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35742 のレビュー
  • お弁当作ってきたの
    お弁当作ってきたの
    屋上で大好きな彼氏とお弁当を食べてラブラブするゲームだと思ってプレイしたら、一転。晴天から突如として発生した巨大な竜巻に襲われ、盛大に飛ばされて地面をゴロンゴロン転がったような「こんなことってある?」という気持ちに……。 @ネタバレ開始 ラブラブどころかまさかの不穏要素たっぷり大盛ゲームでした! 恋の危険なスパイスの一つヤンデレ要素でも入ってくるのかなと思ったら、主人公がとても重たい過去と陰謀を胸に抱えて打算的に近づいたという……ラブラブおにぎりに噛り付いたら、中から出てきた具材は不穏だったー!!という衝撃を受けました。 「ああ、やられた!」となる面白い衝撃でした。 タイトルもラブラブ度が分かるものから、もう引き返せないぞ……となるサスペンス風味のものまで、選択肢ごとに変化するこだわりにも脱帽でした。 ハートのキラキラ演出がとても素敵です。 @ネタバレ終了 良い意味での「裏切られたー!」と胸が弾むとても素敵なゲームでした。 ありがとうございました!
  • Collection
    Collection
    某テレビ番組『世●も●妙な●語』が好きな方であればオススメしたい、ちょっと怖かったりちょっと世界が一瞬ズレたような気持ちになったりする5分ほどで読める短編が集まった短編集でした。 隣りの枕が特に良いなぁと思いました。 世界線が一瞬ズレたような感じの空気があり、ちょっと脱力気味な音楽と相まって、奇妙な感じのするお話でした。 最後に明かされた三日目の「何故」には、なるほど!と思いました。 終わりも非常にあっさり書かれていますが「しーん……」とした虚無感がどことなくあって、作中に感じていた不思議な感じを保ったまま終えられたのも個人的にはとても良かったです。 連作などではなく独立しているので、ちょっと隙間時間にサクッと一つ読もうかなと気軽にプレイできるところも本当に良かったです。 どの短編も独特の雰囲気があり、お手軽に読める素敵なゲームでした。 5分後に○○といったような手軽に楽しめる小説を、映像と音楽つきで楽しんでいるような贅沢さでした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 4月、図書室を出る。
    4月、図書室を出る。
    主人公の加隈くんは「友達がほしい」けれど人と話すのが超絶苦手。転校生の八王子さんと図書室でお話しする機会があり……から始まる、友だちを作るためのきっかけと友だちであり続けるための大切なことのお話でした。 陽キャ陰キャ……学校では自分がどちらであるか嫌でも知ることがあり、コミュニケーション能力が高くなければならないような空気がありますが、友だちを得るにおいて何が大切かを教えてくれる良いお話でした。 @ネタバレ開始 八王子さんに世界シリーズを借りてもいいかと聞かれたとき加隈くんの反応が面白過ぎました。 「ふぁっふぁ。い、いいよ。」という日本語の持つ力よ(笑) 初回でトゥルー(仲直り)に辿り着いたので本当に良かったのですが、三番目の選択肢はいくらなんでもないだろうと「やめるんだ加隈くん!!」と見た瞬間になりました。 トゥルーの後でロードして試しに選んでみたら(鬼か)、やっぱりねーという結末に……。 噛み合ってなさというか勘違い感が出ていて、選択肢としてはとてもリアルでいいなーと思いました。 @ネタバレ終了 加隈くんは弄られるというか、虐められやすいタイプのようですが、八王子さんとこれから先は楽しい学生生活を送れたらいいなと思いました。 一番良い結果を出した加隈くんならそれができるはず!と信じて。 素敵なゲームをありがとうございました!
  • おねがい! 悪魔ちゃん★★★
    おねがい! 悪魔ちゃん★★★
    自分の魂をかけて悪魔ちゃんと対話し、選択をすることで未来を掴み取るお話です。 魂と交換で叶えてくれる願いが「悪でなければならない」という設定がまず面白いと思いました。平凡な願いや、ぬるい「悪」の願いではダメというところが興味深かったです。 @ネタバレ開始 例えば復讐のような悪い願いを叶えようとしてくれるのは、 最後に後いの残らないよう悪魔ちゃんが配慮してくれたのかな? ED3での悪魔ちゃんの涙を見るとそう推察できる気がしました。 また、結末としてはBADよりなのかもしれないED4が個人的には好きです。 ひとりでなく二人で…というのが幸せだと思えたので。 (ただ悪魔ちゃんに死は訪れるのでしょうか?でないと主人公独り死になってしまう) でもED6の、「悪魔ちゃんというお迎えが来る日」に希望を見出せたエンドも素敵でした。 辛い日々でも、悪魔ちゃんという最後の砦ができたことで少し前向きになれた主人公を 応援したくなる、一番幸せなエンディングだったと思います。 @ネタバレ終了 内容自体も面白かったですが、 悪魔ちゃんのツンデレ気味なかわいらしさや、人の善い主人公など キャラメイクが非常にうまく、設定こそファンタジーですが身近に感じられるキャラ達だと思います。特に悪魔ちゃんは表情がコロコロ変わり、悪魔だけどとても人間味あふれる魅力的な存在でした。 悪魔ちゃんは悪魔か救世主か?色々な解釈のできる、 考察しがいのある素敵な作品でした。ありがとうございました!
