コメント一覧
63645 のレビュー-
【謎解きx脱出!】ありすえすけーぷおもしろ…おもしろい……けど……声優さんに何させてるんですか!!!!!!!!!!!!!! 謎解き脱出のギミックが斜め上、謎技術満載…!!かつフルボイスやおまけゾーンの作り込みまでハイレベルなありすちゃんゲームでした!! でも………声優さんに何させてるんですか!!!!!!! と思ったところで気づきました別に隠しイベントであんな声やそんな声が聞こえただけで別にありすちゃんは普通に普通のことしてただけなので何にも問題なかったですねハイ。良い子は見ちゃだめだけど。 頭が固いため早い段階からありがたく攻略サイトを片手に全力でDエンドを目指すなどなど、非常に楽しく脱出を試みさせていただきました! 一旦クリアできたものの、関係ないアイテムたくさん抱えてクリアしたい気持ちがすごいです。ボイスも収集率を見せられると無性に回収したくなってしまいますね……!! また改めてRTA(己との戦い)をしたいです!!
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マジックアワーカレシくんの表情や優しいBGMと共に恋の「終わり」を見る事ができ、切なくも素敵な作品でした! @ネタバレ開始 エンド3が衝撃的でした……… ジャボンって効果音がなった時は思わず身震いしてしまいました…… @ネタバレ終了 とても楽しかったです! 素敵なゲームをありがとうございました!
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6月のマリッジブルー雨の日、目を覚ました先で出会った見ず知らずの男性と主人公の数奇な運命を描いたお話です。 目を奪うような美しいイラストと、それとは裏腹な、陰鬱な雨のように湿った世界観がとても心に残りました。 @ネタバレ開始 開始当初は、突然拉致した挙句軟禁し婚約者だと言ってきかない灰李くんがとても怖かったです…!言葉が通じない?!しかも閉じ込められてるし…!そしてその出で立ちは何?!とパニック(出で立ちの理由については後の設定資料で判明したのですが) 個人的にストーカーという「自分の目的」だけしか考えない存在が苦手なのもあって、灰李くんも苦手キャラか…と思いましたが実情は違いました。身勝手だと思われた灰李くんの行動が、純粋に雲雀さんの願いをかなえたいという強い思いからの凶行だったとわかった時、今作に対する印象がガラッと変わった気がします。 END3 人を愛する心というものを初めて見つけた灰李くんが、再びその希望を失ってしまう切ない結末でした。最後の瞬間にその思いが雲雀さんに伝わるけれど、もう手遅れという展開が悲しかったです。もっと早く気付いていれば…! END2 灰李くんと心が通わず、束縛から逃れる唯一の方法を選択してしまった悲しい結末でしたが、飛び立つ背中が神々しくとても美しかったです。 ただ、自由な風に身を任せた雲雀さんが…一瞬でも幸せを感じられたのか?そこに少しでも救いはあったのか?と考えあぐねてしまいました。辛い決断を見守るしかないのが苦しかったです。 END1 雲雀さんが6月が嫌いな理由が切なすぎます…。それほどまでに周りに苦しめられ、生きるのが辛かったのだろうと…彼女の歩んできた道のりの険しさを思い、涙しました。彼と出会い「救われてしまった」雲雀ちゃんが、喜ぶよりも戸惑い「彼の隣が幸せなのか、それすらもわからない」という感情を抱くことからも、いかに彼女が押さえつけられてきたかがうかがえて胸が痛かったです。 ですが「雲雀さんを幸せにするためになら何でもする」という灰李くんの狂気的ともとれる愛情が、雲雀さんに生きる意味を与えてくれて本当によかったです。自分で決めることすら困難な雲雀さんには、むしろ使命として生を与え「生かしてくれる」存在が必要だったのだろうと、読み終えて思いました。晴天の海で抱き合う姿と、タイトル画面の二人の笑顔が果てしなく美しかったです。 後日談 自分の願望と、彼女の幸せを願う気持ちとの間で揺れ動き、それでも一緒に生きてほしいと泣く灰李くんに泣きました…!最初の頃は自分の思いを押し付ける部分が大きかった灰李くんが、雲雀さんとの生活の中でどんどん人間味を帯びていく…その変化が尊かったです。対する雲雀さんの心の中にも受け身なだけでなく与えたいという思いや、先の展望にまで思いをはせる変化があり、雲雀さんも変われたのだと二人の成長していく姿に涙でした。 この幸せがいつまで続くのか…どこか儚い夢のようで不安も感じますが、たとえ待ち受けているものが破滅だとしても、二人が辿り着いた失楽園という仮初めの安息が少しでも長く続きますように。 @ネタバレ終了 誰からも理解されないだろう二人だけの世界が、どう考えても常識や倫理観から外れているのにも関わらず、ひたすらに美しく尊かったです。 唯一無二の愛情が胸に迫る作品でした。ありがとうございました!
