ティラノゲームフェス2022参加作品
8888 のレビュー-
love laboratoryフェスを機に再プレイさせていただきました! Live2Dの動きがきれいかつ幻想的で惹きつけられます。 シンプルな中に全ての選択肢に意味があって、興味深く遊ばせてもらいました。 @ネタバレ開始 ゲームのデータだからスクリプトの通りに動くしかないという彼女の姿が、美しくも苦しさや罪悪感も感じさせます。 デザインと動き、表情が素晴らしく、色気や艶めかしさを感じるからこそ迫るものがありました。 『「理不尽な女」のパンツを見るゲーム』だと思っていたのですが、 もしかしたらこのゲームは、彼女にとってこそ「理不尽なゲーム」のかもしれませんね。 @ネタバレ終了
-
花時モーメントこんちには。先日Twitterでフォロワーになった者です。花時モーメント、面白かったです。久々に青春モノのノベルゲームを遊んだので、甘酸っぱさを浴びて元気出ました。ありがとうございました。 私としては朝陽くんと砂暉先輩どちらのルートも好きです(最初は砂暉先輩からでした)どちらも、理玖ちゃんのお相手としてお似合いだと思います。 以下、ネタバレ込みの感想です。 @ネタバレ開始 【朝陽くん】 幼馴染という関係性でありながら、二人の間にどんな壁があるのだろう…?と読み進めていたのですが、朝陽くんが悩みを抱えている苦労人だったことを知り、とても納得しました。 お互いを理解し、距離を縮めてからの二人のやり取りがとても微笑ましかったです。二人きりの時はニヤニヤが止まりませんでした。王道だけどその王道さが良い! 【砂暉先輩】 ルートとしてはこちらから遊びました。クール男子だなぁ……普通に生活してたら接点持たないかもなぁなんて思ってたら、選択肢が自然と先輩の方に…(笑) いきなりキスされた時は『!?!?!?!?』って思いましたが、その勢いの強さにまんまと惚れてしまいました。 年相応のずるさもありましたが、それも彼の魅力だと思います。 押しが強い男子…良いですね。 @ネタバレ終了 キャラの立ち絵もグラフィックも綺麗で、遊べて良かったです。 ルートが追加されるのが楽しみです。これからも応援してます。
-
いっしょにかえろ!ブレブレのタイトル画が気になりすぎて避けられませんでした! 軽い気持ちで楽しめるコメディでした。 @ネタバレ開始 一番最初は何も分からないまま時間制限でバッドエンドを迎えてしまい、やや出鼻を挫かれた感じもしましたが、そこからは出てくるキャラが皆個性的で楽しかったです。 たい焼き食べてる悠音ちゃん、可愛かったです! ブレが消えた姫子ちゃんも! ところで、帰ろうとしても図書室に行っても出てくる熊沢くん、もはやストーカーなのでは(笑) @ネタバレ終了 ありがとうございました。楽しい作品でした!
-
ココロ・コンフリクト ~はつこいドロボーとわたし~こんにちは。先日Twitterできかさんのフォロワーになった者です。ココロコンクリフト、大変素晴らしいゲームでした。個人制作のノベルゲームでこんなにボリュームのある作品を遊んだのは初めてかもしれません。それぐらい濃厚なシナリオだと思います。どのキャラも魅力的で印象に残るシーンが多かったように思います。『おいしいシーン』の見せ場をよく分かってるところでイイ感じのスチルが入るので、きかさんの表現力の高さに圧倒されました。ヒロインのユイナも、愛嬌のあるタイプの女の子で感情移入しやすかったです。以下、攻略キャラの感想です。 @ネタバレ開始 【フィン】 一番最初に選んだルートで、一番お気に入りの分岐シナリオです。フィンとユイナ、別れは切ないけど、離れててもお互いに想い合える優しい関係性だなと思いました。心のつながりがあることが一番大切だと思っているので、個人的にはそこが胸に刺さりました。 ファーストコンタクトが最悪だったために、どうやって恋愛関係になるんだろう?なんて思いましたが、言い合いをしながらも徐々に打ち解けていく辺りは、見ていて微笑ましかったです。もちろん深夜に熱のあるフィンの顔にびしょ濡れのタオルと、こんにゃくを乗せていた辺りは大爆笑でした。 スチルは、ユイナを庇うシーン、桶を被って大笑いするシーン、一緒に踊るシーン、泣きながら抱き合うシーン、とっても好きです。 