ホラー・オカルト
8488 のレビュー-
片付けられない女シンプルだけど目を惹くタイトル画面と「片付けホラー」という言葉が気になり、プレイさせて頂きました。 モノクロのシンプルな部屋にビビッドカラーなアルパカが気になりすぎる…!となりながら、部屋の中をゴソゴソ… @ネタバレ開始 片付ける、となりながら部屋中のものを一通り調べると、捨てられるわけが無いものばかり。そして作中に繰り返し出てくる「レイコ」という名前。 色々と想像しながら3つのエンドを見届けて、トゥルールートへ。途中、アルパカだらけのエンドにも行きました!もふもふ… トゥルーはこれまでの鬱々としたエンドを覆し、真相が明かされ、モノクロだったタイトル画面が優しく色付いている、という演出とラストが良かったです。 亡くなった命は戻らないけど(思い出の品々を捨てても思い出そのものは消えないし、苦しいことです…エンド1〜3がそうであったように)、最後は「苦しくてもそれでも生きる」と決心し、前向きになったほのかさんの心の内にグッときました。悲しくて苦しいモノクロの世界から優しく穏やかなカラフルな世界がそれを暗示してるのかな、と思いました。 ホラーだけど、真相を知ると切ないさと優しさがあるというホラー作品がとても好きなのでプレイ出来て良かったです! @ネタバレ終了 ホラーな部分はありますが、トゥルーまで読み進めると印象がガラッと変わるお話でした。ホラーが苦手でも、アルパカが…!アルパカがいます!ぜひトゥルーまでプレイしてほしい作品です! ステキな作品をありがとうございました!
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じごくのインターネッツインターネットにまつわるアレコレをふんだんに盛り込みながらホラーからコメディまで幅広いジャンルを横断してハイクオリティかつガツンと衝撃を与える作品に仕上げられている、大変面白い作品でした。 インターネットの大海を征く者たちよ、いざ本作に集え! ネット時代の今だからこそ見られる「あるある」「ほんとそれな」と思うものから「そういうのもアリか!」と思うものまで、全4章仕立てがテンポの良いシナリオで進むので一気読みでした。 奈落ちゃんがとてもかわいいです! @ネタバレ開始 マスコットキャラ作成で名前を「なぱたん」、口調を「にゅや」にしたので、街中になぱたんが溢れ、最後は宇宙にまで「にゅや!にゅや!にゅや!にゅや!」と謎の口調を連呼する生き物が氾濫しました(笑) 一時期流行ったご当地マスコット、今となってはマスコットが大氾濫でほとんどのキャラが分からないキャラと化していますが、そういうのもあったなと思い出しました。 エンド1-3まですべて到達しましたが、うつくしい世界も混沌の世界も悪くないけれど、やっぱり奈落ちゃんもいるエンド1が一番好みでした。 インターネットって最低だな! だがそこがいい! なんてね☆ 尚、ホラーが苦手なチキンプレイヤーは、ネット世界を題材にしたとあるゲームをプレイした直後からデマや嘘は絶対に書かないでおこうなどと申しており―――(終了) @ネタバレ終了 とても面白く、演出やUI、いわゆる立ち絵に当たる絵の見せ方なども含めて、すべてが素晴らしい作品でした! ありがとうございました!
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ぐらぐらするブラック寄りな会社に勤めた気分になるリアリティに溢れたサラリーマンが主人公のゲームでした。 幽霊や怪奇現象を投入してガンガン攻めてくるホラーではなく、主に文章によって梅雨時の湿気のようにメンタルにじわじわじっとりと侵食してくる、ちょっぴりどんよりした曇天の香りも漂わせる秀逸なゲームです。 @ネタバレ開始 リアルサラリーマン(ブラック寄り)を肌で感じられる細やかで丁寧な会社生活の描写が、じとじとした湿気のようにじわじわときました。 同僚との家族や生活に関する何気ない会話、パワハラ・モラハラを受ける同僚の様子、会社で起きるトラブル色々……と日本の会社組織には所属したことがない私でも、日本の会社の雰囲気が感じられてよかったです。 それにしてものパワハラ……それにしてもの長時間労働……それにしてものブラック体質で、もちろん企業にもよりますが日本で会社に勤めるのは大変なことなのだなと心から思いました。 会社に勤めることで自分がどんどん摩耗していき、最後は自死をえらんでしまった姉を持つ主人公は一見元気なのですが、やはりどこか歪んでしまっているというか、傷ついているというか……身近にいる大切な人が亡くなったことに影響されて感じるものが主人公の「……」などから滲んでいるように思えました。 傘をお供えにするエンドで主人公が「勝手に一人で落ちていけ」と突き放すシーンがあり、そこが本作では一番怖かったです。 自己責任論を体現しているようでもあり……皆が皆、自分のことでいっぱいいっぱいの今の世の中を表しているようでもあり、複雑な気持ちになりました。 @ネタバレ終了 読んでみると思っている以上に深く重たく落ちていく話ではありますが、メンタルが元気なときにオススメしたい作品です。 素敵なゲームをありがとうございました!
