ドラマ
7849 のレビュー-
わたしのしたいプレイ致しました。 とても印象深いタイトルとキャラクターの瞳の作品です。 内容は、悲しい事も沢山描かれていましたが…それを受け止めて成長していく姿に感慨深さを感じました。 2人とも幸せになれると良いなぁ…
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Paint Over全体的にオシャレな雰囲気が漂う、絵を題材にした作品。 内容としては絵に限らず制作全般に共通することだと思います。 さくっと読めるので、特にスランプ気味の方など息抜きにどうでしょうか。
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指先で世界を見る複数視点のビジュアルノベルタイプの作品。 読み進めて行くうちに、『これは風刺なのかな~』と感じ、 あとがきを読んだらドンピシャでした。 油断すれば誰もが陥り易いことなので、気を付けたいですね。
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蚕の箱庭タイトル画面にBGMが流れた時点でゾクゾク来るものがありました。 15禁で複数の注意書、かなりプレイヤーを選ぶ内容かと思います。それだけに不穏な部分がガツンと来たり、まぁ~凄かったです。 私は深夜に始めて夜明けを迎えたのですが、こちらの作品をプレイするのにちょうど良い時間帯だと思いました。休日のお昼向きではないなと(笑) 時に自分でもおぞましく思う妄想、嫉妬、劣等感、自己評価などなど……ここまでではないと思いつつ、共感を感じてしまう部分が多々ありました。 クリア後の『附』も堪能できて良かったです~。 ここは濁しますが、御白さんの名字と外見から別の真実を予想したり、あと見覚えのある風景はあの公園だとか思ったりしました(笑) 関連作品も見たいと思う作品・作風(?)で、かなり好きです! 心を抉る作品をごちそうさまでした<(_ _*)>
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僕らのノベルゲーム
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さよならチョコミントプレイ致しました… 初見の感想は『どういうことだってばよ!?』っとなり、3周しました。 なるほど。 多くを語っていない物語なので、受けての受け取り方で様々な解釈が出来る作品だと思いました。 実に奥深い作品で、表現方法の勉強になりました! 素敵な作品をありがとうございます。
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Paint Over自分の絵がニセモノのように見えてしまうのは、絵を描く人間なら誰しも引っかかるトラップかもしれません。 それでも描きあげようとする情熱は素晴らしかったです。 モミジのシーンのイベントスチルがただただきれいで、ずっと眺めていたい気持ちになりました。
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さらば劇薬とても面白かったです! グラフィックが美しく、特に章タイトルのイラストがとてもセンスフルで素晴らしいです。 最後の選択肢の時に表示されるイベント絵も本当に素晴らしい! いやいや、舞台のチラシっぽいタイトル画面だって初めて見た時から好き! いつでも見られる演出コメントや舞台をあしらった演出全般なども良かったです。 ひとさじさんの作品はノベコレに出ているものは本作以前の全て遊んでいますが、 元々高かったスキル全般に磨きがかかっていると感じました。 そしてシナリオ。 とても秀逸で、のめり込み、驚き、膝を打ちました。 @ネタバレ開始 ま、まさか劇中劇だったなんて! ラストシーンでそういうこと?と思い、エンドロールで確信できる素敵な種明かしでした。 エンディングまで気付かずに手に汗を握っておりました。 と思ってもう1つのエンディングを見たら今度は演出じゃなくて現実!? ファッ!となりました。マルチエンドの醍醐味ですね。 @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございます。
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ネームレスな彼女可愛らしい彼女とそのなんだ、豊かなアレに惹かれてプレイしました。 まず、タイトル画面やUI周りが凝っていて期待が高まりました。 プレイしていてすぐに効果音やBGMにこだわっているのが分かります。 場面に応じたサウンドがきちんと準備されていて没入感を高めていました。 (サウンド面はEDまでずっとこだわりが感じられて凄く良かったです) また、彼女は立ち絵だけでなくイベント絵もたくさん用意されていてどれも綺麗でした。 @ネタバレ開始 ストーリーについてはBAD・NORMALと進めながら彼女の正体を考えましたが、 最終的な着地は彼女の正体うんぬんというよりはむしろ主人公にスポットの当たったものでした。 読後感はかなり良かったと思います! あと、豊満なアレがちゃんと意味を持っているというか、 きちんと現実として描かれているところが良かったです。 たまに「それで貧乳設定だと!ふざけるな」となることもあるので(笑) @ネタバレ終了 力のこもったレベルの高い力作ですのでおススメです!
