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ホラー・オカルト

8483 のレビュー
  • ぐらぐらする
    ぐらぐらする
    確かな個として登場人物が描かれているのが好みでした。 @ネタバレ開始 この主人公であればそうするだろうなあというものがそのまま来たので、物語の中におさめられた確かな「登場人物」が描かれていると感じました。これは登場人物の心理構築が丁寧であったこと、加えてその描写が的確であったことによるものが大きいと思います。 また他の方の感想で触れられていましたが、地の文を排除していることも、ありのままの登場人物が描かれていたと感じるうえで、効果的な要素になっていたと思います。核から外れた部分が想像と補完に委ねられているので、自ずと草田さんを身近な登場人物像として、納得ができる存在だと認識できたのだと思います。 まあなんであれ、できる限りは余裕を持っていきたいものです。 @ネタバレ終了 演出などもおもしろかったです。 ありがとうございました。
  • 雨にして人を外れ
    雨にして人を外れ
    モノクロの美しい世界観に惹かれてプレイさせていただきました。 ミステリアスな先輩と惨殺事件、突然現れた妖が深く絡み合うストーリーは本当に素晴らしかったです! まさかあんな展開が待ち受けているとは・・・。 グラフィックも文章も美しく、物語に入りこまされるほど完成度が高い作品でした。 なりよりも文章の読ませ方や表現が最高です! プレイし始めたらおそらくOPから一気に引き込まれることになるでしょう。 素晴らしい作品をありがとうございました。
  • ぐらぐらする
    ぐらぐらする
    嫌な部分も含めて人間関係や人間の感情をリアルに描いた作品です。 ストーリーに没入させられた上で読後には色々考えさせられます。 プレーヤーの誰もが他人事で済まされない、吸引力のある主題でした。 読ませるテキストは相変わらず素晴らしいです。 院卒の主人公以外職場はおじさんだらけ。 基本的には職場で仕事する描写がメインのストーリーなのに、 どうしてこんなに熱中してエンターキーを押しているのだろうか。 恋の予感も盛り上がるイベントもゲーム中には一切出てきません。 それなのにここまで引き込まれるのは、 誰もが共感できるような日常のリアルが描かれているからだと思いました。 また、本作は演出も非常に良かったです。 雨が降るとぐらぐらしてしまう主人公の気持ち悪さの表現力。 メインBGMから醸し出される雰囲気などが作品とマッチしていました。 文字のフォントへのこだわりとフェードアウトもとても印象的でした。 プレイ後の感想ですが、 @ネタバレ開始 つらつら色々と書いていたのですが恥ずかしくなって消してしまいました! 最も印象的だったことに絞るとエンド1の主人公の心の変化です。 雨が降るだけでぐらぐらしてしまうほど罪悪感を覚えていたのに、 最後は姉の墓石に傘を投げつけてあちら側に行ってしまう。 主人公は今後はもう迷わずに傘を差す人間と差さない人間を 意識的にしろ無意識的にしろハッキリと峻別しながら生きていくのでしょう。 雨に悩むこともなければ、弱者の精神的ダメージに共感して自分の神経をすり減らすことも 一切なくなり、出世街道まっしぐらなはずです。めでたしめでたし。 姉に対する罪悪感を振り払い、社会でたくましく生きていくことは 実際に世の中を生きていく上では正解と言える選択なのかもしれません。 @ネタバレ終了 おじさんが多くてキャラクターの判別が付きにくいのでnoteがとても親切でした。 @ネタバレ開始 また、クリア後にタイトル画面で参照できるバージョンがとても秀逸です。 プレーヤーに対しても親切ですし、主人公の本音が垣間見えました。 やはり口にはせずとも主人公には周りの人間がとても良く見えているんだな、と。 @ネタバレ終了 主人公の心情を想像したり、主題を受けて思いを巡らしたり、 プレイ後も長くゲームの内容が頭から離れない、そんな作品でした。
  • 断罪室
    断罪室
    自称被害者とその加害者の二人の会話を聞き、そこからプレイヤーの判断で復讐を認めるかどうか選択を迫られます。(選択しないという選択肢もあります) なお、復讐=死刑を意味しており、プレイヤーの判断によって当然ながら当事者のその後が大きく変わってしまいます。 @ネタバレ開始 どのお話も勘繰ることのできる含みを持たせていて面白かったです。 でも結局そのキャラクターの詳細な背景や性格がわからないので、どちらかの演技が抜群にうまい、とかまで考えると断定なんてできるはずないよなーって思っていたら、まさかのNG集で笑ってしまいました。 管理人と遊ぶモードの砂田さんの判断基準も、ところどころ笑いを誘ってきて楽しめました。 @ネタバレ終了
  • 黒い獣と契約の夜
    黒い獣と契約の夜
