ティラノゲームフェス2020参加作品
10034 のレビュー-
白き部屋にて君と飛ぶ僕っ娘好きの私にダイレクトアタックの彼女ちゃんでした…。嬉しいやい!←最高に可愛い ふたりの掛け合いが非常に可愛らしく、あとお兄ちゃんもすごく良い人そう(そして一癖ありそう)で、各エンディング後の世界も覗いてみたいなあと思いました。 @ネタバレ開始 その可愛さに意識が行きがちですが、急転直下のエンドもなかなか尾を引きますね。 エンド名は関係性だと思うのですが、Bの「同い年」はきっとこれからも、という意味があるのかなと感じました。個人的にはこのエンドBがとてつもなく好きです。 @ネタバレ終了
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In Focus: シネルヴァアニメーションが多く、動く選択肢も特徴的な作品。 プログラムどう組んだのか気になりますっ(製作者目線) お話自体は、主人公がとある男性と出会って……からの急展開。 結末を理解する為に周回しなければっ。 ハンガリーからの投稿?のようで、海外発のゲームに触れる事が無かったため新鮮でした。
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エルシェの少年綺麗なイラストや動画などの演出が凝っていて素敵でした。 探索パートもあり、いろいろな伏線が隠されていて面白かったです。 @ネタバレ開始 途中で、少年の置かれた真の状況になんとなく気がつきましたが、まさか体だけでなく、世界さえも閉じ込めていたとは驚きです……! @ネタバレ終了
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高層マンションちょっとだけコワイかなーと思うけどホラーではないです。 簡単に主人公が逝ってしまうので、ちょっとドキドキしましたが…w エンディングによってスタッフロールの画像が変わる演出には、おお…とさせられました。
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ヤーウェ・イルエシナリオとイラストがマッチしたダークな物語でした。雰囲気がとても好きです。 その後、生き残った子はどうなったのでしょうか……とても気になります。
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風待ち人 夢追い人(iPhone・iPad対応版)なかなか自分のやりたいことって見つからないものですよね。社会人になってしまったらなおさらだと思います。 それを、夢を諦めないでかなえようとする姿、夢は見つからなくてもそれでも自分なりに前を向く姿に感動させられました。 挿入歌の動画もよかったです。
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還る短いけれど、なんとも言えない読後感の残るお話でした。BGMがないのが逆に怖かったです。 タイトルの『還る』と作中で主人公が言う『帰る』の漢字が違うのが不気味で、終始不安感を煽られました。 ラストでタイトルの『還る』の意味がわかってゾッとしました。 楽しませていただきました!
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ありすすいーぱー思いっきりハマりました!マインスイーパーがWindowsのアクセサリに入ってるころから遊んでいましたが、それが可愛いイラストとストーリーと楽しめるとあってプレイしました。 結果、かなりハマり完全攻略をどうしてもしたく何回も何回もめげずにプレイしていました。失敗するとありすちゃんの「ぴえーん!」が鳴り響く中、挫けずにプレイすること数日、やっと完全攻略でき達成感が物凄いです! バグで上級を2回クリアすることになりましたが、そこで初めてお願い目星を使ってみたのですが、とっても便利!いつも二者択一で失敗していたので… とても楽しくプレイさせていただきました!
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怠惰な天使は夢を見る天使たちがいる不思議な世界。他の天使とは少し異なる部分を持っている、主人公の物語です。全4エンド、30分程度で完走しました。 とにかく目を惹いたのは、おしゃれなグラフィックと色の使い方でした。一般的に天使は白をイメージされやすいですが、この作品は全体的に灰色っぽい感じが強く、まるで主人公の立ち位置や迷いを暗に表現しているような印象を受けました。イラストの美しさに加え、そこに詩的な文章を入れたことで、不思議な没入感を抱きながら物語を読み進めていきました。 @ネタバレ開始 どのエンドも印象的でしたが、自分はエンド4が特に好きです。「あいつらみーんな、悪魔の手下なんだ」という悪魔のセリフがグッときました。コインの裏表のように主人公の立場が明確に変わった瞬間と言いますか、それを悪魔自らが発言してしまう所が個人的に痺れました。悪魔のビジュアルを含め、悪魔に関するスチルだけ彩度が高くなっているのも、天使の世界と対比するような感じで良かったです。 @ネタバレ終了 不思議な世界観に加え、視覚的な部分でも読み手に様々な考えを巡らせてしまう独特な作品でした。素敵なゲームをありがとうございました!
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Seek a country ~彼の地を夢見て~とある国の魔術学校に通う主人公のゼノが、思わぬハプニングで見知らぬ土地に流されてしまう。たくさんの仲間・様々な国での出会い・多種多様なモンスターと戦いながら、故郷を目指していく王道の冒険ファンタジーです。選択肢はなく、3時間程度で無事に完走しました。 ものすごく力の入った作品でした。多くのスチル・モンスターが出てくるグラフィック、戦闘の演出・システムデザインなど細かい部分まで豪華に作られており、登場人物たちもフルボイスです。オープニングは特に「すごい!」と思いましたので必見です。ストーリーは非常に軽快なテンポで進んでいくので(時々あまりに軽快さに戸惑っちゃう場面はありましたが⋯⋯)、RPGをプレイしているような感覚で楽しく読みました。 @ネタバレ開始 メインキャラクターは個性的な面々が揃っていましたが、個人的にはサブキャラにも大きな魅力を感じました。終盤のアーノルド先生に関わる展開は、特に熱くて目が離せませんでした⋯⋯。あと、ひっそりとリコリスやスライムも好きです(笑)。リコリスたちの活躍をもうちょっと見てみたかったですが、「旅」がメインテーマの一つである以上、別れがあるのは仕方ないよね、と一方では思ってしまいました。 @ネタバレ終了 制作者様の熱いこだわりを感じる、楽しいファンタジーでした。素敵な作品をありがとうございました!
