ティラノゲームフェス2022参加作品
8818 のレビュー-
IDOLA(イドラ)ゲーム実況にてプレイさせていただきました。 タイトル画面の彼女の瞳に射抜かれてゲームを開始すると、洋画のような荘厳な雰囲気の導入が始まり一気に引き込まれました。 @ネタバレ開始 いくつかの物語が同時に進んでいき、最初は人物同士の関係性も時間軸も何もわからなかったのですが(かなり終盤まで頓珍漢な考察をしていました)、読み進めていくうちに無関係に思えた物語が繋がっていくのが見事でゾクゾクしました…!初見の衝撃も痛快でしたが、関係性の把握と考察のために何周もして話を整理する時間もまた楽しかったです。 物語を完全に読み取らせるわけではなく、読み手にゆだねる余白がある点がまた洋画を観ている感覚に似ていて、ほかのゲームにはなかなかない面白さだと思います。 同じ背景やBGMなのに、場面によって雰囲気が怖いようにも穏やかなようにも感じられるところが、まさしく「自分の目に見えるものが真実」というテーマそのものを表しているようでとても素敵でした。 ソフィア・モーガンの心が癒えること、ソフィアが愛した(?)男とその妹に幸せが訪れることを願って。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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おじさんと遊ぼうおじさん構文の気持ち悪さが出ていてとてもよかったです! ツッコみながらプレイしましたが、他山の石としてこうならないよう頑張ります! @ネタバレ開始 賢者になったおじさんが本当に賢者だったのがとても面白かったです! 最後のオチでタイトルの意味がひっくり返るのがとても驚きでした。 でも、どれもこれも(おじさんが賢者なのは多分ないでしょうが)インターネットあるあるなんだろうなぁとも思います。 @ネタバレ終了
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箱入り娘たち凄まじい演出と雰囲気でした。 スクロールの良さを存分に使った素晴らしいゲームです!!! もう、色々凄すぎて凄いしか言えないです!!! 素晴らしいゲームをありがとうございました!!!
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The Boxシンプルなタイトル画面に惹かれてプレイしました。 カラフルな箱が順番に運ばれてくる… 配達員怪しい…(詐欺かななどと疑い) と思いながら、色と箱にはじんわりと意味がありました。 すっとまとまっていて新居に引っ越した時の箱と気持ちを思い出す さわやかな作品でした。 ありがとうございました!
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ダンジョン作ったから遊びに来てね【PC限定】うおーーーすごい作りこみダンジョンでした! めっちゃDEADENDしまくりました! タイムアップ、戦闘敗北…を繰り返し 謎も解けるようになり、何度もダンジョンに潜り立地を覚え…! ついに合流&からの脱出ができました! サイドストーリーも創りこんであってよかったです! @ネタバレ開始 かなり命がけダンジョンだったのですが、当人たちはのんきで(笑) いやーやっとの思いでカギを見つけた後のイベントも赤い首輪がー でひやっとしました。 @ネタバレ終了 ダンジョン探索とヒントが良いバランスで楽しかったです!! 素敵なゲームをありがとうございました!
