コメント一覧
62789 のレビュー-
やがて君も虎になる。『私に芸術は殺せない。』きっかけでプレイしました。 バッチ全クリ……するつもりでしたが、シークレットバッチだけ、途中で心が折れました。 シークレットバッチのお話は、ゲーム実況を見ることで補完しましたが、バッチを手に入れることは諦めません。 再チャレンジを絶対にいつかします。 ごめんよぉ……でも、『フォーチュン・チャーリー!』でバッチを全クリした翌日なんだよ……悪魔に会うの大変だったんだよ……ちょっとでもいいから休まして……… @ネタバレ開始 いやあ、「シークレットで仲直りするのかな」とか考えてましたが、最後までふたりは友達に戻れませんでしたね…… リンコちゃんとエンリちゃん、わかり合うことができなかったのかなあ…… にしても、リンコちゃんが無意識のうちに他人を傷つけるような人間になっちゃったのは、リンコちゃんママのせいが大半ですよね。 もう少しリンコちゃんママがちゃんと娘を見てくれる人間だったら、リンコちゃんは「(真虹ちゃんレベルとまではいかずとも)親切なエリート」になって、真虹ちゃんと一緒にエンリちゃんと勉強会をしてたのかな………と思ったりします。 @ネタバレ終了 こんな素晴らしいゲームをプレイさせてくれてありがとうございます!!!
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ヘルメネウスの箱庭とても感動するゲームでした!その後が全て描かれるのではなく、文章だけで書かれていたのもとても良かったです。
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来たりてモグモグ@ネタバレ開始 最初は色彩→音響→名前→言語で差し出しました! 色消えた時に思わずコンフィグ見てそっちも彩が無くてリアルに「うわぁぁぁ」って情けない声が出ました…いろが…ゲーム内の色が…音響の時もコンフィグを除いては全部の音が消えたことに戦慄し…奪われてしまった…いや差し出したのはこちらでもありますが 初回プレイの初手で色の時に奪われた後ヒントが出た時に必死に脳内の情報を手繰り寄せて考えたのですが、名前が黄色、音響が青色だったことしか思い出せず実質現実と言語の二択に…次の音響でなんとかこっちか…?と考えつつ…偶然「ボタンの音全部違うんだなぁ」と聞き比べていたのが効くとは思いませんでした。初週は無事に帰れたので、二週目では言語を残して最後のお話しを聞きに…音響を残したまま名前を忘れた時に伏字の部分の読み上げでびっくり!色彩や音響はまだ差し出しても生き残れそうだな…と初手で思っていたのもあり、何を残すかで得られる情報が大きく変わって面白かったです!色や音を必死に思い出すのも上位存在の前であがいている感じがして唯一無二の楽しさでした! そして…悪魔が来たりて笛を吹くってこと!?!?怒り顔差分もかわいい! @ネタバレ終了 選択の重みを存分に味わえるゲームでした!情報をかき集めて足掻きましょう!
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キミのニセモノに恋をする爱上了你的冒牌货和爱上了你的冒牌货的区别
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みちゃダメ! パンチラは絶対阻止せよ一見、美少女ゲームかと勘違いしたほど美少女なユキちゃん。 えっ実は男の子!?それは美味しすぎる…!! ラブコメのテンションが楽しくて終始笑いながら(ニヤつきながら)プレイしていました。 @ネタバレ開始 ロマンスにサスペンスに忙しいのに、選択肢がほぼパンツ関連しかないの面白すぎます笑 若王子くん、顔がいいな…とても…! そしてユキちゃん、すっぴん可愛すぎません!? 思わず「えっ…!?」ってなりました。 あの瞬間、きっと若王子くんと通じ合っていたと思います。 パンツは迷わず覗きました笑 @ネタバレ終了 エンド回収後に選択肢まで戻れるので、サクサクと遊びやすかったです。 プレイしていて元気が出る、素敵な作品をありがとうございました!
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猫に恋した男性かわいい猫ちゃんにガチ恋の男性! とっても微笑ましくかわいいお話でした!! @ネタバレ開始 知的で丁寧な語調のまま、熱烈に愛を語るギャップが好きです(*´ω`*) そしてラストはとっても泣けました…… 微塵も後悔せず、ただただ満足そうに最期を迎える椎茸さん…… 自分がどうなってもお猫さんが無事であれば、椎茸さんは幸せでいれるんだなあ…… お猫さんへの愛は本物でしたね…… 愛の比重に偏りはありそうですが、気まぐれなお猫さんが逃げずにそばにいることを許してくれてるんだもの…… お猫さんにだって椎茸さんへの愛情があるはず…… そうでなくても椎茸さんの愛あってこそ救われた命なのでね…… 悼ましいですが、報われる最期でしたよね @ネタバレ終了 衝撃のラストでした…… 素敵な恋物語、堪能させていただきました!! ありがとうございましたm(* _ _)m
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寒い夜にアイスを買うYouTubeにてゲーム実況をさせて頂きました 凄くシンプルで素晴らしかったです! @ネタバレ開始 磯島さんに惚れてしまいますねあれは
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いつも仲よしボクの家YouTubeにて、ゲーム実況させていただきました シンプルな短編で凄くプレイしてて笑えて楽しかったゲームです
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しらない研究所としらないコイツ薬を飲んで記憶を失った主人公が、その薬を作ったという生意気な天才少女の助手をしながら少しずつ自分自身や薬の秘密を知っていきます。 いわゆるメスガキ的な口調で非常にコミカルなのですが、実はその中に寂しさを感じる描写が合ったり彼女の人間性に触れられたり、ジンと来るような描写もありましたし、エンディングはどれも印象に残るものでした! @ネタバレ開始 最初「杏奈が妹なのかな…?」と思っていたのですがまさか自分が財閥の息子とは…。 記憶を思い出したことで杏奈との関係が逆転するのかと思ったら、やっぱり杏奈のところに戻るしかなくなったというのがすごくよかったです!特にEND3のある種狂気を感じさせるようにこっちに「愛してる」以外の選択肢を認めない感じもすごく好きです。 HappyEndは結構迷いましたが当たった時は「ああ、そうか、なるほど」となりました。彼女の思いを叶えてあげられた感じですごくいいエンディングでした。 @ネタバレ終了
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来たりてモグモグ何かが現れて何かくれと言ってきます。 その選択肢の順番や選ぶものによって色々な変化が起きてとても楽しませてくれます。順番が大事なので周回ごとに色々な変化を見られるのがとてもいいです。 何よりもぐもぐのシーンがとにかくかわいかったので必見です。 ネタバレ最小限にしたいのでもうこのまま何も知らず遊んでほしい作品です…! @ネタバレ開始 選択とゲームの変化が一致するタイプの作品がとても好きなのでよかったです。 言語で全部文字化けするのと、名前を渡しても表面的には何が起きたかわからなかったりするのも印象に残りました。 最後のループシーン、最初の周回では言語をささげていたのでさっぱり何言っているかわからなくてとてもよかったです!2周目で読んでみるとちょっとメタっぽいところもあって非常に楽しませていただきました。 @ネタバレ終了
