ティラノゲームフェス2020参加作品
10034 のレビュー-
指先で世界を見る読みました。 @ネタバレ開始 そういうことでしたか。指先で世界を見る。たしかに改めて言われると、私も目の前のスマホを使って指先で世界を見ています。 相手を慮る行為は、現実はもちろんのこと、ネットでも噂話でも、社会に属する以上は避けられないです。大事です。 そうは言っても、人は噂を信じ込んでしまうと、根拠の有無など気にもせず平気で人を傷つけるようになります。同じ噂を共有している人がいるのであればなおさら。 そういう人は人を傷つけるし、人に傷つけられる。そうして攻撃はさらに大きくなる。この連鎖はどうやったら終わるのかな……? 無視では根本的な解決ではないですし、禁じるのでは作中にもあった会話の自由が引っかかります。どうしたものですかね。 お互いがお互いを尊重すること、なんて聞こえのいい言葉もありますが、現実問題そんなことができるとも思えません。噂を信じないようにしてもらえたら何よりですが、人は不安であればあるほど、そういうものにすがりますからね。 あとがきも読みました。 経緯となった事柄で抱いた感情を創作に昇華させるのは、とてもいい方法だと思います。ただ単に誹謗中傷に対して「やめて!」というだけでは、おそらくなにも変わらないと思います。 しかしこのように物語化して、メッセージとして込めることで、俯瞰的にその考えに触れられます。その事象について、一度自分の中で考えることによって思いやる心が生まれ、いずれそれは伝播していくと私は思います。今作は、そういった自分の中で物事を考えるきっかけになりえると思います。 私はこういう手法大好きです。 その面で、視点が複数あるのもとてもよかったと思います。一方的な意見を出さずに、多方向の意見を読めることで、一歩引いて考えることができました。 @ネタバレ終了 私はとてもいいゲームだと思いました。 ありがとうございました。
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虚の籠美少年吸血鬼がひどい目にあいつつも成長し復讐するお話。 主人公フェルゼンの顔がとても良い。Emoteのアニメーションで泣いたり笑ったり驚いたり泣いたり打たれたり泣いたり・・・、豊かな表情が見れて幸せです。 @ネタバレ開始 泣き顔が尊いなあ!かわいいよ!! @ネタバレ終了 成長した後の姿も妖艶さがあり良かったです。 元になった漫画のスピンオフとのことですが、違和感なく読み進めることができました。 プレイ時間は2週目も含めて1時間ほどでした。 1週目は消極的に復讐するストーリーであることから、つらく打ちのめされる描写がありますが、復讐を果たす暗い歓びや破滅していく美しさがあり良かったです。また、最後の引きは続きを読みたくなる盛り上げ方でとても気になります。 2週目はおまけ的なストーリーであり、一転してハチャメチャでとても楽しく読むことができました。 MENU関係のデザインやスマートフォン向けの画面作りなども工夫してある点も良い。ただし調整しているとのことでダウンロード版が安定してプレイできるのでおススメです。
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今宵、忘却列車にて。とても美しくて儚いお話でした。@ネタバレ開始 何処までも、何処までも二人で一緒に行きたかったです。ずっと一緒に行きたかったなぁ。愛があるが故の、切ないエンディングでした。素敵なお話でした。
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カペル-Caper-短い中に想像の余地が沢山あってとても楽しめました。 しっとりちょっぴり怖い雰囲気かなと思いましたが好きです。 @ネタバレ開始 最初疑いまくってしまったのが申し訳なくなる展開でした。結構クルクルとルート回収しましたが全部見れてるかしら?ちょっぴり切なくてもっと読みたい気持ちになりましたが、想像するのが良いんだろうなと思います。@ネタバレ終了 素敵なゲームでした!
