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7915 のレビュー
  • 人形のコエを聞いた日
    人形のコエを聞いた日
    キミって言われて暫くプレイして、漸くキミって私のことか!と気付いた鈍臭い奴ですがそれでも彼女を救うことが出来ました!絵が美しいな!
  • 君を殺す日
    君を殺す日
    どちらのエンディングも見ました。彼女の魂を奪う為の計画の途中何度も胸が痛みましたが、プレイ出来て良かった!と感動しました。先輩悪魔なのに良い悪魔だった!イケメン!
  • 警笛と魔笛の境界<はざま>で
    警笛と魔笛の境界<はざま>で
    連続婦女暴行事件が立て続けに起きていることを伝えるキャスターが主人公の、じわじわとくるダークなお話でした。合間合間に挟まれる犯人の独白が物語全体にじっとりとした陰鬱な感じを与え、事件の異様さを引き立てていました。 @ネタバレ開始 主人公が連続婦女暴行事件に熱くなった理由などが明かされていくうちに、それを面白おかしくではないですが利用する人間がいて、無神経で嫌な人間もしっかり出てくるのがリアルでした。 刑事たち視点の物語も物語に厚みを添えていて、多角的な視点から物語を見ることで非常に面白い物語に昇華されていました。 特にラストで刑事さんたちが犯人の部屋に突入した時の犯人の異様っぷりが、ひしひしと伝わってきました。 @ネタバレ終了 カンカンカンカン……と鳴る警笛の音が耳に残る、じっとりとした狂気を感じる作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • ウソからはじまる物語
    ウソからはじまる物語
    ウソをテーマにした3つの短編からなる「ひとつの物語」でした。 4月1日の公園を舞台にした3つのお話はそれぞれ主人公もサブキャラも違うのですが、 発生する出来事が共通していたり、出てくるキャラが共通していたりと連鎖していて、 2話3話と読み進めていくことでひとつの物語が出来上がる…そんな感じのする構成でした。 色々な出来事が入り乱れるけれど、 推理もの並みに時系列がしっかりしていて矛盾が感じられないところもすごかったです。 よく練られたシナリオだと思いました。 また、タイトルバックのイラストやUI、BGMなど全体的に非常にお洒落です。 シティポップという言葉が思い浮かぶようなセンスのある仕様でした。 そんな印象的な部分が多い中でも、最大の特徴は「あいはらまひろ」さんの文章ではないかと思います。 透明感があり、淀みなく流れるように読みやすいのですが、 随所にグッと心をつかまれるポイントがある…何とも味わいがあり癖になる文体です。 少し読み始めた段階で、ああ好きな文章だな、とすっかりファンになってしまいました。 @ネタバレ開始 ウソつきは夢の始まり 相手を想う優しいウソが描かれたお話ですが、 ウソをつかれた側のしずくちゃんのセリフがとても印象的でした。 どうしてもウソを吐かれると「ウソを吐いたこと自体」に不誠実さを感じてしまうものですが、 しずくちゃんは比奈子さんの気持ちをきちんと理解してくれている…! そう思える展開がとても良かったです。 奇跡のような出会いをした二人だからこその絆が感じられる結末、感動でした。 真っ赤なウソ とても甘酸っぱく、そして少しセンチメンタルなお話でした。 七生ちゃんが背伸びすることなく現状を受け入れ、でもそこから前向きに歩き出す結末が良かったです。 若いころは年齢差が気になるだろうけど、 年齢を重ねていけば7歳差なんて全然気にならなくなるから大丈夫よ、七生ちゃん! と伝えたかったです・笑。 でもエピローグでは愛美ちゃんにも本音を打ち明けられたし、 自分を磨く時間を大切にできる七生ちゃんは素敵な女性になりそうですね。 恋の行方は明確ではないけれど、不思議と良い兆しを感じられる爽やかな終幕でした。 ウソからでた誠 こころさんに惚れました!!逆プロポーズかっこいい…! 一緒に生きていく覚悟とは言い得て妙。深い言葉です。 彼女になら誠さんも安心して背中を預けられそうですね。 共闘する覚悟を決めた二人にもうウソはいらないだろうと思える清々しい結末でした。 @ネタバレ終了 3編ともとても素敵なお話でした。 私は上から順に読んでいったのですが、違う順番で読んでいたらまた違った印象だったのかもしれませんね。 ただこの順番が時系列が一番わかりやすい気がしたので、 個人的には上から順に読んでよかったなと思います。 でもできることなら脳内リセットして、 順番を変えて一から読むことができたらななんて思ったりもしました・笑。 特別な大事件が起きるわけではないけれど、 全てのお話で「心の中で大切な事件が起きていた」ように思います。 そんな日常の中の大事が、心地よい文章で丁寧に描かれた秀作でした。 瑞々しく素敵な作品をありがとうございました!
