ティラノゲームフェス2023参加作品
11279 のレビュー-
周波数は夜の底一風変わったタイトルに惹かれてプレイしましたが、とても印象的な作品でした。 イラストの雰囲気からもう少しポップなものを想像していたのですが、割とド真ん中のサスペンスでした。強く興味を引く設定に、ハラハラする展開としっかりとした文章が相俟って、終始引き込まれたまま読み進められました。謎を解明しようと藻掻くのに、常に謎が少し上回っていて、最後まで追い立てられて進んでいく構成が上手いなと思います。 ストリートビューに映る死体、という今風の都市伝説が面白いですよね。しかも、その死体の少女が生きていた、という出だしで、強烈な謎として物語を牽引してくれます。途中で出てくるグループチャットの都市伝説も、実際にありそうな感じで怖かったです。 その死体のはずの女の子、初音ちゃんは、幼くも達観している謎めいた雰囲気がとても魅力的でした。主人公の宗矩とは、全く理解し合えない部分だったり、逆に共通点が見つかったり、少しずつ共鳴していく関係性がすごく好きでした。また、物語が基本的に暗くじめっとしているので、いくみちゃんの明るさには救われていたかなと思います。 @ネタバレ開始 「親の命を消費して生きている」という実感を幼い頃に持ってしまったのですよね。生きることそれ自体に罪悪感を持ってしまって、罪があるのに罰がないという居心地の悪さが彼女の認知を歪めてしまっているように見受けられました。一見すると死を求めているのに、死なないよう一緒に逃げている辺りも、こうした歪みの表出なのかなと思います。 ただ、この辺りのバックボーンが作中で語られないんですよね。「初音ちゃんに何があって今の人格を形成しているのか」という謎も読み進める動機の一つでしたので、読み終えてやや物足りなさは残りました。マンションに一人暮らしで弁護士の後見人がいて金に不自由していない、とか気になる要素が結構強かったですし(お金に関しては宗矩も気になりました)。 他にも「いくみちゃんが宗矩をここまで気にしてくれるのはなぜか」とか「空き巣や轢き逃げの犯人は誰か、真相は何か」とか、最後まで謎が謎のままなので、そこは知りたかったところですね。どっぷりと物語に浸っていたので、もっと詳しく知りたかったし読みたかったです。 とはいえ、ラストの宗矩がいくみちゃんからもらったものを初音ちゃんに与えることで繋がる終わり方は、非常に綺麗で印象的でした。その後の取り組みが、上手くいったとしても生活が破綻しそうなのが不安ではありますが。 あとは、地の文も多く、文章がしっかりと書かれているので、サウンドノベル形式の全画面タイプのほうが読みやすかったかもしれません。1行ずつ切られると前後の繋がりが把握しづらくて、バックログで確認し直すことが多かったので。 @ネタバレ終了 長々と書きましたが、ずっしりとした感情を与えてくれる作品でした。 面白かったです。ありがとうございました!
