ティラノゲームフェス2020参加作品
10043 のレビュー-
ごめん、待った?(背後から爆発音)思わずアドレスを入力してしまった! こういう症状の方、ドラマやゲームで見たことがありますが、小気味よいやり取りで完全にコメディに昇華されててすごいなぁと思いました。ふたりのワードセンスが好きです!笑 メッセージの先で何が起こってるか想像したりするのが非常に楽しかったです。 スノウさんめっっっちゃくちゃ格好良い最高だ…私もオフ会に混ぜて欲しい…!
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犬神和の雰囲気がたまらない。過度な脅かしがない代わりに、ひたひたと迫る恐怖が味わえるホラーゲームでした。 @ネタバレ開始 神隠しの世界観が不気味で素敵。 犬神様とお猿さん達が特にお気に入りです。可愛い……! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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残り1分! 魔王城!いやー面白かった! 1分の脱出劇!だいたい爆死!(ネタバレではない) 横文字は左から読むのが日本人なので、真っ先にズボンを脱ぎましたが冷静に考えて何やってんだよ勇者ァ! 節操のないカロス氏、おそらく技量と分別の天秤がシーソーのようなのだと思います。 リリーちゃん、勇者とはいえよく共に旅を出来たなあと思うので街に帰ったらよくよく休んでいただきたいですね。 本当に脱出出来そうな選択肢から、変化球と見せかけた変化球(?)もあり、短いながらも数々の予想を裏切られました。 ラインナップ考えるの大変だったと思いますが、画面いっぱいの選択肢を消化していくのはワクワクしました! このギャグセン、見習いたい……!
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ニケル・ラブローカの日記ハートフルで可愛い学園ファンタジーでした。 生徒たちの見た目に契約した神獣のモチーフが反映されているのが素敵でした。 機会があればカラメラ以外の神獣も見てみたいです。 @ネタバレ開始 清々しいまでに潔く奈落の底に叩きつけられました。 タイトル画面からなにやら不穏な空気が漂ってくるかと思えば、こんな結末が待っていようとは。 可愛らしいキャラクターデザインでシナリオとのバランスを取っているような、あるいは凄惨さを引き立てているような。いずれにしても絶妙な組み合わせだと思います。 それから、カラメラがとってもかわいかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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東京都心パーファイブ殺意がないのが不自然なゴルフクラブで叩かれ、東京の街を飛んでいくゲーム。音楽もキャラも設定もセンスの塊。どうやって思いつかれたのでしょうか??この摩訶不思議な世界観がクセになります。 素敵な作品をありがとうございました!
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夕暮倶楽部なんだこのゲームは!?なんだこのゲームは!?!?(タイトル画面を見た率直な感想) かわいいゲーム画面と前評判に釣られてプレイしました。 こだわり抜かれたグラフィックにセンスの光る言い回し。どれを取っても最高でした。情報量が多めのゲーム画面ですが、プレイする側が見やすい(分かりやすい)ように配慮されているのもとても良かったです。 そしてチャットのアイコンがみんな可愛い!&アニメーションする豪華仕様。画面を見ているだけでも楽しいです。これ作るのすっごく大変でしたよね…お疲れさまです。 とても構成が凝っている作品で、飽きることなくノンストップで読み進めることが出来ました。 本編を読んで「これってどういうこと!?」と色々想像した後に、ヒミツのメモを読んで「はえ~なるほどな~」となりました。本編もそうですが、特にヒミツのメモは面白さのあまり熟読してしまいました。 シナリオを読んでいくごとに散らばっていた情報が一つにまとまっていく感覚が快感でしたね。 みなさんと同じく(?)好きなキャラはカルメンちゃんです。彼女の強烈な性格と「へへへへ。。。」という笑い方が好きでした。 二周したのですが、些細な会話が伏線になっていることに気付いたりと二周目もとても楽しめました。ありがとうございました。