    ダークで美しいサムネイルに惹かれてプレイしました。襲い掛かるバッドエンドの嵐。一体どこまで物語が続いているんだろうと、手の震えをおさえながら読み進めました。 個人的にすごいと思ったのはキャラクターの表情です。本当に細かな変化まで描かれていて感動しました。 @ネタバレ開始 序盤のバッドエンド回収後は、攻略ページを参考にさせていただきました。めちゃくちゃありがたかったです……! 演出をスキップできる場面もあってプレイヤーのことを考えてつくられているなーと感じました。 ブレーカーをつけた瞬間に、今まで無音だった世界に音楽が鳴り始めたところも良かったです。もうなんかそういった要素だけで涙が出そうになります。 数あるバッドエンドの中で一番印象に残っているのは、シロさんを無視する選択肢です。「ウソつき」という言葉に思わずどきっとしてしまいました。エンディング全部見るためとはいえ……こう、心にくるものがありますね……。 主人公ちゃんが何も食べられなかったり、クロちゃんやシロさんの名前を覚えるのに若干時間がかかっていたような気がして、なんとなく普通の女の子っぽくないと思っていたのですが……。まさかまさかの展開でした。クロちゃんが主人公ちゃんとお話していたときの様子も、そういうことだったのかと納得しました。すごすぎて全然言葉が見つかりません……。 黒い天使に、白い悪魔。自分の好きな要素満載でした。ふたりの関係性もいいですね。主人公ちゃんとも、価値観が違うからこそ歩み寄ることができるのかもしれないと思いました。 特にクロちゃん、嫉妬深くてさみしがりやっぽいところが可愛くて好きです。サイズ可変式とか反則だと思います。そういうわけで(?)ファンアート描かせていただきました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • アカイロマンション〜ホラー編〜
    アカイロマンション〜ホラー編〜
    タイトル画面だけで怖そう! とワクワクを胸にプレイ開始。 なのにとっても楽しいぞ!? 個性の強い住人たちとのドタバタだけで満足しちゃいそうだが……と思っていたら、きたぁ! 生き残るため、そして真相を求め夢中でした! 23というエンドの多さですが、引き込まれるストーリーと味の異なるエンド、回収のスムーズさが合わさって、最後まで集中して楽しめました。 途中でセーブスロットが足りないな~と思ったのですが、スキップがかなり早く進む作りなのでストレスフリー。最後に見たエンドの直前の選択肢に戻れる機能も有り難かったです。 一部攻略の力も借りてフルコンプ。助かりました! @ネタバレ開始 同じ生き残るエンドでもその後の関係や後味が変わるのが、凄く良かったです。生き残ったのに切ねぇ! とか(笑) あと分岐によって主人公がカッコ良かったりクズになっちゃうところも。それ一番最初に死ぬ奴やんって思ったり(笑) 選択による変化がかなり複雑な作りだと思うのですが、そのルートでの違和感は全く感じず、別ルートを知っているから分かることもあったり。めちゃくちゃ凄い! 桜と言えば明るいイメージが強いのですが、選択肢にもあった、おっかない感じがありました。あのうっすら感じる不気味さがとても印象的でした。 そして一番最初に伐採しちゃいました(笑) 音演出も良かったです! ヘッドホンだと刀の音が右から左に抜けて行くので、首ちょんぱされた感覚がリアルでした! うわーん! @ネタバレ終了 怪異だけでなく、人間の怖さが描かれているのも凄く好きです! 素晴らしい作品をありがとうございました!
  • 寺帰りのKさんと犠牲になった僕のスマホ
    寺帰りのKさんと犠牲になった僕のスマホ
    プレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 END1、2、5は到達できました。 3、4のENDも見たいです。 もしよろしければ攻略を作っていただけたら嬉しいです。 よろしくお願いいたします。 @ネタバレ終了
  • 怪異幻妖見聞録 第一譚 N県のK樹海
    怪異幻妖見聞録 第一譚 N県のK樹海
    裸のおばあさんが躍っている樹海とか、ノンフィクションでこんな面白怖い体験ある……???とホラーなのに見せ方やテンポのおかげでどこか面白い物語でした。 が、ウプヌシーさんには怖いと感じる本能がないのかと思うような、自分だったら絶対に体験したくない(そもそも行かない)物語でもありました。 樹海という言葉からして、もうこれは絶対に出るやつだ……!!と、私なら0.02秒で断る件をきちんと引き受けて人探しに行くウプヌシーさんがすごいです……。 @ネタバレ開始 黒い影たちにしねしね言われながら缶詰食べられるのはウプヌシーさんだけ!!(握り拳) 冷静に「箸、忘れた。」とか、黒い影もたじろいでしまうような冷静さです……! その後も「俺のファンか?」と言いながら怪奇現象をやり過ごせるハートのタフさが、もう人間じゃないと思いながら眺めていました。 団地が出てきた時は「これは絶対に団地じゃない……実在する団地じゃない……こんなところにこんな気楽に一家みんなで住んでいるような団地はあったりしない……!!」と脳内警報がけたたましいサイレンを鳴らしていました(笑) 第死話で夢ではありますが、道中に出てきていたそれぞれの怪異の正体の説明もあって、ああそういうことで皆さんあそこに留まっていたんですね!と分かって、納得しました。 あれは本当になんだったんだろう……ですべてが終わらず、ゲームの物語としての着地点があって個人的にはとても良かったです。 @ネタバレ終了 ウプヌシーさんの体験が今回も色々な意味で凄まじく、次回はどんな体験がゲームになるのだろうと楽しみになってきました。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 雪山でピンチ!?ハラハラ合宿!
