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ティラノゲームフェス2023参加作品

11327 のレビュー
  • とつげきスパッツァー
    とつげきスパッツァー
    以前から制作者さまのイラストやギャグセンスが大好きで、ずっと気になっていた作品です。 サムネにもなっているタイトル画面の時点で、可愛くてポップなデザインがセンスあり過ぎです。とても元気を貰えます。 @ネタバレ開始 1発目の文章がトイレに全力早歩きしていて初っ端から開いた口が塞がりませんでした。やはりホビーアニメ系はこうでなくちゃ!流石です。 ギャルゲーの主人公でありながら非常にキャラが濃く、でも生徒思いでやる時はやる。そんな御手洗先生が最高です。 レインボーボディの不審者…ではなくスパッツの精も相変わらずぶっ飛んでいて、冒頭からギャグ満載でした。 シリアスなシーンや感動するシーンも、油断していると唐突にギャグが入るのが、もう、ほんと、制作者さまのギャグの引き出しが凄すぎて…とても尊敬します。面白過ぎます。 職員会議で校長先生がマグロの解体ショーをする学校、私も通ってみたいです(笑) スパッツバトルの内容もとてもわかりやすくて、スパッツの力で戦うという超次元的な響きにもかかわらず、すんなりとストーリーが入ってきました。 バトルシーン好きとしては展開や技名が格好良くて胸が熱くなりました! 幼少期の気弱なイメージだったつばさちゃんの成長したギャップに元気が出ます。お父さんを助ける為にスパッツバトラーになると決心したところにグッときました。 対照的なメルト様もお美しい…!最初はクールなイメージが強かったのですが、ハッとした表情や笑顔を見せてくれた時が本当に愛おしい。 熱いバトルや楽しいギャグが光る中で時折出る恋愛要素が好きです。 普段は一緒にいて楽しく、たまに見せるドキッとする言葉がとても良い…。 2人共ENDで主人公の為により一層お洒落をして来てくれたスチルが素敵でした。 物語の芯となる家族の事件の真相にはとても驚きました。 全ての謎が繋がっていく物語の流れが爽快でした。 @ネタバレ終了 笑い、バトル、ときめき、全てが刺さる作品でした。 楽しいお話をありがとうございまスパッツ!
  • 六畳一間から出られない!
    六畳一間から出られない!
    YouTubeの実況動画にて遊ばせて頂きました! @ネタバレ開始 ひとまちゃんとおばけの可愛さと、少しダークで優しい物語がピッタリ合っていてとても楽しく遊ばせて頂きました! @ネタバレ終了 ゲームの遊び時間も短めでとても集中して一気に遊んでしまいました。 この度は楽しいゲームを遊ばせて頂きありがとうございました!
  • 北限のアルバ~秋の章~
    北限のアルバ~秋の章~
    北限のアルバシリーズ3作目、秋の章も春夏に続いてプレイさせていただきました! 北海道美瑛でのんびりペンションのお手伝いをしながらイケメンと恋する物語。 今回は超が付くほどツンデレの都会のおしゃれ男子でした。 今作もとてもお腹の空く作品でした…!! @ネタバレ開始 ピザに燻製にチーズにかぼちゃポタージュに…!!どんどんお腹がすくメニューが登場してよだれダクダク必至でした笑 あと、春夏に比べてなんとなくボリュームがあったような気がしました。草木染め、ピザパーティ、ジャム作りに青の池にバーデートに…ツンデレを落とすまでの長き道のりを感じました…!草木染め、とても楽しそうで私もやりたい!となりました。ブルーベリーで染めるとやっぱり紫になるんでしょうか? こういう体験シーンがあると本当にペンションっぽくてほっこりします。昔、長野のペンションで押し花の体験をしたのを思い出して懐かしくなりました。 恵介さん、シリーズ最高にツンデレで初っ端からニヤニヤしっぱなしでした。可愛すぎる…!序盤の憎たらしい発言もまた、ツンデレの可愛さの一部なんですよね…!! 真ちゃんの最初の評価がツンデレを一切理解してない人で笑っちゃいました。「嫌味な人に出会ったら普通はそうなるよね」と…。 本作は、他と比べても特におばあちゃんがとてもいいキューピッドになってくれていて、おばあちゃんの優しさや人生経験も感じましたね。あんなにツンケンした人に普通に話しかけられるの凄すぎる。 ワインや料理の力に合わせておばあちゃんの力もあって2人は結ばれたと思ってます。 恵介さんの小説は真ちゃんがタブレットを見てしまったあたりから「これもしかして恵介さんが書いたのでは…!」と勘繰っていたらまさかの当たってしまい…!