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テニスのポンチ様これぞ青春……!二人の会話が自然で、現実にいそうな高校生らしさがすごい。主人公のサバサバした感じもポンチ様のちょっぴり抜けた普通の男子な感じも、どっちも可愛い! @ネタバレ開始 帽子の下りはキュンキュンしました!アオハル最高! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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螺旋卵形線チェルアルコ充実の8時間でした。エンド数は14。あまりに濃厚すぎる感想コメントと推薦の数から「こりゃとんでもなく面白いんだろうな」と期待値はすごく大きかったですが、それを遥かに飛び超える圧巻の内容でした。最後のエンドを読み終えた時、「とんでもない作品に出会ってしまった⋯⋯」と思いながらゲーム画面を閉じました。 個性的なキャラクター、濃厚なファンタジーの世界観、そしてストーリーの根底にある壮大な人間讃歌に心が激しく震えました。そのため、衝動的な感想が混じってしまうことをご容赦ください。 物語は主人公のモナカちゃん(名前変更可)が、いきなり魔術のある異世界セルレアで目覚めるところから始まります。細かい部分はネタバレ欄に書きますが、美麗なスチルの数々に加え、世界観に沿った独特な言い回しなど、1つ1つが丁寧に作られた内容になってます。 エンド数が非常に多いので、途中から攻略ページを参照して約8時間で無事に完走できました。スムーズに物語の世界を堪能したい方は、素直に攻略ページを見ることを推奨いたします。 @ネタバレ開始 以下、登場人物の感想を簡潔に書いていきたいと思います。 『フェルシニー』個人的に最も好きなキャラクターです。温和な部分・冷徹な部分・合理的な部分など、いろんなルートで様々な一面を見せてくれますが、どれも「フェルさんらしい」と感じさせる一貫した魅力がありました。 『カナラール』キャラクターはフェルさんが一番ですが、ルートの内容的にはカナさんが最も好きです。序盤からの壮大な伏線に痺れました。しかも、これは物語の一部に過ぎないと考えると、改めて構成の凄まじさを感じました。 『ルーシャ』「とにかく救われてくれ⋯⋯!」と願わずにいわれないキャラクターでした。モナカちゃんとの交流をきっかけに、少しずつ心を開いていく部分が好きです。余談ですが、3秒以内にキスの選択肢を選びました(笑)。 『ロクス』「めちゃくちゃ格好いいじゃねえか⋯⋯!」と言わずにいられない、熱いキャラクターでした。彼の力強い言葉があったからこそ、チェルアルコの壮大な物語がビシッと締められたと思っています。 『クリス』作中で最も強大で重要なキャラだと思いますが、その設定に反して軽快な口調だったり、時には小学生みたいな駄々をこねたりと、そのギャップが特に面白いと感じました。 『ルドヴィカ』攻略対象に引けを取らない濃厚なキャラクターでした。彼女の「迷いながら選び取っていく人間を、弱いとは言わないわ」という、作品の構造を象徴しているようなセリフがとても好きです。 『モナカ』やはり主人公の軸がしっかりしていたからこそ、とても面白い物語になったんだと思います。迷いながらも常に前向きで、ひたむきに行動していくモナカちゃんにずっと感情移入しながら応援していました。 @ネタバレ終了 あと、制作者の立場として他に参考になった部分は、文字のウィンドウがやや縦長になっている部分です。ちょうど良いバランスで文章が改行されていくので、とても読みやすかったです(文章が横長の構成になると、どうしても目線の移動が多くなり疲れやすくなるんですよね⋯⋯。短い作品ならともかく、これは8時間の長編なので、この目に優しい構造は素晴らしいと感じました)。 非常に長くなりました⋯⋯。とにかくいろんな事を語らずにはいられない、濃厚な異世界ファンタジーでした。本当に、本当に充実した読書を体験させて頂きました。素敵な作品をありがとうございました!
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大理乙女の素敵な日常全編に咲き乱れる百合と薔薇!? 妄想実況解説者な乙女ちゃんは人間観察(という名のカップリング観察)がお上手ですね! 最初から最後までハイテンション&ノンストップでめちゃくちゃ笑いました。 素敵な作品をありがとうございました!
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小さなおくりもの心がぽわぽわ温かくなる素敵なお話でした!家族尊い……。 柔らかな絵柄が作品にとても合っていて良かったです。 素敵な作品をありがとうございました!