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リードマインドひゃ~~~~~~~すごい、トランプに賭けて分岐するADV!!!!!! 結婚阻止という面白い導入から、進むにつれどんどん気になっていくゲーム開催の謎。 カードや卓上の演出がすごくて自分がトランプゲームをしている気分になり、スチルを交えあっという間に読み終えることができました!!分岐に関する前情報が概要欄にあるのも超絶助かりまくりです。今は勝負の分岐、これは運命の分岐…!!とメリハリがつきます!! そしてEDムービーがすごすぎて、結末の読後感の良さが相まりホアーーーーーーーーーー!!と後ろに倒れかけました笑 トランプゲームをさせるだけだといや初心者に賭け事の醍醐味なんて分からんがな、となりますが、ミハエルくんが(基本は不運ゆえ)しっかり考えて挑むのでゲームのことをよく知らない人でもドキドキ感が楽しめます!! 1時間以内にこんなにすっきりまとめるシナリオ…本当に良かったです!!
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私を人間にしてくださいタイトル画面の可愛い悪魔ちゃんに惹かれてプレイ致しました! 悪魔だけど愛する「ダーリン」と一緒にいるため、人間にしてほしいという悪魔・ペルティーちゃん。 えもふりで表情がごりごり動く上、フルボイス…!というのも相成って序盤はニコニコしながらプレイしておりました。 @ネタバレ開始 人間にする方法として提示されたのが、思っていた以上に物理…!! まぁ、ダーリンは人間だから…し、仕方ない…と思いつつも自分はバッドエンド回収からするのが好きなタイプのプレイヤーなので、ペルティーちゃんがしてほしいと思う事とは逆を選択しながらエンディング回収をしていきました。 序盤はそれでもまぁ良かったのですが… ちょっとした触れ合いでも、人間であるダーリンはペルティーちゃんの想いに反して死んでしまう。 プレイヤー即死系は「はい、次!」とすぐに切り替えられるのですが、本作はペルティーちゃんの悲痛な表情、声があることで「う、うわぁぁぁ~~~!!!」と見事にプレイヤーが曇らせに遭いました(自分は訓練された曇らせ大好きプレイヤーなので全然大丈夫です!)。 それでも二人の行く末が気になるので、今度は彼女の望む方を選択。 ある部分を切り取ったりしてる時に暗転はしますが、何でその時に可愛い音楽と痛々しい効果音が鳴っているんですか~!! となり、暗転明けのペルティーちゃんの手や牙、角、耳がどんどんなくなっていくのが、ごめん…ごめん…となりながらプレイしてました。悪魔だから痛くないと言っていたけど、それはダーリンを心配させないための嘘なんじゃないかとか、悪魔である部分がなくなり人間に近づくというのであれば、悪魔を象徴する部分を取り除こうとする度、その時の痛みはさらに負担となるのでは…?と色々考えながらプレイ続行。 そして額の宝石を取ると…嫌なフラグしかたっていませんでしたが、見事的中。その後天使様が迎えに来るわけですが…… ペルティーちゃんの生前の行い故、自業自得だと思いつつも悲痛に悶える彼女が可哀そうで仕方がありませんでした。 それに反して「仕事だから仕方がないの。本当は早く帰ってお絵かきがしたいの」云々な天使様。 ここの認識のギャップというか、価値観がどうあっても人間ではない空間でダーリンと共に立ち尽くすしかありませんでした…。 12のエンディング後、タイトル画面が変わってまた新たに選択できるようになるのですが、どっちを選んでも、誰かはバッドエンドという…!