ホラー・オカルト
7446 のレビュー-
みちのく怪奇譚 3話霊感のある大学生コンビ・義胤と景道。二人は春休みを利用して景道の実家に帰り、そこで祐樹という少年に出会うことから始まるホラー物語です。前後編・30分程度で読了しました。 めちゃくちゃ面白かったです!1話から読んでいますが、今回はより痛快なエンタメホラーになっており、構成の良さもあって、あっという間に読み終わってしまいました。最初の画面で「登場人物一覧」が設置されていますので、3話から読み始めても大丈夫です。 @ネタバレ開始 前後編で視点を分けたのは、とても秀逸だと思いました。前編で唐突に問題が解決してしまい「えっ?」と思った直後、後半の祐樹の立ち絵を見た瞬間「あーっ!」とすごく納得してしまいました(笑)。前編の夢の内容が、後半の展開に結び付けている部分も良かったです。1話から続いている義胤と景道のやり取りも相変わらずで、妙な安心感を抱きました(笑)。それにしても、今回は強大な守護霊のおかげで難を逃れましたが、増幅させる力がますます強くなってる義胤の今後が気になるところです⋯⋯。いよいよハルノさんが本格的に動き出すのかな、と思いつつ続きも楽しみにしています!
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GHOSTEACHER全体的に優しい雰囲気でしたが、それだけにぞっとするところもあり、こわさとかわいさの絶妙なバランスが面白かったです。 生徒たちの変化していく姿も場合によっては結構こわい時があったのですが、それを嬉しそうに報告してくれる様子はとてもかわいかったです。 そして献立はどれも不気味なのにおいしそうでした。フルーツポンチはちょっと食べてみたいかも…? グラフィックがとてもステキでずっと眺めていたくなります。
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ファントムゾーン クリプトファシア終始ワクワクしっぱなしの極上のゲームでした! 凝った世界観は説明臭さがなくスッと入ってきますし、 特に双子の設定が素晴らしく良い!!! ストーリーは冒頭から掴みがバッチリで、 本編はずっと引きが効いていて途中で止められません。 怪異の存在も不気味で、山場はとても緊張感がありました。 ストーリーもそうなのですが演出も凄く凝っています! それは能動的に遊んでいる感覚だったり、 怪異の存在感を高めるためであったり、 世界観をきちんと認識させるためだったり、 目的は様々ですがどれも効果的に機能していたと感じました。 背景は差分が充実し、キャラクターも魅力的です! 特に陣内先輩のキャラクターがとっても気に入りました!! 素晴らしい作品をありがとうございます。 続きも期待してお待ちしております!!
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夕暮倶楽部全人類このゲームをやってくれ~~~!! 世界観とグラフィック、心を掻き乱されるストーリーに真正面からぶん殴られるような凄まじい作品でした。その場所に遺されたチャット(お悩み相談)を読んでいきます。バラバラのお話のようでも、どこか繋がっていて、ハッとさせられる場面がやって来たり… そして台詞回しが非常にコミカルで、腹抱えて笑うような場面も何度も出て来ます…。終盤に近付くにつれ、まるで雰囲気の変わったほの暗い展開にも読み応えしかなく、何処を切り取ってもすごい。 語りたいことがあまりにも仔細なので以下畳みます…。 @ネタバレ開始 ひとりひとり語りたいことが多過ぎる。 モモくん可愛い…大変結構だと思います!←だいすき そう思ったらそうか葬式したって言ってたなとドン暗くなりましたねはい……はい……お母さんつらい…… 彼はなんというか、キーマンというか、数奇な運命を持っているのですね。両方のエンドを見て度肝を抜かれる想いでした…。一瞬その突然の告白に理解が追い付かなくてエンド見直しまくってしまったけど、「なんて羨ましい」ってそういうことだったのかあ… ゲームが終わってもう一度月曜日を見たとき、私にとってもなんだかモモくんは特別な人に見えていました。 カルメンさん! 不謹慎にも言葉回しが最高でゲラゲラ笑ってしまったけれど、悩んでいるのはとっても伝わって来ました。