【マオ】 容姿端麗すぎて、スチルが出る度に悶えましたし、画面越しに見つめられてる感があり甘い溜息が出ました(落ち着け)月明りの似合うキャラで、どのスチルを見返しても雰囲気が良く、しっとりしてるなと思いました。第一印象は、クールで冷静なイメージを持ったのですが、意外とユイナのことを気にかける場面が多く、物事に熱心なところもあるので、そこがギャップとして良かったなと思います。最後ロマンティックなエンディングだったので満足度高めでした。 【レオン】 フィンやマオほどの癖もなく、豪快なキャラで、サンドイッチモンスターのイメージが強すぎたので、てっきりギャグ要員かと思ってたのですが、それは彼の一部分にすぎないことを後々理解しました。共通ルートの時から何か隠してる…?と思いながら読み進めていたのですが、個別ルートでその辺りの理由が分かり、慄きました。闇深いキャラだったという……。記憶が戻った辺りのやり取りは泣きました。 【ぱんこ】 最後に遊んだ『ぱんこ』なのですが衝撃的すぎてびっくりしました。これは次回作も期待して良いということでしょうか…?まだ物語には続きがあるという伏線にハラハラドキドキ、そしてワクワクしました。 @ネタバレ終了 攻略キャラ以外にも印象に残るキャラが多く、それぞれの掘り下げもあったので楽しかったです。あと、シルフの存在感おもしろすぎます。 長い年月をかけて制作されたのこと。個人制作でこれほどの大作を完成させた意思の強さに感心しました。お疲れ様でした。 また何か新作が見れることを楽しみにしています。それでは!
-
フォーチュン・チャーリー!願が叶うサーカス! 1話1話、それぞれの願いと命運と、 心の中にある本当の願い… @ネタバレ開始 本当の願いって難しいですね 「そのときそう思った」ということは事実であっても あとで後悔しない、願いが変わらないとは難しい 人の感情は移ろうものだから その中でも一途な思い(夢でも希望でも憎悪でも) 成就したと思ったとたんに 憎しみのすれ違いと、もう絵に描いたみたいな自己犠牲人類との 葛藤というか、これからも一緒ってすごい 7話が見どころ豊富で面白かったです。 あとサーカス団の日常も。 日常の掛け合いは面白いけど、出会いたくないサーカス団です。 @ネタバレ終了 人間の業と感情におぼれた行く末を描いた作品をありがとうございました。
-
メアリ・ウォージントンの子どもたち/序章独特で美しい雰囲気を纏った世界で学生達と〈ほんとう〉を探す物語。 文章の表現が綺麗で、迷い子としての視点で、何か大事なものを、知りたがっている。 それぞれの人物に色々と深い背景がありそうで、続きが気になります。 未だ何者でもないといつ言い回しが好みです。 不思議の扉は、今開いたばかり……。
-
ウブな二人の恋愛事情想像以上にウブで初々しいカップルの微笑ましい関係性が楽しめました。今どき小6のカップルでもこんなにウブじゃないだろうに高3でこれは驚きです。まさに奇跡!そもそもクラスの雰囲気などを見ていると主人公カップル以外もとてもピュアです。 クラスメイトのジェシカがとても良い味を出していました。オネェはこうでないと!という世話焼きっぷりと頼りがいでした。ヒロインの声は声質がピッタリでしたが、ジェシカも役柄にぴったりだったと思いました。 エンディングは2つ。最後の選択肢はどちらが正解か悩みましたが、先にハッピーエンドを迎えることができました!これしかない!というラストシーンで良かったです。そこに至るまでの展開の数々は面白かったですし、エピローグでは心温まりました。 その後バッドエンドも回収しないと!と思って見てみたところ、ハッピーの微笑ましい感じではなく本格的に間の悪い展開の数々、そしてラストはとても衝撃的でした。順番的にもうこのラストの印象しか残っていないくらいの破壊力を感じました。 以下、少しだけネタバレ感想です。 @ネタバレ開始 ・遊園地の絶叫マシンのシーン。立ち絵が回転するのは斬新でツッコミどころがあって好きです。 ・サンタコスの自撮りを送るシーン。是非ここにはCGが欲しかったです。 ・BADエンドのヒロイン。道中の主人公がかなりアレなのは間違いないのですが、最後の最後のウブでもなんでもない姿がショッキングでした。 いやもうこっちが素だろ!としか思えないくらいの破壊力です。 正論とは言え驚くほど口が悪い!! @ネタバレ終了
