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35624 のレビュー-
モノクローム・モノローグ2つの視点で進む物語。「そういうことだったのか!」という驚きと気持ち良さが味わえる素晴らしい作品でした! そういった仕組みを抜いても面白いと思うのに。凄い! @ネタバレ開始 謎だらけの状態で始まり、視点も切り替わる。何かあるなとは思っていたのですが、まんまとやられました! 改めて最初から読み直してみると、テキストや音・色など、ヒントになるものや違って見えるものがこんなにあったとは。安全に走るのではなく正々堂々攻めた上でやられた感覚で、滅茶苦茶気持ち良かったです! ヘチマの鮮明なカラーにも言葉にしがたい感動があり、彼のことを考えたりと、後味も素晴らしかったです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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孤島の灯台過去作を3つほど遊んでいて、個人的にとても好きな作風だったので今作もプレイしました。 今までもそうだったのですが、イラストが豊富で綺麗です。立ち絵は一体何枚あるんだというくらいコロコロ変わる。強いこだわりを感じます。 コミカルからシリアスまで、穏やかな灯台での暮らしと、凄惨な戦争の記憶が言葉巧みに描かれていました。 @ネタバレ開始 『電力を切る』ボタンをただの一択しかないのにもかかわらず、プレイヤーに押させる仕様になっているのが、ノベルゲームとして “上手”だ〜>< と、うなりました。あの時はエイデンの気持ちとリンクしてしばし戸惑ってしまいました。 他にもライト君とおしゃべりするシーンでは、同僚たちのイラストをタッチすることで話を進ませたり(エイデンやライト君でも反応があるだけでなく2回目用のセリフまで用意されている〜!)と、一本道のノベルゲームでもただ読むだけではなく工夫が凝らされていてとても良かったです。 人を守る灯台として誰も死なせたくなかった。気づいてほしくて明かりを照らし続けた。そんなライト君に後半は泣きそうになりました。ガワは子供だけれど、中身はれっきとした守り神なんだなぁ……。 @ネタバレ終了
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たんぽぽちゃん最後までプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 主人公は何となくわかったのですが、まさか…ゆったんが原因だったとは!! いい意味で予想外のイケボに、だまされちゃいました!! おまけの写真も、愛が重くて怖すぎです(最高) @ネタバレ終了 素敵な作品を作ってくださり、ありがとうございました♪
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筋筋肉肉
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となりのクラスの知らないあの子は天使になったんだ落ち着いたBGMとモノトーンの画面で描かれる、天使になる、という概念が存在する世界。 八年前突然いなくなり、入院していたらしい主人公は小柄で色々不慣れな様子。 どこかアンニュイな、けれどある意味平和そうに見える日常の裏で、何かが進行しているようで……。 いや、うん、人の名前覚えられないの大変だよね。自分も昔から人の名前と顔覚えるの苦手で……(脱線) @ネタバレ開始 これはかなり展開が複雑な……、立ち向かった結果がかなりほの暗い……。 救いたいものを選んだ筈が、ことごとくこぼれ落ちて行く感覚。 攻略順はED4→3→1→2でした。 2へ行くのに手こずり、攻略ページのお世話になりました。 西くん意外と重要人物? @ネタバレ終了 とても明るいとは言えない世界観と展開ですが、しっとりとした余韻に浸れる、美しい物語でクセになります。 しんどいがそこが良き……。
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黒い影の彼方でさえずる少年ホラー要素強めなBL作品でした。 ギャグ多めかと思いきや、ガッツリ驚かしてくる 場面もあったり、胸キュンもあったりで感情が ジェットコースターの様で面白かったです。 膨大なGAMEOVERを切り抜けて 無事ツゥルーエンドまでたどり着きました。 皆の事を考えると、ちょっぴり切ない・・・ けど後味は良かったです。 素敵な作品を有難うございました!
