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7926 のレビュー-
人魚注意報~非常に精力の強い人魚が関東地方を直撃します~タイトルからなんとなく下ネタギャグ系かな?と予想していましたが、実際はシリアスなお話でした。 人魚の皆さんが人類の半数を敵に回しているくらい強大なのにも圧倒されますが、通学鞄を手にフルスイングしていく主人公のカッコ良さにはさらに圧倒されました。 主人公のミホさんが一際輝いていました。 @ネタバレ開始 人魚のマリカさんと一年間の間に何があったのか、もう少し読みたいなぁと思いました。 気がついたらお別れしていたので、お別れシーンが見たかったなと。 ミホさんとマリカさんの間に種族を超えた友情が芽生えているといいなーと思いつつ。 @ネタバレ終了 ありがとうございました!
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七尾の休日たぶん原作小説などが別にあるのかな?と思う、番外編的な位置づけの短編でした。 どう過ごすかで充実度が変わるらしく、50%→99%とプレイ2周で無事に辿り着きました。 (残りの1%がどこかにあるのかしら…???) 世界観などは一切語られていませんが、何か異能などの出てくるものなのかな?と思ったり。 小薄さんの役どころと冒頭の事件がどんな事件だったのか気になります。 ありがとうございました!
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雨音と自動人形 結(むすび)プレイ完了しました……! 世界観が好きすぎる…! 左上の数字やタバコなど、張られていた伏線もしっかりと回収されてとてもスッキリ。 アヤさんはもちろん素敵ですが、美月さんが物語を時に明るくし、時に切なく、最終的に深みを持たせるキャラとなるので好きです。 シナリオ、イラスト、演出などとてもクオリティの高い作品でした。
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マイハハ今回はコメディではない作品との事で、どの位のシリアス、ホラー具合かな…?と思いながらスタートしました。 @ネタバレ開始 タイトルのBGMがまず怖い(笑)ヒロシくん母のミラー越しの目も怖い! そして動く背景で車に乗っている感も良かったです! 短編ですが自分の謎解き下手でなかなか真相に辿り着けず周回をぐるぐる。 攻略のヒントでやっとノーマルエンドに行けました。 正解に気づくと、会話の中にヒントが色々散りばめられていた事に気づきました! トゥルーエンドは感動のいい話…となるはずがヒロシのやらかしが…!(笑)小学生だからしょうがないよね! @ネタバレ終了 シリアス路線かと思いましたが、プレイしてみると微ホラー・ハートフルコメディに感じました。ホラーが苦手な人でも安心して楽しめる作品です。 ギュドンドンド族の星さんのセンスは面白い…!これからも応援しています。
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暗がりビオトープ僕は45分ほどで読了できました。90年代のゲームセンターの雰囲気の描写が見事で、その空間を寄る辺とする登場人物達の存在をリアルなものとして感じられる作品でした。また、主人公であるユーキには深く共感でき、提示された結末をみて温かい気持ちになれました。 @ネタバレ開始 本作品の素晴らしい点として、ゲームセンターの雰囲気の描写の見事さがあげられると思います。本作品は短編~中編作品であり、長々とした情景描写はなかったように思います。が、暗がりの中で長い時間を過ごしている人々の様子がリアルに描かれており、店内に漂っているであろう匂いすらも感じられるようでした。作者様目線で書かれたTipsの記載を読むのも楽しかったです。 また、僕がもっとも素晴らしいと思ったのは、主人公であるユーキの心理描写です。彼女の置かれている境遇は単純なものではなかったと思うのですが、彼女の成長がここまでリアリティをもって描写されている点に感銘を受けましたし、作者様の力量の高さを強く感じました。個人的には、「かわいそうと思われたくない」という心理や、「自分は父と同じことをしている」とふと気が付く瞬間の描写などに魂を感じました。生きることの難しさ、寂しさも感じられる展開でしたが、だからこそ、ラストの展開には温かい気持ちになることができました。 なお、本作品はユーキ目線で描かれており、彼女の目にうつらないものは想像することしかできません。しかし、その想像の余地が楽しい作品でもありました。サクラバさんとミホさんはどんな関係性だったのかな、とか。常連客の中でも濃密な人間関係があったんだろうなあ、とか……。演出の部分も含めて、描きすぎないこと、シンプルさに「粋」を感じる作品であったと思います。 好きなキャラクターはユーキですが、他にはヒジキザワさんもとても好きな人物です。彼のような温かい人物がゲームセンターという場を守ってくれたからこそ、支えられた人は沢山いるんじゃないかな、なんてことも思いました。 @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました。
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A-line初めまして。 静かな北海道のワンルームの情景が浮かび上がってくるようで楽しくプレイできました。 @ネタバレ開始 男性の恋は名前をつけて保存。女性の恋は上書き保存。ということなのかな…と思いました。 @ネタバレ終了 楽しいゲームをありがとうございました!
