SF・ファンタジー
7046 のレビュー-
とある惑星の記録(No.S-01)色んな出逢いがありますが、そんな中でも主人公ちゃんに想いを馳せてしまう、とても大きくてほのかに小さなお話でした。 すぐに読了出来るお話ですけれども、読み手はたくさん感情を揺さぶられるお話になっていると思います。 以下は内容を含むので畳みます。 @ネタバレ開始 どきっとしたり、唖然としたり、呆れたり…記録するための生物だったとしても、感情はあって、泣いたり笑ったりして。それでも淡々と生きていく姿が非常に印象的で、最後にはひとりぼっちで。 彼女の中に色濃く残った記憶は、最後の瞬間に寄り添ってくれていたのでしょうか…とっても切ない… 出逢いがあれば別れもある、そんな当然のことを改めて考えさせられる素敵なお話でした。 @ネタバレ終了
-
Shiny night Drop可愛いイラストに惹かれたら、絶対にプレイするべき! 何度も周回することで、真の姿が見えてくる作品です。
-
ティアマトの星影宇宙や星を題材にした、壮大な物語です。 @ネタバレ開始 長かった……。 二ヶ月以上掛かりました。 ですが、本当にプレイして良かったです! それでは、それぞれの編について感想を書いていきます。 Starlight ゆるやかに日常を進めつつも、慧斗の過去や眞都の謎(記憶)を 絡めつつ、意外なところで終わりました。 この引きはとても上手だと思いました。 また、キャラクターもとても魅力的に書かれており、 非常に「生きている」感じがしましたね。 Space とても面白かったです。 Starlightが終わり、いきなりSF風になり 非常に驚きました。 そして、二人の心が近づく過程が丁寧に描かれており すっと心に染みてくるような感動的なシナリオでした。 Space編で特筆すべきは背景CG・スチルです。 不思議な空間でありながら、空気や雰囲気が 綺麗な感じが伝わってきました。 Stella Space編が終わり、締めとなります。 終わりが見えてきて、少し寂しかったです。 眞都の心の声が意外と口が悪く、 驚くと共に笑ってしまう箇所もありました。 これまでの全てが繋がって、ここまで読んできて 本当に良かったと思いました。 結末は諸手を挙げて大喜びできるようなものではありませんでした。 ですが、二人はお互いのことを忘れない。 そう約束したのです。 時や宇宙、海を超えてつながった約束は きっといつまでも記憶に刻みつけられるでしょう。 叙名さんのスチルもとても良かったです! その他 BGMで一番好きなのは、星の海instですね。 掛かるシーンが良いシーンだからというのも もちろんあるのですが、優しくてどこか寂しい感じが 大好きです。 そして、星の海(歌)も大好きです! BGMモードから流しながらこの感想を書いています。 グラフィックも非常に美麗で、作品を彩っています。 @ネタバレ終了 18時間と書いてあるので、最後までプレイできるか 不安だったのですが、最後まで読んで本当に良かったです! ものすごい熱量を持った作品です。 もっと広まってほしいなあ、と思いました。 そして、劇団くじら座さんの今後の活動を、 陰ながら応援してます。 ありがとうございました!
-
Marionnette;Nostalgie ~人形の追想録~魔術が存在する世界。主人公のアーネストが魔術を研究する施設『アルタイル』に潜入したことから始まるバトルファンタジー物語です。選択肢はなく、4時間程度で無事に完走しました。 ストーリーの前半は登場キャラクター同士の日常描写が続きますが、後半からは息もつかせぬバトル展開が終盤まで続きます。この作品の見所はやはり後半ですね⋯⋯。前半部分を丁寧に描いたからこそ、後半はとてもハラハラとしながら読みました。格好良い・可愛いイラストも豊富にありますので、ビジュアルの部分でも楽しめる内容になってます。個人的にはティアちゃんの目が丸くなる立ち絵が好きです(笑)。 @ネタバレ開始 後半以降は語りたいシーンがたくさんありますが、特にアーネストとロゼのラストバトルが良かったです。お互いの思想をぶつけ合いながら戦っていくシーンは、ラストにふさわしい熱いモノがありました。その後、ロゼが最後の最後でアーネストを助けるシーンも、「おおお⋯⋯」と気持ちが揺さぶられました。全ての戦いが終わった後、改めてキャラクターの集合写真を見ると、いろいろと胸が締め付けられてしまいましたね⋯⋯。 @ネタバレ終了 凝った設定と熱いバトルシーンが魅力的なファンタジーストーリーでした。素敵な作品をありがとうございました!
