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9261 のレビュー
  • 四十雀とフォトグラフ
    四十雀とフォトグラフ
    少年の心境の変化が明瞭で、最後は爽やかな気持ちになれました。 物語冒頭から入る環境音の効果もあるのかも? 読後感のよい短編でした。
  • 死にたい俺と生きたいはずの君
    死にたい俺と生きたいはずの君
     どちらを選択しても後味が悪く、無力感を覚える結末で、とても印象的でした。この世の中、結構多くの人の心の中に「俺」と「君」がいるんじゃないかなと思います。
  • わたしのしたい
    わたしのしたい
    スクリーンショットの印象的な立ち絵を見て以来、ずっと気になっていた作品でした。 一夜の物語というにはあまりに色濃く、そして二人にとっては新しい日の始まりだったと思います。 以下内容込みの感想。 @ネタバレ開始 お見掛けしたときも印象的だった「写真」が、こんなふうに関わってくるんだなあと感慨深く思いました…タイトルイラストのソーダの写真も朔ちゃんが撮ったのか、あるいはお手紙に同封したものなのか…なんだかこの写真は可愛らしくて色鮮やかなので、パっと見たときにものすごく印象に残りました。 愛子ちゃんの両親のエピソードも気になったりします。一体何があって、愛子ちゃんの家族はこんな世界に陥ってしまったのでしょう… 朔ちゃんにとっても分岐点になるような出逢いだったと本当に思います。いつか死体じゃなくて愛子ちゃんの笑顔の写真が撮れるんじゃないかなって…そんな妄想をしたりもします… あとおま環かもしれませんが、お手紙からタイトルに戻れずおまけが確認出来ませんでした…!(ブラウザ/DL両方試しましたが駄目だったので、もしかしたら不具合かもしれません) おまけ未読の感想で申し訳御座いません…! @ネタバレ終了
  • Sea glass(シーグラス)
    Sea glass(シーグラス)
    不思議な浮遊感と、印象的な青色と白の物語でした。涼しいような、それでいて海の暗澹とした深みを感じるような。 リンゴも文章には赤、画面は青で、形容しがたい不安や神秘を感じます。 トゥルーエンド二回見てからまた一周目に戻って、噛み締めるように文章を読んでいました。 以下内容込みの感想。 @ネタバレ開始 二周目でホテルのフロントまで来たとき、思わずああーー…と感嘆を吐いてましたね… 我々が見る青色は綺麗だと思ったし、彼女も青空は好きと言っていたけど、今となってはそれすらも沈んだ一色だけの世界なのかもしれないと思ったり。 該当の小説は実在しているのでしょうか…!? そんなことも気になったり、この世界を象っている仕組みのすべてが知りたくなりました。 @ネタバレ終了
  • そして僕らは世界を壊す
    そして僕らは世界を壊す
    二人の少年のお話で、文章やグラフィックやUIなど、どれも完璧な仕上がりで故にストーリーに集中して読みすすめることができる作品です!とにかく、深いです。考察大好きな人、おすすめです私も待ってます!笑 キャラの心情が、それぞれ深くって、ですが、こうだったんですよ~こうすればよかったんですよ~という正解は明言されておらず、こちらが想像することしかできなくて・・・、クリア後めっちゃ悩み続け頭を抱えていました笑 まじか~いやまじか~・・・ 以下感想と勝手な考察を書かせてもらっています(が勝手な想像で間違っている可能性有り有りなのであしからず) @ネタバレ開始 お話のタイプは、隆之介くんというちょっと変わっている言動をする子がいて、その子に振り回されている主人公 梓くんという図から始まりますが、よくよく読み勧めているとんん?となる構造です。この違和感のもたせ方がうまい… 梓くんは、かなりやべえ状態に初期からあって、しかも周りもやべえ精神状態のやつしかおらず、本当に不憫でなんとかよくなってーーーと思っていました。 