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63047 のレビュー-
雨の袂プレイ致しました。 しっとりとした青春の物語です。 登場人物が実在して人生を刻んでいるようなリアリティと、切ない感情描写が味わえます。 学生の頃、こんな関係の人がいたら素敵だったろうなぁと思いながら彼らの物語を見届けました。 切ない系青春時代を思い出すのが好きな方に思い出すのが好きな方は是非一読ください。
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スクールシャーク主人公である中学校教師の渡辺先生が、校内に現れた「サメ」と対峙したことから始まる、まさしくスクールシャークなお話でした。 B級サメノベルと概要蘭にありましたがパニック映画のような雰囲気ではなく、むしろ淡々と紡がれる物語は日本のホラー映画の趣があったように感じます。 また残酷な描写や怖い展開などのホラー要素は思っていたほどなく、サメが一体何なのかやその元凶を探していくことに重きを置いたサスペンスに近いような気もしました。 なにより特筆すべきはやはりサメ!! 陸地にいれば安心というサメに対してのアドバンテージが無になる、空中を泳ぐという異質な存在に恐怖しました。いやいや、これじゃ人間に勝ち目ないだろ~と思いましたが、本当の敵はサメではなかった…! @ネタバレ開始 後半、まさかまさかの展開で驚きました。 途中から不穏さが漂い始めてはいましたが、魔がさしてサメを利用しているだけなのだろうと信じていたので浅井さんが指摘するまで全く気づかなかったです。むしろ気の毒な人くらいに思っていたので、そうか、そういうことか…!と納得しつつも、豹変ぶりを少し残念にも思いました。本性をむき出しにしてきた彼がサメの数倍は怖かったです。 恨みをかってしまった浅井さんの闘いは続きそうですね…。終盤でいい意味でのギャップにより好感度爆上がりした浅井さんには、ぜひ今後も活躍してほしいなと思いました。 @ネタバレ終了 サメノベルとしての醍醐味はもちろん、人間の恐ろしさについてもつぶさに描かれた、肝の冷えるお話でした。とても面白かったです。ありがとうございました!
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彼女のためにあいつを消したい面白そうなシナリオだと思ってはいたのですが期待以上に面白かったです! シナリオは非常に分かりやすく、分岐後の展開も豊富で楽しめました。 シナリオだけでなくグラフィックもとても綺麗で、特にメインヒロインの可愛さは抜群でした! EDはおそらく5つで、私がプレイした際のクリア順はDCBA⇒TRUEでした。 本作をプレイする場合は是非TRUEまでは一気に見てほしいですね! 私はプレイ経験豊富なので初回エンド到達時にTRUEの分岐は分かりましたが、 誘導ヒントが絶妙かつ超自然なので少し注意すればきちんとクリアできます。 個人的には最初に拝見したDエンドが凄く好きで、銃の破壊力が一気に実感できました。
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エソラノコト淡い色彩の雰囲気と、停滞したようなノスタルジックがとても良かったです。 @ネタバレ開始 何よりも、彼女の本当の願いから、 最後の 『待っ』からの暗転、そして日常へと戻っていく瞬間 そして最後のエンディングと歌詞 この流れが本当にぎゅっと心がつかまされました。 たったプレイ時間15分で、切なさをぎゅっとつかむ これだからフリゲだったりこういったノベルゲームは止められないと 思わせてくれる作品でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品でした。ありがとうございました。
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クリスマスを切り抜けろ!様々なパロディと課長さんのクズっぷりが突出しすぎて面白かったですw 家庭では良い人なのに! 登場人物達が全員クセ者で、憎めるような憎めないような絶妙なラインを保ちながら猛スピードで進むお話を楽しむことができました。 きよ彦が一番好きですw
