チップを送付できる作品
35669 のレビュー-
大きな木の謎当たり前のように様々な動物たちが一緒に生活していて、当たり前のように大人達が子供たちに優しく接してくれる。物語が進むにつれて、それを一層感じるような温かなお話でした。 謎解きはいくつかの空欄に答えを入力するタイプのもので、町の人の話や空欄を見ることで気づきがあったりもしてとても新鮮でした。 個人的にはクリア後の謎3が、町の人の話を聞いてもちょっと悩む難易度と、分かった時に素敵だなと思う答えもあって、お気に入りです。 最後の謎は入力できる答えが2つあって、よく作ったなあと作者様の発想に感心してばかりでした。2つ目の答えについてヒントもいただきありがとうございます。 文意は分かっても空欄に入れる言葉が思いつかない、というのもこの謎解きの醍醐味で、問題の註をヒントにそれっぽい言葉をひたすら連想して答えにたどり着くという。 どの問題も「AのB」とか「Cである」みたいな複合的な言葉が入る訳ではないので、これから遊ばれる方は是非最後の謎まで楽しんでみてください。真実EDは少し別の見方も必要ですが…。
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荒野の復讐者父親を何者かによって殺されてしまった少女ルーシーは、犯人への復讐を果たすため、犯罪者の流刑地となっている火星に行くことから始まる西部劇風物語。全3エンド、1時間程度で読了しました。 アコースティックギターを基調にしたBGMが、乾いた世界観に非常にマッチしていて、音楽を楽しみつつ最後まで一気に読むことができました。背景も細かく作られており、動的演出も多いので、文章を読むのと同時に一本の映像作品を見ているような感覚がありました。シナリオも映画のようにとても軽快なテンポで進んでいきます。 基本的にルーシーとリンゴのコンビで物語は進んでいきます。2人の関係性はカラッとしつつも、何だかんだでお互いの意思を尊重したり助け合ったりしてしまうので、読んでいて心地が良かったです。脇役のキャラクターもいい渋さを出していて、とても格好良かったです⋯⋯! 未プレイの方はぜひ、荒野の世界で繰り広げられる物語を読んでみてはいかがでしょうか。
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今夜デッドライン徹夜のガバガバ集中力で確認不足のまま入稿するなとあれほどーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!! ※めちゃくちゃ面白かったですどうあがいてもデッドエンドー!! タイトル画面のゲームスタートが地獄行きなのがまずツボでした笑 分岐に戻してくれる親切設計も良かったです!
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Helloかわいいオバケに会いたくて色んな部屋を探索。でもやっぱり気になるカラフルな飛沫………別の部屋に移動するのがちょっと怖くなる時もありました!何があったのか何の場所なのか想像を掻き立てられて、シンプルなのに不穏さも感じられて素敵です。
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電波男はお呼びじゃない!超ハイテンションな少女漫画という印象を受けました。 過去を回想する真面目なモノローグから始まったので油断していたのですが、その後の主人公である取香さんの登場シーンがかなりインパクトが強くてびっくりしました。 語りすぎも語らなさすぎでもあまり良くないとは思うのですが、過去の自分から変わろうと今の取香さんになった彼女がたとえいい結果を招いていないとしてもとても立派だと思いました。 上部さんの登場シーンもすごくインパクトが強くて勢いにのまれそうになりました。とてもきらきら……! 2人の会話がテンポよく漫才のようで大変面白かったです。 上部さんは確かに電波ですしいろいろと言動が危なっかしいですが、根はとても優しくて純粋であり手放しでこんなに想ってくれる人もなかなかいないと思うので、2人にはこれからゆっくりとお互いを知っていって親密になってくれたらなあと思います。 最後のシーンで使われていた上部さんの立ち絵の笑顔がとても素敵でした。 素敵なゲームをありがとうございました!
