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63659 のレビュー-
バウンドケーキでまたお茶を気がつけば現代風(でも現代よりとても進んでいる)異世界に飛ばされて、かわいいケモミミ少女とボーイ・ミーツ・ガール。とてもかわいいケモミミの女の子アリカさんとの日常をたっぷり味わえる正統派ラブコメゲームです。 エンド分岐として一度だけ出てくる選択肢以外は一本道なので、純粋に物語を楽しむことができました。 @ネタバレ開始 女の子に対して何も免疫がない主人公がパジャマ姿にドギマギするなど、初々しい姿にニヨニヨしながらプレイしていました。 アリカさんが主人公の持ち物を物珍しくちょっと触ったり、主人公自身(正確には服)に触ってみたりするのも異世界に来たぞという感じで、やっぱりニヨニヨしました。 アリカさんがパウンドケーキをバウンドケーキと言ってしまうようになった小さい頃の件が、とてもかわいらしいです。 ありますね、小さい頃の勘違い。 大人になってもありますが、小さい頃だと尚記憶に残るというか。 バウンドケーキというなんだか随分元気な名前もこれはこれで可愛らしいと思います。 主人公がアリカさんたちのいる世界に残ってアリカさんと幸せになるトゥルーエンドもとても良いエンドでしたが、元の世界に帰って3年後に野良猫ちゃんを構ったことで時間が動き出すエンドも、どちらもよいエンドでした。 音楽がとても印象に残るものばかりでした。 トゥルーエンドで流れる曲が特に好きです。 私のプレイではトゥルーエンドの最後の最後でタイトルに戻る直前になぜかエラーが出ました。 タグ:「[startskip]は存在しません」というエラーです。 何回か繰り返してみましたが、必ず出ましたので、ここでこっそり入れさせていただきます。 @ネタバレ終了 女の子と出逢い、日常を送るうちに仲良くなっていくタイプのほのぼのまったりしたゲームが好きな方に是非オススメしたい素敵なゲームでした。 ありがとうございました!
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白雪姫の子「鏡よ、鏡。この世で一番美しいのはだぁれ?」呪われたその言葉によって蝕まれた心が白雪姫に悲劇と幸せを起こすことで有名な童話のその先にある、ほんのりと怖い物語でした。 @ネタバレ開始 歴史は繰り返すという言葉がピッタリとくるような劇的な終わり方でした。 母親殺害エンドでは別の童話がチラリと入ってきていましたが、最後のあの嗤いには「さすが白雪姫の子ども!」と思うところでもありました。 自分のためなら手段を選ばないところがさすがの親子。血は争えないというところでしょうか。 美貌によって悲劇を見た白雪姫も継母と同じ穴の狢として娘を疎ましく思うところ、その娘さえもが自分のためなら母でさえ消してしまうところに背筋が凍えました。 @ネタバレ終了 七人の小人の一人が「カエルの子はカエル」に対する言葉を返していましたが、まさにその通りだなと思いました。 素敵な作品をありがとうございました!
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君に恋してもいいですか?お手並み 拝見(ルビ:カタストロフィ) なんて言葉、センスありすぎて胸が痛い……。あの有名すぎるフリー素材の女の子たちから、こんなカオスすぎる日常が生まれるなんて……(驚愕) タイトルにいる女の子をクリックするだけで始まる女の子とのショートショートストーリーという奇抜なアイディアだけでも面白いのに、本編でも皆さんの言っていることが大体おかしくて笑いました。 結衣さんの中二病っぷりが特にツボでした。 結婚(インフィニティ)してくれるかしら……ドキドキ。 @ネタバレ開始 なんて思ってたら、いらすと屋のゲームでした(ドッシャアアアアアン!!!!! 衝撃のあまり地面に叩きつけられて潰れる音) そして始まる本物の話……が、俺たちの物語はこれからだ!なところで終幕。 いや、もう本当に面白かったです。 @ネタバレ終了 カオスカオスカオスとカオスを300%増量したようなとてもテンポよいシナリオが大変面白い、宇宙の果てまでイケるロケットの推進力並みにパワーのある読み始めたら止まらない素敵な作品でした。 ありがとうございました!
