ホラー・オカルト
8300 のレビュー-
BEARこのゲームをプレイして良かったと、今心の底から思っています。 持ち主の家を火事にしてしまう『いわくつき』のヌイグルミと、そうした品々を引き取り処分する事を仕事にしている主人公。ボロボロになったヌイグルミの不気味さと、眠る度に起こる不可解な現象に冒頭から引き込まれました。 ヌイグルミが何故『いわくつき』になったのか? それを探る過程も先が気になる物で、そして最後には涙がポロポロ目から溢れました。凄く、凄く好きです…。このゲームが本当に好き。 人と物のお話が好きな方に全力でおすすめしたい作品です。
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思ひ出のラプソディタイトルとかわいらしいタイトル画面で、ほのぼのとした恋愛ものなのかと思ってプレイしたら、とんでもない展開に巴投げを食らいました(笑)。 かなりのワイド画面ですが、それを生かしたスクロール・拡大縮小などの演出が動きを感じさせ、これならワイドもありだと思いました。展開も短いなりに起伏がしっかり効いており、何よりキャラクターがいいですね。2人の主人公はもちろん、Dは渋いボイスもあいまって、非常に存在感がありました。 そのDの力によるハッピーエンドは、できすぎの感はあれど、描かれていた彼の言動からすると「彼ならそうするだろう」と思えるもので、綺麗かつ納得のいく終わり方。途中はグロテスクだったり人を選ぶ要素もありますが、読後感はさわやかでした。 詳しい感想はこちらに書いてあります。 http://nagisanet.blog.fc2.com/blog-entry-785.html
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Giggle。ひそひそ各話のタイトルがすごく良いなあと読み終えた時にしみじみ思いました。 個人的には「思い出に埋もれる」が特にお気に入りタイトルです。 お話とボイスの内容では「私は彼女の、彼女は私の背中を押した」における二人の喋り方の差と「ばいばい」がとても好きでした。 個人的には物語の起承転結における承や転の部分で察せるお話もあったので、どちらかと言うと意味わかというよりは惨劇は日常に潜んでいる、というような恐ろしさを感じました。 例のおまけではダミヘ的な音響演出が臨場感あって良かったです。これはヘッドホンまたはイヤホン推奨で間違いなしですね……。
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ゆーたんとある山の麓の小さな町。そこに住んでいる『みゆちゃん』が5歳の誕生日を迎えた日、両親からクマのぬいぐるみ『ゆーたん』をプレゼントされたことにより始まる物語。全3ルート、30分程度で完走しました。また、ナレーションを含めてフルボイスです。 かなり挑戦的な内容だと感じました。ベースは子供向けの絵本のような感じ(ナレーションの言い方も含めて)なんですが、そこに大人向けのホラー展開を取り入れて、独特な世界観を作っています。今まで見たことないような物語を堪能させて頂きました。 個人的にナレーションのボイスがすごく良いなと思いました。穏やかな展開・シリアスな展開での声の使い分けが良かったです。 最後に蛇足になってしまうんですが、「Uターン」の部分で大爆笑してしまいました。(笑うような展開ではないことは承知しているんですが⋯⋯!)
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瞳の奥で 断つ想い過去を振り返り、母との日々を再体験する物語。は素直に選びたい選択肢を押していると、いきなりBAD ENDになりました(笑) 良くなさそうな選択肢だなあとは理解していたんですけどね……。シチュエーションの選び方が秀逸だと思いました。過去は変えられなくても、それをどのように認識するかは変えることができる。主人公には、どうか前を向いて生きていってほしいと思いました。
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ナナツモリ露草くんが絶対に頼りになるという強い自信があったこと、そして先に天南ちゃんがびびってくれることで、さほど怖さは感じずに読み進めることのできる物語になっていました。 天南ちゃんはグラフィックがとにかく好きで可愛い~くて、露草くんはお父さんかな……なムーブが可愛い~くて、鏡くん! かわいい! か……かわいい! でした。 これは……もしかして……そういうことなのか……? などと思いながらも明示されることはなく終わるあれそれが、う~ん気になる! メニュー画面などデザイングラフィックも素敵ですね。 最初にEND1を見たらEND2の出し方が分からなくて大分ぐ~るぐるしましたが何とか無事に回収。 やっぱりEND1の締め方がすごく良かったです。余韻。
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BEAR紹介文に「いわくつき」とあったので、呪いや恨み関係の話かな…… と思いきや、そんなことはなく、悲しくも優しいお話でした。 主人公の、物に対する想いが優しくて良かったです。 エンドロールも感動的でした。
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箱めちゃくちゃ怖かったです。驚かし系に弱いので普段は避けているんですが、タイトルで気になって仕方なくてついやってしまいました。途中で思いっきりビックリして心臓が止まりましたが、その後もう1回ビックリした際に動き出したので事なきを得ました。良かったです。
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ゆーたん全ルート楽しみました〜。 フリーゲームノベルゲーム初心者の私ですが、このコンテンツには無限の可能性があるなと感じました(フルボイスすごい) 個人的に制作や作曲の裏話が好きでした!面白かったです。
