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SF・ファンタジー

7906 のレビュー
  • クローネとはぐるまのしま
    クローネとはぐるまのしま
    どこか寂しさを感じる幻想的な世界で、じわりと心に染みるような素敵な作品でした。 人間のクローネと、時計と「いし」で動く人形たちのお話。2時間半ほどでクリアしました! 詩的で淡々とした文章を、ゆっくりと咀嚼しながら進めていくのが心地よくて、とても引き込まれました。 出会う人形たちが、みんな静かに終わりに向かっているようで、それでも希望を持って生きていこうとしてしている姿がとても愛おしかったです。 それぞれが違った優しさを持っていて、「いし」を持っていて…どの台詞もとても印象的なものばかりでした。 @ネタバレ開始 特に好きなのは、ルミノバの「とまっているよりは くるっていたい」と、レトログラードの「たとえスクラップになってもよかった」です。 たからものの説明文がすべて過去形であることも、いろいろと想像が掻き立てられて素敵でした。 @ネタバレ終了 ストーリーは一本道ですが、探索してたからものを拾ったり、人形たちの話を聞きに行ったり、世界を隅々まで楽しめるようなゲーム性がとてもよかったです! グラフィックもとても凝っていて、作品が持つ暗さと寂しさも、その中にある小さな希望の鮮やかさも、すべて丁寧に表現されていて素敵でした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 安らかなこの場所で眠る
    安らかなこの場所で眠る
    作者様の前作と同様に幻想的な雰囲気が漂う作品でした。 3つの選択肢を選ぶことで物語の全貌が見えます。 色々な見え方があるとは思いますが、 個人的には悲劇的な側面はあれど深い愛の物語だと思いました。 ユオの心情はだいぶ辛いものがあるので報われると良いなあ、と。 自作の背景イラストが柔らかい味わいだったので、 要所にクリッカブルシーンがあったのも楽しめました。 素敵な作品をありがとうございます。
  • 残り1分! 魔王城!
    残り1分! 魔王城!
    最初からクライマックス!! 選んでも選んでも爆発につぐ爆発。 面白すぎて選択肢コンプリートしました。 @ネタバレ開始 あれこれもしかしてメリバ……?と思ったらちゃんと脱出エンドが合って嬉しかったです! カロス君は誠実なポンコツ勇者かと思ったら、浮気性のポンコツ勇者でお前……となりました(笑) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 残り1分! 魔王城!
    残り1分! 魔王城!
    いやー面白かった! 1分の脱出劇!だいたい爆死!(ネタバレではない) 横文字は左から読むのが日本人なので、真っ先にズボンを脱ぎましたが冷静に考えて何やってんだよ勇者ァ! 節操のないカロス氏、おそらく技量と分別の天秤がシーソーのようなのだと思います。 リリーちゃん、勇者とはいえよく共に旅を出来たなあと思うので街に帰ったらよくよく休んでいただきたいですね。 本当に脱出出来そうな選択肢から、変化球と見せかけた変化球(?)もあり、短いながらも数々の予想を裏切られました。 ラインナップ考えるの大変だったと思いますが、画面いっぱいの選択肢を消化していくのはワクワクしました! このギャグセン、見習いたい……!
  • ニケル・ラブローカの日記
    ニケル・ラブローカの日記
    ハートフルで可愛い学園ファンタジーでした。 生徒たちの見た目に契約した神獣のモチーフが反映されているのが素敵でした。 機会があればカラメラ以外の神獣も見てみたいです。 @ネタバレ開始 清々しいまでに潔く奈落の底に叩きつけられました。 タイトル画面からなにやら不穏な空気が漂ってくるかと思えば、こんな結末が待っていようとは。 可愛らしいキャラクターデザインでシナリオとのバランスを取っているような、あるいは凄惨さを引き立てているような。いずれにしても絶妙な組み合わせだと思います。 それから、カラメラがとってもかわいかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 小さなおくりもの
    小さなおくりもの
    心がぽわぽわ温かくなる素敵なお話でした!家族尊い……。 柔らかな絵柄が作品にとても合っていて良かったです。 素敵な作品をありがとうございました!