後半にかけてもとにかく、気付いてー君が一番やばいんだ。隆之介くんの気持ちに気付いてくれ お前が変わらなきゃきっと何もかも解決しない、そう思ってました。 未来になっても変わらないでいる、変わりゆくものを受け止められないでいる彼を見て 変わるべきだ、ずっと思っていました でも、彼にとってそれは、隆之介くんを忘れることであり、裏切り行為なんですね。 隆之介くんへの気持ちは愛か依存か。 自分を頼ってくれる存在なら隆之介くんじゃなくてもいい?と悩む彼 そんなことはないと思いつつも、かわりゆく隆之介くんを受け止めることができなかった彼。 (そしてそんな梓くんをどうしても救ってあげたいであろう隆之介くん) はいここでもう詰みましたーーーーー ゲームがループするように、梓くんが何度も繰り返すように 二人のすれ違う心も永遠にループする運命なのでしょうかねーーー なーーーんとかしてあげたかったよ!!!!(叫び) でもふつうじゃないことでお互いあるのが二人の愛のカタチなら うーんやっぱり止めることもできないよぉ~~~~どうしたらいいの~~~~~(ループ) 隆之介くん いい子だぁ・・・いい子なんだぁ・・・。 私が見た限りだと彼の気持ちって一回も表になってないですよね だから勝手な妄想ですが、彼は多分すごくさとい。表情の機微とかよんでいるだろう(虐待されてたしね) そして人のためにだけ動いているよーーー好きな人のためにだけ動いているよーーーー いい子なんだぁ・・・でもしなないでくれぇ 運命?うるせーーーーー!! タイトルについて プレイし終わって、お風呂に入りながら考えてふと気づきました、タイトルの存在に 僕らが世界を壊しているのだと あ~~~~~ってなりましたね…そうなんですね… 世界を壊しているのはひとりではない、かつ世界を壊すこと=自分を殺すことならば 間違いなく世界を壊した人は過去にもいて そしてそれは、彼らにとって愛の証明なんですね… 相手の幸せを思うから、自分を殺すんです 愛なんですねぇ… 邑井ちゃん すきです・・・(脳死) ある程度ループものや物語に造形のある方であれば 冒頭のシーンはすでに出ている人物と同一のものであろうということはわかると思うんですが そこに入り込んできた新しい少女という存在 なんて初々しい・・・恋の描写・・・可愛くて切なくて うさぎの形を褒める相手に、よく見えていなくてよかったと思った、その描写にノックアウトだーーーーー!!!!! 未来を見てすぐに分かりました、彼女だと。 だからもう、切なくて、ラストの手段を伝える彼女が、ああーーーああああ(うるさい) これも彼女が彼を思って、本当に相手の幸せを思ったからで…くるじぃ… 私はは彼女だったらきっと彼を変えることができたのだと思っています でも、彼が変わりたくないのを知っていたから だから、変えなかったんだと思うんです あーーーーもう、あーーー ちび隆之介くんをおんぶする梓くんの姿が、一番私の脳内で印象に残っています ほんとうに隆之介くんは相手を思いやれるいいこだぁ・・・ しあわせになれ・・全員幸せになれ・・・(叶わぬ願い) @ネタバレ終了 なんだか感想や考察というよりただの叫びですみませんでした…(しかも長) とっても面白かったです!!!素晴らしい作品をありがとうございました!!
  • さらば劇薬
    さらば劇薬
    舞台が魅せる魔法にすっかり囚われてしまっていました…。 劇場に足を踏み入れた瞬間、すでに飲まれていたのかもしれないです。 ラスト手前のシーンからのエンディングはどちらに行こうと、この瞬間目にしたものがこの演目であるのだとスッキリした読後感を得られます。 どちらのエンドも好きなのですが私は1を見た後つい拍手をしてしまいました。 演出の言葉ももう、すごくて!舞台に向ける情熱とはここまで熱いのか!と一人感動していました。 素敵な舞台をありがとうございました!
