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ティラノゲームフェス2019参加作品

3273 のレビュー
  • 致死量の**
    致死量の**
    ドット絵アニメーションとしても、ストーリーとしても非常に完成した、素晴らしいゲームでした。
  • 反動のクラウドレイジ-ACT1
    反動のクラウドレイジ-ACT1
    かっこいい!!!とーーーーっっても面白かったです!!! 白黒でスタイリッシュな画面で繰り広げられる熱いストーリー! コマンドバトル!明らかにされていく世界観! 先が気になりすぎてたまりませんでした! A+等級戦に勝利したときはやったーっ!と思わずガッツポーズしてしましました(笑) @ネタバレ開始 一番お気に入りの子が……となりました。 バトルに入る前に警告が出たのでどうなるの!?とひやひやしながら ストーリーを進めていき仮面(最初は不気味でぞわっとしましたがだんだんとおしゃれに見えてきました)の下が明らかになった時の衝撃といったら! ラストバトルのレインダストが出てくるアニメーション演出といい 物語の魅せ方が映画を観ているみたいです! 登場人物が多いのに皆、個性的でなんなく見分けがついて覚えられます 次のお話で〇〇とか新人じゃないの!?となったので気になりすぎます 仮面が割れてからの〇〇のデザインが涙のようにも見えました ある日、突然の人災に巻きこまれて、それまでもこれからも奪われていく 〇〇の怒りや悲しみが表された作者様のセンスが炸裂するデザインで素敵すぎます!!! @ネタバレ終了 本格SFですがレインダストなど用語のセンスがとても素晴らしくて するっと世界に入りこむことができます! バトルの難易度は難しめですが攻略サイトもご用意してくださっているので ぜひストーリー、彼らの生きざまを見届けて欲しいと思いました! 一度クリアしたらバッジが欲しい!とやりこみたくなってしまいます もっと早くプレイすればよかった、と思う反面、もうすぐ(?)続きが見られるのであれば今、こちらの作品に出合えたことが嬉しくてたまりません! とーーっってもスタイリッシュで登場人物と世界が魅力的でバトルが楽しすぎて続きが気になりすぎる素晴らしすぎる作品をありがとうございます!!!
  • 反動のクラウドレイジ-ACT1
    反動のクラウドレイジ-ACT1
    一言だけ叫ばせていただきますと… @ネタバレ開始 なんでなんだよぉーーー!!! @ネタバレ終了 まずティラノでバトルゲームができると思わなかったですし、 技のカットインがかっこよすぎました…! 続きが気になるところで、第2章を首を長くして待っています…!
  • 夢もすがら花嵐
    夢もすがら花嵐
    世界観がとっても好みで、あっという間に進めてしまいました。 BGMも絵もとても素敵で、物語をより一層素敵に彩っていて、楽しくEDを迎えることができました。 トゥルーエンドも見させていただきました。きっとまたこの世界に浸りに戻って参ります。
  • はるのうみにしずむ
    はるのうみにしずむ
    素敵な物語でした。凪ちゃんの置かれた環境や春海くんのバックグラウンドは特異かつ二人の出会いも複雑ですが、彼らの間で交わされる言葉や育まれる想いはどこまでも純然と真っ直ぐで、普遍的なメッセージを心に残す作品です…! @ネタバレ開始 過去と未来それぞれに背負ったものが重い二人で、望んだ結末を辿ったとは言い難いかもしれませんが、混じり気のない純愛を描いた温かい物語だと思いました。春海くんに対し直球で正直に愛を求めた凪ちゃんと、凪ちゃんの意思を最後まで尊重し献身的に支えた春海くんに、真っ向から強く感情を揺さぶられます。 作中の、『無駄になるかもしれない努力をして凪ちゃんを一人にするより、「そのとき」が来ても少しでも寂しくないように思い出をたくさんつくってあげたかった。』という春海くんの言葉が凄く好きです。凪ちゃんが春海くんのことを「思慮深く、感情的になりすぎない」人だといっていましたが、相手の不安に寄り添うばかりが優しさではなく、残された時間に出来得る限りの方法で愛情を注ぐことが彼の選択だったのだと思うと、前向きで悲嘆を見せない春海くんは本当に強く優しい人だなと思います。 春の海に沈んだ凪ちゃんの最期はとても静かで美しく、春海くんへの言葉も希望を残すものでしたが、そうなれたのは、凪ちゃんが春海くんからの愛情を十分に受け取り、自分が彼の中に残したものを信じきれたからこそではないかなと感じました。一方で、「儀式」という言葉とあの行動が凪ちゃんにとってどういう意味を持つのかを思うと、本当は消えてしまいたくないという生への執着も感じ取れ、幸せと悲しさがぐちゃぐちゃと混ざった感情にもなりました。 二人を想うとこの結末を上手く言葉にすることは難しいですが、作品の最後、「凪ちゃんに出会わなかったら~」からの春海くんの言葉には一片の悔いもなく、そこに普遍的で力強いメッセージを確かに受け取ったように思います。 @ネタバレ終了 この作品に出会えて本当によかったです。 素晴らしい作品をありがとうございました。
  • 私の【怪】験談
    私の【怪】験談
    ネタバレなしでぜひプレイしていただきたいです! 作者様の魅せ方に感動すること間違いなしです! @ネタバレ開始 これはどういことなのか、と理解したときの驚きといったら! 物語の発想が素晴らしすぎます! よかったねえええっ!!!!っとなる、とても優しいお話に癒されました @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます!
