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6756 のレビュー
  • 終わりから
    終わりから
    読み進めているうちにタイトルの意味がわかり、構成の巧みさに驚きました。 @ネタバレ開始 改めて「終わりから」を読むと、単なる叙述トリック的な話ではなく、最期を迎えた主人公が幸せだった人生を振り返る追憶としても読めて、涙が出ました
  • 雨の袂
    雨の袂
    若い二人の微妙な距離感が、よくよく伝わってくる文章でした。 登場人物4人のうち、ほぼ2人は出てこないのですが、それなのに4人の関係性が透けて見えるといいますか……実在している人物たちのお話を聞いているようで、すごいなと思いました。 相合傘のシーンが特に素晴らしく……なんか気を使ってしまったり、ドキドキしたり……細かい心理描写が散りばめられていて、読んでいて二人の息遣いまで感じるようでした。 また、2ヶ所のシーンの対比も面白かったです。 エンディングテーマ、素敵でした。 歌詞が読めるようになっている演出が良く、まるでエピローグを読んでいるような感覚で楽しめました。 素敵な作品をありがとうございました。
  • 君を殺す日
    君を殺す日
    途中どうなるのかハラハラしながら読ませていただきました @ネタバレ開始 先輩悪魔が出てきたとき絶対悪い悪魔で裏切る!と思いこんで 最後、任せろと言ってくれた時もラストに絶対裏切りに来る!と思ってしまったました 申し訳ありませんでした @ネタバレ終了 心温まるエンドをありがとうございます!
  • 暗がりビオトープ
    暗がりビオトープ
    一気にプレイしてしまいました…! 家庭環境のあまりよろしくない「ユーキ」くんの、自分の居場所としての「ゲームセンター」。 登場人物一人一人にもドラマがあって読み応えがありました。 @ネタバレ開始 最後は、ユーキがすらっとした女性の立ち絵になっていて感動しました。 (絶対美人だよ、ユーキ!) そして登場人物みんなが良い方向に人生が進んでいそうな終わりでじんときました。 ハッピーエンドとは言わない終わりかもしれないですが、プレイヤーの想像でみんなが幸せになれる、素敵な物語だと思いました! @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 逢魔時の家路(リメイク版)
    逢魔時の家路(リメイク版)
    タイトル画面の音楽からして切ない……。黄昏時の空に、憂いを帯びた表情が似合います。BGMも素敵です。 ああ……なるほど……と、しんみりと浸らせて頂きました。 @ネタバレ開始 最初のタイトル画面の影絵の様な2人も、クリア後の画面もとても印象的です。 人は……そんなに強くないですよね……。 那由多くんの後ろめたそうな、辛そうなスチルがとても響きます。 気になる終わり方ですが、その分余韻に浸れます。 気づいて欲しくない……。 @ネタバレ終了
  • identity
    identity
    自分は思春期にこんなに悩んだことがないな…という脳天気さんなので「自分らしさ」とは何かをここまで悩める主人公には、まず悩めるのがすごいと思いながらのプレイとなりました。 元アイドルの美音さんに関わることで主人公の内面にも生活環境にも変化が訪れ、時として友人関係にも影響を与えながら、その中で最適解を求め続けようとする主人公がある意味で痛々しくもあり、そしてある意味で変えられるのは自分だけという言葉を想起せずにはいられませんでした。 終盤は自分らしさとはという点で悩める主人公が自分探しをし始めるところで、なんだか嫌な予感がする…と思っていたら、案の定、エンドによって「なぜそうなった」という結末を迎えることもありました。 自分らしさとは何かと、それを考え始めるということ自体が私としては「???」なので、全編を読んでも主人公が自分らしさというもので悩み続ける根本的な部分では理解ができなかったかもしれません(脳天気がすぎる) 自分らしさというものにこだわればこだわるほど、どこかで「いや、自分はこうだ」とか「いや、自分はこうなはずだ」のような逆説的な呪いで自分を縛り付けてしまいそうなので、自分らしさにこだわるのもほどほどが一番なのかなと思いました。 自分らしさにどうすれば正解ということはないと思うのですが、少なくとも主人公にもいずれ自分らしさで思い悩まなくていい日が訪れるといいなと思いました。 (見たエンディングが1-6+BADなのでもし1-7+BADでしたら到達しておらず申し訳ありません) 素敵な作品をありがとうございました!
