ドラマ
9859 のレビュー-
僕らのノベルゲームたのしかったです。 すでにたくさんの方の感想に書かれている通り、よい作品でした。 個人的に特によいと感じたのは、それぞれの描写の量です。中でも特に登場人物については、程よい長さで全体の調和がとれていて、なおかつ丁寧な描写だったように感じました。キャラクターは谷口さんが特に好きです。 @ネタバレ開始 本作はぬるくない創作物語でした。 以下木下君と新平に関して、私が勝手に想像したことを書きます。 人や人のものに手を出すのは最悪の行為だと思います。ですが、そんなことをする木下君と主人公の新平は、似ていますよね。 弱い立場の存在に対して一方的な感情をぶつけるという行為は、タツくんとのファミレスシーンで描写されています。おまけに手を出してしまう(水をかけてしまう)ところまで同じ。私は、タツくんの反論はその通りであると感じました。ものに関しては、部室でノートを破いたところなどで描写されています。新平は大切な物語に対しても、手をあげています。 この辺りを考えると、木下君は新平の弱さや至らなさを象徴したキャラクターなのかなとも感じました。 しかし、だからこそあの破いたノートを、暑い中エアコンを消してまでくっつけていたシーンや、屋上での木下君に対抗して絵を守るシーンが光ったのだと感じます。これらの場面は、物語上で描かれている創作に対しての思いはもちろん、新平の抱えていた弱さなどの諸々のことが入っているように私は思いました。 そして本当はずっと大切で大好きだった物語に、新平が助けられるという描写。私はすごくいいと思いました。この場面大好きです。 そんな前に進んだ新平の大きな支えとなった美央さんや、谷口さんと先輩も非常によかったです。 最後の方で書かれていたみんなの少し先の話なども、また程よい情報量で妄想が捗ります……! @ネタバレ終了 この作品は、九州壇氏さんの作品をやったことがある方は、にやりとできるシーンがありますね(笑) この辺りもたのしかったです。 ありがとうございました。 制作お疲れ様です。 -
Crescendo Moon青年と少女が夜の砂浜で語り合うという内容です。 場面は一切変わらず、砂浜のみで進んでいきます。 二人は事情を抱えているものの、会話の内容は 面白く、そして優しくお互いに癒されるものです。 少し暗い場面もありますが、 全体を通して一貫した暖かい雰囲気を 感じ取ってみてください。 絵やBGMも好きです。 -
僕らのノベルゲーム自分もノベルゲーム制作に携わる人間なのでタイトルに惹かれてプレイしました。 プレイする前にこんな話かなと想像はしていましたが、想像を上回る面白さでした。ルート1本ながらもキャラクターひとりひとりに感情移入できるエピソードが詰まっていて満足度が高かったです。話が進むごとに文芸部の行方を最後まで見守りたい気持ちでいっぱいになりました。全体を通してとても丁寧に作られていたので安心して読み進めることができました。 キャラクターの雰囲気の出し方もとても良かったです。美央ちゃんの遠慮がちな表情が性格とマッチしていて特に好きです。さらにイラストに関して、一瞬しか使われてないスチル絵もあったのでプレイ後にCG鑑賞モードがあったのは嬉しかったです。 素敵な物語をありがとうございました。ノベルゲーム制作者には色々と刺さりそうだなと思いました笑 -
嘘の手紙プレイ前から感じた通り、センスが素敵な作品でした。 イラスト、UI、BGM、シナリオの調和が気持ち良かったです。周回する度に色彩が変化する様が芸術的で美しく、END4はじんわりと心に迫るものがありました…。 全ENDを見ると手紙の謎も判明してすっきりと終わるため、過不足ないシナリオが丁度良かったです。簡単にEND回収出来るようシステムも工夫されており、作者様の攻略サイトもありますので、ぜひ全ENDを見て頂きたい作品です。 制作お疲れさまでした。今後の作品も楽しみにしております。 -
僕らのノベルゲームこのような題材は作るハードルが高くなりますが、作品への熱量を強く感じました。クリエイターの苦悩がいい具合に描かれていて面白かったです。ゆっくりとプレイしたので1週間かかりましたが、後半は一気にプレイしました。ファンアートは猫コスプレの谷口さんです。谷口アフターお待ちしてます。 -
