ドラマ
7861 のレビュー-
savonこの度ついにミズキくんに会いに行かせて頂きました。 何一つ上手く言葉に出来ないのですが、本当に本当に切なくて胸がいっぱいになりました。 お話やキャラの心情を丁寧に描く文章力と、やりたいことを最大限に表現し得る演出力、発想力には毎回本当に驚かされます。 @ネタバレ開始 今まで数々の柘榴雨さん作品をプレイして来た私は、柘榴雨さんがストーリー上必要のない演出をするはずがないことをよく知っていたので、正直起動した瞬間にかなり察するものがありました。 結果的にその予想は大正解だったものの、いざ全ての違和感を拾われて種明かしされてしまうと……もうどうしたらいいのか分からなくて、茫然としてしまいました。 全てを聞いてから私は、最初に彼が自分のことを好きか「分からない」と答えてしまったことが申し訳なく、それを訂正する手段すらもないことが悔しかったです。 変に勘ぐったりせず、もっと素直にミズキくんとの時間を享受しておけばよかったなあ。 自分とミズキくんとの間に何が起きても、どれだけ“シナリオ”が進んでも。 お互いの気持ちとは裏腹に、変わらずただ静かに進行し続けるピアノの音が、もどかしくて涙が止まりませんでした。 本来ならばゲームは余すところなく完璧にフルコンプしたい性質の人間の私ですが、この作品に関してはそこにこだわる必要はないだろうと判断して、最初に出会ったあのエンディングのみに留めました。 結局彼も私も「決められた言葉」の範疇からは出られなかったとしても、その時一番伝えたいと願った言葉を彼に伝えられ、理解してもらえただけで、満足ではなくとも、悔いはありません。 余談ですが、回想の途中でミズキくん達が観た映画のお話で、どこかで聞いたような男女のお話を見かけて嬉しく……いや、かなりしんどくなりました(鮮やかなトラウマ) 私が気付いたのはこの部分だけでしたが、もしかすると他の作品の小ネタもあったんでしょうか? ウィンドウを閉じてからも、しばしば彼との時間を白昼夢のように思い出します。 この瞬間がきっとそれぞれのエピローグになるのだと、私は「信じて」います。 @ネタバレ終了 極上の癒しとしっとり切ない時間を堪能出来ました。 今度ベルガモットのアロマオイル買ってこようかな!!!(空元気) 本当に素敵な作品を、ありがとうございました。
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夜梟伝色んな方の評判を見て気になり、プレイさせていただきました! 親戚の遺品整理の為に、昔少しだけお世話になった家に再び足を踏み入れた主人公。そこで不思議な記憶が脳裏に浮かびあがり…? 過去と未来が密接に絡み合った、とある村でのお話です。 @ネタバレ開始 所々で水彩画を思わせるタッチでアニメーションが流れていて、美麗さに感動しました! 個人的に炎が揺らめくシーンと、その時の(別々の時系列ではありますが)2人が振り向くシーンが特に好きです。 ヤスさんが縁側から外を眺めてるシーンも良いですね…! 作中でセキさんが妙にキョウ君に親切だったのは、そういう事情だったんですね! 最初に見れる負ける→わざと勝たせてもらえるルートは物悲しい結末を迎えましたが、真ルートではみんなが幸せに歩める道を辿れたみたいで本当に良かったです…。 些細な偶然でしたが、キョウ君と後に夫婦になるあの2人の縁があったからこそ、この結末を迎えられたと思うと胸が熱くなります! そして亡くなった後も、ひっそりヤスさんも含めて5人で集まって和気あいあいと出来るあの空間が作れるって素晴らしい事だなと思います。 子孫達も、多少先祖やヤスさんの影響を受けつつも自分が興味のある将来に向けて歩みを進めているのを見ると、幸せな気持ちになりました。 おまけのシナリオ補完も、痒いところに手が届く感じでスッキリした気持ちで読み終わる事が出来ました!ありがとうございます! 残念ながら自分は下手の横好きゲーマーなので、やり込み要素の勲章取得は早々に諦めてしまったのですが、それでもとても楽しませていただきました! @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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重ならない、ただ独り舞台が海外?としているためかマイルドになっていますが、日本でもありますよね、じめっとした因習が根付いている寒村。そりゃ若者もみんな離れるわっていう閉鎖的な村。 @ネタバレ開始 そんな村でも、ジェフの奥さんのダリアは戻りたいと言ったのは、やはり死を目前にして人生を振り返った時、懐かしさが勝ったのかなと。 どんなところでも故郷というのは、忘れがたき存在ですね。 @ネタバレ終了