  • 無人島
    無人島
    yutubeにて、配信させて頂きました! 公衆電話に続き実況させて頂きましたが、凄く面白かったです!
  • 蜜は甘いだけでいい。
    蜜は甘いだけでいい。
    こんにちわ、はじめまして! この度ゲーム動画にて実況させていただきました! @ネタバレ開始 最初はよかったねぇの涙だったんですけど 最後はなんでぇの涙でした(´;ω;`) ここまで話が急展開になるのか…面白いがほんとにあったら怖すぎる。 @ネタバレ終了 素敵なゲーム作ってくださりありがとうございました♪ また面白いゲーム作品楽しみにしております!
  • BEAR
    BEAR
    クマさんが可愛くてけなげで泣けました。 @ネタバレ開始 そして、そんなクマさんに最後まで寄り添ってくれる主人公に救われました。 @ネタバレ終了 切ない物語をどうもありがとうございました。
  • その恋、保留につき、
    その恋、保留につき、
    以前、暫定につきをプレイしたので、終焉につきをプレイする前にこちらもプレイしました。 暫定につき同様、テンポの良い展開で面白かったです! 暫定につきではすでにカップルだった柳川君と小澄ちゃんの微妙な距離感にニコニコしてました。柳川君が一歩踏み出さない理由も分かる……けど、付き合ってしまえ!なんて思いながらプレイしました。 海に花火大会等、ご褒美イベントも盛りだくさんで、最後の対決も熱くて良かったです……! メインの小澄ちゃんだけではなく、メイちゃんアキちゃんの話も『保留』というキーワードに関連して深堀りされてて嬉しかったです。 楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました!
  • 私の【怪】験談
    私の【怪】験談
    YouTubeで実況させて頂きました。 とても素敵なストーリーにプレイし終わったあと、暖かい気持ちになりました! 本当にありがとうございました!
  • 反動のクラウドレイジ-ACT1
    反動のクラウドレイジ-ACT1
    Xの口コミや作者さんのポストを拝見して、ずっとプレイしたかった作品です!まさかティラノで本格的なコマンドバトルが楽しめるなんて!と、勝手に膨らませた期待を悠々と超えていくような力強いシナリオ、技術の光るゲームでした。私にはスクリプトの組み方がさっぱり…。作者さん相当頭良いんだろうな…。 @ネタバレ開始 タイトルロゴのイメージ通り、モノクロで統一された画面がすっきりと見やすく退廃した世界観と噛み合っていておしゃれでした 武器から敵のデザイン、人数分の立ち絵に戦闘中に表示されるミニキャラに…と、イラストも豊富で作業量を考えると気が遠くなりそうです。特にカットインは画面から飛び出してきそうな程迫力満点な演出で、プレイヤーのテンションが上がる事間違いなしです! 最初は手探り状態だった世界観も、メインシナリオの合間に挟まれるバトルやサブストーリーの中で開示されていくのでとっつきやすかったです 全体的に話の構造が整理されていて、情報の出され方が自然な印象を受けました 設定自体は複雑なはずなのに、全然眠くならなかった…見習いたいです…。残存するレールを使用し討伐に活かすなどのリアルな工夫にも瞠目しました 隊員の体のメカニズムを知ると、戦うのも命懸けなのだと改めて痛感……。 