チップを送付できる作品
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死ぬよりもつらいことノベルゲーム制作に関することが多く書かれているので、特に制作者の方はたくさん共感できる部分があると思います。事の大小はどうあれ、誰しもが後悔をしている。そして、喧嘩別れはつらいですね。 この作品のテーマを浦田さんは「自殺による喪失からの回復」としています。決して明るいものではありません。しかし私は、この「死ぬよりもつらいこと」をあたたかいお話であると感じました。 自殺というものが身近なものなのだと思いました。原因さえあれば、自殺はできてしまう。残される人たちは、皆一様に「自殺をした」という事実と悲しみを背負わなければいけない。自殺は衝動的なものが多いと聞いたことがあります。死のうと思っても、なかなか死ねるものではない。しかし、ふとした瞬間に案外あっさりと死んでしまう、死ねてしまう。それが、たとえ今までの積み重ねからしてみれば、ほんの小さなことだったとしても。小さな支えが決壊してしまったり、少しの失敗でも、ほんの些細な出来事でも、死んでしまえるそうです。 人には許容限界があります。耐え切れる物事には限界があります。私は今までの人生で、一度だけ自殺衝動に駆られたことがあります。そのときは今まで支えてくれた友人を思って、踏みとどまりました。笑っていられる場所をくれたみんなが、少しでも悲しむのなら、死にたくないと思えました。 残された人は必ず悲しみます。残す人も悲しみはあります。しかし、どんな状況でも一人ではないと、そんな当たり前のことが、追い込まれたときには気付けなくなる。盲目的になっている自分でも支えてくれる人が必ずいるのだと、たとえその人にもう会うことはできなくても、支えになってくれる人が確かにいると改めて思えました。 ありがとうございました。
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ウィッチ・イン・ホワイト良い意味で肩の力を抜いて読める作品。僕は40分ほど遊ばせて頂きました。マクュアスウィさんがたいへん可愛らしくて癒されました。こちらの問いかけに対して様々なリアクションを返してくれるので、終始会話が楽しかったです。微妙に的を外してくる返事もあって、思わずふふっと笑ってしまいました。唐突な「わぁ、ショック」なんかは、妙にツボりました(笑) イラストも綺麗で、作品の雰囲気によく合っていたと思います。スマホを拾ってくれるシーンの1枚絵がが特に好きです。
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眠る博士は夢を見る概要でご記載の通り、20分ほどで読了できました。2人の「執着」には少し背筋がぞっとしました。博士は一体どんな人だったんでしょう。思えば性別も不明なんですね。個人的には、好きなことはまっすぐ追及していくけど、俗的なものには全然興味を持たない人物をイメージしていました。アイリスさんも、そんな博士と過ごしたからこそあのように変化していったのかもしれないな、なんてことも想像しました。文章も大変お上手で、最後まで物語に酔わせて頂きました。ありがとうございました。
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ラウの王冠
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肉まん葉集~例えばこんな桃太郎のお話~すごい…下ネタだらけというか下ネタが本体なのに全然いやらしくない上にめちゃくちゃ可愛かったです!! アニメーションしまくりなところも、アニメ絵本を読んでるような読み心地でとても楽しかったです!! おじいちゃんのウニョウニョ動く根っこがめちゃくちゃ好みでした!
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ナオンちぇんじスタート画面のナオンちゃんが可愛くてゲームを始めましたが…衝撃の連続でした。 見た目はたくさんの萌え要素があるのに反して、中身は本当に萌え要素が無い!何だかリアルさも感じるクズ描写から目が離せず、一気に2エンドを終えました。とても展開も速く読みやすかったです。 バッドエンドはとにかく驚き、えっと思わず口に出てしまいました。主人公さんの決意が切ない…。 ノーマルはこの後のナオンちゃんの人生を想像して少し心がざわつきました…! 面白いゲームを有難うございました。
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Lechenaultia -レケナウルティア-カフェで働く女子高生の「初恋の人」をめぐる物語。僕は20分ほどで読了できました。本作品はいわゆる乙女ゲームではありますが、男性である自分もキュンキュンできました(笑) キャラの中では特に直が好きです。ラストの彼の独白、良いですね……! もし主人公が聞いたらどんなリアクションをしてくれるんだろう、なんてことも想像しました。また、主人公の女子高生は本当に良い子ですね。彼女の性格に救われているところもあるように感じました(笑) どちらのエンドも「その先」を期待させてくれるような終わり方で、読後感も良かったです。 ボイスもお上手で、2人のキャラクターの魅力を高めていたと思います。しかし、声優さんはお1人なんですね……! お恥ずかしながら全然気が付きませんでした。立ち絵イラストも大変綺麗で、物語を華やかにしていると感じました。 終始楽しく読める素敵な作品でした。ありがとうございました。
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スミレちぇんじ表現の仕方がすごく上手いと思いました。 エンド後のあの演出に思わずヒエッとなりました。すごい好きです。 全年齢では難しいかなと思いつつ、「僕」視点以外からのストーリーも見てみたいと思いました。
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ナオンちぇんじナオンちゃん可愛い! と思ったのも束の間、容赦のない展開にのめり込まれました。 生い立ちとかこういう性格になってしまったであろう理由とかちゃんと読んだはずなのに同情とかそういった感情が出てこなかった程のクズっぷりで…すごい…(語彙 バッドもノーマルも読後はすっきりできました。人付き合いって難しい。 イミヲさんの勇気を称えて(?)もう一度おまけを見てこようと思います! ありがとうございました!