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夢の花は【あらすじ】 @ネタバレ開始 入院した祖父の見舞いに来た主人公麻由は、受付で流れた4年前の集団意識消失事件のニュースをきっかけに大人びた雰囲気の少年啓音と出会う。 啓音は入院中の人物に花を渡しに何度も来ていたが、決心がつかず直接に会うことができないでいた。 花を預けてどこか寂し気な様子の啓音に、麻由は会いたい人がいるなら会う方が良いと背中を押した。 一週間後、退院する祖父を迎えに来ていた麻由は、啓音が持っていた花と似た花を持つ少女を見かけ思わず追いかけて話しかけてしまう。 @ネタバレ終了 かわいらしいイラストに引かれてプレイしました。主人公の表情が豊かで愛らしく良かったです。 プレイ時間は15分ぐらいでした。 後悔しないためには自分の気持ちに正直に行動すること、また、何かに尻込みしてしまった時、赤の他人からの励ましでも勇気をもらえることがあり人と積極的に関わることが大事だと感じました。 話のメインの部分は初見でも楽しめました。前作である「空鳩」が背景にあると思われる部分については含みのある表現がされており、事前にプレイをしていたら登場人物の関係性や背景が分かりより深く味わえたのかなと思います。
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彼女を取り戻すために、僕は……非常によくできてるゲームだと思います。 BGM、効果音、がとても雰囲気にあっていて良かったです。 @ネタバレ開始 一見、彼女を何者から守ってハッピーエンドと 思いきや、まさかの結末にぞわってしちゃいました、、、(笑)@ネタバレ終了
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泣けない兎2はーきゃっと様 いつもお世話になっております(笑)可愛いイラスト本当にありがとうございます!!癒される!! キャラクターにドンドン愛着を持っていただいて、もっともっと楽しんでいただけるよう精進します。バッドエンド、ようやくちゃんとバッドエンド出来て大変に楽しかったです。
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泣けない兎2てるてるvs雨さん様 早速のコメントありがとうございます。 一話ではほぼ触れなかった内容をネチネチと書けて満足です。 楽しんでいただけたなら幸いです。これからも二人は色々ありつつも手を離さずに頑張っていくことでしょう。 バッドエンドどれも気に入っていますが、今まで書けなかった色んな秘密を描けてとても楽しかったです。一本道でなくて寄り道が出来るのがゲームの良い所ですね。これからもいっぱい寄り道します(笑) ゲームプレイと感想ありがとうございました!
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指先で世界を見る作品のテーマなどは自分もよく感じていることだったので、ちょうど共感する部分が多かったです。 @ネタバレ開始 当事者ではない少年の、的外れな正義感を振りかざしている感じの視点なんか、まさにネットでよく見かけるなーと。 実際のAさんが悪意のあるゴシップをどう感じているのか最後まで推測の域をでませんが、私はAさんのそれを表に出さない強さにすごく惹かれました。 AさんはBさんが本当のことを知っていてくれればそれでいいんじゃないかな、と私は勝手に推測しておこうと思いました。 @ネタバレ終了
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指先で世界を見る学校内の噂やいじめにまつわるお話です。 @ネタバレ開始 あとがきで詳しく解説されるので、 お話がわからない、ということはないでしょう。 この作品はネット社会のメタファーです。 エンディング(転校)後も、Aは根も葉もない噂に 悩まされ続け、逃げ場がないという 救いのないエンディングです。 登場人物をアルファベットにしたのも、 おそらくネットの匿名性とかけたのでしょう。 また、Aの視点がなかったのも 当事者の意見や考えは無視される、 ということだと思います。 最後の演出はもはやホラーだと思いましたね。 転校しても、AとBは良い友達でいて欲しいですね。 実際の社会でも、好きなことや得意なことを しているだけなのに叩かれる、ということはよくあります。 それは単なる嫉妬だけでは片付けられず、複雑です。 しかも、見ず知らずの人から叩かれます。 こういう社会で生きて行くには AとBのように、本当に信頼できる人と 深い関係を築くのがいいのかな、と思いました。 @ネタバレ終了 この作品について難点を挙げるとしたら、 わかりやすすぎる、ということだと思います。 あとがきも含め、説明しすぎな感じがしました。 もうちょっと、わかりにくくしてもいい気がしました。 とはいえ、あんまり難しくすると 投げっぱなしだと思われてしまうので、 さじ加減が難しいですね。 ロゴや本文のフォント(おそらくデフォルトではない)など 細かい点もこだわりが感じられました。 お話を楽しむというより、考えさせられるタイプの ノベルゲームです。 勉強になりました。
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泣けない兎2泣けない兎2話目公開おめでとうございます! 今回もとても楽しませていただきました。ありがとうございます。 前々から思っていましたが、キャラクターへの愛着がわいているのでみんな出てくるたびに嬉しくなってしまいます。みんなかわいい! 愛おしい! 今回は兄弟のお話がかなりシリアスめでダーク……ダークでした。バッドエンドもなかなか気合い入っていましたね(笑)。好きです。 今後の展開も楽しみです。これからもずっとずっと応援していますね!
