ドラマ
7913 のレビュー-
すいれん水彩画のイラストが、少し物悲しい子供の頃の思い出話に、すごくマッチしていました。 BGMやフォントも、とても合っていて、雰囲気が好きです。 切なくも、優しさと温かさにあふれた作品でした。
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みまわりサムネ絵のショタっ子かわいいい、で始めた今作……短い中でもBLを楽しめて、イベントCGもしっかりあって豪華な作りでした! はわっ、なんか切ないです……! 作中では2カップル(じゃないかも?)登場しますが、どっちも絶妙にベクトルが違う方を向いている感じが切ない! 彼らのベクトルがかみ合う日は来るのか、それとも交差するのか…… 物語の導入部分という感じで、この先どんなLoveが繰り広げられるのか……想像してしまいますね。 いい感じに風紀が乱れていて、うらやまけしからんでした。 先生にはこれからも見回りを通して生徒たちを見守っていただいて……ハッ! @ネタバレ開始 今気づいてしまいましたが、もしかして先生もBLベクトル図に入ってますかね!? 起一くんのベクトルが先生に向いてたら三角関係熱いですね… なんならヤケクソ転堂くんに欲望をぶつけられちゃったり あわわ!妄想がふくらむふくらむ/////// @ネタバレ終了 これからを色々想像してしまう、魅力的なキャラクターたちでした! 素敵なゲームをありがとうございました。
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彼女は彼女の糸を切る主人公の向日くんとひよりさんのささやかな交流を描いた物語です。30分弱で完走することができました。 特に惹き込まれたのは画面の構成です。まさに小説を読んでいるような構成にしつつ、随所に動く立ち絵を出している演出はすごく新鮮でした。 @ネタバレ開始 シナリオに関しても、2人の絶妙な距離感が良かったです。向日くんのボイスに関しても、彼の性格や作品の雰囲気にマッチしていて、聞いていてとても心地が良かったです。タイトルについても、最初は「どういうことだろう?」と思いましたが、ラストはその意味に納得しつつ、晴れやかな気持ちで読み終えることができました。映画のフィルムのような感じで流れていくエンドロールも良かったです。
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堕ちた恒星、朽ちた嶺岸文化祭でピエロと化した嶺岸の公演を見ることになる、主人公・鈴木の物語です。15分ほどで完走することができました。 読み終わった後、(良い意味で)ずっしりとした感触の残る作品でした。自分も趣味の範疇ですが表現している側なので、鈴木や嶺岸に対し、決して他人事ではない感情を抱いてしまいました。創作活動をする際、自分は必ずと言っていいほど心の奥底で「痛い自意識」的なモノが出てしまいます。普段は表に出さないようにしていますが、その部分を突かれたような感触がありました。 文章も非常に独特な言い回しで書かれていて、この文体だからこそよりテーマが出ていると感じました。何だか要領を得ない感想になってしまいましたが、一般的なエンタメ作品では味わえない体験をすることができました。
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はぐれモノがたり~ストレイガール~物語も勿論の事、探索パートも凝りに凝っていて 最初から最後まで、本当に面白かったです! 序盤のバッドエンドと、「その後」が出る4エンド 全て見られたと思います! @ネタバレ開始 あんなに、屋敷から出るのに手助けしてくれたのに・・・。 ノーマルでジュンくんの事を思い出せないまま、 時が流れていくのが非常に辛かった・・・。 やはり、トゥルーで笑顔の再会ですね・・・! 初回ではトゥルーまっしぐらだったので、 「エリアナさん」について全く知らなかったのですが 別ルートではまさかの重要人物で、びっくりしました。 色んなルートを通して、ミリーとアンドレイについても 少しずつ見えてくる所も面白かったです! @ネタバレ終了 素敵な作品を有難うございました!
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人形のコエを聞いた日ちょっと不思議な世界観とかわいい女の子、表情豊かなくまに癒されました! @ネタバレ開始 どちらのエンドでも女の子の笑顔がすごく眩しい……!作者様のかかれる女の子、とてもかわいらしいんですよね… なでつづけて笑顔になってくれたのも嬉しいです。単に不具合を直すのとはまた違った笑顔で…構ってくれって言い方も愛おしいですね。いっぱいお話したい! 素敵なゲームをありがとうございました!
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メドゥーサと目を合わせると死ぬゲーム。見てはいけないと言われると、つい見てしまいたくなる心理を掻き立てられる作品でした。 予想外の展開に驚き、エンディングのスチル絵は感動ものでした。 静かに詩的に語る口調がとても好きです。 どの結末が望ましかったのかと、改めて自分自身で考えさせられるものでした。
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コーヒーのくにあたたかな雰囲気としみるような物語が素敵です。 @ネタバレ開始 言葉の真実に気付いたとき、胸がいっぱいになりました。そう言ってくれるひとがチヨくんの前に現れてくれて本当によかった… 仕組みもすごいですし、気付いてからあとがきの内容が変わるのも細かいなと思いました。あと、音符マークがコーヒーを注ぐように変わっていくのもおもしろいです。 素敵な作品をありがとうございました!