初見プレイ時は物語の先が気になりすぎて(と、私の体力のリソース管理が下手すぎて笑)難易度を下げてバトルに挑んだのですが、キャラやアシストチップの性能を理解して行動順序に気をつければ勝てるバランスに調整されており、二周目は攻略サイトを拝見しながらバッジを無事手に入れる事ができました!敵のカウントダウン攻撃や第二形態への変化なども緊張感が出てめっちゃハラハラしましたー!終盤の友瀬くんのコマンドの変化も胸熱です。ターン制のバトルシステムに不慣れな方や、歯ごたえのある戦闘を楽しみたい方にも嬉しい設計になっていると思います! 意味深な話をしてらっしゃるな〜と聞き流していた登場人物たちの掛け合いも、二週目にはこの時の行動、これが原因だったのか…と理解が深まって細かい仕掛けに驚くばかりです 双馬さんと伊戸村さんのあのやり取り、そういう意味だったのか…。 隊員同士の距離感も生々しくて好きです。最初は名前が覚えられるかな?と不安だったキャラたちも、外出先で顔を合わせたりストーリーで絡みが増えるに連れ、漢字を見ただけでパッと顔が思い浮かぶようになりました。相川くんのストイックな部分や鷹羽さんの研究熱心な性格、吉良さんの仲間を守る為に武器を振るうってスタンスに痺れます。それと臨界化した都倉さん、めっちゃカッコいいですね…やっぱり斧の使い方に精通してるんじゃないですか…。どうか強さを求めて自ら臨界化の道を…なんて隊員が出ませんように! やっぱり古賀ちゃんが最推しです。今までどんな気持ちでレインダストを倒していたんだろう。腹を括っていたとはいえ、伊戸村さんに処分されかけて思うところはあったのかな…というかこれ土間隊の皆さんも相当ショックを受けるんじゃ…。 あまりに悲しい退場の連続に涙目です。井鈴ちゃんが照原の紅一点になってしまいました(ゼロ子は?)が、人材不足を補うために別の支部から派遣が行われるのか〜!? と、作者さんの引きがうますぎて夜も眠れません。佐富くんの空白の十年前やモノローグの語り手、山脈で寸断された向こう側の戦況なども気になります。新人くんたちも何やら不穏な動きを見せているし…上層部がきな臭いよ〜〜〜!!! そして友瀬くんのもう一人の主人公感がすごく好きです。体力おばけの佐富くんとそそっかしい友瀬くん、戦力面では正反対のように見える二人ですが両者共仲間思いな性格で、ジーンと何度も心を打たれました。 @ネタバレ終了 本格SFですが初心者にも分かり易く、コメディありバトルありシリアスありと青年漫画を読んでいるかのような勢いのある作品でした!本当に夢中でプレイしちゃった… 攻略サイトの方も、めちゃくちゃカッコいいのでまだ見ていない方はぜひ覗く事をお勧めします。というかこれが無料でできちゃうのは人類のバグです泣 もっと沢山反クラのファンが増えて欲しいです。これから自分に喝を入れたい時は鋭角が足らんのだ!と叫びたいと思います 本当に素晴らしい作品をありがとうございました!
  • クロコイ ~黒子に恋していいですか?~
    クロコイ ~黒子に恋していいですか?~
    配信で遊ばせていただきました! @ネタバレ開始 絵面のインパクトもさることながらキャラクターが凄く濃くて驚きました! みんなどこか影がある感じも良かったです! 特にケイトウさんの燃え尽きてしまって影になった感じが凄く儚かったです! @ネタバレ終了 楽しいゲームをありがとうございました!