  • 1MINUTE IRREVERSIBLE(ワンミニッツ・イリバーシブル)
    1MINUTE IRREVERSIBLE(ワンミニッツ・イリバーシブル)
    5分ほどで読み終わる超短編です。 …にも関わらず、映画のようにクレジットが流れるOPデモがあってビビります笑 @ネタバレ開始 内容的には別の"選択肢"からの、別の"運命"の追加も望んでしまうのですが、 そこが一切ない点に、本作品のテーマや、美学のようなものを感じました。 そもそも遊び手が追加を望んでも「Their Happy End」なので、 追加を望むこと自体が無粋なのだろうなと思ったりしました。 もしこれが「End」や「HappyEnd」だったら、現状よりも印象に残らなかった気がしたので、 言葉選び1つで大きく効果が変わるものだなぁと驚かされました。 @ネタバレ終了 短いながらもキレイにまとまっていて、 言葉選びも良いなぁと思った作品でした!
  • 今宵、忘却列車にて。
    今宵、忘却列車にて。
    兎に角、橘くんが尊い。 そしてイラストが美しい。 @ネタバレ開始 選択肢の出し方も橘くんからの質問も「なんで聞いているんだろう?」と想像しながら物語を読み進め、主人公に途中の駅に降りるか尋ねてその理由も素敵な理由で、でも途中で降りちゃうと橘くんと離れてしまって。 とても物悲しいけれど、悲しいだけじゃない、そんな素敵なお話でした! @ネタバレ終了
  • さらば劇薬
    さらば劇薬
    Twitter上でお見かけしており、やっとプレイさせていただきました!ソワレちゃんかわいいしマチネちゃん格好いい! 要所要所のスチルもクオリティが高く、世界に引き込まれました。 演出も凝っており、選択肢を選ぶ場面など商業ものかな…?というレベル。 「演劇は劇薬だ」。その世界に浸り、何が本当かわからなくなってしまう。 @ネタバレ開始 そんな感覚と二人の少女の葛藤と「変身」。 初心者であるソワレちゃんが舞台に立つとそのキャラクターになりきっている所や、最後にマチネちゃんが狂気じみていく所など、本当に見ごたえがありました! @ネタバレ終了
  • タマキハル~序章 艮為山編~
    タマキハル~序章 艮為山編~
    プレイさせて頂きました! 個性あるキャラクターとの日常生活を描いた物語、良いですね~。 プロト版も遊びましたが、今回は完全版ということで演出などが強化されており、より楽しめました。 @ネタバレ開始 プロト同様、平凡な日常が突如壊れ、続きが気になる場所で終わってしまいます(汗 謎の部分が残ったままなので続きが気になりますね…。 続編の制作、頑張ってくださいませ。 @ネタバレ終了 素晴らしい物語を、ありがとうございました!
  • 嘘の手紙
    嘘の手紙
    画面の移り変わりや、主人公以外の登場人物の描写が非常にハイセンスかつスタイリッシュで素晴らしい作品でした! 背景もリアルだけどあえて写実ではない表現をされ、そこも作品のコンセプトにマッチしており考え尽くされていると感じました!
  • Paint Over
    Paint Over
    背景絵がとても美しかったです。 キャラクターももちろん可愛かったですが、背景絵に心が惹かれました。 @ネタバレ開始 物語の後半の紅葉の一枚絵は、絵を動かすなどして、とても印象に残りました。 美しい、とても素敵な場面でした。 @ネタバレ終了
  • さよならチョコミント
    さよならチョコミント
    ある夏の日、主人公の僕と幼馴染のチコが外でアイスを食べることから始まる掌編です。約1000文字なので、5分もかからずに読了しました。 短い時間ですが、物語の世界観とかいろんなことを想像してしまう物語でした。夏特有の雰囲気に包まれているからでしょうか。二人の何気ない動作の中に愛しくも切ないものが入っており、読み終わった時は何だかセンチメンタルな気分になってしまいました。とても印象的な夏の掌編でした。ありがとうございました!