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天使のエゴ夢を司る天使レヴェリーちゃんは、無為な日々を過ごしていた。 あるとき個性的な三人の天使と出会うことで、ヒントを見つけ、どんどん行動に移していく。 ほのぼのなお話かと思いきや、急展開が来たときには驚愕しました。 また通常の立ち絵がかわいらしく、デフォルメになったときはさらに愛らしさ爆発でした。 @ネタバレ開始 途中からチラホラ不穏な空気は漂っていたものの、本性を現したリリィちゃんの言葉には、プレイしていて青ざめました。 ただパーチェくんの「自分がいなくても」と言い切った姿はかっこよかったです。 シエロさんの想いが聞けたことが、せめてもの救いでした。 ブランさんの輪を抱いて、泣きながら下界に落ちていったレヴェリーちゃんですが、その先で立ち直れることを祈るばかりです。 もちろんこのことによって、ブランさんも自由になりますように。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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アヤコのお見合い配信にてプレイさせていただきました。 大正ロマンに妖怪という個人的に好きな物の組み合わせというだけでプレイ前からとても胸が躍る世界観です! 実際、タイトル画面の時点で白百合さん側に届いているアヤコちゃんのお見合い写真でしょうか。 そちらやBGMにタイトルの装飾や色選びと掴みからすでに魅了されました。 @ネタバレ開始 いざ「はじめから」を選択すれば、実際に自分が生きて見た訳でもなくイメージとして漠然とあるにすぎないはずなのに『これぞ大正』と思わせる画面。 ふんわりとしたやわらかな色彩で描かれる背景やキャラクターも素敵なのですが、メッセージ窓やシステムのボタンに上部の装飾ラインと世界観に統一性があり。 後にセーブの為に記録を選んだ際も、システム画面のデザインが視認性の良さを持ちながらさりげない世界観の構築を維持する役割を担っていると感じました。 こう、お座敷遊びでお客さんがお手洗いに向かい戻るまでの時間に夢のような時間や空間から現実に戻る事がないよう舞妓さんがお手洗いの手前までついていき待機する事でそれを防ぐような。 本来システム関連の画面はメタという部分に関する要素なので、ここへこだわるのはその点からもさりげなく素敵と思える要素でした。 なにやら楽しそうな会話が行われている?と思いきや名前有の台詞が表示され。 猫が喋っている?とよくよく見れば尻尾が2本、これは猫又か!と早速概要にあったアヤコちゃんが妖怪と暮らすと記された部分を理解。 そして会話が進めば、妖怪に囲まれながらおめかしをしているアヤコちゃんの姿が。 こう、妖怪好きな者としては…当たり前に妖怪がいるのが日常として馴染んでいる光景というのがなかなか胸に良い意味でくる物があります。 みんなでアヤコちゃんのおめかしを手伝おうとしている優しい光景。 この一枚絵だけで彼女が愛されているという優しさを感じます。 フタクチと聞いて最初は「?」となってましたが、二口女か!だったら後ろの口の邪魔にならないよう髪を自分の意思で動かせそうだし簪を髪が持っている描写もなるほど。 本音を喋るのは後ろにある口というのも、その妖怪の特色を個性として活かしていると思えて見ていてにっこりできる部分です。 そして、トラマサはアヤコちゃんがお見合いをするのが気に入らないといった様子ですがどことなく言動からツンデレというか素直じゃないんだろうなぁという気配を感じます。 さらにどう考えても何かしら妨害をするぞ!という宣言をしているような…。 とてもこの作者様…できる!わかってらっしゃる!と、絶妙だと思ったのが大正時代×妖怪というのが近代のように科学信仰等で妖怪の存在が信じられなくなった頃でなく。 まだ、妖怪と人間の距離が比較的近かったであろう時代である事。 その点でアヤコちゃんが妖怪と暮らしているという設定もこの時代ならありえると自然に納得がいきましたし、洋装が取り入れられてもまだまだ和装が現役な大正時代特有の空気が日本妖怪が溶け込むにも良い頃合いに思えます。 まだ本題も始まっていない序盤の時点にも関わらず、どんなに強くこの世界に行ってみたいと思ったものか…という程魅力的に思えました。 お見合いとなれば当然緊張もするでしょうし、アヤコちゃんがフタクチさんについてきて欲しいと言うのも自然な考えと思いましたが、妖怪であるフタクチさんが出て行けば相手を驚かせてしまうかもしれない。 ここに、妖怪の存在はある世界でもやはり一般的にはそういった考えなのだろう事。 それでもアヤコちゃんにとっては家族同然であるのだから、自然とその前提が抜けているという彼女にとっての日常や価値感が見える場面ですね。 いざ、お見合いの場所である応接室へ向かうも誰もいない? と思いきや、突然現れた人懐っこそうな顔の軍人さんが! しかし、この自称白百合さん…明らかに怪しいというか「トラマサに頼まれた」と言ってる時点で偽物では…? という事で建て前としてはお見合い相手である白百合さんをよく知りたいだけという名目での質問タイムへ。 質問回数は3つまで、それで怪しい部分を見抜けなかったら結婚相手にこの自称白百合さんを選ぶという条件付きはなかなか難題かもしれない。 選択できる質問項目自体は3つなので、全部を1回ずつ聞いていく手もあるでしょうがある程度狙いを決めてから何を聞くべきか考えるのが恐らく正道でしょう。 という事で「今日はどちらから?」を選択。 ずいぶん遠くから来たという事で汽車を利用したのかを問えば自称白百合さんは「キシャ」という表記での返答を。 字を知らない…というか音しか情報がない時特有の反応だな?と思ったのでアヤコちゃんがもっと質問を掘り下げられると言っているのもあり再度質問。 乗り心地を聞いているのに感想が的外れという辺り、やはり汽車を知らないというのは正しそう。 後の1回は名前は先程こちらが教えてしまったような物なので「好きなものは?」を選択。 顔の時点でなんとな~く正体の目星はついていましたがここで核心しましたね。 さらに情報を引き出す会話タイムへ。 汽車に乗ってどこへ行きたいというべきか?選択肢とこれまでの会話から「海の向こうの国へ」かな?と思えば正解。 油揚げの話題で尻尾が出ちゃうのも、素直というか可愛いなぁと和みつつ。 最後の選択肢は、名前について覚えて無さそうだったのでわざと間違えるのが正解だろうと全問正解。 やはり正体は化け狐でしたか! そしてお見合いの邪魔をしてこいと言ったのもやはりトラマサという最初に自白していた通り。 次は一緒に油揚げを食べる約束をして帰宅してもらうほのぼの展開へ。 エンド回収の為に別選択肢を試した際も、ちゃんと各選択肢で得られる情報があるのであの時見てない内容を知る事も兼ねて遊べるのはいいですね。 そして自分から探しに行かないと駄目だと理解し部屋を出た所で2人目の自称白百合さんが登場。 正直、ここの一枚絵だけでドキッとしてしまったというか…この人でいいんじゃ…と内心思いつつ必死にそれではゲームにならないと心の中で首を横に振り。 白百合さんを名乗っているのは共通でも、少しずつ姿やポーズが違うのでそこの個性を見るのもなかなか楽しめるポイントですね。 (私の事‟も”お疑いのようですね という言い方の時点で「ブルータス、お前もか…」とツッコミは入れつつ) とりあえず質問項目は共通なので、安牌なのは「今日はどちらから?」or「好きなものは?」でまず何と返答するかでの様子見でしょう。 