ドラマ
7921 のレビュー-
この月明かりの下に影はないクリアしました。廃校で起こるしんみりとした心霊譚が素敵でした。細かくセーブ確認のパートが入るのがとても親切でありがたかったです。 多分そういうことだろうという予測は早めにできるのですが、むしろそれがあるから後半が美しい雰囲気になる物語でした。 @ネタバレ開始 個人的には明るい方のエンドではなく、もう片方のエンドと、直前の選択肢でのエンドが好きでした。 @ネタバレ終了 せつない学校怪談をありがとうございました。
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ラストブルー - A adolescence summer -タイトルから爽やかな青春の青・・と言いたい所ですが、過去のトラウマから濁った雲に遮られて前に進めない、そんな苦しさのある物語でした ある切っ掛けから主人公が過去に向き合いますが、中々進めない様は良い意味でヤキモキとされましたが、終盤のイベント時にはすっかり感情移入できる程になれました 全体的に文章が綺麗で詩的でもあり、特に主人公の内面感情がよく描かれていたと思います 様々な思いが群体となった様な作品、素晴らしかったです
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泣きべそ*花散る空
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遥かなるトゥーレへの旅人クリアしました。ものすごいボリュームです。アイスランドを旅しながら人ならぬものの世界に巻き込まれていくストーリーが濃密でした。主人公の出逢う大多数の女性達がセクシーかつ積極的で可愛いです。そういう要素もヘビーなストーリーをなごませる明るさになっていて素敵です。 そしてアイスランドをがっつり旅行できるのが本当に楽しかったです。素敵な旅をありがとうございました。
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ベンラブ!発想力!AIもの好きなのですが、こういう未来の世界線もあったか!とすごく楽しませて頂きました。 おはなし自販機にハマるベンラブさんが主人公も、個性的なおはなし自販機もありそうな未来。 ゲームを進めるにつれ、もうかわいい女の子の姿がはっきり見えました。ギャルゲーです。 すごくおもしろかったです!
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マキの命の火とてもショッキングなサムネ絵とあらすじでしたが、怖いもの見たさだけでなく「氷河期×四肢切断×延命」という売り文句を見て興味を持ってプレイしました。 ショッキングなシーンこそありますが、それだけではない良質なポストアポカリプスものでした。全く救いの見えない状況にも関わらず心の余裕を持ち、軽口を叩くマキとロボの2人の関係性がなんともいえない感情を惹起します。あらすじの通り最後まで2人が助かることはないのですが、最後まで孤独ではなかったおかげで不幸なだけではない極寒の中でも心はちょっと温まる物語を堪能できました。
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Re:quiem[Spring is in the air.]高校時代という非常に繊細な年代の感情をうまく表現した作品だと感じました。確かに「青春」のタグはまさにその通りだな!と思います。 ストーリーはあらすじの通り噂の真相を確かめようというところからスタートしますが、徐々に多くの登場人物を巻き込みながらまさに「青春」的な展開を見せます。恋心であったり嫉妬であったり、色んな出来事を乗り越えての成長であったり、様々なキャラクターの様々な感情に触れあえる部分がとても印象的な作品でした。 声優さんもそれぞれ声質が異なり演技もお上手でしたし、ご覧の通り可愛らしいキャラクターグラフィックも沢山拝めて目の保養になりました。白~明るい色彩が効果的に使われている印象も受けました。 @ネタバレ開始 作中では告白シーンの印象が非常に強いです。真っすぐな思いを明かすシーンはそれぞれとても感じ入るものがありました。 @ネタバレ終了
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ちょっと気になる販売機感動しました!!!リアルに泣いた… ダ〇ドーのおしゃべり自販機は自分もよく利用していて、ポイントカードも何枚か持っていました。 最近めっきり見かけなくなり、さみしい思いをしていましたが、このゲームをプレイしてあの頃の思い出がよみがえるようで、とても楽しかったです。 @ネタバレ開始 自販機のためにケンカを止めに飛び出した主人公に胸が締め付けられる思いになりました。そのあとのアタリからのメロンソーダ…涙なしには見られません… 勇気を出してよかったね!少年…! @ネタバレ終了 本当にステキなゲームでした!ありがとうございました!
