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方舟のイヴXで本作の配信開始ポストを拝見し、美麗な絵とあらすじに惹かれプレイさせて頂きました! @ネタバレ開始 知り合い以上友達以下の不思議な顔見知りの面々と共にいきなり舟で目覚める場面からスタートし、右も左も分からない状況で突如流れるデスゲームのようなBGMが嫌でも状況を分からせてくださりある意味親切だなと笑ってしまいました。 AI曰く、この場に集められた不思議な男性メンツの共通点は、「主人公への好意があること」。 近所の牧師様、義理のお兄様、同じ大学の男子生徒……三者三様の関わり方をする麗しい殿方たち。 約一名を除き次々に彼らはAIの言葉を肯定し、主人公への想いを告白し始めるところまでが最初の導入で、序盤でそれ言っちゃうんだ!?!?と、乙女ゲームとしてはものすごく斬新かつ新鮮なスタートになり、この時点で既に本作に沼っておりましたね。 この3人の中で馬田くんだけが本当にその話に心当たりが無さそうに見えたのは、果たしてどういう訳なのか……!?無自覚?無自覚か????それはそれで大変おいしいが!! もしかして、AIの語った言葉に咄嗟に便乗して、主人公からの好感度を早々に稼ごうとした嘘つきがこの中にいたりするんでしょうか……? 今のところ頭が回りそう&笑顔で裏切りそうという意味で怪しいのはぶっちぎりでいばら様なんですが……(褒め言葉) そんな風にあれやこれやと色んなことを考えながら、プレイを始めさせて頂きました。 ※なお、この感想文はプレイしながらリアルタイムで書いておりますため、少々長文かつ乱文になってしまうかもしれません。本当に申し訳ございません(先手謝罪) 科学者と牧師という正反対の職種と気質ゆえか、いきなりバッチバチのお兄様といばら様。 仲裁とは言いませんが、ここで冷静に「信じたいものを信じればいいだろ」と第三者として言葉に出来る馬田くんに、「もしかしてこいつ、オラオラっぽい見た目で根は結構真面目でかわいいやつだな……?」(知ってた)と私の第六感がビンビン告げていました。 俺様担当かと思いきや強引に「生き残りたいから俺を選べ!」とも言わないしなあ。優しいこやきっと。 そしてやっぱりいばら様、あやしいよなあ。分かる分かる。 でも、あからさまにあやしすぎて逆に白なんじゃね?って気もして来るんだよね。断じて褒め言葉です。 って思ってたらいきなりバッド(ゲームオーバー?)引いた~~~~!!!!!! いばら様に他の人滅多刺しにされちゃったよ~~!!!!!!ひん!!!!!!! 陰口はよくないよね!!!!!!でもフォローしてあげたジャン!!!!!!!!(白目) なるほど、こういう感じの中途バッドありなのか……気を付けよう……いや、気を付けてても殺される時は殺されるだろうが……。 でもいばら様好きです。バッドエンドでもほんまに絵が宗教画か?ってぐらい美し過ぎて「いばら様がそんなお顔で喜んでくれるならまあええか……」ってなってしまう。目を覚ませ。 施設内を探索しつつ、ここが本当に船上であること、人の知恵を運ぶためかのように情報が詰め込まれた図書館があること、そして馬田君が愛犬家であることを知りました。ケロべちゃんと一緒にいる時の笑顔可愛すぎんか君???? 見取り図をメモに書いて寄越してくれたの本当に可愛い。馬田くんが段々近所の小学生の男の子に見えて来た。 一人につき三つの真実かあ。嫌なことするな~~~~!!!!!なんかマダミスみがありますね。 主人公のことが好きだ云々はこの「真実」の中には含まれていないのかな。 むしろ逆に「〇〇は主人公のことが好きではない」みたいな内容が出て来た方が詰むんだよね、この状況って。 これはただのデスゲーム(ただのデスゲームって何????)じゃなくて、あくまでも主人公に好かれる・選ばれることが最優先なわけで……。 (色々探索中) あ~~~~~っと!!!!資料室で見てはいけないものを発見してしまいましたね~~~~!!!!!!(大喜び) 歯ブラシに、爪に、髪の毛……なるほど、秘密ってこういう方向性……え、お兄様にはこれがあと二つあるの……?????まじ?????? キモイお兄ちゃん大好きなのでなんか嬉しくなって来ましたね。夜這いの写真エッッッッロ!!!!!!!!!!!!!!! んん?????馬田くんもしかして人外?????????ケロべちゃんもガチのケロべロスの可能性ありそうだし。 ちょっと意外。人外の可能性あるとしたらいばら様だと思ってた。お手紙で100年ぶりとか言ってるし。 そもそも一見人の良さそうな金髪ロング牧師がただの人間なわけないしな(ド偏見) え~いばら様暗殺者でもやってたんだろうか。でも冷房のリモコンだけは用途が分かんないな~。どういう意味があるんだろうこれ。 一通り探索が終わったのでここから個別ストーリーを読んでいく!!!!!!! 当方引くほど近親属性の男性が大好きなもので、攻略はせいめいお兄様からいきます!!!! キャラ選択の個別画面の絵とデザインめちゃくちゃカッコイイな!?!!?!曲もそれぞれ合っててお洒落。 おいおいおいお兄ちゃん照れ顔とラッキースケベ多いの嬉しすぎる。可愛い。 半裸立ち絵ほんmoneyありがとうございます。酔いどれスチルエッチ過ぎませんか?ここはD〇siteではありませんが大丈夫ですか???? 初恋と罪悪感を極限まで拗らせててめちゃくちゃ可愛いなこの人。 でも色々実際の行動に移しちゃってるから、結局「自制」は全く出来ていないのがとてつもなくエロい。本当に。 あの三人の中で一番のむっつりドスケベ。ありがとう。世界に感謝。 ん~~~~~~探索とお兄様の考察から考えるに、世界が終わった、世界を創り直す云々はガチなんだろうね。 核が原因かはともかく。今回の件が神に等しい上位存在?の企てであることも。 ただ、他の二人が人外の可能性が高いことを考えると、現時点では「人間の中では比較的賢い部類」のお兄様では辿り着けない真実があるのが真実、って感じがする。最初に選んである意味正解だったかも。 オワ~不穏~~~~バッドエンドで知恵の実か生命の実を食べちゃうイベントとかあるのかな~。こんなもん食ってバッドエンド行くために存在してるだろうしな!!!!!!!!!!! アダム候補三人はともかく、イヴ候補が主人公一人だったのはなんでなんだろう。 種より母体候補が多い方が色々と効率よくないか?とかカスみたいなことを考えてしまった。カスですみません。 あ~~~~~~~おでこキッス可愛い!!!!!!押し倒しキッスのスチル最高~~~~!!!!!!!美!!!!!!!ありがとうございます!!!!!!!! 兄妹の初めてのキスイベントなんてなんぼあってもいいですからね。たとえ夜這いで先に1000回していたとしてもね。うん。 「俺はもう、お前の奴隷だ」あ~~~~~~!!!!!!!あ~~~~~~!!!!!!!!この人言葉選びがいちいち被虐的で最高なんだよな!!!!!!!!!!!!!!! え!?!?!?!?!?!?すごいなにこれ!?!?!?!?真実対話!?!?!?!?!?!?!?戦うの!!!??!?!?!?? 「証拠を突きつけよう!」!?!?!?!?推理ゲームみたいでめっちゃ興奮しました。すげ~~~~~!!!!どうやって作ってるのか全然わからん!!!! なるほど。秘密を全部知った上でそれでも受け入れる、って覚悟を見せなきゃいけないんだな。 まあ他の二人殺すことになっちゃうんだしそれぐらいはしないとだよね。……エ!!??他の二人死ぬの!?そうだった!!!!!えーーーーんやだやだやだ~~!!!!!!!全員ハーレムエンドで楽園爆誕じゃあかんのか!?!?!?!?ダメだろ!!!!!人として!!!!!!!!!! その後無事に(?)勝利しお兄様との新世界創造エンドに辿り着きました。 二人の関係を咎める人がいない世界で“楽園”で暮らす彼らが幸せそうなのが、皮肉すぎてとてもよかった。 よく考えたら、彼らに関してはここに至る前に禁断の果実を口にしてしまっていたようなもんなんですよね。「義理の兄妹」っていう。 他の二人の断末魔、処刑シーンを見せられなかったのは少し安心したけれど、それは優しいようで、逆に優しくないような気もしました。 本人たちがどう思ってこの世界で生き残って、死んでいったところで、上位存在からすれば 「最初の番を決めて世界をやり直すこと」以外、心底どうでもいいんだろうなって……。 ふと真実対話に負けたらどうなるんだろと思ってやりなおしたら、普通にタイトルに戻されてワロタ。だ、だって、好奇心でぇ……。 次!馬田くん!!!!!!! 選択画面のBGMが和風だ!!!!!ゑ!!!!!かっこいい!!!!!!!!!! 初手半裸!!!!!!!お前も風呂覗かれるんか~~~~い!!!!!!!!!!!え、じゃあ、のちほどいばら様も覗けるということ??????? 照れ顔かわい~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!あと困り眉立ち絵かわい!!!!!!!!!!!!! 「今度はちゃんと守る」……かあ……。主人公は、昔の恋人の生まれ変わりとかなのかな。 それで、殺したのがいばら様だったり?馬田くんもよくわかんないけどあいつは信用するなって最初に言ってたしな。 今更なんですが、お兄様が細胞の研究者なのが意味深に思えて来て仕方ないんですよね。 なんかその、主人公が、誰かのクロ―ン……だったりしないかな?って……(深読みのプロ) スマホの話で、二人の人外説がほぼ確実なものに……。そして何も臆することなくスマホの中身を全部見せてくれる馬田くん愛しい。 メンヘラワイにあまりにも刺さるキャラ造形やめてクレメンス。推しトーナメントのダークホース過ぎる。馬だけに。 オギャ~~~~~キススチル可愛い~~~!!!!!!!!ていうか、このルートの主人公ちゃん魔性の女過ぎませんかね!!!!!!!!!!!!!! こんなん私でも照れるしチュ~~しちゃうが!!!!!!!!!!!!!!!!!! お兄様と違って、お互い好きなら一線踏み越えることに躊躇う理由が無いしな。