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Forever Time映画? ドラマ? ショートフィルム? 確かに「new cinematic novel game」でした!! 要所要所で差し込まれる実写動画も美しく もうゲームというか……、こういう作品ですね!! @ネタバレ開始 深夜十時の映画祭!! 今週はカンフー映画だったんですね!! でも、その左に貼ってあったポスターが好きな映画でビックリ!! きっと、ユウトくんも自分を重ねたりして 好きな映画なんじゃないかな? と思ったりしました。 あれも深夜の映画館から始まるんで、なんかオマージュかな? そんなことないかw あちらは、もっとバイオレンスな展開ですもんねw でも、なずなさん、こっちを見ていたらどんな反応したのかな? と、ちょっと気になってしまいました!! そして、視点が変わってのなずな編 これも、昔観た香港映画を勝手に思い出してしまいました!! いやーイイですね!! 好きです!! 物語の良さは、他の皆さんがコメントしているので 私は、好きな映画と交えて書き連ねてしまいしました…… ごめんなさいw @ネタバレ終了 なんか普通のノベルゲームではない 新しい角度から作られた感じがしました。 本当に凄かったです!! 素敵な作品、ありがとうございました!
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savonミズキくんに癒されにきましたーーー!! イケメンがお世話してくれる…ああ、なんて素敵な事でしょう!! @ネタバレ開始 ──と、思っていたのは起動するまででした。「絶対に何かあるだろう!?」と、斜に構えてプレイ(笑)。ですが…うう、ミズキくん、ごめんよ!!私がバカだったよ!!全てを信じて身を任せて楽しめばそれでよかったのに…!! ミズキくんの正体には衝撃でしたが、癒してくれる心に嘘はなかったと信じています。 ちなみに特殊EDは、一つは自力で見つけたのですが、二つはヒントに頼りました。個人的に「忘れない」EDが好きです(どのEDも素敵ですけどね!)。 ちなみに…特殊EDを探す最中、わざと冷たい態度をぶつけたりもしました(汗)。うう、心が痛い…。本当にごめんなさい!! @ネタバレ終了 ちょっと不思議な空間で、2人きりの素敵な時間を過ごせました!癒しをありがとうございました!!
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涙を止める方法眠れない夜から引き続きプレイさせていただきました。 優しいお話に心があたたまります! @ネタバレ開始 落ち込んでいると何をやってもダメに感じてしまいますよね… 女の子が楽しいことや気になっていたものを思い出し、だんだんと気持ちが回復していってくれてよかったです…! 最後話しかけられたのは驚きましたが、いい笑顔が見られてよかったです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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眠れない夜なぜか眠れなくなることってありますよね…! @ネタバレ開始 眠れなくなることもですが、その後の行動など、とても共感するところが多かったです! 特にスマホは目が冴えるからやってはダメだと思いながら触ってしまう…というのを何度もやりました笑 無事眠れて迎えた朝がとっても爽やかでした! @ネタバレ終了
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savonsavonプレイしました!お風呂でいろんな癒しを提供してくれるミズキくん。どことなく憂いのある表情を見せる彼には秘密が…? 泡を基調としたグラフィックやアニメ演出が素敵で、細部までこだわりの感じるゲームでした。 @ネタバレ開始 いわゆるメタ的な展開だったわけですが、ミズキくんの存在があまりにもリアルで、優しくて、真実がわかってからも胸が痛みました。 ミズキくんに知らされた真実、あまりにも残酷すぎる…!なぜ知らせたの…鬼! ミズキくんと主人公との癒しの時間が、ミズキくんにとっても慰めになっていればいいなと願います。 好きなシーンは、「そんなに、ぎゅっとするんだ…」です。キュン! @ネタバレ終了 楽しかったです、ありがとうございました!