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孤島の灯台綺麗な綺麗な海と、温かい光をたくさん見ることができました。澄んだ海の青と包み込むような空の青。そして主人公の持つ哀しさが相まって、物語に夢中になってしまいました。気づけば涙が溢れて。役目を終える灯台の光は最後に主人公の心を照らしてくれたのですね。優しくて切なくて、忘れがたい作品に出合いました。素敵な物語を ありがとう。
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燕に餞 -10 minutes to airplane fall-全エンド回収。 最初は飛行機墜落するまでの色んな事情が出されるのかなって思ったけど、死生観や深層心理、ミステリーと非物質的なものが相まって真エンドの青さが極まって凄く良かったです。言葉のチョイスが素敵です。素敵な作品ありがとうございました。
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海辺のかたらい美しい絵に引かれてプレイさせて頂きました。 お二人のエンドごとに物語の結末の味わいが180度違って印象に残りました。 @ネタバレ開始 ぶつかり合って現実に引き戻すのも王道の温かいエンドだなと感じ 寄り添って一緒に旅立ってしまうのも儚い美しさを感じました。 @ネタバレ終了 美しい作品ありがとうございます。
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Bar Florレシピコンプまで、プレイいたしました! 雰囲気のいい始まりから、優しいバーテンさんとの物語と思いきや…?! @ネタバレ開始 マスターさんとの会話に、何か間を感じて「?」と思いきや… 話が進むに連れて、「これはなにか遠回しに言ってるぞ!?」と、意味深な素顔マスターのご尊顔を拝見して、最後まで行くと… レシピの「裏」ボタンに、ドキッとしました。 やっ ぱ り 伝 え て た (闇) 直球で言ってくるのではなく、遠回しに攻撃してくるのがクールで素敵すぎました…! そして個人的にレシピヒントの「怒らせる」のテキストが、ツボすぎました。 怒らせたい欲が、爆発しました(笑) @ネタバレ終了 素敵な作品を作ってくださり、ありがとうございます♪
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藹々鬼譚タイトルの絵がとても綺麗で気になっていた作品、遊ばせていただきました!! 絵の一枚一枚が美しく、場面が変わる度に手を止めて見とれてしまう… @ネタバレ開始 金屏風の隙間から鬼の世界を垣間見るようにわくわくしながら読み進めました。 まるでそこにいるような心地がして、霊魂の童子がいたり不思議がいっぱいで、いい香りのしそうな旅籠に行ってみたい!と思いました。 鬼と人の違いも興味深かったです。はじめは比喩かと思いましたが、本当に木になるのに驚きました。他にもテレパシーのようなものが使えたり、加護を受けているからなのか寒い中をあたたかく過ごせたり… 縁さんの最初の印象は子供みたいに明るくて可愛い人で、六さんの方がまるでお姉さんのようだと思いました。 伽羅さんは弁解が可愛くて、笑顔が素敵で…ただ強い孤独を抱えていたのは伝わってきて、明るく登場しただけにとても切なくなりました。 菫青さんは怖い鬼なのかと思いましたが、菫青さんと六さんの組み合わせが好きです。気まずい感じとか、可笑しくて何度か笑ってしまいました。 大根をどこにでも植えちゃうなんて鬼はお茶目なのかと思ったり、六さんのとってきたキノコを立派なお皿に盛ってくれたりして、可愛がられてるのだなとほっこりしました。 話が進み、昔は鬼の血混じりの子も大事にされててたのに今は違うと分かり… 縁さんは父親と同じようにしようとしていたけれど、菫青さんや伽羅さんには賛成されなくて、 小指の爪が少し延びる間、知り合いは大往生を遂げたという話からは、縁さんの途方もない寂しさが伝わってきました。 菫青さんが木になるところは、連れていっても構わないなら…と、最後まで縁さんを心配した言葉に泣きました。 先々のことまで考えて、六さんと伽羅さんを逃がすつもりだったのですね。 