ドラマ
8716 のレビュー-
千夜一夜のシェヘラザード2ルート分を読んで抱いた「どういうことだろう?」という疑問が3ルート目でとても綺麗に明かされ、その構造の面白さに驚きました。EDも素敵でした!優しく暖かなお話をありがとうございました。
-
monochrome light ⊿もし■■を消すことのできる光があったら…? ノートのようなオシャレな画面構成と、素敵なBGM。(しゃろうさんの曲、私も好きです) 流れてくる軽快で楽しい会話を眺めていると、不穏な気配…! 生きることについて考えさせられるビターな(でも前向きな気持ちになれる)青春ストーリーでした。それぞれの視点の違いが面白かったです。 -
WHITE DEW時を越える竜の王・ケイシャと、やがて亡くなる運命のアリネが過ごすひと時のお話。 二人のやり取りが微笑ましく、過ごしてきた時間や関係が想像できるのが良かったです。 ファンタジーだと思っていたらいきなりツッパリ少年が出てきて驚きましたが、読み進めていくと理由が分かります。 途中のカードバトルが凝っていてすごい! 効果が覚えられず苦戦しましたがなんとか勝てました。 最後のスチルが切なく綺麗です。 夢の内容は悲しくても、二人の会話で暖かい気持ちになれるファンタジー作品でした。 -
風待ち人 夢追い人(iPhone・iPad対応版)公開前からとても楽しみにしておりましたが、 作者様らしい心がじんわりと温まる読後感の良い作品でした。 冒頭のオープニングや挿入歌のシーンがとても良かったです。 楽曲は初めて聞くものでしたが、歌詞が印象的でした。 また、文章はとても読みやすく、情景や心情がすっと染み入るように入ってきました。 空の描写なんて本当に素敵だなぁ、と。 @ネタバレ開始 他の方も指摘していましたが、 「特に夢のない普通の社会人が現実を前向きに生きる」様を描いたという点で、 非常に日常や大衆に寄り添った素敵な作品だなぁ、と感じました。 こういう作品こそ世の中に必要!とそう強く思います。 @ネタバレ終了 読後にほっこりする作品をありがとうございます。 -
未完の後悔悩みや問題を心に抱えた高校生たちの物語。 時には真っ向からぶつかり、激しく言い合う場面ではどうなるのかハラハラしました。 自分が高校生の時はここまで物事を深く考えてなかったなー、と己の浅慮さを思い知った次第。 色々と考えさせられる作品でした。 -
行列のできる激辛ラーメン店行けなくなったと言った由加里ちゃんが、なぜ途中で店に来たんだろう……? 店の不自然な注意書きも気になるし……。 2周しましたがいまいち真相はわかりませんでした。なかなか難しいお話でした。 @ネタバレ開始 美少女が辛いものを汗を流しながら食べるのって、なんだか扇情的というか、グッとくるものがありますよね。 そういうのを表現した物語だったのか、はたまた、由加里ちゃんはこのラーメン屋のいわゆる『さくら』で、『食べられない激辛ラーメンはお出ししません』という注意書きが嘘ではないことを証明するための人、だったのか……? けれども、なぜ行列ができるのか、そしてなぜこのお店のお客は女性ばかりなのか……? 謎の多い、不思議なお話でした。 @ネタバレ終了 -
高層マンションちょっとだけコワイかなーと思うけどホラーではないです。 簡単に主人公が逝ってしまうので、ちょっとドキドキしましたが…w エンディングによってスタッフロールの画像が変わる演出には、おお…とさせられました。 -
風待ち人 夢追い人(iPhone・iPad対応版)なかなか自分のやりたいことって見つからないものですよね。社会人になってしまったらなおさらだと思います。 それを、夢を諦めないでかなえようとする姿、夢は見つからなくてもそれでも自分なりに前を向く姿に感動させられました。 挿入歌の動画もよかったです。 -
「私のこと、ご存知ですか。」出会う人に「私のことご存知ですか?」と尋ねて歩く主人公のお話。 シンプルな質問と選択肢ながらトゥルーエンドにたどり着いたときにはほっと息をつきました。 トゥルーエンドのタイトルもなるほどと感じられるもので、少し悲しくけれど優しい物語でした。 -
お前のスパチャで世界を救えとても楽しませていただきました!面白かったです! -
