ドラマ
8364 のレビュー-
後藤一家の日常探偵で、シングルマザーとして家庭も支えている後藤悦子の物語。20分ほどで読了できました。探偵としての仕事についてはかなり具体的に描かれていて、とても興味深かったです。不倫といった問題は、実際相談されることが多そうですよね。本編は比較的穏便にまとまりましたが、こういう決着って多いんでしょうか。子のことを考えればこれで良かった気もする一方で、一度裏切った人は痛い目にあわない限り何度でもやらかす気もするなぁ、とか、そんなところも色々考えさせられました(笑) 生活感の描写もほどよくリアルで、仕事と家庭の両立に奮闘している様子が良く伝わってきました。なんだかんだ、子から慕われているお母さんなんでしょうね。面白かったです!
-
BRADLEY(ブラッドリー)ゲーム冒頭に流れるボイス付きの英文を見た瞬間、「おおっ!」と一気に引き込まれました。効果音、映像などの演出が巧く、登場人物の台詞が自然と脳内で洋画の吹き替え音声に変換されるような感覚で楽しむことができました。短編なのもあり、一度プレイし終わっても再度プレイしたくなる作品です…!
-
神様の存在を忘れた巫女神様というにはいい意味で雑味があって人間らしい神様。きっと人間だったら埋もれてしまう程度の温かさを持っていて、栄えていたころは学生のように笑っていたのだろうかとかそんなことを考えてしまいます。 そんな神様と、まっすぐではつらつとした理沙との交流はまるで青春のようでした。一本道ですが途中の選択肢は神様の決断を感じることができました。 冒頭のシーンはもちろん、作品名の印象がプレイ前とプレイ後でがらっと変わるのが読後感があって好きでした。
-
きゅうさいのひと面白かったです……!少年とのほのぼのストーリーなのかな、と思っていたのですが、良い意味で裏切られました。「きゅうさい」というひとつの言葉が、こんなにも様々な物語を表していて、驚きました。個人的にはEND4が一番好きです! あと、「少年」の口調や眼差しが優しくて、こんな少年に渡されたら、何でも飲んじゃうなあと思いました。同人誌出来たらぜひ私にも購入させて下さい! (驚くほど少年に似ませんでしたが、愛は込めました……!)
-
未来に舞う蝶の色は素敵で儚げなサムネイルからプレイを始めました。 どうしようもなく、だからといってそこには想いがある、切ないお話でした。【リオン】
-
ミルとメル可愛いペットたちのグラフィックと可愛いボイスで繰り広げられるほのぼのしたストーリーに癒されました。 ミルちゃんもメルちゃんも可愛かったですが、失敗ばかりしてもご主人様のことを健気に想うミルちゃんがお気に入りです。 この2人(匹)がいればご主人様は寂しくなくていいなあと感じました。 ペットとしての実際の姿も見てみたいと思いました! 素敵なゲームをありがとうございました!