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節馬県の恐ろしい旅節馬県……いったい何馬県なん……えっ「せつま」じゃなくて「ふしま」? いったい何島県なんだ……? 前書きから始まり徹底して随筆的な構造であったことが面白かったです。 筆者の感情は深く描写されず、淡々と出来事が語られていく。その語り口が根崎村で起きた何かへの興味をより強くして、終始、ドキドキ、そしてワクワクしながら読み進めてました。 ホラーはホラーでも幽霊や怪異が現れて恐怖に怯えるような種類ではなく、オカルト、或いは所謂クトゥルフ神話的な雰囲気であったこともワクワクの要因のひとつだったのだろうなあ、と。理解できない何か、じんわりと汗ばむような恐怖がとても素敵でした。 章ごとに区切りがあることも精神的なプレイしやすさに繋がっていて良かったです。
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ヤンデレ妹は愛したいっ!ヤンデレの妹ヒナから突然「好き」と言われてしまった兄の物語。選択肢はなく10分程度で読了しました。 ネタバレになるので細かくは言えませんが、短いながらも大きなトリックが仕掛けられており、まんまとやられてしまいました。構成の上手さに脱帽です⋯⋯! ノベルゲームという演出を利用した秀逸な内容でした。 また、終盤のヒナの言葉には、思わず「うんうん」と頷いてしまいました。ヤンデレという単語が出てくると過激なイメージが先行しやすいですが、それだけじゃないぞ、というメッセージを感じました。 短い時間ですが、ヤンデレ成分を摂取しつつ、物語の意外性もしっかり備えられた作品でした。未プレイの方はぜひやってみてはいかがでしょうか。
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私の【怪】験談プレイ直前「こ、怖いのかな…」 プレイ直後「も、もしかして?」(ほっこり) 表現方法に斬新さがあり、心の底から「なんて良い【怪】験談だろう!」と思う事限りない、素晴らしい作品でした!
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ゆーたんネタバレなども含むのであまり詳しく書けませんが 結果としてとても面白いゲームでした! お話の展開にもメリハリがあり読みやすくハラハラドキドキする瞬間がいくつもありとても楽しくプレイさせて頂けました! 演出面でもイラストからBGMやUI等もクオリティが高く勉強もさせてもらいました。ありがとうございました。
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マンホールぴょんぴょんこの自分のやりたいことをやる、プレイヤーを半分置いてけぼりにしているような感じがこれぞフリーゲーム!って感じでとても好きです。あと全然怖くないという言葉を鵜呑みにしてめちゃくちゃ油断していたら普通にびっくりしました。やられました。
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暗闇の家にて全エンド見ました! やっほ初見グッドエンドだぜ!って喜びましたが、最後のエンドロールの後の演出でえっ?となりました。当然といえば当然ですね。黒幕がナイアーラさんでしたし。 エンドのヒントも良かったです!ありがとうございました!
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フリー素材のお姉さん ~ ハニートラッパー ~プレイしました。 このゲームはギャグでありホラー要素でギャグであってホラーであってギャグであってアレだった! という感じです。はい、何を言ってるかよく分りませんね……。 視覚的・聴覚的に凝った演出が、物語にぐいぐいと引き込みます。また、その演出と相まって、オチへの入りが素晴らしいです。
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箱序盤は「ちょっと不思議なタイプの作品かな?」と思っていましたが、進むにつれてどんどん背筋がぞっとしていく感覚に襲われます。 じわじわとくる恐怖と言うか、考えれば考えるほどぞくぞくするタイプの怖さです。
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みちのく怪奇譚 1話オープニングは正統派ホラーノベルのような文章と雰囲気で、おおっとワクワクしながら……の所で視点終了! 本編は心霊現象を解決する側を主人公とした物語なので、ひたすら巻き込まれるだけの一般人視点より怖さは低くなるのが安心感でした。 各キャラも魅力的で、ホラー演出もさることながら、とにかくノベルとして面白かったです。 ハルノさん何者なんだ……! それからタイトル画面のBGMが、ホラーに相応しく不気味なのに、どこかワクワクもするような美しさがあって、すごく好きだなあと、うっかりゲームを始めるのを忘れたまま一度画面を閉じるほどに聞き入ってしまったのですが、書き下ろし楽曲だったんですね……! とても素敵でした。
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神隠姿「ああ、これぞノベルゲーム!」と文字を追いながら始めるも、ここは迷いの森ならぬ迷いの山か、いや、やっぱり森か。登山は危険。ぐるぐる回り続けて、and more...からの終わり。どうにか10種類、エンディングを見ることが出来た。ちょっとこれは挫折する方もいるのではないか。到達したエンディングの表などあれば良かったかしらん。 演出が素晴らしく、特に動画にセンスを感じた。
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暗闇の家にて短く、空き時間等を使って気軽にクトゥルフ神話の恐怖感を味わえるゲームでした。兄妹も可愛くて親近感が湧きます。ラストの選択肢がバラバラに配置されているところでゾワっとしました。制作お疲れ様でした。