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「かして。」エンドコンプしました! @ネタバレ開始 トゥルーエンドで主人公も「かして」と言う側になってしまうのは何でなの……!? あんなにミウラさんを非常識だと思っていたのに。 ジュン君の記憶があいまいになっているところも不穏ですし、 ヒトコワと見せかけて何か得体の知れない怪異が潜んでいたのではという気がします。 @ネタバレ終了 タイトル画面がインターホンになっていたのが好きです。
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ビーフ オア チキン命に感謝して食べないといけないなと再確認させられる作品でした。 嫌な予感がしつつも機内食を選びます! @ネタバレ開始 そして見事に膝から崩れ落ちました! ビーフでもチキンでも辛いです。 出荷まではおそらく普通に生活できるっぽいのがまた… モモってもしかしなくてもあの作品の彼なんでしょうか…!?フォクシーくんがますます心配になりました。 @ネタバレ終了
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涙を止める方法ほっこりとした優しいイラストが可愛らしいです。 @ネタバレ開始 普段忘れてしまっているような小さな幸せを思い出させてくれる、 やさしいお話に癒されました。 女の子が笑顔になってくれて嬉しかったです。 疲れた心に寄り添ってくれるゲームだと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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あなたの気持ちに、気付かせるお手伝いを心が荒んでいる時にプレイすると浄化してもらえそうな温かくて優しい作品です。 @ネタバレ開始 主人公のように、全選択肢を相手に譲ってしまう人は、共感の嵐だと思いますし、きっと、そういった心優しい方が悲しい選択肢を選んでしまいやすい生きづらい世の中であるのも事実だと思います。 でも、正直なところ、現代人で自分の発言に責任感を感じている人なんて殆どいないと思うので、多くの方に主人公のようにやりたいことを見つけて欲しいなぁと思ってしまうのが本音です。 @ネタバレ終了 話が逸れてしまいましたが、改めて自分と向き合える素敵な作品だと思います。 このような作品に出会わせていただき、本当にありがとうございました。
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風の音、君の声心温まる素敵なお話で、非常に感動しました。プレーヤーに大きな?を投げかける挑戦的な冒頭になっていますが、情報の出し加減が絶妙で先が気になる構成が素晴らしかったと思います。もしかしてありがちな展開?なんでそうなるの?と途中で思うこともありましたが、3つのエンディングを見ると「もうこれしかなかったなぁ」と設定や展開に脱帽です。BGMや効果音の演出も良かったですし、クリア後のタイトル画面の演出も王道かつ至高だと思いました。 主人公が親友と肩パンをしてるシーンが何度かありましたが、高校時代に体育会系のヤツ同士で全力で肩パンをしまくってた懐かしい思い出が蘇ってなんだか嬉しくなりました(まだ存在する文化なのでしょうか)。ちなみにもし自分が主人公だとしたら、もうAnotherED一択ですね!
