ティラノゲームフェス2019参加作品
3302 のレビュー-
ウデナガール卒業式の前日、高校2年生の主人公・坂口くんが、ヒロインの田中先輩に告白を試みようとする物語。30分弱でトゥルーエンドを完走しました。 坂口くんの不器用だけどストレートに突き進む感じが、個人的にすごく良かったです⋯⋯!リアリティのある青春を感じました。田中先輩の憂いを帯びた表情も可愛かったです。トゥルーエンドの展開は他の方も言っていますが、まさに「!!?」となる展開でした。でも、坂口くんの性格と田中先輩の秘密の伏線をしっかりと活かしたエンドだったと思います。エンディングのインパクトもとても大きかったです。
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デイ・アンド・ナイト救いはないんですか??(号泣) ヤンデレ、ホラーのタグが表す通りに、恋愛+サイコホラーなのですが、あんりもよしあき君もいい子なだけにとても辛いです… どこで間違えてしまったのかなあ…二人にはもう最初からこのエンディングを迎える以外になかったんでしょうか…
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Are you ready?プレイしました。えもーい。息をするたびに月日が過ぎ去っていって、疾走感があり、けれども不思議と戸惑うことなく物語を見届けることができました。それは期待を裏切らない、みんなの望むストーリー展開が描かれているからこそで、プレイヤーはしっかりとその展開を受け止める心の準備ができているからで、そういう意味ではプレイヤーはみんな「We are ready!」なのかなーと思ったりしました。きらびやかなお祭りの背景がとても素敵な作品でした。
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再会はエレベーターの中でプレイしました。プレイ時間的にはそれほど長い作品というわけではないのですが、話の密度が大きく、濃厚な読後感に侵されています。コートの貸し借りで距離を縮めていくところや、エレベーターから出られた後の展開など、物語的にとても美しかったです。
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フリー素材のお姉さん ~ ハニートラッパー ~理解が置いてけぼりのままゲームが進んでいく様はある意味では爽快でした。 素材の使い方や演出が巧みで非常に画面が豪華で視覚的にとても楽しかったです。 ラストが予想だにしなかった展開でびっくりしました。 全体的に形容しがたい勢いのある作品でした。 素敵なゲームをありがとうございました!
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節馬県の恐ろしい旅プレイしました。とある北関東のG県に空目する空目する笑。縦長の画面で淡々と文章が連ねられていく構成が現実感を出しており、興味深く読み進められました。前書きでさんざ根崎村には行くなと警告しておいて後書きでもう一度訪ねようとする語り手の人間臭さに、苦笑いが浮かびました。
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人間標本実に奇麗な文章を書かれますね!! タイトルから展開は想像できたのですが、語り口に引き込まれました。 しかしまさかこんなオチになるとは… 人は見かけによりません、侮っちゃダメ、絶対。
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彼女を追いかけて宣伝文句に偽りなし。青春恋愛でサイコホラーでした。 ああ、結局のところ甘酸っぱい青春恋愛でサイコホラー野郎なんていなかったんだと思ったら…! 意外なオチに驚かされました。
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私と兄プレイしました。「コレ絶対エッチなやつじゃん!」とか思って起動ボタンを押した10分前の私をぶん殴りたいです。非常に文章がきれいでした。過度に抽象的ではなく、それでいてしっかりとキャラクターに感情移入させる言葉の選び方はお見事です。また、こんなにも短い作品なのにこれだけ選択肢を配置できて、かつ矛盾なく話を進められる技量にはあっぱれというほかありませんでした。とても繊細できれいな作品でした。
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ウデナガールプレイしました。腕が長いという設定が秀逸で、また憧れの先輩に告白するという最初の展開も相まって、大変楽しくプレイを始めることができました。(8年前という数字にピクッと)。感情の読めない先輩が主人公御告白から逃げるシーンはティラノフェス史上もっとも笑ったシーンかもしれません。
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隣人と和解せよニアの動作がセリフ以上にたくさんものを言っているところが鮮やかでした。 バッジゲット時の画面を見て、なんだか得した気分になれました。
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無人島「公衆電話」と同じように何度も繰り返して、無人島生活の決定打となるキーワードアイテムを見つけ出すゲームですね。 最初は食料を選んで見事にやられてしまいました。 無人島生活はかくも厳しい。 まだクリアには至っていないのですがとても楽しめています。もうちょっと…! プレイにはメモを取りながらだと遊びやすいかもしれません?
