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49734 のレビュー-
断罪室ほんのわすがな断片から天秤をどちらへ傾けるか、人の運命を指一本で変える―――第三者の立場で中立的に判断することがいかに難しいことであるか、ヘッポコ新人裁判官にでもなったような気持ちで挑ませてもらったジャッジング・ゲームでした。 本当に極々わずかな情報から判断することになり、難しいものでした。 何もしないという選択肢もあるものの、心がどちらかに寄るとそちらに傾きそうになるのが、また人間の心の怖いところでした。 人間性を総動員して一挙一動に注視して一言一句を見逃さぬようにしていても、どちらに置くか、あるいは何も置かないのかを判断するのは難しかったです。 ゲームの構成が素晴らしく、特にセーブ&ロードによる決断の改編を排除したところはリアリティがあってとても良い緊張感を生んでくれました。 ビビットな色使いやクラシック音楽もすべてゲームそのものの持つ魅力の解像度を高めるためのものだと感じ、ハイセンス&ハイクオリティな仕上がりで「断罪室」の世界に没頭できました。 自分自身の価値観などとも向き合えるような面白いゲームでした。 ありがとうございました!
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夏色のコントラスト【リメイク版】例えば、誰かと触れ合わせた人生のほんの一時、そこで交わした言葉が心のなかのうずくまっていた部分に手を差し伸べて再び生きる息吹を与えてくれることもある。 明るい色がより鮮やかに際立つために必要なものはなにか……二人の会話が印象的な、癒しと希望の物語でした。 タイトルの意味がストーリー内で色を持った時、長らく白紙だったキャンバスに魂のこもった一本の線が引かれたような、力強いものを感じました。 @ネタバレ開始 夏の青さと暑さにローカルな景色が加わるともうそれだけでやさしい懐かしさと安心感があるのは何故なのかと思うのですが、私の脳がその景色や光景に対して「これは心を脅かすものではなく、むしろ安心できるものだ」と認識しているからなのか……この物語も背景を目に、音楽を耳にしているだけでリラックスして読み進められました。 文章がとてもお上手で、一番の盛り上がり部分である「絵を描くことをやめた」主人公が再び絵を描こうと思いを新たにするところは、読んでいて胸が弾みました。 明るい希望に満ち溢れた勇気づけられる言葉が、絵を描く端くれとして胸に響いてきました。 音楽がどれも情景に合っていてどれもとても素敵なのですが、エンドロールで流れる牧歌的な音楽「雲のように」が、過ごした時間をゆったりと思い出させてくれる一際素敵な曲でした。 @ネタバレ終了 夏のほんの一時に交わした言葉が明日の自分を変える―――本当に、人生は何が起こるか分からない。 多くの暗い色があるかもしれない、けれど同じくらい明るい色もあり、私たちはそれを信じて何度でも明日という真っ白な未来に色をつけていく。 そんなあたたかな希望を感じるとても素敵な作品でした、ありがとうございました!
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みまわり主人公(学校の先生)が生徒たちへの見回りをし、それぞれの生徒たちの深い部分を垣間見るBLゲームです。 選択肢を一巡すればクリアとなるので、サクッとプレイできて物語そのものを楽しむことができました。 いわゆる主人公と恋愛関係になるものではなく、登場人物たちの日常を一瞬見るような感じで、第三者の立場から見ているという点でこういうBLゲームもあるのかーとなりました。 キャラクターたちの造形がかわいらしく、スチルも鉛筆線が全体の雰囲気をやわらかくしていて、ほんわかした雰囲気がありました。 まだまだあどけなさも残る学生さんたちで、どの子もかわいいなぁと思いました(中には生活がちょっと心配になったりする子もいましたが…!) 素敵な作品をありがとうございました!
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死と月は寄りそって眠る誰もが一度は考えたことがあるであろう「生と死」を正面から扱った作品です。 主人公のモルスはあまりそう感じないかもですが、傍から見たらかなりの偏屈ジジイ。 自身が長年抱いた疑問に明確な答えを持つ奴隷とやっと出会うところからお話が始まります。 偏屈かつ最強なモルスと聡明かつ豪胆な元奴隷の交流が凄く微笑ましかったです。 一方、特殊な立場に置かれた二人の周囲に漂う不穏な雰囲気もビンビンに感じ、 序盤からどんなことが起きてしまうのかと先が気になってワクワクしました。 中盤以降のストーリーの転び方も意外性がありつつ設定との破綻も一切なく、 哲学的に生と死に正面から向き合う2人が最後に出す答えに心を動かされました。 ラストシーンは物凄く感動的で、エンディングが終わってもしばらく泣いてました。 クリア後にきれいに世界観を補完してくれるおまけ群も良かったです。 1時間くらいのプレイ時間とは思えないようなプレイ体験でした。 重厚なテーマと起伏のあるストーリーが楽しめる素晴らしい作品でした!
