ティラノゲームフェス2021参加作品
8498 のレビュー-
私を人間にしてください細部まで手の込んだゲームだと感じました。 ペルティーちゃんは可愛いです。えもふりによる動き、表情の変化が、心を掴みます。声も素敵です。驚きひとつとっても、どれ一つとして同じ声ではなく、こだわりを感じました。 物語の展開もスピード感あふれ、全く退屈させません。キュートなペルティーちゃんとの会話と、バラエティ豊かなEDを楽しませてもらいました。 ペルティーちゃんが人間になる過程は、どれもこれも痛いです。ポップなジングルと、そこに混じる物騒なSEを聞いて、何度ため息をついたことでしょうか。 絶対これ選んだらロクなことにならんだろうな、という選択肢を選び、無事様式美のように死んでいきました。最序盤のテンポの良い死に方は清々しさを覚えました。こういうの、好きです。主人公が嘘をついていたにも関わらず殺さないペルティーちゃん、本当に愛してるんだなあと思いました。 @ネタバレ開始 メーデーさんが出たあたりから、EDの重さに拍車がかかってる気がしました。仕事とはいえ顔色ひとつ変えずに拷問するメーデーさんが一番怖いです。 印象に残ったEDは…… 『パパのお嫁さん』:ゾッとしましたね。ああ、これが悪魔か……と実感しました。 『アイはイタミ』:メーデーさんと神様の同意の取り方が詐欺師や悪徳業者のそれですね。あなた、本当は悪魔でしょう? 『闇の世界を共に』:人類的には勘弁してくれエンド。一番明るいけど、一番血に塗れてます。 『君と100年ぽっちの永遠を』:私が一番好きなエンドですね。二人の間には多くの障害がありますが、それでも最後まで幸福で、この二人の儚い幸せを私も体感できました。ペルティーちゃんはこれから、幾度もの幸福と別離の悲しみを味わうことになるし、ペルティーちゃん自身の寿命が尽きたら、今度は665回の贖罪が待っています。数多の問題が山積していますが、それでもどうか、この永遠が少しでも長く続きますようにと願わずにはいられません。 @ネタバレ終了 キュートでポップでちょっと血生臭いけど、素敵な愛の物語だと思います。二人とも、末長くお幸せに。
-
白い日傘とアンデッドホネ子ちゃんのビジュアルが本当にすさまじくタイプど真ん中でずっとずっと気になっており、ようやくプレイ出来ました。 本当に、最初から最後までホネ子ちゃんが可愛過ぎました…! 色んな表情をしてくれますが、どれもこれもめちゃくちゃ可愛い! 可愛過ぎて、時々主人公の流太くんより、私の方が騒いでしまうほどでした(笑) ここまで可愛いキャラクターを作られた作者様方に、拍手喝采です! お話は、その設定から少し重め?を想像していましたが、実際はコメディタッチで進む明るいラブコメだったので、良い意味で裏切られました。この文体が、ホネ子ちゃんの可愛さを引き立たせていたと思います。 @ネタバレ開始 エンディング全て見ましたが、私はハッピーエンドが一番好きです。 ドレス姿のホネ子ちゃんは最強に可愛くて、あぁこのままお別れしてしまうのか…と切なくなっていたら、まさかの大どんでん返しにスタンディングオベーションでした! 個人的には、切ない話の方が好みではあるのですが、この作品に関しては、とにかくホネ子ちゃんに幸せになってほしい気持ちが強かったので、この終わり方で本当に良かったな~と思えました。完全にホネ子ちゃんモンペです…(笑) そして、上林君も非常に良いキャラでした!癖の強い良いヤツ感が好きです。 @ネタバレ終了 お話はライトノベル風な軽快なタッチで読みやすく、絵柄は商業ギャルゲーのように可愛くて、とても魅力的な作品でした。 プレイ出来て良かったです。素敵な作品をありがとうございました!
-
イロハニホヘト思ったよりサクサクプレイできるゲームだったので、お勧めです! 推しは谷崎さん!女性のような見た目ですが男性で、意外と積極的に動いてくれる人なのでかっこよいなと思いました...。どちらの姿でも好きです!
-
~隣のレジの君~HoodMakers_Side_Storyレジの仕事をしながら、漫画家の夢に向かって頑張っている翠ちゃん素敵ですね!応援してます
-
はこにわのみことにかく絵本のような可愛さの作品でした。 そしてただ可愛いだけでなく、アニーちゃんの日常とその裏側にあるナニかが少しずつ見えきて最後には…!!全てがわかった後もう一度読み返して見るとだいぶ雰囲気が変わってとても面白かったです。 とても完成されたスゴい作品でした!!