(二人はハッピーだけど人類はアンハッピー!) 人間の方を選ぶと漏れなく、ペルティーちゃんの曇らせオンパレードな上にダーリン665回も死ぬのか……と、彼女の悲痛な声を聞きながら思いました。 せっかく、別Endでは人間に転生した人間ペルティーちゃんと、老人になってしまったけれど生涯をペルティーちゃんへ捧げたダーリンとの再会……というのが綺麗だっただけに、「そんなことなら、転生前に言ってよ~~~!」となりました…。神様って残酷。でも、ペルティーちゃんが犯した罪はそういうことだよね…とも思ってしまい、世界観、キャラ設定等がしっかりしていてメタ的には、素晴らしいとしか言いようがありません。 また選択肢で分岐し、それぞれ辿り着いたエンディングが全て意味をもっており、無駄なエンディングがありませんでした。物語の完成された構成にも脱帽です。 それぞれのエンディングも独立していたので、バッドエンドかもしれませんが、どれもきちんとしたこうあるべきだという、説得力がありました。娘Endは思わず「ヒエっ」と声が出ましたね。スチルも相成って可愛いけれど、怖い……! 個人的には「君と100年ぽっちの永遠を」エンディングが一番好きです。 ペルティーちゃんは悪魔であり、ダーリンは人間。そのどちらかが変わる必要も変わるよう押し付けるのも違うよなと思っていたので、どちらを傷つけることもなく二人で時間が許す限り幸せに過ごせたんだろうなと。なので、悪魔であるペルティーちゃんにとっては「100年ぽっち」だったけれど、生き様まで変える程の大切な人と共に、愛を育んだ忘れられない100年なのではないかな、と思いました。 ペルティーちゃんならダーリンが次にどの形に転生していようと自力で見つけられそうな気もします。(ペルティーちゃん転生後や娘エンドを思い出しながら) @ネタバレ終了 可愛い悪魔っ娘とイチャイチャするんだ!と思ったら、想像の斜め上を進んでいきました。先が気になって仕方がない!となったので、夢中でフルコンプまで離席せずにプレイしてました。 とても面白く、素晴らしい作品をありがとうございました…!! そしてペルティーちゃんは凄く可愛いです!!!
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混同仮面何だこの疾走感…!!?? めちゃめちゃ面白かったです…!!! 出だしからいきなりクライマックスというか、「!!??」ってなりました笑 某日アサのようなノリで繰り広げられる、某日アサでは取り上げられない内容のオンパレード!!! だがそこがいい! OPアニメも本編内でのカメラワークや細かな動きも非常に凝っており、とても良かったです!!! とにかく勢いが凄い!!! @ネタバレ開始 あと、混同仮面が正面を向きながら後ろに進む動きで思わず吹きだしました!!! なんだろう…ミニキャラになっていて可愛らしいのに、すごくシュール。 @ネタバレ終了 @ネタバレ開始 ミニゲームの難易度がどんどん上がっていくのですが、再トライを苦に感じさせない設計(すぐ戻れる)等、快適にプレイするための細かな配慮も良かったです…! 終盤は難しい…!と思いつつも時間を忘れて遊ぶことが出来ました!無事全「否認成功!」 最後にバッジを貰う瞬間すらも凝っていて、いつも以上にバッジをもらうのが嬉しい気持ちになりました!!!(?) @ネタバレ終了 他を寄せ付けない、圧倒的疾走感に始まり、嵐のように圧倒的な疾走感で終わるっっ!!! 凄い好きな作品です!!!プレイ出来て良かったです!!!股プレイします!!! 楽しい!面白い!元気になれる素晴らしい作品をありがとうございました!!!!!!
