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939 のレビュー
  • 兄さんとラブホに入った俺!
    兄さんとラブホに入った俺!
    コミカルな雰囲気に押されるままプレイしていたのですが、中盤より始まるシリアス展開にドキドキしつつ、最後はほっこりしながら終わりました。 コミカルハッピーBL。 兄が逃げ切れたかどうかはぜひご自身でご体験ください。
  • 親友を攻略したい!おまけ版
    親友を攻略したい!おまけ版
    本編プレイ済勢が多い中で恐縮ですが、未プレイ勢です。 特定シチュエーションにおけるショートストーリーでした。 本編プレイ前にキャラクターや雰囲気を感じるのにちょうど良いと思いました! 沢山のフェス参加作品に素敵なファンアートを贈られているので、 非フェス作品ですが気になって遊ばせて頂きました!
  • 恋と嘔吐
    恋と嘔吐
    作者様の作品は愛の定義や恋愛関係について 疑問を投げかける作品が多い印象でしたが、 本作は直球でその点を描いた作品に思えました。 @ネタバレ開始 「恋愛が気持ち悪い」 「恋とか愛とかあるわけない」 そんな彩華くんが航平くんに抱く気持ちは 性欲を伴わなくとも一般的には 恋や愛と呼ばれる気がしましたが、 本人には不快なラベルなのだろうなと…。 そう思っていたら、まさしく恋子さんが その指摘をしており……複雑ですね……。 @ネタバレ終了 猟奇的に見えて彩華くんの抱いた感情には、 共感する方も多いのではないかと思います。
  • いつかその手を取るために
    いつかその手を取るために
    ドットで描かれる、ギャグっぽいと思わせて案外シリアスな設定と温かい物語。 @ネタバレ開始 勇者が勇者になった理由と身体の事情……。 出来れば人のままの物語の続きももう少し魔王側から見たかったかも……。 眷属になっても勇者は勇者である……その言葉に救われた気がします。ソウル、いい仕事してますね! 魔王、案外いい奴だけど、魔王側の事情とかはどうだったのだろう…… いやもうスパダリだからいっか! @ネタバレ終了 切ないけれど、前向きなタイトル回収と画面の変化が良かったです。
  • 兄さんとラブホに入った俺!
    兄さんとラブホに入った俺!
    スピード感溢れるギャグに定評がある作品とのことで、気になりプレイさせていただきました。 冒頭から期待を裏切らないハイテンションギャグで、パートボイスのチョイスが絶妙にセンス良くて前半ずっと笑ってました。 途中からふたりの子供時代の回想ストーリーに入り、かなりシリアスな展開にしんみりした後にほんわかするラストが待っていました。いいお話でした! @ネタバレ開始 自分がどんなに辛くても陽太の幸せを願い、同性愛であることに悩み苦しむ兄さんと、そんな兄の闇を持ち前の明るさと純粋さとおバカさで溶かす陽太くん。 色々な「愛」の形がありますが、子供の頃からお互いがずっと「一番」だったふたりにこれからも良い関係でいてほしいです! 最期タイトル画面が変わったのにはニンマリしました。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 兄さんとラブホに入った俺!
    兄さんとラブホに入った俺!