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真夏の残骸クリアしました。人の心の中の汚穢を覗き見たような物語でした。刻まれますね。 @ネタバレ開始 この少年が実在したのか、彼の内心の存在なのか解らないまま終わっていくのがインパクトありました。 @ネタバレ終了 多分これ以外の結末を迎えたりすることは主人公の中ではないのだなと思いました。ありがとうございました。
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死神と呼ばれた猫猫視点で綴られる、病院で死神と呼ばれる理由。 @ネタバレ開始 そう言えば人間にも、死が近い人間の匂いが解る人がいると言う話を聞いたのを思い出しました。 何でも、嗅覚が鋭い人には内蔵が腐っている匂いが解るのだとか……。 にしても、自分達から呼んでおいて死神扱いしたり、手のひらを返したり。 人間は中々勝手ですね。 それでも少しひねてしまった猫の思考が変わっていく様が見事に描かれており、「良かった……」とちょっぴり感動いたしました。 @ネタバレ終了 人間との距離感がリアルで本当に猫がこんな風に考えてくれていたら……と想像出来る作品でした。
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足音と雨音ぴちゃぴちゃしとしと……静かな雨音と共にスタート。 静かな夜に背後から響く足音と水の気配。追って来ている……!? 短い中に緊張感漂う良きホラー作品でした。 @ネタバレ開始 嘘つきで結構!逃げさせて頂きます!か、傘が手放せない……! @ネタバレ終了
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黒い影の彼方でさえずる少年亡くなった憧れの動画配信者の声を追って家に行ってみると……尾行して来た黒月と共に閉じ込められた! 無事に脱出出来るのか……? @ネタバレ開始 初手迷わず黒月を見捨ててバッドへ。次はグッド→メリーバッド→ノーマル。 何回か死んだけど、日記集めよう。 よし、ツゥルー到達! ……あれ、ハッピーは?多分選択肢は全部踏んだし、CGは22枚埋まってるみたいだけど……? 空とルビーのシーンが印象的。寂しいもの同士やな……。 相変わらず面白い文体で、さりげなく他の作品の本が本棚にあったり。 @ネタバレ終了 色々あったけれど、暗いだけではない終わり方が爽やかな余韻を残す作品でした。
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宇宙人の憂鬱登場人物とのやりとりをよく聞いてよく考えて 真相を考えるサスペンス…! 静かな静かな聞き取りのなか、最後の選択肢…! めっちゃむずかしかったです。 すべてが疑わしくて、悩みました。 @ネタバレ開始 何度も試して無事に宇宙船は進むことができました。 真相がわかってから読み直しましたが あーここが嘘だったのか―と 考えて読めましたが、他もすべて疑わしいので! @ネタバレ終了 皆を疑う疑心暗鬼ミステリーを楽しめました! ありがとうございました!
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終末吸血鬼。クリアしました。人の滅亡した寂しい世界で目覚めた吸血鬼、ヴィエリィさんの道行は、本来なら重たくなりそうな状況でも、彼女の明るさのおかげで楽しげな、希望のある状態でした。 キャラ絵とAIで作られた背景が合っていて、とても綺麗でした。 やさしい終末をありがとうございました。
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深海のホビーゲルタイトル画面とあらすじに惹かれてプレイしました。 「静かな夜と一緒にプレイしましょう」という一文で既に引き込まれました。 そしてゲーム本編も、背景、キャラ、UI、BGMの雰囲気が統一されており、 すっと入り込めました。 おとぎ話のような穏やかな世界が美しい筆致で描かれており、 SF(すこしふしぎ)が好きな方に是非おすすめしたいです。 私にはしっかりブッ刺さりました。 @ネタバレ開始 本屋の男性はまさか前作の叶さん? 突然見覚えのある立ち絵が出てきたので驚きました。 せっかくなので『こたつでごろごろ。』も再プレイしてきました。 そういえば鐘の音がリンクしてる……! 番外編なるものがかなり増えててびっくりしました。 そちらも楽しませていただきました。 エンド2個目まではロードしても大丈夫なのかなと思いましたが 教会のところで探索する選択肢が出てこず。 一回リロードしたのち、3回とも『目を開く』からやり直すことで 無事エンド3に辿り着けました (影響しているかどうかはわかりませんが、途中の探索も一応毎回全て選んでから来ました) 少し手こずってしまいましたが、とても良いエンドが待っていたので感無量です。 元の体に戻ったとき、浜野碧と榎本葵で冒頭のシーンを再現するのが良かったです。 @ネタバレ終了 優しくて温かいけど、深海の冷たさも持ち合わせているような儚く美しい作品でした。 おまけも楽しんで読ませていただきました。 背景はほとんどが自作なんですね!すごく綺麗でした。教会が一番好きです。 とても面白かったです。素敵な作品をありがとうございました!