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きみに幸あれ子供の頃、スズメのヒナを保護していたことがあります(もちろん必要な届け出をしたうえでです)。 あくまで保護なので、最終的には放鳥する予定だったのですが、その子は保護後しばらくして亡くなってしまいました。 一緒に過ごした時間は本当にわずかでしたが、とにかくかわいくて、情はうつりまくっていました。仮にその子を野生に返すときがきたら、未練たらたらだったと思います。 でも一度保護された鳥は、保護された家にふらっと立ち寄ることもある、と聞いたので、そういう未来もありなのかもしれないと思いました。 なので、主人公にばりばり感情移入しながらプレイできました。 取り留めもないコメントになってしまいましたが、子供の頃の記憶をかきたてられる温かい作品でした。
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クチナシホーンテッド ~幽霊メイドの逆襲~感想が遅くなりましたが、配信にてプレイさせていただきました。 題材の時点でこれは面白そうだな!と前々よりチェックしていましたが、ようやく時期が来た事もありワクワクとスタート。 @ネタバレ開始 物語冒頭、作業員が怪奇現象に遭う場面からとホラー物の導入としてもよくあるノリ。 幽霊メイドさんの目的についてはなるほど…と思いきや、時間が一ヶ月後になり突然個性的な登場人物が? 十字架という辺り幽霊退治だから教会関係者かな…、でもこっちの少女とはどういう関係なのか。 それにこの両という青年が主人公かな、とざっくり把握。 したところで、仕事内容?面接? と、どう考えても絶対応募する人がいないだろう怪しさしかないバイト募集があった事と主人公がそれに応募した事が判明。 どうして応募しようと思った!? というか、幽霊屋敷でのバイトで落ち着いた雰囲気の職場じゃなかったらむしろ嫌すぎるよね!? 条件としてもこれって基本、知り合いに頼れないから募集してる=未経験者しかいないと思うんだ!? と、いきなり満載ツッコミどころを指摘しつつ。 いざ問題の屋敷に入ってみれば早々に怪現象に遭遇とテンポのいい流れ。 あ、これ結構危ない状況なんじゃ…と思いきやあまりに冷静な対応を両くんがするのでメイド幽霊さんも私も「えっ!?」となり。 仕切り直しとばかりにメイド幽霊さんこと、猫柳さんのお顔が見えるようになればあら可愛い。 特技としてお掃除はともかく、ポルターガイストだと聞くなんて人生でなかなかないよなぁ~からの結界解除(爆破) 全体を通して、お話のテンポが良いので中だるみする事なく最後まで楽しめるのがこの作品の良い所だなと思いますね。 会話シーンでは視認ができなかった猫柳さんの足がない事が確認できる一枚絵も、確かにさっきまではわからなかったけどこれは完全に幽霊だ!? というインパクトとこの見せ方の角度が好きです。 公英さんが除霊が行えるとの事だったので、てっきりその関係として見える事もできるのでは? と最初疑問に思っていたのですがそれとこれは別能力なのか…と改めて主人公が雇われた理由にも納得しつつ。 しかし、当人曰くずいぶん昔であってもちゃんと修行を積んだ除霊師が今はお嬢様にお仕えしているというのもますますどういう縁なのかは疑問は深まり…。 (服装はツッコミを入れたら負けな気がしたので気にしない方向で) 生きている人間に間違われたのを喜ぶ猫柳さんが可愛かったり。 会話中左下にいるちっちゃいメイジーちゃんも良かったり。 話のテンポもですが、目で楽しませるという意味でも芸が細かい…! 確かに魔除けの祈祷が有効ならそれで工事は進められるのでは?と思いきや 準備に時間がかかるのは仕方ないとしても…こいつ、結構守銭奴だな!?と結構短時間の間に公英さんのキャラが掴めました。 早速、最初の試練へ。 こちらが風の音でよく聞こえなかったと言えば再度何をするのかアナウンスしてくれる辺り猫柳さんも結構ノリノリな様子。 クリック式で部屋の中を探索しながら写真集めの開始。 ガラス棚を調べた際の会話で猫柳さんがこちらを見ている様子が入るのは、例え中にある物に金額的価値がなくてもこのお屋敷で過ごしてきた日々を共にした物として思い出があり。 