タマキハル~序章 艮為山編~タマキハル〜序章艮為山編〜に目を留めて頂きましてありがとうございます。 バッチにつきましては、次のアップデートにて実装する予定です。 ご不便をおかけしますが、暫しお待ちくださいませ。 -
嘘の手紙全エンド見ましたー! すごい!の一言です…。 無機質で朧げなグラフィックとUI、顔が分からない同級生、各エンドで変化する空の色、全てが作品内容を象徴していて没入感がすごかった…! 10年後の主人公にとっても、きっと手紙の主は別格の存在だったんだろうなと思わせる演出(顔のない同級生など)と内容が、4つ目のエンディングに集約されていて本当に感動モノでした…!! 2周目以降のヒントモードや進捗によって表示が変わるメニュー画面など、短いながらも作り込まれていて完成度がものすごかった。 センスの塊のような作品でした! 良い作品をありがとうございました!! -
今宵、忘却列車にて。目覚めると見知らぬ青年と電車の中で 質問や会話のテンポなど没入感がありました。 夜空や彼の表情の変化などとても細かく美しく ストーリーを進めれば進めるほど 手を振っている彼の姿の意味合いが増していきます。 トゥルーエンドでも彼のはかなさが際立ってとてもよかったです。 -
嘘の手紙UIと画面とSEのマッチングでできたアドベンチャーの雰囲気、 とんでもない完成度です! はじめたとたんにうああああなにこの教室 陰鬱でいてそして御洒落!オシャレ! 空の色に影響していく嘘 会話や探索で得られる嘘 本当にUIが秀逸。 一度エンディングを見た後のヒントモードのUIとの一体感。 個人的には不安に駆られた色のない救いなき探索パート 顔がない人間関係、イベントで入っているイラストの手の動き。 めちゃ好きです。 真エンドまで用意されている。プレイヤーへのやさしさというか 少しだけ前向きになれる世界も用意されているので みなさん是非遊んだらいいと思いました! -
MYJOLLYROGER -マイジョリーロジャー-海賊嫌いの主人公ダニエルが、ひょんなことから妹のエヴァと一緒に海賊船に乗ってしまい、成り行きで海賊の一員になってしまったことから始まる物語です。1時間半程度で読了しました。 正統派の海賊冒険活劇ゲームで、最後まで楽しくプレイすることができました! 特に良いと感じたのは、個性的な海賊団メンバーと多彩な背景・スチルです。メンバーの食事風景や集合絵はこのゲームを象徴するような心踊る内容でしたし、深海部分の背景は不気味さと神秘さが混ざったような、まさに「冒険してる」感じが出ていて、とても良かったです。 シナリオは軽快なテンポで進んでいくので、全くダレることなく最後まで読むことができました。海賊である以上アウトローな描写もありますが、ひどく血生臭くなるような展開はありませんので、その辺りが苦手な人でも安心して読めると思います。キャラクターもみんな個性的で、特にレイのインパクトはすごく大きかったです(笑)。最終的にはメンバーみんなが好きになりました。序盤は海賊嫌いだったダニエルも、旅を続けていくうちに徐々に変化していき、最後の決意を見せる部分は、この作品にふさわしい王道で素晴らしい内容だったと思います。 フリーゲームではあまり見かけない、海賊を題材にした華やかな冒険活劇でした。未プレイの方は、ぜひ個性的なメンバーと一緒に海の冒険に出てみてはいかがでしょうか。 -
1MINUTE IRREVERSIBLE(ワンミニッツ・イリバーシブル)オレンジ色と青色が印象的な作品。 ネタバレという訳ではないのだけれども @ネタバレ開始 死を覚悟した後の記憶、それがこんなにも穏やかで鮮やかであることが、物悲しく、そしてやさしい。変えられない結末――物語の受け取り方はまさに万華鏡かしらん。 @ネタバレ終了 短い作品なので、まずは体験していただきたい一品。
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僕らのノベルゲーム面白かったです! @ネタバレ開始 ・中盤から終盤にかけて、これでもかと言うぐらい問題が次々に発生し、 一体どうなってしまうのかという展開からの綺麗な着地は、 とてもハリウッド映画的というか、まさにエンターテイメントだった。 ・ずっと上下が黒く被さっていて、全体が見えないエレナの絵がぶわっと表示されて、 君をこの世界に出してあげたいんだ!的なシーンはすごい感動して鳥肌がたった。 ・木下が凶暴すぎて笑ってしまった。 ・鬼瓦くんはビジュアルなかったけど、ごつい柔道部男子みたいなイメージ。 ・クソゲーツッコミ実況は、制作者にはつらそうだがちょっと見てみたくもある。 あえてツッコミどころ満載のゲームを作って、有名実況者に 実況してもらうのを目標とするというのもゲーム制作の戦略としてアリなのかも。 @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました! -