    他作品で、作者様の文体がものすごく好きになり、この方の書くBLってどんなものなんだろう!? と、とても気になってプレイしました。 @ネタバレ開始 前半部分の陽太君のゴーイングマイウェイっぷりは、すごかったですね! ただただ勢いに飲まれ、笑いで痙攣しそうになりました。 どこからどう突っ込んでいいやら!! でも、ひたすらにお兄ちゃんラブ! な彼が可愛いなーと思いました。 名前部分と画像の使い方が好きです! 中盤からは一気に雰囲気が変わり、タイトルから想像もつかないほど、胸が痛くなる展開でした。 可愛い弟の未来を守りたい、でも自分は男性をそういう対象として見てしまう、お兄さんの葛藤が伝わってきました。 ちなみに私、元々BLが苦手だったのですが、その時期にこの作品に出会えていたら、そう思わずにはいられなかったですね。 今はBLというか、カップルが幸せな顔して一緒にいれば、それでいいのだ! です(決して、義兄弟BL最高ー! 想いが通じ合ってハッピー! とか思ってません…!!) 好きになってしまったんだもの、それがきっと全てですよね。 家族愛だっていいじゃない、人の数だけ愛の形も、幸せのあり方も違ったっていい。押し付けない愛なら、同性だろうがなんだろうが、いいでしょう! これからの二人の未来はきっと明るいし、笑いの絶えない素敵な家族になると思います…! コメディなだけでなく、きちんと同性、家族を好きになって苦しむ葛藤まで描かれていて、深いシナリオでした。 @ネタバレ終了 陽太君が淫語を発しても、全く不愉快にならないのがすごかったです。 爽やかで、ちょっとおバカで、ゴリラな彼がとにかく真っ直ぐで可愛かったー!  いやー弟はいいなぁ…としみじみと感じる作品でした。ありがとうございます!
  • あかいろきみと、しあわせに
    あかいろきみと、しあわせに
    タイトルの可愛い子達に惹かれてプレイしました。 辛子が効いた感じに怖いです。 最後まで、彼の傷謎は分かりませんでした。ちょっと暖房つけすぎて暑いなと言う時にお勧めします。
  • あかいろきみと、しあわせに
    あかいろきみと、しあわせに
    タイトル画面のオルゴールの音色...。 開始から、素敵な夕暮れを想像できてしまうほどの文章...。 スーっと作品に入って行きました。 そして、読めば読むほど真実を知りたくなり、結末も知りたくなりました。 色々な真実や結末を想像しながら読んでいましたが、全てハズレでした。 @ネタバレ開始 何故太郎君は、首に血が付いているのか? 何故太郎君は、喋らないのか? 意外な真実と結末に驚きました。 だけど、太郎君が幸せを感じることができたので良かったです。 幸せって人それぞれなんですね。 @ネタバレ終了 素敵なお話をありがとうございました。
  • 負け犬の癖に吠えるな
    負け犬の癖に吠えるな
    最悪と最悪を掛け合わせたら最高になるのはご存知ですよね? と言わんばかりの毒々しさ 最高~! 確実に人は選びますが、合う人にはとことん合います 俺はどんな展開も受け入れるぜ! という人には是非ともプレイして欲しいです。 素敵なゲームでした、ありがとうございました!
  • あかいろきみと、しあわせに
    あかいろきみと、しあわせに
    白黒なタイトル画面のイラストから、可愛らしいけどダークな作品なのかな~? と思ったら、プレイ中の画面は全く違う! ちびキャラも可愛いですが、めちゃ綺麗なイラストに大興奮! 文章も始まりから素敵で、即ハートを鷲掴みでした。その後のストーリーも素晴らしかったです! @ネタバレ開始 タイトル画面のBGMの効果もあり、最初は学校帰りなのかな? 感傷に浸るようなお話かな? なんて思っていたら、気が付けば夕焼けが不穏な色に見えている。 首元の赤、喋らない主人公……喉切られてお亡くなりなのかと思っていたら、車掌さん! そしてクロ君の気持ちいいくらい狂った感じと行動力がたまりません! 太郎君も普通の人っぽいのに実はかなり……。このコンビ最高! 辛く苦しいはずの地獄でも二人なら笑い合っていそうで、とても気持ちが良かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました(*´ω`*)
  • 負け犬の癖に吠えるな
    負け犬の癖に吠えるな