この時、縁さんの気持ちをなんで分かってくれないのかなと思ったけれど、 信仰心を失ったこの国は護るに値しないと分かっていて、心のどこかで赦せないでいたのなら…そうするべきではないのかなと色々考えてしまいました。 伽羅さんも六さんも里を恨んでいるのが印象的で、親に求めたものをなにひとつ得られず孤独の中、里のために大役を背負わされたり…見えないものを恐れる気持ちは分かるけれど、その仕打ちが酷くて目を背けたくなりました。 助けに来たお父さんを怖くて殺めた場面も辛かったです。鬼にも、里にも抱えきれない愛憎があって、それが彼女を大人に見せていたのかと思うと更に悲しい気持ちに… はじめに見たEND2が好みでした。 六さんが選んだのは鬼でも里でもなく縁さんだったのかと思うと、色々な気持ちが沸いてきて胸が締め付けられました。本当にあった姿は歌や絵になって物語として受け継がれるのでしょうか、絵師さんの話も好きです。 END1は縁さんの最後に号泣。最後まで大切に思う気持ちと、認めざる終えない事実と、悲しいけれどこちらの方がより現実味を感じて更に悲しくなりました。人は鬼の手を離れて逞しく生きているんですね… それと、武士はこんなに大変だったのかと変な汗を掻きました。遊馬さんの行く末も気がかりですが、六さんの最後も辛かった…何としてでも伝え残すという執念にも似た想いを感じて、縁さんの神に挑むような最後の言葉と似て感じられて、なんとも言えない気持ちに。 でも、確かにそこにあったのだと…END2の遊馬さんも同じような気持ちを抱いていたように思えて、どちらも残していくという強い気持ちと、変わっていくものを止められない切なさを感じました。 読み終えた後も、確かに鬼はいたのかも知れないな、ものがたり は本来そういうものであったのかも、この絵師さんは作者様かな、などと思いを巡らせては余韻に浸りました。 @ネタバレ終了 絵からは感情が伝わってくるようで、また、目に映るものや感情をこれほどたくさんの言葉で表現できるのかと驚いてばかりでした。 素敵な作品をありがとうございます!
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孤島の灯台フォロワーさんの感想を拝見して気になっていた作品、遊ばせていただきました。 立ち絵がめっちゃ動く!!ちょいちょい挟まる効果音も楽しくて、今にも動き出しそうな生き生きとした絵と素敵な言葉選びが魅力的…! @ネタバレ開始 ライトくん?ちゃん?自分の中では「くん」呼びでしたので、ライトくん!は、表情がくるくる変わってほんっとかわいい…!! エイデンさんは格好いいし面白いです。ライトくんが名乗っときの反応とか、幽霊と思って警戒したり…ヴェルニーさんに手を振ったところはめっちゃ笑いました。自分も最初は幽霊かなと思っていましたが… アンジェリンさんの、不思議に出会ったら心に仕舞っておきなさいって言葉、とても素敵だなと思いました。 ブラントンさんが明確な言葉よりその人の言葉で励ましてくれたところも、そっと寄り添うようで好きです。 ライトくんは声が届かずに見送ってきた人がたくさんいたのかなと思うと、胸が痛かったです… 既に分かっていたことなのに、電源を止める場面では暫く押せませんでした。 ライトくんという明かりに照らされてエイデンさんの心残りが溶けて前を向けたのならよかったなと思いました。再会できますように…!! BLUESKYもよかったです! エイデンさんとオリバーさんとのやり取りが面白かったです。 今の空は怖い…のところで泣きました。好きなことが塗り替えられるのは本当に悲しい。 魚料理が美味しいって教えてくれた人も、カイルさんとのやり取りが懐かしいのも、フレンドリーな奴というのもきっと…( ;∀;) あとがきも拝見しました。 灯台守というお仕事がリアルに感じられたのですが、実際に調査に行かれたり映画や関連の書籍を読まれていて感動しました!! 町の名前も人の名前も灯台もどこかがモデルなのかな?と思っていたので読んでいてとても楽しかったです。 ギャラリーも見ていて幸せでした、空気感とか温度とか感じられてどれも素敵…コミカルな絵もかわいいです!背景も素敵で、孤島の灯台を遠目に見るところが自分も船に乗っているような感覚がして好きです。 @ネタバレ終了 ゆっくりと流れる時のなかで傷に寄り添うような、心あたたまるお話しでした。言葉にするの難しいですが…とてもよかったです! 素敵な作品をありがとうございます!