今回は好きなものについてから質問をする方向で。 「私は人間の、特に糸織姫のように可愛い娘さんの生き血が好きなのです」 っていきなり人外COしてきたーーー!? さすがにこれは冗談だったようで、本当に好きなのは困った顔を見る事という意地悪な物でした。 初対面の時もわざと驚かせようとしてきたのだからこれ自体は本音なんでしょうねぇ。 人を困らせる事以外に何かないかを聞けば、編み物が得意というなかなか素敵な趣味が判明。 ・糸の扱いには自信がある ・何やらおすすめの素材がありそれで着物を仕立ててみたい ・アヤコが良いというなら是非試してみたい ここで一旦話をストップしたのでそれが何かはわかりませんでしたが、糸や着物に対して特に饒舌になるという重要情報はゲット。 恐らくですが、この試してみたい素材は特徴から察するに『女性の髪の毛』ではないでしょうか? アヤコちゃんの髪に対する表現、髪の毛は丈夫なので縄を編む際にも使われる事があると聞いた事があったので『糸状の物』で素材というなら文句は無さそうですし。 警戒されてしまったという事で別の質問をする事になり次は「今日はどちらから?」を選択。 今度の自称白百合さんは「町にある小さな駅から汽車に乗ってきた」というしっかりとした受け答えですね。 言葉遣いもどことなく知的というか気品のある印象です。 気になったのは、妖怪たちの事を話しても…と「父以外の身内です」と濁したアヤコちゃんに対し笑った事でしょうか。 こう、まるでこちらの事情を知っているような…? 再び上手く話をして情報を引き出すターンへ。 こちらの年齢なんて、多分本物白百合さんなら知っているような気がしますが…意味がありそうなのは、うそをつく方? 「今年で200歳になりました」 いやいや、それは誰がどう聞いてもうそって丸わかりでしょ~?と思いきや、自称白百合さんの反応はまだまだ幼いという意外な物。 しかも、嘘撤回後も含め反応は本気の物っぽそうでありそうなれば明らかに人間ではない。 次の選択肢は身内と仲良くして欲しいという事で誰の名前を出すべきか? トラマサが邪魔するように頼んでいるならこちらを選んだ方がボロが出ると予想した結果、やはり『ひと』としか言ってないのに『猫』だと知っている! ラストは饒舌になる着物が正解だろうと選べば… 「ふふふ、今から腕がなります(後ろに見えている蜘蛛の足…というか、腕?)」 腕!腕がなってるのは良いけど見えてるよーーー!? というか、糸に関するという点から推理すれば確かに蜘蛛の妖怪か…とここまで何の妖怪かがわからなかったのですっきりもしました。 証拠も充分!質問も正解!そしていざ、正体が明かされる場面に…! 結構人の姿だったーーーーーー!? そして、蜘蛛の妖怪と言っても色々…と思いましたが絡新婦ときましたか! 洋装がなかなかお似合いですし、ポケットに入っているハンカチも蜘蛛の巣模様なのが細かい。 後、さらっと足がアヤコちゃんをホールドしてるけどおさわりは駄目ですよ!? 今度は何に釣られてきたのかと思えば、人間との結婚に興味があるという意外な返答。 きっとこの絡新婦さんは彼の言う通り、アヤコちゃんが望むのなら理想的な伴侶として振る舞ってくれるのでしょう。 それだけの知性はあると思いますし人間との結婚に興味がある以上、少なくとも危険な妖怪でもないはず。 彼なりに、言葉を選んだプロポーズではありましたがそれに対するアヤコちゃんのお断りの言葉も実に芯が通っているというべきか。 確かに種族の違いから過ごす時の価値は違うのでしょうし、人間にとっての100年は実質の一生。 だから『私』が良いと言ってくださる方がいいと思うのは当然の返しでしょう。 この辺り、妖怪と人間という種族の違いから出る価値観の相違をさりげなく入れてくるのが好きです。 互いに好意があれば共に歩めるかもしれないけど、そこには決定的な違いもまたあるというのか…。 絡新婦さんにとっては今まで生きた中のたった四分の一でしかない、しかも彼の口ぶりから100年の先も…もっとさらに長生きできるのだろう事も含め。 お断りもしたし次に…と思えば糸? いつの間にか、アヤコちゃんの右腕に蜘蛛の糸が絡まっているようで…。 しかも人間の力では絶対に切れないという、なかなか厄介な事をしてくれたな!? 誰か妖怪髪切り呼んできてーー!多分この家にならいるよねーーーー!? と、リアルに助けを求めていればフタクチさんの登場。 どうやらこの二人、以前から面識があるようですね。 絡新婦さんが実は都会の方で舞台役者をしているというのもなかなか意外ではありましたが、それなら理想的な伴侶として振る舞う…演技ができるのも納得です。 個人的にはその舞台、とても観に行きたいです…。 そして、本物白百合さんはどうやら駅には到着したものの地図を奪われ道に迷っているようで…なかなか厄介な事をしてくれたな?(本日2回目) もうこれはますますアヤコちゃんから探しに行かないとどうしようもない状況ですね。 玄関まできたものの、1人で外へ出ては叱られてしまうと考えているアヤコちゃん。 やはり年頃の娘が1人で出歩くのは危険もあるでしょうし、アヤコちゃんの場合はお嬢様と呼ばれている事から本来なら護衛なりが必要な立場なのでしょうか。 (なにか、後ろに気配が……) っていつの間にか後ろにまた白百合(?)さんがいるーーー!? どうやら今度の自称白百合さんは無口な様子。 でも、寡黙はボロも出しにくいというのは情報戦においての定石でもあり…これが性格なのか作品なのかも着目すべきでしょうか。 そしてこれから質問をしてもいいかを聞いてみれば3つまでという条件で答えてくれる事に。 お前ら!裏でこうなる事を予想してあらかじめ質問されそうになったら3つ縛りをするって口裏を合わせてるだろう!? という作戦会議の図が何となく見え隠れしてきたような。 とりあえず、定石には定石で返しましょう。 絡新婦さんの発言から、本物白百合さんは駅にいたので汽車を利用しているのは確定情報と見ていいでしょう。 なので確認を含め「今日はどちらから?」と聞けば「町の兵営で暮らしていますのでそこから汽車で参りました」とかなりしっかりした返答が。 確かに軍人なのだからそれは自然ですし、今までで一番それらしいですね。 気になったのは、町は新しい物が多く少し苦手という発言。 新しい物が苦手な妖怪?まだこれだけでは絞れないけど重要そうではありますね…。 そして休日の事を聞けば、日の当たる縁側でのんびりするのが好きというほのぼのした返しが。 これも何の妖怪か絞るには決め手にはなりませんが、和む部分ではありますね。 さらに、他に何をしているかと聞けば「磨いています」? 軍人なので有事に備えて腕をではなく、刀の手入れでもなく、かが……? 鏡か!鏡の妖怪…となると雲外鏡?鏡爺?ぱっと出てくるのはこの辺りか。 新しい物が好きではない、となれば古い鏡の妖怪…となると前者っぽいかな?と予想をしつつ。 「好きなものは?」と聞けば「人間です」と首を傾げる返しが。 意味を問えば、人間という存在が好きというこれまた意外な内容です。 でも、いつの世も人間という生き物は愛らしいと思っているというのは古い鏡の妖怪ならば確かに思いそうな事ではありますね。 という事で問題の情報を引き出すターンですが、初見は全ての選択肢を外しました。 でも、部屋を用意しますと何パターンか提案してもアヤコさんのそばが良いですなんて言われたら正直『あっ、好き…』みたいにこちらが思ってしまったり。 買い物に行くなら髪飾りを、といえばかんざしも似合うと思いますよと返され。 さらに、それではあなたを退屈させてしまうと気にしても見る楽しみがあると懐の広い言葉を言ってくれる。 …もう、これ好きになってもいいよね。 そして、最後の選択肢も間違えはしましたが…選択肢を選んでからよく見たらこの人ほくろの位置が逆だ!間違えた!! 