  •  #こっち向いて_めごちーv
    #こっち向いて_めごちーv
    めごちーすごく可愛かったです! ドット絵の動きも可愛く、すべてにおいて可愛らしい作品。 @ネタバレ開始 なので某エンディングはひぇっとなりました…。
  • 反動のクラウドレイジ-ACT1
    反動のクラウドレイジ-ACT1
    ずっとずっと気になっててようやくACT1をプレイすることができました……!感銘を受けてばかりです…… 世界観が完璧に作り込まれており、バトルシステムのとても面白く、ミニキャラも可愛くってカットインもカッコよくて……キャラが一人一人魅力的でなぜもっと早く遊ばなかったのか……! @ネタバレ開始 レインダストから人々を守る為に、命をかけて一線で活躍する皆の姿に胸打たれました……シリアスな場面とは対照にほのぼのしたシーンもあって本当に微笑ましくて…でもそんなほのぼのも束の間、読み進めていくうちに事態が急変したりで感情ジェットコースターでした…… キャラも17人と多くて覚えられるかなと不安だったのですが、話を読み進めていくうちに解るようになりました。そしてどんどんキャラが好きになっていく……… 研修という名目でプレイヤーが世界観を理解出来る様に、段階を踏んで馬目さんが教えてくれたり、チュートリアルを見返せたり、ヒントが表示されたりと優しい設計でとても助かりました。 バトルも、防御やチャージスキル、アシストチップなど戦略の幅が広くて、だんだんと戦法がわかっていく感じ…SPの使い方やチャージスキルのタイミングなど色々考えることが多くてとても楽しかったです。 最後のバトルはどうしてもバッチがほしくて、何回もやり直しました!毎バトルハラハラしながらのプレイでした。 (すいませんFAに変な線発見したので修正しました!!すみません!!) @ネタバレ終了 推しは相川くんです、同期3人組が本当に好きです……本当に不朽の名作だと思います!!!!続きが気になる……!ACT2の完成、楽しみに待ってます……!素敵なゲームをありがとうございました!!!!!
  • 贖罪と命
    贖罪と命
    他人を100%理解できないように、この作品を全て理解することは出来ませんでした。決してわかりやすい作品ではありません。明るい作品でもありません。しかし、時々こういった暗い難解な作品から、いろいろ吸収したいと思うのです。 読むのにだいぶ時間がかかりました。主人公はとても正常な人間とは言えません。とはいえ、異常とか狂ってるとか安易な言葉で表現して切り捨ててしまいたくはありません。陰鬱な表情で難しいことを考えるタイプの人間だと思います。そんな人間は幸せになることが難しいですし、そもそもそのような人間にとっての幸せとはどんな状態かも想像できません。欲求や欲望を満たすだけでは、心まで満たされないでしょう。 明るいハッピーエンドも好きですが、時々こういう作品も読みたくなります。 人間の内面を抉るような作風を貫いてほしいと思いました。
  • 隣人と和解せよ
    隣人と和解せよ
    7つのエンディングがそれぞれ関係性が変わってそれぞれ良かった。 ニアが言葉を話せなくても雄弁で面白かったです。
  • 暗闇の家にて
    暗闇の家にて
    感想が遅くなりましたが、配信にてプレイさせていただきました。 まず、探索ホラーと行動次第で正気度が減っていくという要素の組み合わせはもっと流行るべき!!と言いたい位相性が良すぎました。 無策に探索をすれば正気度が減るかもしれないというリスクがある事で通常のホラーとは違う緊張感が生まれてプレイヤーも操作キャラとさらに立場が近くなるというか、一体感を得られるというスリル。 @ネタバレ開始 謎解きの難易度自体は程よく、ストレスなく進められる具合でしたが闇をさまようものとのエンカウントがランダムだった為か「今このタイミングで!?」という所で連続遭遇をした際は運のなさに嘆く事になりました。 それもあり、とりあえず安全を確保する為に灯をつけないといけない!と心理的に焦らされるのも恐怖を煽る演出として良かったです。 一応、初見でハッピーエンドには到達できましたが運が悪かったら正気度が足りない可能性もあったのか…と後程ひやりとしました。 一見救済アイテムに見えるぬいぐるみも、何度も使うとトラップアイテムになるという仕様も個人的にはとても好みです。 そして、クリアをできたからといっても不穏な雰囲気が残るというか…ホラー的な終わり方をするのが良かったです。 @ネタバレ終了 正気度・体力という概念や灯という防御策はあれど基本敵と遭遇したら隠れるしかない、主人公はあくまで一般的な男の子である故の無力さを上手く取り込んだ素晴らしい作品でした。
  • 反動のクラウドレイジ-ACT1