もし私だったら、自分の作品を「難しくてよくわからなかった」と言われたらたぶん泣いちゃいますね。悪意もないしあの場では恵介さんが書いたものとわかっていなかったので真ちゃんに非はないのですが、それでもやっぱり恵介さんが傷ついてしまうのも無理ないかも…と思ってしまいました。ちゃんと仲直りできる2人、本当に流石だなと思いました。 小説家として美瑛に残るエンドも起業エンドも恵介さんが幸せそうで嬉しかったですが、個人的には美瑛に残るエンドが微笑ましいのとやりたいことをやれている恵介さんが輝いているのとで好きでした。ゆくゆくおばあちゃんが亡くなったら2人でペンション継いでほしいな、なんて思ってしまいますね。峰岸さん、そよ風を星◯リゾートくらいの大会社にしてくれ…!!(冗談です) 若手経営者という役職がとても私の癖なので、都会のおしゃれ男の恵介さんも爆イケでかっこよかったです。 サブストーリーの二つ目の方の、「大学に入ったら、周りはその学問に興味がある人ばかりで、将来はその学問に関わる仕事に就いて…」という部分にとても共感しました。文学部ではないですが、私も大学入学後に似たような経験をした記憶があるので、ドキッとしたのと同時にちょっぴり心が痛かったです。恵介さんと同じ痛み…! 今回の私の一番食べたかったメニューはかぼちゃのポタージュです!好物だからです!(潔い) 普段手作りのものをあんまり食べていない分、北限のアルバシリーズをやると素朴で自然な味が恋しくなります。 それにしても北限のアルバシリーズの皆さんは食レポがうますぎますね。真ちゃんはプロなのでまだしも、おばあちゃんもイケメンたちも味の言語化がうますぎる。私だった絶対「美味しい。何かわからないが美味しい」しか言えない。 3作目に来て、美瑛はとても良いところだな〜と感じると共に作者さんはとても地元がお好きで誇りを持っていらっしゃるんだなあと感じました。私はどうしても地元が好きになれないのでちょっと羨ましかったりします笑 長々書いてしまってすみません…! 秋の章も素晴らしい作品でした。まだお腹空いてます!どうしてくれるんですか!? 冬の章のプレイも楽しみです♡ @ネタバレ終了
  • プダラを着た悪魔
    プダラを着た悪魔
    ゲーム実況にてプレイさせていただきました! 軽快な音楽がとても心地よく、ちょっぴり廃退的な世界観にぴったりでした…! @ネタバレ開始 パーツ選びの時間がかなりシビアで、初見のパーツが出てくると"知っている"方をとっさに選んでしまう… 人間の認知能力を逆手に取った時間制限の付きのゲーム性がとても面白かったです!! 短い会話の中でも、職員さんと工場長の人となり(猫となり…?)を 存分に感じることができて、まだまだお話ししたいのにな~!!と名残惜しかったです @ネタバレ終了 簡単な操作性なのに思わずミスしてしまう面白さ…! 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 嘘つき生者と死者の国
    嘘つき生者と死者の国
    墓守さんが気になりプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 全員のお話を聞いて、さやかさんの助手席という発言にあれ?と違和感を覚えたのですが、すべてのENDを見たいという欲求に逆らえずゆういちくん→ヤマザキさん→さやかさんの順番で指名していきました。本当にごめんなさい。特にヤマザキさんの一瞬だけ和らいだ表情には、申し訳ない限りです。 個人的にはさやかさんと一緒の生存ENDがストーリー上でのTRUE ENDなのかな?と思いますが、墓守さんENDも捨てがたいです。寂しそうな場所に一人でいる墓守さんにも何か過去がありそうで気になります。また過去という点に関しては、迷わず死者の国に残ったり、さやかさんに彼のそばへ行けばいいと言える主人公にも何かあったのでは……?と考えてしまいます。 演出面に関しても、どこか物悲しいBGMがストーリーによく合っていますし、赤を基調とした死者の国と青が綺麗な現世の色の対比も印象的だと感じました。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
  • アイジョウモラトリアム
    アイジョウモラトリアム