違和感はあったのに、何で選ぶ前に気づかなかったと悔しがる結果に…。 3連不正解という事で、絶対この人って鏡の妖怪なんだよなぁ…とは思えど結婚する流れへ。 とはいえ、本物の白百合さんでないという事を除けば常に誠実でとても真面目な良い旦那様だったという展開に? アヤコちゃんも何だかんだ幸せそうで、良き夫婦として過ごせたのならこれはハッピーエンドでは…?と結末3を回収。 とはいえ、本物の白百合さんが待ってるんだからまだやるぞ!とやり直しへ。 今度は先程もっと掘り下げる余地のあった人間に関する選択肢から情報収集へ。 好きな人間と嫌いな人間についての話をした上で、アヤコちゃんが物を大切に扱うとわかれば自分の事も大切にしていただけそうという反応をされ。 自分が物みたいな言い方である辺り、やはり本体は鏡…鏡の妖怪…。 再び情報を引き出すターンへ入り、今度は正解がわかっているので問題なく正解。 しかし、夫婦の寝室という概念はありますが部屋の希望を聞いていきなり同じ部屋で構いませんと言われるのはちょっとドキッとしますね…。 その後の、場所は取りません。部屋の隅にでもという部分でやっぱ鏡じゃん!多分鏡台タイプの!! と思わずツッコミは入れましたが。 そして、部屋を用意しないので当人の希望通り部屋の隅にでも居ていただきますと言えば机の上か椅子の上が良いと希望され。 床の上は嫌という辺り大きな鏡台でなく、卓上で使う鏡か?と首を傾げ。 (もし、壁掛けタイプの鏡なら場所は問わないし部屋を用意しないから廊下に…とか言うのかなと思った私はきっと外道ですね) 髪飾りが駄目だったのでブーツが欲しいと言えば、今まさに自分が履いているのに名前を知らない? 現代では当たり前な為気づきませんでしたが、確かに和装における履物は下駄や草履。 ブーツは洋物と考えれば、新しい物なので知らなくても不思議はないと選択肢の意味に納得をしました。 そして、今度はわかってるんだぞ…とばかりに口もとをよく見た上でほくろの位置が逆なのを指摘成功。 鏡だから左右が反転しているんだ!と、鏡の妖怪という点とも結びつくのに…とやはり正解はしても悔しい物は悔しかったです。 全問正解したという事で、肝心の正体は…まさかの付喪神!? 鏡という部分しか合ってなかった…とは思いましたが、確かに古い鏡の妖怪なら古道具が付喪神になるなんて日本においては常識のはずだったのに…これが、先入観か。 と、また謎の敗北感はありましたが全てに筋は通りました。 やはりというか、彼もまたトラマサに邪魔をするよう頼まれたようですね。 今思えば、なかなか顔が広いですね…トラマサって。 ここに来た妖怪はみんな、違った理由でやってきましたが付喪神さんの理由やその背景が一番好きですね。 元々は小さな神社に祀られていた鏡が付喪神になるまでの年月を大切にされてきて。 それでも、やがて時代の流れとして村の人々は町へと出て行き神社は荒れていった上に山の開発に伴い取り壊されてしまった。 確かに住みやすさが重要としても人間の都合、身勝手さという点で付喪神さんにはそこへ怒りを感じる権利があると思いました。 それでも、自分を付喪神として生み出してくれたのもまた人間であると大切にされた事も理解している。 ただ、それにあるのは自分の居場所と誰かに大切にされたいという純粋な思いだけ。 …これは、あまりに清い。 アヤコちゃんが提案する前からもう、この家なら妖怪が当たり前に住んでいるし一人位増えても大丈夫だよね?ここに住もうよ!? と、勝手に提案する程度には感情移入していました。 そして、私が言わずとも…夫という形でなくともそういう事なら家に迎えるつもりだったアヤコちゃんが本当に優しい子だなと思うばかりです。 本物白百合さんはやはり道に迷っていたようで、遠回りの道を教えられはしたようですが時間はかかれど到着はできそうなだけまだ妨害の中でもマシなのかな…? どのみち、アヤコちゃんが迎えに行った方が早いというのに変わりはないようですが。 後々考えてみると、ここで1つ気になる点が浮上したのですが…それは後程に。 玄関を出たところで突然アヤコちゃんを呼ぶ声が。 1人で外へ出たら危ないだろうと止める白百合さんの姿をした恐らく偽物の登場。 それにしても、呼び捨てというのは今までで一番距離感が近いというのは気になりますね。 どうも、お見合いには乗り気ではないようで早々に終わらせたい様子。 アヤコちゃんとしてはお見合いを用意してくれた父を困らせたくないと言えば、仕方なくという態度ながら質問はさせてくれる流れへ。 もはや定番となった「今日はどちらから?」と聞けば町の方からとだけ言われ。 具体的にどこの町か聞こうにも、名前を言ってもそこがどこかわかるのか?と言われる始末。 確かに知らない土地の場合はわからない事もありますけど…。 そしてアヤコちゃんが世間知らずに見えるのかを問えば、ほとんど家にいるという事を何故か知っているようで。 良いところのお嬢さんなんてそんなもんだろうと言われれば、確かに箱入り娘という言葉もあるし一般論として否定はできない…。 でも、その後の言葉も含め正直怪しい部分ではあります。 逆に、世間について何を知っているか質問をすれば「都会かぶれの蜘蛛ならまだしも」という発言が…。 何で君、絡新婦さんの事知ってるの?あの人の事だよね? そして犬が苦手というのが重要らしく…犬猿の仲、猿の妖怪? こちらもレビュラー化した質問「好きなものは?」で好きな食べ物が魚と判明。 だったらお魚料理を練習しないと、とアヤコちゃんが言えばなかなか辛辣な返しが… 「好きでもない奴のために作る必要なんてないだろ?」 「だいたい、好きでもない奴と 一生添い遂げるなんて 下らないんだよ」 お見合いはまず、好き嫌いの前に互いを知る為の場ではないのかな? 強いて言えば、お見合い写真を見た時に顔が好みかどうか程度はあったとしても。 何にしても、これもまた情報という事で質問は使い切りました。 犬が苦手から猿の妖怪?と先程は予想をしましたがこれは違いますね。 魚が好きなのは猫。そして、アヤコちゃんがお見合いをする事に対しやけに否定的であり外に出た際にはすぐに止めに行った。 (絶対にしっぽを掴んでやるんだから) 2本あるしっぽをな!! という事で、これは間違いなくトラマサでしょう。 言い返すか肯定するか、ここはそれまでの選択肢によってはヒントがあったようですが勘で反論しました。 すると不細工と言われてもこの格好は借り物だから平気という旨の返しが…。 やっぱ、化けてるじゃん! そして真面目に話しを聞いてないモードになるのなら仕返しとして犬の真似をしてやりましょう。 驚かすのに成功すれば、しっぽが出た!しかもちゃんと2本ある!! 最後に家の中に戻らないと口論になれば冒頭と同じく最終的には、アヤコのばぁーか!と完全にトラマサの反応そのもの。 全問正解すれば、トラマサもようやく自白モードへ。 しかし、ちょっと意外だったというべきか…。 「親父さんがいくら止めても俺たちと仲良くしてきたくらいだもんな」 当たり前のように家に妖怪が住んでいたので、てっきり仲良くある事が当然として育てられたのかと思えば父親としては否定的だった? でも、それならそれで何故家に妖怪が住んでいるのかは…謎となりますが。 しかも結構大所帯だったような…? ついに判明する、いつもは助けてくれるトラマサが何故今回は意地悪だったか。 情報引き出しのターンでも、言い方がきついのは認めても意地悪は言ってないと当人も言ってはいました。 家に戻って欲しいのも、お見合いの邪魔をしたいのはあれど一番はアヤコちゃんが外で危険な目に遭うのを回避したいからでしょうし。 だから、心配だったと聞けば全ては腑に落ちました。 彼女の人とは少し違っているという部分。 それは妖怪と当たり前に接しているような部分の事かもしれませんし、他の事かもしれない。 