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終わりから構成が素晴らしい作品でした。 @ネタバレ開始 タイトルの意味はそういうことか……と放心しました。 どちらから読んでも意味の通る文章にしているのが本当にすごい… 一度読み終わったときの演出も鳥肌ものです。ああ終わってしまったんだなと…なんともいえない切なさがあります。 素敵なゲームをありがとうございました!
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タマキハル~石章 山沢損編~
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人形のコエを聞いた日女の子の人形と会話するショートストーリー。2つのエンドとも見ました。彼女の笑顔が見られてよかったです。 @ネタバレ開始 撫で撫でエンドは、チェックを入れなくても笑ってくれたということ……? それなら嬉しくもあり、謎深くもあり。 @ネタバレ終了 可愛い作品をありがとうございました!
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暗がりビオトープシンプルでありながらお洒落で、どこか懐かしさを漂わせるグラフィックや、モノローグと吹き出しの台詞に分かれて描写され進行していくストーリーがとても新鮮でした。どこか気だるげな音楽も世界観にマッチしていて没入感を高めてくれました。 作中時々登場するTipsも90年代のゲームセンターの情報や、専門用語がその場で確認できて「なるほど~」となりました。 @ネタバレ開始 ゲーセン用語に詳しくない自分でも理解出来ました。細かな気配りに感謝です。また、作者様の感想も一緒に書かれており、読んでいてふふふっとさせられました。作品の本筋の他にこういったお助け要素や小ネタがあるのって良いですよね。 @ネタバレ終了 また人物に関しても書かれており、そこから色々と登場人物像の肉付け(妄想)ができ、楽しませて頂きました。シルエットの立ち絵だからこそ、色々と膨らみますね…! @ネタバレ開始 まずはじめに… ユーキ…「ちゃん」だったことに驚きました…! ずっと男の子かと… その事情も物語の流れや、当時のゲーセンは男女共同トイレだったから余計に気づかれなかったというTipsで納得しました。そして、何故「オレ」と言うのかも…荒んでしまった家庭という印象でしたが、この頃の彼女は心の中で在りし日の家族である「父」の事を想っていたんだなぁと思うと涙腺が緩みそうになりました。健気です… 冒頭からわかる荒んでしまった家庭でユーキには居場所がなく、家庭訪問に来た先生の様子や、ユーキ自身の言葉から学校にも居場所や友人がいないこと… そんな寂しく恐らく辛い想いもしていたでだろう状況の中、ゲームセンターとそこに集まる人々との交流でユーキが次第に変わっていく様子がとても良かったです。 ゲーム仲間やミホさんとの出会い等で楽しそうにしてたり、サクラバさんの意外な一面を見たり……ひょんなことをきっかけにから曇り始めたりと、「ユーキ」を中心とした人間ドラマが短い中に、テンポよく無駄なく繰り広げられている所に丁寧な作り込みを感じました。 特にサクラバさんとミホさんと一緒に行った動物園デートや、最後のサクラバさんからの宿題は大人になった今の自分にも響き、考えさせられるものがありました。 大きな決断をしたサクラバさんも、様々な出会いと別れを通して、そこから自分で考え成長したユーキもとてもステキです。 @ネタバレ終了 ノベルゲームであることは間違いないのですが、ドラマを見ているような満足感がありました。 最後は「はっ…!」とさせられる希望が差し込む締め方でとても良かったです。 本当に最初から最後までお洒落&ドラマチックでした…! 素敵な作品をありがとうございました!
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暗がりビオトープゲームセンターあらし的な話かと思って始めたら良い意味で裏切られましたw ちょっとアダルトなよりのお話ですね。主人公のメンタルが強強すぎて、豆腐メンタルな私は見習いたいものです。 レトロな雰囲気のイラストとシルエットが非常にマッチしていて動きもいい感じでついていて良かったと思います。 そういえば、うちの近くのゲームセンターはすべて潰れてましたwこれも時代ですね。 素敵な作品をありがとうございました!
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逢魔時の家路(リメイク版)夕暮れのひと時に交わされる、二人の優しくも切ない会話に胸が締め付けられました、、。また、物語にぴったりな音楽、柔らかく温かな雰囲気のイラストも素敵でした、、! 穏やかで優しい、素敵な作品をありがとうございました、、!