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絶望の螺旋TwitterのTLでRTかなにかで「4画面同時プレイのゲームです」とお見かけしたときに「4画面同時とは?」と気になっていましたが、実際に触ってみると、確かに仕様が仕様なのでご紹介の通りに中級者から上級者向けではありますが、大変面白い作品でした! 慣れるまでは特定の人物の画面のアイコンをひたすらポチポチポチポチ押し続けたりするちょっと下手なプレイをしていましたが、特定の重要なシーンでは関連キャラの場所や時間軸を合わせてあげると進めるのね!と気づいてからは、一人一人を進めていく楽しさと、進めることで「このキャラを進めて、あとこのキャラも進めて二人を出会わせて…」という楽しさ両方が味わえました。 物語の構成が4(5)画面ならではで、他のゲームでは絶対にできないことだなと思いました。 ゲーム画面を4(5)画面にしようという作者様のアイディアに脱帽です。 @ネタバレ開始 シナリオに関しては、どこまでもどこまでもそれこそ螺旋を落ちていく千草さんが可哀想でした。 特に2章に入ってすぐの部分はもう本当に「千草さんがー!!」となりました。 左下の画面だけが度々真っ暗になるのはもう心情から仕方ない!とは思っていたのですが…ついに白鳥先生に手をかけたり、勇治さんにまで手をかけたり…と、千草さんがどんどんもう後戻りできないところまで進んでいく様子に戦慄し、ついつい千草さんばかりを進めたくなってしまいました。 左が大変なことになっている時、右では電車から降りた二人の間では「ちょっと電車酔いしたかも」というほのぼのした話が繰り広げられていて「電車酔いしてる場合じゃないのーー!!」となったりしていました。 その後に千草さんが無限飛び降り自殺し始めたあたりで「もうその辺で許してあげて!!」となりました…。 (『ネクロノミコン計画』が明かされた後に学校を再度調べるところでかなりの足止めをくらい、一度詰みかけました…4(5)画面を進める難しさをトコトン味わいました…) ムービーや演出も大変凝られていて、最初に立ち上げたときのタイトルまでのキャラクターたちの出てくるシーンはもちろん、バトルの攻撃エフェクトや相手や自分が攻撃する時のカットイン風の動き…と細かな演出面も素晴らしく、見入りながら進めさせていただきました。 @ネタバレ終了 複数の画面を同時に進めるというゲームをプレイしたのが初めてで、アイディアを実現させる作者様の技術力に感服いたしました。 ストーリーもとても面白かったです! 素敵な作品をありがとうございました!
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ジョーカーの花嫁 フルボイス巨乳好きなためIQ36しかないチキンが通りますよーという冗談は置いておいて、会話などシナリオのテンポの良さがアニメなどに似た非常に滑らかかつ疾走感のある軽快さを持っているので「ノベルゲームで長いのはちょっと…中ダルみしそう…」という及び腰の方にも気軽に遊んでいただけるゲームだと思いました。 即バッドエンドは今まで他の作品たち(主にホラー系)で浴びるように経験してきましたが、まさかの即結婚エンドには驚きました。 世の中には死ではなく幸せにつながる即エンドもあるんだと初めて知りました。 ムービーやグラフィックも大変クオリティが高く素晴らしいと思いましたが、ボイスが際立って素晴らしかったです。 声優様の技量もさることながら、ボイスが小さすぎることがなく、また大小の不揃いやノイズがなく全員の声が均一に聞きやすい大きさで再生されるというのは驚きました。 ノベルゲーム、特にギャルゲーやハイテンションでノリの良い作品が好きな方はハマるゲームだと思います。 ミステリー部分もしっかりミステリーしていて、奥深かったです。 ありがとうございました!
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少女の時空皆既日食かわいい絵柄とは対照的に、主人公の陽介くんの心は毎日が太陽も月も見えない曇天。 心を閉ざして自分を守る日々にメリーと名乗る不思議な女の子が現れて、久しぶりに家の外へと出ることに…。 表示されている陽介くんの顔が常にどんよりしていることが多く、この子が笑える日は来るのだろうかと親心にも似た気持ちで見守りました。 @ネタバレ開始 ゆづきさんが作り笑いをしていることが多かったので「なぜだろう」と思っていたら、ゆづきさんも学校では辛い目に遭っている様子が教科書の件から見えて「イジメ、ダメ、ゼッタイ」という言葉が自然と浮かんできました。 トゥルーエンド?のほうでは、暦くんとゆづきさん、陽介くんの三人の止まった刻が動き出した様子が見られて嬉しかったです。 なにより、陽介くんがまた一歩を踏み出せそうな雰囲気が良かったです。 池の中で3人で抱き合っているスチルが最高でした。 メリーさんの尊大だけどどこかたどたどしい話し方が可愛く、純粋であるがゆえにストレートに伝わる物言いが好きです。 言葉にしないと伝わらないと言われますが、本当にその通りだなと。 大人になるにつれて皆がプライドや恥ずかしさで覆い隠すことが多い本音や正直な気持ちを、メリーさんがズバズバと忖度も何もなく語る様子が心に響きました。 @ネタバレ終了 また皆既日食が話題になる頃、メリーさんは陽介くんたちに会えるのかな……陽介くんが「あの時、メリーが来てくれたから」と笑って話せる日が来るといいなと思います。 素敵な作品をありがとうございました!