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親戚の男の子を引き取った話初めまして。 @ネタバレ開始 正直1週目を最後までやって違和感に気づかず、エンドロールが終わった後でああなるほど…となり、結果3週までしてしまいました。細かいところまで伏線が貼られており、とても感心してしまいました。 ナナシジミさんが何故このような行動を取ったのか…幸太くんはどうなってしまうのか… @ネタバレ終了 動画の投稿画面やコメントの内容が「ありそう」でよかったです。 ありがとうございました。
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マイハハハハは”色々な意味で”泣きますよ~! @ネタバレ開始 偶然アプデ前の5月5日にダウンロードし、プレイさせていただきました! まず時間制限に慌てバッドエンド。 ボケは少ないですが、主人公の名前にクスッとしました。そして……エンディングのお母さんかわいい。 あと、余談なのですが毎回病的に早いクリア&コメントを投稿しますが、決してストーカー等ではありません。ただのファンです! @ネタバレ終了 これからもゲーム制作頑張ってください(^o^)丿
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ヨツバナサクラ~春へと紡ぐ雪どけの手紙~夢を追った経験のある人なら誰もが経験する挫折や苦悩、他人への嫉妬。 それらを経ての、人間としての成長をテーマに扱っている青春群像劇です。 恐怖や嫉妬心に駆られ、他人に対して攻撃的になる黒い感情を 余すことなく丁寧に描き、全編を通して「クリエイターとは何たるか」という メッセージを表現しており非常に読み応えがあります。 私は時間を忘れてクリックが止まらなくなるくらいハマりました!! かつて夢に向かってがむしゃらに突き進んだことがある、 又は現在進行形で夢に向かって走り続けている。 そんな人に読んでもらいたいです。
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露姫人間と妖(または物の怪)の心の交流を描いた物語です。 シナリオは会話中心にテンポよく進み、選択肢もわりと多めです。 海辺で誰かを待っている少女と、その先に待っている真実。 潮風と波の音をバックに、登場人物の心境に寄り添って優しく描かれている物語です。
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よあけまえのキミへ歴史に興味はあるけど最低限の知識しかない乙女ゲーマーです。 歴史系乙女ゲーだと遙かシリーズや下天の華が好きです。 フォロワーさんがプレイしてるのを見て「絵がすごく綺麗!」と思い、興味を持ちました。 結論からいうと、とても良作だったと思います……! まず時代もの詳しくない勢へのフォローが手厚く、説明台詞なども自然に頭に入ってくるため、読みやすかったです。 現在公開中の一章だけでもかなりボリュームがあるのですが、メリハリと緩急のあるシナリオで、その先が気になってやめ時がわからなくなるくらいにはまってしまいました。(私はトータルで5時間くらいです) また、ヒロインの味方サイドの人物がみんな優しく、とても好感が持てます。一見無愛想な感じの人でも、しっかり話してみると、ヒロインを気遣ってくれていることがわかったりします。 攻略対象では明るく包容力のある坂本さんが好きですが(でも皆さん素敵なので選べませんw)、あえて推したいのは、ヒロインの姉的存在であるかすみさんです。 いつも笑顔で、天使のように優しいかすみさん、彼女に癒されたプレイヤーさんはかなり多いんじゃないかなと思います。 ネタバレで後述しますが、だからこそ劇中でかすみさんの身に起こったことがやるせなくてたまりません。とにかくかすみさんのことが心配で、私は後半ずっと彼女のことばかり考えていました……(あと雨京さんの心中) 他の人物だと、ヒロインの親友であるゆきちゃんも可愛いです。とても元気なゆきちゃんはThe・乙女ゲーの親友キャラ感が強く、「ゆきちゃんなら何があっても絶対に味方でいてくれる」という安心感が半端ないです。 あと立ち絵のない人物では新選組の山崎さんが印象に残っていて、また会いたいです!!w @ネタバレ開始 味方サイド人物はヒロイン含め、みんな好きです。 