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Re:quiem[Spring is in the air.]「桜の木の下の死体」このワードだけで めちゃくちゃわくわくしました。 思わぬ登場人物に驚かされながらも物語が進み、 過去の事件、恋の行方、 気になる展開でとっても面白かったです。 個人的には、文字と文字の間隔をあけている所が とても読みやすく感じました。勉強になります・・・! @ネタバレ開始 一部叶わない恋をしているのがなんとも切なくて、 ラストはどうなってしまうのかハラハラでした。 叶わないと分かってても「好きでした」と伝える 所が良いですね・・・。 ラストは、落ち着く所に着地したのでほっと一安心でした。 @ネタバレ終了 ひとつひとつのデザインがとってもお洒落で ログやセーブ画面を開く度に見入ってしまいました。笑 素敵な作品を有難うございました!
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蘭月の流星ゲームでこういう世界観とドラマを味合うのもいいものですね。 この作家性が好きですし、続けてほしいです。
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廃館の月 ~The Moon over the ××××~クイズ感覚で楽しめる、ドラマチックな物語でした。 いくつもある特殊な『言霊』を選んで、道を切り開いていくのですが冒頭にチュートリアルが用意してあるので安心安全でした! とはいえそれでも間違えまくったのですが、間違えたら間違えたで2人の面白いやりとりを聞くことができるので、ちょっとお得感があります。 レイカさんは可愛く、アッシュはカッコイイので、2人が会話しているのを見ているだけでうらやまけしからん。いいぞもっとやれ!でした。(笑) @ネタバレ開始 終盤でレイカちゃんが言った『命を育てることが出来るのは、愛し合う二人だけ』というセリフがとても印象的でした。 至極当たり前のことなのですが、改めて言葉にすると、こんなにロマンチックに聞こえるものなのだなと。 さすが言霊使いのレイカさん。発言に重みがありますね! @ネタバレ終了 終盤の時間制限付きのクイズはほぼ全問不正解(笑)で「そうじゃない!」と怒られながら攻略しました。 怒られるだけで、即BADじゃないのが大変ありがたかったです。 素敵な作品をありがとうございました。
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クロノスタシス Remake正反対とも言える2人の女性のやりとりが面白い作品でした。 最初はまったく噛み合わなかった2人。 だけど強制的な交流を経て、少しずつお互いに気を許していく流れが(非現実的な空間に置かれているのに)とても自然に思えました。 特にお風呂でのそれぞれの独白が面白かったです。 たしかに途中で終わるテーブルゲームほど、つまらないものはないですね。よく我慢してたな、まつり!(笑) あの治験の正体は……!? 2人はその後……!?などなど、謎が残るところもありますがラストはすっきり読み終えることができました。 素敵な作品をありがとうございました。
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夜、気紛れ、明け方以前夜勤バイトをしていたことを思い出し、懐かしく感じながらプレイしました。 3時~4時が暇(魔)なの分かります!客どころか、外を歩いている人も殆ど居ないんですよね。 自分は3時休憩でしたので、あえて車道の真ん中をスキップして遊んでいた記憶があります。 誰も居ない世界を、少しだけ自分が支配しているような感覚。 その魔法が、日の出と共にとけていく感じ……本当に懐かしいです。 しかし暇なのにお給料が良い分、日中に動けなくなるというデメリットが……。 主人公には落第しない程度にバイトを頑張ってほしいなと思います。 素敵な作品をありがとうございました。
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夜、気紛れ、明け方しっとりとした肌触りの短編で、居心地がよかったです。夜に一人出かけたような気持ちになりました。ありがとうございました。