ドラマ
7915 のレビュー-
The Box色映えするタイトル画面に惹かれました! 引っ越しの時に持っていく荷物って、その人の性格やこれまでの人生がそのまま詰め込まれているような気がします。 そんな荷物たちに紛れるようにして送られてくる得体の知れないThe Box。 開けたくなる人と気味悪がる人とでお話の捉え方が変わってきそうですね。 私は即決で全開けしました(笑)。 彩りのある新生活を予感させるような、素敵な中身とエンディングでした。 楽しい時間をありがとうございました!
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アンチるーざー「フリゲ作者にはショッキング~」の一文を読んで、身構えながらも気になってプレイしました。 エグい! 内容やキャラも清々しいほどのエグさがあり、そしてフリゲ作者の身としては心をエグられそうになるお言葉も……。 教訓として、自分を見つめ直すきっかけになりました! @ネタバレ開始 おまけも最後、不意打ちで笑わせて頂きましたw @ネタバレ終了
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足の下が透視できる少年加賀地くんと誘拐犯のおじさんの話最終的にハートフルなお話でクスリと微笑んで満足してしまうストーリーでした。 @ネタバレ開始 おじさんが頭悪いけど、素直なところが可愛く見えてくる不思議な魅力の持ち主です。でもちょっと短気かな?境遇のせいだと思うんで、クレジットみてる時悲しかった… 加賀地くんは、はじめから最後まで一貫して性格が淡白で、この精神性の高さ何?と足の裏の目よりもそちらにビックリしますね~! @ネタバレ終了 じんわりと心にくる物語で、二人のやり取りが本当に可愛かったです!!
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燕に餞 -10 minutes to airplane fall-飛行機が落ちるまでの10分間のドラマを描いた、スタイリッシュな画面が魅力のアドベンチャーゲームでした。 タイトルの空港にいるような雰囲気からとても素敵で、ワクワクしながら『始めから』をクリックしました。キャプションを拝見した時はなんとかして墜落を止める、もしくは生き残るゲームだと思っていたのですが、実際はもっと静かで哲学的な10分を過ごすお話です。言葉選びもとても雰囲気があって、じっくりと世界に浸りながら楽しめました。もちろんサスペンスもあるよ! @ネタバレ開始 ゲームの中で全てが語られるわけではないのですが、会話の言葉ひとつひとつから墜落の理由や彼女の正体などを考えるのはとても楽しいものでした。また、重いテーマをを扱っていますが、鬱々とするようなものではなく、特に最後の海のスチルにハッとさせられるというか、視界と同時に思考も開けるような感覚がありました。とても美しいラストだっと思います。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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Bar Flor最初から最後までとてもおしゃれな作品でした。 演出からBGM、分岐方法に至るまでもおしゃれで、花言葉を調べるともっと楽しめると思います。 レシピは選択肢の途中でも見ることができる親切な仕様で、周回もしやすかったです。 @ネタバレ開始 最初マスターが眼鏡を外した時にん?と思い、それから夢中でプレイさせていただきました。 レシピの裏側がストーリーになっているのが新鮮でした。 登場するお客さんやマスター、主人公の関係性への考察が捗ります。 面白かったです!ありがとうございました! @ネタバレ終了
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ファースト・ヒロイン素晴らしい作品でした! タイトルの絵柄などを見ると、普通の乙女ゲームかな?と思っていたのですが、注意事項を読むと不穏な空気を感じ「えっ、どうしよう…?」とプレイを躊躇ってしまいました(サムネの男の子、みんな泣いてましたし!) ですが!! プレイしてみてよかった!! 怖いかな?と思われましたが、自分的には全然大丈夫な内容でした! @ネタバレ開始 最初、大事な選択肢で間違わずに進めていたのでわからなかったのですが、進めていくにつれ、失敗した選択肢を選んだ時注意のウィンドウが出て「おや?」と思いました。 輪君からこの世界はループしていると聞いて、「あ、そっちなのか!」と思いました。 主人公が不思議な夢を見ていたのは、最近流行りの転生ものかと思っていたので、全然そっちは考えていませんでした。 そうなると、こういう展開も大好きなのでワクワクしてしまいました。 最後の方になってくると、考えていたよりももっと凄い展開だったので、驚きの連続でした。 自分がゲームをプレイしているので、それを逆手にとった発想でまんまと騙されてしまいました! 犯人がわかった時、その動機がイマイチわからず「どうしてそこまで…?」と思ったのですが、梅崎先輩の過去を見た時、その気持ちが理解出来て納得できました。 彼らにまた会えるといいな…と心から思いました。 @ネタバレ終了 全部の話を読んだ後、『ファースト・ヒロイン」というタイトルはまさにピッタリだなと思いました。 たくさんの伏線やギミック、登場人物たちの心理描写など、卓越した素晴らしい作品でした! ありがとうございます!