    ずっと気になっていた作品!プレイさせていただきました。 キャラデザがみんな個性的でそれだけで十分、惹き込まれました。 みんなが抱えている闇もこれまた深くて、先がどんどん気になる展開が続いて、気づけば一気読みでした。 @ネタバレ開始 このゲーム、素晴らしい部分がたくさんあったのですが、まずはシナリオがとてもお上手で、「よくわからないところで目覚める→調ちゃんと出会う→調ちゃんの死に直面する→生きてここから出たいと決心する」の流れがスムーズで、頭に入って来やすいシナリオの広げ方だと感じました。 その後も徐々に明かされる謎や、こことここは実は繋がってたのか〜!となる展開が好きでした。特に、帝人くんのお母さんを十万くんが殺してしまっていたことが判明したシーンは鳥肌ものでした。 武器の金属バッドはそう繋がるのね…と驚きと悲しみで胸がギュッとなりました。 オチも素晴らしかったです。ずっと敵に見えていた管理人が救済者だったなんて…「また戻って辛い現実を生きるか来世に期待するか」。難しい選択ですね。でも、平々凡々生きて来た私のような人間には彼らの辛さわかりかねるのかも… 演出も素晴らしかったです。クライマックスで帝人くんと十万くんがわかりあうシーンが印象的だったのですが、十万くんがしてくれたことの数々を一つずつ回想するのが本当にうるっと来ました。また、倉骨くんと彩海くんの屋上で共闘シーンも胸熱でしたし、2人揃って逝ってくれたのも泣けるやら安心やらでオタク心はめちゃくちゃでした(褒め言葉) イラストも、とても可愛らしくてキャラがいろんな表情をするたびにキュンキュンしてました。 あと、本当にすごいなと思ったのが、鍵の色とキャラの色の関係性です。普通だとわかりやすくなってしまいそうなのに、結構みんないろんな色を使ってキャラデザされているので、ぱっと見では誰の鍵がどの色かわかりにくくなっていて面白かったです、特に青の鍵のところとか、あの時点ではあの場にいたみんなが該当する見た目をしていたのがすごい。 最後にシステムですが、一本道の物語で読み物系なのかと思いきや、しっかり自分でクリックし、選択して進んでいくシステムでプレイヤーを飽きさせない仕組みが素晴らしかったです。 推しは迷いに迷ったのですが、マリ姉かな〜と言う感じです。みんな良すぎて決めきれませんね…(号泣) みつちゃんと言う大切な友達を守るためにあそこまで漢気を見せられるお姉さん、惚れちゃいます。周りに気も使えるし、本当に優しくて素敵な子だと思いました。マリ姉とショッピングしたいですね♡ ということで、FAはマリ姉✖️みつちゃんです!2人にはずっと笑っていてほしかった…。 もう二度と会えない2人に惹かれてしまうんですよね〜(号泣)(マリ姉の魂が蘇ればまた会えるのかも…???) マリみつでしょうか?みつマリでしょうか…?大好きなコンビです♡ @ネタバレ終了 シリアスで心に残る物語、神演出、可愛いイラストと辛い展開が光る名作でした。 素敵な作品をありがとうございました。
  • 空と白雪 空色少女と雪女神
    空と白雪 空色少女と雪女神
    最初にシエルルートとキリカルートだけやり込めました。 特にキリカさんが大押しで、 顔と胸が魅力的ですね。 ヤンデレなのは仕方がないけど、 昔は髪が長かっただって?。 その姿が最も見てみたいです。
  • 彼の恋愛は治療できない
    彼の恋愛は治療できない
    ショドウさんがめっちゃ良い。それしか言えない…。
  • Dear Virgin. - ディア・ヴァージン -
    Dear Virgin. - ディア・ヴァージン -
    遅ればせながらプレイさせていただきました。 こういったジャンルの作品は初めてで、すごくドキドキでした。 @ネタバレ開始 暴力(DV)の理由がまさかの、、、! 一番最初のDVシーンで、多分Re:nくんはこういうことでしか世界と自分の輪郭を認識できないのかなぁ、と思っていたら求めていたのは相手の方で、、、!! 自分の中で新しい扉が開きました。なるほど…、こういう世界もあるのか…! そして色彩がとても鮮やかです。作者様の色彩感覚の多彩さに驚きました。 何よりセリフ、地の文、構成それぞれが詩的且つ丁寧で演出にもたくさんのこだわりが見られて終始圧倒されてしまいました。 ボイスがつくとより深く世界を知ることができてとても良かったです(^^♪ @ネタバレ終了 良い体験をさせていただきました。こんな感覚は久しぶりですごくすごくハッピーです。 素敵な時間をありがとうございました。
  • ジュブナイル・イクリプス/フリーゲームエディション
    ジュブナイル・イクリプス/フリーゲームエディション