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坂崎くんは推しに似ている以前にプレイしましたが、フェスにて再プレイ。 ゲームに……いや、推しに出会う瞬間は何度見ても尊い。 もし自分が推しに似た3次元に出会ったらどうするだろう。 いやまあ気にはなるだろうけど別にどうもしないかも。 @ネタバレ開始 二人の怖さも哀しみも異なる感情も、徒、聞き合える優しい世界……。 絶妙な距離感が心地よい。 過去に何があったのか、この先どうなるのかも明確ではないですが、気にはなります。(余韻を味わおうとしないやつ) それはそうと、自分も推しの未来が欲しい! せめてゲーム内で殺すのは止めてくれ!!!!(必死) @ネタバレ終了 穏やかな空気感で綴られる、曖昧に映る鏡のような物語。
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ID27めちゃくちゃスタイリッシュ!!で、作者さんのセンスの良さがよく分かります。 こういう止まった時のような世界観の表現が、ホントに巧みでいらっしゃる…。 何が、とかじゃなくて全てのバランスが優れているのだと思います。軸となる物語もとても魅力的でした! 見た目のカスタマイズをできるのがとても良くて、好みは人それぞれだと思うのでそこに近付けることのできるシステムは凄いです。 因みに私は、〝Sウェーブ〟の〝ぼく〟でした(´艸`*) @ネタバレ開始 ツナ…ツナ…ツナと怒られてしまった^^;それもカワイイのですがニナちゃん♪ マスターについての真相がわかると、ふたりの関係にはグッとくるものがありました。 そしてニナちゃんという存在が余計に気になりだしてしまう。 繰り返してプレイする感覚と物語の意味が合っていて、没入度の高い時間を過ごしていました。 @ネタバレ終了 現実を忘れるような空間… とっても素敵な作品を、ありがとうございました^^
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親戚の男の子を引き取った話タイトル画面が不穏で秀逸です! 気になる導入で、サックリハマり、幸太君もどんどん元気になっていく! よかったね!! @ネタバレ開始 ってところで止めておくのが良かったのでしょうか… こんなに短時間でショッキングな映像で、すごかったです。 ネタ晴らしの方法もすごい。 すっかりやられました。 カップの色には気付いていたのに!ネタには気付かなかった! @ネタバレ終了 とても面白かったです。 ありがとうございました!
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先輩、だいじょうぶ?@ネタバレ開始 ブラウザ版は重いのか最初の「読み込み中…」のままで進まなかったのでDL版で。 @ネタバレ終了 時間制限があると聞いて緊張しつつプレイ開始。 TIPSが入ってる。ふむふむ。参考になります。 @ネタバレ開始 あああー!やっぱり!間に合わない!どこに何があるんだ!?(救急車×4回) え!メッセージウインドウの下にもクリックポイントが!?被ってると解りにくい! あー!スマホも読んでる時間ない!何て書いてあった!?つーか今の証拠だった!? 読み返せないし解らない!解らなかったけど進んだ! 攻略順はBAD END→END2→END3→END1でした。これで全部でしょうか。 個人的には共生ENDの先輩の笑顔がまぶしい。 プレイ前に後輩が先輩をいじめるパターンだったらどうしようと思っていたことを後輩にお詫びします。 後輩は純粋にいいやつだったよ……。 @ネタバレ終了 後輩が先輩を助けようと証拠を集めるゲームで、直接のいじめシーンとかはないので(多少の流血シーンはあるけど)、安心して先輩を助けに行って下さい!