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美少年育毛剤ロンゲパワー!が合言葉のフェチ大炸裂ゲーです。 登場人物が狂おしいほど狂っていてとても面白かったです。 メイドさんも大好きですが、完全に壊れた研究員たちも好きです。 暗転?演出も突き抜けた表現で良かったです。 以前から声質がピッタリと思っていた通り、 自録りとは思えないプロの仕事っぷりで一言なのに感動しました。 最終的には是非メインキャラに声を当てて欲しい! 男は短髪派の私も楽しめるフェチ丸出しの素晴らしき世界でした! ロンゲパワー!!
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これってモテ期ですか!?感情を上手くとらえた文章と凝った演出に魅せられ、 時折入る格言になるほどと唸り、 可愛い女の子たちとの恋愛にドキドキし、 美麗なスチルにうっとりしながら モテモテ主人公のリア充ライフを楽しむゲーム @ネタバレ開始 …ではありませんでした。 次から次へ気ままに美女たちとの恋を楽しんでいた主人公が陥る、 予想外の事態に心底驚きました。まさかそんな結末が待っていようとは。 自分の行動に責任を持つことの大切さを改めて学べた気がします。 キャラとしてはツバキさんが好きでした。中性的で美しくカッコイイ! 死神とわかった時はとても納得でした。雰囲気にぴったり。 あと珠莉ちゃんが本当は全く違うキャラで、 素に戻るとすごく怖いところなどもツボでした。 @ネタバレ終了 全く予期しない超展開でとても面白かったです。 驚きと学びをありがとうございました! (ノベコレさま登録前にプレイしてしまったので、 いつかバッジ獲得のため再プレイさせていただく予定です…!)
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シラユキ探偵とクロネコ助手 アイドルオーディション殺人事件魅力的なキャラクターのアイドル候補生がたくさん出てくるゲームなのですが、 中身は短い尺ながらしっかり作られたマーダーミステリーでした。 これはちゃんとしたやつだ!という予感があったのでじっくり読んで真面目に選択。 結果、珍しくノーミスで選択肢を当て続けて犯人を自白に追い込んだった!(ドヤぁ) 出てくるキャラたちはみんながメインキャラの雰囲気があったため、 続編で誰にどうスポットが当たっていくのかが気になりました。 面白かったです!
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ふらっと!温泉ルンルン道うわああああああwwwやっとwwwwやっとwwwコンプリートできましたwww @ネタバレ開始 プレイ時間だいたい4時間くらい粘りハクスラ頑張りましたwwwwwww かなり難しかったのは、武器の最後の9個目の発見が鬼門でした・・ww @ネタバレ終了 真のエンディングに到達してる人が全然いないようだったので、よし、それならやってみよう!と挑戦してみましたw システムはかなりおもしろくて、テンポもいいですし、会話の内容もかなりおもしろかったですww特に、警備員さんの狂気っぷりが最高ですねwww 後、アライグマがめっちゃ可愛くて、探索に疲れた時の癒しになってましたw 戦闘のバランスも簡単すぎず、難しすぎない感じなので、よく調整ができているなーと感心しました。おもしろかったです!ありがとう!!
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ショートケーキブラックコーヒーをプレイさせていただき、ショートケーキも気になったのでプレイさせていただきました。 学生時代特有のうまく距離感が取れない二人と、イチゴに似た甘酸っぱい雰囲気がステキなお話でした。 この空気感が自分はとても気に入りました。
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ブラックコーヒー前作はプレイしていなかったですが、ステキな掌編でした。 文字の演出の仕方が、とっても好みでした。 大きいサイズと小さいサイズの文字の組み合わせは、淡くて透明感のある文章にぴったりの演出でした。 @ネタバレ開始 久々に再会した二人が、もう一度思い出の店に行くというシチュエーションが大変良かったです。 二人の距離感と期待と不安が入れ混じる展開に引き込まれました。 個人的にはジンクスなんか気にせず、末永くお幸せになって欲しいです。 @ネタバレ終了
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デスゲームは始まらないすげー、超面白かったです! ギャグテイストに潜む伏線の回収が凄まじい。 UIデザインのセンスも抜群ですが、シナリオの絶妙さに痺れました。 @ネタバレ開始 トゥルーエンドのIFストーリーには、すっかり騙されました。 完全に本当のデスゲが始まったと思っていました。 でも、まさかの主人公が仕組んだ偽デスゲだとは…! そのどんでん返しが爽快でした。 あと、エンディング後の恋するピクトグラムの声優が実は本編と絡むとは思わなかったので、そこも繋がるのかぁ~と大変面白かったです。 @ネタバレ終了 ゲームの進行の疾走感といい、プレイの読後最高です! 素晴らしい良作をありがとうございました!