  • METORY
    METORY
    立ち絵が美しく、背景画にインパクトもあって、 どんな物語が始まるのかとドキドキしていましたが、 お陰様で、無事生還し、バッジをいただきました♪ 群像劇のように、 登場人物それぞれの心象が描かれ、 それが巧みに交差して 美しい物語を織り上げていて 感動しました。 素晴らしい作品を作ってくださり、 ありがとうございました!
  • ボクとセカイの二人きり
    ボクとセカイの二人きり
    ポストアポカリプスもので楽しめました。 超能力はヤバいぞう シナリオにこだわっていてすごいと思いました。 ワイも超能力やるぞう
  • はじめましてボクのカノジョ
    はじめましてボクのカノジョ
    EDによって「ボク」と「カノジョ」の関係性は大きく変わりますが、どのEDもあり得そうで不思議な感覚でした。現実世界でも選択肢1つで自分の人生が大きく変わっているのかもしれませんね。 素晴らしい作品をありがとうございました!
  • TELL ME YOUR NAME
    TELL ME YOUR NAME
    (間違えて下のコメント欄に書いてしまいました・・・) 鏃のカーソルから始まり、驚きの連続でした! 素材集め、好感度UP、バトル・・・と こんな様々なことが全部詰め込まれていて、 (「飛び出す絵本」と下には書きましたが) 楽しさを思えば、キャンディーボックスのような ゲームでした♪ 楽しませて頂きました! ありがとうございます。
  • TELL ME YOUR NAME
    TELL ME YOUR NAME
    マウスの矢印が鏃になっている!!! というところで まず驚き、 さまざまな場所で好感度を上げたり、 素材を集めたり、 しかも、戦ったり・・・ 軽快なBGMに乗って こんなさまざまなことまでティラノでできるとは!? 驚き通しでした。 立ち絵も背景画も綺麗で なんだか「飛び出す絵本」を見ているような ワクワク感がありました。 素晴らしい作品を作ってくださり、 ありがとうございました♪
  • あかねくずし
    あかねくずし
    ブロック崩し……ピンク……可愛い女の子……うっ頭が。 となりながらもなんとかクリア ティラノでこれだけ出来るのかと驚きました。 クリアするだけなら難易度は程々に優しいと思います ただノーミスクリアはかなり難しいです 特に二面で壁反射ループに入った時は死を悟ったと思いましょう。 でも再チャレンジはしやすいです 目指せノーミスクリア!!! 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 混同仮面
    混同仮面
    一体俺は何をプレイしているんだ……(困惑) 色んな意味で高度なゲームです 考えるんじゃない、感じるんだ。 それはそれとして細部は凄い拘られています ミニゲームやOPは凄い凝ってます。 逆に下ネタやギャグ部分があそこまで振り切っているのでバランスが取れているかもしれない(なんの?) 社会の嫌なことをすっかり忘れることが出来るゲームでした、ありがとうございました!
  • ノアの審判
    ノアの審判
    まだ1章の最初の方をプレイしている所ですが、映像・イラスト・探索などあらゆるクオリティの高さに感動しています!これからどんな事件が起こるのか…ドキドキです!
  • 殺すしか選択肢を与えられなかった異世界転生勇者
    殺すしか選択肢を与えられなかった異世界転生勇者
    タイトル画面からエンディングまで全力でアニメーションし続ける画面に驚きました。 豪華な演出とBGMで序盤から盛り上がりまくり、からの〇しまくり! 勢いでクリックし続けてからのGAMEOVER!!あれっっ!? からくりに気づいてからはさらに楽しくプレイすることができました。 エンディングかっこよすぎます!//// 面白いゲームをありがとうございました。
  • 断罪室
    断罪室
    ハイセンスな画像につられ、壮大な曲に打ちのめされ、作品の深さに唸らされました。 @ネタバレ開始 赤い部屋のシーンはさすがにどきっとしましたね…罪があるかもしれない、と思わせるような口ぶりのうまさがすごいです。作品全体を通して、そういった心理的な誘導が上手だなと思いました。 どちらにせよ絶対上司けすマンな七原さんのパワーがすごい。 加害者の共通点に関しては作中で語られている通りなんだろうなあ…お遊びの部屋でもそのあたりが徹底されていて、感心しました。 不穏なストーリーとは一転した雰囲気のNG集も好きです!ここでしか見れない表情もいいですね… 素敵な作品をありがとうございました!