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BEAR序盤からのホラー的な演出も非常に怖くてどきどきしていましたが、読み進めるにつれて物語の主人公さんから、とても優しい気持ちを感じました…きっと心根が優しいからこそ、この仕事を続けているのでしょうね…。 エンディングを眺めていると色々考えたり、涙腺にぐっときたり…。うちにも大事なものや可愛がっているぬいぐるみがたくさんありますが、いざとなったとき彼らはどうなるのだろうとぼんやり考えました。 プレイ時間自体は短めでしたが、それ以上に物語の奥深さを感じる、とても素敵な物語です。
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今夜デッドライン白紙が多過ぎるよ!!(起動して第一声) めちゃくちゃテンポが良く、疾走感も半端ないゲームでした。すごくわらった。 ノボルくんは腹から声が出ててとても良いキャラクターですね…。過去作未プレイの状態で大変申し訳なかったのですが、それでもまったく問題なくどの選択肢も笑ってました。「あるある」もあり「そうはならんやろ!」もあり…ハッピーエンドと思わせてやっぱりマルチデッドエンドなのですね!笑 勢いのあるテキストは勿論、緩急の演出も非常に完成度の高い作品でした。
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チャップとマヨ~のバカンス絶対可愛いやつ…と思ってプレイしてみたら、冒頭からびっくりでした! まさかこういう導入だったとは! 恐らくすべての箇所を拝見させて頂きましたが、どきっとするような場所もあれば楽しい場所もあり…特におうちの中にいるキャラクターは一体どんなことがあったのだろうと考えてしまいました。 フォントやBGM等も非常に雰囲気に合っていますね。幼い頃遊んだコンピューターゲームを彷彿とさせるような素敵なゲームでした。
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せめて、笑ってくれたなら。ある出来事に関わった人々をえがいた物語。僕は5時間ほどで読了できました。これまでに似たような経験をしたこともある僕にとっては、大変印象深い作品になりました。 この作品からは、並々ならぬ熱量を感じます。少しだけネタバレになるのですが、この物語ではショッキングな出来事が起こります。本作品はそれについて何人かの視点で描いていて、かつ、その描写も大変丁寧です。繰り返しその出来事をみることに対して、僕は何度か苦しくなったのですが、作者さんもまたこれだけの物語を書くのには相当なエネルギーが必要だったのではないかとも思いました。苦悩する主人公たちの内面に対する真摯な描写。音楽用語なども用いた美しい文章。様々な下調べをもとに書いたであろう正確なデータ。たくさんの美しいBGMと背景写真……。この長編作品には、膨大な時間と思いが込められているのではないかと感じました。作者さんには敬意を表したいと思います。 また、内容についてですが、こちらも素晴らしかったと思います。主人公たちは「自分が別の行動をとれば止められたのではないか」と悩み、最後まで「許された」とは思っていません。それでも、また前を向いて歩いていこうと決意する彼らの姿には、胸をうたれました。「せめて、笑ってくれたなら」というキーワードが、違った使われ方で何度も出てくるのも、粋な演出だと思います。 少しだけ個人的な話をさせて頂きますと、僕は彼らのことを他人事とは思えませんでした。僕は普段、悩む人々を援助する仕事をしています(余談ですが、その中には劣悪な環境で生きる女子中学生もいました。彼女の場合、児童相談所と協力し、里親のもとで暮らしてもらうことになりましたが)。そうして何百人もの人々に関わってきた僕ですが、20歳前後の男子1人、女子1人に自殺されてしまった事があります。その知らせを聞いた瞬間の感覚は、一生忘れられないと思います。周囲は「お前の責任ではない」、「やるべきことはちゃんとやった」と慰めてくれるのですが、今でも思い出すと苦しくなる出来事です。本作品にも書かれていたことですが、こうした出来事の関係者は、真の意味で許してもらうことはできないのだと思います。罪の意識を持ったまま、自分の役割を果たしていくしかない。そう思って、今も仕事をしているところです。本作品は、そうした自分の心に寄り添ってくれるもののように感じて、大いに感動させて頂きました(美談にしてはいけないことだと承知しておりますが、作者様にどうしても感謝を伝えたくて書かせて頂きました)。 本作品に出会えて良かったと心より思っています。素晴らしい作品をありがとうございました。