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幽明少女はユメを見る不思議なもので、数多くの作品をプレイすると起動した直後、 タイトル画面を見た瞬間に作品をどれだけ丁寧に作り込んだかが大体分かったりします。 起動してコンフィグを開いただけで「これはきちんと作られたゲームだ!」と分かりました。 テキスト、グラフィック、選曲、システム、どれもとても良かったです。 ストーリーはどこに着陸するのかな?と思いながら読み進めましたが、 最終的にはとても良い感じに、前向きに締まった終わり方でした。 エンディングに向けての盛り上げ、エンディング、エピローグが最高で、 読後感が極めて素晴らしい作品だと思いました! 登場人物が主人公含めて全員魅力的で、みんな幸せになってほしい!と願います。 とても素敵な作品をありがとうございます。
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指先で世界を見るフェス開催前に感想を投稿したため、再度フェス欄に投稿させて下さいm(_ _)m 複数の立場からの一人称で描かれたストーリーです。 固定観念、無責任、決めつけ、思い込み。 人って結構いい加減ですし、無自覚に人を傷つけますよね。 日常に潜むそういった部分をうまく切り取った作品だと思いました。 ブログであとがきロングバージョンも読ませて頂きました。 あとがきフェチな自分にとっては最高なご褒美でした。 @ネタバレ開始 開発の動機については非常に納得感がありましたし、 極端な例でいうと問題を解決する熱血主人公などを配置するなどして 「こうだ!」というような安易な主張に走らなかったことも良かったと思います。 (現実はそんなに簡単な問題じゃないですからね) 少女A、客観情報を抽出すると本当にいい子ですよね。 作者様は話が続くなら転校後も同じ目にあったのではないかと推測されていますが、 世の中必ずしもそこまで捨てたもんでもないでしょう。 多少のやっかみを受けながらも幸せに過ごしたと思いたいです。 最後まで少女Aの心情が明かされることなくエンディングが始まったとき、 「よし!終わり方としてベストだ!」と勝手ながら思いました。 Aの心情が分かっちゃったら作品のテーマがボヤけちゃいますもんね。 @ネタバレ終了 考えさせられる作品をありがとうございます。
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幽明少女はユメを見る胸いっぱいで放心状態になっちゃいました。エンディングやべぇです(´;ω;`) 途中まではめっちゃ怖い話になるかと思いましたが、大丈夫。ホラーが苦手な人も恐れず最後まで読んでほしいです。それよりも個性的な登場人物とのやり取りが楽しかったり、思いやりや友情などが強い作品でした。 ストーリーは纏まってるし、イラストやBGMなど演出面も素晴らしいですし、プレイ時間は一時間位かな?気張らなくてもプレイできる長さでした。 素晴らしい作品をありがとうございました!
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氷雨の記憶少女Aでも、青年Aでもない、個人として何かを残したい、成したい。 そして、それを誰かに見届けてもらいたい。 奇しくも、同じような二人が出会って、そして辿り着いた二つの結末が書かれています。 そこに至るまでの二人のやり取りや心の機微が、とても詩的に書かれていました。 それこそ、嫉妬する程に。
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ロストフレンドシナリオ冒頭の吸引力を是非味わってもらいたい作品。 2つのエンディングとエピローグ合わせて40分で読了しました。 全体を通して導線がしっかりと繋がれているので、すっと心に入ってきやすい物語でした。 @ネタバレ開始 よし、ネタバレコメントだから誰も見てないな? 紹介スクリーンショット2枚目の翠姉ちゃんの綺麗な絶対領域を見てプレイを始めました! しかし碧人くん、絶対モテるでしょ!?顔も性格もイケメンだよ!?周りの女の子は節穴だらけか!? などと思いながら、翠という高レベルな姉が近くにいることで理想が高いがために異性に興味ないんじゃないかなと思っちゃいました。 しかも掛け算の順序を気軽に話し合える同士がいてコスプレまでこなす姉。オタクとしてもハイスペック。寸分の隙もない。 と、そんな姉弟を実にうまく使った物語でした。 最後の選択肢の分かれ目は、両方読んで唸らせられました。 そうなんだよ。誰かに頼ることは全然悪くないことなんだよ…! 最後に、碧人と汐音お互い涙を流すシーンのカットが素晴らしかったです。 @ネタバレ終了