未完の後悔写真部の4人が織りなす青春の物語。僕は50分ほどで読了できました。制作者様が作品に込めたメッセージがひしひしと伝わってくる力作だったと思います。 @ネタバレ開始 本作品の大きな魅力は、4人の内面の変化を丁寧に描いていることだと思います。特に、小坂さんの心理はかなりダイナミックに変化するので、大変読みごたえがありました。後悔した過去と向かい合うことがテーマとして描かれており、プレイ後は自分自身についても振り返らずにはいられませんでした。 後悔している記憶と向き合うのって、どうしても怖さを伴うんですよね……。「過去はどうせ変えられないんだから」と自分自身に言い訳して、苦い記憶を意識の端におしやろうとしたことは、僕もあります。なかなか過去のことを言えない小坂さんには、かなり共感していました。 後悔をどう扱うかは、その人の価値観によって大きく左右されそうです。また個人的には、置かれている環境やタイミングも大事だと思います。そういう意味では、仲間の力を借りて向き合えた彼らは、幸運だったのかもしれないとも思いました(もちろん、向かい合う怖さに打ち勝った本人たちの勇気も偉大だと思いますが)。こういうこともあるから、人の縁は大事にしたいよなぁ、なんてことも思ったり……。話は少しそれますが、写真部の4人はみな優しくて良い奴らですよね。序盤、相手を思うが故に身動きが取れなくなっている彼らの様子が描写されますが、その部分もすごく納得がいきました。優しいからこそ、なんですよね……。 小坂さんが終盤に至った心境は、大変興味深かったです。彼女は過去と今一度向き合うことで、いじめをしていた相手への怒りに気づくことが出来たのだと思います。 「私は、相手に怒って良かったのだ」 「自分のふがいなさをこんなに責めなくても良かったのだ」 そう思えたことで、結果的に小坂さんは自分自身を許すことができ、背負った重荷が軽くなったのだろうと思いました。後悔の記憶から逃げることも、時と場合によっては悪いことではないとは思います。しかし、改めてその記憶と向き合うことができれば、その体験を再解釈でき、結果として自分の苦悩を軽減できることもあるのだろうと思いました。本作品のおかげで、大変良い読書体験ができたと感じています。 @ネタバレ終了 本作品をプレイして非常に驚いたのは、効果音だけでなく、イラストや音楽も自作された点です。シナリオの強いメッセージ性も含め、作者様の熱量には圧倒される思いでした。個人的には、4人で集合しているイラストが1番好きです。素敵な作品をありがとうございました。 -
僕らの一歩ノベルゲームをしている学生の物語。僕は15分ほどで読了できました。 自分もノベルゲーム制作をしていることもあって、終始親近感を持って読むことが出来ました。描写は端的で淡々としていますが、主人公の内面には多分もえたぎるものもあったんじゃないかなと思いながら読ませて頂きました。 @ネタバレ開始 日常を不器用に生きる様子と、チャットの中では好きなことを率直に語り合う様子が対比的に書かれている点が印象的でした。 三田君も木山も、普段の生活では欲求不満を抱えていたのだと思います。三田君は本当の思いを言えずに周りに合わせてしまう一方、木山は正直に思っていることを言って浮いています。日常生活でうまく立ち振る舞えないからこそ、彼らは創作に向かうのかもなあ、なんて思いました。「この後、2人はどうしたのだろう」と、その先を想像せずにはいられませんでした。 -
僕らの一歩非常に共感できる内容でした。 タイトル通り迎えるエンドロールに感じ入ってしまいます。 前向きに終わるところがとても良いですね! 願わくば二人が末永く一緒に創作を続けられることを。 -
夏の思い出各エンディングの分岐の中身がそれぞれ印象的で、 エンディングへと向かう語り口も詩的でなかなか良かったと思います。 各エンディングの1枚絵も印象的でした。 素敵な作品をありがとうございます。 -
高層マンション短くまとまっていて,今後の人生をどう歩んでいくべきか 自分はどういう人生を歩みたいか少し考えさせられる面白い内容でした. @ネタバレ開始 安らかに逝くエンドと虚無感エンドを見たあとに 白紙の理由を確認しないで最後の1行を見る選択肢を選んで あの部屋に閉じ込められている瞬間が分岐点だとわかりました 面白かったです 追加シナリオでは3人選んだ後に結婚しない選択肢だけでなく選びなおす 選択肢も残っていたので何かあるのではと思って選び直したら 真実にたどり着いてノベラーバッジを手に入れられました こういうギミック大好きです,意外な真実も実に面白いめぐりあわせでした. @ネタバレ終了 ↑バッジ関連とシナリオのネタバレ -
高層マンション自宅は高層マンションの最上階。 書斎で優雅に休日を過ごしていたら、閉じ込められてしまい…というお話です。 物語は次第に、手元にある本の内容と、同じ出来事を辿っているような気がしてきて、 すこし不思議な展開も見せていきます。 30分前後で遊び終わるぐらいのボリュームで、遊びやすいです。 @ネタバレ開始 逝ったー! また逝ったー!!! 他の方のコメントにもありましたが、何かと主人公が逝ってしまいます。 すみませんが「逝った」というワード選びも面白くて、私も笑ってしまいました。 …なんですけど、こちらはラストまで遊ぶと、ガラッと印象が変わります。 「書斎で・・・あの世へと旅立った・・・。」に収束していた美しさを感じました。 本の過程はともかく、最終ページの結末は変わらないという構成がとても良かったです。 これによって分岐していた各エンドも、 最後に1つの作品としてまとまったような感覚があり、とても印象に残りました! あと、エンドロール中の家族写真ですが、 過程によって写真が変わる演出がとても好きです! 