他の二人は。 一方お兄様は一人延々とさくらんぼのヘタを結んでいたというのに。ずるいな。 君料理も作れるの?!!!??!?!?好き嫌いも知ってくれてるの!?!?!?!?スパダリ!!??!?!?結婚!?!?!?!?!?!?!(オタク特有の拡大解釈) スーパーダーリンっていうか、もはや嫁に見えて来た。大型犬過ぎてかわいい。 正体人狼とか山犬とかだったりしないかな。犬耳似合いそうだから。 お姫様抱っこでお部屋連れて行ってくれるのうれしうれし~~~~!!!! 紳士さと青年っぽさのバランスがとても、いいね……。 あ~~~~~~~~~~初々しい!!!!!キススチル右下のケロべちゃんのやり切った顔が画面に映った私の微笑みと似すぎ過ぎてわろた。サンキューケロべ。 「何があっても、お前を俺は愛してしまうから」この秋!イケメンに言われたい台詞2026!!!!!ナンバーワン!!!!!!!!!!! あっ………………いばら様……………………(終わりの始まり) お兄様のルートで他の二人が出て来なかったから油断していた、のは、あ、る………………。 ここで扉を開けたら100000%バッドだと分かっていました。それでも私は開けました!!!!!!ガハハ!!!!!!! ヒェッ、馬田くんが生首にされちゃった……されちゃったからにはもう、ネ…………。 いばら様に唆されたんだとしても、お兄様がここまでのヤンデレ適性を隠し持っていたのかと思うと正直興奮を禁じ得ないですね。 最初から挙動が怪しかったいばら様とお兄様はともかく、馬田くんも別の人のルートでこういう感じで豹変or敵対する可能性があるのかと思ったらドカ鬱なんですが。信じられる人(ほぼ人ではない)実質この人しかおらんのに!!!!!!!!!! 真実対話!!!!!!君が最初のアダムだったんですか!???!?!!?!?!?!?!?いやそれはずるいずるいずるいチートチートチート!!!!!!! 審判!!!!!!審判~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!(?) つまり……主人公ちゃんがイヴ役だったのは…………あ~~~~~~~~~~~(納得大の字) 馬田って変わった苗字やなと思ってたけど、これもしかしなくてもアダムのアナグラムじゃん!!!!!!もっと早く気づけたろ!!!!!!!!!!!!! 全~~~然人狼とかじゃなかった。はずかぴ♡/// めっちゃ余談ですが、主人公含めたキャラのネーミングの由来が知りたいです。機会があればぜひ。 ル シ フ ァ ー (全てを察した顔) 今日からね……僕がルシファーってことで………………。 あ~~~~~~~なるほど~~~~~~。お兄様が蚊帳の外過ぎて発狂した気持ちが今更理解出来たな。お兄様本当にかわいそう。 てか、かき回すだけかき回してあの後一切出てこないいばら様なんなの!?!?!?!?!?!?!? 主人公が生命の実を食べるバッドエンドマ~~~~~~ジで悪趣味過ぎて大好き過ぎる。よかれと思ってやったことが最悪の結末を招くのほんま全身に栄養行き渡って満面の笑みになるな。ちなみに信じられないかもしれませんが褒めています。 アダムとイヴエンドの方も、「生まれ変わり続ける恋人達の時間を超えたラブストーリー」として一つにまとまっていてとてもよかったです。歴史は繰り返す。こういうお話だ~~~~いすき!!!!!!!!!!!!!! 何度でも人類の父になるんだなあ、馬田くんは。だからあんなにスパダリであり嫁だったのか。全て納得出来ました。 でも馬田くんが原初のアダムなら、お兄様は今世のアダム枠だったと思うんだよね。そう思わないとやってられないだけ?それはそう。 次、いよいよいばら様…………行くのが怖いよお!!!!!!!!!!!!!!!!! 今となっては選曲のアレンジが不気味に聴こえてくる!!!!!!!!!でもこのアレンジめっちゃクセになるから大好き!!!!!!! あ!!!!!風呂上がりいばら様かわいい!!!!!!!!裸体覗けなかったのは残念だが。 上品な見た目と口調に反して生態が結構ワイルドなの笑う。ギャップ萌え。 髪の毛ふきふきスチル美少女すぎないか??????あどけな!!!!!!!かわいい!!!!!!!!!!!!!!!!! 言うタイミング逃してたけどこの見た目で36ちゃいなのだいぶ興奮するな。その長髪は恋の呪いだったのか。怖きも可愛い。 若干話は逸れますが、長髪を首元で巻いているキャラデザの男性大好きなのでほんまドストライクなんですよね……いばら様……。 寒さが苦手?????何かのヒント??????もしかして冷房のリモコンって………………。笑顔かわい。 お付き合いしたい年齢~イベのいばら様スチルも台詞も可愛すぎる。美少女と人妻感を両立しているの何?バグ???? 人外っぽいのに36歳をちょこちょこ強調するのって何か意味があるのかな~~。 赤い薔薇イベやっば!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!気軽にバッドエンド量産すな!!!!!!!!!!(褒め言葉) うわああ……どの結末も最悪………………おぉん…………。 咄嗟にゆりちゃんの腹掻っ捌く判断が出来た馬田くん優しいけど、やっぱどこか複雑な歪み方をしていて、ええな………………。 あ~~~~~~そうか そうだよな あのお話には蛇がいたな…………つまりそういうこと……。 いばら様はちょっとやり方が極端なところはあるけど、今回の話に至るまで長年一緒にいて直接的なアプローチはしてなかったし、年齢差のことも気にしてる乙女だし、作中でも基本的には何も押し付けることなく主人公の気持ちに寄り添ってくれてたんだよな。 だから、主人公への気持ちは本物に、見える……よなあ、やっぱり。 「一人の男性の部屋に、何の覚悟もなく来たりしません」ゆりちゃん、そいつは殺し文句が過ぎるってもんだゼ………………! 「僕といる時に、他の男の話はしないって約束したでしょう?」ぐあ~~~~~~メロすぎる~~~~~!!!!!!勘弁して!? オ゜ア゜ーーーーーーー!!!!!口に指つっこむのエッチ過ぎるでしょ!!!!!!!!!何!??!!?!?!??!?!?!?? 指ちゅっちゅするゆりちゃんあまりにも、あまりにも、その…………フフ、下品なのでやめておきますね……。 真実対話!!!!!!!!!!!! あ~~~~~~もしかして冷房ってあれか!!!!!!!蛇だから!!!!!!!変温動物!!!!!!!!!!!!!!なるほどね!!!! ルシファ~~~~~~~!!!!!!!!!神様を愛しているけれど憎んでもいるって……そういう……。 やっぱり36歳どころではなかったな!!!!!!!!!!!!!!実年齢に比べたら36歳なんてもはや誤差だろ。 「愛しています。愛しているから、したんです」重くて不器用な言葉すぎる。好き。 愛っていう感情を教えてくれた人はいても、その感情との向き合い方を教えてくれる人が蛇にはいなかったのがね。かなしいね。 何その立ち絵!!!!!!かわいいーーーーー!!!!!!!(涙目のやつ) 「愛から返ってくる愛情を、知らずにいるのだ」腑に落ちすぎた。これからたくさん話し合って幸せになれ~~~~~!!!!! 数千年生きてるのにずっとあどけない表情で笑って、ある意味一番純粋な理由で行動していて、本当に無垢な少女みたいだ。 突然の新世界の神になる宣言!??!?!?!?!??!?でも理由はちょっと納得出来る。 ア!!!!!!!!!馬田くん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 「初めてですね、貴女が僕のことを好いてくれる世界は」お~~~~~~~~ん(号泣) 馬田くんは豹変もしてないし、別に悪くもないのがね。余計に悲惨な結末だよね……。 転生エンド!!!!!!!!!!!!!!!!!!??????????????? あーーーーーーー運命捻じ曲げて無理矢理割り込んで来たやつには来世での関わりもやらねえってか!!!!!!!!鬼だな!!!!!!!!(褒め言葉) 他の人達はゆりちゃんの近くにいるのにね。悲しいけど、このエンド結構好きです……。正しく「自業自得」で……。 ルシファーいばら様かっこよ!?!??!?!?!??!?!??今更ですが髪の描き方がすっごい好きです。 いや~~~~~エッチエッチエッチすぎ!!!!!!!!!!こういう世界になっちゃうエンドもすっき!!!!!!!!!!!!! このエンドのおまけシナリオとかないんですか???????その えーーーーーと 例えば 夜の話 みたいな?(欲望に忠実過ぎるオタク) 悪魔に振り切れた主人公といばら様のその後めっちゃみた~~~~~い。淫靡な生活とやらを見せてくれ。頼む。 おそらくこれで概ねコンプリート!!!出来たかな!?!?!? 言わなくてもきっと伝わっていることと思われますが、とっても面白かったです!!!!!!!! 結局3人とも3人の尺度とやり方で主人公のことが好きだったのは真実で、どうも疑ってすみませんでしたと素直に土下座したくなりました。額で地面にキッスしながらこれを書いています。 てかそもそも、そうでなきゃ上位存在に選ばれてないよねっていう……。斜め上の深読み癖やめな?????? @ネタバレ終了 読むだけで疲れるクソ長文になってしまったので返信はご不要でございます!!!!!!!! 素敵な作品をご制作くださり誠にありがとうございました!!!!! 次回作も!!!!ぜひ!!!!!お待ちしておりま~~~す!!!!!!!!!! -
方舟のイヴ改めて、この素晴らしい作品を創り上げてくださったせいきち様に心から感謝申し上げます。本当に大好きです! @ネタバレ開始 4つ目のエンディングは本当に感動的でした。イバラが可哀想でなりませんでした :< @ネタバレ開始 -
オモイデオンラインストーリーの感じとか小学校が舞台ってのがめちゃくちゃおもしろかった! @ネタバレ開始 後半の綾瀬と30代の男性が幸せな家庭築いてるところを主人公が眺めてるところほんとに心にきたし学校が少しずつ消えていくところも悲しかったけど前向きにがんばる主人公が本当に輝いて見えてすっごくおもしろかった -