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絶望の螺旋OP動画カッコよかったです!ロック曲にシリアスな雰囲気がとっても合っていました。 画面分割システムは斬新ですね。特に今回の時間軸を合わせて、5番目の画面を出す表現はアクセントになっていてとても面白かったです。 @ネタバレ開始 シナリオは、謎解き要素だけだけでなくバトル展開もあり、とても熱くなりました。 千草ちゃんの切ない想いに心打たれながら、最後の屋上でのバトルは激熱でした。 めぐみ先生と樫山を何度もループして死なせていただけに、打倒トキコの想いでプレイしました。 最後に、三人が元の身体に戻らず転生してしまうのは少し切なかったですが、また三人で仲良く出会えたらいいなぁと思いました。 @ネタバレ終了 ザッピングだけでなく、シナリオや動画のセンスも光る素敵な作品でした。
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片付けられない女自分も片付け苦手なんだよなぁ…と思いながらプレイしましたが、 良い意味で思いがけない衝撃を受けました! モフモフしたり熱い気持ちになったり…とても色々考えさせられました! ありがとうございます!
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御臨終特別編地獄行きですね?
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アカイロマンション〜ホラー編〜プレイさせて頂きました。 満足度200%です♪ 怖そうなので、昼間にプレイを開始したのですが(>_<) 全てのEND回収するのに、夜になってしまいました(;'∀') 登場人物の登場の仕方!インパクトのある登場人物たち! そして、後半に必要な登場人物たちの絡み! そして、たくさんの納得のいくEND! 素晴らしすぎます(*'▽') そして、あとがきを読んで感動してしまいました。 @ネタバレ開始 共感することが多すぎました。 私もチュンソフトさんの作品は大好きで、新作望んでいます♪ ノベルゲームの楽しいところは、選択肢の違いで全く違う展開が繰り広げらるストーリーがたまらないです。 プレイしていて、きっと長い時間をかけて制作されたのだろうなと思いました。 @ネタバレ終了 笑いどころもたくさんありました。 切なさもありました。 真実もありました。 これ以上書いては、今後プレイする方の楽しみを奪ってしまうので、この辺にしておきます! 続編楽しみにしています♪ 楽しい時間をありがとうございました。
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四次元堂奇譚 二冊目 時戻りの時計~愛と執着店主さんちゃんと説明してあげて…!(前作に引き続き) 今回の不思議道具も使用上の注意事項がふわっとしているわりに失うものが大きすぎて「そんな!?」と思わず声がもれるハイリスク商品でした…衝撃的。 ちょっとひくくらい押しが強く諦めの悪いこの主人公だからこそ、間違えようがない(はずの)選択肢だったのかもしれません。 ただのめでたしめでたしでは終わらせてくれない妖しいお店。また他の物語も読んでみたいです。
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寺帰りのKさんと犠牲になった僕のスマホ・2今回も楽しませていただきました。 ラウソンさん!ラウソンさんが表紙だよ!(歓喜するラウソンさんファン) 相変わらずにスタイリッシュな演出で、素敵です。 隙あらばコンビニダッシュしつつ、ストーリーも楽しませていただきました。 初代をプレイした私には嬉しい、キャラクターとの再会にニコニコしました。 @ネタバレ開始 猫好きとしては切ない気持ちでいたヤマトくんも、帰ってきたし(のかな?)より幸せな生活が待っていそうです。 名前を恥ずかしがらずに自分の名前にすることで、キャラクター達に疑似的に名前を読んでもらえて、嬉し恥ずかしでした(笑) @ネタバレ終了 楽しませていただきました。ありがとうございました!
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寺帰りのKさんと犠牲になった僕のスマホ・2前作に引き続き、ポップでキュートな演出と、少しのシリアスホラーな物語。 楽しませて頂きました! @ネタバレ開始 いつKさんが出て来るのかと思っていたら突然遭遇!ちょっと意外な場所で会いました! やはり主人公はヤマトのこと気にしてたんだな……。無理もないけど。 ラウソンさんの先行きも気になるけれど、サカワ、戻れそうで良かった! 今回はエンドが1種類なのでさらにサクサク進めました。 @ネタバレ終了 団扇が大活躍のコメディホラー!ホラー苦手でも大丈夫!