アイコンから考えるにやっぱりちょっと喉のこと以外にもあったのかな…でもベストオブ笑いましたね…… ダニーさん、スタンプ?が毎回凝ってて素敵でした…ツネオリさんはこれはわざと急患といって逃げてたという解釈でいいのでしょうか、やり取りが小気味よくて楽しかった……わりといいコンビなのでは!? クリスティーナさん、なんかこういうひと当時のインターネットにいそう! っていう面白味がありましたね…。そしてツネオリさん律儀過ぎる。めちゃくちゃやさしい。 振り返ってみると、この子とのやり取りが本当にお悩み相談みたいな感じで、印象的でした。 ニシムラさんの件、かなり混乱しましたが、これはなかなかカルメンさんが強すぎる。私はこの子めっちゃ好きかもしれんです… 金曜日になって突如物語が動いたような気がしたのですが、よくよく見返すとあらゆるところにヒントが散らばっていたのですね。 そしてツネオリさん… 読んでいるとおや!?おや!?となる部分が多く、どんどん彼女のことが知りたくなりました。相手が来なかったときにショックで私の読む手も止まってしまったけれど、実際それだけの問題ではなかったのですね。 でも何だかツネオリさんにも人間らしいところがあるんだと思いました。ここに来るまで、まるで何でも見透かしている牙城の崩れないクールでジーニアスなひとだと思い込んでいたというのもあります… でも二周目見たら全然印象が変わってびっくりしました。どこか表面だけで話していると感じていたようなあれやこれやに、様々な感情が乗って見えるのです。この台詞の裏ではこんなこと考えてたんだ、みたいな想像をしてしまいます。 さよならナッちゃん… そしてツネオリさんにとっても特別なチカちゃん。きっと心優しい子なのでしょうね…。 彼女を取り巻いた死を乗り越えて、今後どんな生活を送っていくのかとても気になります。 もちろんもう片方のエンドも、きっとお姉さんは一筋縄ではいかないでしょうから、どうなったか気になります… 個人的なことですが、私にとって好みド真ん中の夢のような作品でした。 次回作も楽しみにしています。 @ネタバレ終了
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篠目村ホラーも好き。田舎も好き。 そんな私はタイトルだけで「これはやるっきゃねえな!」と。 プレイ中も背景に移る農村の写真を見てるだけで幸せな気分になってました。 @ネタバレ開始 青春ホラーという言葉が気になってはいましたが、以外な展開を目の当たりにして納得がいきました。 両方のEDとも思わず「渡辺エェェェェェ!!!!!」と叫びたくなりました。 まあそれぞれ語気の意味は異なるんですけど。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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現代都市怪奇録さっくと秋に夜長に少し背筋がひんやりして面白かったです。 怪談がうまく現代風に描かれていて『罰当たり』とか実際にありそうなところが怖いですね。 ゲーム実況させていただきました。
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真夜中の学校前作から引き続き楽しませていただきました! 相変わらずどの怪異も可愛らしくてとっても素敵です! それでいて、扱っている内容は結構重め・エグめで、このギャップが前作に引き続く魅力だと思います。 そして、日記に書いてある怪異に対する考察! 個人的に一番好きなトコロで、今回もとても興味深かったです! 少し直球な表現があるので畳みます。 @ネタバレ開始 今回は作中で色々な「死因」が出てきます。 プレイしている最中も、「自分が死ぬときは、焼死とか見た目自分だと分からなくなるような死因は嫌だな~」 とか思ってました。そうすると、ベストな死に方って何なんだろう。 しかし他の方もおっしゃっていますが、それらのほとんどの発生源を考えてみると、やはり真に恐ろしいのは怪異ではなく、ですね。 怪異が可愛らしく描かれている本作品では、それが如実に感じられる気がします。 @ネタバレ終了 今後ヒナちゃんも楽しく過ごせることを祈ってます。 素敵な作品をありがとうございました!