魔女狩りは嘘を愛した面白かったです! @ネタバレ開始 一番好きなエンドは、エンド2です! 紅の秘蹟の歪んだ重い感情がとても好きです。主人公に術をかけた後(と解釈)、どろどろに過保護になっている所がいいな、と思いました。推しカプです!邪険に扱っていたけれど、本当は甘やかしたかったという紅の秘蹟のギャップがいいですね!好きです! 一番好きなキャラはジェームズと碧の秘蹟です。 可愛い顔してえげつないお兄さんと、百合百合なお姉さん…!性癖です! 妄想が捗るので、彼らの二次創作を描いてみたいです! バッドエンドが多いところも好みでした! @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました! -
飼音くんはハムスターしか見ていない!!プレイさせていただきました~! もうタイトルの時点で完全にハムスターしか見ていない。 ハムかわいいよねハム。昔嚙みつかれたことあるけど。 @ネタバレ開始 嫌いなモノの名前を言いたくないがために(わかる)、ネッピーハッピー呼びしてるのが面白かったです。 自分もネズミは得意ではないけどウサハムは大丈夫なので、「え、ウサギはいいの?」って聞かれたら言葉に詰まりますね。 交流を深めてなんとかハピエンに行けました。でもまだハムスターの壁は超えられそうもありませんね。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました! -
人魚と星結びの海賊星、海、人魚……と、美しく、悲恋の香りが漂う要素が散りばめられたタイトルが気になっており、プレイさせていただきました! 作者様の作品は全てプレイしていますが、今作はどんな悲恋が待ち受けているのか、プレイ前からハラハラしていました。 @ネタバレ開始 そしてクリアした今、想像を超える悲哀と衝撃で放心しています(笑) キャラ毎に感想を.。o○ ■ミオちゃん 美しく可愛く、天真爛漫な人魚ちゃん。 陸にこっそり上がっては、人間社会を楽しんでいるのが微笑ましかったです。 心優しく素直で朗らかで、これは人魚とか関係無しに皆彼女を好きになってしまいそうだな~と思いました。そりゃあオリオンも落ちてしまう。 かなちゃん作品のヒロインちゃんは皆本当に可愛くていい子なんだよな~。心が洗われる。。。 だからこそ、彼女たちが辿る結末が美しくも悲しいのが、より映えるんですね。 善良な魂過ぎて、創造神が与える試練を乗り越えて、どうかIF世界では溢れんばかりの幸福に満ちた人生を送ってほしいと心から願っています。 ■オリオン 今作のヒーローもとい、愛重かわいそ男のオリオンくん! 褐色の肌に黒髪紫眼のイケメン!!好き! 最初は警戒心つよつよで、ミオちゃんにもツンツンしている彼が、段々とミオちゃんに心開いていく様子にキュンとしました。 それが、声優さんの演技でちゃんと感じられたところもすっごく良かったです!!言い方がどんどん優しくなってくの本当にイイ…… (私がいっつも最初からヒロイン大好き男しか書いてないせいで、こういう徐々に関係を深めていく話が新鮮で、すごく嬉しくなりました(笑)) 特に二人で夜空を眺めて、星座を作るシーンが大好きです!本当に美しい情景。あと、望遠鏡覗くスチルにときめいた!ああいう距離の近さを感じるのいいな~。 あとあと!二人でベッドに入っているところで、オリオンがミオちゃんに背を向ける差分まであったの豪華過ぎて!こういう差分すごく好きです!! そんな推せる二人……がしかし、ここは悲恋の名手が創った世界。そう簡単に二人が甘々ハピエン出来るわけがありませんでした。。。 オリオンの過去つら!→からの、海軍に捕まり→からの……ご、拷問!?!?!?に涙が止まりませんでした。 オリオン可哀そう過ぎやしませんか~!( ;∀;)しかも拷問相手、まさかの御父上!?ちょっと待ってくださいよ、いくら何でも実の息子にそこまで出来ますかお父様!!と画面前で止めに入りたくなりました;; いや~この拷問シーン、臨場感があって、かなりすごかったです。中々乙女向けゲームでここまでの拷問シーンに出会うことも無いのでは?!と思います。描写力がすごい。 これを見せられたら、もうやめてくれ~頭巾でも何でも渡すから~になっちゃう;; でも、結局どちらを選んでも……なんだなぁ( ;∀;) ミオちゃんがどこかに連れていかれてしまい、一人で砂浜でミオちゃんと見たあの日を思い返しているオリオンが悲し過ぎて切な過ぎて……! まだある片目からの涙に、私も涙が止まらないよ;; そしてこれがTrueEndなんですね……あぁ悲恋。なんて儚く美しくそして悲しいのか……と余韻に浸っていたら…… !?!?!?!?!?!?!?!?!?!?! え!?ちょっと待って下さい!! え!?イドリス~~~~~~!?!?!?(→初見でTrueEndに逝ってしまい、絶望と驚愕で震える🍑🍋) なんてこった……いや、かなちゃんの作品だものね。ただの悲恋なわけがねぇ!……なんですが、うぉ~~~~これは精神ガチめに抉られるやつ!(笑) 衝撃がすごすぎて、放心しながらイドリスの書斎をガサガサ漁っていますよガサガサ。 言葉が出ない……あまりにも衝撃的でした…… イドリスは、人魚になりたくて、その力を手に入れたいわけですかな。さらに、ミオに憧れてもいて……。 だけど、どうやるんだろう。人魚の血は回復能力があるらしいから、それを啜る……?(おい)それとも、人魚を人工的に繁殖させて?研究して、人間が人魚になる方法を模索していく……とか!? 書斎のアイテム一個一個が、コンパクトにまとまっていて、お洒落で、パズルが繋がっていくような感じを体験出来て良かったです!だからこそ辛さと衝撃も積み重なる!!(笑) いや~、これは予想していなかった。後述しますが、私イドリスすっごい好きになっちゃってて!儚げな美青年……なんていいやつ……なんて思ってた日が懐かしい。 いやでも、こういう裏の顔が魅力でもありますな。 かなちゃん作品のメガネ男子は、毎度、私の想像をはるかに超える展開を見せてくれるため、毎度度肝を抜かれている気がします(笑) うぅ……かしのき悲恋、いとをかし…… オリオンは本当に昨今稀に見る可哀そう男だったので、どうか彼が幸せになれる世界を与えてあげたいです!! ■イドリス イドリスくん……いや、イドリス様! 最初の出会いで、なんて儚げな美青年!足がお悪いのですね……でも、二人を助けてくれるなんて、なんて心の優しい青年なのかしら。と、初見ですぐに好きになりました。 資産家で、優しくて親切で心が広い。出来た人間だな~なんて思ってました。 三人でお花の冠作って戯れたシーンが、今作一楽しかったです! ……だからこその!真相を知った時の衝撃ったらなかった!! ぜんっぜん想像していなくて。でも、もう一度見返してみると、確かに!?というセリフとかあって、すごかった。 私は最初から最後までイドリス様の手のひらの上で踊らされてたのね!!と画面前で踊りました(?) 彼の境遇、そして人魚への憧れ。それが彼を狂気の研究へと駆り立てたんですね。 真相エンドからの書斎探検……震えました(笑)そして、人間として生まれていたオリオン似のお子がデリートされてたの見て吐血しました;; イドリス様怖いお人ですね……。だけど、彼には彼の信念があって、普通に歩きたいと渇望することは何らおかしくなく、理解出来る感情であり。 彼は狂気を持っているけれど、でもそれを責められる人は誰なんだろうって考えたり。オリオンとミオちゃんは責めていいけど!私は責められないなぁ。 彼が本当の意味で幸せになれる展開も見てみたいなと思いました。 特典画像が本当に泣けた……!これが正史ではダメなのですか!?こんな幸せがIFだなんてそんな~( ;∀;) でも、悲恋あってこそのこの画像ですね……!!脳に刻み付けます! おまけに、声優さんのフリートークがあったのすごく豪華で驚きました!色々聞けて楽しかった♪声優さん方皆さんキャラクターにピッタリのお声と演技で、目でも耳でも楽しめる作品でした! イラストやUIが全体的に、少しセピアがかった色使いがされていて、懐かしさを感じてとても好きです!BGMの選曲も世界観にピッタリだと感じました。 タグに鬱エンドってあって、全てに納得です(笑) @ネタバレ終了 美しくも儚い悲恋が好きな方、衝撃的な展開が好きな方におすすめです! おそらく、想像以上の悲恋と衝撃が待っているハズ……! 素敵な作品をありがとうございました! 今後もご活動応援しています!! -
優しくするなら最後まで!異形頭が好きなのでとても楽しくプレイさせていただきました~。 @ネタバレ開始 どのキャラも魅力的でしたが、ゼレットさんが一番好きでした! @ネタバレ終了 -
伊織くんの恋愛事情まさかの伊織くんメインの物語!楽しめました! @ネタバレ開始 まず、クリア後に13歳だったことが発覚してビックリ。 ものすごい落ち着きっぷり!人生2回目とか苦労した方なの!? デートのエスコートも声まで大人だ…! この男、女子との付き合い方に慣れている…!(幼なじみの影響かな?) けどママ呼びが発覚したりと年相応の可愛さもあって、ギャップが素敵でした。 楽しい時間も終わり、お別れの時。切ないけど爽やかな別れ…。 けど、主人公ちゃんが10年後に「出会えてよかった」と思えたのが良かったです。 そして伊織くん、相手は誰なのかな?まさか吹奏楽部の子だったりしないのかな!? @ネタバレ終了 はじめからフラれるとわかっていたので心構えはしていたけど、爽やかなエンドでした! 素敵なゲームを作ってくださり、ありがとうございます♪ -