    実は結構テーマ主導で、内省色が強めでもあるという珍しいタイプの作品でした。 初回は固定のルートですが、物語的にはそこまでが実質的に導入部みたいな構成です。 特に気に入っているシーンは雫ルートの公園のシーンです。 以下割と独自解釈の考察に近い感想になります。 @ネタバレ開始 最初の秀樹ルートを読んでいる時は、性に縛られた関係性否定の文脈なのかと思って読み進めていました。 同時に、「この姿なのに」とか「この姿だから」といった性規範が登場人物に垣間見えることに、違和感を覚えてもいました。 雫ルートを読み始めると、秀樹ルートの逆の議論を提示していることに気が付きます。我々の関係性や理性・感情というものは、外見的な性など肉体的な要素から逃れられない。 これは、美由美ルートを経てグランドルートに至るにつれ、より一般化された話題になっていきます。 面白いのが、征木にとって「別の姿」が、他人が求める役割としての自己の擬人化(?)となっている点です。征木は内なる自分との非一貫性を自覚することでアイデンティティの危機に陥るのですが、そのきっかけとして征木の特殊性がフォーカスされます。 マイノリティ属性を多く持つからこそ、「別の姿」に埋め込まれた他者の物差しが、内なる声として絶えず自己を否定し、自己の分裂が顕在化する。この内面描写が結構生々しいなあと思って読んでいました。 この視点を持って再度作品を眺めてみると、我々の性質や属性は無数にあるにも関わらず、他者認識のフィルターの中で外見的な性が特権的な属性の1つになっていることに気づきます。愼治なんかも典型ですが、他者のプライバシーの侵害を無邪気に正当化してしまうケースすらある。 @ネタバレ終了 この作品の大きなテーマは現実の社会でも問われてきたし、これからも問われていくのだろうなということを思いました。
  • 生きるその先に -回生編-
    生きるその先に -回生編-
    岐尾森編、覚醒編に続いてこちらも読了いたしました。 近年のフリーゲームとしては本編だけでもかなりのボリュームですが、冗長さは一切感じません。 魅力的なキャラクターたちと掛け合い、起伏に富んだストーリーで夢中になって一気にプレイしました。 これまでに散りばめられていた伏線や気になっていた描写を鮮やかに回収しつつ、 更に新たな謎を提示しながら先の読めない展開で引き込んでいく様は見事という他ありません。 こう書くと色々と同時進行し過ぎて散漫になってしまうのでは……と思われそうですが、 物語の主軸は一貫していてぶれることがないため、決してそんな印象はなくのめり込むことが出来ます。 @ネタバレ開始 不穏さを残しつつも表向きは順調に進んでいく展開 ――からの叩き落とし、そして更にそこからの再起……っ! 王道にして最上級のカタルシスを覚える逸品に感服いたしました。 覚醒編があまりに良すぎたので、正直プレイ前は「あれを超えられるか?」と思っていました。 ある種の消化試合になってしまうのでは……とさえ懸念していたのですが、まったくの杞憂でしたね。 夏生の行く末を知った沙姫が涙ながらに彼を抱きしめるシーンで、まずそれを確信しました。 沙姫の無念への感情移入もさることながら、辛いはずの夏生が却って彼女を思いやるのがもう……。 しかしまさかこの時は沙姫こそ実は――ということには気付けませんでした。 後の衝撃的な展開を迎えてから再びこのシーンを思い出した時には、情緒が大変なことに……。 そして夏生が八つ当たりと分かりながらも感情を爆発せずにはいられなくなる場面。 自身の消滅さえもう受け入れて穏やかにすらなっていた夏生が、 自分以外の犠牲はどうしても許せなくて取り乱しているのが辛かったですね……。 あそこは夏生の未熟さの発露という以上に、彼の優しさを再認識することになりました。 しかしそんな彼だからこそ皆が命を懸けてまで力になろうとし、 されどそんな彼だからこそ皆が犠牲になることには耐えられないという悲痛。 溜めに溜められたフラストレーションからの光明と再起、そして始まる真のクライマックス。 最終決戦前、生晶(鬼晶)が夏生の中にいる空へと語りかけるシーンも良かったですね。 言葉を交わすことはなくとも決して心は一方通行になっていない対話だったと思います。 回生編では本人の状況的に、却って影が薄くなってしまっていた生晶ですが、 過去回想とこのシーンの印象だけでも一気に存在感を取り戻したように感じました。 迎えた最終決戦の最終盤、ここに至っても心が空を斬ることを拒んで膝をつく夏生。 夏生の人柄を、そしてここまでの彼らを見てきた者としてそれを優柔不断と言えるはずもなく……。 そこから「空」とともに「妖の空」を打ち倒す――この一瞬は紛れもなく、二人が一緒に戦った瞬間でした。 そして闇の中で沙姫、水輝、詩衣、結、生晶が夏生を救い出しにくる場面。 