    反動のクラウドレイジ-ACT1
    SFものが好きなので、ずっと気になっていた作品でした…! 長編ですし、じっくり大事に遊ばせていただきたくてタイミングを見計らっていたんですが、やっとまとまった時間が取れました! とっても面白かったです! 白黒メインの絵作りがスタイリッシュで、とてもかっこいいです。 戦闘時のミニキャラの可愛さに和んだり、カットインが入るのがかっこよくてテンションが上がったり。 ティラノでこんなに色々作れるんだ!すごいなあ、コマンド戦闘楽しいなあ!と序盤からわくわくしていました。 @ネタバレ開始 全体としてはけっこうシリアスな世界観のはずなのに、キャラたちのやり取りに和んでいて、「3年前入隊の同期が2人しかいない」に心臓がヒュンってなりました。 ああそうだ、「人の命を守る最前線のお話」だった、と。 お話を読み進めていくうちに、どんどんキャラのことが好きになっていきました。 都倉さんと古賀ちゃんのやり取りをにこにこしながら見守っていたのも束の間、「もう最初2人は達成した方がいいかもしれない」のメッセージに慄き……。 臨界化した古賀ちゃんの攻撃ボタンをクリックしたくないよ~~!と内心暴れながら押しました。 シリアスと笑いどころとを織り交ぜながらお話が進むのが楽しくて、途中から感想メモを取るのを忘れて夢中でストーリーを追いかけてしまいました。 そういえば伊戸村さんはあんまり隊にいなかった印象があって、あんまり情を移したくなかったのかな……と邪推してしまって悲しくなっています。。 師匠さんのことをはじめ、まだまだ謎が多いですよね。 このお話の世界の行く末を、最後まで見届けたいと思いました。 @ネタバレ終了 続編制作、応援しております!!! 都倉さんが好きです。わたし、ああいうおじさまだいすき。 おこがましいようですが、開発者目線でもすごいと思うところが沢山ありました。 「試験前講習」という形式で世界観の説明をしていくのが上手いなあ、とか。 その説明もバトルを挟みながらでダレたり飽きないように工夫されているのかな、とか。 大人数のキャラがみんな個性的でそれぞれ魅力があって、お話の中で動かせるのがすごいなあ、とか。 あと、ゲーム外のことで恐縮なんですが、キャプションが読んでてわくわくする素敵な文章だなあと思いました。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 暴走族夜怪
    暴走族夜怪
    配信にてプレイさせていただきました! これからプレイを考えている方向けに、これは時計回り→反時計回りで遊んだ方が絶対面白いですというネタバレにならない程度の感想を前置きしつつ。 語り手が暴走族であり不良という点は変わっていると思いましたが、話の内容としては正統派の怖い話であり語り手が不良というフレーバーを活かしつつ『不良だから経験するであろう怖い話』や『不良ですら怖いと思う話』等、内容も様々で同じ語り手でもルート毎に話の内容が変わるからこその面白さがあり素晴らしいの一言です。 @ネタバレ開始 早い段階で今回の主人公の名前が猿飛四狼と判明したので「サブローの兄ちゃんだ!」と終始テンション高めで遊ばせていただきました。 私は時計回りから始めたので、初手であるシローの話が不良という設定を活かしつつ怖い話としての導入に向いている塩梅という点でこのゲームの世界観を説明するのに最適ところから良いと思いました。 怖い話ではあるけど初手…恐らく時計回りから始める人が多い事を想定されているのか怖すぎず、不良という設定も活かしているのが素敵です。 時計周りルートで特に好きなのは「呪いの産声」「たとえ死んでも」の2話です。 呪いの産声はわかりやすい因果応報でありながら、ラストで何故かその友人が桜君の事をそれ以来苗字で呼ぼうとしない。もしかして…? のオチが秀逸で好きです。 三塚君のお話は反時計回りの「黒猫ばあちゃん」も好きなのですが、当人の人柄が優しい好青年である為か経験する話もホラーではありながらどこか優しい世界で彼が幸せに生きてくれる事を祈ってしまうような魅力に溢れています。 そして5話目から、後日談として起きてしまう事件。 確かにこれは想定の範囲だったのですがとりあえず「電話をかける」を選択。 そこからの流れは今作においての磯之君ってサブロー君から見た猫俣君みたいな立ち位置なのかな?と思いながら読んでいたのでダメージが大きかったです。 そしてシロー兄ちゃんが正当防衛なのに狂ってしもうた…と頭を抱えながら一区切り。 尺の都合から3回に分けてプレイしたので、次は反時計回りを読みました。 正直、これは時計回りから読んでいた方が色々衝撃が大きかったと思う位全体的に重たくて洒落にならない話が多かった印象です。 