Handless×Nohunt制作の様子見て内心クラウチングスタート決めつつも出遅れましたが…先程クリアしました…!。°(°´ω`°)°。💘✨✨✨ @ネタバレ開始 ずっと追いかけますね♡ってする主人公ヤンデレルートも好きだし…最期に貴方の手にかかって逝きたい♡ルートもキュンキュンしてもう好きすぎる…!!(っ˘꒳˘c)💘💘💘💕💕 なのに…!! なのに更にお揃いになって!!愛の告白されちゃって心配してくれるしお互いラブラブなのいっぱいちゅきです…!!涎いっぱい出ました!!。°(°´ω`°)°。💕💕💕💕💕 @ネタバレ終了 素敵な作品で胸がいっぱいです!!生み出してくださりありがとうございます!!(っ˘꒳˘c)💝🍀✨✨ -
ツェザリ『ツェザリ』をプレイさせていただきました。 文章やシナリオはもちろん、画面演出に至るまで洗練されており、登場人物の描写や二人の関係性に深く思いを馳せながら没頭いたしました。 @ネタバレ開始 ◆文章・演出 ツェザリが初めて魔法を使うシーンでは、「呪文もなく」というさりげない一言だけで、動作の鮮やかさと彼の魔法の力量が見事に表現されていました。 クモの描写における「脚を含めず体長2メートル」という表現も巧みで、ただ「全長8メートル」と語られるよりも形状のイメージにブレが生じません。それだけに、オルガが覚えた生々しい引き気味な感覚までくっきりと伝わってきました。 これらの表現に限らず無駄な文章や言葉がなく、一つひとつが丁寧に選び抜かれた作品なのだと序盤から簡単致しました。 また、ツェザリの例え話に異世界独自の動植物が織り交ぜられている点も魅力的です。 読み手にとっても未知の存在だからこそ、会話についていけないオルガと自然に感覚を共有できます。 作中人物としてのリアリティある会話でありながら、主人公と読み手の感覚を巧みにシンクロさせる手腕が見事でした。 テキストだけでなく、音やグラフィックの効果的な使い方も強く印象に残っています。研究室がドタバタと片付けられ、積み上がった本の上に紅茶のカップが置かれる場面では、SEの組み合わせが子気味良く、慌ただしい臨場感が伝わってきました。 オクスァルが一瞬だけ画面に表示される演出も、ポーズの情景が浮かぶと同時に絶妙なテンポ感があり、思わずクスッとさせられました。 とりわけ本編ラスト、転移魔法のカウントダウンからエンディングテーマへと雪崩れ込む流れは実に映像的で、大好きな演出です。 ◆本編 冒頭、オルガが助手を引き受ける導入からして、削ぎ落された描写で人物像を浮かび上がらせる手腕が光っていました。 先生の頼みを優等生ぶって引き受け、後から後悔する姿が事前に描かれているからこそ、ツェザリの強引なペースに巻き込まれた際も「この子なら嫌だと思いつつも拒めないだろう」と自然に腑に落ちます。 最小限の描写で、彼女が流されてしまう必然性を提示できているのが見事でした。 なかでも、繊細な作業をツェザリに褒められる場面は強く心に残っています。 同行を許されず「役に立たなかったのでは」と落胆した直後の承認であり、しかも読者は採取の過程として直前に体験している。 どれだけ努力しても平均止まりだと自認し、だからこそ優等生の面目を保とうとするオルガにとって、圧倒的な自由人であり天才であるツェザリからの評価は、抗いがたい甘い毒として作用したはずです。 また、その際の彼女の心理変化も巧みでした。「嬉しい」という直接的な表現や赤面などのわかりやすい身体的描写を避け、褒め言葉を反芻しながら自己の内省へと没入していく。 そして最終的に彼の傍らにある非日常的な日々の魅力を自覚することで、読者は彼女のそれまでの反応を「喜び」だったのではと着地させることができます。この感情の提示順序が実に鮮やかでした。 同時に、彼女が助手を引き受ける心理的動機にも納得がいき、まさに知りたかった心理描写が絶妙なタイミングで差し込まれた感覚がありました。 本編を通じて、オルガの感情描写には見事な一貫性があります。一人称の地の文において、呆れや不満は言葉として吐露されるのに対し、ツェザリに対する好意や照れは直接的な言葉で語られません。 例えば映画へ行く場面も客観的にはデートそのものですが、オルガの独白を文字通り受け取る限り、喜んでいるとは断定できない。しかし読者はこれまでの彼女の動揺を知っているため、「言葉通りの拒絶ではないのでは」とも読めるし、「実際に呆れている」と解釈しても論理が破綻しない。受容の幅を残した書き分けで、この表現の選択がキャラクターの心情の読解に奥行きを作っていると感じました。 オルガの好物を聞き出し唐突にアピールするツェザリは、一見すると不器用なアプローチをしているように見えます。 オルガが彼の真意を測りかねている傍らで、私も「好意だとは思うけど、彼女に執着する理由はなんでなんだろう?」と疑問を抱いていました。 しかし、首飾りを渡されるエピソードを見た瞬間冒頭の視線が結びつき、ほぼ一目惚れに近かったのだとハッとさせられました。 首飾りを巡る一連のくだりも、非常に味わい深く読み進めた部分です。 「似合っていた」という言葉を「彼は見たいものしか見ていない」と冷ややかに解釈し、しかしその後自分には不釣り合いだと感じつつも、どこかで彼の言葉に期待してしまう揺れが描かれます。 オルガはこのシーンのように、まず悪いことを先に置くことで自分にブレーキをかける理由を考える人なのだと思いました。 その背景には、自分を平凡な人間だと捉えていることもありそうです。努力していることさえ、彼女自身は能力の不足を補うために優等生ぶっているのだと説明する。 ビアリク先生が誉めていたように、恐らく彼女の自認と実際の評価は必ずしも一致していません(ビアリク先生が生徒をよく見ているいい先生だというのもあるでしょうが……)。 けれどブレーキをかけてもそれだけでは自分の気持ちを処理できない。 そのために、望みを認めるまでに一度遠回りする人物なのかなと、彼女の人となりを見ていて感じました。 パーティーでのシーンも、私が感じた設計意図と重なっているように感じられました。 彼女が首飾りを着用した真意は語られず、読者はその行間から感情を推察することになりますが、ユゼフの申し出に対する彼女の反応まで追うことで、この比喩的な対話の深みがより際立ちます。 ユゼフの言動もまた、直接的な愛好を口にせずとも本心が伝わる秀逸なものでした。 それでもなお、オルガ自身は「ツェザリに指示されたから」と言い聞きかせようと試みますが、私にはここまでの積み重ねの結果、それが素直になれない彼女らしい言い訳として響きます。 一人称の告白を読み進めながらも、真実を字面通りには受け取らせない語りの妙に魅了されました。 自習室にて、ツェザリの甘美で愛おしげな視線を寒気と評する場面。 流されてはならないという防衛本能の裏で、好きになれば苦しむと分かっている相手に抗えず惹かれ始めているオルガの危うさを感じ取れました。 映画がラウラの差し金だったという事実も面白かったのですが、ラウラがツェザリの好意をあっけなく明かした後のオルガの挙動が実に興味深いです。 彼女は「抽象的な話を、ひとまず抽象的なままにとどめておくことにした。」と思考を逃がそうとしますが、前後の対話も含めれば好意の存在は明白です。 ここも気づかなかったのではなく、自覚を回避するために見ないふりをしたのだと捉えることができ、心の描き方が繊細でした。 抱きしめてくるツェザリを描く際、「恋人に甘えるしぐさ」とも「お気に入りのぬいぐるみを抱くこどものよう」とも捉える一文が大好きです。この表現に彼の性質が鮮明に表れています。 その後のオルガの「考えても無駄だ」という言葉も突き放す意味ではなく、普通という型にあてはめるのをやめ、彼をありのまま受け止めようとする変化として読めるのが味わい深いです。 ツェザリが好意を明言して以降も、瞳と彼女自身を地続きに扱うツェザリの言葉に感性の異なる二人ならではの恋の空気を感じました。 印象的だったのは、ツェザリの嬉しそうな様子は地の文を通して描かれるのに、オルガの内心は最後まで「どうしようもない気持ち」としか名指しされない徹底ぶりです。 うつむく仕草や曖昧な会話など、単体では確定しない要素を二重に重ねることで、読者の読みでを導いていく見せ方の洗練された表現の巧みさに唸るしかありませんでした。 また、ラウラの存在が非常に心地よい清涼剤となっていました。「嫌なら毅然と拒絶すべきだ」と助言できる彼女の存在感は頼もしい限りです。 ツェザリとの関係を案じるオルガの吐露も、失うことを恐れる裏返しの不安から出ていると指摘する。オルガの恋する女の子としての側面を引っ張り出してくれるようで、彼女との会話には癒されました。 ラウラの「好きな間だけ一緒に居たらいい」という言葉は物語の総括のようで、短編として非常に気持ちのいい帰結でした。 ずっと一緒と決めつけず、先は分からないけれど今はお互い好きという着地点をとったからこそ、 この物語で二人の積み重ねてきた感情と結末がしっくりと噛み合っています。 このストーリーだからこそ美しく映える、最高の締めくくりでした。 ◆ツェザリとオルガ 会話に上がった異世界の生物を後から密かに調べて復習するオルガの生真面目さを感じられる描写が好きです。 こうした探求心や直向きさはツェザリの知的好奇心とも親和性が高く、瞳が気にいったからというのを超えてなぜこの二人が惹かれ合い、並び立つのかという必然性を補強しています。 天才と凡人という王道の枠組みに終わらない、二人ならではの固有の絆を感じさせるきめ細やかな描写でした。 番外編にてオルガへ魔法の施しをねだるツェザリの姿は、驚くほど無邪気な甘えん坊そのものでした。一方で、毅然とした態度で怒りを露わにするオルガの姿にはこの常識的な強さこそが彼を繋ぎ止めるために不可欠なのだと納得させられます。しかし、それまで傍若無人だった男がふいに見せる下手に出る態度は反則的で、思わず甘やかしたくなる魅力を放っていました。 オルガが意を決して意中の想いを口にしながらも、「困ります」と言い添えてしまう素直になれない生真面目さも可愛らしかったです。また、彼が自傷的・破滅的な行動に走らぬよう、悲しむ存在としてラウラやビアリク先生の名を挙げる場面も非常に美しい。それまで描かれてきた保護者二人との関係性が見事に結晶化する瞬間でした。 ラスト、眠りについたオルガを傍らにツェザリがラウラに向かって「僕は、君をここへ連れてきてよかったと思う」と呟くシーンも深い感銘を与えます。 