-
Eveplus(イヴプラス)以前から好きだったえいじゃーさんの作品をプレイできてうれしいです。どちらのエンドにも行けましたが、数十年後のことを考えると少し切ない気持ちになりました。 とてもいいゲームです。ありがとうございます。
-
星を食べる子少年がとある夜に少し不思議な少女出会い、ある物を探しにいくお話。 各エンディングの後にスチルが見れるのですが、どのスチルも素敵です。プレイ時間は短めですので、是非全てのエンドを見てみましょう。 ほのぼのとした流れで進んでいく良い短編作品でした!
-
ヤドカリ学園ラブコメ&オカルト・ミステリー!40分ほどで読了しました。 大食いな美女・羽鳥さんと、かわいい幼馴染み・えみちゃんに挟まれながら、オカルト事件に巻き込まれていくお話です。 序盤の王道ラブコメの空気から、徐々に不穏な空気が漂うストーリー展開がよかったです! 情報の出し方が丁寧で、伏線・ミスリードまでしっかりと張られていて、短編ミステリーとして綺麗にまとめられていて素敵でした。 羽鳥さんの果てしない食欲と、食に対する愛が面白かったです(笑) @ネタバレ開始 誰がヤドカリでもおかしくない展開が絶妙で、とてもハラハラしました! かわいい幼馴染みに悪い子はいないと思いつつ、保健室のシーンで不穏な匂いを感じたり… 終盤までは「羽鳥さんもえみちゃんもヤドカリなのでは…!?」と思ってましたが…まさかの! 真相がわかってスッキリしました。羽鳥さんが主人公の傍にいたり、「親友」と呼んでいたのも理由があって良かったです! @ネタバレ終了 楽しい作品をありがとうございました!
-
星を食べる子アナログ風のタイトル画面や立ち絵が絵本のようで素敵な作品でした。 個人的には2人のふにゃっとした笑い顔が可愛くて好きです。天使のもぐもぐ顔も好き。 選択肢は多くないのにtrueに辿り着くのに何周も迷走してしまいました(笑) ストーリーはエンドによってかなり印象が変わってきますが、trueエンドは優しくて甘くてキュンとしました。 素敵な作品をありがとうございました!【氷魚】
-
おしまい少女演出がとても綺麗な作品でした。 柔らかい虹色の背景、Live2Dで動く少女や溢れ出す文字の演出が素敵でした。 少女の能力や言葉の使い方がとてもユニークで、他にはないオリジナリティを感じました。 おしまい少女というタイトルから、絶望をイメージしてしまっていたのですが、内容はとても温かくて優しく、むしろ希望をもたせてもらえる作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!【氷魚】
-
クローネとはぐるまのしまどこか寂しさを感じる幻想的な世界で、じわりと心に染みるような素敵な作品でした。 人間のクローネと、時計と「いし」で動く人形たちのお話。2時間半ほどでクリアしました! 詩的で淡々とした文章を、ゆっくりと咀嚼しながら進めていくのが心地よくて、とても引き込まれました。 出会う人形たちが、みんな静かに終わりに向かっているようで、それでも希望を持って生きていこうとしてしている姿がとても愛おしかったです。 それぞれが違った優しさを持っていて、「いし」を持っていて…どの台詞もとても印象的なものばかりでした。 @ネタバレ開始 特に好きなのは、ルミノバの「とまっているよりは くるっていたい」と、レトログラードの「たとえスクラップになってもよかった」です。 たからものの説明文がすべて過去形であることも、いろいろと想像が掻き立てられて素敵でした。 @ネタバレ終了 ストーリーは一本道ですが、探索してたからものを拾ったり、人形たちの話を聞きに行ったり、世界を隅々まで楽しめるようなゲーム性がとてもよかったです! グラフィックもとても凝っていて、作品が持つ暗さと寂しさも、その中にある小さな希望の鮮やかさも、すべて丁寧に表現されていて素敵でした。 素敵な作品をありがとうございました!
