コメント一覧
57873 のレビュー-
「ステッチ・ガール」心の傷を塞ぐ為に自身の身体を縫い続けてきた少女の話。 全編イラストで構成された画面に手書き文字のようなフォントがよく合っていて、また、ただ台詞部分をボイスとして起こしただけじゃないボイスの入れ方にまで凝られていたのが良かったです。 あまり痛々しい話は得意ではないので今回のようなフェスがなければ説明文で避けてしまっただろうなあと思ったのですが、辛い環境に翻弄され悪循環に陥りながら傷付き続けてきた少女による、けれど優しいお話でした。 あまり本編中では恋人について語られなかったので後日談の方を読むとまた少し印象が変わりますね。初見時のプレイ印象では単に風変わりな人なのかとばかり。 あとクリア後のタイトル画面がまた良いなあ……。
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ある母子の亡命ステキなビジュアルノベルでした。シナリオと演出が重く重くのしかかって… :(´;ω;`):キャラクター紹介のところもとても好きです。
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RUN WILD無限エネルギー製造装置である「永久機関」を破壊する為に世界を敵に回す青年と天使の話。 第一章終盤の展開に惹かれて最後まで一気に読み切りました。もっと膨らますことや引き延ばすことも出来ただろう世界観設定を、しかし読み手の集中力が続く丁度良い長さに収められてた印象です。 まだ人類も含めて生命は存在しているし大地だって荒廃していないけれど、どこか一種の終末世界のように感じられる世界で、ひとつの終焉の引き金を引く為に進んで行く青年。しかし悲壮感はなく、天使と軽口を叩き合いながら生命力の欠けた世界を歩いていく姿はきっと希望的でもあって。 しっとりと印象に刻まれる作品でした。展開に合わせて切り替わる様々な音楽も良かったです。
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あなたと3人とどうとでもなる死体とてもまとまっていて、推理をまじめに考えました。雰囲気もよくて楽しかったです。
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紅乙女すごく美しいグラフィックと世界観にすっかり飲まれてお話に夢中になりました。
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名犬アイボリー紙芝居のような雰囲気や、謎解きがありとても面白い作品でした。話の展開にはかなり驚かされました笑
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Dの探索Ⅲディスアスターの剣面白かったです。最後こうなるのかー!と驚かされるとともに熱いな!となって、クリアした時は達成感が満ち溢れました。イラストが全体的に頭身低めで可愛くありつつも、敵には敵らしさがあって楽しいです。背景の色彩が統一されていて、本のようで素敵でした。要所の敵が長い名乗りをきちんとあげているのがツボでした(笑)。律儀だ! 魔導師が思った魔法を使ってくれないAI感にうおおおともなったのですが、昔のゲームを感じられる懐かしさもありました。仲間が思うように動いてくれると思ったら大間違いなんだ! でもその分期待通りに回復などしてくれたりすると、個人的な好感度がダダ上がりでした(笑)。仲間によって階を降りた後のセリフなどが変わるのも性質が出てていいなあと。合間合間のちょっとしたイベントも雰囲気がよかったです。戦闘バランスもシビア過ぎず、でも歯ごたえがありました。ラストのあたりの乱数に燃えました。 繰り返しの探索を楽しめるゲームなので、もう少し全体のウェイトが短い方がプレイはしやすいかもしれないなと感じました。主人公の攻撃で敵が倒れた時には仲間の行動はキャンセルされた方がスムーズかなとも。クリアしてから説明ページのヒントを見て「なるほど!!!」となったので、もっと潜ってみたいと思います。
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ある母子の亡命短い中で凝縮されて描かれる、時代に翻弄される一つの家族、その時代を作り動かし動かされた人々の物語が、とても手ごたえのある重さをもって伝わってきました。皆が皆強くて聡明なわけではない、それでも生きようとする、その弱さと強さが響きます。イラストの量が本当に多くてすごいのですが、文章がそれに依存しているわけではなくて、文章とあわせた上での演出が見事でした。世界と人物が余韻を残しながらも描ききられているのがもうすごいなあと思います。すごかったです。
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はじめての!あかねとジョーキョーパズルとにかくもう質問と回答の数が沢山あるので、全部見るだけでも楽しかったです。答えが何となく分かっても聞きまくってしまいました(笑)。また回答がヒントを含んでいるのは当然ながら、あかりちゃんとやまと君の表情変化もあわせて、会話ゲームとしても楽しめるようになっているので、これまたすごいなあと。総当たりして差分を楽しみたい人間にはたまりませんでした。ヒント部分ではSEが入るのもより分かりやすいなと。 公開直後のバージョンをプレイしていて、今回改めて最新バージョン(1.03)プレイしたのですが、元々のに加えてとても分かりやすくなっていました。元々分かりやすくてすごいなあという導線だったのが、ちょっとしたヒントにもつながるおしゃべり、問題文から質問するときに選べる言葉の組み合わせが分かるような演出、選択肢の次ページ前ページの三角表示など、痒いところに手が届きまくっていて本当にすごいです。あと問題の二人の設定も気になっていたので、聞けるようになって嬉しかったです。初期からのシステム面も操作性が半端なかったです。 元となったウミガメのスープの説明含め、全体的に説明が親切で分かりやすく、一人でもゲーム上ではワイワイできる論理物としてもノベルゲームとしても楽しめました。普通の会話も面白かったので、そのログも見られると嬉しかったかもです。