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私の【怪】験談プレイしました。構成がすさまじく、短いながらも非常に起伏にとんだ物語でした。あと女の子が可愛い。大学生たちの会話の流れも自然で一瞬で物語に没入することが出来ました。こんな可愛い(ネタバレ)がいてかつ安宿なら、迷わずに入居するのになあと思わないわけがない、そんな作品でした。
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大きな木の謎大きな木の謎を遊んでいただいた皆様ありがとうございます。 感想を読ませていただくたびに、私もあたたかで優しい気持ちになっております。 ありがとうございます。 アリエール真白様 誤字ご報告ありがとうございます。「ら」消しておきます。 ありがとうございます。
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サリエンシー7年前、ある場所で出会った少女と再会する物語。20分ほどで読了できました。 明言されていないこともいくつかあるのですが、その曖昧さが本作品の魅力を高めていたようにも思います。 個人的に1番気になったのは、サリエンシーとは何かということです。脳科学の分野で実際に使われている用語のようですね。そちらの意味と合わせて考えると、サリエンシーとは、「周囲と比べて際立って見えてしまっている状態」を指すのでしょうか。主人公は高校では顕著に起こしていなかったことを考えると、周囲の環境の影響はやはりあるのでしょう。ただ、だからといって周りが変われば解決するものではなくて。彼女らは、月ステーションを出たあとも苦しみを抱えており、生きにくさは今も続いているのでしょうね……。それは、悲しいくらいどうしようもないことなんでしょうけど。それでも読者としては、彼女らに生きつづけてほしいと思ってしまいました。さまざまな考察に耐えうる、良作だと思います。
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夢もすがら花嵐タイトル画面から伝わる良作感。雰囲気のある絵柄、台詞…私の考察通りだと変則的な2つのエンディングなど、予想を違えず素敵なゲームでした!あ、そして獏ちゃんが可愛いです(*'ω'*)
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煉獄の丘副作用あり服薬運転ダメ絶対。 どこかふわふわした印象だった煉獄が、それでも現実から地続きとなっているような人々とその感情風景を目の当たりにすることで急激に冷えていくようなシーンがすごく良いなあ、と思いました。半永久の世界であっても人間は人間。 ニシナちゃんに何となく不思議な子というイメージがあって、それが最後まで拭えないままラストシーンに至ったのですが、はたして彼女がどうしたのか非常に気になる余韻のあるラストでした。色んな解釈の幅がある書き方かなって……。 (以下ネタバレ含) 最初に言われた時に、これ、あれでは? と思ったのですが、更に詳しく聞いていくと何となく夜っぽいので時間が違うかな~、と思い直したのですが、でも、これは多分そういうこと……ですよね。 文字色の違う台詞、初見の際はそこまで気にしなかったのですが本当に数秒もしくは数瞬の差で彼女は何年もあの煉獄にいたのでしょうね。そんな彼女を本当に出会って間もない会話で心から説得できたか、と考えると、うーん。 どうせなら握るのは両手じゃなくて彼女の手の方が良かったんじゃないかな……。
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シークレット・ガーデンずっと花が咲き続ける秘密の花園。そこで目が覚めた主人公と、その花園にいる人たちとの物語。全6エンド、約40分で読了しました。なお、主人公の名前は自由に入力できます。 タイトル画面の演出・全体のデザインがとてもおしゃれな作りをしており、クラシックのBGMも相まって、どこか現実世界とは違う独特の雰囲気の中で読み進めることができました。選択肢は多めで、1日の最初に(合計3日間)主人公は話したい相手を選ぶことができます。1周の時間はそんなに長くないので、快適に全てのエンドを読むことができました。 物語の部分については、最初の段階で「絶対に何かあるよな」と思いましたが、全エンド回収後は「なるほどなあ⋯⋯」と頷いてしまいました。具体的な答えが出てくるわけではありませんが、冒頭に出てくる言葉や写真の部分から自分なりに想像して、確かに「狂ってる」と言われても仕方ないだろうなと思いました。名前の入力についても伏線だったのは、個人的に驚きでした。
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サリエンシープレイしました。今までの作品で一番小説感があったなあというのが第一印象です。文章がきちんとしていて、おっと思わせる表現も多々あり、それでいて喜怒哀楽の感じられない語り口が不気味で、作品独特の空気感がうまく醸し出せていたように思います。キャラクターのどこまでも透明な表情が魅力的な作品でした。
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Rabbit Roomうさぎのケビン(と時々現れるゆかいな仲間たち)とお話をするゲームです。 話の内容は「何でもない日常」という感じで、まったりゆるゆるとした会話を楽しむことができました。 テキストのバリエーションもなかなか豊富なのでつい長居してしまいました。いつでも温かく迎えてくれる彼らが好きです。 素敵なゲームをありがとうございました!