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黒紅色の夕焼け人の優しさや思いやりに触れて、心が浄化される作品でした。 43歳で余命を宣告された幸結さんがこれまでの人生を振り返る物語です。幸結さんの優しさが相手に上手く伝わらなかったり、逆に幸結さんを大切に想っていた人の想いに気付かずすれ違ってしまったり、一つ一つはよくある話なのですが、それらが非常に丁寧に描かれ、最後に美しい夕焼けに繋がる様子は素晴らしかったです。 システム面でも、快適に遊ぶための説明があり、ユーザーフレンドリーでした。また、メニュー画面の「戻る」が「戻りたい」となっていたり、メッセージウィンドウや登場人物の名前に込められた想いだったり、細部にも感じるものがありました。(あとがきを読んでから気付いた部分も少なくありませんが。) 画面ズーム等の細かい演出も凝っていて、より登場人物に感情移入できました。 以下、細かい場面への感想です。 @ネタバレ開始 コロッケを1つオマケしてもらって、それを「お母さんにあげよう」っていう昔の幸結ちゃんの優しさには、胸がキュッとなりました……。 昔欲しがっていたワンピースを、娘のためを思って買った母親と、反抗的な態度をとってしまう幸結ちゃん……。切ないすれ違いに、目元が潤みました。 亡くなった母親に会いに行くシーンの演出が……、見事に幸結ちゃんの心情を表していて、胸に来ました……! 夜の仕事なんて大丈夫か不安でしたが、葵さんという親切な同僚がいて、ホッとしました。 そして、上城さんとの出会い。言葉の端々から上城さんが緊張しているのが伝わってきて、ホッコリしました。とうとう苗字が変わって、良かったなと思いました。……が、今の状態を知っているので、ドキドキしながら読み進めました。 幸結さんが一人になってしまったきっかけを知り……、「幸結さん落ち着いて!!」と心の中で叫んでいました。すれ違いが悲しすぎます。 でも、自分に自信が無いと、つい悪い方向に考えてしまう気持ちも分かるんですよね……。 100回お参りした後の展開には「おお!」とワクワクしました。既読機能のお陰で快適に読み進められました。 母親の心情と、知らないおじさんの真相にはうるっと来ました……。幸結さんのことを想っての行動だったのに、上手く伝わらないものですね……。 他にも、幸結さんを助けたいと思っていた人がたくさんいたのに気付けず、拒絶してしまっているのがまた……、涙腺に来ました。『卒業まであと1年あるからね』って……、無いんだよー!!!と……。 そして、名前の意味にまたグッと心を掴まれました。 今に戻ってきてからはずっと泣きっぱなしでした……。 そして、あとがきを読んで、メッセージレイヤーの意味にも、あああ……!!と心揺さぶられました。 すごく陳腐な言葉になってしまいますが、何だか人生捨てたもんじゃないな……という気持ちになりました。 @ネタバレ終了 私にとって忘れられない作品の一つになりました。ありがとうございました!
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うさなでーるかわいいかわいいうさぎさんに癒されるとっても素敵な作品でした。 @ネタバレ開始 なでているうさぎさんがハートを出してくれるのが嬉しすぎます! かわいすぎておやつあげすぎて、またねのあとのコメントに反省です 細かく動いて本当にかわいいです! @ネタバレ終了 とーーーーーーーーっってもかわいい素敵な作品をありがとうございます!
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浮き沈み思いどういうエンディングになるのかと読み進めていましたが、そう来たかと言う感じでとても面白かったです! ナオシと小苺のお話もっともっと読んでみたいです! 素敵な作品をありがとうございます!
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あなたの愛が剣ならば密かにアプデを待っておりました。SNSで見かけたときからビビっときていたので、プレイするのが非常に楽しみな作品でした。 任意でエピソードの順番が選べるとのことでしたので、悩んだ末に『彼の過去』から読むことに。 作中にはほぼキャラクターイラストが使われていないサウンドノベルなのですが、作者さんの文章力が非常に巧みなため物語への没入感は終始高く読み進めることができました。 シリアスもコメディも大いに楽しませていただきました。 @ネタバレ開始 10歳からスタートしたクゥくんの新しい生活が臨場感を伴って瑞々しくえがかれており、説明しすぎずかつ響く文章ですぐさま物語にのめりこみました。 セリオお嬢様への葛藤や想いも、それをものともしないお嬢様の器の大きさもすべてが好ましく感じました。 要所要所に隙あらば散りばめられたコメディ要素にも、何度も噴き出してしまいました。社交界に生きるご令嬢たちはかくも強くあらねばならないのですね。「オダチン」は卑怯だと思います。 真剣なシーン、BGMの中でシリアスとコメディが反復横跳びしている……でも不思議と調和がとれている……素直にすごい技量をお持ちだと感嘆しました。 仮面のことをセルフでネタに昇華する姿勢も面白かったです。 メイン二人以外のキャラクターも個性が強く好みの人物ばかりで、もっとこの物語の先が読みたいと強く思いました。 稀に見られるイラストも本当に素晴らしく、作品への没入感を高めてくれました。 @ネタバレ終了 個人的に、「あなたの愛が剣ならば」というタイトルがとても好きです。 素敵な作品をありがとうございます!
