ティラノゲームフェス2019参加作品
3302 のレビュー-
アリバイの精度 ~天利探偵助手の事件簿~探偵浅沼と探偵助手天利のふたりが真相にせまっていく物語。20分ほどで読了できました。謎の難易度は、ちょうど良かったように思います。当初は何が起こったかよくわかりませんでしたが、最後はなるほどな、と思いました。探偵助手、天利のキャラクターがなかなか良いですね。頭がきれる感じが伝わってきました。「何を明らかにしたいかをまず明確にする」という言葉は特に印象的でした。
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I always think of youタクシー運転手の主人公が、ゴーストバスターを名乗る人物と出会って……、というお話。なかなか興味そそられる導入ですが、残念ながら僕も途中でストップしてしまいました。改善されたら是非続きをプレイしてみたいです。
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誰が彼女に恋を説く? ー 9人目の犠牲者告白を断れないヒロインと、そんな彼女に手を貸そうとする主人公の物語。30分ほどで読了できました。 いやあ、楽しかったです! お前ら、青春してるなぁ……(笑) エピソードのひとつひとつがいずれも等身大の学生らしさを感じるもので、大変良かったです。個人的には、修太郎と中村くんが美術室で会話するあたりが特に好きです。普段仲が良いふたり。でも、ひそかに腹を探りあっているところもあって……。こうしたリアルな空気を描くのが大変お上手だと思いました。 ヒロインの里中さんはめちゃくちゃ可愛いですね! 「こんなんされたら好きになってしまうわ!」と思いながら読ませて頂きました(笑) イラストのクオリティが高いのに加え、その立ち絵がピョンピョン動いたりする等、演出面も凝っていたと思います。次回作もあるようなので、楽しみにしています!
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どちらの世も平和でしょう擬人化された元号たちが、引き継ぎを行っている様子を描いた作品。20分ほどで読了できました。「令和ちゃん」はSNSでも一時話題になっていましたが、この令和ちゃんも可愛らしくて好きです! 平成さんが出すクイズも、結構勉強になりました。立ち絵も動きがある等、細部にもこだわっていたのも良かったです。
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取調室本格的な推理が楽しめるゲーム。30分ほどでクリアできました。「なぜそんなことを?」と興味そそられる要素があり、プレイし始めると一気にひきこまれました。謎の難易度もちょうど良かったように感じます。お手軽に刑事気分を味わえる良作だと思います!
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幻景探索ッッッ最高でした!!!!!!!!!! 美麗なイラストと目を引くタイトル画像に惹かれてプレイしました。 あっやっちまったと思った時すでに遅し本を回収漏れてしまいましたが、なんとかEND3とクリア特典まで追って、主人公を取り巻くえにしを存分に楽しませていただきました!END2も(コップのくだりが)好きなんですが圧倒的にEND3が最高でした… ボス戦はたぶん10回くらいやり直しました笑 今度は負けねーぞと出した手が読まれているのでこれは乱数なのか?と疑うほどボスは強かったです… 関係性や物語はもちろん、キャラクターの個性も素敵でした。 だからこそ立ち絵や背景が不透明なメッセージ枠で隠れてしまうのがちょっと惜しいなと思いました。 実は本屋のおじさんめっちゃ好きです。 でもそれ以上に教授の生徒になりたいなと思いました…思い出した時の曲調変化がまた良かったですし、印象がガラッと変わるのですごく新鮮でした。 楽しかったです!
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そのサークル、地雷ですよ?これはすごいです。めちゃくちゃ笑いました。まず黒亜の毒舌がキレッキレで、「ゴミが…!」と聞こえる度に爆笑してました。その毒舌に応戦するアイスターちゃん、見事なまでにオタサーの姫なモエカ、中二病でめんどくさいけど良い奴なキルカなど、みなキャラが立っていて飽きません。章間に繰り広げられるお母さんとのバトルも見逃せません。ある意味このゲーム内で一番の曲者なのでは? 最終章はこれまでのキャラが集結してとても賑やか。人物を集めることに必然性があって流れに不自然なところがなく、感動的な演出です。緋色ちゃんいい子ですね。(ツンデレのお約束も好きでしたよ) 本作はフリーノベルゲームで同人制作について語ったのもとても意味のある事なのではないかと思います。仮にこれが商業作品だったとしたら、これほど笑えなかったし感動はなかったでしょう。特に3章の内容なんかは、すごく説得力があります。 ただ一点だけ、動作の安定性についてだけ何とかしてほしいです。特に、2章の立証パート後のシーンで「そんなこんなで、太陽の花畑での騒動は幕を閉じた」の台詞で画面が暗転し、ゲームが進行不能になってしまう不具合が何度も発生しました。ブラウザ版、Win版、Mac版すべて試してダメで、ダメもとでスキップで通過できないかなと試したら何とか進んだので最後まで読めました。とても面白いゲームだったので、この点でプレイヤーに離れられるのはもったいない。
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ログイン(L O G I N)画面が非常にキモチイイ、な感じです。視覚的にも聴覚的にも、本当にサイバーパンクのような。背景の色合いがもう既に好きですね。ロアの部屋が好き過ぎる。 両方のEDを拝見しました。BADの気の抜け方も良いですが、TRUEはやっぱり素敵ですね。これからロアと世界はどうなっていくんだろう。 最初ミルク怖かったんだなあと思ってそこはちょっと笑いました…おめめおっきいですものね…