紛れもない奇跡ですが決してご都合主義ではなく、全員の想いが結実させた必然だったと思います。 最後に、忘れてはならないまさかのエピローグ。 空という名前にもかかっていて、切なくもあまりに綺麗に終わった本編でしたから、 (いち作り手としての勝手な想像ですが)これを加えることには迷いもあったんじゃないでしょうか? ですが、自分にとっては間違いなく最高のサプライズでしたよ。 これは空がただ主人公(夏生)の傍にいた相棒だったからというだけでなく、 一人の登場人物としても十分過ぎるほどに魅力的だったからこそだと思います。 OP曲のピアノアレンジという伝家の宝刀が彼のために使われたのも納得です。 あまりに切ない「約束」を回想するバックにこの曲が流れるシーンは胸にグッときました。 にしても最終編にて突然の登場、ヒロインたちを差し置いて出ずっぱり、 更にはメインヒロインのかつての想い人(しかも両想い)という立ち位置。 クライマックスに至ってはむしろもうお前がメインヒロインだろという活躍っぷり。 にもかかわらず一切の悪印象を持てないというのは、ちょっと尋常じゃありません。 すべての責任を当然のように負い、あらゆる悪感情の受け皿にさえなろうという器量。 そんな人間では計り知れないほどの善性を示しながらも、 ただ超然としているわけじゃない感情を持ち合わせている絶妙な塩梅あってのことでしょうか。 みゃあすけさんの並大抵ではない技量と、キャラクターへの想いが為せる業だったと思います。 またクリア後、実績回収のためにと軽い気持ちで読んだ7日目の赤字選択肢が……。 そういえば生晶以外のヒロインでは唯一、彼女も夏生より年上のお姉さんだったなと。 もちろん後の展開を考えるとやはり白字の選択肢の方が構成としても整っているので、 そちらがいわゆる正規ルートという扱いになっているであろうことには納得出来ますが。 しかしその上でも、ここは全プレイヤーにぜひ読んでおいてもらいたい場面だなと思いました。 順当にプレイした場合、あの場面を読んでいない人も多そうなのは勿体ない……っ! @ネタバレ終了 今後、商業も同人も含めて自分がプレイしたノベルゲーム歴を思い出す時、 本シリーズと夏生たちも必ず浮かぶだろうなというほど深く心に刻まれました。 本当に素晴らしい作品をありがとうございました!
  • In Your Humor
    In Your Humor
    概要読んだ時点で興味津々ですぐさま飛びつきました! タイトル画面からユーモアに溢れている作品ですw ゆっくりエンド分岐を探しているうちに、気づけば3ヶ月も経っておりました……w でもそれくらい手強かった……! 無事に切り抜けた時の気持ちよさが半端なかったです!! 個人的には細部の変化ってレベルではなかったですしとっても満足感がありました〜!! @ネタバレ開始 まさかの見た目が設定できる!? でも立ち絵はなし!? ゲーム中にスタンプでリアクションができる!? ゲームオーバーパターン一体いくつあるの!? ほんとにとてつもない作業量を感じます…… ボーナスステージだけでゲーム何本か作れちゃいそうw ほんとにユーモアと驚きでいっぱいの作品でしたw そしてユーモアについては、私は本編、ユーモアチェック共に自己促進的ユーモアが多めとの結果でした! 楽しく遊びながらユーモアについて知れちゃうなんて素晴らしすぎる! @ネタバレ終了 本日YouTubeにて実況動画を投稿させていただいたのでご報告させていただきます! エンド分岐のギミック、解釈があっているか少しドキドキです…… ユーモアの判定の詳細についてはプレイヤーからはよく分からない点が数々ですが、結果を見るに個人的にはめちゃくちゃ信ぴょう性あるなあと思いますw ぜひぜひたくさんの方に遊んでいただいて結果のすり合わせがしたいですね! 改めまして、とっても楽しくて興味深い作品をありがとうございましたm(*_ _)m
  • ねじまきマキナ
    ねじまきマキナ
    前回プレイから、恐らく完成版まで跨ぎましたが無事クリア出来ました! @ネタバレ開始 END3に向かう為の試練に、パソコンからだと苦戦し到達できませんでした。 ですがその問題はiPadなどで自力に解消。その工程も踏まえて、 達成感が素晴らしい結末でした。そう、ハッピーエンドだったのです。 ネタバレOKの項目の筈がこれは皆さんに到達して体感して頂ければ とやんわりとした感想で申し訳ございません。@ネタバレ終了 作者さま、他作品もプレイした上で、本当に良い体験をしました。 有難うございます!!