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警笛と魔笛の境界<はざま>で全てのエンディングを見ました。 そのどれもが真実であり、虚構である……という概要欄の言葉がよく分かりました。 どのルートも丁寧に作られていて、30分作品とは思えないズッシリ感です。 どのエンドにも少しずつ綻びがある作りが面白かったです。 そして全体から漂うジトっとした雰囲気が、それぞれのエンディングの曖昧さを引き立てていたように思います。 それにしても連続婦女暴行事件……許すまじですね。 もう疑わしい奴を全員しょっぴいていただきたい……! 面白い作品をありがとうございました。
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女嫌い二人ともむっちゃ可愛かったです!! 澪ちゃんに感情移入して「忘れたふりするなんて酷い!」とか「ハッキリしてよ!」なんてヤキモキしてましたが……あんな可愛いオチをつけられたら萌えすぎて1発落ちします!(笑) @ネタバレ開始 親は澪ちゃんのことを知っているし、アルバムも残っている…… そんな不思議な状況から、もしかして生き別れた双子が居るのか?とか 交通事故で記憶喪失か?なんて韓流ドラマ系な想像をしてました(笑) ぜひぜひ、これからは二人で仲良くしまくってね!と応援したい気持ちでいっぱいです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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よくある日常日常ほのぼのゲームだと思いきや、ところがどっこい!過去を変えるという能力を持つ主人公が、日常を作り出す物語でした。 そのギャップにまず驚いて、そこからはノンストップで攻略しました。 15分の中に、細かい分岐や伏線が仕込まれており、面白かったです。 @ネタバレ開始 妹を犠牲にするエンディングに先に辿り着いていたので、序盤のチョコレートの伏線は妹を忘れているためのものだと思っていました。 trueに進んでびっくりです。まさか違う伏線だったとは! 2重で伏線をかけられるのはそうそうない体験でしたので、「やられたー!」と思いました。お見事です! 全エンディングを回収しましたが、好きなエンディングは冒頭で「妹じゃない」を選んだ秘密結社のエンディングでしょうか(笑) 1番ぶっとんでいて衝撃でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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母標かなり前に一度プレイさせていただいていましたが、感想を投稿する前に改めて遊ばせていただきました。 ホラー要素控えめとありましたが、2週目でもかなり怖かったです。何ならタイトル画面が既に怖い! 概要に社会派とあるように、日本の社会制度やネットリテラシー、性教育の不足など様々な問題提起が短い中にギュッと詰め込まれた作品でした。 クリア後には怖さよりも何とも言えないもの哀しさを感じるのも、そういった一面によるものが大きいのかと思います。 ただ、ホラーとしてもしっかり怖かったです。(二回目) @ネタバレ開始 産婦人科領域においては、中絶問題だけでなく子宮頸がんワクチンの接種率や高齢出産の増加など、他にも抱えている問題は多いと思います。 私が大学で講義を受けた産婦人科の先生方なども、皆さんどうにかしたいという思いを持って働いているのが伝わってきたのを覚えています。 実際、作中の黒峰さんのような環境に置かれている方というのは実在すると思うので、このお話がフィクションの中だけのものになるといいな、と思いました。 (ビビりマンとしては、こんな恐ろしい幽霊が実在されるのも困りますしね……) とりあえず、ネットの情報を鵜呑みにするの、ダメ。ゼッタイ!! @ネタバレ終了
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送別会終わり方が漫才の締めのようでしたので、思わず「ありがとうございましたー!」からの退場の拍手をしそうになりました(笑) お二人のやりとりが軽快で、面白かったです。 先輩が自分で送別会を企画したと思うと、どうしても笑けてきます。 ……と完全にギャグ路線でプレイしていたのですが、他の方のコメントを読んで「ホラー」タグの意味を知りました。 全然気づかなかったです!違う視点から考えると怖いですね! 捉え方で色々な楽しみ方ができる作品だと思いました。 ありがとうございました。
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SOGNO -Buon San Valentino-ワクワクしながらプレイさせて頂きました♪ プレイした順番は、Luna→Mare→Terra→Cieloです。 なぜこの順番にしたかと言いますと・・・。 好きなタイプの逆からプレイしてみました。 そして、TerraとCieloは、どちらが先か悩みました。 結果は @ネタバレ開始 んーーーー(>_<)どっちもいい~♪ "かっこいい(*'▽')"と"可愛いヾ(≧▽≦)ノ"が私は好みのようですw @ネタバレ終了 楽しませて頂きました! そして、海底を進む映像が素敵で心に突き刺さりました。 素敵な時間をありがとうございました。
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キミに心臓をあげたいプレイさせて頂きました。 タイトル名からして、結構エグイホラーなのかなぁと思ってしまいました。 しかし、読んで行くうちに切なさもあり、そして、何故か晴れやかな気持ちになって行く自分がいました。 @ネタバレ開始 全てのEND拝見させて頂きました。 TRUE ENDの最後の駅ピアノの時の描写がとても素敵でした! 心臓=生きて行く希望なのかなぁって思いました♪ @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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混同仮面ここまでぶっ飛んで面白く、また規制のギリギリ(?)まで攻めている作品に出会ったのが初めてで、狂喜乱舞しました!(笑) 深く考えずにただただ笑えて、プレイ後は頭がスッキリ!めちゃくちゃ面白かったです! @ネタバレ開始 いつもは、メモしたり考えながらゲームをプレイすることが多いのですが、こちらはそういうの一切取っ払って感覚で楽しめるのが最高でした。 下ネタもここまで詰め込まれていると、最早清々しく感じるレベル! 言葉遊びのような台詞の応酬もとにかく楽しくて、時間を忘れてプレイ出来ました。 キャラクターもコミカルな見た目で可愛らしく、内容とのギャップがまた良かったです。 ミニゲームが意外に難しくて、無事(?)二つのBADエンドを回収しました(笑) また、要所で入るアニメーションがとにかくすごくて、作者様のこだわりを感じました。いや、本当にすごい……! 今までプレイしてきたフリーゲームの中で一番弾け飛んだ、猛烈に楽しいゲームでした! 作者様の独創性とセンスと技能に脱帽です。天才ですか。 @ネタバレ終了 語彙が最早吹っ飛んでしまう程に、最高に楽しい作品でした! 楽しい時間をありがとうございました!!