  • すいれん
    すいれん
    全体的な雰囲気がとてもいいですね。水彩画タッチのイラストと効果音、優しいBGMがマッチしていて心地よく、じんわりと切なくなりました。設定画面やキャラクターの差分も作り込まれていて短い時間で世界に浸れました。
  • This one,(I mean).
    This one,(I mean).
    シンプルイズベスト。視覚情報を小さな四角に委ねているのが斬新&お洒落。プレイ時間にして五分程度でしたが優しい気持ちになれる作品でした。 @ネタバレ開始 安易な理由での髪染めを冷めた気持ちで見ているのかと思いきや、あんちゃんの亜麻色の髪が好きというすみれに心があたたかくなりました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 雨の袂
    雨の袂
    不器用な少年と少女。交わされる会話がとても自然で、彼らなりの精一杯が伝わってくるようです。短編にギュッと詰め込まれた青春の1ページをたっぷりと堪能しました。 とてもいい時間を過ごすことができました。 @ネタバレ開始 思春期らしい少し鬱屈とした少年の語りも、過度にネガティブになることがなく、ほどよい距離感で読むことができました。 また、会話にたくさんの省略がありつつも、物語の流れや演出などからそれが読み取れるようになっていて、夢中で文字を追いかけました。 そして、一気に印象を変えるエンディングテーマ。梅雨開けにふさわしく、それまでの曲調から一気に晴れやかになって、心をぐっとつかまれました。 不器用さは純粋さゆえ。泣くことができたから晴れたのだ。そんな気持ちで読み終えました。 @ネタバレ終了 印象的な背景、落ち着いたBGM。 そして雰囲気にあったフォント、読みやすいレイアウト。 また、システムボタンが隠れる工夫などのおかげで、とても心地よく物語を読み進めることができました。 楽しかったです。ありがとうございました。
  • ラムネ瓶入り夏休み
    ラムネ瓶入り夏休み
    違ったお味の2エンド、堪能させていただきました。どちらも余韻が残る、とても素敵な内容でした! イラストもすっごく美しいです! @ネタバレ開始 京香ちゃんはタイトルがピタッとハマる爽やかさ。特にスチルがめちゃ可愛い! おじいさんは哀愁・物憂げといった感じが残って、私の祖父のことを考えちゃいました。そしてお母さんについても想像したり。 そんな余韻を感じながらファンアートを描かせていただきました。なのでちょっと寂しい背中ですが、お膝のジゲンちゃんが癒しです! @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました(*´ω`*)
  • 鬼桜
    鬼桜
    以前から気になっていた作品でしたらようやくプレイできました! そしてまずはびっくり!こちら女性主人公の作品だったのですね。プレイ前は男性向の作品で、白兎のことはメインヒロインだと思っていたのです。 恋愛タグはない作品ですが、女主人公が2人の男性の間で揺れ動くストーリーを楽しめますので女性にオススメしたい作品です♪(ショタもいるよ!!! さて、次に驚かされたのはグラフィック数……!!後書きを呼んでびっくらこきました。 イベントCG200枚超え!! もう一度言います。 200枚超えっすよ!!奥さん! 中でもバトルシーンは全てグラフィックパワーで表現されており、漫画やアニメを見ているようでした。 通常立ち絵もポーズがころころ動くので、「ノベルを読む」というよりは「漫画のページをめくる」ように楽しむことができました。 5時間以上かかる作品ではありますが、グラフィクPOWERがレベル99なので流れるように読むことができます!すごい! シナリオは、ファンタジーものの少女漫画という感じで楽しく読み進めることができました。 前述のとおり、恋愛タグがない作品でイチャイチャラブラブといった展開はあまりないのですが、主人公を挟む「焔緋」と「橡」が超カッコイイ。 @ネタバレ開始 終盤にこの2人がかち合うシーンは特に胸熱で、「私のために争わないで~!」