  • 七不思議の七番目 幸色の厄災ちゃん
    七不思議の七番目 幸色の厄災ちゃん
    面白かったです! ストーリーもイラストも素晴らしいですね!
  • ASY(I)LUM
    ASY(I)LUM
    探偵バッジありがとう!本当に助けられました。 物語性のある脱出ゲームでとてもおもしろかったです。 @ネタバレ開始 最初に入れた探偵名の回収そこか~これはもう一方の作品もプレイするしかないですね。 @ネタバレ終了 イギリスの曇り空とゴシックな雰囲気が良いですね~
  • 変な意味怖
    変な意味怖
    @ネタバレ開始 初ノ話 ねね子ちゃん可愛いしお母さん美人!ついてくるおじさんは怖いけど、いい人だきっと!と推理しました。その後最後の最後でわざと間違えてねね子ちゃんの後ろにおじさんがいた時心のなかで誘拐〜!!と叫びました。(さっきの推理どこいった?)解説見てホッとしました。送り届けてくれたのね。ごめんね。店のおばさんはすごい人だし、お姉さんも怖いしでハラハラしてたら暖かい結末で良かったです。お父さんの存在は解説見るまで忘れてました。ごめんなさい。 ニ丿話 動く人形に闘争はだめやろ・・・と思って、逃走の方を選び、女将さんが追ってきたときに憑いて来てる!と叫びましたがまさかの盗みで笑いました。後日談はもう2人?が幸せならいっか(思考停止)と思って見てました。闘争の方は殴りかかったところがまさかのギャグでめちゃくちゃ笑いました。その後の結末でやっぱだめだったかとなりました。 終丿話 初丿話の車轢かれたかな?というところまさかの回収! 寄り道エンド おまわりさんは、ねね子ちゃんを現実世界に帰してくれるいい人だ!よしバッドエンドっぽいものを選ぼう!という訳で一番最初に選びました。お母さん怖かった! 裏道エンド 現実世界に帰してくれるんじゃないんかい!と途中で叫びました。その後、最後にママと呼んでいるとかアイスに反応しないとか一切気づかずに、夕日見るねね子ちゃんの絵めっちゃキレイ!と思ってたバカは私です。解説読んで心にグサグサときましたが、まだ年長さんだから大丈夫だといいなって思いました。 神隠しエンド 最後の絵を見て犬のおまわりさんだと気付いて鳥肌が立ちました。ねね子ちゃんずっと猫のパーカー着てたもんね。迷子の子猫ちゃんか〜。犬のおまわりさんは紹介1人外だ〜紹介2いい人(外)だ〜紹介3人外だ〜。というふうに印象が変わりました@ネタバレ終了怖いの苦手ですが面白かったです!ありがとうございました!