ただ、この作品でプレイヤーが見てきた以上の時間を…それこそアヤコちゃんの幼少期からを知るトラマサならそういった部分も知っていて当然でしょう。 大切だからこそ、今まで助けてきたように余計な事で悲しんで欲しくなかった。 意地悪に見える行為も、全てはトラマサなりに彼女を守ろうとした結果だと。 少しだけ怒ってはいるけれどと言うアヤコちゃんに、そこは怒ってないって言えよと返すトラマサのやり取り。 そこでアヤコちゃんの言う 「あなたに嘘はつかないの」 これは、最大級の信頼だなという点で二人の仲や絆がうかがえる部分と思います。 嘘が要らない関係が成立するのはそういう事でしょうからね。 トラマサの心配する通り、傷つく可能性も承知でそれでも互いを知ろうとする事で何かを得ようとする冒険がしたい。 これが言えるアヤコちゃんなら、きっと相手もその人の良さを理解してくれると自然と信じられました。 そして今度の、本物白百合さんは今頃どうなっている?のお時間。 どうやら野良猫たちに進路を妨害するようにトラマサが頼んだようでまたトラブルに巻き込まれているようですね。 厄日というか、多分これ何も知らない白百合さんからすればどうしてこうなった!?の連続すぎるんだろうなぁ…。 そこにアヤコちゃんを呼ぶ第三者の声が。 フタクチさんの時もそうでしたが、この家に住む妖怪達は自分がアヤコちゃんと仲良くしているのが人間に知れるのはまずいと考えているのだなと。 妖怪そのものは存在している世界でも、やはり完全な共存には至れない問題はあるのか…と気を遣う場面を見る度に少し寂しい気持ちもあります。 どうやら声を発していたのはお手伝いさんのようで、そこの通りで若い軍人さんを見たという情報が。 地図を盗まれたり遠回りの道を教えられたり野良猫に妨害されたり結構色々あったけど、案外近くまで来ていたのか!? お手伝いさんに連れてきてもらうように頼むも、アヤコちゃんも一緒に探しに行く事へ。 とはいえ、あまり家から離れる訳にもいかず一度途中で戻ろうとすれば…こいつ、お手伝いじゃない? 頭を覆っていた布を取れば二本の角。 鬼か!それもどんな味がとか言ってるって事は食べるつもりか!? しかし、私を食べる気なの?と質問すればいいえと答え。 逆に食べないのね?と質問すればやはりいいえと答える。 他の質問にも全て本来とは逆の答えを返す…って事はこいつただの鬼じゃない、天邪鬼だ!! そこまでわかったのは良かったのですが、この後の選択肢を間違えゲームオーバーを踏み抜きました。 アヤコちゃんごめんよ…失踪させてごめんよ…と悔いながらリトライ。 とにかく、逆の事を言えばいいとわかれば対処はできる(※1回死んでる) 何とかここから逃げる為に選択しなければと残りの正解を引き当てる事には成功。 しかし、それでも抜け道を見つけてくる天邪鬼相手にもう駄目か…と思えば ほ、本物の白百合さん…!? 間に合ったの?助けてくれた…!? アヤコちゃんはそれをトラマサが化けている姿と勘違いしているようで、彼の心配通り危険な目に遭った事を謝り始めてしまいましたが…。 それにツッコミを入れず、まずは涙する事で目が腫れる事を心配する白百合さん。 引き続きアヤコちゃんはトラマサと勘違いをしているところで猫の鳴き声と共にトラマサ(猫の姿)の登場。 ここでようやく、目の前にいるのが本物の白百合さんとアヤコちゃん視点でも判明…と思いきや 「……本当に?」 小声でトラマサにツッコミを入れられるも、まぁあれだけ偽物を送り込まれた後なら仕方ない。 というかトラマサ、お前が始めた偽物語なんだぞ。 これまでと同じように、質問をする事で正体を見抜こうとするアヤコちゃんに対し気の済むまでどうぞと返す白百合さん。 そして、自分にもアヤコちゃんの事を教えてくださいとようやく本来あるべきお見合いの流れへ…。 「それは構いませんが、きっと 退屈してしまいますよ?」 「ええ、それでも構いません」 「退屈してしまうほど たくさん たくさん、お話をしましょう」 これを言える白百合さんなら、相手を理解するという事の重要性をわかっている白百合さんならアヤコちゃんを任せられる…。 ふたりがこれからどうなるか、それはまだ誰にもわからない未来のお話。 エンド名も、結末6「アヤコのお見合い」という事でようやく本来の目的でありスタート地点に到達できたのだなと一安心しました。 スタッフロールを見るに、家にいる妖怪のみんなと白百合さんは顔合わせをしたようで。 その後、タイトル画面に戻った際にみんなが仲良くしている場面へとイラストが変化している様子から上手くいったのだろうなというのがうかがえました。 アヤコちゃんにとっては大事な友達なのだから、そこに理解のある人で本当に良かったです。 ◇未回収のエンド回収へ 付喪神さんの際に、駄目な場合は結婚するのが確定とはわかりましたが埋まってないスチルはその際の物かな?と回収へ。 ・化け狐 汽車に乗って…の選択肢をミスした場合、故郷に来て欲しいという流れへ。 山の仲間たちという言葉で(うん、そうだよね。正体はわかってるんだけど…)という気持ちはありましたが、僕の可愛いお嫁さんですからね!という言葉でその辺はどうでもよくなりました。 元々は油揚げに釣られて邪魔をしに来たとはいえ、純粋な好意というか…この気持ちそのものに嘘はないと思ったからでしょう。 結婚をすれば新婚旅行の話題にあった通り、汽車に乗ってアイスクリームを食べる姿が! やはり誰が化けているか?によるのでしょうがこの組み合わせだと幼い夫婦って感じがしますね。 「僕もアヤコさんとのおしゃべりは楽しいです」 「アヤコさんが良ければもっとおしゃべりしましょう!」 これも本音だったのだなぁというのか、彼自身おしゃべり上手でどんな時もアヤコちゃんを退屈させず優しい人であった。 その結果、アヤコちゃんも心を開いて幸せに暮らせたのならこれはハッピーエンドでいいよね!と結末1を回収。 ・絡新婦 そういえば家族についてという選択肢を掘り下げてないと気づいて、この感想をまとめつつ回収へ。 蜘蛛は確かに子沢山な方と思えば、生まれた時には100人以上はいたというのも間違いではないのかもしれませんね。 確か絡新婦さんは400歳だったはずでしたが、今はもう自分しか残っていないとなると案外長生きするとなればハードルは高いのか…。 時代的には戦国時代真っ只中とすると、今より妖怪としては生きやすそうな気もしますが平安の時点で土蜘蛛退治をする武将がいたのだから逆にその時代までそういう事をする人がいても不思議じゃない…なら生存率も下がるのかな?とも。 結果的に長生きはできても(種族として寿命が長いとしても)たくさんいたはずの兄弟を失って唯一の生き残りである絡新婦としてその過去はどう考えているのか。 人間との間では子を持つ事はできないでしょうし、せめて同じ蜘蛛系の妖怪相手であれば子孫は増やせるかもしれないのに自分の好奇心を優先して100年を欲しがる辺りは酔狂な趣味なのか。 現在は都会で舞台役者をしており、格好も洋装(スーツ)という辺り新しい物が好きなのかな?とその人物や背景に思考を巡らせてみると実に興味深いと思えました。 こうして言語化してみると、結婚する流れになった際も 「病める時も健やかなる時も」という誓いの言葉はキリスト教式における誓いの言葉であり、明治時代にようやく日本でキリスト教が解禁されたと考えれば当時では比較的新しい風習だったのでしょう。 やっぱり絡新婦さん、新しい物が好きかそもそもあまり抵抗はないのでしょうね。 いざ結婚後も、絡新婦さんは当初戸惑ってばかりのアヤコちゃんに辛抱強く歩調を合わせゆっくり距離を縮めていき。 喧嘩をする事があってもその度に話し合い、仲直りをして約束通りに寄り添い幸せに暮らしていった。 