それは金額で一概に測れる物でもないよね…と解釈しておりました。 再プレイしつつこの場面を見てみると もしかしたら、工事云々の話も会話中にあったのでメイジーちゃんが当初の約束を破った事への気持ちもあったかもしれませんね。 幽霊屋敷巡りが好きだったり、オカルト系が好きという辺りメイジーちゃんとは話が合いそうだな~と微笑ましくなりましたが確かに主人公の思う通り「幽霊屋敷収集」と「テーマパークへの出資」 この2つは両立しないような?まだ何か情報が足りないのだろうか…という部分は引っかかり。 ただ、メイジーちゃんのこれまでの反応からそういった物が好きというのは少なくとも嘘ではなさそうなのが…。 調査パートも、両くんとメイジーちゃんの視点を入れ替えつつ片方の位置からでは見えない物を情報として見せて探索する。 これは面白いやり方と思いましたね。 うっかり勢いあまって廊下まで1枚写真を飛ばしてしまっていた猫柳さんのドジっ子ポイントにもくすっとしたり。 ようやく全部の写真が集まりその内の一枚に注目をしながら会話をしてくるとさらっと「写りが悪くてお恥ずかしいです…」と混ざってくる猫柳さん。 実際に声が聞こえるのは主人公相手のみなのに、まるでそこにいるのが自然のような振る舞いをしてきたり敵対関係なのにどこか隙があるというか…反応が人間臭いところが好きです。 屋敷の名前に梔子とついているのもあるのでしょうが、廊下にある照明が鈴蘭のような形をしていたり食道にあった百合のシャンデリアもですがなかなか花をモチーフとしてお洒落な物を使用しているセンスが見ていて楽しいです。 次の試練として書斎に移動し。 レビュー用再プレイという事で配信時には記憶頼りで曖昧だった部分も本当に気のせいだったか確認しましたが、やっぱり公英さんって取り壊しの話はしていたよな!? それと書斎での会話に出る「文学より数字を見る方が好き」という発言は初見の時にも思いましたがお前はそういう奴だよなぁ…と。 そして、ポルターガイストという言葉で済ませていいの!?という迷路の登場。 迷路内の会話を通して、猫柳さんが今までどんな想いで屋敷を守り続けてきたのか。 確かに、自分の家を興味本位で立ち入って茶化すような人がきたら気分が悪いと思えば今までも充分嫌な思いはしてきたでしょう。 猫柳さんにとっては、最後まで思い続け地縛霊になってしまった位に大事な場所な事も合わせ。 きっと、この80年の長い時間。 今まで猫柳さんが見える人がこなかった事を考えれば、この迷宮の試練の間ようやく自分が見えて会話のできる相手との時間を取りたかったのも理解できてしまいます。 試練を自力で乗り越えた時に、メイジーちゃんの落とし物を手渡してくれたり最後となる次の試練を突破されれば大人しく除霊されるつもりである事。 冒頭の作業員が怪我をしたのはうっかりやりすぎてしまったというのも含め、やはり猫柳さんがとても悪い幽霊とは思えない。 第一、本当に悪霊ならわざわざ試練を用意する必要もなく。 これだけのポルターガイストが使えるなら強硬手段は問題なく取れるはず。 それに、試練がクリアが可能という設定にされている事が猫柳さんが悪霊ではない何よりの証拠と思います。 屋敷の存亡に自分が浄化されるかどうかがかかっている以上、反則ですがクリア不可能な物を用意するのはありでしょうし。 メイジーちゃんも、そして両くんも思うように本当に話し合いで解決はできないのだろうか? 最後の試練の説明を終えた後に発せられる、猫柳さんの独り言を見るとやはり本当にこの人はただこの屋敷や主人の事が好きなだけの幽霊でしかないという思いが深まります。 さて、いよいよ最後の試練。 これまで回った場所で使用されていた花に関する情報を覚えていればよく、ヒントもあるのでサクサク進められますね。 最初に指定されているのも食堂でメイジーちゃん視点に切り替わった時に印象的だった百合のシャンデリアである事もあり。 謎解きを進める途中で行われる両くんとメイジーちゃんの会話。 「わたしを信じてくれるんですね」という問いに対する「先に、信じてもらったので」という意味深な返し。 この時点ではわかりませんでしたが、後の回想を見ればどうしてこんな怪しさしかないバイトの面接を受けたのまではともかく採用後に断る事もしなかったのか。 ここまでの情報も合わせ、やはりメイジーちゃんは信じられる子だなと思えました。 