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strange arouse anonymous [# vol.1]「検索してはいけない動画に興味はある?」と聞かれたら「いや、小指の甘皮ほどもないです!!」とホラー苦手チキンとしては秒で答えるしかないのですが、主人公は見てしまうのですよね……そしてそこから始まるホラーな展開…!! みんな、好奇心に負けないでもっと自分(の命)を大切にして…!!(笑) @ネタバレ開始 初めてのプレイでしたので、1から順番に読んでいったのですが、1の時点で既に相当怖く、ホラーが苦手なので脳細胞が「撤退!! 全軍撤退ー!! 目が痛い!!」と叫ぶ始末でした。 2以降も奈々子さんが出てくると「来るぞ…!」という警戒心が出てしまい、料理に舌鼓を打ってゲームの話をしている場合ではない…!!と心が臨戦態勢に(笑) 4の主人公が「アレ…人?」と言い出した時は「やめなさい。そこでやめなさい。」という気持ちになりました。 「ふんぐるいむぐる~」とか言い始めたときには思わずクトゥルフの人たちが出てきたのかと思いましたが、そんなことはなく、やはり主人公は最後は住人と同じことに…あの行ってはいけない場所はああいう形で住人が増えているのかなと思うと、頼まれても行きたくない~!!となりました。 5、6は個人的には箸休めな感じでした。あ、このタイプの話は全然大丈夫です! むしろ得意!というタイプだったので、心穏やかな気持ちで見られました。 怖くないと思えるものが入っていてくれてよかったです。 全部で6話、すべて楽しく読ませていただきました。 ノイズや奈々子さんの歩行、挿入されるムービー素材背景など演出にもこだわられていて、すごいなー!と思いました。 @ネタバレ終了 一話当たり15分ほどで読めますので、ちょっとした息抜きなどにもオススメの作品です。 素敵な作品をありがとうございました!
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Bit_Family! [ELENarogant.exe]AIエレナとのコミュニケーションを楽しむだけのバイト、なんて素晴らしいんだと最序盤は思いましたが、メンテナンスを進めるうちに不穏な空気に… いやまさか、さすがにそんなはずは…という嫌な予感がそのまま当たり続けて、ストーリーは何とも言えない結末に。 AIエレナとは何者なのか、どこから来てどこへ向かうのか、家族と幸せは結びつくのか。エレナに何をしてあげられたのか、考えてしまいました。 "アプリっぽい"仕様もこだわりが感じられて面白かったです。 素敵な作品をありがとうございました!
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片付けられない女アルパカが!アルパカにどうしても目が⋯⋯!!! もちろん最初にたどり着いたのはアルパカエンドでした。 部屋にあるものを捨てなければと思っている女性が主人公の物語でしたが、トゥルーで世界が変わる瞬間がとても好きでした。 @ネタバレ開始 それまでモノクロだった世界に色が入り、彼女が何を本当に捨てようとしていたのかなどが見えてくると苦しさを覚える部分もありましたが、ラストに向かう選択肢をクリックしていくことで『自分の意志で進んでいく』という姿が浮かぶような印象を受けました。 @ネタバレ終了 油断するとアルパカをクリックしてしまいそうになりましたが、素敵な作品をありがとうございます!
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片付けられない女明らかに存在を主張してくるアルパカを無視して必要なものを捨てまくったり、増殖するアルパカと戦ったりして楽しくプレイしました。 @ネタバレ開始 トゥルーエンドに入ると最初のホラーっぽさからがらりと雰囲気が変わり、感動的な物語が動き出します。写真が見られる! そして親友の事情が気になります……。何があったのか……。 トゥルーエンド後にタイトル画面が明るく色づくのも良かったです。 隠し要素は見つけられていないと思うのですが……。 @ネタバレ終了 ホラー?いや、感動系でした!
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コンピューターおばあちゃんタイトル画面の始めるボタンのセリフにまず吹き出しました。 このPCが世に出回っていたらと思うと…怖いですが絵面は面白そうです(笑) みんな、PCは正しく健全に使おうね…! 面白いゲームをありがとうございました!