  • 禁忌を犯した少女
    禁忌を犯した少女
    見返り美人な眼帯少女がどんな禁忌を犯したのか、気になりつつプレイしました。冒頭から緊迫の雰囲気で、読み終わった後は少し不思議な気持ちになると同時に、胸があたたかくなる物語でした。 冒頭の「お父さん」が亡くなるシーンからタイトルの少女にどう繋がっていくのかと思いましたが、読み進めるうちになるほど!と思いました。 @ネタバレ開始 娘の美月さんがお父さんを助けたいがために、自分の命を懸けてお父さんが生きる道を用意したのですね! 確かに、本来死ぬはずの人間を助けようとする行為は循環から反してしまうので「禁忌」だなと思いました。 片翼で飛べない状態なのが、とても重たい禁忌を犯した感じがよく出ていました。 お父さんとお母さんの子どもとしてお腹の中に宿った美月さんですが、成長するとまた同じようにお父さんと喧嘩をしてお父さんが事故に遭う日が来るのか……それとも、今度は記憶がある状態で成長して今度こそ一家三人で幸せになれるのか。 たとえ記憶がなかったとしても、次こそは家を飛び出す前に思い止まれるのではないかと思いました。 お父さんも嫌な予感がする!と玄関まですぐに追いかけて行きそうな未来が感じられます。 @ネタバレ終了 禁忌を犯した少女とお父さんとの心あたたまる家族の愛情に、あたたかい気持ちになりました。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 堕ちた恒星、朽ちた嶺岸
    堕ちた恒星、朽ちた嶺岸
    峯岸くんにある種の親近感にも似た感情を抱きながらプレイしました。文章の息遣いが上手く、グイグイと読ませる魅力のある物語でした。少し変わったところがあると見られている峯岸くんの言葉回しが秀逸です。 とても地に足がついた物語で、主人公が淡々と人生を達観したような視点で進められるので物語にピンと張った一のような緊張感が漂っていました。 いわゆる黒歴史とも言えるような過去を抱えた主人公が、自分の過去の轍をそのままなぞろうとしている峯岸くんに対してコンタクトして―――というところから、鈴鹿さんとの会話に戻った後、唯一の選択肢ではどちらにするか本当に悩みました。 ピエロはピエロ同士を笑うことができない、しかしかつてピエロだったものはピエロを笑う……そこに込められた人間の持つ歪みにも似たものが、胸の内にじっとりと迫ってきました。 主人公の最後の一言が胸に刺さり、ピエロの呼吸が今まさに止まった瞬間にも似た得も言われぬ刹那を見ました。 「リアリティ」を感じる素敵な作品をありがとうございました!