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たんぽぽちゃん可愛いサムネだけどきっと油断できないに違いない……!と勝手に身構えていましたが、想像を超える展開で楽しめました。 @ネタバレ開始 彼女が成仏するまでの短い猶予期間を大切な人と過ごしてる的な切ない話なのか……?と思ったらもっとやばい状況でした。 すれ違いはあれどとても仲良しの二人なので、あのあと上手く和解して現世で末永く幸せになって欲しい…… @ネタバレ終了 先を予想しながら読み進めるのが楽しい作品でした。 素敵な作品をありがとうございました。
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V.R.I.P.立体視をコンセプトに作られたという斬新さに魅かれてプレイさせていただきました。 …が、私は立体視が上手く発動させられず残念ながら断念。平面のままストーリーだけを楽しませていただきました。 立体視という醍醐味は味わえなかったですが、ストーリーがとても良かったです!彼女だからこその重みのある発言には共感できる部分が多く、また世界の真理をついていると思える部分もあって唸ってしまいました。 @ネタバレ開始 何より、少女が抱えるには重すぎる十字架ですよね。 そして辿り着いた結末の哀しさ。美しい朝灼け(でしょうか)の中迎えた物悲しい最後にはうるっと来てしまいました。ただただ切ない。 主人公との会話で少しでも心安らかになってくれたらいいな、などと思ったりしました。 @ネタバレ終了 短いながらも奥の深さを感じるお話でとても心に刺さりました。素敵な作品をありがとうございました。
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東京オディエットアモ 大篠八雲編シリーズ3作一気にプレイしました!面白かったです!グラフィックは美しくスチル多め、シナリオもほど良いボリュームで綺麗にまとまっており、演出も華やかでした! さて、3作目の八雲編ですが、何考えてるか分からない系のスケコマシかつやっぱり完璧な顔面の持ち主。今作は十二夜が原案とのことですが、全く聞き覚えがなかったので慌ててググりました。たまたまシェイクスピアが生まれた町に短期留学したことがあるとは思えないザコっぷりです。内容を確認して、あ、なんか男装する話なのね、確かにそんなのあったわ!と確認してからプレイを再開しました。 今作も他2作と同様にジュリが振り回されます。グラフィックの要素もあるとはいえ、三者三様のキャラづくりがとても巧みだと感じました。ロミオと公親と大篠はみんな勝手で奔放なのは同じですが全然キャラが違いますもんね。今作では男装をしたジュリが奴隷として右往左往することになります。 男装したジュリメッチャ可愛いので周囲がおかしな気を起こしそうになるのは良く理解できました。でもそもそもこんな美男子いないよ!可愛い女の子でしょーよ!となりました。 なかなか本心を見せない大篠の胸の内や、現在の大篠を形成するに至った生い立ちが興味深く、今作も他2作同様に一気読みでした。ジュリの包容力、慈愛の心が存分に感じられる中盤~終盤でした。やっぱりジュリ、イイ女すぎる! 今作の結末も両エンドとも非常に印象的でした。展開や文章表現が色んなことを象徴していて改めてシナリオがお上手だなぁ、と感じ入りました。 ちなみに印象的だったシーンを最後にたたんで記載します。 @ネタバレ開始 ・東京タワーミッションは印象的でした。いつか上ろうと思っていたのですが臨場感がありました。 ・終盤のピアノシーンも印象的です。これどこかで昔見たぞ?と思ったらプリティウーマンでした。懐かし~。 @ネタバレ終了 完結に向けて頑張ってください!待ってます!!
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東京オディエットアモ 目白公親編シリーズ3作一気にプレイしました!面白かったです!グラフィックは美しくスチル多め、シナリオもほど良いボリュームで綺麗にまとまっており、演出も華やかでした! さて、2作目の公親編ですが、幼馴染のクールな医者ということですがこちらも完璧な顔面の持ち主。今作はハムレットが原案とのことですが、いきなり復讐劇が始まってて慌ててググりました。内容を確認して、あ、このお話がハムレットだったのね、と納得してからプレイを再開しました。復讐劇の結末はどうなるのか!?と主人公との過去の事件の真相はいかに!?というダブルの引きがあったのでプレイする手が進みました。 今作のジュリはサドっ気丸出しのキミちゃんに喜んで従うまさに忠犬状態で可愛らしかったです。その扱いはないでしょ~と思うことも多々ありましたが、それ以上に第三者には理解できない幼馴染同士の高度な関係性なんだな、という印象が強かったです。 ちなみに一番ヒドイ!と思ったのは @ネタバレ開始 いきなり蒙〇タンメンで北極を食わせてるところでした! なお次郎と一緒なのに食べるラーメンが二郎でないところがツボでした @ネタバレ終了 突然のサラダ記念日なども含めて、本編はシナリオ本編がシリアスなのにテキストが面白いと思えるところが多かったです。ちなみにデートで野球観に行くシーンはジュリのNPB知識に感動しました。こんなん野球好きな男なら誰でも惚れてまうやろ!! 作者さんのnoteの攻略サイトを見ながらプレイしていたので余計に(?)どんな結末になるのかドキドキしましたが、えー!マジかー!ウソ―!と怒涛のラストには完全にビックリ仰天でした。してやられた感!