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贋作のゆりかご。とある事件の犯人の元に突撃取材してお話を伺う作品です。語り手の燈ちゃんの可愛らしいお顔が話の最中に黒く塗り潰されたり、話の内容に沿って変化する背景の演出が素敵です。表情が見えないからこそ移ろいゆく後ろ側が映えるというか。彼女は一体どんな顔とどんな感情でこの話をしているのやら…… 最後辺りの問いかけや、作品のタイトルの贋作と書いてきみと読ませるのも凄く好きです。 おまけの彼女の言う通り最初から真作なんて求めなければ、自分が贋作であると思い始めることも無かったのでしょう。それでも求めてしまうのがどうしようもない性ってやつなんですかね。せめて自分だけは自分を認めて生きていきたい。そう思いました。 素敵な作品をありがとうございました。 ところで主人公の命は無事でいられますかこれ?
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点鬼簿行路人形の首を折っていく少年・淵上くんと、彼が所属する演劇部の先輩・小夏ちゃんのホラー物語です。全2エンド、30分程度で読了しました。短めの作品ですが、読み終わった後の余韻がとにかく大きい、美しくも残酷な物語でした。 個人的に強く惹き込まれたのは、メインとなる文章表現でした。思春期の鬱屈とした感情をベースにしつつ、レトロな雰囲気を感じさせる独特な言い回しが、より物語の世界観を強固にさせていると感じました。前作の『ヘクソカズラ』でも感じましたが、制作者様でしか表現できない文章の世界が完成されており、その部分も楽しみながら読みました。文章以外にもグラフィックの美しさはもちろん、世界観を崩さない程度の演出・絶妙なタイミングで入ってくるボイスなど、ノベルゲームとしての完成度も非常に高い内容になっています。 @ネタバレ開始 淵上くんと小夏ちゃん、お互いに「気になる相手に会いたくなった、という感情を持った時点で悔しくなる」という部分が、個人的にめちゃくちゃ刺さりました(細かい!)。すごく捻くれているけど、すごく真っ直ぐで、とても二人らしい感情表現に自分は胸がギューッとなりました。何だか変な感じの文章になりました⋯⋯。スイマセン⋯⋯。 @ネタバレ終了 とても印象的で上質な短編ホラーでした。素敵な作品をありがとうございました!
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鳥籠の嘘面白そうなあらすじに惹かれてプレイさせていただきました。監禁している人物の狂気に怖いなあ…と感じつつプレイしていたら、ラストのどんでんがえしにすっかり騙されました!トリックの作り方がとても巧いです。クリア後のサイドストーリーも楽しませていただきました。ありがとうございました!
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実話系怪談 深海からの足音怖かったです…!基本的にホラーは大丈夫なほうなのですが、「実話系」となると一気に怖さが増しますね…。ぞくぞくしながらプレイしていたので、途中に出てくる人形の写真に思わず「ヒッ!」となってしまいました。じわじわ来る怖さがあって面白かったです。ありがとうございました!