  • 【謎解きx脱出!】ありすえすけーぷ
    【謎解きx脱出!】ありすえすけーぷ
    前回、ありすちゃんをお花見に連れていけなかったので、今度こそは救う!…と、意気込んだはいいものの、ものの見事に救えませんでしたーーー!!ありすちゃん、ごめんなさい…!!>< 謎解きも、頭カッチカチな自分には2つしか解けませんでしたーーー!!最終的に、ヒントに頼りまくってました!くやしいーーー!!! いやでも、楽しかったです!!アルバムも何とかコンプリートできました!!ば…バスケットは自力でがんばったし!!? 次のありすちゃんに会える日を楽しみにしております~!!(*´ω`*)
  • がんばれ!ヤマトくん
    がんばれ!ヤマトくん
    ストップモーションで作られた、どこか懐かしいスタイルのゲームです。 文房具なみんながとにかく可愛い! シールを貼ったりすると、こうもイキイキとした見た目になるのだな、と作者様のセンスが光ります。 キャラクターの個性がしっかり光ってて、ハラハラしながら最後まで見届けました! @ネタバレ開始 空中戦三銃士はツボりました(笑) みんなで協力して乗り越えたのに、最後のオチが…みんながんばれ! クリア後のおまけで、みんなの小ネタが見られるのも面白いです…!  推しは消しゴム長老。 学生時代を一緒にすごしたって素敵ですし、男の子って特に文房具大事に扱わない(遊び道具にしちゃう)印象なので、大事にされたんだなぁと微笑ましくなりました。背中に好きな子の名前書くのあるあるですね! クーゲル君の芯が飛ばないの面白かったです(笑) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございます!
  • ヤドカリ1.5
    ヤドカリ1.5
    ヤドカリ1.5読了しました! ヤドカリはストーリーもさることながら、キャラクター一人一人が魅力的だったので、1.5にはとても期待していました! @ネタバレ開始 まずは後日談から。本編で語られなかったその後が見られるのは、ファンとしてとても嬉しいです。ファンディスクありがとう。 フラれてしまったあとにやけ食い! な場面に恋敵到来の上、なぜか一緒にバイキングを楽しむことになってしまった… しかし、相手が美優ちゃんですから、もうしょうがないですね。合掌。 食べ物のことになるとフルスロットルになっちゃう美優ちゃん本当に可愛い! そんな彼女だから、強く言えなくなっちゃうんですよね。だって、美優ちゃん…カッコいいもん。 ピラミッドのようにケーキを並べる美優ちゃん、容易にその場面が浮かびます。 素早く食べつつ味わっている…うーむ流石美優ちゃん。 えみちゃんも美優ちゃんに対抗心が出て、どんどん食べる食べる。写真を撮ろうとしてる人に注意できる彼女は、やっぱりいい子だなぁと改めて思いました。2人とも推せる。 恋に敗れた乙女は強い…! あと、写真の飯テロがすごい…お腹が…。 ダウンしちゃったえみちゃんをお姫様抱っこする美優ちゃん、いやぁもうこれ惚れるよね。 って、まだ食べるんかーい!!(笑) こちらは前日譚。井澤君視点のお話でした。 ユーマとか好きなのは知ってますが、ツチノコ探すんかーい! ウキウキツチノコ日和って、君、そんなもの探してるからとんでもないことになるんだよ…。 ツチノコって有名ですが、酒が好きだとか、跳躍するとか、意外と知らないものですね。普通に化け物です。 変わった子だな、と思いましたが、なるほど…見た目で手のひら返しを受けて、嫌な思いをしたんですね。それがなければ、こんなに捻くれなかったのかなと思うと可哀想。 危ないものにも積極的に近付いてしまう危うさ、もうなるべくしてなったのかなという感じ。 そしてツチノコ普通におる!(笑) オタクの推し語りがリアルでした…お兄ちゃん、がんばってたんだね。 って、まさかのアイドルが…成り代わられていた流れ。