  • Marionnette;Nostalgie ~人形の追想録~
    Marionnette;Nostalgie ~人形の追想録~
     魔術師や異能者が己の信念を衝突させながら戦う、魔法・異能バトルファンタジー作品。  物語前半は、主人公である青年「アーネスト」が潜入することになった魔術研究所における平穏な日常が、いずれ来る崩壊を予示しつつも描かれていきます。  そして後半では日常の崩壊、すなわち魔術師たちの攻防が描かれていき、非常に盛り上がる見事な構成でした。  本作の個人的な見どころは、熱い魔術・異能バトル描写、そして「魔術というものに対する価値観」の衝突です。この点がしっかり描かれていたのが、いわゆる「異能バトルもの」愛好家としては、とても満足感のあるものとなっていました。  シナリオ、オリジナルのグラフィック共にクオリティの高い、お勧めの作品です!  一番好みだったキャラクターはロゼ君です。魔術師としての価値観が明かされていくにつれて「あ、好き……」となりました。アーネストさんのキャラ性とも良い対比になっていますね。
  • ヤドカリ
    ヤドカリ
    変わり者のハイスペック少女「美優」と高校で再会した幼馴染の「えみ」の間で板挟みの主人公のラブコメ…かと思いきや「ヤドカリ」の話が出てくるとオカルト&ミステリに早変わりです。 一度読み始めたら続きが気になって止まりませんでした。全て伏線やミスリードに思えてきて、先の展開にドキドキしながら読み進めるのが楽しいです! 読み応えのある素敵な作品をありがとうございました! @ネタバレ開始 冒頭からは想像できないオチのような感想をチラホラ見かけていたので、最初から色々疑いながら読み進めました。 もしかして主人公が女とか?主人公がヤドカリとか?などなど。 美優ちゃんが凄く好きです。 随所に裏表のないきっぷの良さ、綾斗を大切に思う気持ちが表れていて、彼女が悪意あるヤドカリということは絶対ないなと信じていました。 ミスリードだらけだったけど信じていたよ!! 彼女が大食いスキルを発動すると店が臨戦態勢になるのが面白かった(笑) 伊澤くんの家でヤドカリの記事を読んだ時はぞっとしました。 え、こいつがヤドカリだったら詰みじゃんとヒヤヒヤしながら読み進めました。 そこを越えると、いやえみちゃんかもしれないとも思い、保健室や屋上では2重の意味でドキドキできて面白かったです。 美優ちゃんとえみちゃんの言い争いの真相が予想の斜め上過ぎてめちゃ笑いました! @ネタバレ終了
  • 泣けない兎 短編集
    泣けない兎 短編集
    泣けない兎のシリーズの短編集とのことですが、ここから入っても全然問題ないと思いました!本編では語られない神様や精霊たちの過去を知ることができます!過去を全体的に語るのではなく、それぞれのキャラクターからの視点のお話で、それぞれの痛みについて深く丁寧に描写されていました。 グラフィックがとても凝っていて本格的です!作者さんの情熱が伝わります!笑 ムービーを使用した背景などもあってすごいです!マジで海の中にいるみたいだぁ…! 本編で神様たちが人間に対して厳しいのはこんな過去があったからなんですね…とにかく痛みの描写が、うまいです。グサッてきます。本当にみんな傷ついていて、でもすごく優しくて涙が出ます…。 @ネタバレ開始 印象的なシーンもとても多くて、シーラ様が茨をすこしずつ解いていくシーンとか、ヒョウカちゃんが殺されてしまうシーンとか、シオンさんの包帯を解くシーンとか・・・思い出してたらすぐボロボロ泣いてしまいました・・・笑 こういう不幸と向き合う作品って、なんていうか下手に作ったらすごくしらけるというか、はいはいお説教ね~とか、そんなすぐ立ち直るなんて全然平気だったんじゃん!みたいな、そういう気持ちになること多いのですが、この作品は全然そんなことなくて、すごいです・・・。なんでだろう、そこが絶妙にリアルで、悲しみってそんな簡単には癒えなくて、でもささやかな優しさがすこしずつ光をもたらしてくれるところが、すごく好きだなって思いました、言葉にするの難しいですね!!! だからセツカちゃんがヒョウカちゃんを引きずり続けていくことにも共感したし、そうしないと相手を裏切るようなそんな気持ち担ってしまうのもすごくわかったし、でも救われてほしいし、でも選んでもらったいちごはきっとおいしいし、でも苦くていいんです・・・・・わかる・・・・セッちゃんいいよね・・・・・・・ あ、ていうか5番目のあの話なに!??ちょっと!???!???続きがめちゃくちゃ気になります・・・どうなっちゃうの・・ @ネタバレ終了 悲しい話がメインですが、でも明るくて楽しいシーンもありますし、とても救われる気持ちになります!オススメです! 素敵なお話をありがとうございました!!!