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毎日地獄の底にいる捻くれねじくれ凄く口の悪い主人公に共感を持てるか持てないかがポイントになりそうですが、多くの人は共感と言うか「あぁこういうこと思っちゃうよなぁ」となって、するっと話の内容が入ってくる印象でした。 こう……性格悪い子良いよなって(語弊が生じる言い方) ドロドロしてるのにどこかさっぱり出来る、さっぱりしてるのに喉に絡みつく、そんな素敵な作品でした……。
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毎日地獄の底にいるみづしきさん、ありがとうございます…! 主人公、ぶっちゃけ滅茶苦茶性格が悪い子なんですけど、 だからこそ下手に言い訳というか、自己弁護させると 余計に嫌な奴になっちゃうな…と思って、言いたい事だけ言わせてやりました! おぉ…まさか主人公に感情を向けて下さる方が居たとは…! 彼女に代わってお礼を言わせて下さい、ありがとうございます! ふふふ…アレな人に好かれる人が、まともな訳が無いよなぁ…! という主義? 持ちなので、あんな感じになりました…! ギャグ系のセルフパロ続編も有りますので、もし良ければ其方もどうぞですー! https://novelgame.jp/games/show/2474
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ゆーたん公式Twitterで「救いがある・シリアス」といわれていた作品。 @ネタバレ開始 その通りでした……。 ボイスドラマモードは字幕付きの動画を見る感覚で見られました。 特にゆーたんの声と絵の存在感が良いです。感情表現とか、ふわふわした毛並みとか。 あと、おまけの情報量…! 個人的にはこういう制作者の話見られるの好きです。読むの楽しい。 設定画面のテキストにもこだわりがあって充実してました。 @ネタバレ終了
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ゴブガリゴブガリ ゴブリンになって勇者を巣穴から追い出そう!ADVゲームブック。イラストがとても素敵でした。モンスターっぽくあり愛嬌もあり、武器やアイテムを装備したときの変化も良くとても楽しめました。フィールドも羊皮紙風に描かれて、ゴブリンの住居が雰囲気良く描かれていたのも素晴らしかったです。どのアイテムをどう使うかの試行錯誤が面白く、エンドも5つあり探すのが楽しめました。
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取調室しっかりとした文章で読ませる作品。誰が犯人か、動機は何かといった材料を過不足なく出してくれたので自然と推理することができました。エンタメ的な部分に頼らなくても読ませる文章力を感じました。
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隣人と和解せよニアちゃんだけじゃなくてUIもすっごくうごく! カルテを表示したり、そこにも細かくSEがあったり、色んなところに拘りが見えて非常に素敵なゲームでした。 始めはスクリーンショットのニアちゃんの表情の理由が知りたくてDLしました。細かな立ち絵の動作パターンだったり、ストーリーに合ったフォントだったり、場面に合ったBGMのまま余韻を残してスタッフロールが流れるところも、どれも丁寧で惹き込まれます。そしてニアちゃんの瞬きだとか、その間だとか、笑顔もとても…とても好きです… すべてのEDを拝見しましたが、どれも予想が付かなかったりまったく別のお話になっていたり、EDタイトルですらも対比になっていたりしてすごい…好きなところがあり過ぎて文章がくどくなってしまうごめんなさい…!まずキャラデザが神…!ネタバレになるからあんまり言えないけどあれもすごい…あれ…あれですあれ…びしゅん!(なんとかして伝えたい) 何だか理想的なゲームのお手本のようでした。作るひとも楽しむひともぜひぜひプレイして頂きたい一作です。
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電脳天使心中甘く切ない心中物語。live2D的に動くアマツカさんがとてもかわいい。 人生に行き詰まった閉塞感や苦しみと、対比的に描かれるアマツカさんの優しさや全肯定感は甘く陶酔的で、どちらの描写も素晴らしい。アマツカさんの表情の変化やスチルが豊富でとても良い。