-
がんばれ!ヤマトくん見慣れた文房具たちが一致団結してがんばる、楽しいストーリー。 コミカルで手軽に遊べる作品です。でも文房具それぞれにちゃんと役割と見せ場があり、しっかりオチも用意されていて、お話の完成度の高さとストップモーションの面白さ、その両方を楽しめる作品でした。 @ネタバレ開始 1枚1枚の写真が、丁寧に構図を考えて撮影されていて、その撮影・制作過程を想像すると、語彙力が低下して、すごいの一言しか言えません。 すごいです。 ヤマトくんの目の変化や、メジャーくんの後でクーゲルくんが散らばっているところ、長老が博識なことにも伏線があったりと、細かいところまでいろいろ考えられていて、1場面ごとにくまなく見てしまう楽しさがありました。 なお、なぜかタイトルで、がんばらない、をいきなり押したくなりました。思いとどまってよかったです。最後に押して正解でした。癒されました。 @ネタバレ終了 ノベルゲームも、アイディア次第でまだまだいろんなことができる、と気づかせてもらえる作品でもありました。 楽しかったです。ありがとうございました。
-
恋に落ちてはいけない20分恋に落ちてはいけない、という時点で、もう恋に落ちている……。 なんてことを思いつつ、楽しくプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 1回目は真剣にタイトル通り、恋に落ちないようにと意気込んだのでエンド1に。 車に乗った途端にさっそく好感度は上がるし、途中で丹羽さんはがんがん話しかけてくるし(これは伏線ですが)で、なかなかスリルある20分を楽しめました。 何が来るかわからない、無事に帰りつけるだろうかとか、本庄さんの心の言葉も結構楽しかったです。そして、お約束の後方確認、まさかの上着を貸そうか、などの丹羽さんの天然?なイケメン具合も。 攻略は1→3→2→4の順。結果的にいい順番で読めたなあと思います。1のあと、でも好きになるくらいいいのでは、なんて気持ちになったのが不思議です。でも2の予想以上の展開はズシリときました。初見でここに来なくてよかったです。エクストラストーリーも、ほどよく気持ちを補完してくれて、楽しかったです。 1と4はどちらも甲乙つけがたい、どちらも好きな結末です。ただ、4は後日に再会したあたりから、なぜか丹羽さんに感情移入してしまいました。昼に誘うってことは、とうぜん指輪はないんだろうなと思って、すぐにウィンドウを消して正解(笑 密室感のあるデザイン、シックなジャズ、大人の恋を思わせる色使いがとても内容にマッチしていて、スッと物語の中にはいっていけました。それでいて攻略のためのヒント、既読文章や選択肢の色分けなどの親切設計もあり、ゲームとして遊びやすく、かつ没入感もあって楽しめました。 余談ですが「一度100になってしまうと下がることはありません」という説明、そりゃそうだよなと……と思いつつも、クスリと笑ってしまいました。 @ネタバレ終了 恋に落ちてはいけない、というゲームとしての面白さ。 そして実際にプレイしていて、次第に気持ちが変わっていく面白さ。 短いながらも楽しめる要素がたくさんある作品でした。ありがとうございました。
-
ベニイロミュージアムミュージアムの2作品をプレイさせていただきました。 『紅い薔薇』の白とグレーだけの世界から、紅に変わるコントラストが美しい! 『私の勇者さま』もそうですが、 キャラクターの目の動きや表情が本当にいいですね! どちらも切ない話でしたが、 素敵な作品を作ってくださり、 ありがとうございました。
-
もぐってつかめ!Babyハート!人の心に「もぐる」という特殊技能(!)を持った新米パパの 可愛いお話で、心がホコホコしました。 赤ちゃんの心にもぐると何が起こるのか・・・? ちょっとドキドキしましたが、 それが赤ちゃん対策のヒントになっていくのが素敵です♪ ほっこり楽しい作品を作ってくださり、 ありがとうございました。
-
ダイナマイト彼Cサクッと読めて楽しかったです! わたCちゃんの必死さがかわいかったです!