-
籠城勇者死んだ目をした勇者は幽霊が住む城で職務放棄を決めた。 古びても上等そうで光を落とした城の背景が雰囲気を高めます。 @ネタバレ開始 ウィロくんは勇者、17歳にしては言動が幼い印象。 まあ幽霊王子イレイユくん(見た目10歳)実質数百歳が大人びているので対照的にそう見えるのかも。……かも? イレイユくんは外見はとてもかわいく妖艶な雰囲気をまとっていたずらが好きそう。 二人とも優しい。 勇者は不器用過ぎて、様々な要求に耐えられず、心を病んでしまった様子。 ちょっぴりギャグテイストを織り交ぜつつも複雑な心境が語られます。 ダーリックも何か色々損な立場だな……。 選択肢によって、切なかったり、想像の斜め上の設定が飛び出したりもしたけれど、色々納得感も。 @ネタバレ終了 優しく、切なく、時々面白い世界を楽しませて頂きました。
-
VIVIAN開幕早々…え…ウルトラハードしか選べない??? え、あー、あー、あードーン(笑) からのノーマルもできるありがたみ!! 探索し…無事脱出!できたと思いきや… @ネタバレ開始 うろうろ探索して、なんとか謎解きも進めながら… 出口に嵌めるものが見つからず、攻略サイトのお世話になりました! バール…!そんなところにバール!! あ、そんなところにスイッチ!! 探索しながら、爆破ミッション仕掛けてくるパパやばすぎやんけw と思っていました。 そして、トゥルーへ…いくとなんといい話に!! パパはすごすぎました!女の子と犬さんの運命も。 タイムアタックは何度も挑戦して残り4秒ああああってところで クリアできました! @ネタバレ終了 探索しがいのある脱出&ストーリーのゲームをありがとうございました!
-
サヨナラを八月に残してとても正統派なマルチヒロインの青春恋愛アドベンチャーゲームでした。テーマ曲も素晴らしいですし、ほど良いファンタジー風味も味わえます。 冒頭、かつて組んでいたバンドを解散してひきこもる主人公というのがまず掴みとして良かったと思います。そこに突然現れる少女、変わらず世話を焼いてくれる幼馴染、距離を取る元メンバー。それぞれとの交流の中で主人公の心境が変化していく様子と、なぜ解散に至ったのか?という過去の真相が明らかになっていくのが配分良く進んでいったかと思います。 特徴的だと思ったのは主人公以外の視点で描かれるシーンが多いことで、シーンの中で他の登場人物がどのような心境でいるのかが良く分かりました。(視点が変わったことを示す表示がもう少し見過ごしにくい形ならなお良いと感じました) ボーカル曲が流れるあたりがむしろOPという感もあり、その後はヒロインたちとのマルチエンドが待ち受けているのですが、三者三様異なる展開でいずれもとても良かったです。 BGM自作というのは改めて確認して気付きました。タイトル画面からはシンプルにSTARTとLOADのみなので、せっかくなのでCGモード・回想モード・音楽鑑賞モードなどが欲しいと思いました!特に主題歌は好きな時に聴きたいところです!
-
猫ノ目のような世界で不思議な世界観で描かれるストーリーでした。タイトル画面にも登場する羽ネコですが、ゲーム内では動きます。神秘的であり幻想的でした。 抽象的な感じでお話は進んでいきますが、もしかしてそういうことかな?と推測していたことがエンドロールで当たっていることが分かりました。その後もあとがきで丁寧に説明されていたのでこれは親切だと感じました。クジラの包容力に惚れそうになりましたが、なるほどそういうモチーフだったのですね。
-
ドッキリ殺人計画~閉ざされたペンション~ミステリだ~! ずっと遊びたいと思ってましたが、ようやくプレイできました! 相関図が情報によって変わっていったり、分岐から再プレイできたりと至れり尽くせり! エンドリストもある! @ネタバレ開始 初期のトウマ君の扱いw こういう子が出来る子だったりするのよね~って思ったらやっぱりそうでしたw それに比べてマコト君はもうチョットがんばろう!w @ネタバレ終了 楽しくプレイさせて頂きました! ありがとうございました!