-
安らかなこの場所で眠る作者様の前作と同様に幻想的な雰囲気が漂う作品でした。 3つの選択肢を選ぶことで物語の全貌が見えます。 色々な見え方があるとは思いますが、 個人的には悲劇的な側面はあれど深い愛の物語だと思いました。 ユオの心情はだいぶ辛いものがあるので報われると良いなあ、と。 自作の背景イラストが柔らかい味わいだったので、 要所にクリッカブルシーンがあったのも楽しめました。 素敵な作品をありがとうございます。
-
残り1分! 魔王城!最初からクライマックス!! 選んでも選んでも爆発につぐ爆発。 面白すぎて選択肢コンプリートしました。 @ネタバレ開始 あれこれもしかしてメリバ……?と思ったらちゃんと脱出エンドが合って嬉しかったです! カロス君は誠実なポンコツ勇者かと思ったら、浮気性のポンコツ勇者でお前……となりました(笑) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
-
残り1分! 魔王城!いやー面白かった! 1分の脱出劇!だいたい爆死!(ネタバレではない) 横文字は左から読むのが日本人なので、真っ先にズボンを脱ぎましたが冷静に考えて何やってんだよ勇者ァ! 節操のないカロス氏、おそらく技量と分別の天秤がシーソーのようなのだと思います。 リリーちゃん、勇者とはいえよく共に旅を出来たなあと思うので街に帰ったらよくよく休んでいただきたいですね。 本当に脱出出来そうな選択肢から、変化球と見せかけた変化球(?)もあり、短いながらも数々の予想を裏切られました。 ラインナップ考えるの大変だったと思いますが、画面いっぱいの選択肢を消化していくのはワクワクしました! このギャグセン、見習いたい……!
-
ニケル・ラブローカの日記ハートフルで可愛い学園ファンタジーでした。 生徒たちの見た目に契約した神獣のモチーフが反映されているのが素敵でした。 機会があればカラメラ以外の神獣も見てみたいです。 @ネタバレ開始 清々しいまでに潔く奈落の底に叩きつけられました。 タイトル画面からなにやら不穏な空気が漂ってくるかと思えば、こんな結末が待っていようとは。 可愛らしいキャラクターデザインでシナリオとのバランスを取っているような、あるいは凄惨さを引き立てているような。いずれにしても絶妙な組み合わせだと思います。 それから、カラメラがとってもかわいかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
-
小さなおくりもの心がぽわぽわ温かくなる素敵なお話でした!家族尊い……。 柔らかな絵柄が作品にとても合っていて良かったです。 素敵な作品をありがとうございました!
-
Marionnette;Nostalgie ~人形の追想録~魔術師や異能者が己の信念を衝突させながら戦う、魔法・異能バトルファンタジー作品。 物語前半は、主人公である青年「アーネスト」が潜入することになった魔術研究所における平穏な日常が、いずれ来る崩壊を予示しつつも描かれていきます。 そして後半では日常の崩壊、すなわち魔術師たちの攻防が描かれていき、非常に盛り上がる見事な構成でした。 本作の個人的な見どころは、熱い魔術・異能バトル描写、そして「魔術というものに対する価値観」の衝突です。この点がしっかり描かれていたのが、いわゆる「異能バトルもの」愛好家としては、とても満足感のあるものとなっていました。 シナリオ、オリジナルのグラフィック共にクオリティの高い、お勧めの作品です! 一番好みだったキャラクターはロゼ君です。魔術師としての価値観が明かされていくにつれて「あ、好き……」となりました。アーネストさんのキャラ性とも良い対比になっていますね。
-
ヤドカリ変わり者のハイスペック少女「美優」と高校で再会した幼馴染の「えみ」の間で板挟みの主人公のラブコメ…かと思いきや「ヤドカリ」の話が出てくるとオカルト&ミステリに早変わりです。 一度読み始めたら続きが気になって止まりませんでした。全て伏線やミスリードに思えてきて、先の展開にドキドキしながら読み進めるのが楽しいです! 読み応えのある素敵な作品をありがとうございました! @ネタバレ開始 冒頭からは想像できないオチのような感想をチラホラ見かけていたので、最初から色々疑いながら読み進めました。 もしかして主人公が女とか?主人公がヤドカリとか?などなど。 美優ちゃんが凄く好きです。 随所に裏表のないきっぷの良さ、綾斗を大切に思う気持ちが表れていて、彼女が悪意あるヤドカリということは絶対ないなと信じていました。 ミスリードだらけだったけど信じていたよ!! 彼女が大食いスキルを発動すると店が臨戦態勢になるのが面白かった(笑) 伊澤くんの家でヤドカリの記事を読んだ時はぞっとしました。 え、こいつがヤドカリだったら詰みじゃんとヒヤヒヤしながら読み進めました。 そこを越えると、いやえみちゃんかもしれないとも思い、保健室や屋上では2重の意味でドキドキできて面白かったです。 美優ちゃんとえみちゃんの言い争いの真相が予想の斜め上過ぎてめちゃ笑いました! @ネタバレ終了