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ドリーミングナイト>NaGISAさま ブログにもコメントをお送りしましたが、こちらでも改めてお礼申し上げます。 ご指摘いただいた箇所、クリック必要な箇所以外は本日修正が完了しました。ご不便をおかけしてしまい申し訳ございません。最後までプレイしてくださっただけでもありがたいのですが、感想までいただけてとても身に沁みました!ありがとうございます。。 またゲームを作った際は投稿いたしますので、どれくらいになるかはわかりませんが、気長にお待ちください。この度はありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。
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多知くんは何も知らないお弁当屋で働くフリーターの女性・愛美さんのもとに、10歳の多知くんが常連客となったことから始まる物語です。選択肢はなく、40分程度で読了しました。イラストはタイトル画面のみになりまして、本編は文字だけのサウンドノベル形式になっています。 とても面白かったです⋯⋯!冒頭からインパクトのある内容で、どうしてそうなったのかと気になりつつ最後まで一気に読みました。結末につきましては個人的な感覚になりますが、(タイトルの意味も含めて)何も知らなかったからこそ、ああいう感じになってしまったのかなと考えました。愛美さんと多知くん、どちらも自分自身は汚れているけど相手は純粋な人間だと思っている部分は個人的に印象に残りました。 また、演出もすごく凝っていて良かったです。前半と後半でバックログの内容が大きく変わったり、エンド後のデータに関する演出は結末にマッチしていて、ちょっと鳥肌が立ちました。
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神様の存在を忘れた巫女全く人の寄り付かなくなった神社に存在している主人公の神様。ある日、その場所に理沙という巫女服姿の少女が訪れたことから始まる物語です。20分程度で読了しました。 寂寥感に包まれた神社の中で行われる神様と理沙の交流がとても温かく、個人的にこういう雰囲気が大好きなので、あっという間に読み終わってしまいました。神様が出した選択は、彼女のためだということが強く伝わってきたので、寂しさと同時に優しさも感じました。
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閉鎖病棟のアリス達誰がアリスなのか?病棟の不気味さと相まってすごくドキドキしながらプレイしました。 真相にたどり着いた時に今までの点と点が全て繋がって、タイトルをもう一度見た時にそういうことか!と思いました。とても面白かったです。
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墜恋しっとりと楽しめるヤンデレで、 主人公の思考や女の子の台詞で心情も丁寧に描かれていて心に沁みてくる物語でした。 奏の深く強い想い、恐ろしいようで共感も出来リアルだなあと感じました。 女の子の瞳が綺麗で印象的で、 本当にいつも見つめられているような気分になりました。 お父さんの話や姉の存在、そして最後のレンゲソウの話で 「子をなし育てる」という事について考えさせられました。 個人的に奏は主人公がしっかり受け止めてあげれば幸せになれそうだなあと感じたので 姉の方が怖く危うく感じました。 ありがとうございました!
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多知くんは何も知らない愛の逃避行よ!アツアツですね! 逃避行の末どうなるかは是非最後をごらんあれ! システムまわりがめっちゃ凝っててすごいっす! 愛美さん視点と、多知くん視点でのフォントの違い・バックログの違いの演出が光る。 愛美さんのかわいらしい「見なくていい」バックログ画面や、 なぜ愛美さん視点では背景が変わらないのか、 これらの不思議も読んでいくとわかります。 あるシーンでは背景めっちゃ動くっすよ! あなたがエンディングを迎えたら是非 またゲームを「はじめから」しようねえ…(誘い
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真夜中のお散歩
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re.2週で1セットのストーリーですね。 入力ウィンドウの使い方が…! 謎解きや、名前入力じゃなくて、こんな決断にも使えるのかと‥! ラストのタイトルのボタンがまた、なんともです。
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KOKUTOU - 御伽倶楽部 -1作目からプレイさせていただきました! 今作は今までよりぐっと大作ですね! そして黒十さんの私生活が…!!イケメン骨董屋さんそんな生活力…!! 今回は柚葉さんの学校で巻き起こるミステリー 世話好きの普通の女の子かと思っていたら 派閥に属さないと言い切っちゃう強い子!! 推理は…ふわっと何か所か探索していたら タイトルに行ってしまったこともありましたが^^; なんとか真相にたどり着けました。 グラフィックの統一感とクオリティの高さ、またボイスも聞きやすくて オートで見ることができました!
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The Defence of Duffer's Drift 〈愚者の渡し〉の防御前々から気になっていたので、こうして感想を残せることが嬉しく思います。 こういった作品はノベコレでもかなり稀ですが、かなりクオリティが高いなぁと純粋に思います。 挑戦的な内容でしたが、かなり私のツボにハマってしまいました、好き。
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多知くんは何も知らない序盤からラストまで、飽きることなくプレイすることができました。 主人公とストーリーの中心人物である「多知くん」の“大人”と“子供”両方の視点から見た「愛と嘘」について描かれており、読み進めるほどに考えさせられる内容になっています。 演出やイラスト自体は少ないものの、フォントや文字の表示スピードなど細かなこだわりが盛り込まれていて、作品に入り込むことができました。