ただ悪役サイドの言動がえげつなく、中でもかすみさんに暴行を働いたことがとても衝撃で「えっ、ここまでやる!?」と思ったり…… ヒロインサイドもやられっぱなしではないのは安心でした。大好きなかすみさんの身に何が起きたかを知ったとき、ヒロインがブチギレ発砲(※語弊がある)した流れはマイ夜キミベストオブシーンです。 そのあと深門が毒づきながらもかすみさんの居場所を教えてくれましたが、きっと内心ではビビってたと思います。笑 メインの悪役がインパクトありすぎて忘れがちですが、いずみ屋放火事件のあとのご近所さんの敵意も生々しく、心に来るものがありました。それも、序盤では優しい姿が描かれていただけに…… 延焼で燃えてしまったお店もありますし、みんな生きていくのに必死なのはわかるのですが、 刺すのはちょっとやりすぎなので……某攻略対象が言っていたように、谷口屋のおかみさんは帰ってきてしかるべき裁きを受けてほしい、と思いました。 つまり言いたいことをまとめると(ここから乱文注意) 「クソッ俺のかすみと美湖にさんざん無礼を働きやがって絶対許さねえ(#´Д`)深門、水瀬、りく、聞いてるかテメェーらだよテメーら。全員まとめてブッ飛ばしてやっから首を洗って待っとけ(# ゚Д゚)あと谷口屋のおかみさんはちゃんと自分のしたことと向き合って罪を償おうね!!!」 以上です(いつお前のものになったんだよ) 商業ならともかく、同人ゲームの悪役にキレるのは気がひけると思いつつ あまりの所業についいろいろ言ってしまいましたがw、悪役は憎まれてこそというのも確かですし それだけ主人公サイドに感情移入させてくる制作者さんの手腕をひしひしと感じました。 @ネタバレ終了 二章以降の公開を切実に!!お待ちしています!!
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妹のろいアキヒトお兄ちゃんの強烈な妹愛に圧倒されながらも(笑)両方のエンディングを見ました! ごく普通の高校生……ごく普通!? なんてツッコミながらも、楽しくプレイしておりました。 そして妹のさゆりちゃんは、お兄ちゃんが溺愛するのも納得な美少女! 胸元に両手を上げながら、楽しそうにお話を聞いてくれるなんて……可愛すぎて、私も重度のシスコンを発症してしまいそうになりました。 優しい雰囲気のBGMが、さゆちゃんのほんわりとした可愛さを引き立てます。 前半はギャグテイスト強めの作品ですが、後半にかけてしっとりと切ない展開を楽しむことができます。 さゆちゃんのテーマ曲(かな?)のアレンジがいい仕事するんですね~~!! @ネタバレ開始 終盤の「さゆりの卒業式が~~ようやく終わった」の文はグッときました……。 お兄ちゃんのために、卒業しないで待っていてくれたんだね……さゆ……。なんていい子なんだ。 さゆのためにも、アキヒトお兄ちゃんにはこれから幸せに生きていってほしい! そう思える良きエンディングでした。 もう1つのエンディングのほうは少し悲しい雰囲気になりますが これはこれで良かったのかなと思いました。 きっとさゆちゃんなら、優しく笑って兄貴を引っ張っていってくれるだろう……!! @ネタバレ終了 FAは、可愛すぎる妹さゆちゃんを描きました。 素敵な作品をありがとうございました。
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妹のろいさゆの可愛さは、シスコンになるのも仕方がない(笑) 物語としては王道ものという感じでしょうか。向風鈴さんのコメディ→シリアスな流れがキレッキレで素敵でした。 長編や中編でじっくりと世界観に浸るのも良いですが、本作のようにドカンと世界観を味わう短編もまた良き…という感じでした! 素敵な物語をありがとうございました〜!
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妹のろい20分程でエンド回収しました。 序盤はぶっ飛んだシスコン主人公に笑いながらプレイしていたら、後半から入ってくるシリアスな要素も良かったです。 タイトルの「のろい」にも二重の意味があり、短いプレイ時間ながらとても楽しめる作品でした。 さゆがイラスト含めてかわいかったです。 ありがとうございました!