  • 青い翅の蜘蛛
    青い翅の蜘蛛
    絵本のような世界観で、非常に切ないお話が語られていきます…。 ページを捲る音が聴こえる度に、お話が終焉に近付いているんだなあと思ったり。 あとがきにも書かれていましたが、子どもさんに見せるのも良い作品かもです! @ネタバレ開始 食べられた蝶も可哀想だけど、蜘蛛さんも可哀想で、そして残されたふたりの蝶々のことを考えても心が痛むお話でした。蜘蛛さんがどっちを選ぶのかはらはらしながら見ておりましたけれども、でも背景が澄んだ青空だったのが、なんとも読後感を良くしてくれているような気もします。 確かに紙媒体でも見たい作品ですね! 綺麗でわかりやすい絵が映えそうです。 @ネタバレ終了
  • ヤドカリ
    ヤドカリ
    あらすじから既に大好物なジャンル確定だったので、日を開けず一気にプレイ出来、余韻に浸れる日をずっと待っておりました。 そして満を辞して本日読了出来たのですががが。
まさかの飯テロ要素まで用意されていたとは…何とも豪奢な、予想斜め上を行くギガ盛りな作品でした٩( 'ω' )و カレータベタイ タイトルの「ヤドカリ」 プレイし終えてみればその意味も分かり、それ以外考えられない本当に秀逸な題名だと思います。 @ネタバレ開始 ストーリーの面白さもそうですが、チャーシュー麺に命を救われた体験、弁当用スポーツバッグというパワーワードをこの先忘れる事はないでしょう。 選択肢があるとバッドを踏み抜かなきゃ気が済まない病にかかっているため、泣く泣く立花くんの尊い犠牲を元に背後に潜む謎を考えていたのですが、気づけばあれよあれよという間に深山さんの掌の上で踊ってました。 そしてミスリードの穴にスポッ...(*´꒳`*) @ネタバレ終了 エンタメカロリーに満ち満ちる事が出来る作品、ありがとうございました٩( 'ω' )و ラーメンタベタイ
  • ヤドカリ
    ヤドカリ
    真夜中にプレイしたら二重の意味で危ないゲームでした。 怖い。そしてラーメンが食べたくなる。なんて危険!(笑) 全員あやしくて最後まで犯人がわかりませんでした。作者様、ミスリードがうますぎます…(全部ひっかかりました) 壺娘という新しい萌えジャンルの誕生の瞬間に立ち会えて幸せです。 眼鏡イケメンが好きなので、伊澤くん応援FAを描いてましたが、某日某所で本作を宣伝するタピオカ抹茶売りさんに遭遇して全部持っていかれました。たぶん全部飲んでもまだ足りない。
  • ヘブンズ・ロワイヤル -Frozen Butterfly-
    ヘブンズ・ロワイヤル -Frozen Butterfly-
    とっても面白かったです! 夢中で最後まで読み進めました。 長編ADVの続編となるこちらも中編のADVとなります。 前作はデスゲーム的な展開でしたが、今作は逃避行ノワールモノ?といった感じです。 作品紹介の通りに前作プレイ推奨であることは間違いないのですが、 本作独立でも楽しめるストーリー展開だったように個人的には感じました。 続編であることで避けるのはもったいない作品であることは間違いないです。 比較すると本作の方がテンポが良いように感じました。 恋愛要素も出てきた本作の方が個人的には好きです! ナルガの生前の話は非常に興味深いものでしたし、 今作でのバトルシーンも知能戦的な駆け引きもあって大満足でした。 なんといってもナルガとルーシーのやりとりや関係性の変化も見どころです! 前作で既に確立されたキャラクター像があることと、 登場人物が前作より絞られたことで1人1人に焦点があたり、 個別のキャラクターの人物像がより深く描かれていると感じました。 @ネタバレ開始 カルラはとにかく美しいし、ラグエルのキャラ立ちは半端ないし、 本作で唯一?心の綺麗なバルくんは純粋で尊いです。 ラブなシーンは2作品分の前置きがあるので、メッチャ燃え&萌えました!!! @ネタバレ終了 色々おおっ!となったシーンや表現についてはあとがきで詳細な解説がありました。 そりゃ色々と熟慮した結果だよなぁと思える様々な伏線や技巧が随所に見られます。 サブタイトルにもなっている蝶の演出も要所で効いていて印象的でしたし、 EDムービーは相変わらずセンスフルで素晴らしい出来で何度も再生しました。 クリア後のおまけは充実していて美麗なCGだけでなく回想やおまけストーリーも堪能できるし、 noteのあとがきは読み応えがあって充実していました。 総じて大満足です!! 力のこもった力作をありがとうございます。
  • Shiny night Drop
    Shiny night Drop