  • 僕らのノベルゲーム
    僕らのノベルゲーム
    作品プレイさせていただきました。前半から青臭さのある青春創作ものとして楽しくプレイ出来たのですが、後半の内容が圧倒的に好みでとても好きな作品になりました。思わず共感してしまうシーンが多かったことが、自分の中で良かった点です。 @ネタバレ開始 後半がとても好きなので、後半中心の感想になることをお許しください。 初めての合作、初めてのリーダー、高校生というまだまだ若い年齢、それぞれの作品にかける微妙なモチベーションの違い、そんな環境で物事がすんなりうまくいくわけもなく……。絶対来るだろうと思われ、そして実際に起きてしまった制作が岩礁へと乗り上げてしまう場面。自分が考えていたよりもずっと丁寧に、正面から描かれていました。制作中止に至ってしまったことは合作ということもあり誰にでも責任はあり、登場人物が口にする言葉はどれも一面の正しさをもったものでした。主人公の言い方が悪いのはもちろんなのですが、高校生であり、一人モチベーションが違うこと(何年も頭にある物語を形にする)をプレイしている私は知っているので責める気にはなれないというバランスもお見事でした。 創作に限らず、なにかをするということは失敗や挫折を含んでいるものです。頑張ったから結果がついてくるわけではないというのも当然のことです。それで傷つきやめてしまいたい気持ち、続けたい気持ちの中で板挟みになって苦しんでしまうというのも、やはりよくあることなのだと思います。 創作を投げ出してしまった主人公の気持ちを救った(火をつけた)のが、鬼瓦君が描いたエレナという自らが生み出したキャラクター、今に至るまで創作をし続けていた自分だったという点が最高でした。主人公がエレナの絵を見て、鳥肌が立ち涙が出たように、プレイしていた私も鳥肌が立ち、泣きかけました。私のこの作品での最大瞬間風速はこの場面でした。この後の創作ノートを夜通し修復する流れも含めてめちゃくちゃ良かったです。主人公と似た気持ちになれたというのが圧倒的に強かったです。 終盤の木下と屋上で対峙する場面、そこでも助けてくれるきっかけとなったものが自らが作り出した創作だったしエレナだった。自分を潰すのも創作だったし、助けてくれるのも創作だったというのが、これが創作の物語なんだと一貫して良かったです。 エピローグでさらりと描かれる数年後の話というのも良かったです。タツとの関係は途切れてしまったけれど、高校時代の関係って案外そんなものなところあります。制作云々がなくてもそうなっていた可能性も十分あります。でも、これからまた5人が顔を合わせたらまた何かあるのかもしれない、そんなちょっとした希望をもたせるようないい締め方でした。この言葉を感想で使うのは二度目ですが、やはりこういう部分も「バランスがお見事」でした。 作品を通して少ない絵をどう上手く使うかという部分が考えられているように感じました。上記のエレナの看板イラストや木下に立ち向かう場面はここぞという盛り上がりとして必要でしたし、主人公の頭の中にあったエレナ像が最後にはちゃんと全身が描かれ見えるようになる演出、5人でノベルゲームを作る絵と星空をバックにした絵は今流れている青春の時間と過ぎ去ってしまった時間という2つの意味を持っていること、絵の使い方に思わず唸ってしまいました。それぞれの絵が作品の大切な一部分を構成していました。 細々したところになりますが、作中で指摘された「ノベルゲーム制作中に出てくる絵と文章で同じことを書くとくどい」というような点。この作品ではノートを破るシーンでは言葉でなく音で先に表現されていたり、ビニール袋に入ったノートを見つけたときに文章では出てこないのに表示される美央の立ち絵だったり、作中で言っていることを実践しているからこそ、このノベルゲームを作るというお話に説得力が生まれていたんだと思います。文章があって、絵があって、音があって、それをまとめる演出があってのノベルゲームなんだと! @ネタバレ終了 とても丁寧に作られた、作品のバランスがちょうどいい素敵な作品。ありがとうございました!
  • 世界を破壊する魔法
    世界を破壊する魔法
    ただただ破壊力のある作品でした。 テキスト描写と膨大な数のCG、カットによる表現力が凄まじいです。 可愛らしい絵柄と過酷なストーリーラインにはギャップがあるのですが、 絶妙なバランスで独特の魅力を醸し出しているように感じました。 唯一無二の強い世界観を作り出されていたと思います。 @ネタバレ開始 主人公は現実とピントが合っていないというか、 敢えてずらすことで自我を保っているように見えました。 暴力によるいじめは主人公に対しては大したダメージはなかったようですが、 性的なニュアンスが含まれ出してからの転げ落ち方が激しかったなぁ、と。 圧倒的に現実感のある性的なイメージで現実に引き戻されたようにも見えましたし、 敢えて描写が省かれている家庭の問題と関係があるようにも読めた気がします。 なおこちらのプレイ環境の問題かもですがDL版で選択肢直後に何度やっても固まってしまい、 ブラウザ版で両エンドを拝見いたしました。 @ネタバレ終了 実は大した量じゃないのにここまでの感想を書くのに小一時間掛かっていまして、 これだけ感想を書くのに苦労することは自分にとってはかなり珍しいです。 それだけ理性や論理ではなく感情に働きかけてくるタイプの作品なのかと思いました! なお、プレイ前にCG回想ボタンを押すと狂ったCG数を体感できるのでおススメです。