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或る事情による充電の方法現代ながらも少し進んだ世界と展開に、おおおSFだ!となりました。まったく予想がつかない展開だったのですが、最後までプレイすると、なるほど!!!とすべてがピッタリとハマる強い納得があって、満足感を残してくれました。二人の掛け合いも含め、短い中に濃縮された物語の構成が素敵でした。
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スリーシェルゲームいやもうすごいです。面白いです。最初は普通に楽しめて、クリア後は別のモードも楽しめるという、エンドレスに遊べるゲームです。ハイパーモードが熱い! あかねちゃんとやまと君の説明パートのやり取りも軽妙で分かりやすくて素敵でした。デザインも操作性もプレイ感も全部がすごいゲームです。オープンソースもあるのがありがたすぎてどうかなりそうです。すごい。
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J しかばねジャックと氷の心臓 R-15制限版メアリーEDを終えました。ジェイムス先生EDとメイブリクEDが欲しいです……。 バッドエンドが好きな方ならプレイして損はないと思います。体感時間としては多少長く感じましたが、ノベルゲーへの慣れ具合で差が出るかもしれません。 ストーリー構成がとてもしっかりとしています。小出しにされていく真実にジグゾーパズルのピースを嵌めていくかのような。完成する絵柄も知らず、手探りで四隅から繋ぎ止めていっているような感覚がプレイ中ずっと離れず、終始ワクワクしていました。 あ、感情移入の激しい方や、現在進行形でトラウマやら心の傷を抱えた方には若干厳しいものがあるかもしれません。主人公の抱えたものを暴かれる瞬間なんかに引き摺られるかもしれないなと思いました。初めに出てくる注意文のとおりに自己責任でプレイしてくださいね。
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ごはんを探す猫、茜さん。茜さんかわいい! もっちりしていて見られる度にかわいかったです。そのお姿ならそれはもう食べたいだろう! かわいい! ほっこりしました。
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問これはこうなるのかな、と漠然と予想はできたのですが、良い意味で裏切られました。そうか、そういうことだったのかと。展開もオチも見事でした。
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題名のない童話題名のない童話というタイトルが、最後までプレイすると胸にしみました。題名がない、だからこそ残り、続いていくものもあるのだなあと。フォントも含めた演出がとても綺麗で、自然とその世界に連れて行ってもらえることで、切なさがこうじわじわと増していきました。素敵でした。
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喫茶logic良いお話でした。心があたたまりました。途中少しハラハラしたのですが、最後はもう押切君の鈍感さに「お前はー!」とニヤニヤしてしまいましたw 日高さんかわいかったです。なぞなぞもひねりがあって面白く、また解けても解けなくても二人の会話が楽しめました。癒されました。
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ずっとあいしてそばにいて本編もパズルも面白かったです。 パズルで、入れたピースは非表示になる機能があるとよかったかな? と思います。 後、お見舞いに行ったところで、叶君の体が表示されずに、表情だけ、表示されてしまっています。
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いつも仲よしボクの家題からして悪意の凝縮ですけれども、承知してプレイしても堪えるものがあります。この特大の気持ち悪さを、僅か数分で描写し抜いてプレイヤーの気分を害するという手際の良さ、無駄の無さを賞賛せずにいられません。最高にホラーでした。選択肢は一度目はパパ、二度目はママを選びました
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Want To Kiss You初キス達成を目標に彼女と過ごすデートの話。 名前のイメージからツンツンした性格なのかと思いきや、少し素直になりにくいだけの可愛くて優しい良い子で、特に照れた様子なんて本当にベリーキュートだよツン子。ツン子ォ! 実際にチャレンジするかしないかのタイミングはあるのですがトライキスボタン自体は大体どのタイミングでも押すことが出来るので、メッセージのワンクリックごとに試してみたりなどしてました。たのしい。 ゲーム全体のUIもポップな雰囲気で、どことなくミニゲーム感があってワクワクしました。 なおブラウザ版とWindows版でプレイしましたが自分の環境ではゲーム画面内にバッジ獲得ポップが収まり切らず取得できませんでした。それと同時にポップを消すことも出来ないのでエンディングの度に再読み込みしてタイトルに戻る形を取ったのですが何か解決法とかあったのかな……。
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J しかばねジャックと氷の心臓 R-15制限版愛の為に苦しみながら失われた心臓を探す人達の話。 エリザベスルートに行けなくて五時間以上は彷徨ってきましたッエーイ諦めて総当たりした!(貧弱) きっと疾うの昔から昏く濁った底なし沼に胴まで沈んでいた人達のいくつもの思惑や感情が絡み合いながら奈落に堕ちていく。そんな愚かに醜くも愛の為に生きている人間のさまが、美しいビジュアルや音楽と共に描かれていきます。 二周目以降では主人公以外キャラの視点エピソードが随所に追加されるので、既に選択肢等でセーブデータを作ってあっても最初から読み返してみることをオススメします。 先のコメントにもありますが、ちょくちょく変化をもたらしながらも全体の雰囲気と流れを崩さない画面構成がシンプルながらも非常に優れていて、特にイラストが多く演出に凝られた序盤は、その美しさも合わせて一層に印象深く感じました。 良くも悪くも愛の物語です。きっと愛に苦しんで愛に喜んで愛に生きて愛に死んでいく人達の物語なのでしょう。 押し付けがましくも盲信を願うような恋をしているメアリーという一人の女が好きでした。あとリービー老が推しです。