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ナニシテモイイコとてもメッセージ性の強い作品です。 @ネタバレ開始 プレイ中、個人的には感情が揺さぶられて叫びたくなるのではなく、ただ静かに涙を流していた感じです。 特に作品の後半からサブエピソードまでの展開に胸が痛くなりました。 前半のお触りパートはゲーム性があって、自分の選ぶ行動により展開がかわるので楽しかったです。(分かっていても選べない行動などは‥その辺り、自由にさせていただきました^^;) 初めの方は(精神的に)余裕があったので二日目にイチコさんが結構話をしてくれて「(少し心を許してくれた?)」と嬉しかったり、「私のイメージ、犬だけど。」のところも、ふふふ。と笑えていました^^ ↑その後、徐々に笑えなくなっていくわけです‥^^; ゲームなのだと割り切って遊べたら良かったのですが、そうできない迫力というか没入感があって‥余韻も凄いです。 @ネタバレ終了 絵柄がかわいいだけでなく、どこか影のあるような雰囲気が作品に合っていて いいなと思いました。 イチコさんのボイスも素敵ですネ^^ 素敵な作品を、ありがとうございました。
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ファースト・ヒロインストーリー性に富んだ作品でとても楽しめました。設定や展開に魅了されて一気にプレイしました。 初見でぱっとタイトル画面を見た時は攻略対象の男性キャラが複数いるマルチエンドなゲームかと思ったのですが、全く違いました。それが一目でわかる概要欄やタグになっているので、密かにずっとチェックしてました。 スタート早々からちょっとした違和感をフックにしていたり、掴みがバッチリだったりであっというまに興味を惹かれるあたりお上手だな、と思いました。その後もみんなが大好きな @ネタバレ開始 ループものだったり、実はここはゲームの世界でした!展開だったりが楽しめます。 @ネタバレ終了 ストーリーを進める中で登場キャラがそれぞれにフィーチャーされていき、最後はグランドエンドを迎えるという構成も見事でした。また、振り変えると数々の伏線が序盤から散りばめられており、テキストだけでなく効果音、画面などの演出も秀逸だったと思います。 個人制作とのことですがシナリオだけでなくグラフィックもとてもお上手で、作品内で拝めるスチルは各キャラ数枚用意されていて、全部で17枚もあるとのこと。クリア後のおまけではスチルのほかにプロフィールも閲覧でき、キャラによってはアフターストーリー(エピローグ?)まであり大満足です。 既に続編が公開されているので、こちらもフェス終了後に折を見てプレイさせて頂きます!
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藹々鬼譚凄かった……! かなり前にTwitterに流れてきて「なんじゃこれは!」と目を奪われたイラスト。それがとんでもない数見れるだけで嬉し過ぎるのですが、それ以外もめちゃくちゃ凄い! 私には難しい言葉や文章だったのですが、これが美しくて雰囲気抜群。 正直理解できているか不安でしたが、皆さんのコメントに頷けたので安心しました(笑) そしてもう一度初めから見るとかなり文章が入りやすくなっていて、感情も一回目よりダイレクトに動かされてウルウル。見れば見るほど沁みる作品だと思います。 そして静かなBGMに環境音、ごく一部に使われたボイスが強烈。音もしっかり楽しみましょう! 私では上手く言葉にできない感情はファンアートにぶつけさせていただきました。浸りまくれる素晴らしい作品をありがとうございました!