僕らのノベルゲーム創作の楽しさ、そして苦しさ、そして学園祭に向けて団結するみんなの心を存分に感じることができました。何かに夢中になると、人は周りが見えなくなってしまうもの・・・それ自体を回避することは難しいとしても、支えてくれる人の存在を忘れないように肝に命じたいなと思いました。そして熱量・・・!若い彼らの青春が、存分に描かれていて、心躍るような体験でした。 -
僕らのノベルゲームプレイ時間約5時間でした。 ゲームの制作に関して、闇に関する部分もしっかりと描かれていて、 ここまで作品に真摯に向き合うことが出来るのか……と改めて驚かされました。 @ネタバレ開始 九州さんはオン・オフともに非常に世話になっている方で、 ショート100のサブリーダーをされていた九州さんが合作を扱うことについては、非常に感慨深く感じていました。 最近自作品の感想を多くの言葉でいただいたのですが、 なぜ共感していただけたのか、この作品を読んでその片鱗がうかがえるような気がします。 自分も子供の頃に作ったキャラクター・作品を具現化させたくて作品を作ったので、共感できる点がとても多かったです。 また自分も青春学園ものを作ったことがあるので、学校でのイベントが起こるたびにソワソワドキドキしながら見守りました。 キャラクターで言えば、タツがとにかく魅力的でした。 ちょくちょく敬語で話すなど、コミカルな面もあっていいキャラだと思いました。ちなみにあの子に惚れている旨の描写については、さっぱり気づきませんでした。 あと、鬼瓦くんが要所で良い働きをしていたのも良かったです。 新平がタツに厳しい言葉を浴びせかけるシーンについてだけは、 冷静に見るのに苦労というか、なかなか苦しい思いで見ていました。 タツの暴力に訴えない対応はかっこいいですね。 最後にあえて部内でどの女子生徒が好きかと言われたら、谷口さん派ではあるけど、付き合うとなったら食器の洗い方一つまで文句を言われそうだなあ。蛇足でした。 @ネタバレ終了 微細な箇所までこだわり抜いて制作された本作は、ゲーム制作に興味がある人のみならず、そうではない多くの人の心も打つと思います。 力作をありがとうございました。 そして制作お疲れさまでした。 -
ロストフレンド心無い人たちのせいで壊れてしまった友情と和解をテーマにしたストーリー。 姉の翠に巻き込まれる形で見捨ててしまった友人と和解する展開になる主人公・碧人ですが、彼の性格や心情含め、「誰かに頼ることは情けないことなのか?」に対するメッセージ性が強く練り込まれており、選択肢によって変わる結末は、絶妙かつ、とても考えさせられる内容でした。 過去作との関連性や、キャラクターの心理描写など、非常に深く、今までプレイしたみづしきさんのゲームの中で最も心を打たれた作品です。 @ネタバレ開始 サディストに登場した桜谷さんの登場にビックリしつつ、いつか交流関係経由で、碧人と再会してくれたら嬉しいなと妄想が止まりません。 過去作を知ってる人がにやける小ネタ、毎回、とても楽しませていただいております! @ネタバレ終了 -
僕らのノベルゲーム■まず面白い 何気なく始めたら冒頭から心をわしづかみにされました。 主人公が眠りから覚めたシーンで、ヒロインがもう少し寝ていたら? というのですが、 ここに美央が賭けをしているという伏線と、 もしかしたら主人公の寝顔を見ていたかったのかもしれない。 というダブルミーニングが効いた展開を5分たらずで差し込んでいて凄い。 もうこの時点で最後まで楽しませてくれそう! と確信できるほどでした。 始める前にチラっと見た感想で「シリアスな面もある」 ということで、序盤で盛り上がってる展開からどう急転落下していくのか? フリーゲームをプレイし始めて以来一番のワクワク感です。 ■キャラクターの立て方が上手い 3人の女の子が出てくるんですが、 それぞれ主人公のイジリでキャラの性格をわかりやすく表現されています。 それが全然説明的ではなく、「ああ、このキャラこういう性格なんだ」 ということがすっと頭に入ってくる。 不自然さがまったくない、ナチュラルなキャラクター達。 ■この作品の一番良いところ プレイしていて気づいたのは、 「自分もこのメンバーの中に入って議論に加わりたい!」でした。 このゲームの一番良いところってそこなんじゃないかな、と強く思いましたね。 まさに物語に入り込んで「自分ならこうする」が次々に出てきます。 物語における対立部分がしっかりストーリーに組み込まれているんでしょう。 主人公の見えない部分でもキャラクター達が動いているのも良かったです。 特に @ネタバレ開始 執筆作業が進んでいなかったタツが、 裏では苦悩しながら書いていたと思わせるシーンは泣けました。 あれだけ散々「書けないんだから仕方ない」と振っておいての見事な伏線回収。 詳しくタツの裏側を描写するんじゃなくて サラっと書いたところがタツの心情を想像をさせ心に響きました。 “個人的に”この作品は創作のテーマはサブで、 メインは主人公とタクの仲直りをメインにしていると感じます。 主人公とタツの二人がこの作品で一番成長した存在ですからね。 そういう意味では、女の子3人は最初から変化がなく、二人の補佐役に見えました。 創作論に関しては正解がなく、 それに対して友情というのは普遍的なものなので。 単純に作品が完成した! というものではなく、 二人の仲が戻ってその上で作品を完成させた。 という主題(ストーリー)が一番良かったですね。 最終的な決着がハグという学生特有のノリっぽいのも微笑ましかったです。 @ネタバレ終了 ■上げて落とすのが上手い ジェットコースターがなぜ人気なのかがわかります。 タツのシーンとかもそうですが、 これから楽しい創作活動始めるぜ! ってフリからの、険悪な展開。 落として落としてからの、仲直り。 物語を読んでいて、一番楽しい瞬間であるその「変化」の在り方が まざまざとストーリーを通して楽しむことが出来ました。 ■最後に感想 フリーゲームってなかなか本格的なギャルゲ、エロゲ寄りの文体がなかったので、 自分が求めていたゲーム形式はこれだ! と一番ピンと来た作品でした。 こういう作品をずっとやりたかったので、今回出会えたことに感謝です。 次回作があれば、それも絶対にやりたいと思います。 -
花のかげになくらむ落ち着いた文体で、引き込まれます。淡く切ない物語。 -
僕らのノベルゲーム先ほど読了致しましたので、感想を述べさせていただきます。 タイトルにもあるように何人かで一つの作品を作る楽しさ…そして大変さが描かれていました。 ノベルゲームに限らず、複数人が集まるものであれば当然意見が分かれるし、始めから最後まで全員が同じ熱量のはずもなく…。 ただ、それぞれのキャラクターの立場や心情が如実に描かれていて気持ちが分かるなと(第三者から見てその人に非があったとしても)。 自分も創作している身でありますが、創作するってどういうことなのかを再認識できる作品だったと思います。 この時期にリリースしていただいた九州壇氏さんには感謝いたします。 次回作も期待しております。ありがとうございました! -
花のかげになくらむ -
僕らのノベルゲームキャラクターたちの距離感が絶妙で、関係性が浮き上がってくるかのようでした。高揚、すれ違い、対立、そのような感情が彼らの言葉遣いに現れているのはまさに生きているかのようで、作者の妙が感じられました。またテキストに限らず最低限以上に揃ったBGM鑑賞モードやTipsなどの機能は嬉しい存在でした。 青春を下地にノベルゲームの合作を描いた本作。犇めく人間関係の距離の中にはカカオ度の高いビターチョコのようにザラザラと残る強い苦みもありましたが、やがて溶明してくる、苦みの奥にある甘い薫りにきっと陶然としてしまうことでしょう。 素晴らしい作品をありがとうございました(タイトル画面で流れる音楽を聴きながら)。

お風呂かこ
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中野カカオ
伊成狐珀@萬工房おくたごん
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