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スーパーマーキングやっと、全部のバッジをゲットしてクリアできました! スーパーマーケットで買い物をする主人公の独白が 文学的で格式高い文章でつづられ笑いがとまりません! BGMがよすぎて頭から離れなくなること間違いなしです! うっかり人目のあるところでプレイしようものなら 変な咳払いをしてごまかす変人となります スーパーでパンコーナーに行ったら思い出し笑いしかけて 変な咳をしている人になりました @ネタバレ開始 プラーナからツボに入ってずっと笑っていました(笑) @ネタバレ終了 各エンディングも天才だ!と思わずにいられない面白さでした。 とっっっても面白い作品をありがとうございます!
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5秒でイジメは避けられる!!!お母さんが送って来たよく分からない刺客(お爺さんとかセクシーなお姉様とか)を皮切りにどんどん不審者が…先生は一体何をやっているんだー!?どったんバッタンなお話楽しかったです、ありがとうございました!
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「はい」か「YES」で答えられる質問だけディストピア感あふれるタイトルが気になってプレイさせて頂きました。 @ネタバレ開始 プレイ前にタイトルを見た時は「選択肢の無いブラック社会かな?」と思いましたが、プレイ後に「選択肢の必要が無い(結末が変わらない)簡単な仕事」のことでは?と思い、漂うディストピア感にニッコリしました(ディストピアものが好きなので) 道中現れる選択肢が結末に関係しないことも、より世界観に繋がっていて面白かったです。 現実世界でも仕事をやりがいと捉える人と給料のためと割り切る人は存在しますので、あながち遠い世界の話ではないのでは?と読みながらしみじみと感じました。 私なら喜んでかたつむりの飼育をすると思います。 しかしその後END3ですっかり会社に染まってしまった彼を見て「もしかしてそれが目的か?」と恐ろしくなり、それを導くなにかの存在を勘ぐってしまいました。 世の中余計なことに気づかず考えず適応することで上手くいくこともありますが、このゲームではその在り方が強調されており人間そのものが内部から機械化されていくようなゾクゾク感を味わえる楽しい読後感でした。 余談ですがこの世界において娯楽がどのような位置づけなのか気になります。 人間が行う必要のないことで溢れている世界ですがそれを娯楽と紐づければラジオの事件も起きなかったのでは?と考えたり、ゲームは1日1時間等を何の疑問もなく週末の日課として淡々とこなしてそうだなぁ…など想像したら面白くなりました。 もしかしたら積極的な娯楽すら人間が行う必要のないこととして捉えられているのかもしれない…とも。 @ネタバレ終了 想像力をかき立てられる素敵な作品をありがとうございました。
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板前名探偵すしおかメチャクチャ面白かったです! 推理パートが始まってからの音楽と演出がとてもカッコよく、 けれど突っ込まずにはいられない魅力的な世界が展開されています @ネタバレ開始 その心拍数に謝罪します、がツボに入りました(笑) 最後で思わず「寿司握らんのかい!」と思いました 板前?探偵と思うのも作者様の掌の上、お見事です! @ネタバレ終了 とってもとっても面白かったです! 素敵な作品をありがとうございます!
