました。押す度に「そんな!?」となりましたが…いい演出…… 主人公と話したことで、彼が少しでも救われたことを願います。 @ネタバレ終了 素敵な作品ありがとうございました!
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親愛なる水銀タイトル画面の雰囲気に惹かれてプレイさせていただきました。 とても静かな空間で繰り広げられる会話劇。 囚人さんの表情が可愛らしく、時に切なくラストまで釘付けになりました。
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BINARY HEARTS現在ED2、3しか見ておりませんが、面白かったので感想を残そうと思います。 「ムカついたら精神的に追い詰めることもできます。」という文言に惹かれ、少しいじめながら遊んでみよう、でも自分の良心の範囲内で、を心に決めてプレイしたところ、初見でED3にたどり着きました。 @ネタバレ開始 多分2、3回否定的なことを言うとED3になるのかな?(あとでプレイしたところ、9月ぐらいまで酷いこと言ってそれ以降プラスのことを言うと和解イベがありED3になったため、そこそこリーチは広い)その次に、もっと優しくしてみようとプレイしたところED2に。そこで、ルートごとに内容がかなり違ってくることに気付きました。 マイナスな選択を選ぶたびセリフや主人公の思考の内容が変わっていくのを見て、確かに相手に酷い言葉をかけ続けると自分も荒んでいくよなー、と考えさせられました。逆にプラスの選択を選び続けると主人公の選択肢もシイナを思いやるような形になり、感動しました。私も仕事をするときは多少手間があっても相手に協力するよう心掛けたいです、きっと返ってくるものも大きいので※なんか相手からのお礼目当てみたいになってますが( @ネタバレ終了
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BINARY HEARTS実際のプレイ時間はもうよく分からないのですが、すっきりとするボリュームな上で体感は10時間くらいやった様なゲームでした!シイナたんが可愛いです! @ネタバレ開始 ENDは3→4→2→1→5→6→1の順に見ました!と言っても、好感度や展開によって変動するテキストの拘りが魅力的だったので、それを全て回収する為に途中途中でロードを繰り返してました。いつもはあまりセーブデータを増やすタイプではないのですが、今回はとにかくのめり込みました!実況者さんの動画(END3ルートの初詣辺りまで)から、これは自分でやる事で魅力が20割になるゲームだと確信し説明も見ずにゲームを開いてしまった為、最初はEND条件もあまり分からず試行錯誤してく内に、キャラクターへの愛を感じるイベントの広さに感激。物凄く丁寧な作り込み力!!最初はかわいそ可愛いシイナたんもとても良くて下の選択肢を選ぶ事に躊躇がなかったのですが、純粋無垢で善良なシイナたんの事を知れば知るほど、知りたくなるほどにシイナたんの不幸に胃もたれし、優しく接して守りたくなるのが何とも美しい塩梅。ドット絵のグラフィックともマッチする秀逸なデザインのシイナたん、マスコットロボっぽいデザインにしっかりとしたサイズ感なのがとても良いです。外から内まで良い。特に好きなイベントは好感度が高い場合の付箋イベント。あの時に狂っていた歯車が外れました。END4のいつも素直だったシイナたんが変わってしまい表で優しくして裏で見下してきてる事への背徳感罪悪感、END3と位置は同じ構図でありながら見下す顔を見せる事での対比、END2の悲恋(恋愛感情は別として)が報われたハッピーオブハッピーEND1、一番人生崩壊させられたいEND5シイナたん。そしてEND6からの流れは過程から結果まで胃が開きそうな程に加害者の気持ちになり、非常に憂鬱な気分になりました!本当に気持ちがぐちゃぐちゃです。まず軽いノリでシイナたんを楽にしなかった事へ後悔し、シイナたんが動いた事に感動し、そして変わり果てたシイナたんに心が締め付けられ、ボコボコにされる事に爽快な気持ち良さを痛感しました。最後の2号機たんをただ強引に勧誘する訳では無く、それとなく逃げ道をあげる所にシイナたんの心がよく表れていて…自身の語彙ではそれ以上言うと野暮になってしまうかもしれない。クリア後は、嗚咽と慟哭しか出なかったです。END6をクリアするまではセンパイの事を俯瞰して見ていましたが、タイトル画面が白青から黒赤になったのを見て本当に自分は当事者で取り返しがつかない事をやってしまったと思い、せめてタイトル画面は戻しておきたい気持ちでEND1をロード。からのあの場面なので、もう何も言えません。もはや記憶が封印されてるかもしれません。うううう、あの後は、指がもげそうな思いで別のエンディングを探しました。やっと諦めた時は寧ろ、感心してさっぱりとした感情に。初めてのレビューで拙いですが伝えたかった事は、大好きな作品に情熱を込めて作って下さり、ありがとうございました!凄く楽しかった〜!です。関係無いですが、END1が夢オチにしても、夢オチでなくともオンリーグレート…しかしそれでも考えこんでしまい。END1も有り得る未来で、END6後では夢オチというのを他の方への回答で見て安心しました。他のセンパイ・組織の所で幸せに暮らしてるんだきっと!@ネタバレ終了
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BINARY HEARTS神作品です。 今世紀最高のゲームといっても過言ではない。 キャラデザイン、表情、ストーリ、BGM、全てにおいて最高です。 数多くのゲームをプレイしてきましたが、正直ここまで感情移入できたゲームは初めてです。 全エンド回収し...たと言いたいところですが自分にはできませんでした。愛嬌たっぷりの可愛い後輩を前にあんな酷な選択肢を選ぶなんて自分にはできませんでした。が、必ず全エンドを回収したいと思います。 私の語彙力ではとてもこの作品の魅力をすべて語ることはできません。どうかプレイして下さい。プレイすれば必ずわかります。この作品の魅力が。 海苔様 こんなにも最高な作品をありがとうございます。正直これほどのクオリティのものが無料でプレイできることがすでに奇跡です。本当にこのゲームに出会えたこと、そしてこの神ゲーを作って下さった海苔様に心からの感謝を申し上げます。 最高の作品をありがとうございました!