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ぼくのえにっきなんとなく怖そうだったので、夜中ではなく、まだ明るいうちにプレイさせていただきました。 絵日記を1頁ずつゆっくりと読み 途中から、自分なりに幾つかのオチを想像をしながらプレイしてみました。 そして、想像したオチの1つが2割ほど合っていました。 @ネタバレ開始 新聞の記事を見て『そこまで酷い出来事だったのかぁ~』って思いました。 @ネタバレ終了 やはり、明るいうちにプレイして良かったです。 不気味な感覚をありがとうございました。
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Eat-Tsuke!このゲーム、淡々とした語り口調の中でどうにもならない不条理さを感じる文章に等身大の感情表現が合わさってとても引き込まれました。 そうして、引き込まれたが最後、作者の思い通りなのですね…。 現実とゲームがシンクロする感じとそれに伴う何とも言えない怖さがあってすごく楽しめました。 そして、想定プレイ時間見てもしやと思ったら案の定二周目があるのですね。 ネタバレになってしまうので詳しくはかけませんがこちらもまた不条理さや理不尽さ人間の汚さなんかが丁寧に描写されてて読んでていい意味で気味が悪かったです。 尾を引く怖さというのが上手く表現されてて作者様の実体験じゃないよね?と不安になりました。 シンプルで簡略なゲームがプレイするとその理由が分かり、設定という面での作り込みに感服いたしました。
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びたちょこ「忘却の魔女」編壮大な異能バトルモノの序章、といった趣の作品でした。 様々な能力を持つ狩人が活躍する世界の物語です。 プレイ中の違和感が解消し、希望のある結末へと続く良いお話でした。 立ち絵を含む素材の見せ方も非常に上手で、特に前日譚の部分は演出にも迫力がありました。 主人公たちがもっと活躍する姿も見てみたいと思いました。 勝手に続編の制作を期待してお待ちしております!! 面白い作品をありがとうございます。
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アブノーマルハァト可愛いイラストと不穏な雰囲気に魅かれてプレイさせて頂きました! 1人1人個性的なキャラクター達で、それぞれのお話がそう長くないので遊びやすかったです。 次はどんな人なんだろうとわくわくして一気に読み進めました! @ネタバレ開始 明日真くんは、本人がとてもまっすぐなだけに報われてこなかったんだなぁ……と哀しくなりました。 BADENDの星奈ちゃんの怯え顔がツボです! 香利さんは、どう展開が進んでいくのか想像がつかなくて 優しい香利さんに癒されつつもドキドキしながら進めました。 HAPPYENDがとても切なかったです……。 せっちゃんはとにかく顔が良くて口調も可愛くて惚れました。ずるい。 想像以上にゲス顔を披露してくれて良かったです。 奏夢さんのお話はロマンティックで切なくて、 HAPPYENDの1枚絵が最高でした。 善くんはめちゃくちゃ可愛かったです。最推しです。 序盤からサイコ感溢れてて最高でした。直されたい。 ヒロインの星奈ちゃんも、CGモードのデフォルメ絵も可愛かったです。 TRUEEND後のタイトル画面も最高でした! @ネタバレ終了 様々な愛の形が味わえる、ハラハラドキドキな作品でした! ありがとうございました!
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繋ギ工芸館管理人さんの絵に誘われてプレイしてみたが……。 その絵柄通り、シュールでした。 寿司氏のギャグ方面への振り幅があるだけに、バランスが取れているのかも。 最後の管理人さんの満面の笑顔が印象的でした。 なんか途中からうっすら展開が読めてしまいましたが、もし寿司氏が約束を守っていたらどうなったのか、そのルートでの話も見てみたかったです。 寿司氏よ、そのソーラーパネルは被って役に立つのかい?
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軽くて重い話起承転で終わり、後はご想像にお任せします的な〆で考察好きの人にはいいのかもしれないが、自分はスッキリ終わる方が好みなので悶々としてしまいました。 『僕』が現れた経緯やその他諸々を伸ばして、もうちょっと長いお話で読んでみたい内容。
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ルサールカ普通に過ぎ去る方のエンディングはこんな日常もあるかなと思えるものでしたが、 バッドの方はあっという間に……。 ごく短編ですが雰囲気を楽しめました。
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夢 の罠以前、ふりーむで見つけた時にプレイさせていただきました。 こちらで見覚えのある画像を見かけたので一言。 やられた、まんまとやられた…… おそらく、制作者さんの思うつぼというやつでしょうか。 ゲーム中は楽しく対戦していたのですが、実は……という、 タグの「意味がわかると怖い系」そのままでした。 すまきんかわいい。
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GHOSTEACHER色彩の統一感、画面の構成が魅力的でした。 オーソドックスが思いもよらぬ進化をとげて面白かったです。可愛らしさとホラーの絶妙なバランスがすごいと思いました。映像を見せるのにビデオでもDVDでもなくフロッピーなところが学校らしく、素晴らしいチョイスだと思います。存在を忘れてました。 個人的には先生の何かありそうな、いや普通の先生のような絶妙なデザインがお気に入りです。