    雪山でピンチ!?ハラハラ合宿!
    プレイさせていただきました! @ネタバレ開始 動き出した写真の少女、雪山での怪奇現象が彼女らをどう襲うのか 期待して、続編をお待ちしています! @ネタバレ終了
  • じごくのインターネッツ
    じごくのインターネッツ
    フルコンプさせていただきました! ゲームをプレイして一番に目に入ったのが、クオリティの高いUIでウィンドウの形をしたものや、火の玉のアイコンなどインターネットと地獄要素の組み合わせがとても新鮮で面白かったです。 シナリオもそこまでホラーではなくコメディありの実際に起こったら少しゾッとするような感じがたまらなく好みでした。構成も別れていて読みやすくセーブ位置も失敗せずとてもプレイしやすかったですし、とても参考になりました。 最後に素晴らしい作品をありがとうございました!
  • よぉ!今からお前んち遊びに行ってもいいか?
    よぉ!今からお前んち遊びに行ってもいいか?
    初回めちゃくちゃ怖かったです!!笑 @ネタバレ開始 トゥルーエンド本当に良かった…なるほど、だから…だったのか! しかし霊に好かれ過ぎ!笑 ストーカーしてたのも笑いました! @ネタバレ終了
  • 断罪室
    断罪室
    全部の部屋を見て、Bonusも見ました。 BGMや背景などがすごくよかったです。 それぞれの部屋で聞ける話から断罪すべきなのか毎回悩みました。 被害者と加害者…客観的に考えて判断するって難しいですよね…。 短い中にいろいろと深いテーマがあります。
  • 鈴の音の代償は
    鈴の音の代償は
    頭がサイレンのお化け、海外の妖怪?みたいのに居ましたっけ。今回のプレイでは実際に遭遇することなく終わっちゃいましたが、ドキドキハラハラでした。ありがとうございました!
  • 寺帰りのKさんと犠牲になった僕のスマホ
    寺帰りのKさんと犠牲になった僕のスマホ
    状況はそれなりに深刻な筈なのに、ポップでファンシーな演出と音楽の数々。そしてキャラクター達の軽快なやりとりでホラー感は少なめで進みます。 @ネタバレ開始 あれ、許しても許さなくてもエンド5に行く……? まあハッピーエンドは好きなのですけど。 @ネタバレ終了 皆さん洒落のきいた名前でいいですね。サカワはかわいいし、Kさんもいいキャラしてます。 主人公、頑張れ……!