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文化棟の魔女サスペンス強めのミステリー作品で めちゃくちゃ面白かったです。 「放課後、屋上で待ってます」という手紙が 毎朝一週間ちかく届くのに、いざ行ってみると 屋上には誰も居ない。何故・・・?という最初の導入から最高でした。 1つ解けると、謎が謎を呼び・・・ どんどん膨れ上がって行く所、 そして最後は見事スカッと全て解ける所もお見事でした。 @ネタバレ開始 密室トリックの部分は、私も怪しんでいたので 犯人1人は特定出来ました! でもまさかもう1人居たなんて・・・。 完全敵役だった蜥蜴さんもラストでは強い味方に なる所まで大好きな展開でした。 @ネタバレ終了 続編とかありませんかね・・・!? 他の謎も是非、月岡さん達に解いてほしいです。 素敵な作品を有難うございました!
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宇宙のカタコンベより。物を捨てたり捨てなかったりする……という不思議な仕事が気になってプレイしました。 @ネタバレ開始 5日後に墜落なんて、理不尽すぎてびっくりしましたが、突然死体が送られてきたのも驚きです。しかもこれまでに30人以上……。窓の外を流れる宇宙の景色がとても綺麗だし、ナーヴァシアンちゃんも可愛いしで、最初はほのぼのしていたのに、だんだん不穏になっていって……。 どれも切ないエンディングでした。ままならなくて、どうしようもなくて悲しい……。 美しい星空とお歌がさらに感情を揺さぶるお話でした。 @ネタバレ終了 あと、ネコちゃんを見て「あ……!」となりました(笑)
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落とし屋・麒麟選択肢をわざと外した時の呪いは何をやっても寝癖が直らない呪いや、会計の時に1円が足りない呪いといった地味だけど嫌なものなのが面白いと感じました。 @ネタバレ開始 イケメンなおじさんとのお話した時間は短くとも濃密でとても面白かったです!ちらっと話に出てきた助手さんがどんな人なのか気になります。 @ネタバレ終了 素晴らしいゲームをありがとうございました!
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お隣さんの手紙実況させていただきました! 最初はほんわかした文面だったのが徐々に「え、まさか…」とじっとりした怖さになっていくのが良かったです。ラストの選択肢はどちらを選んでもゾッとする展開でした。 プレイできてよかったです。ありがとうございました!
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人魚注意報~非常に精力の強い人魚が関東地方を直撃します~久遠未季 様 タイトルからは全くストーリーが予想できませんでしたのでプレイしてみました。 最後までどういう展開になるんだろう?とワクワクしながらプレイしてました。プレイ後は少し人魚について考えさせられました。楽しかったです!ありがとうございます。 イノベーターCという名前で本ゲームの実況プレイもさせて頂きました。もし問題でしたら消しますのでご連絡くださいませ。
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白無垢の決意時代設定が明治初期ということもあり、 今よりも家意識が深く、 時にはそれが枷となってしまう中で、 敬子さん、兼継さん、優司くん、 それぞれの決意をしっかりと感じ取ることができました。 @ネタバレ開始 ゲームグラフィックも紙の質感と言いますか、 世界観を感じられて良かったです。 敬子さんは良く出来た素晴らしい女性だな、憧れる…… と読み進めていたら兼継さんに頭突きを食らわせちゃったりと 人間味もある方でさらに好感が持てました。 @ネタバレ終了
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分岐点FlorSymphony様へ なんとかハッピーエンドでクリアできました! 楽しかったです、ありがとうございます。 実況OKとのことでしたので実況もさせて頂きました。もし良ければ見て頂けると嬉しいです。(イノベーターCという名前で動画投稿しております。)