-
試作品0号私のZEROライフも、充実していました。 全END見ることができました。とても面白かったです! まずは柔らかく透明感あふれる美麗なグラフィックで描かれたキャラクターに目を奪われました。 中性的なヒューマノイド。とてもツボです。 またUIや演出、BGMなどもかっこよくて物語の雰囲気にとても合っていると思いました。 @ネタバレ開始 最初はぎこちなかった「ZERO」がマスターの「私」とコミュニケーションをとるうちにどんどん学習していって、人間らしく成長し自我に目覚めていくところが丁寧に描かれていてすばらしかったです。 タッチしたときの反応もすごくかわいくて……交流を続けるうち、たしかにそこに「いる」のだと実感がわいてきました。 あっちむいてほいも、最初は全然だめだったけれどそのうち降参してくれるようになって……私に好意を抱いてくれてるのかな?と思うと愛おしかったです(*´ω`) そして「NAVI」もとてもかっこよくて……2回目に見たENDがN×Z ENDだったのですが、世話好きなお兄さん(弟としってびっくりでした)イメージだった彼の秘められし思いが炸裂していてとても味わい深かったです。 恋心ENDを見るのに少し時間がかかってしまったのですが(お触りが足らなかったみたいです汗)、その分クリアしたときの達成感が半端なかったです! とくに成人男性/女性のゼロさんがどちらもすっごく美形で全私がスタンディングオベーションしました。 というわけでENDのなかで一番好きなのは恋心END(成人ver)です( *´艸`) 次点は家族ENDがいいなあと思いました。 ゼロくん/ちゃん、描かせていただきました。 私も彼/彼女に触れたいな……(*´▽`*) @ネタバレ終了 素敵な世界をありがとうございました!
-
ミツナとサキト放課後の学校、慌てて駆け込んでくる後輩。何だ事件か? 何となくやる気なさげな先輩が後輩に引っ張られてやって来たのは――。 @ネタバレ開始 ワニ?そうか、探すのか……。 攻略順はラーメン→友達でした。 一緒に食べてるラーメンも美味しそう&仲良さそうで良かったです。 友達が増えたENDもほほえましい。 @ネタバレ終了 ちょっぴり不思議で何だかんだで楽しそうな先輩後輩コンビの体験を楽しませて頂きました。
-
ミアウオトコぬいぐるみっぽい宇宙人に一飯の恩を与えた所……。 @ネタバレ開始 宇宙人と共に息子を張り込むことに!いやこれはデバガメか? 途中で職業病を発症したりしつつも見守ると……。 あー、うん、何となく予想はしてた。 攻略順は寿司→ゲーセン→ヨッパライでした。 @ネタバレ終了 ほのぼのハートフルな家族と宇宙人の交流物語。
-
IDOLA(イドラ)パズルのピースを一つ一つはめていったらどうやら一枚の絵になったらしい…遠くから見てみたら、それがどんな絵であったのかに気付く―――そんな瞬間に似た感覚を味わえました。 そして、邦画を見ているような気持ちになれる作品でした。 @ネタバレ開始 これは感想を書くにも多くの言葉を連ねてはいけないタイプの作品だなぁ…というのが率直な感想です。 ゲームをプレイした方の数だけ解釈や見方がある、正しく「これはどんな絵に見える?」というタイプのストーリーが秀逸でした。 愛も真実も見ている本人のフィルターを通しているものがそうであり、またそうでもない。 自分と他者の真実が複雑に絡み合って、愛も真実も人の命さえも煙に巻くようにどこにあるのか分からなくなる…とても表現が難しいですが、本作は「受け取り手が感じたことがすべて」とも言える作品でした。 「愛」と名付けられているものでさえも私たちは「自分がそうだと思うものを愛としたい」、そのように名前を付けて自分の手元に抱き留めているだけであって、実際はなにが「愛」だなんていうのは誰にも分からない…本作は様々な視点を通じて一つの結末には結びつくものの、実際にはなにが「真実」というのは誰にも分からない、そして私が感じたことが「真実」の一つでありまたそうではないという…非常に複雑な気持ちになりました。 このゲームは何度もプレイすることで人間関係などが理解できますが、それさえもあくまで断片的に見たその人の人生を私というフィルターを通して解釈したものにすぎないというところが肝でした。 