ドラマ
7872 のレビュー-
お前のスパチャで世界を救え頑張れ
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そして僕らは世界を壊すSFや周回ものが好きな方に強くおススメできる作品です。 心理描写が非常に繊細で、じっくり読めるシナリオです。 周回を重ねるごとに、作品の裏に秘められた大掛かりな仕掛けが見えてきます。 「これで終わりかな?」と思っても、最後の最後まで目を離さないでください。 何度も繰り返した問いに対する答えがしっかりと用意されています。
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夏の亡霊、刹那の雪と透羽の空いつも一緒にいるセナツとホタル。そんな2人に小さな奇跡が起こる物語。僕は50分ほどで読了できました。 @ネタバレ開始 本作品は雰囲気が非常に良かったです。うまく言葉にできなくて申し訳ないのですが……。僕はこの物語のいたるところで、静かな温かさを感じました。 「強い日差しが注ぐ中、2人の人間が木陰で寄り添っている」 なんとなくそんな情景が浮かんでくるような心地よさがありました。 この素晴らしい雰囲気が生まれたのは、主要人物らの交流に絞って描写していることも関係していると思います。 この作品の特徴の1つとして、主要キャラ3人(透羽含めると4人)以外の人物がほとんど出てこないことがあげられます(これは、セナツが他者に対してほとんど興味を持っていないためなのかなと思いました)。他の人物の存在を徹底的に排し、ホタル、ヒジリとのやり取りを丁寧に描いていたからこそ、彼らの絆の強さや、その在り方の危うさがより強く感じられたように思いました。 明るい未来を感じさせてくれるラストも良かったです。セナツに対してはずっと危うさを感じていたので、彼の「死なないよ。ホタルと一緒に生き続けるんだ」という台詞が特に印象に残りました。 キャラクターとしては特にヒジリが好きです。どこかひっそりとした雰囲気を持つこの物語において、彼女の言動はひときわ輝いて見えました。彼女の立ち絵の動きは面白くて、何度か声に出して笑ってしまいました。あの後ヒジリはどうなったのか、とても気になるところです。 @ネタバレ終了 総じて、心地よい温かさを感じる素敵な作品でした。ありがとうございました。
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monochrome light ⊿曲を聞きながら文字を…というのはどういうことだろうと思いましたが読んでみて納得しました。音楽が作品にぴったりで素敵です。 画面の構成がおしゃれかつ読みやすくてとっても良いですね…!会話のみで構成された作品ですが、掛け合いのテンポもよく楽しく読めました。ありがとうございました。
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森の不思議と小さな出会いほんわかした絵本のようなイラストと背景がとってもかわいい作品です!ほのぼのと心暖まる物語でした。キャラクターもそれぞれかわいいのでもっとエピソードが読みたかった…!
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わたしのしたいタイトルの印象からホラーゲームかと思って始めましたが、良い意味で裏切られる読後感のよい素敵な作品でした!演出のしかたもすごい。こういう魅せ方もあるのか…とじっくり見てしまいました。相変わらず綺麗なUIやスチルもとても印象的です。ありがとうございました!
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嘘つきジョアンナと春の雪降り続ける雪のお話。すごい……文章も演出も物凄く巧みで、冒頭から最後まで食い入るように読んでしまいました。主張が激しくない音楽も作品にぴったりです。終わりかたが特に綺麗すぎる…!切なくて優しい、素敵な物語をありがとうございました!おすすめです!
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宝石ドール~柘榴石~かつて戦闘用としてつくられた「宝石ドール」の少年・ガーネットと出会うヒナタ。 ファンタジーバトルが始まりそうな設定なのに、ゲーセンで遊んだりテスト勉強をしたりといった青春ストーリーなのが意外で面白かったです! ガーネットくんが人間とは違う、と言っていましたがだいぶ人間臭いし普通に良い子だと思いました。終盤の展開にはハラハラ… @ネタバレ開始 助けに来たシーンでの彼の胸中と成長っぷりがとても良かったです。なるほど~と唸りました。 @ネタバレ終了 赤いUIデザインが綺麗で、スライド演出も丁寧でした。他のドールも個性的で気になります!
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Paint Over美術を題材にした作品って珍しいなあと思いながら読みました。キャラがかわいいし、スチルが少し絵画風なタッチなのもすごくいい…!紅葉のシーンが特に印象的です。テーマには共感するところもあり、描いている姿を後ろから見守っているような気持ちになりました。物語として綺麗にまとまっていておすすめできる作品です。
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人間らしく死を目前にした男が、最期の過ごし方を考える物語。僕は10分足らずで読了できました。 @ネタバレ開始 短編ながら、心に残る物語でした。 男の置かれた状況は、普段の我々の生活とは大きく異なったものです。しかしその一方、男の持つ悩みは死を目前とした多くの人が経験しそうなもので、それこそ人間らしいものだったと思います。 個人的に、男の行動にはかなり共感できました。自分も同じような思いで創作をしているところがあると思います。 @ネタバレ終了 印象的な作品をありがとうございました。
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かみさま の きもち考えさせられるストーリーに優しいBGMも合わさって、しんみりしちゃいました。 どちらが好きというのはなかなか答えが出ないところが、それがまた良いな~と。そうして考えているうちに寝落ちしたようで、けっこう前にプレイしていた記憶ですが、今日までコメントを忘れていました(;'∀') そして今日もまた見て、またしんみり……。 素敵な作品をありがとうございました!