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My fireトップ絵の靑に目を奪われ、あらすじに興味を鷲掴みにされてプレイさせて頂きました。 髪(炎)が揺れる、瞬きするなどの細やかな動きや、UIの細部に至るまで、物語も含めて作りこまれていた作品だと感じました。 添乗員さんとホノオ君のやりとりが微笑ましく、男子生徒のマネをして、寝たふりしながら聞き耳立てて、なごみたいと思いました♪ @ネタバレ開始 なんて思っていたら、急に怪しい雰囲気。 ジャンルが【ハートウォーミング鬱SF】とあったのを思い出して身構えるも、時すでに遅し。 一気に絶望と悲しみに包まれ、お母さんと同じような気持ちになりました。 それくらい、ホノオ君へと愛着が持てており、喪失感が大きかったです。 ※ここの時点で、ホノオ君がサモエドを助けようとして亡くなってしまった……と思ってしまいました! 素晴らしい伏線でした!※ お祭りでの展開も驚きでしたが、物語冒頭での世界説明やホノオ君の言葉からして、「こういう事だったのか! 本当に声が聞こえてて、宇宙外生命体だったのか!」と、すべて荒井さんの仕込んだ伏線だとわかって感嘆しました。 すごいです。 ホノオ君のセリフや一部の言葉、演出が青になっているのも美しさが際立った良かったと感じました。 エンディングでしんみりし、とても良い作品をプレイさせて頂いたな~と感動していたところに、最後の最後で設定資料を読み…… サモエドーーー! 麦わら帽子ーーー! この衝撃の事実を持って行ったホノオ君の優しさに、さらに感動しました。 添乗員さん「麦わら帽子を取ろうとして」と気にしてほしくなかったし、お母さんがそのことを知ったら、多分あの感じだと添乗員さんを殺……。 次回作も楽しみにしています! @ネタバレ終了 世界設定がしっかりしていて、展開もスムーズでとても読みやすく、心に沁み込んでくる素晴らしい内容でした。 ホノオ君の自由帳の絵も可愛くて良かったです♪ キレイで素敵な作品をありがとうございます!
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いつもダドゥンドゥを応援してくれてどうもありがとうダドゥンドゥとは一体何なのか?無知ゆえに気になってプレイさせていただきました! 結局最後まで理解することは出来ませんでしたが、癖になるSEと個性的なキャラ達の励まし(?)で元気を貰えました! と言うか、この短時間に詰め込む内容量じゃなくないですか…サービス精神が豊富過ぎます…! 元気の出るゲームをありがとうございました!
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新人Vをプロデュースしてみた。Vtuberの表の綺麗な部分しかしらなかったので、 裏側ではこんな努力を重ねているんだ・・・と大変勉強になりました。 プレイ後、フリートークを覗きましたがまさか本当に存在している Vtuberさんだったとは思わず、とても驚きました。 これからの活躍も応援しております・・・!!
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うさなでーるうさぎ大好きなので遊びに来ました!! うさぎが動く!! かわいい!!!!!!!! @ネタバレ開始 なでるとつぶれたり寝転がったりしてかわいい。 ただただうさぎがくつろいでいるさまを見守るのが楽しい。 牧草やおやつをおいしそうに食べるうさぎかわいい。 よく見ると、耳や鼻の動きがとても凝っています。特に鼻が好きです。ずっとぴくぴくしていて、うさぎが生きてるって感じがします。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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月明りの下、あなたに告げる。ノベルゲーム形式で進行する作品で、ところどころに差し込まれるBGMやイラストが雰囲気にぴったりでした。 何気ない日常。急接近する主人公と孤高の彼。 最後まで読んで物語の謎が解けるような感覚が心地よかったです。 @ネタバレ開始 エンドロールが流れた後、最後までBGMを聞いたらタイトルに戻るのかなと思ったのですが、おまけのシナリオが読めるようになっていて驚きました。ここでのシュウさんは結構饒舌で、それなりに友達がいたり主人公に好かれたりするのも納得でした。ミステリアスな雰囲気の男の子っていいですね。隠し事とかがあると一層かっこよく見える気がします。私も忘れものを取りに夜の学校にこっそり忍び込んだりして、イケメンに出会いたい人生でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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睡蓮と色過去2作品に続けて「睡蓮と色」再読させていただきました。 @ネタバレ開始 一作目の印象を踏まえると、二人の変化がすごく感じられます。恋愛に限らずですが人間関係って難しくて、伝えたいことはしっかりと伝えないと相手にも伝わらないし、それを三琴さんの美しい文章で繊細に丁寧に紡がれているのが素晴らしかったです。 最後、二人が一緒の新幹線で帰るというのも良かったな~とじんわりと感じました。 @ネタバレ終了 連作の素敵な物語をありがとうございました!
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Memory:Void夢の中の様なふわふわした優しい世界観でした。 どちらのENDだとしても、 ここから面白い物語が始まりそうで素敵だなと感じます。 @ネタバレ開始 (でもどうせならノンフィクションでお会いしたいです。) @ネタバレ終了 面白かったです!