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千夜一夜のシェヘラザード「エモいんだからしょうがない!」 一言で表すと、それに集約されますが、具体的に記します。 開始早々可愛らしい男の子と女の子のボイスが聴けます。可愛い声で癒されるなあと思い、作者さんに訪ねてみると......なんとご自身で当てられているとのこと! しかも一人二役! そして、イラストもイケメンと美少女です。馴染みやすいデザインのタッチです。表情も良く表れています。 BGMも神秘的な曲調の印象が強く、物語を彩ってくれます。ラストは特に。 そして、演出と伏線が上手いシナリオ。 丁寧に見ていくと、エンディングを迎えた時、実に繊細に散りばめられていたことに驚きます。 また2人の雰囲気が良いのです。 最初のシーンの会話で、「あ、これいい」と感じます。ここにも理由というか仕込みがあるのです。 恐るべきは、一部除きほぼ全て自身で作られていることです。 決して素材の否定ではありませんが、フリゲのクオリティー至上主義かの如く創作戦国時代の昨今、プレイヤーの肥えた舌と心を折る評価と周囲の強大な作品群に怯えながら多大な制作コストを掛け自作することの大変さは創作者の皆さんには説明不要のことと思います。そんな中、出来うる限り自らの手で作り出すという姿勢は、まさに自作、物作りの精神。憧れであり、尊敬に値します。 敢えて要望を挙げれば、長編で観てみたかったかなというところです。 現状コンパクトに纏まってテンポが良いので一長一短でしょうか。 最近は短いのが好まれるみたいですしね。作者さんの次回作に期待します。 そして、全てが集約されるラストシーン。 冒頭に帰ります。 「エモいんだからしょうがない!」 こうやってつらつらと駄文を並び立てなくとも、それですべて語れてしまう、千夜一夜物語の結末、最高の瞬間を、是非感じてみてください。
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泣けない兎2泣けない兎2話、今回も、楽しませて頂きました。 白夜君の身に何が降りかかったのか、また、2話は 一通りバッドエンドを通してラストを迎えると ぐっと胸に来るものがあると思います。 @ネタバレ開始 個人的には笛ちゃんが何故今の風貌に到ったのか 察せられたエンドと、2番目のエンドが好みでした。 そして…死の間際、例の場面は胸が苦しかったです。 終盤、二人の話を隠れて聞いていたみんなの 反応に、この登場キャラクター達への愛着を再確認しています。 @ネタバレ終了 はたして、この出来事からお話がどう展開されてゆくのか。 険しい道がみえます。でも、幸せな時間は必ずある筈。そんな場面 を噛み締めて続きもプレイさせて頂きたいと思っています。
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夢の花は感想が難しい・・・ 良い作品なんですけどね! スマホ触ってたら周囲に気が付けないってことがわかりました。 自分だけの世界に入り込んでしまので、啓音に出会わなかったわけですし、 時にはテレビも良いかなぁ。ってね。
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死ぬよりもつらいことなんだか重いタイトルに惹かれてプレイしました。 以前、浦田さんの作品の『生きていく勇気』と『あなたの命の価値』をプレイしたのですが、『命の大切さ、重さ』を描いていてとても考えさせられるお話だったので、今作も期待して始めました。 @ネタバレ開始 ……やはり、タイトルから想像できる通り、重いお話でしたね。最後は泣き腫らしてしまって、さらにラストで流れる歌で余計に泣かされました。 私が一番共感したのは、最初の、主人公の体験談に出てくる『栄一君』です。 私も、ゲーム製作に命をかけている……というか、依存している部分があり、おそらくゲームが作れなくなったら死ぬと思います。両目を失ったり、両手を失って、ずっと泣いている夢をよく見ます(両足をなくしたときは嬉々としてゲームを作っているのですが)。『ゲームを作ること』が私の生きる意味となってしまっている今、彼のように利き腕を失ってしまったら……そして、親友が作ったゲームを見せられたら……。考えただけで恐ろしいです。 真一郎君が、親友のためにゲームを作ったことは、はたから見たら良いことに見えますし、内容も栄一君を励ます内容でしたが、重要なのは内容じゃなくて、『お前は俺と違って、これからいくらでも作れる』というところに絶望してしまったのだなぁと思うと、なんとも言えないやり切れなさというか……後味が悪いですね。 