-
涙恋花2~徒花の恋慕~【完全版】アップデートで完全版になったと聞いてプレイさせていただきました。 花をモチーフにした切ない恋愛短編を6本読める作品で、数日に分けてプレイしました。 それぞれのお話に直接的な繋がりはなく、舞台も主人公も変わるので気になったキャラから気軽にプレイできます。 短い物語ながら重い展開で、乙女ゲームのバッドエンドが好きな方にお勧めしたい作品です。 @ネタバレ開始 以下プレイ順の感想です。 エデンさんは、良い意味で第一印象と大きく違っていました。 初見でシャーロットさんがいい女だと思っていたらとんでもなかったです。 最初は英国紳士かーと甘く見ていたら、過去が明らかになってから見事にぶっ刺さりました。最推しです。 プレイ前に一人だけ戦時中っぽいな…と気になっていた、要さんも良かったです。 二人とも辛い境遇で、幸せになってほしいと思いました。 Trueが好きです。最後の特攻のボイスが特に印象に残っています。 真白さんは上二人に比べたら死が関わらなさそうだなと思っていたら、父親のクズさが強烈なルートでした。 白髪赤目というビジュアルと、クールに見えて数学を語るとキラキラするギャップが好きです。 Happyはまだ救いがありそうで良かったです。 双子のルートはかなりギスギスしていて終始罪悪感がすごかったです。 愛の重い三角関係とヤンデレが好きな方には刺さりそうなルートだと思います。 Happyもそのうちどちらかがギスりそうだなーと思いました。(笑) このプレイ順だったせいか、四葉くんはHappyが後味良く終わったので逆にびっくりしました。 彼は成長した姿も楽しめるのが良かったですね。 綾乃先生に関しては最初から疑っていたのでやっぱりかーという気持ちがありました。 彼女の復讐の理由にはあまり頷けませんが、Trueで分かる心境には少し考えさせられました。 陽太さんは関西弁が癖になるキャラクターでした。 明るいキャラだと思っていたら意外と過去が重いキャラでした。 ここまでくるとサブキャラは誰が出てきても警戒してしまいますね。 主人公が彼のギャグを面白くないとはっきり思っているのが面白かったです。 @ネタバレ終了 スチルも豊富で、おまけまでたっぷり楽しめる作品でした。 面白かったです!ありがとうございました!
-
美少年育毛剤タイトルからしてカオスな予感がしていましたが、予想以上にやべー世界が広がっていました。 ほぼほぼ全員イカれてるのですが、いつの間にか自分自身もどんどん伸びていく髪を見るのを楽しみにしていて、笑いと恐怖がないまぜになった不思議な感情でした。 @ネタバレ開始 途中SFや医療系になるのかなと思いきや最後まで狂ってて、終盤は頭を抱えながら読了しました。フェティシズムを煮詰めた悪夢をみた気分です……笑 @ネタバレ終了 面白かったです!
-
シュレディンガーは悪魔がお好きすごく面白かったです!ちょっと考えすぎましたが、ギミックに気づいたら、ほぼ答えを貰えました。親切設計ですね(笑) 幕間のクイズもミスリードのようで軽くヒントになっていたり、画面をよく見ないとギミックに気づかなかったりと、細かく練られていて感心しました。 こういうゲームをまたやってみたいです。ありがとうございました。
-
母標負の連鎖、適切に社会のセーフティネットに繋がれない生は息苦しい 閉じた方がきっとまし… @ネタバレ開始 そしてそれが呪いのDVDのように、呪いが伝播していく、 男の方が無くなって、それで終わりなのでしょうか、 きっとまだまだ世には続いていく、むしろ続けていくのは世の人の方 という印象を受けました。 最後の猟奇的なフォントの感謝!ありがとうございます! @ネタバレ終了 暗い画面と赤いUI、BGM、ムードと演出がほの暗く好みでした。
-
よくある日常何回かプレイしてみました。過去改変も単純に良い方向にならないどころか、かえって状況が悪くなることもあることについて、いろいろと考えさせられる内容でした。 @ネタバレ開始 一人っ子のボクとカノジョが個人的には一番良かったです。改変しないストーリーは、雪と付き合えるものの逆に自称妹に何か飛行機事故を起こされたような不気味さが残っていたので…。 @ネタバレ終了
-
稲穂あらいぶコメディ風かと思いプレイしました。 とこどがどんどんダークになっていきました。 ヒーローにあこがれた少年と自称ヒーローの女の子の切ないお話でした。 とても素敵な作品ありがとうございました。
-
和泉くんと三姉妹。~すうぃーと・すうぃーとばれんたいん♡~初めまして、プレイさせていただきました。メイドさん風三姉妹からチョコをもらうというシンプルなお話でしたが、どのルートも楽しく読めました。初見では男勝りでツンデレなくるみちゃんが可愛いと思いましたが、しずくさんとあまねさんも魅力的。3人揃えばさらに魅力的ですね!スチルも全部揃えました。 和泉くんと一つ屋根の下で暮らしている理由は、最初のシリーズを見ればわかりますかね。個人的事情ですが深刻なツンデレ不足に悩んでいたので、補充できてよかったなと・・・(笑)(最近なかなか見かけないんですよね、ツンデレヒロイン・・・) ちょっと早いバレンタイン、美味しく読ませていただきありがとうございました。 拍手以降のコメントが遅くなりましたが、くるみちゃんのFAを描かせていただきました。お納めいただければ幸いです!