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The Boxもし知らない箱が送られてきたら。 現実世界だったら気になっても開けられないと思いますが、開けちゃうんですね。だってゲームだから!こうして現実ではできないことができるのもゲームの醍醐味の一つだと思います。 開けても開けなくても考えさせられる内容でした。楽しませていただきました!ありがとうございました!
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オルタナティブ・マスカレード ~槐夏の章~『花飛の章』プレイ後、こちらの『槐夏の章』をプレイしました。 @ネタバレ開始 『花飛の章』よりもこちらの方が乙女系ハッピーエンドで、孝明さんというキャラが好き! 見るからに危ないヤのつくご職業っぽいのに、節々に溢れちゃう優しさ…! 普段は近寄るな!オーラ出してるのに、なぜか助けてくれるヒーローみがすごくツボでしたv 最後の制服姿と敬語な口調がめちゃくちゃギャップ萌えでカッコいい! お弁当食べてにっこりする姿とか、もう可愛いし…好きです! 『花飛の章』のようなエンディングも好きですが、こちらの正統乙女エンドも大好きですv @ネタバレ終了 どちらを先にプレイしても、どっちも驚きがあるし楽しめる作品でした!
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The Boxシンプルながらも、奥の深いお話でした。 初め、注文をした覚えはない荷物が届いたので『開けない』をずっと選んでいました。 やはり、こんな時代ですから警戒しちゃいます。 ホラーゲーム好きなので、ホラーゲーム脳でもあるので、「これ絶対開けちゃいけないやつだ!」と思っていました(笑) @ネタバレ開始 ですが、この作品はそんな心の曇った私には作れないような純粋なお話でした。 年を取ると疑り深くなってよくないですね!(笑) これからは、色んなものを自分の箱に詰めていきたいと思える作品でした。 @ネタバレ終了
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The Boxこんなに短い時間の作品なのに、心にズシーンと来る重みのあるお話でした。 主人公がこれからの生活に希望を描いている雰囲気から始まるのですが、そのシーンだけでも何故かしんみりと来てしまいまして(T_T) そして、ENDを二つ共見て... @ネタバレ開始 1周目は"開けない"をずっと選び、2周目は"開ける"をずっと選びました。 そして、私は『自分の色々なモノを詰めた箱』を思い出してみました。 嫌な感情の箱がパンパンになっているようです(T_T) もう少し、心に余裕を持って他の箱をパンパンにして行こうかと思いました。 @ネタバレ終了 大切な事を教えて頂きました♪ 素敵な作品をありがとうございました!
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足の下が透視できる少年加賀地くんと誘拐犯のおじさんの話足の下が透視出来る…とは…? と思いプレイさせていただきました。 実際その名のとおりで、その能力を狙い誘拐しようとするおじさんとのやりとりがとても面白いです。 加賀地くんがまっすぐな人というか、その性格があったからこそ、おじさんはあの結末を迎えられたのかな…と思い、なんだかしんみり。 コミカルな雰囲気と共に、色んなことを考えさせてもらえる作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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キラ・ルラ・キマイラ「自分語りノベル」というジャンルと主人公の行動、そしてタイトル、それらが何を表現しているのかわかると怖くなるハイセンスな作品でした。タイトル絵がオシャレで前々から気になっていたのですがまさかこういう内容とは…予想できなかったのでめちゃくちゃ怖かったです。 @ネタバレ開始 選択肢の羅列、ポジティブな誉め言葉ばかりなようですべて他人から望まれてそうなろうと行動した結果なのがキツかったです。それも画面いっぱいに展開するので威圧感というか不気味な感じがしました。この言葉なら大丈夫そう…と思って選んでも結局すべて"他人のため"の行動に変換されてしまう主人公の自我の薄さ…家で1人自問自答する様子には胸が苦しくなります。注意書きに「差別・偏見・搾取などの描写」とありましたが、そのネガティブな内容をこういった形でお話にできる作者さんの表現力、素晴らしいと思いました。 機能しないシステムメニューは面白いですし内容的にもちゃんと意味のある仕掛けになっていておおっ!となりました。厄介な女ルートだとSKIPで本当にスキップしたがるの可愛い。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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Silent Film_ちょっと不思議なところから始まる物語でした。 シンプルながら素敵な演出もあり楽しめました。 @ネタバレ開始 ナチュラルに狂っている部分や、胡蝶の夢的な題材で面白かったです。 @ネタバレ終了