放っておいても彼は自殺してしまったとは思いますが、確実に真一郎君の行動が最後の引き金を引いてしまったのだろうと思うと、主人公にイラついてしまいました。海翔君も言っていましたが、ポジティブを押し付けるのが正解とは限らない。弱音を吐いてもいい、死にたいと言うことは悪じゃない……彼にもたくさん共感しました。 最後にタイトル画面に戻ってきたときに、セーブ厨の私が一度もセーブしなかったことに気がつきました。それほど夢中で読み進めました。 ……さて、この先を書くかは迷ったのですが、浦田さんのブログで、『厳しい意見も書いて欲しい』とあったので、思ったことを少し書きます。 この作品は、タイトルからして見るからに『重い物語』です。 ほとんどのフリーゲームサイトでは、プレイヤーは『楽しく遊ぶため』に訪れる場合が多いと思います。要するにエンターテインメント性を求めて来ます。 よって、タイトルも内容も重たい作品は、なかなかプレイされづらいのではないでしょうか? ノベルゲームコレクションは、プレイヤーのほとんどが制作者の立場でもあるので、いろんなゲームをやってみようという方が多いですが、他サイトでは『いかにも』な内容は敬遠されるかもしれません。私は浦田さんの作る重いテーマをストレートに表現する作風は好きですが、ある年齢以上で、そこそこの人生経験がある大人ならともかく、若いプレイヤーには少し説教くさいと思われ、手に取りづらい物語かもしれません。大筋をファンタジーやSFにし、そこに上手く『本当に伝えたいテーマ』を紛れ込ませて伝えるというのも一つの手なのではないかと思いました。 上から目線ですみません。 @ネタバレ終了 長々と失礼しました。 いろいろ書きましたが、私にとって、とても心に残る物語でした。これから先、この物語を何度も思い返すことでしょう。ありがとうございました。
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ショート・ショート・ショート10017人の作者が集まって 1500字程度の短編を 100本作るという企画から 誕生したノベルゲームです。 まず初めに、制作お疲れ様でした。 二年掛けて制作されたということで、 とても大変だったと思います。 理想は全部読んでもらう、ということだと思いますが 好きな作者だけ、とか あらすじやタイトルで気になったものだけ とかでもいいと思います。 (私はあとがきなども含め、全て読みましたが) 物語の楽しみ方は人それぞれです。 気軽に読んでみてください。 特に気に入った話は とある患者の診療録 アールグレイ 錯覚の懸け橋 あやかしのきみ 鬼はここにいます 私信 君だけの物語 もう逃げない 聖キャラ学園 時を止める力 いるだけでいいんだよ この11本です。 100本読めば、いろんな感情が刺激されると思います。 あなたのお気に入りの一本がきっと見つかるはずです!
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今宵、忘却列車にて。タイトル画面の美しさに惹かれてプレイしました。 切なくて、悲しくて、優しいお話でした。 橘くんが静かに語りかけてくる感じがとても心地良かったです。 とても短いお話ですし、舞台は現世ではないのに、世界観にすっと入れました。 音楽と、走る列車の音もとてもいいです。 薄幸美少年……。ハッピーエンドも切ないですねぇ……。
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ダークネス・ボーイフレンド汐音君のキャラデザが魅力的で、プレイさせて頂きました! 主人公の強さや優しさが真っすぐで、眩しかったです。 @ネタバレ開始 けれど、その曲がらない意志は主人公の辛い過去が深く関係していると知って、 自分自身が苦しんだ経験が、いつか誰かを救うことに繋がるのだ、としみじみ思いました。 また、「男らしく」「女らしく」という言葉の呪いを解いてくれる作品だ、とも思いました。 素敵な女の子に出会えた汐音君が羨ましいです! @ネタバレ終了 とても楽しくプレイさせて頂きました。ありがとうございました!
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今宵、忘却列車にて。全エンド回収しました! 幻想的でどこかさびしい雰囲気の漂う世界観がドストライクでした……! 色んなルートを見るために何周もするという行為が橘くんを苦しめていると知ったとき、その構成の妙にあっと言わされました! 短い中に色んなメッセージが込められている素敵なゲームだと思います!
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今宵、忘却列車にて。邪魔のない画面構成で綺麗