    以前から気になっていたこちらの作品をやらせていただきました。 注意書きにある通り、暴言、暴力、いじめ、犯罪…あらゆるものが詰め込まれているメンヘラ美咲兄さんに優太くんが立ち向かう物語になっています。 @ネタバレ開始 美咲兄さんに終始イライラしながら早く報いを受けてほしいと思ってました。スカッと展開を見たくて優太くんがしぬエンドを先に見ました。優太くんは多分この先も美咲兄さんに囚われ続けるのでしょうか…。優太くんが幸せになるエンドを見たいです。
  • 親友を攻略したい!おまけ版
    親友を攻略したい!おまけ版
    別サイトに掲載されている本編の後日談のような位置づけのゲームで、短い時間でもほっこりした気持ちになれるお話でした。 @ネタバレ開始 本編の後日談ではまだお互いぎこちないというか、距離感をはかりかねている雰囲気でしたが、今作では仲睦まじいところを見ることができて良かったです! タイプの違うふたりだからこそ補い合えることがあるんだろうなあと思います。 今作では攻略要素が出てこないので、本編を読むことをおすすめします。最後まで読んでからタイトルの秀逸さに気づいて感動しました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 負け犬の癖に吠えるな
    負け犬の癖に吠えるな
    注意書きにもありますが、暴力の嵐、モザイク込みでの猟奇的表現があるので、それらが苦手な方は要注意です。なんでもOKかつどこまでも病んでる青年が大好きな方にはこの狂った世界をオススメしたいと思います。 主人公の優太くんのラック(幸運値)はどれだけマイナスなんだと心配になるような、最初から最後までひたすらに重なり続ける不幸と絶望の物語でした。 現実世界にいたら光の速さで全速力で逃げ出しますが、美咲さんのイカれ狂いっぷりが凄まじく、どこまでも狂気を培養し続ける姿が好きな人にはドストライクなキャラなのではないかと思いました。 @ネタバレ開始 ご、ご両親が画面に初めて映ったと思ったら、まさかのモザイク肉塊ーー!!! このシーンが一番怖かったです…(涙) 現在実装されているエンドは2つのみということで、この地獄から優太くんが幸せになれるエンドは実装されるのか気になります…!! @ネタバレ終了 かなり重たい話、こってりした絶望感が続くので、めちゃくちゃ元気がいいハート・メンタルの時にプレイすることをオススメします! 素敵な作品をありがとうございました!
  • 恋と嘔吐
    恋と嘔吐
    作者様のゲームは独自のカラーがあるなといつも思いながらプレイしているのですが、今回は狂気性よりも社会性が表に出ている重厚なストーリーでした。 主人公の航平くん視点が終わった後からが本番と言っても過言でないくらい、視点が切り替わってからがとにかく濃厚で、色々と考えさせられました。 @ネタバレ開始 彩華さんがコミュニケーション能力に難があるのは航平さんの部分でも明らかだったのですが、彩華さんの視点に切り替わった後でその半生を追うことで「なぜ、このような人間になったか」が明かされて物語に一気に厚みが出て、彩華さんがある種のリアリティあるキャラとして輪郭がくっきりしました。 虐待された子どもは後遺症とも言うべき様々な障害を負うことになる子が多いですが、彩華さんも嘔吐症や自分の体に対する嫌悪など複雑なPTSDを抱えていて、最後に恋子さんにあんなことをしてしまったのも彩華さんからすれば自分の世界を守るためだと思うので、ある意味で理解はできつつ……子どもである航平さん以外、誰も彩華さんの手を取って引きあげてこられなかったところに、日本の現状を見た思いでした。 彩華さんのように、虐待を受けながらもその地獄から抜け出せない・助けてもらえない子どもがこうして感想をタイプしている今この瞬間もいると思うと、とても嫌な気持ちになると同時に虐待の連鎖と悲しみを断つ方法を模索していくのが先を生きる者たちの義務だとも感じました。 いつもならキャラクターの狂気性に惹かれるのですが、本作はその社会性に目が引かれました。 @ネタバレ終了 今までプレイさせていただいた作品とは少し違うタイプの物語、色々なことを考えながら終えました。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 桃尻のハコ
    桃尻のハコ