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指先で世界を見る優秀なテニス部のエースに、実は裏があるのではないか、と噂が立つところから始まる話。 どこか閉塞感のある学校という空間だからこそ、その噂に「いかにもありそう」な感じを与えてくれます。 開始数行で意識を引っ張られたので、見事な導入だと思いました。 複数人の視点から物語を描いていますが、それによって最初に提示された謎が徐々に輪郭を持って実際の形になっていくのが構成の妙ですね。 @ネタバレ開始 そして、終始不穏な空気感の物語でありながら、最後は意外なほど明るい結末を迎えます。問題自体は何も解決していないのですが、それも含めての綺麗な読後感に感動しました。 キャラクター名が記号なのも、匿名であることがテーマと噛み合っていて良かったと思います。 作者様によれば、どうやらエンド曲が2種類あるようなのですが、これは穏やかな曲が流れたからこその読後感だったと思うので、ここで印象が変わってしまうのは少し勿体ないかな、という気もしました。 @ネタバレ終了
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Paint Over背景が非常に魅力的な作品です。私は美術に知識や理解などは持ち合わせてはいませんが、しかし創作活動で何かを表現しようと模索する者としては、どこか通じるものがありました。 @ネタバレ開始 桜井先生がおっしゃっていた「悩んだ方がいい」という言葉は、個人的にかなり好きです。悩むという行為は引っかかるところがあるからするわけで、つまりはそれだけ真剣だということだと思います。加えて、悩むこと自体はそれほど嫌われるものではないと思います。かくいう私も何かを思っては悩み、なんとなくの糸口を見つけて解消したくせに、またすぐ次の何かに悩み始めるなど、もう悩みまくっています。気負いすぎるのがあまりよくないというだけで、悩むということにはきっといい面もありますよね。あとそれを「かゆい」と表現するのは、相沢くんらしくていいなと思いました。私も使おうかな。 また、牧野さんが言っていたように、さばっと見切りをつけるもよしですね。そこは好きにしたらいいと思います。まああの眼差しが語るものはそこではないでしょうが、しかし相沢くんも感じていたように、あれは決して嘘ではないと思います。本心だからこそ、あれだけ重みのある言葉になるのだと思います。 そして現実の壮麗さを見て、Paint Overという答えにいくの、ほんとかっこいい。自分の理想とする四季の情景を描くために、とか言っていたのに、理想を押し上げられてもなお向かう。というよりむしろ燃えているところが、正に追い求める者だと感じました。 「あなたの今の絵、あたしは本当に好きだから」 ああ本当に、表現者というものはかっこいい。 理想と現実の対比が今作の大きな部分だと思いましたが、ここからは物語の枠にとどまらない強烈な熱を感じました。そして"実る寒空の下、"の心地よい余韻。この作品好きです。 @ネタバレ終了 ありがとうございました。
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オリンピックの緒輪郭を捉えることが難しい、詩のような作品です。 登場人物の謎めいた会話、いくつも並んだ意味深なタグ、曖昧模糊とした複雑な話が展開されます。それでいて、「ただ分からん」とはならず、心に痛切なものを残していきます。 不思議な作品を、ありがとうございます。
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指先で世界を見るプレイ致しました。 色んな人が、それぞれの思いを持っていて…それが集まって混じり合って問題が生まれるんだなぁと、ドキュメンタリーを見ているような気持ちになりました。 と、エンディングを見ていたのですが… 最後の印象は圧巻で、読後感が一変しました。 凄く勉強になる作品でした!ありがとうございます!
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Sea glass(シーグラス)青で統一された雰囲気がとても心地よかったです。 とても雰囲気がよく、すこしだけ海に遊びに行ったような気分になりました。 シーグラスに例えられる彼女は幸せだったんでしょうか…
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指先で世界を見るテニス部のエースにまつわる噂を色んな人物の視点から語られるお話です。 @ネタバレ開始 あとがきで語られている通り、学校という小さな世界の話というよりは今の世の中で使われない日はないだろうネット世界での話として受け止められます。 語り手の5人は現実でもこういう考えの人はいるんだろうなという現実感があって、きっと自分自身もそうなる可能性はあるのだろうと思いました。 この作品で噂の中心となっているAさん視点の話がないのがとても好きです。Aさんと会話したBさんですら彼女の心情は表面上でしかわかりません。でも人の気持ちなんて本人しかわからなくて当たり前です。もしかしたら彼女が話した転校の理由は嘘かもしれない。でも本人が言っていないことを邪推して、それを真実のように拡散するのは良くないのですよね。BさんとAさんが撮った写真に心からの笑顔があることを信じたいです。そして最後の演出が怖い。 @ネタバレ終了 指先で世界を見るというタイトルが秀逸でした。指先で情報が得られるようになった今の時代、情報の取り扱いは慎重にしようと自戒しました。