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ファッションサイコパスの災難冒頭から既にサイコパスの並々ならぬプレッシャーを感じつつプレイしていたら1分後に別の自称サイコパスが現れ、あっちもこっちもサイコパスさんだらけになった、サイコパス100%なお話でした。 @ネタバレ開始 昨今問題になっているヤングケアラーにして真性のサイコパスである千夏さんに巻き込まれた加藤くんがとても可哀想なお話でした……自分の世界を理解してくれる人が現れたと嬉々としてついて行ったら、まさかの死体遺棄のお手伝いを頼まれることになるなんて、加藤くんの衝撃が手に取るように分かりました。 初めての共同作業が友人の母親の解体処理とか、もう一生の友情とトラウマ確定ですね……「来世に期待しよう!」という言葉しか加藤くんにかける言葉がなかったです。 「(手伝わないなら)見られたからには死んでもらう」と迫る、千夏さんなら本当に実行するだろうと分かる淡々とした顔に震えました…。 そして、色々な意味で断金の交わりに近しい友人を得た千夏さん、おめでとうございます! 末永く、親友の加藤くんと楽しい日々を過ごしてください(震え声) @ネタバレ終了 タイトル通りのファッションサイコパスの災難(すぎる)物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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ジョーカーの花嫁 フルボイス物凄くクオリティが高く、終始ワクワクするゲームでした!! 本作はフェス作のPVやOPなどを調べている際に動画を拝見した時から非常に期待をしていたのですが、動画では分からないシナリオの完成度も素晴らしく、とても楽しめました。シナリオ(設定・キャラ・展開・掛け合い)、グラフィック、ボイス、ボーカル曲、動画のいずれもとにかくレベルが高かったです! 以下、ネタバレを含みつつの感想です。 @ネタバレ開始 まずプレイして目を奪われたのはグラフィックの美しさです。大きめに描写されるキャラクターの立ち絵CGが本当に素晴らしいな、と。美女だらけの女性陣ももちろんですが、男性陣もキャラ立ちが凄くてプレイ序盤でもう勝利を確信しました。だってメインじゃなさそうな男キャラがどんどん高品質グラフィックで現れるんですから!イベントCGも当然のように素晴らしいデキです。世にも珍しいであろう即BADならぬ即結婚EDのCG群が特に好きで、水着のマリィの魅力なんて本当に凄い。私の知ってる商業の中でも美麗なヤツです。さすがにフリゲのクオリティじゃない。 ボイスも凄いです。本作はストーリーのベースラインはかなりシリアスですが、基本的にはテンション高めのコミカル系で話が進みます。掛け合いを見ていて声優さんたちの熱演には本当に感動しました。ボイスは基本飛ばす派ですが、多くのセリフをきっちり最後まで聴きました。 音楽も凄いです。OPとEDと挿入歌で3曲もあります。いずれもクオリティが凄く、ゲームへの没入感が高まりました。OPの動画も凄いし挿入歌はシーンと相まっての盛り上がりが凄かったです。ゲーム中のBGMもオリジナルというのはプレイ後に知りました。全てシーンにピッタリでした。 最後にシナリオですが圧巻のデキと言って良いと思います。冒頭からラストまで非常に展開が早く一切の無駄がないばかりか、真相がとにかく深い。終盤の種明かしモードになってからの手数の多さには特に驚かされました。練りに練られた設定と構成の破壊力を存分に味わうことができました。私は好きですがほぼ全編ギャグ成分多めなので、そこだけ人を選ぶような気はしないでもなかったです。おまけも素晴らしかったですね。個人的には大好きです。 @ネタバレ終了 というわけでつらつらと見えない形で記載しましたが、 ノベゲファンがプレイ必須な作品のひとつであることは間違いないと思いました!
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【死にゲー】Kill Me If You Can ~殺れるもんなら殺ってみろ~片目に眼帯をしたツインテ帯刀美少女、メイド姿で太腿に銃器搭載の妙齢の美女という字面だけでレーダーにピンとくる方は是非プレイしてほしい、システムが凝ったちょっぴりヴァイオレンスな作品です。 唐揚げの話になるとサッと現れる美しすぎるヤスミンさんが好みすぎて辛い……と思っていたら、結構な難易度で何度もゲームオーバーに(涙) 赤色のワードを記憶したり、適度にセーブしたりと、死を回避するぞと奮闘してなんとか最後まで辿り着けました。 どのワードを記憶しておくのかをチョイスするのが難しく、ゲームとしても歯ごたえ抜群でした。 セーブと記憶がごっちゃになって、ワードを記憶するつもりがセーブして先に進んで「あのワードが……ない!?」となったのもいい思い出です(笑) 素敵な作品をありがとうございました!