-
法律か金か結末は分かっていても逮捕する選択肢を一度は選ばないと気が済まない……! という感じで逮捕エンドを逐一確認しながら、もう片方のエンディングを見てきたのですが、あああそうなるのか……、と選択肢が表示された時の……なんと言えばいいのでしょうか……或いは衝撃である或いは虚無感よ……。 風刺感が強めの作品ですが敢えてフィクションとして切り離した上で言うと上の判断がガバガバというか駄目なら駄目とそっちで判断してくれ他人に一任させるんじゃな~い! という感じで……。そういうあれこれに下を巻き込まないでくれ~! ぷんすこ。
-
私の兄貴はワンと鳴くとにかくカスミちゃんのキャラデザがすごく好きです。かわいい。 そしてポチが可愛くも恰好良くてポチ~! となりました。 コメディシーンはテンポよく、シリアスシーンはBGMも相まって切なくと、メリハリのあるシナリオと可愛いイラストで読みやすく面白かったです。 あとネタバレにならない範囲で言うと、終盤のエフェクトがちゃんと違う物になってるのがいいなあ、と思いました。 めちゃくちゃに馬鹿だけど優しいお兄さんとの素敵なゲームでした。
-
色のない世界いきなりぐっと掴んでくる序盤、引き込まれるストーリーに心奪われました。 最後は本当にそれで良かったのだろうか、と。それが強く心に残りました。【リオン】
-
しがない高校生の日常タイトルから「こりゃポジティブな話じゃなさそうだな」と思ってプレイしたら……という感じです。面白かったですが。ありがとうございました。
-
地の天使と生命を持つスキル厚塗り調でデザインがユニークで可愛らしい立ち絵が目を引きました。 地上に堕とされた天使と仲間たちの人間のために働くほのぼのスローライフ…かと思いきや、突如シリアスな展開になりこの先はどうなるのかと夢中でプレイしました。 シオンさんは客観的に見れば確かに見た目が歪なのかもしれませんが(個人的には素敵な個性を持った外見だと思います)、心は誰よりも美しく優しい方で素晴らしいと思います。 地上に堕とされたとしても自堕落にならずに人間を救おうとする精神は人間も見習うべきだなと感じました。 天界に戻る誘いを受けたときにそこに優しさはあるのかと問うたシオンさんが凛としていてかっこよかったです。 素敵なゲームをありがとうございました!
-
ようこそ。この美しき世界へ10分ほどの短編ですが、心に残る温かな物語でした。 ネタバレになりますので多くは語れませんが、設定を生かした背景、テキスト演出が映える作品です。 これからの2人の幸せを願わずにはいられません。 ピアノメインのBGMもシーンに合っていて素敵でした。
-
ラウの王冠人の負の感情に憑依する存在「悪心者」。それを退治するための人間「悪心者祓い」を養成する学校を舞台にした物語。選択肢はなく、3時間半程度で読了しました。 ストーリーはまさに王道の少年漫画のような感じで、主人公のラウを中心に多くの個性的な少年少女たちが登場します。基本的には悪心者とのバトル、登場人物たちの学園生活で物語は動いていきます。また、現実世界でも議論されているジェンダー的な問題を取り上げており、ラウはそれが原因で度々苦悩してしまいます。特に病院の場面は辛いものがありました。 しかし、友人たちとの交流を持ったことにより、ラウの心境にもどんどん変化が訪れます。特に後半の場面でラウが周りの人間のために力を使うと断言したときは、確かな成長を感じ取れて痺れました。個人的に好きなのは真希です。自分の容姿を自覚しつつ、信念を貫いている部分には好感が持てました。 また、立ち絵が豊富に揃えられており、私服・制服・戦闘服などキャラクターがバリエーション豊かに衣装チェンジしていきます(サブキャラまでしっかりと用意されている徹底ぶりです)。さらに、重要な場面では漫画的なスチルが挿入され、効果的に登場人物たちの感情を引き立てており、この演出は本当にすごいと思いました。未プレイの方はぜひやってみてはいかがでしょうか。
-