  • 君と二人で歩くことが
    君と二人で歩くことが
    やさしさに触れることができる作品です。 本作の魅力は、人のやさしさという部分から描かれる、温かさだと思います。 @ネタバレ開始 前編。凛ちゃんと優介さんは、お互いに気を遣って生きていました。そんな二人の言葉は拙く、届かないこともあります。しかし、たとえ気を遣う間柄でも伝わっているものはある。それがよく描写されていたと思います。 後編。そんなやさしい側面を持った二人だからこそ、話し合うことができたようにも思います。お互いのよさを知覚しているからこそ、悩んでしまっていた二人。話し合うにあたり、きっかけは必要になってしまいましたが、その結末はやはり温かさを伴うものでした。陰鬱なものはかけらも感じない、明るくやさしい温かさでした。 個人的には、そのきっかけがなくてゆっくりと進んでいた場合でも、いずれは同じ結末にたどり着けていたように思います。 @ネタバレ終了 人のやさしさや温かさが素敵な作品でした。 ありがとうございました。
  • 深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to
    深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to
    グラフィックが一目見て好みだったのでプレイしようと決めていました。 ハイセンスなBGMがそのまま世界を形作っており、とても素敵です。 テキストに散りばめられた絶妙なエッセンスに作者様の博識さが窺えます。 深夜の冷えた空気を味わうように徘徊させていただきました。 こちらの作品が気になった方、間違いなく好みだと思うので ぜひプレイしてみてください。制作お疲れさまでした。
  • 宝石ドール
    宝石ドール
    ほっとするいいお話でした。立ち絵はなく文章とCGのみのゲームですが、個々の登場人物が非常に認識しやすく、読みやすいです。個人的にはお父さんとお母さんがすごくいい味出してると思います。コーヒー飲みたい。
  • お前のスパチャで世界を救え
    お前のスパチャで世界を救え
    こんにあです。 Vtuberについてはそこまで詳しくない自分でしたが、主人公やにあちゃんの成長性に感動しました。 後、他のサブキャラクターの個性やENDの内容も面白かったです。 @ネタバレ開始 特に好きだったのはENDTypeCのかたラーメンさんですw @ネタバレ終了
  • ロストフレンド
    ロストフレンド
    プレイしました。作中で散々否定されていたけれども、二卵性双生児の関係性がたまらん。 表面的には似通った展開のノーマルエンドとトゥルーエンドが、実際はそれぞれまったく別のテーマを打ち出している、というところが大変印象に残りました。ノーマルエンドの終盤、どこか含みのある2人のやり取りが絶妙で、非常に共感しやすい内容だったように思います。キリリとしたイラストが相変わらず魅力的です。
  • 僕らのノベルゲーム
    僕らのノベルゲーム
    実況で楽しませていただきました! シナリオの構成もとても綺麗で1場面を長く書きすぎないところも飽きずに楽しめました!プロットを参考にしたくなるくらいお話に作り方が丁寧で分かりやすかったです。 文章も難しい感じや情景描写、比喩を使っていない部分も読みやすく好感を持てましたし、世界観に入りやすかったです。 登場人物にもそれぞれの個性や役割がしっかりあって、色んな部分で参考になるゲームでした。 ……と、完全に見る視点が創作する側の意見となってしまい申し訳ありませんが、とても楽しませていただきました! 素敵な作品を有難うございました!
  • さよならチョコミント
    さよならチョコミント
    夏に女の子とアイスを食べる話です。 文章や情景描写が優れていて、とても良かったです。 @ネタバレ開始 千文字という限られた文字数の中で いろいろな想像を膨らませられるようなお話でした。 現実の世界の話なのか、あるいはファンタジーなのかは わかりません。 しかし、女の子が「さよなら」と言っているのが 印象的で、主人公と女の子はもう会えないのかもしれませんね。 悲しげなBGMも相まって、切ない気持ちになりました。 @ネタバレ終了