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かよわき天使絵を嗜む主人公は同じ時期に始めた他の人たちのほうが上手くなっているのを見ると、自分がしていることが虚しくなっていた。そんな中、かえる場所を探す一人の少女と出逢い―――から始まる、日常に隠した自己を見つめる物語でした。 @ネタバレ開始 アリアさんが主人公を見守り続けた天使として告白するスチルが、大変美麗でした。 誰かと自分を比べて自信を無くし、苦い気持ちと葛藤とともに自分の気持ちに蓋をしてしまった主人公が、アリアさんの言葉に心の奥の眠る本当の望みや気持ちに気づいて再起するトゥルーエンド『かえるべき場所』がとても良かったです。 最後に手を振る主人公の、憑き物が落ちたように晴れ晴れとした顔が思い浮かぶようでした。 @ネタバレ終了 人はいつでも、何度でも、自分自身を変えることができる―――また新たに一歩を踏み出せる。 そんな当たり前のようで、実はとても難しくて当たり前ではないことに気づかせてくれる心あたたまる物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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神々の復讐脱力系音楽とともに始まるやっぱりどことなく脱力系のギリシャの神々の爛れた恋愛事情、ヨナカーンの首を求めたサロメの話、そしてさいごにチラリと出てくる貧乏神様……どの話も作者様の個性全開で、楽しく読ませていただきました。 ギリシャ神話は神々の惚れた腫れたの爛れ具合がピカ一なので、のっけから「ゼウスよ…」と神妙な顔で眺めていましたが、サロメの物語は面白い中に真面目なお話もしっかりと入っていて、絶妙なバランスでした。 『イヴの啓発』の時にもみられたサラッとしていながらも面白い言い回しや描写は今作も大爆発していました。 貧乏神様の話、その結びがとてもよかったです。 素敵な作品をありがとうございました!
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イヴの啓発ゆるっとほのぼのとしたBGMとゆるっとほのぼのした始まりからの林檎・林檎・林檎祭に、「林檎大人気だね!」なんて笑っていたらトントンと予期せぬ展開へと向かいました……ラストが衝撃でした。 @ネタバレ開始 人間不要なのでいっそ猿にでもしてということで、最後に猿のお腹へ吸収されていく二人……アダム、君は何も知らないうちに終了しちゃったね(苦笑) @ネタバレ終了 サクッと読めて、もしかしたらこういう展開もあったかもね!こっちのほうがよかったかも!と不思議な気持ちになれる物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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お姉ちゃんの定理数学の美しさはその永遠性にある―――これには首が千切れるほど頷くしかないのですが、お姉ちゃんの努力できる才能にもまた数学にはない人間独自の永遠性を感じました。 努力できることは才能であると偉人か大学の先生か誰かが言っていましたが、お姉ちゃんは正しく努力の天才でした。 人間は高みを目指し続けることができる、永遠に解けないかもしれない難問にさえも人類の叡智を携えて人を変え代を変えて挑戦し続けること、お姉ちゃんもその一人であることに人間というものが持つ永遠性を感じました。 宇宙の果てにいても、どこにいても、どんな過去も未来も、人は数学に向き合い、その永遠性のある場所に挑み続け、手を伸ばし続け、いつかそこからしか見えない景色を見ようと足を進め続けるのでしょう。 最後に一つ希望の道筋を見たようなあちらのエンドが大変好みでした。 人は人と繋がり、いつか必ずその極地へ至れるのではないか……お姉ちゃんが『お姉ちゃんの定理』を見つけられる日も近そうで、ワクワクしました。 とても素敵なゲームをありがとうございました! タイトルの音楽と雰囲気が、とても好きです。
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雨の袂オープニングから見せ方がお上手で、詩的な文章に合わせて歌う雨の音のようなBGMにとても心地良い気持ちでプレイを始めました。この時点で既に期待に胸を躍らせながら読ませていただきました。 それぞれ個の人間として複雑な感情を持つ2人の距離感や温度が伝わってくる、とても気持ちのいい「読ませる」物語でした。 会話のキャッチボールが軽快で、リアルにそこで二人が会話をしているような臨場感がありました。 主人公の心情描写がとても丁寧で、やわらかなコットンの肌触りのような、読んでいてもっと先が読みたいと思うしっとりとした温度を持った文章が本当に秀逸でした。 人の持つぬくもりや心の機微がひしひしと伝わってくる中で、最後の最後のあの真っ白な背景にあの締めのセリフ、まさに一曲が終わった時に指揮者が結ぶ手のイメージが湧きおこってきました。拍手喝采したい気分です。 少しだけ変化が訪れた2人がこれからどうなるのか……まだまだ先は長そうですが、それでも一つ何か雨上がりの虹のようなものが2人の心に架けられたのは確かだと感じました。 とても素敵な作品をありがとうございました!