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Marionnette;Nostalgie ~人形の追想録~魔術師や異能者が己の信念を衝突させながら戦う、魔法・異能バトルファンタジー作品。 物語前半は、主人公である青年「アーネスト」が潜入することになった魔術研究所における平穏な日常が、いずれ来る崩壊を予示しつつも描かれていきます。 そして後半では日常の崩壊、すなわち魔術師たちの攻防が描かれていき、非常に盛り上がる見事な構成でした。 本作の個人的な見どころは、熱い魔術・異能バトル描写、そして「魔術というものに対する価値観」の衝突です。この点がしっかり描かれていたのが、いわゆる「異能バトルもの」愛好家としては、とても満足感のあるものとなっていました。 シナリオ、オリジナルのグラフィック共にクオリティの高い、お勧めの作品です! 一番好みだったキャラクターはロゼ君です。魔術師としての価値観が明かされていくにつれて「あ、好き……」となりました。アーネストさんのキャラ性とも良い対比になっていますね。
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バンパイア・ローズ素晴らしい…!!短編と感じさせない濃厚な作品でした。 美しく、悲しく、切なく、薔薇の香りが漂うよう……。 タイトル画面を開いてすぐに世界観に引き込まれます。 彼女が創り上げた最高傑作。バンパイア・ローズ。 確かに愛し合っていた2人が迎える結末……。 どちらのエンドも感慨深く印象的な物語に仕上がっています。 イラスト・BGM・シナリオ全てが融合しており、 主題歌のタイトル名も作品を一言で表すかのようで 作者様のセンスにしびれること間違いなしです。 月の綺麗な夜にプレイしたい一作だなと思いました。 バンパイア・ローズの完成をぜひ見届けて欲しいです。 素敵な作品をありがとうございました!
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テニスのポンチ様等身大の青春ライフ! 高校生の心境や思考を追体験してる感じがとても新鮮。 気まずい状態の打開の仕方とか、苦手な人の避け方とか、悩みながら選択していく心情がリアルに感じられます。 @ネタバレ開始 「テニス」も「ポンチ」も、しょっぱなの掴みのネタ以上の物ではないのですが、些細な出来事であだ名が決まってしまう学生生活っぽくて逆にリアルに感じました(笑) @ネタバレ終了 思わぬ選択肢でゲームオーバーになって「そこで縁切れるかー!?」ってズッコけるシーンもありました。でも女子より男子の方が繊細なのかもしれませんねえ。 自分は単細胞な鈍感男子だったので(今もですが)、そういう繊細さがちょっとくらい欲しかった(笑) ん〜!面白かったです!
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ショートケーキコメント欄が開放されたと聞いて。 ショートケーキなのに、甘くも酸っぱくも苦くも感じるお話でした。 こうして思い出が刻まれていって、ふとした時によみがえるんだろうなぁ……と思いながら読ませて頂きました。 短いお話の中にほどよい想いが詰められた作品、ありがとうございます。
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還る夜中にプレイしてしまいました。 はい、怖かったです……じわじわと締め付けられるような恐怖を味わうことができました。 そして、悲しさと切なさも。 @ネタバレ開始 ひとりの男が家に「帰る」ために歩いている。 道程で出会う人々。彼らを引き金に蘇る過去の記憶。 闇に惑い、闇に彷徨う。 「帰る」ではなく「還る」。 主人公はその行いの結果から、果てしなく続く無限の闇を終わりなくさすらうのでしょうか。 これもまた、ひとつの地獄の姿だと感じました。 @ネタバレ終了 とても面白かったです。 楽しい時間をありがとうございました!
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深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray toん〜、インテリジェンス!! 読んだ後IQが2倍くらいにアップした気がします! @ネタバレ開始 ※個人の感想です。効果には個人差があります。 @ネタバレ終了 兄妹の繊細な距離感の描き方がリアルすぎる…… 自身も1人の妹の兄として、読みながら身につまされる心情が多すぎてアイタタってなりました(笑) レベルの高い揶揄やジョークが飛び交う会話は、モーツァルトの旋律の心地よさや、バドミントンの高速ラリーにも似た爽快感があります。 自分は中・長編作品はなかなか読み終われないタチですが、最後まで一気に読了してしまいました。 強引に読ませる小説力の高さよ! めっちゃ面白かったです! ありがとうございました。