しかもお兄ちゃん、その場面に運悪く遭遇してしまっていた。 彼のその後は分かりませんが、おそらくもう…。 そして井澤君は、うん、もう何も言うまい。 オカルト、サスペンス色の強いシナリオで、ゾクゾクしました! とても面白かったです…! そして! お待ちかねの! タピ爺!! フゥーーッ!! 歓喜! しょっぱなから通報されそうになってて笑いました。 ナウなヤングにばかうけ……うっ、頭が。 爺意外にも怪異でしたね、これは…おそろしや。 タピオカの腸詰め…ぐぅ。 タピオカバトルとな、美優ちゃん圧勝では? ま、まって!! 私は何を見せられているんだ、なぜ爺がメイド服着てるんだ!? ここは現実世界ではない!? ウワーーーッ!!! あとがきのヤドカリ2の構想について、正座待機してますので、ぜひ!! すごく読みたいです! @ネタバレ終了 やはりシナリオが読みやすく、サウンドノベル形式ですが、文字が多いとまったく感じず、スラスラ読み進めました! こちらはヤドカリ本編のネタバレがあるので、ヤドカリから読むのを強くオススメしますが、ヤドカリ読んだ方には是非とも読んでいただきたい作品です。
  • 修学旅行 ~性格不安定なまみちゃんと僕の物語~
    修学旅行 ~性格不安定なまみちゃんと僕の物語~
    終始、古き良きゲームの香りがしました。 最初にキャラメイクができます!! すごい!!! @ネタバレ開始 もうさすがに今の時代にはいないよなあな先生が出てきたり不良が出てきたり(笑) おみやげは、木刀買っちゃいますよね。洞爺湖の木刀欲しいです。 選択肢が複雑ですごいなあと思いつつ遊んでいました。 @ネタバレ終了 修学旅行に行ったような気分になれたようななれなかったような(どっちや) 面白かったです。
  • 彼女は彼女の糸を切る
    彼女は彼女の糸を切る
    公開の時から、本を読んでいるように見えるグラフィックと、中身が気になるタイトルで非常に気になっていた作品です。 紙媒体の小説を読んでいる感覚にさせてくれる、そんな表現方法が本当に素晴らしいです! 見た目だけでなく、読みやすさもしっかり考えられていて、文章を読む楽しさを損なわないのに、読んでいて疲れることがなかったです。 @ネタバレ開始 立ち絵がぬるっと動いた瞬間、ドキッとしました! ひよりさんとても綺麗なのに愛嬌があって、それが文章と立ち絵でダイレクトに伝わってきます。それにしても、素敵な髪だなぁ。 クラスで気になる女の子が『はよー』なんて話しかけて来た日には、そりゃあ恋に落ちますよね。 一枚絵が出てきたシーンは、ひよりさんの凛とした表情とシナリオに、さらにドキドキさせられました。 ひよりさんの言わんとしてることは、よくわかりますね。外見だけでなく、自分という本質を見てほしいのだという気持ち、綺麗な彼女だからこそ人より強くそう思うのでしょう。 お互いがお互いを好ましいと感じても、進む道が違うと離れ離れになってしまう現実。なんとも寂しいなと思います。 自分で自分にまとわりつく『糸』を断ち切ろうとする彼女の背を押した彼、その決断に涙する彼女、文学小説を読んでいるようで、そのシーンが印象的でした。 向日君は、自分の世界を大事にしていて、人の目よりも自分の気持ちを大切にしてるのだな、と思いつつもそれはなかなか生きにくいだろうと感じました。 ひよりさんと向日君、どこか似ている2人が互いに干渉することで、それぞれ変化していく姿が文学的に描かれていて、心地よかったです。 その後の葵君が、ひよりさんとの心の交流を続け『らしさ』から一歩踏み出し、エンドロールに入る演出に、小説と映画の融合を感じました! @ネタバレ終了 イラスト効果、洗練されたUIデザインがシナリオと見事に調和していて、短いながらにとても満足度の高い作品でした。 また、タイトル回収が大変上手いです!  ひよりさんと向日君の関係性が丁寧な文体で描かれた、ありし日の青春と呼ぶにふさわしい作品です…!