まず1話目から「この族に所属しているメンバーで」という前置きをされての真犯人、このルートだと磯之君は殺人鬼じゃないかもしれないけど他にも殺人鬼が同じグループのメンバーにいるって危ないってレベルで済まないという初手ストレートが重すぎました。 磯之君が5話目だった際に語られるピンクの訪問者自体は怖いけれどホラーとしてはわかりやすくそこまで怖くない(※実際身の回りで起きたら怖い)位だったので、まさかこんな話を持ってくるとは…という部分もあったと思います。 なので、三塚君が2話目だったのが癒しポイントというかここで一旦良い話で休憩できたのが救いでした…。 しかし、呪いの産声の際には常識人枠だろうと思っていた桜君が次に語るフラッシュバック…。 今までの話が自分や話の中心人物が害される系統だったので、ここでまさかの語り手が実は殺人犯かもしれないという路線の恐怖はなかなかパンチが効いてました。 また、時計回りの際に桜君に持っていた印象とは違う情報が入る事で一気に疑心暗鬼にもなるのが凄まじいです。 さらに凶悪と言えるのが、時計回りの際は怖い話というより不思議な話で済んだ沢田君が語る××××さん。 時計回りの際の印象からそこまで怖い話は持ってないだろうと、正直一番ハードルが低かったのもあり…ハードル下げなんていらなかったんだと思う程話そのものが怖かった事。 そして、読んでいる最中に宛名を自分も知りたいと思っていき「ホコリで見えないだけなら早く綺麗にして読もうよ!」と思わず言ってしまったのですが…それがどれだけ危険な事だったのか知った時の背筋の冷たさ。 これだけでも充分怖かったのですが、最後の方で言われる「思い出さない方がいい事もあるかもしれない」という台詞が前の話である桜君の事を連想させるのが順番を含めコンボで怖いと思わせるのに充分すぎました。 もうこの時点で時計回りの際における持ち話の怖さは今回あてにならないとわかりそうなのに、でもシロー兄ちゃんの話は前回…とあまり警戒をしなかった事。 そして、束縛の強い彼女というタイトルだけならよくある重たい系でやばい彼女の話かな?と想像がしやすいと思い読んでいた事。 結論として言えば、この話が全ルートで一番怖い話だと思います。 よくある束縛が強く同棲しても監視行為を行ってしまう彼女の話かな?と思わせてからの冷蔵庫にあったアレ。 その正体に対して、何だろうと思いながら…まさか、あれなのか?と予想ができてしまったけど絶対に当たって欲しくないと必死にその考えを否定したかったのに的中してしまった時は悲鳴しか出ませんでした。 さらに生きている人が怖い系だと思いきや…というオチで、タイトルだけでは予想ができない点からも完成度とホラー度は間違いなく他の話より頭一つ飛びぬけていると思います。 この後、前回と同じなら5話目の続きがそのまま後日談になるという意味で何一つ安心できる要素がないという点も踏まえるともう絶望しかありませんでした。 なので、部屋に戻ったらいびきをかいて寝ているサブロー君の描写や翌朝の兄弟におけるやり取りがひたすらに癒しであり心が安らげる場面だったと思います。 と、一旦安心させてから…実は今回のオチ担当は? 確かに話の最後の方でも不吉なフラグはあったけど、と思いながら「この二択をどうやって選べというんだ!?」と酷く困惑しながら…それでも、できるだけまだ平和なエンドになる事を祈って必死に考えた末「あ?」を選択。 …とことん裏目にしか出ない自分の行動に絶望しながらスタッフロールを迎えました。 そこでまた一旦区切り、3回目のプレイで未回収の選択肢を選びエンドの回収をしましたが先に「あ?」を選んだ場合の結末を知っていると「は?」の時のシロー兄ちゃん、マジでそれで死人が出てるんだからやめてくれぇぇぇぇぇ…!!! とガチの絶叫等が出る位には洒落にならないけど、でもこの世界線では一応平和だからいいのかな…と終了しました。 @ネタバレ終了 純粋に話内容や、文章の質でここまで怖いと思わせてくれるゲームは近年稀に見るのでは?と思える位の良作に出会えたという感動が大きく。 反時計回りでは「もうかなりの怖い話は読んできたし耐性もある。正直、もう私が心の底から怖いと思えるような怖い話なんてないだろう」という慢心をぶち壊すには充分すぎる破壊力がありただただ白旗を振るしかありませんでした。 学校であった怖い話やかまいたちの夜が好きな人なら絶対好きな系統というのも間違いはなく。 ひたすら文章の質で殴られる怖い話という意味では広く人におすすめした作品です。 それぞれの話が怖いだけではなく、片方のルートを経由した事や他の話を含めてのシナジー等「怖い話を順番に語る」というシチュがとても活きているのも本当に凄く。 かなりの長文となってしまいましたが、こんなに素晴らしい作品を遊ばせていただき本当にありがとうございました。