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君に贈る世界人生で一番自分自身について悩む時期特有の心の揺らぎなどを上手く用いた物語でした。 短編なので細かな背景などは描かれていませんが、それでも「だいたいこんな感じかな」と想像はできて、最後は心地良い余韻を感じたまま終われました。 @ネタバレ開始 選択肢をミスしてしまい、飛び降りコースに入った時は「どこで間違えたー!?」と慌てました…。 無事に一番ほんわりと終われるエンドに進むと「またね」という彼女自身が前向きに生きようとする姿が見られて、一度飛び降りさせてしまった身としては「良かったー」と安心しました。 このまま高校も無事に終えて、大学まで二人の関係が続くといいな、そして社会に出たら「そんな時もあったね」と二人が思い出話として笑えたらいいなと思いました。 @ネタバレ終了 ありがとうございました!
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老と白老いた男とまだ年端もいかぬ少女の邂逅とこれから二人の物語が始まる予感がする、続きが見たくなる素敵な物語でした。 @ネタバレ開始 大きくなったら旅について行くと口にする彼女が健気で、もうこのまま二人で旅に出てしまいなよと言いたくなる続きが気になる終わり方でした。 不老不死の見世物としての人生から脱した彼女に、これから多くの笑顔がありますようにと願わずにはいられませんでした。 自分で「こんなジジイが不老になっても」と言っていた淵野さんですが、彼女にとっていつか淵野さんが父のような存在になるのかな…そうなったのなら、不老になったのも悪くないと思ったりするのでしょうか。 そんなことをアレコレと考えたくなる素敵な話でした。 @ネタバレ終了 村の事情を見るにかなり厳しい世界のようですが、二人がこの後どのような物語を紡いでいくのか、最後の流れとスチルから色々と想像するのも面白い作品でした。 クリア後にタイトルの画像が変わるのも、最後まで見た後だと嬉しかったです。 ありがとうございました!
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虹のくじら-TyranoEdition-息ができない窮屈な世界で、日常のすべてに嫌気がさしている少女と虹のくじらを待つ少女との胸が締め付けられるような物語でした。 画用紙に描いたような水彩風の画面とスチルが物語を盛り上げていて、素敵です。 @ネタバレ開始 最後の終わり方は人によって感じ方が違うだろう、素晴らしい幕引きでした。 私は佐々木さんは「普通であること」を強要し、それ以外を排除しようとするこの残酷な世界からついに解放されて旅に出たのだと解釈しました。 希望があってほしい……と、そんなことを思いながら。 逃げ出したいと思ったことは数えきれないほどありますし、逃げ出したこともありますが、逃げること=悪いことではないので、小杉さんもいざとなったら逃げてほしいなと思いつつ。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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サヨナラを八月に残して一度崩壊したバンドの再生の物語……と思いきや、 そこからさらに「幸せとはなにか」という深いテーマにまで切り込んでいく作品です。 構成としては、大きく前半パートと後半パートに分かれており、 後半パートでは選択肢により、エンディングが3パターンほどに分岐します。 シナリオは曲の歌詞のようなリズムの良さが特徴で、 楽曲とのシンクロ率も素晴らしいです。 「仲間との絆」が鮮やかに描かれた感動できる作品だと思います。
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ヨツバナサクラ~春へと紡ぐ雪どけの手紙~高校の文芸部を舞台にした青春ノベルです。 文芸部のメンバーそれぞれが熱い情熱を持っており、 それを持ち寄って、みんなで進んでいく姿が印象的な作品です。 縦書きのテキストウィンドウと画面全体を使った演出で、 主人公の情熱、苦悩、挫折、意志が繊細に描かれています。 イラストが綺麗でOP&EDムービーもあり、全体的にクオリティが高い作品です。 創作をやる人間のリアルな心境を、ビリビリ感じられる作品でした!
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非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakeloreこの作品はぜひ、BGMをONにしてお楽しみください。 全て作者様のオリジナル楽曲ということもあり、音楽とシーンがとてもマッチしていて、どれもオシャレです。流れているBGMがシナリオと関わっているシーンもあります。 アンニュイな雰囲気の漂う本作ですが、メインの登場人物であるサイトウとマエの掛け合いはコミカルなものも多いです。本当に日常会話を切り取ったかのような。「デザイナーズ路地裏」の真相も社会風刺的なリアリティがあり、全編に現実感を思わせる工夫がされていました。 QRコードは読み込むとフフッとなったので、必ず「クリア後に」読み込んでみてください。 次回作にも彼女たちが登場するようで、とても楽しみです。