-
Rose Magicなんとかエンド4、5にたどり着きました。 苦労が報われる素敵なエンディングでした。 @ネタバレ開始 連打は最高で41回でした。 @ネタバレ終了
-
ウソからはじまる物語ほっこりと心が温かくなる短編集でした。 とにかく丁寧に紡がれた文章だ!と感銘を受けるほどのテキストでした。作者さんはショートショート集を複数商業出版されるような方で、Twitterの1投稿に収まる文字数のショートショートも日々継続的に公開されています。文章の密度と平易さを兼ね備えているのはもちろんのこと、それだけでなくどこをとっても絵になる文章というか、温かくて心に染み入る文章だとプレイしていて感じ入りました。 ストーリーはオムニバス形式の全3話+αとなりますが、同じイベントに関わる異なる3名の視点で描かれる作品です。各編の登場人物の関わり合いがとても面白かったです。やはりキャラクターの新たな一面が見えますし、単純にプレーヤーも興味を惹かれる素晴らしい手法でした。齟齬がないように分刻みのタイムスケジュールを用意されたというのも納得の絡み合いでした。 また、決して派手な演出などはないのですがシステム面もとても良かったです。文章を際立たせるために最適化されたことが分かるレイアウトやフォント選定が素晴らしかったです。視認性や操作性が素晴らしく、物語に没入することができました。 温かく素晴らしい作品。とても面白かったです。
-
飲み会をぶっ壊せ!悪魔の飲み会をぶち壊すため、主人公があれやこれやと手を尽くすお話でした。 飲み会を装う非道な輩たちの魂胆を、主人公の清ちゃんがバッサバッサと斬っていくのが爽快! が、相手もなかなかの手練れでしっぽを掴ませない…それをどう切り崩していくか、 為になるアイデアと知識がたくさん学べ参考になりました。 @ネタバレ開始 特にストローと、氷についての知識はなるほど!と唸りました。 目に見える証拠としてならストローなしのほうが有効で、 でも証拠品として提出するなら指紋のとれるストローありのほうが有効…とか、 氷ありの飲み物は結露して中が見えにくいから危険など、 言われてみれば…だけど言われないと気付かない盲点だなと思います。 また、食べ物も個別に食べられる物だと薬を盛られやすいから、 皆で食べられる大皿系にしたほうがいい、などもとても勉強になりました。 もちろんこういった機会に遭遇しないことが一番望ましいですが、 万が一…の時には知識を役立てたいと思います。 そして7種類のEDすべて回収させていただきました! 被害者4/逮捕者4 清ちゃんは知らなかったんだからしょうがない。被害が酷すぎず(一応未遂?)4人捕まえられてむしろよかった。 被害者0/逮捕者0 これは悔しい。これからも彼らがのさばるのかと思うと怖すぎる。被害者が出なかったことだけが救い。 被害者1/逮捕者4 悪魔たちの差し出すモノなんだから、ティーカップでも油断したらあかんぜよ。 被害者1/逮捕者5 清ちゃん、いくらなんでもひとりは危険すぎるよ…! 被害者2/逮捕者5 わかる、わかるけどあの場では何も口にしたらあかんかったのだ…。 被害者3/逮捕者4 用意周到!あの店長も何気にかなり怖い。のさばらせたらあかんヤツ。 被害者0/逮捕者5! ハッピーエンドは皆が楽しそうで何よりでした! 弥奈子ちゃんと清ちゃんが一緒にサークル活動する日が来るとは…。 大変な事件に遭遇してしまったけど、それを機に清ちゃんに仲間ができたことが嬉しかったです。 @ネタバレ終了 内容はリアリティがあり何気にシビアなものなのですが、 登場キャラの名前(A・B・Cや、やなこ、くずおなど)や清ちゃんの心の声、 OBに集る蠅…などシュールな笑いが面白く楽しくプレイできました。 概要蘭に絵が残念と書いてありましたが、背景含め、 絵のタッチがスッキリしているところが良かったと思います。 女の子たちもかわいいし、服がお洒落で素敵でした! 本当にこの内容は為になりますし、被害にあわないためにも知っておいたほうがいい情報が詰まっていたので、多くの方に触れてみてほしいなと思います。 ゲームから学びを得られる、楽しくも実用性のある作品でした。ありがとうございました!