-
泣けない兎 短編集泣けない兎のシリーズの短編集とのことですが、ここから入っても全然問題ないと思いました!本編では語られない神様や精霊たちの過去を知ることができます!過去を全体的に語るのではなく、それぞれのキャラクターからの視点のお話で、それぞれの痛みについて深く丁寧に描写されていました。 グラフィックがとても凝っていて本格的です!作者さんの情熱が伝わります!笑 ムービーを使用した背景などもあってすごいです!マジで海の中にいるみたいだぁ…! 本編で神様たちが人間に対して厳しいのはこんな過去があったからなんですね…とにかく痛みの描写が、うまいです。グサッてきます。本当にみんな傷ついていて、でもすごく優しくて涙が出ます…。 @ネタバレ開始 印象的なシーンもとても多くて、シーラ様が茨をすこしずつ解いていくシーンとか、ヒョウカちゃんが殺されてしまうシーンとか、シオンさんの包帯を解くシーンとか・・・思い出してたらすぐボロボロ泣いてしまいました・・・笑 こういう不幸と向き合う作品って、なんていうか下手に作ったらすごくしらけるというか、はいはいお説教ね~とか、そんなすぐ立ち直るなんて全然平気だったんじゃん!みたいな、そういう気持ちになること多いのですが、この作品は全然そんなことなくて、すごいです・・・。なんでだろう、そこが絶妙にリアルで、悲しみってそんな簡単には癒えなくて、でもささやかな優しさがすこしずつ光をもたらしてくれるところが、すごく好きだなって思いました、言葉にするの難しいですね!!! だからセツカちゃんがヒョウカちゃんを引きずり続けていくことにも共感したし、そうしないと相手を裏切るようなそんな気持ち担ってしまうのもすごくわかったし、でも救われてほしいし、でも選んでもらったいちごはきっとおいしいし、でも苦くていいんです・・・・・わかる・・・・セッちゃんいいよね・・・・・・・ あ、ていうか5番目のあの話なに!??ちょっと!???!???続きがめちゃくちゃ気になります・・・どうなっちゃうの・・ @ネタバレ終了 悲しい話がメインですが、でも明るくて楽しいシーンもありますし、とても救われる気持ちになります!オススメです! 素敵なお話をありがとうございました!!!
-
青い翅の蜘蛛絵本のような世界観で、非常に切ないお話が語られていきます…。 ページを捲る音が聴こえる度に、お話が終焉に近付いているんだなあと思ったり。 あとがきにも書かれていましたが、子どもさんに見せるのも良い作品かもです! @ネタバレ開始 食べられた蝶も可哀想だけど、蜘蛛さんも可哀想で、そして残されたふたりの蝶々のことを考えても心が痛むお話でした。蜘蛛さんがどっちを選ぶのかはらはらしながら見ておりましたけれども、でも背景が澄んだ青空だったのが、なんとも読後感を良くしてくれているような気もします。 確かに紙媒体でも見たい作品ですね! 綺麗でわかりやすい絵が映えそうです。 @ネタバレ終了
-
ヤドカリあらすじから既に大好物なジャンル確定だったので、日を開けず一気にプレイ出来、余韻に浸れる日をずっと待っておりました。 そして満を辞して本日読了出来たのですががが。 まさかの飯テロ要素まで用意されていたとは…何とも豪奢な、予想斜め上を行くギガ盛りな作品でした٩( 'ω' )و カレータベタイ タイトルの「ヤドカリ」 プレイし終えてみればその意味も分かり、それ以外考えられない本当に秀逸な題名だと思います。 @ネタバレ開始 ストーリーの面白さもそうですが、チャーシュー麺に命を救われた体験、弁当用スポーツバッグというパワーワードをこの先忘れる事はないでしょう。 選択肢があるとバッドを踏み抜かなきゃ気が済まない病にかかっているため、泣く泣く立花くんの尊い犠牲を元に背後に潜む謎を考えていたのですが、気づけばあれよあれよという間に深山さんの掌の上で踊ってました。 そしてミスリードの穴にスポッ...(*´꒳`*) @ネタバレ終了 エンタメカロリーに満ち満ちる事が出来る作品、ありがとうございました٩( 'ω' )و ラーメンタベタイ