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ナニシテモイイコしっとりとした雰囲気が味わえる作品です。 イラストは色鉛筆で描かれたどこか暗くもありながら優しさが滲むタッチで、イチコさんの立ち絵も素晴らしかったですし、スチルはどれも見ていてうっとりしてしまいました。 白いワンピース姿のイチコさん、本当に美しい! またイチコさんの声がとても良かったです! 感情は控えめで、時々大人っぽい口調が混ざっていたり、かと思えば少女のように可愛らしく笑ってくれるところにドキドキしました。 @ネタバレ開始 ワケアリの主人公が、ワケアリの店で、ワケアリの女の子と出会い、生きる意味をなくした彼が惹かれていく姿がリアルに描かれていました。 イチコさんにお触りしたりした時の反応にはエロスを感じてしまいました。ニヤニヤするというより『いけないことをしてる』感がありましたね。殴った時のすごく痛そうな声にも、もうやめて…と思ったり。 (自称)人畜無害な人間なので、一周目はずっとイチコさんと話していたのですが、最後の日に彼女に嗜められたの結構刺さりました。見透かされている感じが堪らなかったです。 エンドは3から6までは自力でたどり着けましたが、1と2がどう頑張っても分からず、エンドリストからヒントが見られたのでありがたくもそちらを見てコンプしました。 エンディングによっては確かに『陰鬱』な部分ももちろんあるのですが、エンド1と2でイチコさんが主人公に話しかけてくれる場面は、どれもぐっときてしまいました。 最初は主人公のことも、好きな人ではないとしているイチコさんですが、それが次第に母性愛になっていってるのが伝わってきて、もう一人の息子のように接している姿に愛を感じました。まさに彼女が恋愛ではないけど、愛情はあると言ったそれなんだなぁ、と。 イチコさんが最後の夜に言った『今日を楽しめた君が、明日を捨てるのはまだ早すぎる』という言葉が特に良かったです。思わず涙が出ました。 彼女は、いつか良いことあるみたいになってしまったと言いましたが、そんな当たり障りない言葉ではなく、主人公に寄り添った温もりのある言葉だったな、と。 主人公は本当にイチコさんを愛していて、彼女もまた主人公を想っている。エンド1の呪いの言葉を囁き、一人落ちていく彼女の姿が目に焼き付いて離れませんでした。 これからの彼が、イチコさんにかけられた呪いを胸に生きていってくれることを願います。 サブエピソードを見て、受付のお兄さんもまた人形として仕事をしていて、そんな彼がイチコさんを好きだったことや、大切な人を主人公に託したことが分かって、彼に対して一気に感情移入してしまいました。 いろんなエンドやエピソードを見ることで徐々に詳細が明らかになっていく作りで、少しずつ秘密が紐解かれ、繋がっていくところが楽しく読み耽ってしまいました。 世界観にどっぷり浸って楽しめる作品でした、ありがとうございます!
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ザゴーストペインター最初の展開から謎を呼びましたが、描いていくごとに謎が解けていきます。 描いた絵に評論がつくのも本物の画家になったような気分になり、楽しかったです! @ネタバレ開始 ナイフでクリアしたあとに初めて特設サイトを閲覧しましたが、絵画の種類がたくさんあったのに驚きました。有名な絵画をモデルにしたものもあって、コレクション欲が疼きます!! @ネタバレ終了 演出、色彩、システム、世界観共に素敵な作品でした。 とても楽しかったです。ありがとうございました!
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V.R.I.P.ステレオグラムをやるのは久しぶりだったのですが、 少女が立体感をもって近づいてくる感じは「おおっ…!」と一瞬体が動きました。 動きも本当にスムーズで、きっとこっちが思っている以上の力作なのだろうと思います! 単純に3Dでびっくり!ということではなく、ストーリー上の演出とも絡んでいるのがよかったです。 @ネタバレ開始 落ちていく先(恐らく死後の世界?)との距離が3Dによってはっきりと表現されているので、ヴェラが落ちていくのが本当に遠くへ行ってしまったように感じるのがとてもハッとしました! @ネタバレ終了
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LOST AT SEA雰囲気たっぷりのドット絵と優しいチップチューンと共に進む断片的なストーリー。直接語られる物語はかなり少ないです。 でも作者様の表現力と世界観の強さからにじみ出るものはとても豊かです。 そして、その物語というのは私たちにも思い当たるものであり、読み終わったあと、一言で片づけられないような気持ちにさせてもらいました。 一度触れていただきたい、優しい作品です。 @ネタバレ開始 おそらく、友人であった「鳥」が弱肉強食ゆえに死んでしまって、 それを機に二人が、「他者の命をいただくこと」への不安というが揺らぎが出てしまって、それを分かち合うことで互いを救いあう過程の物語なのだと思います。 