逆説的に「私たちはいかなる手段を用いても、登場人物たちの本心や考えには迫ることはできても本当の意味で知ることはできない」というジレンマ、これさえもが作品全体の味として溢れており、深いなぁ…と感じます。 最後のあの判決を見ていて、人の歴史というものは「大衆の真実」が寄り集められた不格好なパッチワークなのかもしれないなと感じました。 @ネタバレ終了 初めは何がどうなっているのかが分からずに混乱するところから始まった本作ですが、少しずつ物語の輪郭が浮かび上がってくると一気に思考回路が回りだす面白い作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
-
FILE6目が覚めたら知らない人が目の前に…というだけでも困惑するのに、あの食事はもっと困惑してしまう…! そんな状況から始まる物語、最後まで次がどうなるのかと気になってノンストップでした。 閉鎖された施設の空気や物語の雰囲気がとても素晴らしかったです。 @ネタバレ開始 最後の終わり方ァ!と思う終わりかたで、やはり先生は善良なお人ではなかったのですね…。 四年間費やしたということでしたが、四年間もエワさんたちはあんな感じで壊れたり、直したりを繰り返していたのでしょうか。 皆さんのエラーなどの類を直さずにそのままいたのも、すべては実験のためと思うとやるせないものがあります。 各お話(本)の中に挟まっていたお手紙の内容も真相が見えると、より重たく感じました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
-
メモリーガール【12/12更新】開始1分、いい感じの雰囲気に突如として入るノイズとエラーにガッツリと心を持っていかれました。 グラフィックから演出まですべてがとてもハイクオリティで、また世界観やキャラクターが緻密で美しかわいく、とても素敵な時間を過ごせました。 @ネタバレ開始 メシアさんがどこまでもいい子で、メシアさん~~好き~~!!!となりました。 とてもかわいい御声とビジュアルに一目惚れして「好き!」となりましたが、最後に猛ダッシュして抱きついていくところなど、かわいさ大爆発でこんな大親友を持っためもりさんは、大切なメモリーとともに明日からまた自分の足で現実を歩いていけたらいいなと思いました。 演出がとても素晴らしく、ブラウン管テレビのように切り替わる場所移動やメトロに乗っているときのちょっとレトロな感じでドットっぽい絵がゆったり動く感じなど、視覚的にも見ていてとても面白かったです! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
-
1=1×1タイトルに惹かれてプレイさせていただきました。 これはプレイされた方の数だけ感じ方や受け取り方があるタイプの面白い作品でした。 プレイ後は原作の漫画も拝読しました。 @ネタバレ開始 起動後すぐに目に入ってくるコンフィグやガイドラインなどの案内で既に「ああ、丁寧に作られているゲームの予感」と感じたのですが、細部の演出などとても細やかなところまで作り込まれていて、特に一度クリアした後のゲームだけで公式サイトなどへの案内などもすべて完結している仕様はすごいと感じました。 原作漫画とゲーム両方を見てから感想を書いているので、少し漫画を読んで感じた部分も入っている感想になります。 「1」である「自分」は確かに存在しているけれど他の「自分」も「1」であるならば「自分」も多くの「1」の中の「1」に過ぎないのか、それとも自分こそが唯一の「1」なのか、あるいは自分以外の「1」があれば自分が成り立つのであればまさに自分という「1」は消えても「1」である自分は存在するのか…考えれば考えるほど面白いですね! 「我思う、ゆえに我あり」ではないですが、まず「自分」が「1である」という思考から開始する試みはどの時点で「自分」が「1」となるのかというところから考えたくなります。 母の胎内にいるときは「1」なのか、それともこの世に生まれた時からが「1」なのか、それまでは「0」なのか…いや、存在しているという意味では「妊娠が発覚した瞬間=この世にあらたな自分たりえる存在が立証された瞬間」に「1」として成り立つのか。 