  • 終わりから
    終わりから
    誰しもが一度は考えたことがあるであろう「終わり」を丁寧に描いたお話でした。 とにかくすごい発想力と、それを実現させた文章力に脱帽です。 @ネタバレ開始 そもそもの構想自体も素晴らしいのですが、 それをここまで違和感なく作り上げられたことに、更に感心しました。 「終わりから」では感動のストーリーに思えた結末が、 「初めから」では物悲しく見えるのが切なかったです。 自分が迎えるなら「終わりから」のような結末が望ましいですが、 思い通りにいかない人生…「初めから」のような終焉のほうが可能性高いのかな、 なんてちょっとブルーになったりもしました苦笑。 @ネタバレ終了 演出面でもドキッとさせられる仕掛けがあったり、 掌編ながらたくさんの驚きが詰まっていました。 素晴らしい試みに感嘆する素敵な作品でした。ありがとうございました。
  • みまわり
    みまわり
    優しい色合いのイラストに惹かれて プレイしました。 BL風味ですが どの子も本当にそれぞれの物語を持っていて 引き込まれました。 つい、先生の気分になってしまい どの子の未来も幸多かれと 願ってしまっていました。 素敵な作品を作ってくださり、 ありがとうございました。
  • 雨の袂
    雨の袂
    物語の中盤、回想シーンのラスト辺りから一気に惹きこまれていき、 エンディングまで一気にプレイすることができました。 前作もそうでしたが、主人公の心理描写や他人との関係性について 力を入れているのが伝わってくるため、特に終盤は文章の一文ずつを じっくりと噛みしめるように読んでいきました。 作中用いられる画像やBGMも落ち着いた文章とマッチしていてとても良かったです。 @ネタバレ開始 終盤にある 「もし何かが起きても、二人がくれた思い出が、 笑顔をかわした記憶が、支えてくれる」といった言葉や OPとは打って変わって明るくなるEDが好きです。 ラストのエンディング曲には主人公の気持ちが集約されていると感じました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
  • みまわり
    みまわり
    かわいらしいイラストに惹かれてプレイ。スチルはもちろん背景なども素敵で、じっくり見させていただきました! どの子にも驚きと興奮、めちゃかわいい! なんとも後を引く感じがあって、凄く良かったです!  @ネタバレ開始 熱心にみまわりをする先生に共感です!! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました(*´ω`*)
  • よあけまえのキミへ
    よあけまえのキミへ
    ・・・めっちゃくちゃ面白かったです!! まだ物語1章との事で恋愛要素はほとんどありませんが、 終始、激動の物語なので、少しも油断が出来ません。 主人公ちゃんや、周りのイケメン達、 そして「いずみ屋」周辺に店を構える人達。 それぞれ皆の心情の移り変わりがとてもリアルで 怒ったり、泣いたり、笑ったり・・・本当に嵐の様でした。 幕末、新選組、酢屋・・・もう聞いただけで わくわくも止まりません。 主人公ちゃんの、頑張り時、踏ん張り時に涙がにじむのも ものすごく共感出来て、「頑張れ・・・!」と何度も 読みながら応援しておりました。 大体8時間ぐらいで読み終わったかなと思います。 (時間を忘れるほどのめり込んでたので無問題。) 1章目なのに、とんでもないボリュームで驚きです。 @ネタバレ開始 いずみ屋が火事になった時の近所の対応が辛くて・・・。 「誰か主人公ちゃんとかすみさんを助けて・・・」 と思いながら読んでいたので本当に涙が出そうでした。 その中で大橋さん、中岡さん、田中くんに 出会えて、本当神様の様に見えました。 神楽木亭にお邪魔する時もついてきてくれた 雪子ちゃんや、 地下道まで助けに来てくれた陸奥くん。 そして、陸援隊に住む事を許してくれた雨京さん。 読めば読むほど、知れば知るほど、 どのキャラも本当に魅力的でみんな大好きです。 まだまだ誰とくっつくのか、予想が出来ませんが まずは、かすみさんが一日も早く 目覚めることを祈ります・・・。 @ネタバレ終了 「幕末恋愛問答」を先にプレイしましたが、 あの子も、あの子も見たことあるぞ・・・! となったので、 こちらを先にプレイするべきでしたね・・・! 2章も物凄く楽しみにしております・・・! 素敵な作品を有難うございました!