    作者様らしい幻想的で素敵な作品でした。 ジャンルがゆめかわ系周回ノベル、あらすじとタグ通りの単語通りの可愛らしいゲームです。 2周目くらいからどんどん可愛らしさが増していき、 ラストに至る頃にはとっても胸にこみ上げるものがあります。 あとがきで言及されている通り、色々と想像の余地もある作品でした。 @ネタバレ開始 グレうさぎさんと同じく、流れ星とお花の演出が好きです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます。
  • Seek a country ~彼の地を夢見て~
    Seek a country ~彼の地を夢見て~
    驚きのフルボイス! どのボイスもキャラクターに合っていて熱量が伝わってきました。 OPムービーやタイトル画面、セーブ画面やマップ等も作りこまれていて、 制作はメチャクチャ大変だったろうなと思います。 これを完成させたのは意思の力でしょうか。 魔法のエフェクトがまたカッコよかったです。 主人公ゼノは最初ちょっと傾いてる感じだったけど、終盤はより主人公っぽくなってきましたね。 声もキャラに合っていて良かったです。 @ネタバレ開始 あと、使える魔法のチョイスが、ほぼ『強化』だけに特化しているという設定が面白いと思いました。 一見派手さはないけど使い方と工夫次第で様々なことが出来る。十分戦える。 好きなシーンは、海のクラーケンとの遭遇ですね。 大物と戦っている雰囲気と緊張感が出ていてよかったです。 そしてその回避の方法も良かった。 あと、ヒロイン勢ではソフィアさんが好きだけど、 他に気に入ったキャラを挙げるとすると、ダイクさんかな。自分に自信がなくて客にあたっちゃうところとか、憎めないなーと思います。 最後はきっちり新武器も仕上げてきてくれるし。 最終的にはゼノ達も居場所を見つけることが出来て、良かったです。 @ネタバレ終了 渾身の作品をプレイさせていただきました。 ありがとうございました!
  • 泣けない兎
    泣けない兎
    プレイさせていただきました。とにかくどの登場人物も魅力的で引き込まれるお話でした。暗い過去も可愛い面も持ちあわせる、人間くさいけど長寿らしく達観した顔も持つ……精霊たちや神さまたちの姿がとても好きです。クリア後、ギャラリーをしみじみと読みました……。 アンゼ大好きです。純粋で優しい性別なしキャラ、いとおしいです。 そして笛が大好きです。かっこよくまっすぐで、可愛くて、みんな笛を好きになってしまう。頷けます。 魅力的なキャラクターが集まっているからこそ、その裏に示唆される暗い背景にどきりとさせられます。 この先どうなるのか気になり、本作クリア後すぐ続編をDLしました。最後に番外編をプレイして救われる予定です。少しずつですがプレイさせていただきます! 素敵なゲームをありがとうございます。
  • おしまい少女
    おしまい少女
    透明感のある音楽とビジュアルが作品にとても合っていて素晴らしい。 言葉が溢れてくる表現をあのように演出されるなんて、あまりに美しくて溜息がでました。傷ついた人の背中を優しく前へ押してあげる、温かな物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • Seek a country ~彼の地を夢見て~
    Seek a country ~彼の地を夢見て~
    これはまさしく「読むRPG」というべき作品ですね。 さまざまな町やダンジョンが存在する広大な世界を テキストとイラスト、そしてボイスで描いている作品です。 特に戦闘シーンの演出には、力が入っています。 仲間が増える中盤以降は、一気にストーリーが盛り上がってきます。 冒険ものが好きな方には、特にオススメな作品です。
  • 怠惰な天使は夢を見る
    怠惰な天使は夢を見る
    とっても儚く繊細なんだけどユーモアのある世界観が素敵でした。 画面の色合いを初め、UIのデザインなどもこの世界観を構成する要因になっているかと思います。 多くは語られないですが、色の情報や画から様々なことが考察出来ます。 個人的にエンド4がイチオシです。音楽の入が素敵です。
  • 星を食べる子
    星を食べる子
    絵本のような世界観とイラストに惹かれてプレイさせて頂きました。 HAPPY ENDの次にBAD ENDを見たので、最後の結末の温度差にゾクゾクとしました。 星ってどんな味がするのか気になりますね。 そして、天使ちゃんの表情がくるくると変わって可愛かったです! 面白い作品をありがとうございました!