  • ただ君に逢いたかった
    ただ君に逢いたかった
    リメイクが出る予定とのことで、先にオリジナル版をやっておかねば!と思い、プレイさせていただきました! 作者さんの他の作品をやって、気になっていてずっとプレイしたかった作品! タイトルの時点でもう雰囲気が好き!となったのですが、全体のお話を見ても本当に深くて、感動的で大好きな物語でした。 @ネタバレ開始 以下ルート毎の感想です! 緋影くんルート まずは緋影くんルートから 緋影くん、まさかのかっちり姫様お守り系ディフェンダーでびっくり&キュンキュンでした。 普通に生きてたら姫なんて呼ばれないので「もっと呼んでくれ!」でした笑 緋影くん、最初はお父さんに利用されたとはいえ、かなり激重の気持ちで主人公ちゃんを愛しているのがThe ヤンデレ!って感じで好きでした。 特に緋影くんのお名前が「お父さんから最初で最後の最悪のプレゼントだった」というシーンと緋影くんが主人公に近づいた男を除去しようと暗躍してるところが好きでした。 前者はとっても可哀想で辛かったですし、後者は闇の男感が出ていて本当に主人公ちゃんを守りたい気持ちと命じられてやっている気持ちとが合わさって、この人を最強たらしめてるんだなと思いました。 緋影くんのハッピーエンドでは2人が無事にヤンデレ戦隊を見にいけて幸せに終わってホッとしました。この人を最強たらしめてるんだなと思うと…グッと来ました。 そして、このルートといえば紫苑くんと葵さん! どちらも憎めないキャラで好きです。 (ただ穂乃果ちゃんを利用したことは何とも…という感じでしたが…) この2人の関係性が特に好きで、特に紫苑くんがファッションブランドをやっていて、それの一点物を葵さんにプレゼントしていたという裏情報がとても好きでした!逆境でもめげない存在って不思議と惹かれますよね。 達馬くんルート 達馬くんルートでは緋影くんが操られてしまうという急展開で、ドキドキしました…! 冒頭1人水族館を暴露してしまって焦る達馬くんがとても可愛かったです。 エンドは「短刀を持って行ったら誤って誰かを殺してしまうのでは…」と深読みしたらまさかの当たってしまい、悲しい結末に…。 模造刀で魔だけ切ったから名雲の2人は助かったんですもんね…よくできてるなあ… ただ私、この達馬くんバッドエンドが作中で一番好きでした。 「緋影くんの代わりにされる達馬くん」が非常に可哀想で、本当に癖に刺さりまくりました(号泣) 主人公ちゃんが彼岸花をつけてるのも可愛かったです♡ そしてなんといっても雷くんエンド!! この子、嫌われるためにチャラチャラしたおバカを演じているだけで本当はクローンの研究までわかってしまうような天才的な子だったなんて…!! もう好きが止まりません…!! 穂乃果ちゃんの「葵さんに好かれるために若返りたい」の気持ちと雷くんの「家庭教師に嫌われるために大人ぶる」が対比されていて本当に素晴らしいシナリオでした。 司郎ちゃんルート そしてラスト、司郎ちゃんルートは、全ての真実を知って「深いなあ」ばかり思っていました。 ただ君の物語の核となる部分がたくさん書かれていて、本当に惹き込まれました。 まず、「あなたは誰も知らなかった真実を知りたいですか?」から始まる演出が好きでした。 緋影くんルートから気になっていた「モヤの正体」がしっかりとわかり、スッキリでした。 先生、狐系男子だなあと思っていたらまさかの本当に狐で、しかも妖の類だったとは…! シロが妖も人も憎んでしまった理由が流れに沿ってわかっていって、とても面白かったです。 真白さん。素性が気の毒すぎて、それでもあんなに清く優しい心を持っていたなんて涙が出そうです。 酷い親の元にさえ生まれなければもっと幸せになれたのに…と思ってしまった私はもはや司郎ちゃんセンセーと同じ思考かもしれませんね。 真白さんを救うために輪廻の輪から外して、何度も何度も彼女に新しい人生を歩ませて、ずっと失敗して……。バッドエンドで見たシロの涙が美しくも悲しかったです。 ラストの「悪夢は終わった」の演出が素晴らしくて、これだけでただ君の物語の深さを感じられました。 キャラがみんな個性的で、それぞれが誰かに対して複雑で重く深い感情を抱えているのが素敵でしたし、一人一人にきちんと役割があり、みんなが実は関わり合っているというのもすごかったです。 私はみんな良くて悩んでしまいましたが、雷くん推しです♡やはりあの衝撃のギャップには耐えられませんでしたし、そしてあの「ぎゃー!」のときのお顔がとっても可愛くて作中でずっと癒しでしたので…! @ネタバレ終了 深い世界観と物語が魅力の素晴らしい作品をありがとうございました。 これが初作品とは思えません(拍手喝采) リメイクも楽しみにお待ちしてます!
  • ふたりだけのPARADISO
    ふたりだけのPARADISO
    夏も本格的になり、リゾートな気分を味わいたくなりプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 波の音や風景の描写が素敵で、海外旅行に行っているかのような気分に浸りました! 葵さんと航さんの優しくてあたたかな関係に、読みながら心が癒されて元気をもらえました!! 人魚の物語の切なさや、そこからの「ハッピーエンド」が本当に胸にグッときました…! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • Dear Virgin. - ディア・ヴァージン -
    Dear Virgin. - ディア・ヴァージン -
    ようやくプレイさせて頂きました! 音と感情と世界観の"時"が、隅々までゲームを彩っていて、ハイセンスな素敵な作品でした! プレイ出来て良かったです! 好き!!ありがとうございました!!