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Judasplus(ユダプラス)SFと言うべきなのか それとも仮想現実の言うべきか。 かなり深い内容でした…。 ユダの狂気的な愛というか なんというべきか。 そこに惹かれました。 こんな素晴らしいゲーム…いや、作品をありがとうございました!
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修学旅行 ~性格不安定なまみちゃんと僕の物語~ツイッターで制作状況が告知される度にわくわくしてた待望の作品です。 昨年のエレベーターから更に親切美麗レトロに磨きがかかって、これホント無料でいいの…?。 キャラメイクが楽しすぎて全然電車に乗れません。悩みに悩んでまみちゃんの外見に寄せた疑似まみちゃん(命名まみお)で出発しました。6000兆通りすごい。 電光掲示板はリアルだし背景ドット絵がすばらしいし、本当に京都旅行している気分になれました…え…うそ…で…しょう…? @ネタバレ開始 かちょう!!(愛しい人と再会のBGM) @ネタバレ終了 ボリュームたっぷりサポート機能は至れり尽くせりでエンドを迎えるほどにお楽しみも増えてお得感がすごいです。 すばらしすぎるゲームをどうもありがとうございました! (貼る画像をまちがえて再アップしました。すみません;)
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残照に焦げる
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逢魔時の家路(リメイク版)美しい音楽と二人だけの会話がベストマッチして切なかったです。彼の最後の言葉に心にズンッときました。 @ネタバレ開始 親の話のときに最高に泣きたくなり、余韻に浸っているときにまさかの事実にとても驚かされました。え?そういうことなの?と思っているうちにストーリーが終わってしまい2周してしまいました。 とても短い彼の最後の二言ですべてがひっくり返る、隠された事実が判明するのがすごいです!淡々としているような彼の表情が変化したあのイラストが好きです。 @ネタバレ終了 短くもこんなに心に残る切ないストーリーをありがとうございます。
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死に戻り階段若返りの階段のお話。 本当にそんなのがあったら行ってみたいよね~とのんきに考えていたら予想外な展開になって驚きました。これはとても予想できない! ED曲やタイトルロゴがおしゃれでした!
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逢魔時の家路(リメイク版)綺麗な夕焼けの中での二人の会話。 短いのに心をぎゅっと掴まれました。 バックログのイラストもかわいかったです! @ネタバレ開始 これから二人で一緒にいられるのだろうか…と考えたり。 @ネタバレ終了
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暗がりビオトープ色数を抑えたオシャレな画面と、人の温かさを感じる人間ドラマが魅力的な作品でした。 このようなゲーセンに行ったことはありますが、薄暗くて近寄りがたい印象でした。なので、作中での描かれ方は新鮮でした。 大人と子どもの距離感の違いとか、ユーキの置かれた状況とそれに伴う心境変化とか、自分の居場所とか、やりたいこととか……、私の中の言葉にならない部分にクリティカルヒットしました。 @ネタバレ開始 特に、ユーキにとってラックがいかに大切な居場所だったのかということ、ミホさんとサクラバさんとユーキの3人がバラバラになってしまった切なさ、ラックから巣立っていくユーキの姿に胸を撃ち抜かれました。何をどう良く感じたのか、全然言葉にできませんが、とにかく良かったです。こういう話、とても好きです。 最後のサクラバさんの手紙にはうるっとしました……。家族ではなく、年も離れているけれど、大切に思ってくれている人がいるのは、本当に素敵なことだなあ……と思いました。 @ネタバレ終了 やるせないことは往々にして起きるけれども、それでも人の優しさや希望を信じていきたいなと、温かい気持ちになれる作品でした。ありがとうございました!
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修学旅行 ~性格不安定なまみちゃんと僕の物語~まみちゃん、ごめんなさい・・・ から始めさせてください。 次は、違うまみちゃんになるよう頑張ります! ゲームの楽しさだけでなく、 ドット絵でこれだけの作品を作れるのか、と、 そのことに感嘆し、 つい、まみちゃんがうっかりになってしまいました・・・ 本当のことを言うと、 コードが知りたいくらい素晴らしいです! コード集など、お考えでしょうか? どうしたらこんなふうに作れるのかと、 ため息つき通しでした。 80年代のゲームを装った 恐るべき21世紀ゲームでした。 本当にありがとうございました。
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逢魔時の家路(リメイク版)もの悲しい物語。 @ネタバレ開始 主人公がついに話しかけた理由が最後の言葉から想像できます。 残される者についての会話が交わされていたことが主人公の選択の重さを表しています。 @ネタバレ終了 backlogにも素敵なイラストが描かれているので見ていない方はぜひ確認してみてください。