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失落園で朝食を(ディープ版)本当にどうしようもない人間でも愛玩するような歪んだ愛おしさがあれば、一生続く鎖で縛りつけておけばいい……頭の中にそんな言葉が浮かんだ、歪みと純粋さとが奇妙に入り混じった物語でした。 当人たち以外から見ると狂気の沙汰と判じられて一蹴されそうな関係でも、二人から見たときにはその狂気性も一種の純真無垢でもあるのだろうと思われました。 ブラッドさんの性格や心などまで加味すると、最終的に今の関係に落ち着いたのも必然であったかもしれないなと思わせる説得力のある心理描写が秀逸です。 歪んでいるはずなのに、その乱反射する光の中には確かに得も言われぬ純粋さがあるような、そんな印象を抱く話でした。 ブラッドさんとクローディアさんの歪な双方向の想い、視点切り替えによるそれぞれの内面が見られるシナリオが面白かったです。 素敵な作品をありがとうございました!
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黒い獣と契約の夜美しいイラストに心惹かれてプレイさせていただきました。 イラストだけでなく演出面も大変凝った作品でした。 動画を随所に入れながら進む演出は、イラストとも相まってほの暗く美しい世界観を表現されていました。 攻略をもとにすべてのエンディングを見させていただきました。 @ネタバレ開始 Trueエンドはかなりびっくりしました。 まさか主人公は少女を投影していたとは、まったく思いもよりませんでした。 でも、二つのエンドのクロとシロの対応が主人公に寄り添っていてとても好きです。 温かくて儚い物語を感じました。 個人的にはクロちゃんがタイプでした。黒い翼いいよ、イジワル天使いいよ。 @ネタバレ終了 素敵な物語、ありがとうございました。
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カンナ 可惜夜の星廻り美しく壮大な宇宙のグラフィックに惹かれてプレイしました。 カンナさんがとある事情から星巡りをしていくこととなり、その過程で自分の心の軸とも向き合いながら成長していくヒューマンドラマでした。 @ネタバレ開始 目の前の一人を助けたい、一人一人の命を大切にしたいと思いながらも現実は見捨てなければならない辛く苦しい時もあり、その辛さを胸にカンナさんが前へと進み続ける姿が、とても胸に響きました。 膨大な知識があったり、特別な能力があるわけではないけれど、それでも自分が歩んできた人生で見てきたもの・触れてきたもの・培ってきたものの中から、譲れないと胸に誓うものがある……そんなカンナさんの意志を貫こうとひた走る姿、あの瞬間の煌めきは星の輝きよりも美しいと感じました。 自分が選んだ行動には必ず結果が待っているのは当たり前のことですが、時として人は自分の行動の結果を「誰かのせい」にしたくなる…けれど、人生とは上手くいかないこともすべて含めて自分が選びだした道なのだと本作を終えたときにしみじみと思いました。 そして、自分自身で選んだからこそどんなに辛くても苦しくても、歯を食いしばってでも進まなければ前へは進めないということも。 アルシャクさんが好きだったので、最後はハティプールさんと言葉を交わすことができてよかったです。 初めは怪しい人だなーとちょっと警戒していたのですが、途中から登場が楽しみでした。 クリア後にすべてのCGが埋まったCG集を見るとまた壮観で、カンナさんとハティさんたちの星巡りを思い出しながら1枚ずつまた眺めさせていただきました。 @ネタバレ終了 星々の大海のグラフィックがとても美しく、深淵にも近いものを秘めた深青のスチルの数々に溜息がもれました。 素敵な作品をありがとうございました!
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白い日傘とアンデッド最初はホネ子ちゃん可愛い~!とぽやぽやしていましたが、最後にはホネ子……ホネ子ォォォッ!!!!と叫んでしまう程度にはホネ子に惚れてました。 表情豊かでどんどん愛着が湧いてきます ストーリーもテンポよく進むのでとても読みやすいです。 個人的にはハッピーエンドがとても好きです ぜひ彼女の最後の姿を皆様にも見て欲しい……。 素敵な作品をありがとうございました!
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儚き魔術師は虚無に棲む次から次に出てくる数学の美しさ、公理や定義にまで触れられている細やかさにもうニヨニヨしっぱなしでした(拝み) 数学が苦手で素数やら積分やらの言葉を見ただけで「うっ、頭が…!」となる方にも読んでほしい、大変面白い物語です。 @ネタバレ開始 ゼロって本当に美しいですよね。 0がないと1は存在できないんだなぁと思うと、0という数字の隠された完全性に惚れ惚れします。 存在していないが存在している、存在しているが存在していないのどちらにも属するものに名前をつけるという発想を5世紀にできたことは人類全体の幸運だと思います。 猫師匠のレッスン、どれも面白かったです。 全エンドを無事に見られたのですが、初回プレイで到達した後継者エンドと猫さんと再会&別れエンドが好きです。 虚無の空間に絶対に棲んでいるだろうなーと思いながら、プレイを終えました。 猫さんがアオさんの首にKissしているスチルがさりげない狂気と愛情に溢れていて好きです。 逃げられないから強制的に「レッスン」も受けなければならない環境とは…! その環境の後でオイラー港の再開の時に「ありがとう」と言えるアオさんのメンタルは確かにルナティックなほどにタフです…!! @ネタバレ終了 数学好きさんも数学苦手さんも数学嫌いさんも、どんな人でも楽しめる物語でしたので、たくさんの方にプレイしてほしいと思いました。 疲れて脳の回転が鈍くなっていると師匠のレッスンが異次元語にしか見えないかもしれませんが、ちょっと腰を据えて数学に触れるぞーと思っている時だとスルスルと頭に入ってくると思います。 素敵な作品をありがとうございました!