    あなや貴族の方々が朝から晩まで夢中になる皆大好きあの子のお尻、Hey,osiri!! 今日も魅力的すぎて困っちゃうぜ!! 冒頭から尻尻尻とお尻連呼の貴族様たちの下世話なお話に「みんな、お尻派かぁ…」なんてズレたことを思いながら、衝撃のラストまで一気に読了させていただきました。 もしやこれはシリーズものなのかしら?と最後の最後まで見たときに思いました。 もしそうなら、第二話も楽しみにしております。 伊勢を目指す道中の問題の背景が、どれもいい味を出していました。 筆で描いた絵が平安絵巻物などを彷彿とさせてすごく良かったです。 @ネタバレ開始 一番初めに桃さんが「鬼が現れたけれど逃してもらった」と言ったときから「君が鬼なのでは…」とちょっと疑い、その後の天使の寝顔で「こんな天使ちゃんが鬼なわけがない!!」となり、最終的に鬼でしたの展開に「鬼、だったの、ねっ…!!(血の涙)」となりました。 いえ、もちろん元々鬼などいなかったというのもその通りなのですが、この真相のぼかし方がとてもお上手で、御二人ともが鬼であったというのもアリですし、そうではなかったというのも……この辺りの不思議な終わり方が逝った2人に対する何とも言えない余韻がありました。 。 2人が幸せそうに寄り添って眠っていたので、個人的には万事OKでした。 どこへ行っても2人が本当に心安らかにいられることはたぶん難しかったと思うので、こういう終わり方がむしろ幸せなのかも…と思えました。 @ネタバレ終了 尻尻尻とお尻が前面に出ていた冒頭からどんどんシリアスになっていき、最後はきちんと情緒を乱してくる幕引きがとても巧みで、最後は「どうなるんだ、この2人!?」と読み進める手が止まりませんでした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 偽りの花嫁、血染めのドレス
    偽りの花嫁、血染めのドレス
    ヤンデレ系のお話が好きな方がとことん楽しめるお話!と最後まで読んで思いました。 結婚に対する憧れと結婚にかける思いがとても強くて、主人公の伊吹くんと一緒に美笛さんの結婚に対する思いに圧倒されました。 @ネタバレ開始 精神の均衡が常にギリギリの状態で保たれている美笛さんの精神イメージは、湖などの上に張ったとてもとても薄くて脆い、指一本で押しただけで割れてしまう氷だと感じました。 美笛さんの過去が壮絶で、伊吹くんとの結婚にすべての希望を託した理由も分かったので「なるほど、命を絶つのも仕方ない」と納得できたのですが、あれだけ必死に迫られるとやっぱり怖いよねという伊吹くんの心理も理解できて、どちらも幸せになれないのが切なかったです。 美笛さんが元々とても綺麗な方なのでウェディングドレスがとても似合っていました。 それだけに純白のウェディングドレスが真っ赤に染まっていくところが、なんとも言えない「色による恐怖」を感じさせました。 @ネタバレ終了 精神的に追いつめられた美笛さんの勢いに終始、伊吹くんと一緒に気圧され続けました。 伊吹くんも言っていましたが「違う、そういうことじゃない…!」という感じで「美笛さん、落ち着いて!」と思いながら読み進めました。 まさにタイトルの通りの物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 溺れるフラーダリー
    溺れるフラーダリー
    どんな形であれ、親によって人生を磨り潰される子どもというのは、どうにかしてその地獄から掬い上げたいと思わずにはいられません。 本作も主人公のアキラくん、アキラくんが音楽室で出会う総一郎くんも親のエゴによって人生が磨り潰されていて、ストーリーが進めば進むほど二人が生きながらに見ている地獄を直視することになって、胸が痛くなりました。 @ネタバレ開始 妹のために生きている、否、最早「妹のためだけに生かされている」とも言えるアキラくんの境遇も、亡くなった妻の代理として妻として生きることを強いられた総一郎くんも、二人とも身勝手な大人のエゴで人生の一番大切な時期をぐちゃぐちゃにされていて、本当にやるせなくなりました。 聡子じゃねーですよ!!と思わず父親の右頬にストレート×マッハで1000発くらい入れてやりたくなってしまいます。 性的虐待を含めた育児放棄&虐待が総一郎くんに与えた傷を思うと、トゥルーエンドでようやく呼吸ができるようになったんだねと思える穏やかな顔は、見られて本当に良かったです。 タイトル画面も二人の穏やかな顔になって、眼福でした。 @ネタバレ終了 人間として生まれたのなら、泥水を啜ってでも生きていくような日々もあれば、そこから蓮の花のように咲き誇る日々も来るだろうと、希望と救いを感じられる物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!