  • 星を待つ片月
    星を待つ片月
    孤独同士が想い合う本当に切ないすれ違いの物語でした…。 @ネタバレ開始 1週目プレイし終わったときに、セイちゃんの精神大丈夫かなぁと心配していたら、2週目であああぁってなりました。 @ネタバレ終了 美しい作品でした。ありがとうございました!
  • 暗がりビオトープ
    暗がりビオトープ
    ノスタルジックな雰囲気が素敵で、文章もとても読みやすく一気に最後までプレイさせて頂きました、、! 情景や感情の動きがとても丁寧に描写されていて、自分もその場にいるかのような臨場感がありました! また、主人公に感情移入しすぎて泣いてしまう場面も多々あり、、。 とても惹き込まれるお話でした、、!そこに生きている人たちの温度を感じられる、素敵な作品をありがとうございました(*^^*)
  • 非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore
    非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore
    ゲームの全体に亘って素晴らしい調和と強いこだわりを感じました。 音楽と効果音へのこだわりは登場人物さながらですし、 グラフィックはキャラも可愛いし背景加工もばっちりで統一感が凄い。 画面レイアウトもとても凝っていてオシャレです。 主要キャラはサブカル雑誌の編集者だけあって、 やや気だるい感じの会話も多いですが常にセンスをまとっています。 都市伝説の実態を追いかける、というメインのストーリーはありますが、 本筋のメリハリを追いかけるというよりは日々の会話を楽しむゲームと感じました。 BGMに耳を凝らしながらまったりとテキストを味わうべきゲームかと思いました! @ネタバレ開始 路地裏の壁のQRコード見過ごしたぁ!!クソゥ!! @ネタバレ終了
  • きょーもいーこにがんばるわん!
    きょーもいーこにがんばるわん!
    プレイしました 「ごめんよぉ!」という気持ちになります 動物は人の言葉を話さないけど、こんな風に考えてるのかなと思うと泣けてきます どのルートでも「いーこ」でした 少しやさしくなれたような気がします( ˘ω˘)
  • あなたの命の価値リメイクver2
    あなたの命の価値リメイクver2
    この世に生まれてこなければよかった子どもなんて一人もいない、誰もが幸せになるためにこの世に生を受けた……手垢のついた言葉などをすべて抜きにして、これらの言葉に真正面から向き合える本物のヒューマンドラマでした。 話の構成が「こうして二人は学園を出て幸せになりました」と途中で終わらず、主人公の勇気さんの人生が人生のとある一つの着地点まで書かれていて「人の人生」というものを見つめることができました。 この「人の人生」という一つの大河のように大きな流れで物語が最後まで続くのが、本当に良かったです。 @ネタバレ開始 感情の揺さぶられ具合がもう手に負えなくて、何度泣いたか分かりません。 特に娘さんである優美さんの結婚式のスピーチは「む、娘がついに結婚…!!」と、ずっと勇気さんと夏美さんを見守ってきたので親戚ポジ的なところから見ている気持ちになりました。 もう、絆の学園のみんなを抱きしめてあげたいです。 今すぐ「生きててくれてありがとう」と抱きしめてあげたい…! 夏美さんに至っては、私がタイムリープして父親をあの日家に帰る前にちょっと海に沈め(以下、放送禁止用語につきカットされました) 教師の頭をハンマーで殴打したい気持ち(物騒すぎる)になったり、沙希さんのお父さんにちょっとツラ貸してくださいな~あっちでお話しましょう~と言いたくなったり……外野の大人たちに対して怒りが止まりませんでした。 こういう大人がいるから、子どもたちがずっと傷ついたまま、大人に信頼も希望も持てないんだ!と怒りが沸々と湧きました。 佳奈さんにまったく誠意のない謝罪をした後も施設の子どもたちに対してまだ言おうとする教師に「いいからもう黙れ」という乱暴な言葉を投げてしまいたい気持ちになったり、沙希さんのお父さんの「君は将来虐待しないと言えるのか」「将来子どもができたらその子は施設で育った親を持つ子として知られる」的な言葉にやっぱり私の中の死神が覚醒しかけたり……。 大人たちのほうが偏見にまみれていて、子どもたちにごめんなさいと言いたい。 ずっと悲しくて辛い思いをしてきたのに、無知で愚かな大人たちが知ろうともしないで偏った知識と思い込みでまた傷つけようとする。 