ラウラへの謝意でありながら、その実オルガに対する最大級の愛情表現として響いてきました。 その言葉そのものがオルガとの出会いによって彼の中に芽生えた感情の変容を示しており、彼女の頬を愛おしげになぞる仕草も相まって、胸に迫るものがありました。 @ネタバレ終了 本作を読みながら感じたのは、言葉という檻で世界や人物を過剰に縛りつけることを慎重に避けていらっしゃるのではないか、ということです。地の文において安易な感情語を置かず、特にツェザリに対するオルガの情動が徹底して秘匿されているからこそ、読者は二人の関係性に深く想いを馳せることになります。 文章やシナリオ、UIや演出に至るまで、雑然としたノイズが美しく削ぎ落されており、十の説明を重ねる代わりに最も深く届く具体的な動作をひとつだけ置く。そして必要な描写は不足なくしっかりと残されている。そうした引き算の描写が作品の品格を高めていると感じました。 二人の変化が点ではなくいつの間にか状態が移っているように描かれる感覚や、割り切れなさを残したままこの二人ならこれでいいという納得感へ導かれていく過程も非常に魅力的でした。 無駄のない文章、感情を直接言わない語り口、余白を活かした画面構成、そして二人の未来を永遠と固定せず今はお互いが好きだから一緒にいるに留める結末。すべてが過剰に語らず、飾らないというひとつの美学で貫かれており、その洗練された世界観に深く感銘を受けました。 素晴らしい作品を体験させていただき、ありがとうございました! -
アヤコのお見合いめちゃめちゃ楽しかったです🎶雰囲気が素敵で、どのキャラクターも魅力的でした🥰 -
攻略対象全員受けアキくんが一番見た目が好きで全クリ後もアキ君が一番好きでした~! 現実だと大変だけどゲームだからこそ独占欲強めキャラいいですね! @ネタバレ開始 主人公からキスされて照れたり可愛いところがあるのもとてもよかった! BADの病んだ感じも高校時代の可愛いツンデレからヤンデレにランクアップ(?)した感じがとても良き。 あのBADから始まるちょっと大人なゲームとかも面白そう!と妄想が捗りました笑 楽しく遊ばせていただき、ありがとうございました! -
ときめけハムスター!! -
うたかたロストワン!プレイ楽しませて頂いています! が、肝心な部分(?)最後のほうのるか君の選択肢(救う・救わない)で「救う」を選択すると「ラベル:rukaは存在しません」というエラーが出てOKボタンしか押せず、押すとフリーズしてエンディングに辿り着けません。。>< ご報告までm(__)m
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伊織くんの恋愛事情切ない話、でも雨上がりのようなさっぱりとしたいい話でした。 @ネタバレ開始 伊織くんが顔だけでなく性格もよくめちゃかっこいい… そして声もめちゃかっこよかった… というか中一と聞いて驚いてしまったくらいです。 乃子ちゃんも可愛く元気でいい!! フラれる話、といいつつも新たなスタートができるようなとてもいいお話でした! 特に最後の苗字呼び、いいですね… でも最初の名前呼びよりも、きっともっといい関係になっていると思います。 @ネタバレ終了 とてもよかった~ 素敵なゲームをありがとうございました! -
スカーレットハートを捧ぐひたすら妹のめごちゃんが可哀想なお話でした。 分類するなら鬱ゲーでしょうか。 めごちゃん、ファッションの印象で地雷系というかヤンデレな女の子だと思ってたのですが…普通に兄思いのいい子やんけ!!!!!! @ネタバレ開始 兄マコトと違って健康体でスポーツもできる。そんなめごちゃんの健全さが、トチ狂った母親によって歪められていったとわかり、非常にしんどい気持ちになります。 むごい環境で育ったにも関わらず、兄を憎むことなく、周囲を恨んで攻撃的になることもなく、その発言や行動にはただひたすら兄への気遣いがあふれていて、心のきれいな子だなと思いました。 そんなめごちゃんが迎えた結末と母親の所業がひどすぎる。 こうなる前に兄がなんとかするべきだったのではと思いましたが、20才まで生きられないほど病弱、となると、兄ができることもたかが知れてます。兄は無力。 めごちゃんが家を出ればいいのでは、とも考えましたが、人外の力が働いてる以上、家から出ていても時が来ればやっぱり同じ運命をたどりそう。 結局、詰んでる。 どうしてこの子がこんな目に合わなくてはいけないのか。 この子の人生は何だったんだ? そんなことを考えてしまいます。 母親をぶっ殺せば結果は違ったんでしょうか…。 そんなわけで好きなエンドは断トツで4です。次点はエンド7でしょうか。 めごちゃんは生きるべき。彼女にはその権利があると思います。 @ネタバレ終了 -
章魚と思掛アプデありがとうございました&制作お疲れ様です!ワクワクしながら待っていました! @ネタバレ開始 出野くんのお声がイケボで素敵だなあと思って聞いていました! 新しい立ち絵も素敵♡個人的には横顔が好きです ストーリーは、伏線も発見できて楽しかったです! 結末4が一番好きなのですが、結末3も好みとして捨てがたいなと思いました! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました♡ -
メロウの呪い(まじない)탄탄한 스토리와 인물들이 매력이 뛰어나서 너무 재미있었습니다! -
知らない男に監禁されたからとりあえず対話を試みよう!ゲーム実況の方させて頂きました。 @ネタバレ開始 異世界物・魔法の使えるファンタジー系が好きなので、この世界は結構好きかも…監禁されてましたが… お世話をしてくれる素敵なスズさんでした、刺されるとは思いませんでした。 @ネタバレ終了 とても良い作品をありがとうございました。 -
メロウの呪い(まじない)全エンド拝見しましたので、感想を認めにまいりました。 ◆画面・音・演出 タイトル画面の優しいメロディと小さな波の音が、もう最高でした……! タイトルロゴはXで拝見したときから、めーーーちゃめちゃお洒落で素敵だと思っていました。ゲームを起動して、波の音と一緒に眺められるとそれだけでうっとりします。 ゲーム画面のあしらいも本当に素敵でした。ディープブルーに、白黒のコントラストがはっきりしたタコの足の装飾。見た目は印象に残るのに、読み進める邪魔には全くならないというのがすごい……。題材を生かしたモチーフの選び方も、それを画面にまとめるセンスも大好きです。 音楽は音数の少ないシンプルなものが選ばれていて、おとぎ話をもとにした作品の雰囲気にとても合っていました。美しい旋律の曲が多く、聴いているとうっとりしてしまいます。 フロースが歌う場面も印象的でした。歌声そのものを流しているわけではないのに、SEの音選びによってあんなに綺麗な歌を感じられるんだなあと。音で何を想像させるかというところまで素敵です。 @ネタバレ開始 ◆物語とヴェル 序盤で、妹を探すという目標と、そもそも妹が今どういう状態なのかという謎が示される。そのうえでヴェル自身も陸へ上がるかと問われる。この道しるべの置き方が明確で、物語を追いやすかったです。 一方、フレルくんの「それ以外の状態だったときに、彼女の“何”を戻したいのか…」という言葉には、そんな状態まで想定しなければいけないのかと怖くなりました。 最後まで読んだ今では、その問いが何に繋がっていたのかもわかるのですが、初めて聞いたときはまず、妹がどうなってしまっているのかという怖さが先に来ました。 岩場へ上がる場面でヴェルが自分なら登れると言ったときも、タコの足だからかな? と思った直後に説明があり、疑問を解消してから読み進められるのがありがたかったです。 海の中で傷まないように本へ呪いをかけていた、というような、この世界の暮らしがちらっと見える描写も好きでした。人魚たちが普段どう生活しているのか、そういう細部から想像が広がります。 ヴェルは品がよくて控えめでしっかりもの、それでいて流されるままにはならない、好きな主人公でした! 自分の意思で陸へ行くと決めるところを、あえて選択肢にしているのも印象的です。「私の意思」とこちらにクリックさせることで、彼女の決断を見ているプレイヤーにもその選択への責任が渡されるように感じました。 穏やかな人だけれど、自分で物語を進めていってくれるのが気持ちよかったです。 あと個人的に姉属性が好きなので、妹ちゃんとの会話も好きです。 家族との距離感の描き方も好きです。露骨に悪意を向けられているというより、家族との間に距離があり、ヴェル自身も引け目を感じている。その近づききれなさに生々しさがありました。 彼女の抱える問題も、過去にどんなことがあったのかを踏まえて描かれているので共感しやすく、この子がこれからどうするのかを追いたくなります。 そして設定資料で見た、呪われる前の尾びれの瑠璃色が本当に綺麗で……。アスピッドルートで色の話を聞いたあとだったこともあり、失われてしまったのが惜しいと思ってしまいました。今の姿に引け目を感じている彼女を見てきたぶん、自分までそんなふうに思ってしまったことに、少し申し訳なさも覚えます。 ◆アスピッド 声をかけても気づかないヴェルの肩を、アスピッドが軽くたたいて呼ぶ。初登場の何気ない仕草から、二人の距離の近さが一発で伝わってきました。相手は王女なのに、自然にそうできる人なんだなあと。登場してすぐの動作で関係性がわかる描き方がお上手です。 ヴェルが陸へ行くと決めた際も、心配しながら彼女の考えを理解し、最後には勇気を肯定してくれる。心配・同意・肯定の全部が乗った完璧な回答でした。こんなふうに応じてくれる人がそばにいたら、心地よいだろうなと想像できるし、それと同時にこの先にこれが崩れるという予兆のように感じました。 ヴェルの考えをほとんどエスパーのように察してくれて、それは彼女の側からも同じ。昔話をして笑い合える安定した関係も含めて、家族との間に距離があり、友人も少ない彼女にとって、どれほど特別な人なのかがよくわかります。 