  • 親友を攻略したい!おまけ版
    親友を攻略したい!おまけ版
    文化祭の準備をしている淳一くんと稔くんが一緒に下校するまで… の放課後の一コマを描いたお話でした。 掌編ですがしっかり甘さを感じられる、 かわいいかわいいお話にほっこり癒されました! この物語だけでもほっこりできると思いますが、 二人の関係性をたっぷり味わうためには 前作を読んでからのプレイが断然オススメです! @ネタバレ開始 前作に引き続き、とにかく二人の会話、関係性がとてもイイ…! 今作は恋人になった後ではありますが 、友達の期間が長かった分まだちょっとカップルとしてはぎこちなかったり、 友達感が抜けていないところが、逆に初々しくていいな~青春だな~と微笑ましく思いました。 相変わらず主導権を握っているのは稔くんかな?と思いきや、 肝心なところは淳一くんがしっかりツボを押さえているのも素敵ですね。 死ぬほど好きだなんてカッコイイ…!! なかなか口に出して言えないほどの大きな愛を、 ちゃんと言葉にして伝えられる淳一くんはやっぱり男前だなと思いました。 気持ちを伝えるってホント大事!照れ顔の二人にもキュンキュンしました!! 前作では二人が付き合うまで…で、二人のラブラブ要素をもっと見たいな と思っていたので大大大満足! タイトル画面の二人の笑顔とか淳一くんの満面の笑顔とか、 幸せそうな二人の姿がとても嬉しかったです。 美味しいケーキを食べながら更にラブラブしてほしいなと思いました! @ネタバレ終了 読み終えて、ああ~やっぱこの二人いいなぁとしみじみしちゃいました。 叶うならばもっと見続けていたい…! ぜひともシリーズ化して二人を描き続けてもらえたら…なんてこっそり期待しています。 青春ラブストーリーとしてだけでなく、 自分の気持ちを伝えることの大切さにも気付ける温かな作品でした。 ありがとうございました!
  • Liars’ Island / ライアーズ・アイランド
    Liars’ Island / ライアーズ・アイランド
    少年と二人だけで過ごす非日常の夏休み。楽しい日々の裏に垣間見えるそれぞれの心の傷にどう向き合っていくのか。前向きな気持ちになれる作品。ヒロインの渚くんは大人しいけれど意外と大胆な行動力もあり、とても可愛かったです。 いつかは答えを出さなきゃいけない。でも、ずっと終わりがこなければいいのに。二人のついた嘘に共感を覚えました。すぐに嘘だとわかるのに、この瞬間だけは嘘が本当になったかのような不思議な気持ちでした。 @ネタバレ開始 渚くんを大切に思うからこそ嘘を終わらせることを決断したシーンがとても好きです。こんなに懐いてもらえたら甘やかしたくなりますが、ひと時の感傷よりも、その先の未来を選び取ったことに、彼の心情の変化を感じます。 @ネタバレ終了 温かく切ない物語をありがとうございました!
  • 兄さんとラブホに入った俺!
    兄さんとラブホに入った俺!