現実を知っているわけでもない大人が「こうだろう」と想像という名の言ってしまえばただの個人妄想を無知の暴力として振りかざす。 物語を読んでいくうちにすごく悲しくなったのが、大人たちがまるで子どもに問題があると言わんばかりだったことです。 子どもは被害者なのに、大人が加害者で絶対に悪いのに、社会に適応できないのはまるで子ども自身に問題があるかのように言うのが、とても辛かったです。 夏美さんの抱えている問題が、個人的には一番悲しかったです。 「死にたい」には「本当は生きていたい」がある。 けれど「消えたい」にはそれがない……「消えたい」には本当に一切希望がない。 以前に、現実で施設の関係者に聞いたその話を思い出しました。 もし夏美さんを助けられるのなら、父親をあの日家に帰る前に拉致って樹海に(分かった分かった) 夏美さんが勇気くんと人生をともに歩み、幸せになれて本当に本当に良かったです。 傷ついてしおれて枯れかけた花が、雫を得てゆっくりとまた息を吹き返して花を咲かせるような、命の再生にも似た言葉では語り尽くせない力強くあたたかい物語でした。 作者様が最高傑作と仰っておられる言葉、本当にそう思います。 とても素敵な最高のヒューマンドラマ作品でした。 @ネタバレ終了 色々と思い溢れて大変な長文になってしまいました。 大変重たいテーマでありながら、細部まで丁寧に書かれており、読みだしたら時間を忘れて、あっという間に終わっていました。 とても素敵な作品をありがとうございました!
  • 【Valentine's・Loved one】
    【Valentine's・Loved one】
    麻薬を取り扱う裏の組織に所属している2人は、見知らぬ赤の他人同士だが、とある話をきっかけに互いを好意的に見ていた―――あの日までは……。 タイトル画面に戻ったら必ずタイトル画面のどこかをクリックしてほしい物語です! @ネタバレ開始 物語の中では直接的に書かれなかった部分、ドゥーデさんが皆のためにとチョコレートを溶かして混ぜているシーンが頭に浮かび、その後の悲劇に胸が締め付けられる思いがしました。 そして、タイトルから入れるもう一つの物語を読んで、視点が変わることで見えたものにまた悲しくなりました。 2人の視点からそれぞれ語られるあの出来事、お互い誰かを傷つけたかったわけではないのに、お互い相手を好意的に見ていたのに、たった一つの看過できない不幸がお互いの人生に永遠に交わることのできない溝を作ってしまった……マシュマロに込められた気持ちを思うとやるせなくなる物語です。 チョコを持って行く・渡されたときの幸せそうなスチルが印象的だっただけに、とても悲しくなりました。 @ネタバレ終了 2人のすれ違いがチョコレートに合うブラックコーヒーのように苦い、悲しみがそっと後を引く物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • アイアム
    アイアム
    SFぽいサムネに惹かれてプレイしました。 3ルート全てプレイしましたが、ちょっとしたミニゲームを遊べるルートがあったり、感動できるルートがあったり、展開ごとに違ったテイストのお話を楽しめる面白い作品でした。 まず、ロボットちゃんが可愛いです。絵ももちろんですが超えも可愛い。 ちょっと困ってるときの声色が特に可愛らしかったです。 さて、シナリオに関してですが @ネタバレ開始 END1ルートでは、色々なギミックを楽しむことができました。 特にあみだくじ?みたいなやつが出てきた時は、その動きに驚きました。 ガイと共に過ごすこのルートは、冒険のテイストが強く、読んでいて楽しかったです。 最後に出てくるCGが美しくて見惚れてしまいました。この先も楽しく生きていってほしい! END2とEND3ルートはギミックはないものの、ストーリーの真相に触れることができる切ないルートでした。 特にEND3の写真を守ろうとするロボットの姿に心をうたれました…。 からのあのCGは……グッときました。 END2のラストも素敵でした。 最後の満足そうな笑みは……もう、切ないし辛いし、でも幸せそうで、よくやったと褒めてやりたいし、で心が掻き乱されましたね。 いやもうほんと……END1の旅立ちも好きですが、END2&3では絶対に4人で幸せになってほしい!と思います。 @ネタバレ終了 SFとしてもファンタジーとしても楽しめる作品でした。 素敵な作品をありがとうございました。