  • ハーレムなんてあるわけないじゃないですか
    ハーレムなんてあるわけないじゃないですか
    (おそらく)全エンド攻略させていただきました! はじめは何となくで選択肢を選んでいき、当たり前のようにノーマルバッドエンドに直撃して衝撃を受ける開幕でした笑。 導入こそコメディ風ですが、その実内容はしっかりとしたシリアスファンタジー作品で、 プレイをしながら疑問に思った点、伏線めいた描写はすべてのルートをクリアすることできっちりと回収され、物語として構成力が高く感動しました。 読んでいて大変気持ちがよかったです。 攻略難易度は、普段私がプレイしているアドベンチャーゲームの中では高く、セーブロードを駆使して周回しました。 選択肢もよく考えて選択すると、その後の展開に納得がいくものが多く、選んでいて楽しかったです。 おまけ内にあるスチル一覧やプロフィールのコーナーから推察し、きっと○○ルートがあるはず……! とかなりうろうろと試行錯誤した結果、なんとか自力で大体のエンドを発見することができました。 これで全部回収できたかな? という段階で攻略情報を見に行ったところ、おまけエンドがあるというのを拝見し、 まだEDがあるというボリューム感に驚きつつそちらも回収させていただきました。 @ネタバレ開始 【ジル】 どのキャラクターも魅力的で非常に迷いますが、一番好きなのはジルベールくんです。 うっすらと漂う幸の薄さと、周回を重ね物語の深淵を覗くたびに彼の心根の美しさが染みました。かわいい。 後日談を見ていると非常にモニカと相性がいいというか、ご両親のような夫妻になるのかな…? と。 クリスにとって仕え甲斐がある二人になりそうだなと思いました。幸あれ。 【クリス】 口が回らないタイプではなく、皮肉屋というわけでもなく、極端に厳しすぎる人というわけでもなく、 ただただ言葉がストレートゆえにきつめになってしまうというありそうでなかなかない造形のキャラクターが新鮮で面白かったです。 本当に、よく逝ってしまう……。 また、スチルイラストに好きなものがとても多いです。 外で話しているスチルなど光の使い方が美しいものが多く、見惚れました。 それとミニスチルですが、弟君がモニカに抱き着いているものも、お顔もアングルも可愛いくてお気に入りです。 またこのルート、リオネルが結構噛みついてくるのが楽しかったです。 エンドによっては殺されるところまで行くのがまた……。 【エメ】 賢く、愛嬌があり、判断力があるのに情も捨てきれない。 テーマ的に造形として非常にバランスが難しいキャラクターだと思うのですが、加減が絶妙でした。 ひっかかる箇所が一切なく、純粋に彼のキャラクターを追っていくことができたことにクリア後に感動しました。 エンディングの結婚式で二人ともがドレスを着ているイラストなのがとてもよかったです! 余談ですが選択肢を選ぶのは彼が一番迷いました。難しい! 【アシム】 ルート全体の構成と彼の見た目の造形がド好みでした。 地下物置でこっそりと出会い、会話を交わしながら少しずつ相手を知っていく……? というのも良く、正体が明かされたところでは、あ、あ~! なるほど! と素直に膝を打ちました。 選択肢の内容や、その結果にシビアなものが多いこと、トゥルーエンドの結末など納得感が強く、物語として大変面白かったです。 スチルも物騒で美しくて雰囲気が良いものが多くそこも素晴らしかったです。 ねっとりとした重さも大変味わい深く、バッドエンドはどれも回収するのが非常に楽しかったです。 シャルルとの関係というか、シャルルが作品の暗部を深めているというか、 いい部分も確かにあるの人なのにやばいなこの人、という印象が深まったのもアシムルートでした。 シャルルのキャラもまた絶妙です。 【リオネル】 各キャラと仲良くなる過程で必ず絡みがあり、姫様への感情が漏れていたので、ずーっとプレイしながら彼のルートはないのかと気になっていたキャラクターでした。 無事にご用意されていて、大感謝です。 花屋なら~というクリスのセリフの回収まであり本当に構成がお上手……。 ハッピーエンドも、まだ、完全に心配事がなくなったというわけではなく希望がありつつ未来に進んでいくような結末で、すっきりまるくおさまるよりもむしろ良いと感じました。 スチルの顔がよすぎて「か、顔がいい~~」とプレイしながら思わず漏らしてしまいました。 大変顔がいいです。好きです。 @ネタバレ終了 エンディング数の豊富さやその試行錯誤も含めて、ストーリー以外の攻略的な部分も楽しめて非常に満足度の高いすばらしい作品でした。 素敵な作品を遊ばせていただきありがとうございました。