    気づくと弟とラブホにいた!弟は言った「兄さん、俺を抱け!」ヤル気を五七五で表明してくれるがちょっと待って……!  兄弟の愛とすれ違いとやっぱり愛が怒涛の勢いで描かれる短編です。陽太くん(弟)の俳句がしばしば過剰に字余りなのもスビード感特盛です。  陽太くん自由律もたいがいにしないと!  BL表現が多いというか、メインの作品ですのでそこはご注意。  また、BL愛好家にとっては「BL的にどんな傾向なのか」という点が気になる所だと思われます。  よってネタバレタグの中で記載します。「そこを知ってからじゃないと不安でプレイできない」という方はご確認ください。  また、暴力描写があります、こちらに不安のある方も確認が必要ならご覧ください。 (ドンとネタバレしてしまうので「なんでも食える雑食だ!来ませい!」という方は見ないでプレイどうぞ) @ネタバレ開始  このゲームは ・自分がゲイであることをさんざんに周囲にさげすまされ、恥じている主人公をスパダリ弟が愛で包む  形式です。兄弟は血は繋がっていません。そのことはゲーム序盤で明かされます。  サムネを見ると ・イケメンゲイの弟があまりにもまっすぐ主人公である兄を愛するので、ノンケ兄もほだされてしまう  ようなハッピーアホエロ物っぽく見えますが、そうではありません。  実際は「モブによる凌辱経験のあるボロボロハートの主人公を弟のひたむきな愛が癒す」のような展開です。 ・モブ男子たちが主人公の性指向を知って軽蔑し、いじめ、人前で彼がゲイであることをバラすシーンがあります。  暴力表現にスチルはありませんが、文章の描写はかなり苛烈です。  モブは同性愛者ではなく同性愛嫌いの男子、しかし主人公を性的にいじめることはためらいません。  凌辱ものエロスというより、ひたすら卑劣な行為という印象の描写です。このくだりはそこそこ長いです。  そして、この物語は復讐譚ではありません。悪党どもはとくに傷つくことなく物語からフェードアウトします。  序盤のラブホパートが終わり、主人公の心がひたすら傷つけられる少年期エピソードに入ると、直前まで強引に迫られる主人公のピンチに笑いながら 「がんばれ陽太くぅん!さあさあエッチ♡ エッチ♡」 と言っていた自分の助平心に鉄槌が下った気持ちになるかも……。 (画面前でこのホモネタをゲラゲラ笑ってる私と、モブ男子のやっていることは本質的に同じだわ…!) と考えました。わたくしは。 そのうえで物語は光の陽太くんがなんとかしてくれるので、ココまで読んでOKの方ならきっと! 楽しめると思います。 @ネタバレ終了  さて、ストーリーは短い中にも山あり谷ありですが光属性の極み・陽太くんが何とかしてくれます!  大丈夫!彼は知性以外のすべての人間の善性を備えたスーパーブラザーなんです!  大船に乗った気で身も心も任せるべき! @ネタバレ開始  陽太くんは主人公の人間性を深く尊敬し愛しているから恋人同士になれると信じています。神のような愛の持ち主です。  それに対して、主人公は陽太君を大事に見守ろうという無償の愛とエロスの間で長く葛藤していました。  彼はこのように歩んできた人だからこそ、陽太くんとエロス的な絆を結べるかどうかについては慎重な視点を持っているのかなと考えました。  ともあれ、陽太君の想いを知り自分を卑下することをちょっと控えて仲良くできるようになった。その幸せは確かです。良かった!と思いました。 プレイヤーとしては陽太くんが 「兄さんは……やっぱり……最・高・だ……!」となるところまで見守りたかった(物は言いよう)わけですが、ここは品性と良識のティラノフェスなので、後日談は自分の心で育くんでいこうと思います、 @ネタバレ終了 たのしいゲームありがとうございました。 ご兄弟に永遠に幸あれ!