となると、怪しいのは現在単独行動をしている事。 そして、取り壊し発言を誤魔化したり「テーマパークの為には更地」というワードを言っていた公英の方…。 元々、メイジーちゃんのお父様の取引相手というのも一体どんな経歴で何をしている人なのか謎が増えていくばかり。 取引相手という言葉から、何かしら商売はしているのだろうなとは思いますが…。 ゴールは使用人の部屋として使われていた屋根裏部屋。 確かに、ここは生前の猫柳さんが最後の時を迎えた場所という意味でも納得できました。 いくら約束とはいえ覚悟はできたと言いながら、それでも浄化されるなんて怖いに決まっている。 「今ちょうど、この辺の床で土下座してるから」というなかなかのパワーワードも入りつつ、ようやく猫柳さんとメイジーちゃんが対話をできる流れへ。 ようやく猫柳さんがどんな理由でメイジーちゃんが信用ならないと思っていたのか。 そして、メイジーちゃんの気持ちが通じてようやく和解できそうな事。 「わ、私が…お屋敷を守らないとって……ひとりでやらないとって…ずっと……」 これに関しては、本当に今までそうだっただろうんだなと。 すでに住む者のいなくなったお屋敷、成仏してしまっただろう主人達。 そうなればもう猫柳さんがどうにかしなければならず、重荷だった事でしょう。 そして、とうとう本性を見せやがったな…公英!? これは下手をすれば屋敷ごと両くんもメイジーちゃんも除霊込で爆破されない? 屋敷が跡形もなく吹っ飛ぶタイプのやばい事が起きない?と本気で心配になり。 大きな音がした時には本当に爆破されるのか!?と身構えました。 と、思ったら…明らかに何かやばそうな重機が出たーーーーーーー!? これはいよいよピンチか…?と思いきやまだ除霊をされていなかった猫柳さん!! 両くんとメイジーちゃんは安全な場所へ移動できましたが一体どうするんだ…とハラハラすれば…… ロボだこれーーーーーーーーーーー!? いや、確かにホラー要素はないと聞いていたのでホラーゲームをする時とは違うノリでいましたけど。 今までもコミカルな要素がなかったと言えば大嘘だとは思いますけど…。 一体、屋敷がロボットになるなんて…一体誰が予想できるんだ!? ほんと、何を食べていればこんなぶっ飛んだ発想ができるのかと(誉め言葉) ポルターガイストとしか言いようはないけど、それを素直に受け取るメイジーちゃんもそれでいいのか!? 重機の方もホーリー重機とか名前がついてるし…一体我々は何を見ているんだ……? (もはや霊感がどうとかの話じゃない)←むしろそれで片づけてはいけないと思うの…。 そして、この状況で何ができるか?と言っても…と思いきやまさかの配信をするだと…!? 「待って、今これYouTubeで配信してるんだけど配信の中で配信が行われるの!?」と実況の際は超展開にパニックとなりました。 あまりの超展開にメイジーちゃんも壊れたか…と両くんと同じ意見になり。 そういえば、ミニゲームありって概要欄にはあったけど…まさかの配信が始まってコメントを拾うミニゲームとか100%予測不可能すぎました。 パークの情報部何してはるん…?とか、もうこれ完全に公英の台詞が悪役のそれなんだよなぁ…とか。 概要欄にある情報と作中にある情報を含めても、大怪獣バトルなのかスーパーロボット大戦なのかのような何かが起きるなんてほんっとに予測外すぎる…これが天才か。 ミニゲーム自体は反射神経を問われましたが、何度でも挑戦はできたので苦戦しつつも無事クリア。 全てが終わった後に屋敷が何事もなく元に戻ったのも…もう、ツッコミはいらないよねという悟った顔になり。 さすがにこんなポルターガイストが常識にとらわれない程万能としても無茶をすれば猫柳さんは…… と、ここでエンド分岐へ。 概要の通り、セーブ推奨箇所でちゃんと取っていたので回収そのものは楽にできました。 でも、結果として3回ミニゲームをする事となりましたが…やっぱり何度やってもどうしてこうなったのかがわからない……。 予測できる要素もなかったよね?とも自問自答。 初回はメイジーちゃんエンドへ。 あの時返した髪飾りをしているのも合わせ後日談らしさがある事や結果として屋敷の取り壊しがなくなり安心しました。 そしてあれだけ悪役ムーブをしたのにちゃっかりしている公英よ…。 