「大切な人の死にどう向き合うのか」 「他の命を奪って、あるいは蹴落として生きていくしかない私たちという存在への不安」 という私たち自身にも当てはまる感情が、ケモノたちの世界を通して描かれているのが非常に印象に残りました。 多くのシーンに弱い存在である「虫」が描かれていて、その「虫」を殺すこともできないfoxyの姿が非常に示唆的で素晴らしかったです。 か〇あげくん的なものに視線が集まるシーンはすごく「あぁ…」となりました。きっと、昔はそこに目線がいくことはなかったのでしょうね。 ラストシーン、画面が揺れながら優しいBGMがループするのが、まるで二人を、そして私たちがぼんやりと抱く不安を包み込む「ゆりかご」のように見えました。きっと、Foxy、Polarにとって互いが互いのゆりかごなのでしょう。 また、これはちょうど「サンクチュアリで朝食を」を遊んだばかりゆえの考えすぎかもしれないのですが、かるーめ様自身の世界観への自己言及的な作品でもあるのかなと思い、自分の作った世界観をまるごと描き、それでも愛するというような作者様の心意気を感じました。 @ネタバレ終了
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機械仕掛けのマーセネリア絵本でおとぎ話を読むように、かつゲームとして。プレイする人によっていろんな視点・想いを重ねて空想が広がりそうな奥行きのある物語。 @ネタバレ開始 最初から選べるいろんな選択肢。どれもひとつの結末として、ひとつの物語として成立する、解釈の余地が広がる素晴らしいお話だと思いました。 壊すのも、バッドエンドではなくひとつのお話としての正解。 なんとも味わい深いお話で夢中になって一気にプレイしました。おもしろい! @ネタバレ終了 この雰囲気大好きで、あっという間にファンになりました。 素敵な時間をありがとうございました!
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【短編・スチル20枚】平穏な?魔王の日常平穏な魔王の日常、というタイトルに反し、なかなかにシビアな世界観で繰り広げられる物語でした。 少しでも書くとネタバレに繋がってしまうため、あまり多く語れないのですが、決して鬱々としているだけのお話ではないので、バッドエンドや鬱展開が苦手な方にも遊んでほしい作品です! @ネタバレ開始 子どもと魔王という組み合わせからも、導入部分からも、悲しいエンディングになるのかなと思っていたので、覚悟を決めるべく先に「助けない」を選択したのですが、魔王様が自分で考えて選び、友人であるエイル君を助けたところが本当にかっこよかったです。 作者様のあとがきにもありましたが、これまでアロウズさんや自分の血筋から、自分で選ぶ機会を奪われていた彼の「選択」と、その力を託されたエイル君、そしてタイトルの清々しい表情の魔王様と、思いもよらぬ爽やかなエンディングになっていました。 裏部屋の「助けない」を選択しているのに魔王様がエイル君を助けた理由にも、なるほど! と納得しました。作り込みが半端じゃないです。 逆に「助ける」を選択したらバッドエンド…? とも思ったのですが、こちらはこちらで良い終わりですね。エイル君が装置を壊す流れや、彼を信じる魔王様の姿に惚れ惚れしました。 魔王様と勇者様(?)の冒険も見てみたかったです! 2つのエンドを見た後の「ifエンド」と「?エンド」まで読みましたが、どちらも展開が面白かったです! 特にアロウズさんがメインになっているifエンド。彼は彼なりの苦労や辛さがあったのだなと伝わってきて、根が悪い人ではないので、きっとハンカチを返しにいった後でエイル君と交流していくんだろうと思いました。 もしかしたら最後に魔王様も感化されて、3人で国を良くしようとしたり、楽しく冒険してくれるのでは…? というところまで想像できてしまうほど。 それだけ作品の中にキャラの個性が詰まっていて、愛着が湧いたのだなと思いました。 @ネタバレ終了 短いながらにスチルや立ち絵がしっかりあって、キャラクターの表情が生き生きとしているところも、とても良かったです! 素敵な作品をありがとうございました。
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悠遠のアリス淡い色使いがとっても魅力的な世界で、 まさかの「アリス」になりました。 記憶が一切ないのに、 周りは「過去のアリス」を知っている様で・・・ 凄く気になる展開でした! 探索パートや、議論パートもあって、 飽きが来ずとっても面白かったです! 私の選んだ選択肢でどんな結末を 迎えるのかとっても楽しみです! (セーブデータ量産済みです!) 素敵な作品を有難うございました!