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非実在都市伝説の作法 Imaginary Fakelore終始落ち着いた雰囲気で、でもそれはかなり独特で噛み応えがある作品です。 良い意味で生々しいというか、もしかしたら自分達の世界で本当にこんな話があったり…と思えたりもします。 寝る前や落ち着きたい時に、ゆったりとプレイするのが合うかも知れません。 素敵なゲームでした、ありがとうございました!
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これってモテ期ですか!?沢山の女の子とイチャコラしちゃうぜヒャッハー!っと思っていた私も居ました そんなことは…なかったわけではないがなかった! 恋愛ゲームというジャンルを上手く使った作品でした、どの女の子も可愛くってこんな可愛い女の子達にこんな目で見られるなら…と思っている自分が存在している時点でもうダメだ 地獄に垂直落下 個人的には後輩キャラの凛ちゃんが好きです シナリオ選択画面での反応もグッときちゃう 素敵なゲームでした、ありがとうございました!
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クラヴィーア機械帝国に自分の共和国を滅ぼされ、すべてを失った少女が打倒帝国のためにかつて侍らせていた異能持つ女性たちに声をかけるのだが……SF風の異能バトルもので、異能を含めて個性的な子ばかり。 終盤になると異能を使ったバトルが繰り広げられますが、異能の特徴によって戦い方が違うので読みごたえも抜群でした。 選択肢は冒頭の一箇所のみで、どの女性に声をかけるかだけでルートへ進めるので、全ルート到達しやすいのも遊びやすかったです。 @ネタバレ開始 個人的に一番好きなルートは女優さんルートでした。 女優さんがニコニコしながら敵を追い詰めていく様子が大変格好良く、肉弾戦に頼らずとも内側から崩壊させていく姿に痺れました。 ボスとの恋の駆け引きにも似たやり取りも最高でした。 @ネタバレ終了 異能バトルものが好きな方にもライトなSFが好きな方にもオススメしたい作品です。 素敵な作品をありがとうございました!
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モモタロウさん、モモタロウさん超有名人のモモタロウさんの、知られざるその後のお話……なんですけれど、こんなモモタロウさん知らないってなりました! 数年の間にどうしちゃったの!? @ネタバレ開始 登場人物全員イケメン&可愛らしく、眼福でした。 イヌ・サル・トリの御三方が特徴出ていて良かったです! タイトル画面や、鬼退治を提案した時の御三方の反応が不穏極まりなくて、どういうことだなにがあるんだと気になってぐいぐい読み進めました。 誰も死なないエンド3が良いですが……モモタロウさん改心するのかなぁ……? みんな仲良くすごせるエンドは、妄想で補います! @ネタバレ終了 こんな未来があるかもしれないと思える、面白い作品でした。 ありがとうございます!
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可惜夜の愛州中学校プレイさせていただきました! 驚いたのは他の作品もそうですが、作り手様のセンスに脱帽です! どうやって作ってるのか不思議です! そしてプレイして感じる首筋に走るぞわぞわとした焦り。 怖すぎて攻略見ながらで進めました・・・。 それにしても助手子さんの豪胆さがすごいです。 私と迷ってるのと同じ時間、ずっとあそこにいさせられるなんて(2時間強笑)。 とても面白(怖)かったです。ありがとうございましたぁ・・・(T . T)
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迷子のアレスくん迷子に声、かけました! ありとあらゆる会社に採用するべきシステムですよね。美少年。 お姉さんにシンクロしすぎたせいか流血のタイミングがドンピシャでした! お恥ずかしい・・・(*´-`) 素敵な作品で面白かったです〜!
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常夜の品さがし初見でもTRUEENDにいけるほど難易度も高くはなく、最後には思わずウルっと来てしまいました。 幽霊や妖怪が好きな方は好きになれるし、不思議な世界を楽しむことが出来ました。 ありがとうございました!