文字で語らないことで「家族内でやっぱり亀裂が走ったか…?」とか、 「この家族はこの先も、きっと幸せだっただろう」とか、 想像が膨らむのがとてもいいですよね~。 オマケ?の教訓シナリオも、 エンド後にこっそりタイトル画面に追加されるのが良いですね。 ボリュームもありつつ、本編の後日談になっている構成が面白かったです! 写真もそうですが、遊ぶ側の興味をくすぐるのがうまいなーと思いました。 ※不具合? ちょうどシナリオとバッジが追加されたタイミングだったようで、 作者さんの次にバッジがGETできたのはうれしかったですが、 「ノベラー」を獲得できる場面がないかも…? です。 おそらく最後の最後だと思っているのですが、 「結婚だけが幸せの対象ではない」の先まで楽しませていただきましたが、 「プチノベラー」のバッジがGETできて終わりとなりました。 「ノベラー」のバッジも探しましたが、見つけられず…。 構成的には教訓が出現するタイミングで「プチノベラー」、 いま「プチノベラー」がGETできるタイミングで「ノベラー」が正しそうかなと思いましたが、 どうでしょうかね…見つけられてないだけだったら申し訳ないです…。 @ネタバレ終了 詳しくは↑のネタバレで書きましたが、 構成の美しさを感じられる印象的な一作でした! -
嘘つきジョアンナと春の雪優しさがいっぱいの作品で、思わず涙してしまいました…! 切ないですが、心温まる優しいお話です…。 これからの彼らの未来が、素晴らしいものであることを願ってます。 素敵な時間を、本当にありがとうございました…!! -
ロストフレンド姉の協力のもと、失ってしまった友情を取り戻すお話。 お姉さんが積極的に協力してくれるので、おねーさんに惚れそうになりました…いやん、めっちゃイケ姉やん… 実際の問題ですと、許すのは難しい問題かもしれませんが… それでも取り戻したいと思えるくらい大切な友達だったんですね。 とても切なくていいお話でした。 スタッフロールの演出もしんみりしていて好きです。 -
さらば劇薬主役の座を競う2人の少女のエチュード(即興劇)。 なんと、役者2人の物語と、彼女らの演じるエチュード、 2つの物語が楽しめてしまう。 役者の思いがあった上で舞台上でどう動くか、という面白い構図です。 どこまでが演技なのか、そもそも現実と演技の境界はあるのか、 そんな考えが頭を過ぎる迫真のストーリーでした! そして演出が凄いです! 公演ポスター、チケット選び、開演前の挨拶、 章間のイラスト、パンフレットなど凝ってる! 選択肢の選び方も斬新でした。 素敵なイラストを画面いっぱいに使って、 鏡写しのようなそれは内面の変化を暗示しているようにも思えました。 @ネタバレ開始 私の読解力では理解が追い付いていないかもしれないのですが、 最後の選択肢が一際印象的です。 何をしてもマチネが止まるイメージが湧かず、ドキドキ! エンド2には茫然としました。 役に入り込み過ぎて現実となった悲劇なのでしょうか。 後から考えると、マチネ王子役を抜けてもマチネ役としての激情が 彼女を突き動かしたように思えました。 エンド1は、張りつめていた緊張が解けて、 現実に引き戻されるような感覚でした。 「女子高生たちがエチュードを演じる」というお芝居だったのかなと。 ○○役の××ですという、役を解除したときの安心感、好きです。 @ネタバレ終了 -
Sea glass(シーグラス)プレイさせて頂きました! 一周目はリゾート気分なBGM・美しい青の背景・動画がふんだんに使われ、画面越しに見るファン目線で美しく完璧な彼女が語られていきます。でも………な作品です。 @ネタバレ開始 1周目で感じた彼女や描写への違和感が、2周目でどんどん文章になっていくところにはぞくぞくしました! 2周目を読むと、青の美しい背景が、色あせて寂しく、でも彼女を救いで包んでくれるように感じ方が変わりました。 他人に幸せと思われることが幸せ。誰にも弱みを知られることなく幸せと思われたままで死んでしまいたい。 個人的にすごく共感出来てしまいました…。 彼女のストイックさや纏う煌めきとは程遠い人間である自分ですら共感する点があるのですから、持っている彼女にとってそれが崩れることへの恐怖は、自分が思うより余程大きいものだったのだと思います。 背負うものが大きくなって、出発点を忘れて、自分を偽って。そんな彼女が唯一本当に好きだったのが絵を描くこと。そう考えるとしんみりします。 誰も気にせず思うままに描いた、彼女の絵が見たかった。 @ネタバレ終了 本当に考えさせられ、心に残る作品でした。ありがとうございました!

しお
みそ(misosio)
富井サカナ/DIGITALL
Petit
冬紀
龍のな@*untitled*
蒼猫
なちなま
九州壇氏
OneManGames
加藤 匠
森崎ささ
ソルト
飴ツユ