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けもみみ温泉郷涙鈴ちゃん役でお世話になりました!プレイするのが楽しみです!! 今後ともよろしくお願いします
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死と月は寄りそって眠るタイトルやあらすじ、台詞など拝見しており ずっと気になっていた作品です。 一時間ほどで読了出来ました。 骨太かつ壮大な設定のファンタジーで、 とても濃密な時間を過ごすことができました。 @ネタバレ開始 村を守る不思議な木、アニマの樹に生贄を捧げるため 常に死と深くかかわってきた老人モルス。 村の繁栄のために奴隷の命を奪う。 彼が手を汚すことで成り立つ村の平和……。 重いテーマですが、読みやすくテンポの良いシナリオで、 すぐにお話に夢中になることができました。 彼が常に抱いていた生や死とはなにかについての問いかけ。 誰も答えてはくれない。 なかば諦めにも似た気持ちでいたそのとき、 ついに出会った答えをくれる者、 それは幼い少女の奴隷だったのですね。 モルスが彼女にルナと名づけ、育てていくシーンは ほほえましいものが多く、とても癒されました。 彼女はとても賢い子どもですね。 奴隷としての暮らしがしみついていたとはいえ、 あっという間に成長していくところは 思わずニコニコしながら読んでいました。 また、以前よりTLで拝見して気になっていた 「ツルギがあればなんでもできる」の謎が解けました! モルスのすごさとお茶目なところが浮き彫りになった、 楽しいシーンの一つでした。 家族に等しい存在としてルナと暮らしていくうちに モルスは変わっていきますが、 それは大事な存在に抱く深い愛情で、 いままで彼が知ることのなかった感情なのだと思うと 胸が締め付けられるような気持ちになりました。 ルナを助けるシーンとてもかっこよかったです。 そしていままで続けてきた奴隷殺しをやめたことで、 モルスやルナの平穏な暮らしが続くのだな…… とほっとしていたのですが。 モルスが己の宿命に気づき、潔く死を選んだところ。 衝撃でした。 ですがもし自分がモルスだったら。 やはり同じ選択をすると思いました。 そしてルナもその十年後、後を追ったところ。 まさかこうなるとは……という驚きもありましたが、 これまでの彼女の死生観など顧みると腑に落ちるものがありました。 アニマの樹のなかで、死してなおルナを守るモルスの姿に涙が……。 エンドロールが壮大な絵巻物のようで、とても惹きつけられました。 そしてエンド後のタイトル画面に 幸せそうなふたりの姿を見つけた時、 タイトルの意味がわかり、涙が止まらなくなりました。 バッジタイトルは永遠の幸せ……。 ルナの日記やモルス父の手記は、 さらに物語の余韻を深める内容になっていました。 アニマの樹の真実に驚愕しました。 なんと……そういうことだったのですね……! @ネタバレ終了 生と死について、色々と考えさせられるお話でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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恋に落ちてはいけない20分不道徳ゆるさぬ、という強い気持ちで挑んだものの、 勝手に上がる好感度に笑ってしまいました。 なるほどこれが風変わりと話題の乙女ゲームかと、 早々に白旗でした。 @ネタバレ開始 初回END2に行ってしまって、 可愛いでは済まされない主人公の行動力に仰天しました。 心理的ダメージがすごかったので、 北海道だ京都だなんて、わかるわけないだろうよと、 ぶつぶつ文句を言いながらコンプリートしました。 (迷わず北海道を選んだ自分) END4へ導いてもらえるシステムも超親切でした。 (むずかしかったです) END4が最高だなと浸りつつ、EXTRA STORYを読むと、 どうしても雛子さんが気の毒に思いましたが、 彼女の今後に幸多かれと願うばかりです。 クリア後のタイトル画面がとても爽やかで、 時系列を追ったエンドロールもすごくよかったです。 やけに親切な上司にちゃんと理由があって、 きれいにまとまっている素敵なお話でした。 女子が好きなシチュエーションも多くて、 ドキドキしました。 所長さんの昔の髪型も好みでした。 @ネタバレ終了 紫を基調とした画面の雰囲気がよく、BGMも素敵で、 かっこいい上司と夜のドライブを楽しめました。 面白かったです。ありがとうございました。