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鬼語か、家系図が複雑すぎる……!と頭を悩ませつつも、大正時代の因習にまつわる重厚な世界観に浸らせて頂きました。 @ネタバレ開始 デフォルト名からして男の子かな?という印象を受けたので、一人称は「僕」でプレイしました。 終わらない因習、世代が変わっても抜け出せないものからざくろと主人公が解き放たれる最後のエンドに辿り着けて良かったです。 @ネタバレ終了 単に昔語りを聞くだけではなく、身近に迫ってくる迫力のある物語でした。
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鬼語村を代々治める長者一族や村に続く因習など、言葉の印象だけでもう何か一癖二癖もありそうな気配がするものを絶妙な手腕で完璧に料理している大変美味しい物語です。 シナリオの完成度が秀逸で、「物語を読む」ことが好きな人は一気読み間違いなしのレベルで楽しめると思います。 蔵の中の檻にずっと入っている「ざくろ」さんに惹かれ、交流していく主人公との物語は、エンディングによってまったく異なる未来を迎えましたが、個人的には3種類を見た後のエンディングがやはり1番でした。 @ネタバレ開始 現代人の感覚だと「野蛮!」と一言で切って捨てられそうな古い古い村の因習が、本当にゾゾゾと鳥肌ものでした。 なんかいつでも捌け口にできる穴みたいな、そういう酷いことが罷り通っている様子には怒りさえ湧きました。 ちょっとざくろさんへの扱いがあまりにもアレでしたので、ざくろさんをその村という巨大な檻から助けたい気持ちに……。 追加選択肢が出る前のエンディングはいずれもどこか重たいエンドで、ざくろさんに救いがなく、白さんはどこが歪んでいて、桃子さんも他人のいいようにされてしまっていて「ムキーッ!! なに桃子さんに触れてやガルルルル!!」と威嚇したくなるようなもので、ざくろさんと主人公の一心同体もこれがはたして幸せなのかと思うと少し違うかなと……モヤモヤしていました。 4番目の選択肢が現れたときは「キター!!」と思いました。 これがトゥルーエンドだ!と鼻息荒くすぐに周回、無事にざくろさんが救われるエンドへ辿り着けて、ようやく私も安心して眠れます…! @ネタバレ終了 長者一族の家系設定や村という狭い社会で行われてきた因習の描き方が大変お上手で、グイグイ引き込まれました。 素敵な作品をありがとうございました!
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四次元堂奇譚 二冊目 時戻りの時計~愛と執着憧れのお姉さんではなく、一人の男として好きになってもらいたい。そう願った「俺」の気持ちと未来はどこへと向かうのか……不思議な四次元堂がどう絡んでくるのかも見応え十分な物語でした。 ヒロインであるショーコさんがからっとしていてやり取りが気持ちよく、また無理に飾った文章などがないのでとても読みやすかったです。 @ネタバレ開始 途中で出てきた怪しい男の謎が解けたときは「なるほどね!」と思わず膝を打ちたくなりました。 ショーコさんがなぜその男について行くのか、男がショーコさんと消えるときに叫んだセリフは何だったのかと思っていたら、まさかの未来の自分だったとは。 一度だけある選択肢は、初回は迷わずショーコさんへの想いを貫きました。 未来へと一緒に来てくれたショーコさんが、主人公と幸せになれそうで本当に良かったです。 ■2021年12月27日現在、以下のトラブルがあるようです。 ・ダウンロード版がダウンロードできない。 素敵な物語だったので、ダウンロードして遊びたい人が遊べないのは残念だなと感じました。 @ネタバレ終了 二冊目ということで、また次の三冊目もあるのかな?と続編が気になりました。 素敵な作品をありがとうございました!
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黒い獣と契約の夜プレイ時間は攻略を見てフルコンプ2時間半程でした。 難易度は高めで、バッドエンドの全回収は攻略なしではかなり厳しいと思います。 前半はほとんど探索(とバッドエンドのオンパレード)で、後半になって主人公の境遇やシロとクロキュラのことが分かってきます。 イラストは美麗で、作品の世界観にとても合っていました。 @ネタバレ開始 同じ種族の中でも居場所がなかった三人というのが好きですね。 シロとクロは考え方にところどころ人間味が感じられるのも良かったです。 @ネタバレ終了 ありがとうございました!
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片付けられない女アルパカ天国にハマり、うほほ〜い! と思いながら、何とか3エンド回収したところからが 本番でした・・・。 トゥルーエンドの物語は圧巻です。 それまで、白黒で「捨てる」「捨てない」の二項で成立していた ある意味単純な世界が、 一挙に鮮やかで複雑で切なく愛おしい世界に変わっていく様は、 見事でした。 自分が一体何のゲームを始めていたのかわからなくなるほど、 スタートとエンドの印象が変わってしまいました。 踏み込んだ浅そうな水たまりが 実は沼で、 しかも重いけれども豊かさと強く清々しい想いの水に包まれていることに 気づいたような気持ちがしました。 素晴らしい作品を作ってくださり、 ありがとうございました。