そんなアスピッドが王子からもらったブレスレットを見て一瞬妙な顔をするところが、一つ目のターニングポイントだと思いました。 嫉妬に近いものなのかなとは思いつつ、この時点で本人がどこまで自分の気持ちをわかっていたのか、つい想像を巡らせてしまいます。 呪いのために結婚を諦めていたヴェルは、これまで男性との交流はあまりなかったんですよね。 しかし陸へ上がったことで自分以外の男と親しくしている跡を初めてアスピッドが見たのだとしたら、それまで出なかった反応が出るのもわかる気がしました。 まだ恋と名づける前の、仲のよかった半身が離れていくような寂しさだったのかな、とも。 一緒に遊び、競い合ってきたヴェルを、アスピッドが自分の前から絶対にいなくならない人だと思っていたという描写にも、なるほどとなりました。 それが、彼女が危険な目に遭い傷つく姿を見たことで変わっていく。心の強さまで否定したのではなく、彼女の強さにも及ぶ範囲があると知ったのかなと読みました。 対等に競い合ってきた相手に、自分より弱い部分があるのかもしれない。自分と同じものではないのかもしれないと知る。幼なじみへの認識が書き換わる契機だったのだと感じます。 だからこそ、それまで励ましてくれていた彼から「おれの言葉が、あなたを追い詰めていたのかもしれない」と出てくるところが苦しかったです。 アスピッドが後悔する理由はわかるのですが、彼の励ましがあったから自分の行動を後悔せず、前向きにいられたヴェルにとっては、その支えごと揺らいでしまう言葉でもある。しばらく会いに来るのを控える、あまり頑張らないでほしいという言葉まで含めて、彼女にはどれほど残酷に響くのだろうな、と。 そして実際に、会えなくなったことで頑張れなくなる。 そうなると、彼の励ましが無茶をする支えにもなっていた、というアスピッドの見立ても外れてはいないんですよね。 そこから、自分は何のために頑張っていたのかを考えるヴェルが印象に残っています。正義感や、呪われたことにも意味があったと思いたい気持ちに加えて、アスピッドに褒めてもらいたかった、尊敬され続けたかったという思いがあった。誰よりも自分を見てくれる相手に、よく見られたかったのだと。 そこまで辿ると、彼を理由にしてはだめだと思うことも、どうしてそばにいてくれないのかと怒ることも、どちらも彼女から出る言葉として納得できます。それだけに、あの選択肢が大切な分かれ道なのだと感じました。 彼を理由にしてはだめだと考える選択肢では、他人を理由に動き続ければ行動の責任まですべてその人に向けてしまうのだと気づく。そうやって自分を見つめ直せる姿にも、アスピッドが認めてきた彼女の心の強さが見えた気がしました。 普段は前向きなアスピッドが、任務でのミスや父親の言葉などが重なりガタガタと調子を崩していくところにも、ちょっと興奮してしまいました……。 会いに来た理由を「おれがあなたに会いたいと思ったので」と言い直すところも好きです。彼女が求めているからではなく、自分が会いたいから来たのだと言う。 序盤からの彼の変化を、こういう言葉の選び直しで見せてくれるのがいいなあと。 そして、婚約者の話をすればヴェルの心が揺れるとわかったうえで話していたのには、思わず前のめりになりました。 この性格の幼なじみが、相手をわかっているからこそ駆け引きの言葉を使うのが……! おいしい……! 「…わかるでしょう、アスピッドなら」という返答も、好感度によってその先の意味合いが変わっていくのが好きでした。わかってくれるはずの相手に向けた同じ言葉でも、わかろうとしてくれないと責める方向へ進んでしまうと苦しくて……。 そのまま怒りを重ねた先で「そんなこと言うならあなたがやってよ」という選択肢が出たときは、うわ~! となりました。ここまで彼に怒りを向ける選択を続けてきたから、この言葉が出てしまうことに納得できるんです。 王子を刺したあと、フロースは何を間違ったのか、こんなに簡単なのにと考えるところも、王子に対する情がなく、怒りで進んできたこのヴェルだからこその感覚なのだろうなと思いました。同じ行動でも、相手にどんな気持ちを持っているかで、そこへ至る難しさがまるで違う。 END2「冷たい海の涯」は、美しいエンディング曲と一緒に見届けると、何とも言い難い気持ちになりました。寂しいような、むなしいような、緩慢な孤独というか……。 アスピッドは途中で諦めたわけではなく、ヴェルを止めようとし続け、彼女が去ったあとも消息を探している。それでも彼女の気持ちは変えられないんですよね。 二つの結末を分けたものが、彼の言葉をヴェルがどう受け止めたかにあるように感じたので、アスピッドだけでは変えられないことだったのでは、と考えてしまいました。単純なボタンの掛け違いですらないようで、この先の彼に後悔はあるのか、あるなら何を思うのかまで覗きたくなります。 もう一方の分岐で、かつてなら彼女の考えがわかったけれど、今は自信がないとアスピッドが言うところにも、これまでと同じ二人ではいられなくなったのだと彼自身がはっきり認識しているのだと感じました。わかり合ってきた幼なじみを、自分とは別の人だと知った上で選びたいと手を伸ばす瞬間がここにもあるんですよね。 そのうえで彼の手を取る結末も、ただ自分の幸せを選んで終わるのではなく大切な妹と天秤にかけ、それでも選ぶ痛みが一緒に描かれているところがよかったです。 使命より自分の気持ちを大切にすることを、いたずらに肯定して終わらせず、何を手放すのかまで見せてくれる。その描き方がとてもしっくりきました。 それから、ここでエンドイラストが出たときは感動してしまいました! それまでスチルがないことは全然気にならずに読んでいたのですが、ずっとなかったところにぱっと一枚が出ると、やっぱり嬉しい……。枚数だけではなく、絞ってこの場面に置いたからこその印象の残り方だと感じます。 END1「あたたかな海の涯」では、移り住んだ先のカラフルな背景も、目にした瞬間に幸福が伝わってきて素敵でした。その幸福を少しの会話とともに見せてから、いつまでここにいられるだろう、いられなくなったらまた二人で旅立てばいい、と続く。手に入れたものと、捨ててきたものの両方がある終わりなのだと感じました。 恋人になっても様づけをやめないところも、かなり珍しくて好きです! 作者様にこだわりがあるのでは? とつい感じてしまうのは私がこの変化のなさを好ましく思っているからに他なりません。 幼なじみでありながら「ヴェル様」と呼ぶキャラクターの個性が最後まで貫かれていて、彼らしい独特の味わいがしてよいなと。 私は普段幼なじみという属性そのものに惹かれやすいほうではないのですが、ヨ氏さんが描かれる幼なじみの関係はやはり面白く読めました。 ◆フレル フレルくん、まずお顔が可愛いです。太い眉毛が好き~! 魔法使いという肩書きから、プレイ前はなんとなくヴェルより年上の人を想像していたのですが、実際に二人を見ているとヴェルのほうがお姉さんらしく感じました。年齢そのものは、この二人の間では些細なことなのかもしれませんが。 脚のどこが痛いかを聞かれ、見せたほうが早いとスカートを捲るヴェルと、動揺するフレルくんの場面がとても好きです。 物静かな彼が、そこで慌てるのがいい……! 人魚のアスピッドとは違う反応なのも面白かったです。 ヴェルが薬を塗る間、両脚を抱えて顔を膝に埋め、大きな尾まで体に巻きつけている姿も、想像するとめちゃめちゃ可愛くて。ものすごく小さくなっていそうでした。 そしてこの場面は単に可愛いだけでなく、二人には感性のの違いがあると序盤に示すエピソードでもあったのだと思います。 人魚のヴェルにとっては仮に与えられた脚なので、見せることに恥じらいはない。フレルくんが慌てたことで初めて、隠しておくべき場所なのだと気づく。このルートで後々考えることになる価値観の違いと、萌えるやり取りが一つの場面に収まっているのがお上手でした。 名前を尋ねられたり、呼ばれたりしたときにフレルくんの表情が緩むところも最後まで読んでから見直すとまた違って見えます。 これまでは頼られることがあっても、どこかで怖がられてもいた。 しかしヴェルはその距離を越えて、一人の相手として名前を呼んでくれたからなのかなと。 会える日時と場所を教えてくれるのも親切で、もしヴェルがほかの人のもとへ行っていた場合にも、彼は待っていてくれたのかなと気になりました。 別の用事のついでだった可能性もありますが、ヴェルがどう選んでも会えるようにしてくれていたのだとしたら、律儀というか健気というか……。 薬草採取を一緒にする間もずっと親切で、彼のものしずかな優しさにシンプルに萌えました。可愛い。 「孤独は、想像以上に心を蝕むから…」という言葉も、本人がそれを経験しているからこそ出てきたように聞こえ、実際その通りであり、ヴェルと惹かれ合うことにも自然に納得できました。 その優しいエピソードを重ねてから、血まみれの立ち絵を見せてくるタイミングもよかったです。 フレルくんがやったのだろうと察しても、まずは事情を聞こうとするヴェルは冷静ですし、フレルくんのほうも彼女が怯えていることに気づける。相手の恐怖に考えを及ばせられる人なのに、END2ではあの行動を取るのだと振り返ると、彼の中で何が優先されるのかを、また考えさせられます。 契約後、妹を連れて帰ったヴェルを家族が喜んで迎え、久しぶりに父に褒められ、姉妹たちと笑い合えるところも印象的でした。遠征から戻ったアスピッドにも褒めてもらえて、ああ、これは来たぞ、ここの場面で心残りを作るのか、と。 家族や幼なじみのいる場所と、フレルくんとその契約。 その二つを天秤にかけ、彼のもとへ行くほうに気持ちが傾かなければ、実を食べることはできない。 ヴェルはフレルくんのもとへ行くのを拒絶したつもりではなく、明日迎えが来てからでもいいと思っただけ。その認識と、彼にとっての契約との隔たりがあるのだと感じました。 食べればもう戻れなくなる実というところでは、ザクロの実が頭をよぎりました。 