さよセン(さようならセンター試験)完結編あ…ありのまま今起こったことを話すぜ! 「おれはノベルゲームをやっていたと思ったら いつの間にか人生についての深いセミナーを受けていた」 …… 熱い…熱い意思のこもったゲームでした…。 いや、ゲームっていうより人生ですね。 『CLA○NADは人生』なんて言葉がありますが、それを借りるなら『さよセンは人生』です。 現在進行形の。 タグに[泣きゲー]があるのを今さら見つけましたが、まさしくそれです。 おそらく皆さんこのゲームをプレイしたきっかけは『センター試験公認ゲーム』というキャッチコピーが気になったからだと思い、私もそうなのですが、内容をプレイ前は全然想像できませんでした。 だから余計終盤までの道のりが辛くてしんどくて…(泣) でも、逆を言えばその辛い道のりがあったからこそ、このゲームのエンディングがとってもとっても希望を持てる物に感じられたのだとも思います。 あの!特に冬川さんが好きなんですケド! (顔文字再現しようとしてできなかった跡) とは言え、みさきちゃんを始め、他のみんなも個性が光ってたし、そのみんなが今に繋がってくるのも泣けてきますね…。 嘘でしょ…っていう急な展開もいくつかありましたが、現実の人生も結構唐突に出来事が訪れるものですので、その辺がよく表現されていると思います。 ちょくちょく入るセンター試験暴走ネタも面白かったです笑 最初私は「センター試験公認ゲーム?試験とゲームなんて真逆の存在やんけ」なんて思っていましたが、このゲームを通して本当にたくさんのことを学べました。 受験について、勉強について、人生について…。 センター試験経験者も、そうじゃない人も、ぜひぜひ触れてみてほしい作品ですね。 制作に多大なる労力を要したと思います…。 大変お疲れ様でした! どうやら次回作もあるようですので、陰ながら応援しております。 長文になりましたが読んで頂ければ幸いです。
-
BRADLEY(ブラッドリー)海外ドラマを見ている様な、とても素敵な雰囲気です。 画像、フォント、キャラの名前表示、音と、全てがまとまっていて、落ち着いたバーに居るような気持ちになりました。 ストレートのウィスキーと合いそうな作品です。
-
BRADLEY(ブラッドリー)冒頭から最後までシナリオやグラフィック、BGM、演出等洋画を観ているような非常に凝った作品だなという印象を受けました。 エンディングが2種類ありますが、明確な答えや結末を提示せずプレイヤーの想像に委ねるといった形で、プレイ後に色々と考えるのが面白いと思いました。 1周10分ほどで読めますが、短さを感じさせない奥行きの深さ、何周もしてストーリーを理解して言葉にしたい!と思わせる力をもっている作品だなと感じました。
-
写真部の幽霊部員1人の高校生の恋を描いた青春ノベル。40分ほどで読了できました。 高校の部活動という舞台設定は、王道だけどやはり良いですね。主人公は不器用な奴ですが、その真っ直ぐさが本作品の青春の雰囲気に良く合っていたと思います。終わりと思わせてからの展開が特に好き。キャラクターは槇奈が特に好みです。
-
たまゆらの夜自分以外に誰もいなくなってしまった夜の世界。そこで漫然と生きていた主人公の青年・響は、散歩でやってきた神社で少女の姿をした神様・タマと出会う。そこから始まる物語。選択肢はなく1時間程度で読了しました。また、この作品はサウンドノベルの形式です。 主人公の響は孤独を愛し、人を嫌い、そしてそんな思考に陥ってしまう自分自身も嫌っています(でも、完全に人を突き放すことはできません)。物語の前半はその思考をベースにした心理描写が多く、個人的には共感しかありませんでした。 そんな性格の響ですが、夜の世界で出会ったタマとの交流によって、徐々に考え方に変化が起こります。一緒に楽しんだり(Tシャツの場面は笑ってしまいました)、時には衝突を起こしたりしますが、その部分を丁寧に描写したことによって、終盤のシーンは心が揺さぶられるものがありました。 バックで流れる静かで幻想的な音楽もマッチしており、夜の世界をさらに引き立たせていると感じました。また、オープニング演出も凝っていて素晴らしかったです。未プレイの方は、ぜひ夜の物語を味わってみてはいかがでしょうか。
-
BRADLEY(ブラッドリー)プロローグのおしゃれっぷりに度肝抜かれました。立ち絵をなくしたことで映画のような効果があがってすばらしいです。明快な解答が示唆されず想像力に委ねられるゲームでもあるので、某セリフはこういう解釈もアリかな?とFAさせていただきました。
-
ミルとメルかわいいー!! ペットたちが人間の姿になってしまうという、お約束と言えばお約束のモノですが、声も合っているしとにかくかわいくて!! こんな特別な一日、私も過ごしてみたいですねー!