最後にハッピーな感じで終わりたかったので次は公英エンドへ。 電車に乗る場面までは同じだったので、これは本当に分岐してるのかな…?と思えば全く違う場所へ。 からの、まさかのゴーストバスターズ結成!? 確かに公英は除霊はできても見えないと言っていたので組む事による利益はわかれど…。 (もはや別世界となったエンドロールを見守りながら) そして、締めくくりとして猫柳さんエンドへ。 このルートでも屋敷は無事であり、絶対あのまま消滅しますって展開をしながらちゃんと生存(?)していた猫柳さん。 いや、無事だった分には大いに嬉しいんだけどね!? ラストを見るに、余生というべきか…幽霊の場合何と表現するのが適切かわかりませんが割と充実していそうで安心しました。 基本、どのエンドでも屋敷は無事だったんだと思いたいですが公英エンドの場合のみそれを確認する事はできず。 気にする事はないという台詞も、あれは両くんに向けられた物なのか…それとも、あのスーパーロボット大戦もどきをしたのにこの結末を選んだプレイヤーへ向けた物なのか。 顔が影となった猫柳さんを見ると申し訳ない気持ちにはなり。 お話のテンポが~とはすでに何度か触れましたが、終盤の超展開がきても思わずどうしてそうなった!?と驚きはしましたが「でもこのゲームではありえる事かもしれねぇ…」という謎の納得はありました。 急展開というか、急ハンドルを切る流れを入れる場合それが受けれられる土壌があるか?が大事な部分だと思うのですが、すでに迷路の時点でポルターガイストで済ませるには割と大規模な事をやっていたので最後の力を振り絞っての最終決戦なら、確かに…?となったのか。 @ネタバレ終了 本当に、これは単にテンポが良いとかそういうレベルじゃない。 最後までプレイヤーを飽きさせないどころの騒ぎじゃない名作です。 ありがとうございました。
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INNOCENT終わるまで全然どんなゲームなのかわかってなくてここからどう展開が移り変わるのか…もしくは最後までこんな感じなのか…と思ってやってたらまさかのでしたww
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記憶を消す旅感動はもちろん、ここまでの作品を作り上げた事に敬意を表する。凄い。未プレイの方はぜひ堪能して。
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母の片腕短いお話ですが、考えさせられる内容でした。 @ネタバレ開始 実際に世界のどこかで起こっているだろうことでもあり、とても胸が苦しくなりました。私では表現が軽くなってしまうようで、うまく言葉が出せません… 家族と再会できたことは本当に良かったです。その後のことを考えると手放しで喜べる状態ではないのかもしれませんが、この瞬間だけでも…と思わずにはいられませんでした。 @ネタバレ終了
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視線恐怖の世界文章だけでなくグラフィック目を逸らす時の視点の移動などで、華凛ちゃんの恐怖や緊張感がより伝わってきました。 とても辛かったと思います。 @ネタバレ開始 しかし、合宿に参加したことで克服への一歩へ踏み出せて本当によかったです…! その時の状況や心境の変化を画面が色づいていくことでもわかるようになっているのがよかったです。 素敵な話をありがとうございました! @ネタバレ終了
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あなたの気持ちに、気付かせるお手伝いをプレイさせていただきました! 相手のことを見て考えて、相手のことを優先して考えてしまう。 わかるなーと思いながらプレイしていました。 普段は自分の気持ちを押し殺していた主人公君が、あるシーンでうわっと話しかけてしまうところ、少しほろっとしました。 @ネタバレ開始 相手のことを見ている主人公君がじつは自分の能力も含めて見つめなおすストーリーになっていたのもよかったです。 @ネタバレ終了 ラテアート可愛かったです。 素敵なゲームをありがとうございました!