END2「因果応報」は、急にギアを切ってきた驚きはありつつも、不思議と怖いとは感じませんでした。 制約と誓約というか、約束を破ったヴェルへの罰については、彼の行動として納得するところがあって。 ただ、契約の当事者ではない姉妹まで殺したことについては彼の中でどういう扱いなのだろうと考えました。 ここからは私の妄言になりますが、フレルくんは姉妹をそれぞれ独立した相手としてではなく、ヴェルに属するものとして見ていたのかもしれないなと。 姉妹は、彼の基準に照らしても契約を破ったわけではない。姉妹自身を罰したのではなく、ヴェルを家族から切り離し、彼女に責任を取らせるために殺したのだとすれば、彼の中でヴェルの存在とはとても大きいのだなと。 このエンドは独特の倫理観で生きる別の生き物だからこその執着の形を感じられて、違う生き物との恋はこうじゃなきゃな……! と拳を握りました。 姉が殺されたあと、画面に血がじわっと広がっていく演出も、海の中らしくて印象的でした。 直接傷を見せるような表現ではなくても、凄惨なことが起きていると伝わり、匂い立ちそうでした。 一方、彼とずっと一緒にいられるのだと考えて実を食べるヴェルからは、ちゃんとフレルくんを選んだのだと感じられました。 移り住んだあとにフロースと再会できるのも嬉しかったです。アスピッドルートでは目覚める前に旅立っていたので、無事に生きて話している姿を見られて、よかったなあと。 ただ、また会ってくれるかという問いに笑顔だけを返すヴェルを見ると、もう会わないことを言葉にしなかったのかな、とも考えてしまいます。 そのあと、焦った顔でヴェルの腕を強く掴んでいたフレルくんには、彼女がいなくなることへの不安が見えた気がして可愛いですね。 自分の孤独を埋めるために一緒に生きてほしかったと話す彼に、ヴェルは自分も寂しかったのだと返す。フレルくんがずるいと自覚しながら持ちかけた契約を経て、二人が同じ寂しさを抱えていたと伝え合えるのが好きでした。 寄り添って生きることになった二人の結末が美しかったです。 また、ここでも出た「ありがとう。一緒に来てくれて。僕を、選んでくれて…」という選択という言葉がアスピッドルートに引き続きで印象に残りました。 ◆フロース フロース、好きです。可愛い……! ヴェルと画面に並ぶだけでぱっと華やかになる見た目も大好きでした。二人の色合いが対照的で、それぞれの可愛さが際立っていたと思います。 その天真爛漫さや自由さが、ヴェルを苦しめることもあるとわかるように描かれている。それでもやっぱり可愛いと思えるんです。短い描写からも、フロースが本当にヴェルを慕っていることが伝わってくるからなのだろうなと感じました。 彼女が王子に感じていたものは、自分に似た相手への特別な感情で、それを恋と取り違えていた。しがらみから抜け出すために人間になろうと、彼に愛されようとしていたのだと知ると、陸への憧れの見え方も変わります。 姉への思いも綺麗なものだけではなく、「姉さまの脚をみていると、自分が責められているみたいだったの」という感情があった。姉を慕う気持ちと、姉の姿を見ているのがつらい気持ちが同じ人の中にあるのが、人間らしいと感じました。 なぜその願いを抱いたのかというところに、こうした感情や欲がきちんと含まれている。それを明かしたからといって、彼女を悪い人にしてしまわない描き方が好きです。 これはフロースに限らず全員に共通する描き方で、物語そのものを信頼が高まりました。 フロースエンドでのフロースの決断にも、自分で魔法使いお契約をして陸へ行くことを選んだ彼女らしい思いきりを感じました。 そしてお揃いの脚になった二人が脚を絡める場面。 エッチな場面というわけではないのに、とても色気がありました……! 王子エンド3で、自分で城下町の働き口を見つけている姿も好きです。元王女で人魚姫という逆境があるのに逞しすぎる……! あの行動力は最後まで彼女らしかったです。 ◆メルテ様 メルテ様は、王子だな~! と感じた人でした。 ふわふわとしていて、拾ってきたヴェルにも気さくで一見王子らしくない振る舞いをしているようにも見えます。 けれどその実、血や地位に縛られ、立場もわきまえていて、そこから自由になれないと考えている。 その立ち位置が人となりや振る舞いに反映されているところが、たまらなく好きです。 私は王族には枷があってなんぼだと思っている節があるので、めちゃくちゃ好きな王子でした。 お顔の描き方も本当に絶妙です。真っ黒な瞳なのに、まつ毛と瞳の間の白が微妙~に光に見えて、顔色もいいから、ひと目で病んでいるようには見えない。 美しさと、何を考えているかわからない感じ。その間にあるデザインは、ヨ氏さんの絵だからこそ成り立つバランスなのだと感じました。下まつ毛の赤い色トレスも、すごく色気があって好きです……! 基本的に笑っていることが多いので兄王子を睨んだ際は、こんな顔もするんだなと目を引かれました。 自由に振る舞っているように見えるのに、研究者や探検家になりたかったと話したあとには、きっと許されないだろうと続く。自分の置かれた立場をわかった振る舞いをしている人なのだと感じました。 身分を示す入れ墨が首だけでなく、両手首や足にもあるとわかったときも、それはもう手枷足枷では……となります。ここから逃げて好きなことをすればいい、とは簡単に言えない立場なんですよね。 それでもヴェルが、なってしまえばいいと言い切るところが好きでした。 ヴェル自身、引け目や使命感を抱えながら誰かに憧れられるような自分であろうとして生きてきた人です。 それでも彼女からこの言葉が出たのは、王子の「自分がどう思うかを軸にすべきだ」という言葉に心を動かされたからなのかなと考えました。同じことを言った本人が、自分については諦めたように話すことに、腹が立ったのかもしれないな、と。 そしてヴェル自身も、これは誰かに言いたかったことをぶつけているだけなのではと気づき、謝る。 個人や感情を何より優先する人が無邪気に自由を勧めるのではなく、普段はむしろ立場や使命を重く受け止めているヴェルから、それでもこぼれた一言として描かれているところがとても好きでした。 閉じ込められている人がいたら助ける、というヴェルの返答も、ここまで見てきた彼女そのものでした。 妹やアスピッドに胸を張れる自分でいたいという気持ちは、それに頼りきってしまう危うさがある一方で、そういう自分になりたいと願うこと自体は悪いことではないのだと思います。 なりたい姿を自分に課すことは、そこへ近づこうとする力にもなる。自分に課してきた理想も、彼女の善良さと切り離せないものなのだろうなと感じました。 いつ怖い目に遭うかもわからないことについて尋ねられたときの、メルテ様の答えも好きです。怖くないとも、何も感じないとも言わず、怖い目に遭ってから怖いと思うと答える。 怖いと感じる人間らしさがあるのに、切り離している部分もある。 不気味の谷のように、全く想像もつかず共感もできない思考の相手より、少しだけ普通と感覚がずれているというほうが得体が知れなさを感じます。 立場があっても幸せになれるわけではないと言いながら微笑むことができるのに、その一方で声には元気がなく、ちゃんと消耗もしている。 そうしたひとさじの人間味まで含めて、彼の人物像は一貫しているように感じられました。 そのメルテ様の金髪からフロースを思い浮かべ、誰よりも何でも持っているはずの人も、そうではなかったりするのだとヴェルが考えるところも印象に残っています。彼を知ることが、妹もそうだったのだろうかと考えるきっかけになっているんですよね。フロースがメルテ様に自分と似たものを感じていたと知ったあとでは、ヴェルも彼を通して妹の境遇に目を向け始めていたのだなと思いました。 そんな読めない彼が赤くなって「やばい!降りて!」と慌てるのも可愛くて思わず笑い声が漏れました。 ヴェルが目を閉じたから焦ったのでしょうか? 途切れて聞き取れなかった「俺、…で…だ」も、結局何と言っていたのか、今も気になっています。 この時点で彼女にどんな気持ちを持っているんだろう、もう好意が芽生えているのかな、と考えるのが楽しくて仕方ありませんでした。 後半を知ってからだと、顔を覗き込んでいた行動にも別の意味が見えてくるので、ますます気になります。その後は王子のほうから呼び出されるようになるので、この一件が二人の関係の転機だったのでしょうね。 市場へ行った先でのやり取りも好きでした。 隙が多そうだと言われて「あは、そう見えるなら、それは良いや」と返す、その「あは」がめちゃくちゃ好きです……。そう見えるほうが都合がいい、ということなのかなと、含みを深読みしてしまいます。 かと思えば「俺のほうが多少全体的に長いよ!」と喚くのはめちゃくちゃ可愛い。変にうるさいとこ、可愛いですね〜……私ずっと可愛いと書いてますね。申し訳ない。 ヴェルが何か食べるところを見たかった、というのもそういう性癖なんですか……?と勝手な言いがかりをつけたくなります笑 実際は何かを確かめたかったのでしょうか? ほかの人にも同じことをしていたのかもしれないと気持ちをしおれさせるヴェルからは、もう王子に情が移り始めているのだと感じました。 一方で、二人の間で交わされる、助けた・助けられたという言葉にはおそらく噛み合っていない。 ヴェルは小屋から助け出したことを指しているけれど、王子が指しているのはそれよりずっと以前のことで……親しくなっていくやり取りを楽しみながら、彼の言葉に別の意味がないかを追うのも面白かったです。 そして、「刺す」の選択肢がひとつだけ出た瞬間は、めちゃくちゃ口角が上がってしまいました。 これをこちらに押させる、ある種の意地悪さが大好きです。 血を浴びたヴェルの立ち絵が変化していくところも印象的でした。陸に上がると人間に近い部分も変わるのかなと、テキストから薄々想像していたのですが、実際に目の前で姿が変わると本当に変わるんだ……!と(設定資料をみて驚きました)。 そこから王子がまくしたてるのが怖くてブチ上がりました。最高ー!! 