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#こっち向いて_めごちーvめごちーが可愛くてフルコンプしました。 タイミングがなかなか難しく苦戦しましたが、色んな表情が見れるので100点以外のタイミングで押して撮影するのは楽しかったです。 EDもそれぞれ違うものになったりとよかったです。 主人公のモノローグのありなし変更も純粋にめごちーの撮影することができました。 OPのローアングル撮影をできればしたかった。 バージョンアップなどで難しいかとおもいますがどうかどうか! それ以外のおまけ撮影会とかあればよかったかも。
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暁天女【完成版】世界観、ゲームシステム、キャラクター、どれを取っても非常に完成度の高い素敵なゲームです。 気になった方は是非私の書いてあることを読まずに先入観無しでプレイして頂きたいとすら思うのですが、それはレビューとして軟弱過ぎるので、大まかに紹介させて頂きます。 改めて書きますが、先入観無しでやった方が絶対面白いと思うので、どうしても内容が知りたいという方だけ続きも読んでみてください…! * * * 主な物語は作者さんが記載してあるあらすじの通りです。 ソロは「火祭り」までの限られた期間、記憶を取り戻すために、プレイヤーが「午前」「午後」の行動を1回ずつ選択することが出来ます。そこでのやり取りによって、暁ノ島のことであったり、天女のことであったり、またストーリーに関わる人々の情報を得ることも出来ます。これがすっごく楽しいです! ネタバレになるので伏せますけれども、ソロくんにとっては楽しいとか言っていられない大変に重い状況なのですが、プレイヤーとしてはエンターキーを押すのが楽しくって堪らないのです…。もっと君たちのことを教えて! となってしまう…全員好き!!そしてどんなきみでもヒジンが大好き…午前中は彼の姿を探して彷徨ってしまいます… 暁ノ島は幾つかの領地(四つありましたが、一つはある出来事により失われています)に分かれていて、それぞれの領主やその関係者の方々とお話出来ます。恋模様もあれば大陸人との諍いもあったり…。そしてキャラクターは勿論、世界観も非常に秀逸です。 また一度クリアすると機能が増えて、やり込みの補助になります。何が確認出来るかは此処では伏せておきますが、非常にプレイヤーの助けになります。 ただその、難易度はかなりごと難しいですね…。闇雲な状態ではエンディングに辿り着けず、付録追加パッチを入手してヒントを読み、そこからも自分の中で推理しながら多くの選択肢を削りつつ…な感じでした。 事前情報がまったくない状態だと、午前(8選択肢)/午後(4人×7選択肢)で1回ずつ(計2回)×15日前後の行動回数を、必要条件を押さえながらすべて進めていかなければならず、またそれぞれで続きのイベントの発生条件もあり、すべて行動を終わらせないとそれらが合っているかどうかも判らないという状況ですので、この辺りが易しくなればもう少し遊びやすいのではないかなと思います。逆に言うとやり込むのが好きな人はドはまりするかもしれない… 色々書きましたが、私自身まだ天女ENDを回収出来ておらず、突破口を模索中です(ゲームオーバー以外のEDに辿り着くのに20日間くらい掛かった…)。残りは発見出来ました!
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あの教室で見た夢、それを見た夢。彼女が見ているのは「将来の夢」なのか、「過去の夢」なのか……。 どちらを見ていたのかはあとがきに書かれていましたが、彼女にとっては「将来」のある夢であってほしい。 そう思える作品でした。
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アレロパシック・プランツアッ誤字! トウヤくんイズ誰トウマくんでした失礼しました……。