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灰雨文章力が非常に高い作品で中編程度の小説を読んだような満足感が得られる上に、BGMやグラフィックの+αの要素がある分それ以上の満足度を感じた作品です。 非常に読ませる作品でした。文章そのものが魅力的なので縦書きで画面の半分を文字表示に割いているのは効果的だったと感じます。他の要素は文章を読ませるために邪魔をせず、丁寧に配置されたような印象を受けました。とはいえ、イラストもお上手で、時折インサートされるイラスト群もストーリーを盛り上げるために効果的に機能していたと思いました。 ラストは定められた運命に引き寄せられるがごとく突き進んでいったような印象を受けました。 @ネタバレ開始 余韻を感じさせる間もなくエンディング直後にタイトル画面に戻るドライな演出は、ラストシーンでスパッとこの物語がレガウの命とともに終わったのだという印象を強めているように感じました。 @ネタバレ終了
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あなたの命の価値外伝 井畑沙希と児童相談所の話シリーズ作品の外伝作品という位置付けですが、 この作品単体でも、児童相談所を舞台にしたドキュメンタリーとして問題なく成立していると思います。 主人公の直面する苦悩や心の揺れ動きがわかりやすく描かれており、 まさしく「リアル」な内容の作品だと思います。 一緒に働く同僚たちもそれぞれに抱えているものがあって、人間味を感じます。 シリーズ作品として見た場合は、 引き継がれたバトンがしっかりと次に繋がっていく点が、感慨深かったです。 「命の重さ」について考えさせられる作品です。
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ファースト・ヒロインTwitterのTLで初情報をゲットした後、登録後すぐにプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 前情報を入れないで勢いのまま作品に入ったので「キャラ攻略ではないゲーム」に??状態でBLが始まったのであらすじを確認して納得して一呼吸。 (後に菜月君がデートで眼鏡化することで、私の眼鏡男子欲は収まります。ありがとう…菜月君) さらに読み進めると爽やかな絵柄とタイトルからはイメージ出来ないサスペンス要素が出てきて、これは攻略ゲーではないとはっきりしてきました。 章仕立てになっているので今日はここまで。というプレイも可能ですが、この先どうなるの?と気になり手を止めることが出来ませんでした。 失敗してもその前の選択肢からやり直せるサイバー感のある演出が作品にスパイスを加えます。主人公の回想に出てくる相手が見春ちゃんだと気づくのに結構時間がかかりました。 ラストの選択肢でもちろん菜月君を選んだのですが、もしかして他の男子にもワンチャンある?としぶとく思ってしまったのは乙女ゲーマー脳でした。 私の推しカップルは先生ズです!二人の想い合う姿にキュンキュンしました。 単体推しは菜月君。この子をちゃんとヒロインが幸せにしてやってほしいと願っております。 @ネタバレ終了 作者さんの工夫がたくさん詰まったセンス溢れる作品でした。続編も発表されていますので、今後の展開が楽しみです。ありがとうございました!
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藹々鬼譚超美麗な挿絵で繰り広げられるノベルゲーム。 亡くなった祖父の倉庫に眠っていた古めかしい絵巻物を広げた気分に浸れる壮大な物語です。 ただただ『静寂』がそこにはあり、日本の秘境や古都を訪れた時と似たような……『侘び寂び』を感じました。 なんといっても、この枚数の美麗絵を拝めることもできるというのに、鬼の話ですよ。効果音もBGMも、そしてタイミング絶妙なボイスも物語をより深く味わい深いものにしておられました。 ただただすごいなって圧巻の作品です。 @ネタバレ開始 END1→END2を見ました。 私は個人的にEND2が好きです。 どちらのエンドも道として自然にあるだろうなって思える終わり方で、どちらも非常にしっくりきます。 ただしとしとと降り続いた雪が、いつの間にか溶け消えていくように。 そんな余韻を感じたのは2でした。 @ネタバレ終了 誠に恐縮ながらファンアートを描かせていただきました。 泣かないで。笑って……欲しい。