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せんせはアタシのxxx色々な意味で可愛い作品です♡ 展開がめちゃくちゃ面白い!ピンクでまとまったUIがすごく可愛いし、声優さんたちのお声がぴったりで短編ながらにリッチで満足感のある作品でした。 @ネタバレ開始 うさちゃん(と呼ばせていただきます!)が本当はピュアピュア大天使なのが最高に可愛い…!エンドロールを見て、「先生に好きになってもらいたくていっぱい頑張ったんだね…」(おばあちゃん目線)とじんわり微笑ましく思っていたら、ギャルちゃんとほぼ同じ思考回路でした。 ギャル妹ちゃんもまた可愛い…!妹さんがこれならきっと主人公も整った容姿はしてるはず…!(だからうさちゃんにモテたんですねと思っている) 寿々ちゃんと言うお名前も可愛い♡私の中では亀ってどちらかというと女性らしい可愛さというよりは、のほほんとしたイメージが強いのですが、そんな亀をここまで大人の女性キャラに落とし込んだキャラデザができるのほんとすごいですね。 私が特に好きだったポイントはやっぱりエンドロールです。あのピュアなうさちゃんが本当に可愛くて、純粋で染まりやすい子なんだなあとか色々考えさせられる作りで素晴らしかったです。途中で出てくる妖精さんのガイドもプレイヤーを戸惑わせたり、飽きさせたりしない仕組みになっていてすごい!と思いました。 2週目に出る本音がキュンキュンしたし可愛い…!(可愛いしか言えなくてすみません)まさに小学生のかわいらしさもありつつ、恋する乙女の複雑な気持ちも滲み出ていてそこが可愛い…!嫌われてないかな〜とか何か言わなきゃ〜とか本当はコミュニケーションが苦手なのに頑張る姿を見てとても応援したくなりました。なんて可愛い子…! @ネタバレ終了 こんな感じで可愛いばかり言ってしまいましたが、本当にプレイすると「可愛い」の感想が溢れ出るくらい、随所に可愛さがあります。短時間でプレイできる上にとてもクオリティが高いので、見かけたあなたは絶対にプレイすべしです…!
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女の子がいました。女の子の言葉一つ一つに、 背景が見え冷ッとします。 @ネタバレ開始 バッドエンドもいくつか踏みましたが ハッピーが本当にハッピーでホッとしました。 みかちゃんのこれからの人生 楽しい物になりますように・・・。 @ネタバレ終了 彼女のSOSに一早く気が付くことが重要ですね。 面白かったです。
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デスゲームおかあさんといっしょデスゲームなのにとっても軽いノリで始まって、色々とミスマッチというかアンバランスというか…… 異様な状況が続く作品でした @ネタバレ開始 不穏な会話が飛び交う中、穏やかなクリスマスソングが流れているのが本当に歪で逃げ出したくなる程でした お話の真相は……ひたすら可哀想かなあ…… 生きていくためにはある程度忘れなきゃいけないこともあると思うんです ずっと向かい合ってるとどうしても擦り切れてしまうので でもおかあさんは割りきれなかったんですよね やはり失ったものは戻ってこないし、どう罰されても償えるものではないなと改めて思わされました おかあさんはもう救われることはないように思えてなりません それもこれもすべていじめのせい…… 罰するとかじゃなくて、もっと根本的にそんなこと起きなくなるような手立てはないものか…… とっても悩ましいですね…… @ネタバレ終了 色々と考えさせられる作品でした、ありがとうございましたm(* _ _)m
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白詰草と靄前作に続き再プレイさせていただきました! @ネタバレ開始 京都での出会いを経て二人の距離が少しずつ近づいているのがわかり、またお互いに一歩踏み込めないもどかしさがある物語でした。 大人であるからこそ勢いだけで進まないという良さもあり、大人であるからこそ距離が開いてしまっているというリアリティも感じられます。 @ネタバレ終了 穏やかでゆるりとした雰囲気と、少しの切なさが内包されているのがとても好きです。このまま三作目も再読させていただきます。