冒頭でヴェルが呪われた経緯に出てきた「幼い子が泣き叫ぶ声」が何かの伏線だろうと気になっていたので、途中でメルテ様の母親が溺れたという話を聞いたときには、あの子は王子なのでは……と思っていました。その記憶が、母を殺して自分を救った、というあの言葉へ繋がっていく。 海から流れ着いたものを集めることも、人を助けて連れてくることも、すべては自分を救った相手を探すためだった。追ってきた謎の答えが、あの狂気の爆発と一緒に示されるのが素晴らしかったです。 読めなかった人が内側をさらけ出す瞬間も、さらけ出されてもなお理解しきれない相手なのだと思い知らされる瞬間も、とてもとてもいいものだと思います……。 同じ場面でも、低好感度のヴェルは恐怖でいっぱいなのに、好感度を上げて進んだ先では「怖い。恐ろしい。とても正気とは思えない。なのに、惹きつけられてしまう」となる。その気持ちにも、ものすごく説得力がありました。危ういのに妙に色気があって惹かれる男の描き方が、本当にお上手です。立ち絵自体に説得力があることと、そこへ重なる言動の積み重ねの両方があるのだろうなと思いました。 END1・2では、ヴェルは助けた女性が、化け物を見た恐怖から衰弱して亡くなっていたと知ることにもなるんですよね。 呪われるきっかけになった選択を間違いにしたくなくて、人を助け続けてきた彼女には、生き方の根元まで揺らぐような事実なのではないかと考えてしまいました。それをメルテ様は、自分が救われた出来事として捉えている。母親との間に何があったのかまで気になる言葉でした。 だからこそ、ハッピーエンドではヴェルはこの真実を知らないまま進むんですよね。この事実をヴェルが知ってしまえば、しこりになる可能性が大いにあるのかなと。 監禁エンドでは、迫られたときは恐怖でいっぱいだったヴェルが、閉じ込められたあとには怖くなくなり、会いに来てくれるのを待っているようにも見えるのが印象的です。 気づきそうになった何かを振り払うのは、彼を愛し始めている自分に気づきたくなかったのかな、と。 もしここから王子を愛したら人間になれるのか、それとも薬を飲んで人間の姿をしている間でなければだめなのか。愛してしまったのに人間にはなれないとしたら、それはまた地獄みがあってよいな……と、先のことまで考えてしまいます。 END2のタイトルの後ろに出る、檻の向こうのタコの足の画像も、ものすごくお洒落でエンド画像の中で1番印象に残っています。あの見せ方、大好きです。 このエンドを見てから好感度が上がる選択肢を選びつつもう一度読み直す王子ルートも、とても面白かったです! 海に関する本が多いという蒐集部屋に、ヴェルの境遇を思わせる物語がある。 彼の探している相手を思わせる話だから、手元に置いていたのかなと考えられます。読んだヴェルの顔色を見て尋ねた言葉まで、探りを入れていた可能性があるのかな、と。 顔をじっと覗き込む仕草も、ヴェルが自分の探している相手なのか確かめようとしていたと読めますし、市場での果物に対するヴェルの反応も、あの場では普通に会話が続いたけれど、彼にとっては手がかりになっていたかもしれない。 何かを隠しているキャラの、読み直すと新しく見えるものがある面白さがたまりませんでした。 END1「人魚の眼」では、人魚になったメルテ様が、えれーー美人でびっくりしました。 フロースと同じ色の瞳、ダイヤ形の瞳孔が華やかで可愛いのに、あの展開と一緒に見ると、どこを見ているのかわからない怖さもある。綺麗だからこそ、じっと見てしまいます。 王の証を彼が持っていることで、父や姉妹たちが納得している様子にも、フロースが窮屈だった理由を改めて感じました。大事にされていても、見られていたのは証だったのだなあと。 だからこそ、証だけでなく彼女自身を見ていたであろうヴェルを、フロースが慕っていたことにも納得します。 その結末を見たあとで「刺さない」が選べるようになったときは、ハピエンへの道が……! とテンションが上がりました。 王子ににとっても、ずっと探していた人と、それとは別に親しくなった人が同じ相手だったのだから、そりゃ離したくないですよね。彼にとって、こんなに都合のいいことはない。 その必死さがとてもよかったですし、「これでも無い頭ふり絞って考えたんだよ」という台詞には、思いがけず切なく感じて突然涙腺を刺激されました。 兄のほうが頭も体も上で、自分は何の脅威にもならないはずだと言っていた人から出る言葉なんだなと思うと、思った以上に自己評価が低い。この人は自分を諦めていたのだなと……。 そして問われるのが、人魚である妹を取り戻したいのか、それともどんな姿でもいいから会いたいのか、ということなのも、証だけをを取り戻した王子人魚エンドの反転になっていてよかったです。 父に言われたからではなく、自分が妹に会いたいから。そう選ぶことで、人魚でいたくなかったフロースを、彼女の望みに沿う形で取り戻せたのだと感じました。 ヴェルが人間になったことを、フレルくんの「本当に魂が流れこんだの、僕は初めて見たかも」という言葉と、それまでずっとあった脚の痛みが消えたことで伝える表現も語らずみせる奥ゆかしさを感じます。 二人は愛し合っている、と直接書くのではなく、この世界で何が起きればそうなるのかを読み手が知っているから伝わる。その表し方が素敵です。 結末でメルテ様が海辺で探し物をすること自体をやめたのも、本当にあの相手を求めて集めていたのだと、改めて感じられました。 スチルの使いどころという意味では、ほかの三人がエンドの場面なのに、メルテ様は刺されている場面なのが少し面白くて、でもものすごく納得のチョイスでした。絵としても場面としても、あそこは忘れられません……! ◆全エンドを終えて 人魚姫のモチーフや設定をしっかり踏襲しながら、独立した物語になっていて、プレイ中は元のお話との対応を意識するより、この人たちがどうなるのかを追っていました。 世界観や雰囲気が大切な童話モチーフの作品を、絵も画面も音も含めて、抜群のセンスでまとめられていると感じます。 中編でありながら、攻略対象がなぜヴェルに惹かれたのか疑問に思うキャラが一人もいなかったのもさすがでした。 特に好きなのは王子とフレルくんです。王子ルートは、彼自身の読めなさを物語の進行と一緒に追う形だったので、謎を知りたい気持ちと萌えの両方で先へ進みたくなりました。そして、あの開示場面が追いかけてきたものへの答えとして十二分に期待に応えてくれたので、満足度がとても高かったです。 ほかの苦い結末を見てからでなければ辿り着けないハッピーエンドがあることも、最後の嬉しさに繋がっていました。 全体を通して選ぶことが繰り返し大切にされていると感じたのですが、最後まで読んでからは何を選ぶかだけでなく、相手の何を選ぶのかを問う物語でもあったのかなと考えています。 序盤にフレルくんが尋ねた、妹の何を戻したいのかという問いが、最後にはどんな姿でもいいから会いたいのかという問いになって返ってくる。ここは、最初の問いが戻ってきた! 円環! となりました。 改めてフレルくんからヴェル自身の選択を確かめられることも含めて、すごく大団円を感じる流れでした。 この視点から振り返ると、アスピッドとの関係についても考えが進みました。 フレルくんルートでのヴェルは孤独を感じています。 初めはアスピッドがそばにいられない状況であったり、ヴェルにとって彼が自分と同じ存在だったから、一緒にいても別の誰かに孤独を癒してもらうことにはならなかったのかな、と考えていました。 しかし二人は孤独を感じさせないほど自分と相手の境界が曖昧で、だからこそ彼のルートで起きたのは一人ではなかったと知るというより、隣にいた相手は自分ではなくずっと別の人だったと知ることなのかなと。 アスピッドにとって、ヴェルは傷つくことも、限界にぶつかることも、自分とは違う判断をすることもある相手だった。その相手を改めて見つけ、同じものではないと切り離したうえで、もう一度一緒にいることを選ぶ。 互いを理解し尊敬し合っていた二人なので、その関係を揺らすものはほかのルート以上に外からやってきたように感じます。 だからこそ、一緒にいるために捨てるものも一番多くなったのかなと。幸福なエンドにも苦みが残ることまで含めて、色々と考えたくなる関係でした。 対してフレルくんとは最初から別の生き物で、考え方も違う。好意が深くなっても、彼の倫理観がこちらと同じものになるわけではない。それでも、寂しかったという気持ちは重なる。 アスピッドが、同じだと思っていた相手が違うと知る恋なら、フレルくんは、違う相手なのに同じものを持っていると知る恋なのかもしれない。この二つを並べて考えるのも面白かったです。 また、どのキャラクターにも綺麗なだけではない動機があるところが好きでした。 褒められたい、尊敬されたい、責められているように感じる場所から逃げたい、孤独を埋めたい。 そうした弱さやずるさを、だれの中にもあるものとして描いている。かといって、それがわかったから偽善だったと片づけるのでもなく、その気持ちを認めた先でどうするのかまで追ってくれるので、人物を身近に感じられました。 綺麗ではない動機を取り除いて正すというより、その欲も含めて何を選ぶのかを問われているように感じます。 人魚か人間か、美しい尾びれか蛸の足か。王の証を持つ娘、王子、魔法使い、従者。これだけ姿や役割がある中で、それと本人は同じなのかを何度も問い直しているように見えます。 与えられた姿や役割だけでなく、その下にある欲も含めて、自分はこの人と、この生き方を選ぶと決める物語だったのかなと。最後にヴェルが、証でも人魚の姿でもなく、フロース本人に会いたいと願うことが、その問いへのとても素直な答えに感じられました。 @ネタバレ終了 可愛い、綺麗、怖い、好き……と反応しながら読み進めて、結末を知ってからも、あの言葉はどういう意味だったのだろうと何度も振り返りたくなる作品でした。 素敵な物語をプレイさせていただき、ありがとうございました!

07(朱華なな)
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