と興奮していました(勘違い @ネタバレ終了 私はツエー男が好きなので、最初から最後まで全力で橡派です……!!!(笑 橡かっこいいよ、橡!!!彼が刀を振るうたび、かっこよすぎて腰が砕けました。 男だけじゃなくて、女性キャラも魅力満点です。特に藤姉さんは大変良いキャラしてまして大好きでした。女は度胸!(!?) キャラ萌えだけでなく、展開も……特に後半の正義と正義のぶつかり合いが熱く、読み進める手が止まりませんでした。 @ネタバレ開始 スマホでプレイしていたのですが、終盤の決戦あたりで残電池が10%を切ってしまい……(笑) 「ああ!ここで止めるなんて無理!でも電池!!嫌だ、諦めたくない!!」というリアルでも壮絶な戦いを繰り広げました。 夢中になりすぎて「充電して後で続きやろ~」とはとても思えませんでした。 電池残量ギリギリで無事にエンディングを見ることができて、しばらく「よかった……」と放心しました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • ~隣のレジの君~HoodMakers_Side_Story
    ~隣のレジの君~HoodMakers_Side_Story
    レジの仕事をしながら、漫画家の夢に向かって頑張っている翠ちゃん素敵ですね!応援してます
  • よくある日常
    よくある日常
    何回かプレイしてみました。過去改変も単純に良い方向にならないどころか、かえって状況が悪くなることもあることについて、いろいろと考えさせられる内容でした。 @ネタバレ開始 一人っ子のボクとカノジョが個人的には一番良かったです。改変しないストーリーは、雪と付き合えるものの逆に自称妹に何か飛行機事故を起こされたような不気味さが残っていたので…。 @ネタバレ終了
  • ウソからはじまる物語
    ウソからはじまる物語
    ほっこりと心が温かくなる短編集でした。 とにかく丁寧に紡がれた文章だ!と感銘を受けるほどのテキストでした。作者さんはショートショート集を複数商業出版されるような方で、Twitterの1投稿に収まる文字数のショートショートも日々継続的に公開されています。文章の密度と平易さを兼ね備えているのはもちろんのこと、それだけでなくどこをとっても絵になる文章というか、温かくて心に染み入る文章だとプレイしていて感じ入りました。 ストーリーはオムニバス形式の全3話+αとなりますが、同じイベントに関わる異なる3名の視点で描かれる作品です。各編の登場人物の関わり合いがとても面白かったです。やはりキャラクターの新たな一面が見えますし、単純にプレーヤーも興味を惹かれる素晴らしい手法でした。齟齬がないように分刻みのタイムスケジュールを用意されたというのも納得の絡み合いでした。 また、決して派手な演出などはないのですがシステム面もとても良かったです。文章を際立たせるために最適化されたことが分かるレイアウトやフォント選定が素晴らしかったです。視認性や操作性が素晴らしく、物語に没入することができました。 温かく素晴らしい作品。とても面白かったです。
  • Ghost KillerS(ゴースト・キラーズ)
    Ghost KillerS(ゴースト・キラーズ)
    ギターでおばあさん(※成仏してない)の脳天を叩いたりするイケメンたちが今日も幽霊退治します!な、画面のエキセントリックさとイケメンたちとのドタバタを楽しむ痛快スタイリッシュ&ちょっとしんみりもある物語でした。 若者が年寄りをリンチしている図みたいになっていましたが、これは幽霊退治!幽霊退治! 現にシャルロットさんはなんか最後にトキメキの一瞬を贈っていたし!と、南無三。 なかなか奇抜な幽霊退治で面白かったです。 @ネタバレ開始 どのキャラクターも個性的かつイケメンで、シャルロットさんとフーガさんたち双子が大変好みでした。 まさかの双子、破壊力が倍ドンで、尊い…尊い…となりました。 シャルロットさんの髪の毛をかき上げている図は心臓にオーバーヒートなみの負荷が…! 眼福でした、ありがとうございました。 @ネタバレ終了 ラストの終わり方が「あれ?」と思うものでしたので、あの謎が解ける日を楽しみにしています。 素敵な作品をありがとうございました!