  • 白雪姫の子
    白雪姫の子
    「鏡よ、鏡。この世で一番美しいのはだぁれ?」呪われたその言葉によって蝕まれた心が白雪姫に悲劇と幸せを起こすことで有名な童話のその先にある、ほんのりと怖い物語でした。 @ネタバレ開始 歴史は繰り返すという言葉がピッタリとくるような劇的な終わり方でした。 母親殺害エンドでは別の童話がチラリと入ってきていましたが、最後のあの嗤いには「さすが白雪姫の子ども!」と思うところでもありました。 自分のためなら手段を選ばないところがさすがの親子。血は争えないというところでしょうか。 美貌によって悲劇を見た白雪姫も継母と同じ穴の狢として娘を疎ましく思うところ、その娘さえもが自分のためなら母でさえ消してしまうところに背筋が凍えました。 @ネタバレ終了 七人の小人の一人が「カエルの子はカエル」に対する言葉を返していましたが、まさにその通りだなと思いました。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 雨にして人を外れ
    雨にして人を外れ
    プレイを初めてまずタイトル画面の演出に驚きました。 カーソルを動かすと画面が動いて、楽しくてしばらく遊んでいました。 って、そんな話は置いといて……さっそくシナリオを読み進め、「どうして全部モノクロなんだろう?」という疑問を入り口にして、雨の演出によって、世界観が身体にしみこんでいくような感覚を憶えました。 「宙空」といった単語や、「髪が卓上を黒く濡らす」などの独特な表現が(特に序盤に多く)散りばめられ、文章から作者さんの世界が広がっているのだなあと……思いました。上手く言葉にできず申し訳ありません。 また途中の選択肢で、その後の展開が大きく変わる点が面白いと思いました。 @ネタバレ開始 私が好きなのはBルートです。 こちらのほうが恋愛色が強めで、最後の切なさはAルートよりも強く感じます。 身体を重ねる描写が美しく、幻想的で……印象に残りました。 「まだそこに居るか」「居るよ」と確認するやりとりがとても切なくて……素敵でした。 そのエンディングを迎えた後のおまけエピソードで、先輩の主人公に対する気持ちを重ねて知ることができて言葉にならない気持ちになりました。 @ネタバレ終了 シナリオ以外で言うと、グラフィックの演出が素晴らしいと思いました。 OPムービーでのアニメーションには「おお!!」と驚きました。 メニュー画面の傘がくるくると回る演出もすごいです。こちらも楽しくて、しばらく遊んでいました。 素敵な作品をありがとうございました。
  • gniledomeR emaG
    gniledomeR emaG
    背筋が凍りつきました…。怖すぎて思わずウィンドウを小さくしてしまいました(泣) 周回プレイの度にどんどん様子がおかしくなっていき、徐々に真実が明らかになっていきます。みぃくんのお誕生日の真相を知ると、怖さだけでなく悲しさも感じました。 こういう、ゲーム自体がバグったような演出が何気に一番怖いかもしれません…。 ありがとうございました!
  • はじめましてボクのカノジョ
    はじめましてボクのカノジョ
    それぞれの分岐が似ておらず、まさにマルチエンディングといった感じだった。
  • トキゴエ列車からの脱出
    トキゴエ列車からの脱出
    ずっと気になっていたトキゴエ列車にこの度乗車させていただきました。 私は結構な怖がりなのですが、何を血迷ったのか深夜1時過ぎからプレイをはじめてしまいました。 しかもわけあって真っ暗な部屋で……。 まず目を引いたのは、不気味ですさまじい列車や駅の様子です。進捗を公開されていた頃から存じ上げていましたが、加工による表現力が高くてめちゃくちゃ怖い! 怖がる時子と完全にシンクロしてしまいました。 でもお話にすぐにのめりこみ、深夜4時まで一気に遊んでしまいました。とても面白かったです! @ネタバレ開始 ゲームシステムの説明などがとても丁寧で、ユーザーフレンドリーなところも印象的でした。 ヒントは文字色を変えるなどの配慮があり、ゲームオーバーになりそうなところでは事前に警告してもらえるという親切設計……! 時間があいまいになってしまう異界の設定を巧みにいかしたストーリーには何度も驚きました。 怖いシーンが途中何度もありましたが、それ以上に物語の面白さに引き込まれ、夢中になって遊んでしまいました。 聡志と大介、賢治とエリカ、エリカと恵、そして恵と時子たち……。 人と人との縁──絆に激しく心を揺さぶられました。 とくに聡志と大介、ふたりの固い結びつきには涙が……。 探索パートでは紙灯篭や神水など、緊張感をもって進めるようになっていて、でもけして難しすぎることなくゲーム性とシナリオが絶妙に融合していると思いました。 切符で登場人物たちの過去を覗き見ることができるのも、世界観にとてもよくあっていて、没入感をたかめてくれました。 イラストにまつわる恵とエリカ、カナエと時子の確執は、 なんだかとても身につまされました。 カナエがおっかなくて、生きてるときから悪霊っぽく感じてしまった……。 私事ですが、自分も今絵を練習中なので色々と考えさせられました。 時子の戻った記憶には衝撃。 でもカナエはそれ以上にやばい相手でしたね……。 彼女の禍々しさに戦慄しました。 最後、カナエと対峙したあとの絶望感が半端なかったです。 絶望のあとの展開──再乗車には鳥肌がたちました。 そこからの逆転にむけた展開は実に熱かったです! ラストでは賢治がすごくかっこよかったです。 世界線が変わり皆生き返ってよかったですが、賢治は……。 というわけで、今回一番好きなキャラは賢治です。 漢だったなあ……。 最後の最後、 聡志と大介コンビが無事だとわかって、またしても泣きました。これからも彼らが仲良く運転手として一緒にいられますように。 @ネタバレ終了 怖いだけではなく、随所で心を動かされる感動的な物語でした。 素晴らしい作品をありがとうございました!
  • gniledomeR emaG
    gniledomeR emaG
    母親の愛情をたっぷり感じられる、素敵な作品でした・・・ かわいいみぃくんに惹かれて何も読まずに始めたばっかりに・・・泣