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「私のこと、ご存知ですか。」出会う人に「私のことご存知ですか?」と尋ねて歩く主人公のお話。 シンプルな質問と選択肢ながらトゥルーエンドにたどり着いたときにはほっと息をつきました。 トゥルーエンドのタイトルもなるほどと感じられるもので、少し悲しくけれど優しい物語でした。
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青い翅の蜘蛛絵本調で語られるある一匹の蜘蛛の話。 短い中にぎゅっと詰まったものを感じさせるお話でした。 @ネタバレ開始 自分の姿を嫌っていた蜘蛛は蝶の羽根で飾ることで仮初の友だちができたことはしあわせでもあるのだろうけれど、死んだのち羽根が取れてしまえば友だちだったことすら気付かれないことは悲しさを感じます。 けれどいわゆる『ありのまま』では彼らと友だちになることはなかったでしょうから蜘蛛にとってはしあわせ、なのかなと考えさせられました。 @ネタバレ終了
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ファントムゾーン クリプトファシア特異な能力を持った双子が怪異と出会う話。 初め、双子を見る人の立場から客観的に描写することで、読者に理解しやすくする、という導入が見事でした。 そして、この双子の特殊性がそのままオカルトの舞台と噛み合って、強力に物語を引っ張っていきます。これが本当にわくわくさせられました。なかなか出ない設定だと思います。 この双子は本来なら避けられがちな人物だろうと思うのですが、そこに変人の先輩を当てることで難点が解消されているのも上手い組み合わせです。 @ネタバレ開始 その分、そこからの展開が惜しいと思いました。 現状のシナリオだと「耳がいい」という能力に置き換えられるんですよね。ここが「二人の感覚を共有しながら双方向から解決する」という流れなら完璧でした。その辺りが個人的に勿体ないなと感じた点です。 @ネタバレ終了 同じく物語を書く身として、とても刺激になりました。 ありがとうございます。面白かったです。
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贋作のゆりかご。二人の男女を殺害した犯人に話を聞きに行く。犯人はあっさり罪を認め何故犯行に至ったのかを語る……というだけに収まらないお話が紡がれ続ける作品です。 話してる間中、燈さんの顔は黒く塗り潰されており、その反面背景は極彩色に様々な顔をのぞかせる。その色彩に絵柄に淡々と語りながらも殺してしまった感情の激しさなどが感じられる気がしました。 真贋はどうやって決めるものなのか、なにが真でなにが贋作なのか、最後に決めるのは自分自身なのかもしれない。 そんなことを思わせてもらいました。 帰り道には気を付けます。 ありがとうございました。
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みちそう!宇宙人に宇宙人と言っても、宇宙人から見たら我々の方が宇宙人じゃん! と言う疑問はさておき、好きな人が宇宙人だったお話。 主人公はJK(重要)! ジン君も真の姿はあのゲソみたいなやつなのかが気になるところ。 『部活やめるってよ』的なノリで出てくる部長さんがツボりました。 楽しい作品でした、ありがとうございます。
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黒い森のリドルメア両ルートともプレイさせていただきました。おとぎ話の絵本を読んでいるかのような演出がすばらしいです。 紹介文にもある通り、選択した後の彼らの未来について深く考えさせられました。 もしもこの先の人生で「どちらかを選ばなければならない」事態に直面しても、きっとこのお話を思い出して一歩踏み出せる気がします。 素敵な作品をありがとうございました!
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Eveplus(イヴプラス)イラストの美しさとシナリオに時折挟み込まれる残酷さが絶妙でした。 バッドエンドはストーリーもですしエンド絵に胸が締め付けられる思いでした。 それを見たからこそトゥルーエンドは「きっと、彼らにとってはコレが正解なんだ」と思うことができました。 トゥルーエンドのタイトルにも深く考えさせられるものがありました。 深い作品をありがとうございます。
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押入れ押入れというタイトル、夜に隙間が開いていることに気付いた主人公。 ここでホラー展開を予想してどきどきしていました。 @ネタバレ開始 その予想は良い意味で裏切られてどちらの結末も心が少し暖かくなりました。 仕事に疲れてそれ以外考えられなくなるという感覚は痛感できる部分がありますし、それをこういうふとしたものたちが振り返るきっかけを作ってくれるというのは素敵だなと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な物語をありがとうございました。
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OBENTO WORLD!!!とてもほのぼのする、かわいいお話でした。 懐かしい感じのするドット絵に、ちょっとした謎解き要素。 まさにお弁当箱のようにわくわくが詰まっている作品です。 オチを見て笑い、おまけを見てそう来たか! と驚きました。 めでたし、めでたし!
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おしまい少女とても優しく暖かく美しい物語でした。 タイトルから悲しい話と思い込んでいたのですが良い意味で予想外でした。 何処までも何処までも優しく傷付いた人を包み込むような世界、途中のシーンの演出の美しさ。 自分のこの少女に出会えたらと思わずにいられません。 素敵な物語をありがとうございました。