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デスゲームは始まらないまごうことなき"始まらない"デスゲーム・コメディのとっても楽しいゲームでした! デスゲームは始まるのか?始まらないのか? 始まったと思ったらやっぱり始まらないのか? とうとう始まってしまうのか!? 最後の最後までプレイヤーを疑わせる(騙す)構成がすごく上手い。 キャラクター同士の軽快でコミカルなやりとりも非常にテンポが良く、選択肢の分岐や各エンディングの回収が全く苦になりませんでした。 それどころかもっと見たい!困らせたい!と思ってしまうほど! さらにこの作品はBGM,SEの選曲、UI周り含めたデザイン等も抜群でした。 ストーリー全く関係ない部分のある種おふざけにも全力で、ただただ作者さんのセンスに脱帽… 個人的にはセ〇ウェイでぶつかりまくるあのシーンがお気に入りです! 素敵な作品をありがとうございました!
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私を人間にしてくださいえもふりで動くかわいいイラスト、素敵な一枚絵、贅沢上質フルボイスなのに事前にオフにもできる気配り、UI、効果音やBGM……どれもこれも素晴らしい。 そしてストーリー面、短時間で回収できるエンドの数々が凄すぎる! 注意事項を確認の上、自己責任でプレイを! イヤホン装着がおすすめ! @ネタバレ開始 意外過ぎる人間になるための方法。魔法とかじゃなくて力技ってw だけどかわいいペルティーちゃんにそんなことできません! と、生ぬるい奴が陥るエンドの数々で笑ってたはずですけどね~。気が付いけば心の臓が悲鳴を……! そうだ作者は「あの」しろうささんだった。とびたいの、なけうさ3と来てこれか! 楽し気な効果音に潜むバイオレンス! 聞いてて痛いのに笑ったり。後の方で隠す気ゼロなのも(笑) イラストもめっちゃかわいいし、ボイスもさすが! じっくり堪能させていただきました! メーデーちゃんの再登場で救いを期待したのに! うわーん! でも元気そうで何よりです! 多くのエンドがどれも良いのがまた凄い! 絶対良くないけど、闇の世界を共にエンドに心を救われました。「アイはイタミ」の後で良かった( ;∀;) 笑いと愛と苦痛と闇……プレイから結構な時間が経っているのに、思い出すと感情がごちゃごちゃ。纏まらない言葉を吐き出すコメント、失礼しました。 強烈に心を抉ってくる―— @ネタバレ終了 もの凄い作品をありがとうございました!
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ゾンビィロックダウン! 感染封鎖の幻燈奇譚読んでいてとても緊迫感が感じられる日常のゾンビ溢れる探索シーン。 戦う主人公の描写も良かったです。 そして奥深いシナリオ。分岐による最後にあかされる展開の違いはお見事です。 @ネタバレ開始 それぞれのルートは勿論ですが、隠しが個人的には一番好みかも。 ちょっと貴那子さん寄り? バッドっぽいエンドに意外で重大な真実が隠されていました……! うーん、単純なバッドではない辺り、見習いたいです。 @ネタバレ終了 面白かったです。ありがとうございました。
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わたしの素敵なおうじさまサスペンス・ミステリー好きの方は必見です! 登場人物の視点が変わるたび、少しずつ真実が明かされていくストーリーは、プレイ中の離席を許さないほどの引力がありました。先の読めない展開を推理しながら進めていくことも楽しかったです。素敵なゲームをありがとうございました!