その気になれば正体を明かした時のように、理想的な伴侶として振る舞う事ができたであろう彼が距離を縮めた結果喧嘩をする事もあった。 これが、演技でなく本当の夫婦としてあろうとした故の出来事だったと思うと何とも微笑ましい物があります。 100年の先に残された彼が何を思うのか、それだけが少々気になるところではありますが。結末2は回収。 ・トラマサ ある意味これが妖怪と結ばれる中で一番のハッピーエンドでは?と思わなくもない内容ですね。 3つの重要な質問に失敗した際の反応も、何だかんだアヤコちゃんが好きだというのが透けて見えているからか。 肯定すれば、お前は可愛いぞと言い。 表現というか、例えとして出される物は独特の感性とされていますがどれも彼にとっては好きな物なのでしょう。 大福、毛布、てまり、たんぽぽの綿毛。猫がじゃれつきたくなる丸い物や温かみのあるふわふわした物。 人間の感覚で言う可愛い、とは少し違うのかもしれないけれど愛おしいと思う物と言えば該当するのかなと。 やり取りとして好きなのは何の真似をするか?で猫を選んだ時もですね。 本物の猫相手に、猫の真似は通じないどころか沸騰したやかんの真似扱い。 これは相手がトラマサなら当然だなぁという部分で。 そして、中に戻る事を選べば本音が零れたというのか。 家の中ならどうにかなるけど、外には何がいるかわからない。 家ならば、アヤコちゃんを守ってくれる仲間がいますし実際外に出た結果最悪失踪エンドを迎える事を思えばその心配は尤もです。 結果として見抜けなかった場合は、何だかんだ言いつつも結婚してくれるというのがニヤニヤするというか。 昔からアヤコちゃんの泣き顔が苦手だから、悲しませたくないから妨害の為に化けた手前とはいえ自分が結婚をする。 何だかんだ大事なんだなぁと。 結婚後も、不器用ながらどんな時もアヤコちゃんの味方であり、そばで見守ってくれる。 家族として穏やかで幸せな一生を過ごせたならもう文句はありません。 ただの幼馴染エンドだ!と、最後に結末4を回収。 ◇感想まとめ 元から予想はしていたのですが、絡新婦さんへの質問で新情報が入った事で核心を持てました。 アヤコちゃんは自分について語る際 物心ついた時から(妖怪の)友達が沢山いて、世話を焼いてくれる人もいた。 人間は1人もいないけれど。 という旨の事を述べていたように、やはり彼女が生まれる前からこの家には妖怪が住んでいたのでしょう。 だったら何故、父親は同じ家にいるにも関わらず妖怪と仲良くする事に反対したのか。 これは親とて娘の幸せを思うなら、できるだけ普通の家庭の子供と同じようになって欲しかったのかなと。 アヤコちゃんの発言から、妖怪が存在する世界であっても存在を信じてくれる人は珍しく、一般的に妖怪の存在が人を怖がらせてしまう事は読み取れます。 だから他の人間のように妖怪とは一定の距離を置いて育って欲しかった。 後は妖怪の友達でなく人間の友達ができれば…等もあったかもしれません。 人間が他とは違う、異端を嫌いのはどうしても起こりうる事ですから。 それでも家に住む妖怪を大事な友達であると自身の考えを通したアヤコちゃんは、間違いなくしっかりとした芯を持った素敵な女性だと思います。 そして、何故そんな彼女に突然お見合いの話が入ったのか? それもまた、父親としてそんな彼女を受け入れてくれるであろう人を探したのではないかなと思います。 付喪神さんの時に一旦触れるのを後回しにしましたが、彼の姿がまだ比較的人間寄りとはいえ誰かの姿を借りなければ本来はあの姿のままでしょう。 という事は、遠回りの道を教えた際には妖怪のまま白百合さんの前に姿を見せた可能性もあり…それに対し彼は道を素直に聞く程度には耐性はあったはず。 それに、天邪鬼からアヤコちゃんを助けた際もいくら女性の危機で腕におぼえがあるとしても角のある人外を相手に怯む事なく立ち向かっていった事。 普通の人なら、まずは恐怖が先行して助けられない事も充分想定できます。 もしかしなくても、白百合さんは妖怪という存在に理解がある人だったのではないか? それならば、アヤコちゃんにとっての友達を否定される事もなく彼女も傷つく心配はない。 その上で作中にあったように理解する事の重要性をわかっている人であれば安心してお見合いの相手に選ばれるでしょう。 つまり、父親としては最初から娘を確実に幸せにしてくれると思えたからこそだったのだなぁと。 表現として好きなのは、ノーマルエンドである偽物との結婚が全て「アヤコの結婚」というエンド名で統一されているのに対しトゥルーエンドはゲームタイトルでもあり本来の目的である「アヤコのお見合い」である事。 結果だけで見れば結婚もお見合いもどちらも幸せである事は共通と思いますが、ゲームタイトルも絡めて本来の目的でない結婚が統一ノーマルエンド名というのにこだわりを感じました。 元々は妨害目的に送り込んだ偽物も、お見合いという性質上本物の白百合さんとの結婚は阻止できても代わりに偽物が結婚をする可能性はありました。 となれば、あれだけアヤコちゃんを大事に思うトラマサが邪魔をする為とはいえ悪い妖怪を向かわせるはずもなく。 結婚エンドがどの結末でも幸せな物になったのは、ちゃんとそういった相手を選んだのだろうなと思える部分ですね。 特に、絡新婦さんは明確に人間との結婚が目的であり付喪神さんには結婚すれば大事にしてもらえると言ってる辺りから完全にわかった上でしょう。 だから失踪さえしなければ、そこにあるのは相手を思う優しい世界でしかなかった。 父親の気持ちも、トラマサの気持ちも、全てはアヤコちゃんを思う結果だったのだと思えばそれは当然の結末だったのだなと。 @ネタバレ終了 ゲームオーバーを除けば、実質マルチハッピーエンドゲームでは? というのがここまで書き終えての感想となりました。 世界観の素晴らしさもですが、相手の正体を質問で確かめていくというゲーム性の面白さ。 とても正直な事を言わせていただけば、この短編だけで終わるのが惜しすぎる程に素敵な作品です。 次回作…もしくは、同じ世界の別視点での物語とか。 またアヤコちゃんや他のみんなの後日談なり過去話なりを知れる機会があれば、と祈らせていただきます。 素敵な作品をありがとうございました。
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道徳ビデオ衝撃的なゲーム紹介と絵柄の可愛さが気になってプレイさせて頂きました。 @ネタバレ開始 いじめを無くすためのビデオ制作だったはずが…。例え演技だとしても他人を傷つける言動自体が人の心を蝕んでしまう事、他人から見れば「たった二ヵ月の」「過去のこと」と思われてしまうことでも一生消えない傷になってしまう事、本作を通していじめの恐ろしさを痛感しました。記憶喪失になるまでじゃないとトラウマから救われなかったミナミくんに切なくなりながらもGOODENDでは登場人物たちみんながそれぞれ前を向くことができて良かったです…! @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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脱出サスペンスゲーム エリア33誠に悔しいですが、これ以上は見つけるの厳しいなと思い感想コメントさせて頂きます…!回収出来たENDはシークレットエンド含む28END。うあー悔しい!!シークレットエンドは見つけたのにトゥルーエンド見つからないの何故?!何故なんですかぁぁぁ…!(膝から崩れ落ちる) いわゆる脱出ゲーですが、エンディング数が33個と莫大だったのが気になりプレイさせて頂きました!皆様のおっしゃる通り、むちゃくちゃ難しい印象です。でもそれ以上にエンディングを見つけるのが楽しいので苦ではなかったですね! 俺こそが全部見つけてやるぜ!