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かみさま の きもちすごく、優しい気持ちと悲しい気持ちになりました。 @ネタバレ開始 私は町の神様よりも、村の神様の方が 人々の事を深く考えているようで好きでした。 でも人々に思いが届かないのが、これまた切ない・・・。 @ネタバレ終了 とても素敵な作品でした。有難うございました。
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能面な、先生能面な、先生が以前から気になっており実況プレイさせていただきました。 会社に入社したころは私も上司の指示に「はい、はい」言って、それが当たり前かのように過ごしていましたので「花」の気持ちも少しはわかります。 能面な先生のイラストから伝わってきたとおり、物腰の柔らかい感じの受け答えをしてくれる先生は優しかったです。 ありがとうございました。
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白き野に咲く花の名はものすごくキャッチーな始まりかたですごいな〜!と思いながら進めました。どういうこと…?と思った部分はエンディング回収しながら少しずつ分かってゆき…。面白かったです!個人的にはのばらちゃんが好き。回収が結構難しくて苦戦しました。
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指先で世界を見るタイトルが印象的な、あるテニス部員の噂のお話。 演出や音・構成が丁寧で読みやすかったです。 人の噂って悪意がないとしてもあまりにも勝手だな~と思いました。サイトのあとがきも興味深かったです。
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高層マンション高層マンションの書斎に閉じ込められた!脱出ゲーム?それともホラーなのかな?と思いながら進め…家族や人生のお話であることに気がつきました。家族の大切さを知るエンディングがとてもよかったです。面白い作品ありがとうございました!
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Sea glass(シーグラス)セーブは出来ず20分間ほどかかると事前情報があったので、ミルクティーを用意してゆったりと優雅にプレイ……と思ったが、ゲームを始めるとそこは洗練された、オシャレな、シックな、シアンブルーの世界。 ああ、こりゃ、負けたわ。< 何にだ。 ……閑話休題。 @ネタバレ開始 一週目(動画再生時)は、女性の自撮り動画を称賛するファン目線。 二週目(●REC)は、女性目線。 二週目、 動画に入ったであろう男の声が『私にはわからない』、スタッフが口を動かす、口の動きと手振り、会話はミュート、喉を通る水に音は無い、キャンパスに描き込む音が聞こえない、手話……。 ……最初は彼女の心象を表現した比喩だと思っていたが、これが単純に彼女が聴力を失っている意味であるならば。 それで「幸福な私」を演じることが出来なくなったと考え、命を絶つことを決断したならば、しょうがないというか、彼女にとっては幸せな結末だったのではと感じてしまった。 好きなものを食べるとか、そういう幸せよりも、世間の目にどう映るかが重要だったわけで。 絵を描いている姿からは、単純に絶望している様にも感じたけれども。 夕陽の苦手な彼女と、小説のオレンジ絡みの主人公との関係は、ハッキリとは分からず終いだが、この後の作品でほのめかされることはあるのかしらん(期待)。 彼女=小説の主人公(前作の主人公?)……は無理があると思うので、被害者と加害者の関係だと考えるのが妥当なのだろうか。 ううむ。 こういう考察は楽しいけれども怖いというか、このレビュー全体含め、トンデモ(もしくは書くまでもないこと)を書いているのではないかと恐ろしくなってくる。長文駄文スミマセン。 @ネタバレ終了 せめて彼女の「夢」が覚めないことを願って。
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消灯コーヒー素直な僕は珈琲片手にプレイをし、途中の展開でうがいしました。 背景やデザインが美しく、作品の雰囲気にも合っていてとても素敵でした。 キャラクターも可愛らしい。 @ネタバレ開始 無糖の話は前半真実、後半嘘なのだと解釈していましたが「おかわり」を読んであれ??もしかして全部嘘?となりました。もう何がほんとかわからない! ただ、彼女が彼と話をしたかった事は確実に真実なので、そう考えるとやはり可愛らしいです。 豆川のキャラ設定「自分探しの途中でクールぶってる。とりあえず金髪にした」に笑いました。お前おもしれーな! @ネタバレ終了 実家が喫茶店なんて素敵だわぁ。 素敵な作品をありがとうございました。
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わたしのしたい夜の森で愛子という少女と出会った朔。彼女はある言葉を口にして… 写真フレームのメッセージウィンドウと暗闇のような黒い画面で語られていく物語。グレうさぎさんの作品はどれも色使いが素敵です。 @ネタバレ開始 ほのぼのと思わせてホラー!というのは結構ありますがホラーと思わせてホラーじゃない作品はかなり珍しいなと思いました。というかタグにも無いしホラーとは書いていないのになぜかホラーだと思い込んでいました。タイトルにいい意味で踊らされた…! 爽やかな読後感でとても良かったです。 @ネタバレ終了
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嘘つきジョアンナと春の雪不思議なタイトルだな~、ファンタジーなのかな?と思いながらプレイしました。 小学生の男の子の視点で描かれる「止まない雪」のお話。振り続ける雪、クラスメートとの交流のあたたかいシーン、ブランコ、終盤の風景など様々な演出が効果的に使われている切なくも優しい物語でした。