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Nuishika-ヌイシカ-なかなか3日目Aエンドが超えられず、苦労しながらも無事にFエンドを迎えることができました! 1ミスで各種エンド直行してしまうので、なかなか手応えのあるゲームですが、3日目さえ越えてしまえば後はすんなりいけます! 各キャラクターが個性的&魅力的でした。 自分はコトハちゃんのキャラデザが好きでしたので、最初は彼女とばかりお話していました♪(からのAエンド笑) 男性陣は断然ジャックが好みですね。彼には割とお世話になりましたし、かっこいいです……! Fエンドの展開には驚かされました。 @ネタバレ開始 まさかユーリまでペットだったとは……! てっきり飼い主側の娘さんと思っていました。 ここに辿りつく前にユーリを殺してしまったのですが、ほんとごめん……!となりました。 @ネタバレ終了 最後になりますがラストで流れる曲が、とても良かったです! 素敵な作品をありがとうございました。
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混同仮面タイトル画面と周囲のコメントを見て 「誠実でちょっと気弱な青年(タイトル画面右から2人目の彼)が 強くてちょっぴりエッチな混同仮面に変身! 素性を隠して悪を討つ」 というゲームだと勝手に思い込みプレイしました全然違いました! 混同仮面のめちゃくちゃオープンな登場に 「そんな…」 と戸惑ううちにすっぽんのくだりで「んっフフッ」とリアルに吹き出してしまいました。 そしてもうこの世界の魅力に抗えない体になっていました。 ブラウン管テレビを思わせるゲームウィンドウ、 雑音の多いバックログ(ストーリーが追えないおてんばログ…)、 私欲と私怨のため戦う混同仮面のかっこいいキックモーション (なんて仕上げの丁寧な下ネタなの……) と笑いながら感服しながら才能に嫉妬です! 楽しいゲームをありがとうございました
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スクールシャークB級サメ映画系だ遊んでみようと手を出すと 「校舎にフライングシャーク! これは期待通りの大味ハチャメチャノリだ」 →「おやっ?」 →「意外な方に展開したけどスカッと面白かった! スカッと読めるけど、全体は大味どころがきちんとヒネリがきいて怖面白かったぁ……」 というところに着地する作品でした。とても楽しみました。 @ネタバレ開始 主人公が信用ならない語り手であることを匂わせる描写が丁寧で、後半の展開も 「意外といえば意外だが、彼の激情に流される部分や利己的な所は ここまでの随所に現れていたな」 と納得できる加減がお見事です。 あと『爆発を背にクールに立ち去る仕事人』の絵はみんな一度は描きたいシーンですよね! キマってました! 私もいつかやろう! @ネタバレ終了 面白いゲームをありがとうございました。
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雨にして人を外れプレイを初めてまずタイトル画面の演出に驚きました。 カーソルを動かすと画面が動いて、楽しくてしばらく遊んでいました。 って、そんな話は置いといて……さっそくシナリオを読み進め、「どうして全部モノクロなんだろう?」という疑問を入り口にして、雨の演出によって、世界観が身体にしみこんでいくような感覚を憶えました。 「宙空」といった単語や、「髪が卓上を黒く濡らす」などの独特な表現が(特に序盤に多く)散りばめられ、文章から作者さんの世界が広がっているのだなあと……思いました。上手く言葉にできず申し訳ありません。 また途中の選択肢で、その後の展開が大きく変わる点が面白いと思いました。 @ネタバレ開始 私が好きなのはBルートです。 こちらのほうが恋愛色が強めで、最後の切なさはAルートよりも強く感じます。 身体を重ねる描写が美しく、幻想的で……印象に残りました。 「まだそこに居るか」「居るよ」と確認するやりとりがとても切なくて……素敵でした。 そのエンディングを迎えた後のおまけエピソードで、先輩の主人公に対する気持ちを重ねて知ることができて言葉にならない気持ちになりました。 @ネタバレ終了 シナリオ以外で言うと、グラフィックの演出が素晴らしいと思いました。 OPムービーでのアニメーションには「おお!!」と驚きました。 メニュー画面の傘がくるくると回る演出もすごいです。こちらも楽しくて、しばらく遊んでいました。 素敵な作品をありがとうございました。
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風待ち人 夢追い人(iPhone・iPad対応版)エンディングに泣いてしまいました。 会社は利害だけの人間関係でドライになってしまいますが 友人は大切だと思い知らされました。 私も夢のために仕事を止めてしまったので,いろいろ思い出してしまいました。 夢は逃げない!逃げるのは自分だ。 今は仕事から逃げたのかどうか分からないので、結果で証明するしかないと考えています。 私は死んで悲しまれるより生きて笑われる方が良いと思って生きています。 今は少し辛いですが…ものすごい励まされました。 感動をありがとう!