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花枕(第一章~第二章)鍋の具さんとのやり取りが青春を感じさせる内容でした。 メインの話はもちろんなのですが、雑談的な会話も面白く読んでいて飽きませんでした。オープニング動画も良かったです。 続き、頑張ってくださいませ!
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タマキハル~石章 山沢損編~7時間越えとあったので、気合いを入れてプレイさせていただきました。 序章が衝撃の結末だったので、今回はどうなるんだろう!?と、どきどき。すると…おや? @ネタバレ開始 いつもの陽介くんの日常…だけど、ちょっとずつ見えて来るものが違っていて…これはもしや、ループもの!?(←ループもの大好きマン) 謎のブログとか怪奇な事件を思わせる伏線が随所に散りばめられており、どんどん引き込まれて行きました! 日常→シリアス→アクションと、はらはらどきどきでよかったです!みんないい人!! 何より、椿姫ちゃんのキャラが秀逸で、か…かわいすぎる!! 香月さんも正統派って感じがして、迷うなーと思っていたら!陽介くん、答え出しちゃったよ!!?え!!?いいの!!?いや、応援するけどさ!!?と、困惑(笑)。今後の香月さんの立場や如何に!? @ネタバレ終了 新キャラもたくさん!序章からのキャラの意外な一面も垣間見えて、とても楽しかったです!!特に柳田くん、推しです!! 少しずつ色んなものが見え始めた今回…次章も楽しみにしております~!!
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いまふれーイマジナリーフレンドータイトル画面から、女子学生たちの友情物語なのかな?と想像してプレイし始めましたが、全く違いました。 『イマジナリーフレンド』という言葉は初めて知りました。造語ではなく、実際に症状として存在する言葉だったのですね。 勉強になりました。 ちーちゃんの苦しみが描かれる冒頭……読んでいて胸が苦しくなりました。もし手を差し伸べることができるなら、すぐにでも言葉をかけてあげたかった。 大切なパンダのお友達。 子供のうちは良いかも知れないけれど、社会人になることを考えると、少しずつ距離をとらなければ、ちーちゃんはまた同じ苦しみを味わうことになってしまいますね。 でも、ちーちゃんにとってパンダとの距離をとることは、もっと辛い選択のはず…… どうすればいいんだろう……なんて、精神科医でもないのに一生懸命考えながらプレイしました。 そんな中で最終的にあのような結末を迎えられたことは、私としても救われたような気持ちになります!良いエンディングでした! 15分の中に、たくさんのメッセージが詰まった作品でした。 ありがとうございました。
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堕ちた恒星、朽ちた嶺岸TLでお見かけした感想で興味を持ちまして、拝読しに参りました。 文語的な言い回しを整えたり崩したり、選曲もユニークですね。物語だけではなく、文章を読む面白味を感じます。 どちらの選択肢の先も気になりまして、どちらとも読ませていただきました。 @ネタバレ開始 悲劇or喜劇のやりとりは、個人的には、チェーホフの『かもめ』を思い出しました。エンタメか文芸か。現代版、文壇のイメージかもしれません。 主人公の過去の追体験から、「エンタメ論者め」と罵倒されるシーン。心の機微が流れるようにまとまっていて、「さもありなん」と文面で把握できるところが凄いなあと読んでいて思いました。笑えるようでもあり、痛々しくもあり。 @ネタバレ終了 作中に登場する鈴鹿さんではありませんが、これは確かに、悲劇か喜劇か、どちらを選んで、どちらにより深く共感するのか、他の方の選択を見てみたいような気もします。 語彙の豊かな文章を楽しく読ませていただきました。ありがとうございます。
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終わりから「終わりから」というタイトルのとおりでした。その作りに驚かされるとても上手な作品でした。最後の最後のワンシーンをこういうふうに見せられるなんて、とても面白い作品でした。 @ネタバレ開始 リバーシブル仕様になっている物語に、脱帽でした。 終わりから読むか初めから読むかで、同じ文を用いたストーリーの印象が繊細なカラーで変わる仕様に「すごい!」となりました。 回想になるのか、進行形になるのか……両方の側から死までの道程を楽しめる味のある仕掛けが本当に面白いです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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人形のコエを聞いた日蛍光ピンク(かな?)だけの配色が素敵で、プレイしました。 人形を笑わせるだけのゲーム・・・だというけれど、 何か深い背景があるような、本編のサイドストーリーとして作られたのかと思うような、独特の雰囲気を放っていました。 手しか現れない”僕”とクマゴロウを抱く「僕」の関係は、本当はどうなのかな・・・などと、様々な推測をしたくなってしまう、短いけれどかなり深い作品でした。 素敵な作品を作ってくださり、ありがとうございました。 本編?なのか、次作なのかわかりませんが、 ”僕”とクマゴロウと「僕」をめぐる物語が、もっと読みたくなりました。