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ヤドカリ変わり者のハイスペック少女「美優」と高校で再会した幼馴染の「えみ」の間で板挟みの主人公のラブコメ…かと思いきや「ヤドカリ」の話が出てくるとオカルト&ミステリに早変わりです。 一度読み始めたら続きが気になって止まりませんでした。全て伏線やミスリードに思えてきて、先の展開にドキドキしながら読み進めるのが楽しいです! 読み応えのある素敵な作品をありがとうございました! @ネタバレ開始 冒頭からは想像できないオチのような感想をチラホラ見かけていたので、最初から色々疑いながら読み進めました。 もしかして主人公が女とか?主人公がヤドカリとか?などなど。 美優ちゃんが凄く好きです。 随所に裏表のないきっぷの良さ、綾斗を大切に思う気持ちが表れていて、彼女が悪意あるヤドカリということは絶対ないなと信じていました。 ミスリードだらけだったけど信じていたよ!! 彼女が大食いスキルを発動すると店が臨戦態勢になるのが面白かった(笑) 伊澤くんの家でヤドカリの記事を読んだ時はぞっとしました。 え、こいつがヤドカリだったら詰みじゃんとヒヤヒヤしながら読み進めました。 そこを越えると、いやえみちゃんかもしれないとも思い、保健室や屋上では2重の意味でドキドキできて面白かったです。 美優ちゃんとえみちゃんの言い争いの真相が予想の斜め上過ぎてめちゃ笑いました! @ネタバレ終了
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泣けない兎 短編集泣けない兎のシリーズの短編集とのことですが、ここから入っても全然問題ないと思いました!本編では語られない神様や精霊たちの過去を知ることができます!過去を全体的に語るのではなく、それぞれのキャラクターからの視点のお話で、それぞれの痛みについて深く丁寧に描写されていました。 グラフィックがとても凝っていて本格的です!作者さんの情熱が伝わります!笑 ムービーを使用した背景などもあってすごいです!マジで海の中にいるみたいだぁ…! 本編で神様たちが人間に対して厳しいのはこんな過去があったからなんですね…とにかく痛みの描写が、うまいです。グサッてきます。本当にみんな傷ついていて、でもすごく優しくて涙が出ます…。 @ネタバレ開始 印象的なシーンもとても多くて、シーラ様が茨をすこしずつ解いていくシーンとか、ヒョウカちゃんが殺されてしまうシーンとか、シオンさんの包帯を解くシーンとか・・・思い出してたらすぐボロボロ泣いてしまいました・・・笑 こういう不幸と向き合う作品って、なんていうか下手に作ったらすごくしらけるというか、はいはいお説教ね~とか、そんなすぐ立ち直るなんて全然平気だったんじゃん!みたいな、そういう気持ちになること多いのですが、この作品は全然そんなことなくて、すごいです・・・。なんでだろう、そこが絶妙にリアルで、悲しみってそんな簡単には癒えなくて、でもささやかな優しさがすこしずつ光をもたらしてくれるところが、すごく好きだなって思いました、言葉にするの難しいですね!!! だからセツカちゃんがヒョウカちゃんを引きずり続けていくことにも共感したし、そうしないと相手を裏切るようなそんな気持ち担ってしまうのもすごくわかったし、でも救われてほしいし、でも選んでもらったいちごはきっとおいしいし、でも苦くていいんです・・・・・わかる・・・・セッちゃんいいよね・・・・・・・ あ、ていうか5番目のあの話なに!??ちょっと!???!???続きがめちゃくちゃ気になります・・・どうなっちゃうの・・ @ネタバレ終了 悲しい話がメインですが、でも明るくて楽しいシーンもありますし、とても救われる気持ちになります!オススメです! 素敵なお話をありがとうございました!!!
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テニスのポンチ様「ごいはま」 しゃ、喋ったー٩( ‘ω’ )و 画面やメニューがとても見やすく、爽やかな2人(+他1人)の可愛らしい会話があまりにも自然に、スッと入ってきて驚きました。 @ネタバレ開始 おっπ感想文ウキウキで選んで即バッド行きだったのは内緒です_:(´ཀ`」 ∠): 手がぶつかる時のSEがもう(*´꒳`*) ポンチ様達も勿論大好きなのですが、途中で出てくるお邪魔っ子がツボにハマってたまりませんでした。 「絶対邪魔してくるんだろうなぁ」 「ほら(歓喜)」 運良く流れ星に遭遇したら、あの子のスピンオフを三回願わせて下さい。 @ネタバレ終了 素敵な作品で楽しませていただき、ありがとうございました!
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青い翅の蜘蛛絵本のような世界観で、非常に切ないお話が語られていきます…。 ページを捲る音が聴こえる度に、お話が終焉に近付いているんだなあと思ったり。 あとがきにも書かれていましたが、子どもさんに見せるのも良い作品かもです! @ネタバレ開始 食べられた蝶も可哀想だけど、蜘蛛さんも可哀想で、そして残されたふたりの蝶々のことを考えても心が痛むお話でした。蜘蛛さんがどっちを選ぶのかはらはらしながら見ておりましたけれども、でも背景が澄んだ青空だったのが、なんとも読後感を良くしてくれているような気もします。 確かに紙媒体でも見たい作品ですね! 綺麗でわかりやすい絵が映えそうです。 @ネタバレ終了