  • キミに心臓をあげたい
    キミに心臓をあげたい
    もし、あなたの鼓動がこの世界に響かなくなりそうになったら、私が調律しに行くから―――そんな声が聞こえてきそうな、引きこもりでニートで髪の毛もボサボサで、でも「いい人」な主人公が再起するまでの物語でした。 TRUEからBADの順でエンドを見たので、凹みました…しまった、BADを3種類とも回収してからTRUEを見ればよかったです。 TRUEはとても感動的になっているので、これからプレイされる方(エンドコンプを目指される方)は是非BAD→TRUEをオススメします。 @ネタバレ開始 主人公が久しぶりに外へ出て自身の辛さを告白するシーンではUさんの「独り言だから聞こえてしまうかもしれないけれど」の言葉がとても好きでした。 「聞いてあげるから話して」と促すのではなく「この距離だから君の独り言も聞こえるね」と肩の力を抜いたセリフ回しが、主人公の緊張をほぐしているなーと……自然かつ上手な流れで、とても好きでした。 クライマックスのピアノを弾くシーンで一瞬女の子が被るシーンが鳥肌ものでした。 そのまま最後まで辿り着くとタイトルの意味がよく分かり、感慨深いものがありました。 @ネタバレ終了 スチルも美麗で、TRUEは最後の最後まで目が離せない「ああ、そういうことだったんだね」と心に響いてくる、正に一つの命の曲のような美しさでした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • お前が大統領だ
    お前が大統領だ
    まさかまさかのうさぎの皮を被った社会派ゲーム!?  お前が神様だと言われたらどんな世界にしようかな~なんて子供のころはよく考えたものですが、本作ではプリティなうさぎさんの国の大統領になれるそうで、「頑張って大統領になるぞ!」と思ったのも束の間、初めにぶち当たる問題が高齢化とかリアルすぎました…(うさぎの国も高齢化は避けられないらしいと知り白目をむく) 解決すべき3つの問題で取り扱われる内容が非常に興味深く、地球という惑星のあらゆる国で当てはまりそうな内容であったことからも色々と考えました。 どの問題も今となっては根っこが深すぎて一朝一夕には変わらない・解決しないからこそ、一人一人が向き合って「みんなでこの地獄から抜け出そうぜ!」とほんの少しのやさしさを寄せ合って、肩を抱き合って抜け出す勢いで未来へ進めたらいいなと思いました。 「ちょっと分からないんですけれど」と目の焦点が明らかに合ってないときのウサギさんの顔がツボでした(笑) 素敵な作品をありがとうございました!
  • 日陰の日葵 - sun in the shade
    日陰の日葵 - sun in the shade
    @ネタバレ開始 真実に気づいた瞬間ヒマリが隠れた理由とかがわかったの良かったし感動しました! あとは小ネタで自殺未遂の生徒二人って入ってたのも前作も好きだったので嬉しかったです!@ネタバレ終了
  • すいれん
    すいれん
     とても素敵な短編ノベルゲームでした。画面の中にどこか温かみを感じる背景やbgm、そしてすいれんを巡る少年少女の淡い交流が映えていました。じんわりと伝わってくる優しい雰囲気が好きです。心に残る、いい作品でした。
  • 椿堂ノ火
    椿堂ノ火
    とても感動的で心温まる作品です。涙をぬぐいながらプレイしました。 いつもながら情景描写が本当に巧みで、祭りの賑やかな雰囲気や主人公の心情などが手に取るように分かりました。立ち絵なし、グラフィックは背景のみですがそれを全く感じさせない…むしろ背景のみだからこそ、より文章に集中できるのが良かったです。作者さんの秀でた文章力もあり、容易に物語にのめり込むことが出来ました。 @ネタバレ開始 幼い頃と病室での父親の姿との対比が残酷な現実を主人公に突きつけているような気がして、とても悲しくなりました。主人公の心情をすべて推し量ることは出来ませんが、他人行儀に敬語で話しかける様子から、親子の深い溝をまざまざと感じました。 そのあとの祭りのシーン、お面のくだり…いつからかわかりませんが、気付けば大粒の涙を流していました。感想を書いている今も涙が滲むほどです。 病室で主人公の名前を書いたメモを見つけるシーンが特に感動的で、父親がいかに主人公を愛していたのかが否応なく伝わってくると同時に「あぁ…もっと早く会って和解すれば良かった」という主人公の心の声が聞こえるようでした。この状況を「間に合った」と捉えるのか、「間に合わなかった」と捉えるのか…プレイする人によって感じ方が変わるのだろうなと思いました。 @ネタバレ終了 今度は夏の時期に遊んでみようと思います。素敵な作品を作ってくださり、ありがとうございました!