というやる気に満ち満ちた方、是非全END見つけて下さい!私の仇を討って下さい~~~~!!(心の叫び) @ネタバレ開始 まずゲームシステムの誘導がお上手で、隠されている選択肢の場所を把握しやすかったのがゲームにのめり込む一つの大きな要因なんだろうなと思いました。 詰まっていたのに話が進んだー!と嬉しく思えば思う程どんどん色んな選択肢を探したくなっちゃいますし、逆に慣れてくると選択肢の多さに己が振り回されている・してやられてる感が、自分の事ながら大変面白可笑しかったです。 全ての隠されている選択肢に意味があるのだと思って、執拗にご飯引っくり返したり、私だよん!と壁に穴を掘った挙句初対面で茶目っ気に声を掛けたり、私が黒幕だ!と高らかに危険視される言動をとったりと…いつの間にかすっかりこってり不審者です有難う御座います! 1つ1つの選択肢という名のフラグ管理がハンパじゃなく、細かすぎて脱帽です…!たまたまウィリアムさんのお部屋で冷蔵庫の飯をありったけ食べる事が出来たのですが、その理由がしばらくわかっておらず、暫くの間502号室でご飯をひっくり返しまくりながら、のちに3人分の食事が運ばれているのをしっかり眺めてから555号室に何度も足を運んでました(気付け) スプーン万能ですね!!部屋の壁をスプーンで掘れたり、大抵首目掛けてぶっ刺せたり、電球破壊したりとめちゃくちゃやってました!…あれ?よくよく考えてみると、主人公がスプーン使いの特殊能力持ちなだけかもしれません…(?) クローン兵さん、無暗矢鱈にぶっ刺してごめんね…! エリザベスちゃん、初めは主人公に対して警戒心MAXなのにゴンゾウさんよりも頼りにしちゃうの、ちょっと天然ですよね可愛い!ふひいいい!って叫んじゃう所も可愛いです…!END No.0回収後のお話で、私可愛いから!って言えちゃう所も含めて愛しいです…! そんなエリザベスちゃんエンドで、結構最後まで中々到達出来なかったのがEND No.17でしたね!どうあがいてもスプーンでぶっ刺してベスちゃんを救出していたので、END No.18ばかり行っちゃってました…。「両手を挙げて降参→502号室脱出→555号室で白煙→3人部屋」って行けると知ったのが遅すぎましたね…まだまだだなぁ…。トゥルーにも到達出来てないしなぁ…(悔し涙) あ、無事到達後は、クローン兵さんを気絶させた後ベスちゃんを殴ってました…ごめんねベスちゃん!私としましては、クローン兵さんと同じくらいの強さで殴ったつもりだったんです許して!(てへぺろ)(許されない) ゴンゾウさんは一緒に行動するのめっちゃ楽しくて、わざとベスちゃんを怖がらせるような事ばかりしていたのをここで懺悔します…ごめんねベスちゃん! ゴンゾウさんのノリの良さがサスペンスな部分をほんのり和らげてくれるイメージがあるので好きです。魔法みたい!扉を壊せばいい!みたいな発言してちゃんと拾ってくれる所、本当に大好きです。なんなら「眠りたくない」を素直に受け取って眠る役をしてくれる所も好きです。なんだこの良い人! ゴンゾウさんを起こした時の寝言が地味にわかってなくてモヤモヤしています…何かしらのヒントな気はするんですけど…ゲームを起動した時のタイトルに近い寝言ですし…!くっ…わからない…! ゴンゾウさんの勇姿は私も見て見たかったですね!どんな感じでクローン兵さんを大人しくさせたのか想像するのも楽しいです! ユー シーちゃんの笑顔と笑い方が尊いのと、主人公の為にキーを渡し、今度は逆に主人公によって救われる感じが、まさにメインヒロインですよね!(彼女とのエンディングに真実への欲求ENDがありませんし!) 地味に部屋を覗ける所が好きです…なんだかいけない事をしているような気がして…(ぇ)。 あ、主人公が手を血に染めてでも助けようとしに行った時のユー シーちゃんの対応も好きです!血の匂いがする…!と言われて拒否られちゃって打ち果たしちゃう主人公の、一方的で独りよがりな感情が垣間見えて良きですね…!(ユー シーちゃんも、せめて話を聴いてくれればまた話は変わったのかな…と…。主人公が彼女の為にと歩んできた道次第では。主人公の頑張りが少し切なくて…そう思わずにはいられません…)。何はともあれ、主人公とユー シーちゃんの関係性、大好きです!! ウィリアムさんは、フラグを理解するのが未だに難しいです…個人的に一番の難敵認識ですね(ぇ)。ワインを飲んだ時、冷蔵庫のものを食べた後、トイレで用を足した後…。一体何のフラグを立てれば煙が出るor出ないのかがわからなくて、ウィリアムさんが握っているエンディングは見つけるの難しかったです。 あ、でも…トゥルーを見ずにシークレットを見た身としましては、どこでも踊り明かしてくれたうちの主人公には感謝しっぱなしですね…!(?)最初の502号室、3人部屋でもそうでしたが、必死で踊る事によってダンサー系エンドを回収出来るなんて普通微塵にも思わないじゃないですか?思ったとしても、ダンサーエンドなんて1つだけだろう?…ってなりますよね?でも、そうじゃなかった…!!なので、どこでも踊り明かしたうちのダンサーな主人公には感謝感謝です…!(??) ウィリアムさんのお部屋の机、ボタン範囲がやや小さいので見つけるのに時間がかかってしまいました(笑)。左右対称、シンメトリー…とぶつぶつ言いながらプレイしていた時に見つけたので(ぇ)、作者様の最初のヒント、慣れてきた時にこそ真価を発揮される気がして大変有難かったです…! あ、ウィリアムさんの掴めない性格はともかく、一緒に踊ってくれるようなノリの良さは大好きです!そして、私もウィリアムさんの立場であれば「残る」選択をすると思うので、任務で主人公の相手をしただけのウィリアムさんを殴っちゃったのは本当に申し訳ありませんでした!ごめんねウィリアムさん! アメールちゃんが本当に謎で…!私が見ていないだけで実は研究施設内のどこかに居て、彼女を見る事が出来ました~!的なルートがあるなら是非辿ってお会いしたかったですね…(例え亡くなっているのだとしても、夢の中で沢山ヒントを下さったのでお礼を直接言いたかったのが本音です…!) トゥルーを見ていないので詳細は不明ですが、アルビンさんも作られた=この世に生まれたが故に、人間が滅びても考え動き続けるの…切ないですね…。エネルギーがある限りずっと稼働し続けるのか、それともいつか理想郷を作り上げたら停止を望むのか…アルビンさんの今後が地味に気になりました。せめて、シリアルキラーエンドみたいな悲しみは背負って欲しくないですね… 主人公は何者にもなれるのであまり何も言えませんが、お腹空かせたまま培養室?に行くとお腹が鳴ってバレちゃうの、一周回って愛しくなりました(笑)! 因みに、シークレットエンドを先に回収してからゲームをはじめる画面に表示される各ENDを回収する事によって表示される画期的な鳥肌もののヒントを見たので…。ウキウキしながら見つけたぁ!と思って選択したら、まさかのシークレットENDまでのヒントだった時のショックたるや…(笑)。そのシンメトリーの位置にある選択肢こそトゥルーへのヒント!と思って選択したのですが、トゥルーに到達出来ない自分が全ENDは流石に無理だと、志半ば諦めてしまいました…。1人で5つのキー集めるだけではアルビンさん教えてくれないですし…アルビンさんにダンスの披露も出来なければ空瓶でも殴れないですし…(ぇ)。これは詰んだな、と…。後日、時間がたっぷりとれた時に再チャレンジしようと思います!!打倒、トゥルーエンド!!!(ぇ) あ、見つけてないENDはNo.8、9、15、24、32です。あともうちょっと感が凄いので、時間取れ次第やっつけたいですね…! @ネタバレ終了 ゲームとしても凄く面白く、システムやヒントも画期的で大変楽しかったです!素敵な作品を有難う御座いました!