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残照に焦げる夕陽に魅せられながらプレイしました。 夕焼けの光ってどうしてあんなに懐かしい感じがするのでしょう。背景のオレンジ色が綺麗で、綺麗で……自分だったら眺めている間にジエンドで、たぶん戻ってこれないですね。 やはり私にはあちらの世界のほうが合っているのか…… 重要な選択は赤色にしてくれている親切設計なのにも関わらず、道中ゲームオーバーしまくりました。 正規ルートだとそこまで怖い思いはしないと思うのですが、バッドに進むとアーッの数々。 世界は美しいけど、住人はコワイ……。 終盤で「えっ!?」という展開があり、慌てて作品ページに戻ってきました。 なんと続編があるのですね! また時間を見つけてプレイしてみたいと思いました。 面白いゲームをありがとうございました。
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決戦前夜決戦前夜にロマンしか感じないRPGゲーマーです。 某サモ〇ナイトは未プレイですが、あの前夜のドキドキ感を存分に味わうことができました。 たった数分の会話なのに、それまでの冒険の数々が見えてくるのが不思議です! 性別を自由に変更できるのは嬉しいポイントで ギャルゲー感から乙女ゲー感から百合から薔薇まで選び放題!?なのが面白かったです。 エンディングテーマがむっちゃ気に入りました。全く冒険してないのに「あの時は大変だった……」と思い返してしまいます。(笑 何度か繰り返し遊びましたが、毎回エンディングテーマ聞いてほろりしてました。 素敵な作品をありがとうございました。
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兄さんとラブホに入った俺!作者様の作品は他にも何作か遊ばせていただいているのですが、こちらはそれらのどれとも似ていない(?)ハイテンションMAXで始まり、序盤から度肝を抜かれました…! @ネタバレ開始 思わず【ビックリして声も出せない僕】になりかけました(笑) 陽太君の一言一句が面白過ぎます。とにかく陽太君の弾けっぷりが凄まじく爆笑しつつも、会話が成り立ってないけど大丈夫!?と、画面の外から心配になってしまいました(笑)この先一体どうなるんだろうと色んな意味でハラハラしました。 ……という私の心配はその後の入った回想で、見事霧散しました。 僕の過去が辛すぎて、悲しくて、やりきれない気持ちになりました。 そんな日々の中で、陽太君が、僕にとって癒しとなり、拠り所になるのは必然だったんだなと。家族愛、兄弟愛、依存愛。そして恋愛感情。色々な感情が陽太君に向くのはとても自然だと思えました。そしてそれは陽太君も同じだったのではないかなと思います。 作者様は他の作品でも同性愛が絡んだお話を作られていますが、同性愛の難しさや葛藤に切り込む描写がとても繊細で、同性愛について様々な考え方がある中で、個人的にとても共感出来るところが好みです。 しかしながら、最後「ゴリラがウホホ」が唐突に差し込まれて、私の情緒はおかしくなりそうでした(笑)ここでそのワードはズルすぎるよ陽太君…!! ラスト後、この先の二人がどうなるのか言及はされていませんが、二人にとって一番幸せな未来が築けることを願いたいなと心から思う終わり方でした。 @ネタバレ終了 前半⇒後半で、展開が180度変わるので、最初から最後まで常に驚き続けることが出来ました。 ギャグとシリアスが融合した素晴らしい作品でした。 ありがとうございました!