「元気な時の自分」など様々な自分が各々「1」であることが認識できることや「あなたも私も同じ1」というのであれば、自我が確立できない(例えば生まれたばかりの頃の思考的回路の形成がまだほとんどなされない時点)では、あの数式はどこまで成立の証明ができるのか。 また、例えば自分が不慮の交通事故で死んだときなどは「-1」なのか、それとも「交通事故で死んだ自分」として「1」として成立するのか、ゲーム中ではピストルで背後から撃つという一見すると「死=-1」のカウントとなっている気がするが、生存していれば「1」であり、死亡した場合は「-1」となるのであれば、存在自体のカウントを生存していることが「1」の条件とするのか。 その場合、死亡した自分を「-1」カウントとし「1」としてカウントされないことを「元気な時の自分」や「落ち込んでいるときの自分」などの自分と対比してどう証明するのか…と、「-1」とするときの自分もどのような自分なのか考えたくなります。 いや、そもそもあの数式を成り立たせる条件は…と、そんなことをもちゃもちゃ考えて、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
-
マジで桐生はイケメンだから!桐生くんを守るためならば高速残像を使ってでも皆の視線から反復横跳びセ●ム!セ●ム!したりする俺くんによる、桐生くんはマジでイケメンの中のイケメン、キング・オブ・イケメンを堪能する(基本)爆笑ゲームでした。 私もイケメン育みタイムほしいですー! この世のすべての光を集めたようなイケメンの寝顔から溢れ出てくるオーラを吸いながら、癒されて浄化されたい…! @ネタバレ開始 最初から最後まで、一切ブレない主人公…あなたもハートイケメンでした。 桐生くんをひたすらに崇め、讃え、全力で追いかける姿、さすがイケメンウォッチングを極めし者…! 桐生くんはもう言葉も不要なイケメンでした。 イケメンがいれば落ちてきた隕石も宇宙に帰り飛ぶし、オゾン層も勝手に分厚く蘇るし、伐採された木々は生い茂るし、汚れた河川は澄み渡るし、台風は逸れるし、見るだけでダイエット効果も美肌効果も含めて万病完治、地球と全人類健康になる…! それくらいの威力と癒しをお持ちであろう現代に降臨したもうイケメン桐生くん、毎日「俺」くんのために登校時間を一定にしているとか、実は頼んでくれたらいつでも腹筋くらい見せるとか、主人公の突然始まる舞台劇にノッてくれたりとか…心身ともにイケメンすぎて心臓がつらかったです…(主に幸せ的な意味で) たまに「ふっ」と笑う、この「ふっ」大丈夫ですか、イケメンが「ふっ」と少し目元を緩めて笑うこの微笑み、これ一息で校舎が塵に還りますよ…街中でやったらそこに見えるビル群が塵に還りますよ…もちろん、画面の前にいる私も塵に還ってますが、イケメンに対する熱意でウルトラ高速再生して塵に還りながら蘇りを同時に行っているので、なんとか生きてます(くわっ!!) 桐生くんが「ふっ」と笑う度に校舎の建設と私の再生が必要になる…(黙りなさい) すみません、柘榴雨さんがその類稀なる筆力で描き出すあまりのイケメンっぷり、イケメンからしか摂取できない成分の多量摂取にオーバーヒート気味で感想が意味不明な分からない方向に行っています。 伝説級イケメン摂取後に100%現れる、あのハイの状態です、お察しお願いいたします。 最後の締めの信号機、柘榴雨様のこういう感性、本当に天才的すぎてもう言葉が出ません…柘榴雨様の感性がイケメンすぎる(尊きものすべてがイケメンになる世界) 桐生くんの置かれている立場が重ためでしたが、その重たさを重すぎないところに留めて真夏の青空のように再びとびきり明るい場所へ持っていく、この絶妙な空気の扱い、マジで柘榴雨様もイケメン(=今回もとても素晴らしい物語)でした! 2人がこれからも仲良く幸せにいてくれたらいいなと思います。 最後に一言。 マグロの目玉ソーダ…! 久しぶりだな、ロングセール商品よ! @ネタバレ終了 最初から最後まで基本ハイテンション、全文イケメンに捧げられたるイケメンの素晴らしいところを余すことなく摂取できる至高の物語、とっっても楽しませていただきました! 今回も素晴らしい作品をありがとうございました!