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savon冒頭から映像や演出がとても美しくずっと眺めていたいくらいでした…! @ネタバレ開始 「私」を癒すために色々してくれるミズキくんに感謝と嬉しさを感じつつどうしてこんなに尽くしてしてくれるんだろう?と思っていたら…うぅぅ切ない。でもその「設定」を知ったうえで自分の気持ちを伝えてくれるミズキくんは(それまでのやりとりから)作り物じゃないと思えたので最後の入力画面ではすんなりと出てきた言葉がありました…♡ @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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カイゾクロジック海賊×推理という異色の組み合わせとイラストが気になっていました! 約30分の中でシナリオと推理パートが交互に進行して、非常にテンポ良く遊べます。 推理は選択式で間違えてもさらりとやり直し出来るので、推理が苦手な人でも楽しめるはず。そのやり直しも面白く、あえて間違えたいまであります。 サスペンスなので血液があったりしますが、明るい感じで進むため多くの方が楽しめるタイプだと思います。 得た情報を見れるシステムもあり、真面目に推理も面白かったです! 推理系ですが気軽に楽しめるコスパも強つよ作品! @ネタバレ開始 この期に及んでベーノンが白状しなくて笑いました! そして間違ってもそのまま笑いに持って行ったりするので、クリア後に色々試してしまいましたw それでいて真面目に推理も面白く、情報が分かりやすいのも素晴らしいです! ありがとうございました!
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PUPA素敵な抽象絵も相まって、不思議な世界観がとても印象的な作品でした! @ネタバレ開始 外の世界からの様々な刺激が溢れる世の中で、自分自身と向き合うことって意外にも難しいことだと僕は思います。主人公はその問題と真剣に向き合っており、その姿にとても感動しました。僕も衝動くんを大切にしようと思います! また、度々出てくるお猿の絵が可愛くて、とても癒されました! 素敵な作品をありがとうございます。 @ネタバレ終了
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月明かりと夜風のワルツかわいらしいイラストに惹かれてプレイさせていただきました! UIがとにかくすごいという噂はいろんな方のツイートで見て事前に知っていたのですが、本当に素晴らしかったです。親切の極みです。システム面でのストレスが全く無く、物語に集中させてくれます。 @ネタバレ開始 キャラクターもとにかく可愛かったです! メインのふたりは言わずもがななんですが、ジェイさんが本当に好きすぎて恋しそ……しました……;; 主人公たちがほわほわ真面目天然!という感じで、それだけでも充分癒しなのに、さらにその脇を固めるジェイさん・トヴァルさんのかっこよさ、頼れる大人感がたまらなかったです。パーフェクトバランス…… (若かりし姿も最高でした;;) レナートの方が全然恋愛感情を意識していなかったところから、なんとかお互いに手を延ばし合うにいたるまでの優しくあたたかい物語で……この糖度控え目な雰囲気が、まさに謙虚で遠慮しがちで真面目なリシュアとレナートのふたりにピッタリで、解釈一致すぎる~~!と叫びました。 後日談でレナートがリシュアの強火オタクになってるのもほほえましすぎました。 @ネタバレ終了 絵本のようにかわいらしい作品でありつつ、魔法にまつわる社会問題や人の心への描写は複雑で、そこのメリハリもとてもよかったです。あくまでメインはふたりの恋愛だけど、この世界やふたりの関係に奥行が出るようになっていて、シナリオ面でのバランスもすごかったです。 どこをとっても完璧に整えられていて、作者さんのあらゆる面での技術力に溜息が出ます。 素晴らしい作品をありがとうございました!
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My dear devil,XXX(デビキス)フェスぎりぎりになってしまいましたが、ファンアート投稿のため再コメントさせてくださいませ~!! 改めて素敵なゲームをありがとうございました!キズナさんが私の性癖にぶっささりました…好きです…!
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でこれいと・でこれいしょん可愛らしいドット絵に惹かれてプレイさせていただきました! 何で○んだのかも覚えてないけど、大好きなキミに会いたい!そして一緒に来てもらう為に○そう!という、幽霊ちゃん×生者君のラブコメ?です。 @ネタバレ開始 癖になるBGMと、文字を読み進める際の足音のようなSEが心地良いです! 色んなエンディングを見たかったので、最初は1つの行動のみ繰り返す×4種類で進めたのですが、やっぱり「ポルターガイスト」や「のろう」みたいなネガティブな行動を取っちゃいけないですね…全部自分に返ってくる…。 逆に夢枕オンリーの場合、折角対話まで漕ぎつけたのにキミの反応薄いな…?もしかして、アナタの片思いだった? しかも最後に気になる単語がちょこちょこ飛び出してるな?と、居ても経っても居られず、ハッピーエンドをすっ飛ばしてトゥルーエンドに直行しました! ……もし自分が○んだ後に、好きな人からこれを言われたら相当きついなと思います。 自分も陰キャでキミ君寄りなのもあり、言いたい気持ちも凄くよく理解出来るけど!でも、もうちょっと優しくしてあげて…! しかし、アナタちゃんも超天真爛漫な陽キャ女子なので、キミ君の言葉は受け入れつつも自分が解釈出来る最大限のポジティブ思考を発現させて、キミ君から浴びせられたネガティブ発言を全てひっくり返したのには笑いました! キミ君の動揺するシーンに同調しつつ、爆笑したのはここだけの話です。 悪い事をすればアナタちゃんの顔面が悪霊化していくのも凝ってますし、行動次第で調べられる場所へのコメントが変わっていたりとこだわりを感じる部分が散りばめられていて、とっても良きでした! そしてアナタちゃんの夢の中や一人で思案しているシーンの、詩的な表現がオシャレで大好きです…! トゥルーエンドの「天国の○○を這っている」とか、最後のぽるたーがいすと実行の際の「いのるみたいに」が、個人的に深く刺さりました! トゥルーエンドですら、手放しのハッピーエンドとは呼べない闇の深いお話でしたが、2人には事実を受け入れた上で末永く仲良く過ごしてもらえたらいいとな思います。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!