  • METORY
    METORY
    タイトルから一見ホラーにも感じますが、怖いお話が苦手な方、ご安心を…! ヒューマンドラマな作品です! 3Dのキャラクターは、表情豊かで、場面も細かく変わってわかりやすく見やすいです! キャラクターが生き生きとしていて、とても面白い試みだと思いました。 ここまでシーンに合った差分を用意するのは、とても大変だったと思います。それだけに没入感が素晴らしく、最後まで楽しめました! @ネタバレ開始 鈴音ちゃんの性格、自分でもよくわかります。難しいですよね、クラスに溶け込んでいくのは。羨ましいと思いながらも、なかなか上手くいかない。もどかしさが表れていました。 自然とできたら苦労しませんよね、友達。メッセージアプリやスタンプって難しいよ…! と、鈴音ちゃんにものすごく感情移入してしまいました。そこで出た選択肢が、まさかの百合!? いやー、百合いいですね! 普通に告白選択しちゃいました。やったー! ほのぼの百合だー! と思ったのも束の間、なぜか電車の中から、3人を残し人が消え、さらに真っ赤な世界に包まれてしまいました。 そこからは2人の視点でもお話が見られるようになっていて、とても面白いです…!  一馬君の視点では、クラスメイトを番号で識別してるとあり、この子やはり変わり者だったかぁとなんとも言えない気持ちに。あと、鈴音ちゃんのあだ名、すみっコは普通に可愛いと思います。 緊急事態にも冷静に対応しつつ、咲ちゃんのことを馬鹿にしているのに、なんとなくイラッときました。 そして当の咲ちゃんはと言えば…悪い子ではなさそうだけど、社畜の光はダメだ! 三者三様に問題を抱えた子たちなんだなぁと。咲ちゃんは咲ちゃんで一馬君が気に入らない、お互いが鈴音ちゃんに相手を信用するなと言う状況。こんなので、異界から脱出できるのか頭を悩ませます。 と、なんとその光景を何者かが見ている。 ホラー系の、もっとわけのわからない状況かと思いきや、意外にも何者かの思惑が絡んでいる? ますます目が離せません。しかも最期とは、なかなか物騒な。 鈴音ちゃん視点で電話をかけると、なんと知らない人とお話ができた。この子も異界に迷い込んでいるらしい。 悲しいほど理不尽なことに、カッパのスタンプでゲームオーバーに……なにゆえ。カッパ可愛いでしょ。咲ちゃん厳しいよ。でも人面犬を可愛いと思う咲ちゃんが可愛いから許せます。 そこからは追憶、タイトルにふさわしいシナリオが始まっていきます。 一馬君…なんでこんなにスレてしまったのかと思いましたが、彼女と思った人に裏切られてしまってはそうもなりますよ。可哀想すぎる。 なおも一馬君を傷付けるシオリに、咲ちゃんの平手打ち。涙を流し、彼を労る姿にこちらまで涙が出てきました。しかも鈴音ちゃんも一馬君を知っていて、3人のギクシャクした空気が一気に変わったのにホッとしました。 咲ちゃんの過去は父親との確執。典型的なダメ父ですね、思春期の多感な女の子になんてことをするんだ。咲ちゃんが動画をどんな気持ちで投稿してきたか、そう考えると社畜の光という歌のタイトルもなんだか別なものに見えてきます。 でも彼女には支えてくれる友だちがいる…。なんだかんだ言って、父親を嫌いになり切れない彼女の優しさが沁みました。 鈴音ちゃんはお母さんと夢のことですれ違いになり、そのまま…しかもメトリーは彼女が考えたお話で、電車にいるのがお母さん!? このままでは冥府に向かってしまう。 咲ちゃんの提案で動画に思いをぶつける3人、このままでは終われないですよね。 現実世界でも動き出していく物語、親友のために走る由佳ちゃん、そして自分の娘を思い出したお母さんの追憶。冒頭の観覧車もそういう意味だったんですね。それで、アーティストになりたい鈴音ちゃんの夢を肯定できなかったんだ。 あのカニのスタンプ、お母さんが好きだったから使っていたんですね。鈴音ちゃんがどれだけお母さんを好きか、だからこそとても悲しかったのだと伝わってきます。 美月さんに仕事をさせたのが、咲ちゃんのお父さんだった。やっぱり彼も父親なんだな、と感慨深くなるとともに、必死に生きようとする3人と鈴音ちゃんが帰りを待つお母さんに救いがあってよかったです。 咲ちゃん!! もー君は本当に!! 無事でよかった…!! 笑い合っている3人を見られて、胸がいっぱいです!  有紀ツンデレかい…一馬君を苦しめた罪はあるけど、素直になれたなら、もしかして。 みんな、いろんな思いを抱えながら、それでもしっかり生きている。そんな前向きな気持ちになるお話でした! @ネタバレ終了 選択肢が多く、バッドエンドに繋がることもありますが、コンティニューが用意されていて、すぐにやり直せるのが親切ですね! また、設定や世界観が非常に作り込まれていて、細かい部分が伏線になっているのが回収されていってとてもよかったです。 シナリオも読みやすく、そこまで長くない中にしっかりと起伏があって楽しめました!