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四十九日後の屋上思惑通りの順番でEDを踏んでしまい、案の定真EDが気になって気になって気になって攻略サイトを拝見し全部見終えることができました。 実は攻略サイトの方で案内されていた真EDにたどり着けないバグに引っかかっていたようで、これが功を奏し(?)真EDを見るまで「この二人が一体何をしたっていうんだよ…!!」という感情移入タイムに浸れました笑 いや、他のEDを見ると二人ともバリバリ黒いんですけども。 奥田くんにもっと人の心をあげたい、手嶌くんも彼にもっと真っ向から向き合えたらいいな、と思ってしまうくらい、夕焼けに切り取られた彼らの世界に魅せられた作品でした。
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♡(あいす)るコトをお許しくださいっ!蛍ちゃんの気持ちが…よく判る…絶対…気が合う…!!(笑) 困ってる涼ノ介さま非常にイイですね…なんだか臨場感のある描写で「蛍ちゃんこのあとどうするの?」というわくてかもありました。 地味にタイトルのあいするというのも回収されてますね! 一体あのあとどうなったんだ…非常に見たいです…
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5分で脳トレ! リフレッシュ・アハ体験かわいいイラストのアハ体験ゲーム!作りが丁寧なので、途中でダレたりせずできました。進めたいときはサクッと進める事ができたり、見直しや外れた時や一発クリア時のセリフなど痒い所に手が届くような作りがとてもよかったです。
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だいすきキョウカさんの語りを聞きながら、何が起きたのかをあれこれと想像させる文章力とうまく予想を外してくる展開が良かったです。読み返すと、こういう繋がり方なのかと驚かされました。音楽やイラストの演出も素晴らしかったです。
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私が理緒ちゃんを暖めますね。百合ホラーラブストーリー。百合百合しい関係の背景に毒があるっていいですよね。「好きの反対は嫌いではなく無関心」なんて言葉を思い出してしまいました。ゆずちゃんの恋愛観は好き嫌いの土俵に立つ限り負けないポジティブさ、悪く言えば執念があって強いですね・・・。
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初雪が降るころイラストが大変かわいらしくて良かったです。ネコデザインの小物もかわいくて素晴らしい。初くんの母性が尊い、こんな優しいマスターのいる喫茶店は憧れます。これがバブみ・・・?
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法律か金か現代社会への風刺が強い作品でした。もっとひねりがあったり、皮肉が聞いてると読みがいがあってうれしいです。
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ナオンちぇんじ悪業悪果系バイオレンスコメディ。文章に勢いがあるのが良かったです。特に着火シーン。テンポが悪いと復讐は何も生まないなんて気迷い事が頭に浮かんでしまうので、トントンとファイヤーしたのが小気味良かったです。
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致死量の**ドットで構成された短編のサイレントアニメーションです。 テキスト有・テキスト無の2パターンがありますが、内容が少し異なっていますので、両方見るのを推奨します。どちらも1周5分程度で終わります。 とにかく、高いクオリティのグラフィックに圧倒されました⋯⋯!荒廃した世界で彼女の青色の瞳がどのように相手を捉えたのか、いろいろと想像したくなる内容でした。 テキスト有のエンドにつきましては、たとえ絶望的な状況でも、ロボットとしての尊厳を優先させたんだろうなと個人的に感じました。
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ゴー・スイートホームプレイいたしました。 とても面白かったです
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憧れの先輩と推理クイズで以心伝心しちゃうかもしれない。プレイいたしました。 おまけを含めてゲームクリアしました!とても面白かったです。
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人と異形の閑談会雨のせいで食堂で足止めを余儀なくされた者たちが暇つぶしのために「怖い話」を語り合うというお話です。 必要最低限の素材と演出で構築された当作品はシンプルで整った文体が際立つ形となり「これぞサウンドノベル」という感じで話を読み進めるのに注力できました。 《異形の者》という人間とは異なる特殊な能力を持った種族やそれを退治する「探偵」という職業の者たちが登場するのが大きな特徴で、そんな彼らがするお話は私たちが体験できないような特殊なシチュエーションであったり、逆に私たちの世界でも起きそうな出来事であったりとバリエーション豊富でおもしろかったです。 気味が悪かったり正体が知れなかったりとまさしく「背筋がぞくっとなる」お話が聞けてこちらも非日常的な気分に浸ることができました。 個人的には翔介さんの話が好きです。あっけらかんとした様子で夢と現実の境目が曖昧になった奇妙な体験を語る様がとても興味深かったです。 「怖い話」には「後味の悪さ」がつきものですが、話が終わるごとに発起人の山本さんが興奮した様子で感想を述べるので場の空気が柔らかくなり良い緩衝材となっていたのが良かったです。 ラストには「そういうことだったのか……!」と思わずうなってしまいました。山本さんはわからないのがまたやるせないというかつらかったです。 それでも「彼」は山本さんの思いが聞けてきっと嬉しかっただろうなと思いました。 素敵なゲームをありがとうございました!