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夜半に道連れ制作時からとっても楽しみにしておりました『よわづれ』! 実況でプレイさせて頂きました! カセットテープが流れる様な音からTOPに繋がるオープニングがとっても好きです!車内のシーンがメインなので、カーステレオで音楽を聴いているような、正にプレイヤーも車に乗り込んだような演出で、スーパー担々麺ワールド様の作品はいつも入口から臨場感や期待感を高めて下さるなあと改めて感じました。そしてTOP画の色味も構図もお洒落でとっても好きです…!!!クリア後に改めて拝見すると色んな感情が渦巻き…!!!!(じたばた)物語のリアルさと、ポップで目を惹く可愛らしいイラストのバランスの妙がこの作品を更に魅力的にしていると思いました。 この巨大感情に何て名前を付けたら良いのでしょうかと思うほど、会話劇の中に見えてくる二人の生い立ちや心情にぐっと感情移入してしまい、間違った方法かもしれないけれど、逃げることは罪なのか…、裁かれるべきはどちらなのか…正しさでは割り切れない感情がぐるぐると巡って… @ネタバレ開始 何とか希望を見出したくて、二人に生きてほしくて選んだEND1。余りにも哀しくて…、でもあさひさんの行為を止めると云う事はあさひさんの満たされた気持ちを、佐枝子さんに託した想いを台無しにしてしまう事で…何とも考えさせられる結末でした。確かに選択肢「それでも『佐枝子さんに』生きてほしい」でしたね…と後から気付きました。この時からもう気持ちは決まっていた「絶対大丈夫だから」だったんですね(´;ω;` )あさひさんはパッと見、活発で派手な外見なのですが、時折見せる昏い瞳がとても印象的でした。 END2、個人的にとっても好きです。暗い方へ暗い方へ車を走らせる二人は、もう日の当たる道を歩けないのかも知れないけれど、沢山お洒落して美味しいものを食べて、テーマパークで一日中遊んだりなんかして、最期の日まで二人で楽しく笑っていて欲しいです。男女でも、男同士でも成り立たない二人の関係性が絶妙で、この二人でなければいけなかったんだと思わせてくれる描き方がとても好きです。佐枝子さん、ずっと『離婚したらいいよ!』と思っていましたが、暴力にも孤独にも耐えて…それでも離婚する事より「間違った道を選んでしまった」と気付く事の方がよっぽど怖かったのだなと思うと…痛々しくて辛くて…(´;ω;`)配信でも触れましたが、あさひさんがコンビニで色んなものを沢山買って来て下さったシーンも、あさひさんのこれまでの生き方を知ると、ずっとずっとこれまでもそうやって誰かの為に尽くして、嫌われないように、総てを与えて愛されたい一心で生きてきたのかなという一面がこの何気ないシーンから垣間見えて…。もおお…繊細なキャラクター像の描き方やシナリオ構成にも唸るばかりです…! ずっとこの景色を見たかったと思わせてくれるEND3。現実的には何も変わっていないし、出逢い方は最悪だったかも知れませんが、お互いにこの人でなければ救えなかった、救われなかった二人が「あなたが一緒なら」と思える相手に出逢えて胸がいっぱいになりました…(´;ω;` )これから二人が生きて行く道には死ぬよりも辛い事が待ち受けているかもしれませんが、きっと二人なら今までの方がずっと地獄だったって…笑い合えるんじゃないかなと思っています。END3を迎えてからキャッチコピーがぎゅっと胸に沁みて来ました…。これまでずっと暗闇の中でもがき続けて、やっと息が出来る場所を、絶望の中に希望を見出したこの二人に誰が罰を当てられるでしょうか。 @ネタバレ終了 表情差分も豊富でくるくる変わるお顔はどの表情も可愛くて、シーンを盛り上げて下さるBGMの選曲も素晴らしかったです!考えても考えても答えが出ない様な事を考えるのが好きなので、此の侭暫く二人に寄り添ってずっと考えていたくなる様な…そんな作品でした。素敵な作品をありがとうございます!