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12575 のレビュー
  • でじゃびびっど!
    でじゃびびっど!
    Twitterで宣伝されていて気になったのでプレイさせていただきましたー! とにかく甘酸っぱくて、2人とも工夫して、気持ちに嘘をつかないような最善を探していくのが好きでした。 タイトルの通り記憶や夢に関わるお話でしたが、「写真」というモチーフが存分に活かされており「こう魅せにくるのか……!」と泣きかけました。 何を背負っていたとしても、愛里ちゃんはひとりの恋する女の子で。 文吾くんがどちらの選択肢を選んだとしても、愛里ちゃんの思いを尊重しようと思いを尽くしているところが、とっても物語を作る上での作り手の優しさを感じました。 素晴らしい作品をありがとうございました!
  • 浮気をバレないようにするゲーム
    浮気をバレないようにするゲーム
    勝手ながらプレイ・実況させていただきました! ありがとうございます! とてもかわいらしい絵柄でほわほわしました。 まだ全てのエンドを見ていないため続きが楽しみです!
  • モブだけど、主人公くんを好きになってもいいですか?
    モブだけど、主人公くんを好きになってもいいですか?
    フリーであるのが勿体ないくらいの素晴らしい作品でした。 王道の青春物でしたが、凄くきれいにまとめられててとてもよかったです。 絵、音楽、シナリオどれをとっても、最高でした。 欲を言えば、栞ルートがもう少し欲しかったのと、高梨さんルートが欲しかったところですが、まあこれのメインは未空の話だし、しょうがないですね とにかく素晴らしい作品を有難うございました。
  • 空の果てからこんにちは
    空の果てからこんにちは
    全ルートクリアできました。 とても面白かったです! 空から降ってきた女の子、「メイラ」と幼なじみの「リコ」、ふたりの間で揺れ動く「ヒロサキ」の男心……。 @ネタバレ開始 コミカルなラブコメ展開が楽しいお話ですが、時折挟まれる不穏な空気に、実はなにか壮大な謎が隠されているのではないかとの予感を抱かせてくれました。 ENDごとに世界の謎が少しずつ明らかになっていき、一見FT風の世界が実はハードSFだったという展開にしびれました。こういうお話、大好物です。世界設定を詳しく知りたいなと思いました。 最後のルートではこれまでの謎がすべて明らかになり、無事再会も果たせて大団円! ヒロサキくんの今後が気になっています。 リコちゃんとメイラちゃん、そして娘ちゃんと一緒に暮らすのかしら……そうだといいなあ。 オープニングのメイラちゃんのモノローグが抒情的で強く印象に残りました。 随所にぶっこまれるメタ発言も面白かったです。 @ネタバレ終了 素敵な物語をありがとうございました!
  • Gift×Gift
    Gift×Gift
    ヤンデレも奥が深い!と唸ってしまう作品でした。 男性側がヤンデレというのは自分にとっては割と珍しいこともあり、とても楽しめました。 全キャラ全ルート、HAPPYだろうがBADだろうが攻略キャラはみな自分の欲望に忠実です。 「目的のためなら手段とか知らんし」とばかりのスタンスが清々しいです。 @ネタバレ開始 それにしても勇者の扱いがあまりに不憫すぎる。。泣く。。。 @ネタバレ終了 ルート分岐も同梱のread meを見ればばっちりですし、 おまけもメチャクチャ充実していて良かったです! 特に全END解説は時間が経ってから思い出すのに最高っぽいです。 担当キャラもうってつけだと思いました。 素敵な作品をありがとうございます。
  • 片恋スターマイン
    片恋スターマイン
    片思いを「する」「される」両方のお話。 全エンドを読ませて頂き、エンド1と4が好きです! エンド後のエピローグも合わせて、読後感や、末永くお幸せに!!!と強く想える作品でした。 他の4つのエンドは、選択や決断を謝るとこんなことになってしまうのかと辛いものがありました……。 @ネタバレ開始 桃耶さんのひたむきさや問題を乗り越えようと頑張る姿には心打たれました。 それだけでなく、紫季さんも翔さんもそれぞれの境遇や抱えているものがあり、自分の力で解決しようともがいている様子が読み取れたので、みんなが人として苦悩しながら前に進もうとしているもどかしさや生々しさが文章から伝わってきて感情移入できました! 印象的なのは各ルートの選択肢の部分、それぞれ恋敵であるはずの相手と桃耶をくっつけようと助けようとしていて、自分本位ではなく桃耶の幸せを願っているからこその行動なんだな……と思い、感動しました。 @ネタバレ終了 前作である『隣の家の幼馴染~』をプレイしたことがあるので、翔さんとどうくっつくの?!?!と気になっていた部分もありますw どちらと付き合う事になったとしても、みんなの幸せを願える作品、ありがとうございます。
  • 暴君フィアンセ
    暴君フィアンセ
    とても面白かったです! あえて言うまでもなくイラストが超ステキ! 美形揃いで全員ガン見してやりました。至福♪ 無事に3エンド回収。そした暴君ディル様エンドを最後に見れて良かった~。このエンドがとにかくめちゃくちゃ良い! 大好き! 上手く言えないのですが、みんなどこか曲がっててストレートに気持ちのいいキャラ不在やん。とか思うのに、とっても気持ち良くなれる作品でした(笑) ありがとうございました~(*´ω`*)
  • 夢喰姫 in the Black Theater
    夢喰姫 in the Black Theater
    エイプリルフールの作品から飛んできました。 5時間ほどでクリア出来ました!(スキップ機能やセーブを挟んでいます)長編ですが、途中で飽きることなくずーっと読み進めてしまうくらい、物語に没頭してしまいました。システムもよく考えられていたと思います。 エンドロールの演出がとってもおしゃれでした。歌も音楽もメルヘンチックで何度でも聴きたくなります。 @ネタバレ開始 どの王子様も素敵でどきどきしました……!いちばん好きなのは真実の王子様です。大変個人的な意見になりますが、髪を解いたスチルでときめいてしまいました。長髪男子はいいぞ! 旅人さんも、中性的な雰囲気が綺麗でした。現実?のクロさんはクロちゃんと呼んでほしいところがまた可愛らしいです。 ん?でもそうなると旅人さんは……もしかして? 物語の中では明かされていなかったような気がしますが、こんな愛のかたちもあっていいなあと思います。 お姫様になって王子様と結ばれる……というよりは、単純にこのお話を楽しむ聞き手という感覚でした。甘すぎず、苦すぎず、ちょうど良い塩梅だと思っています。 最後の最後でうさぎさんに気づいて現実に引き戻されるところはとってもビターでしたが……!! @ネタバレ終了 とても素敵な作品をありがとうございました!
  • テニスのポンチ様
    テニスのポンチ様
    これぞ青春……!二人の会話が自然で、現実にいそうな高校生らしさがすごい。主人公のサバサバした感じもポンチ様のちょっぴり抜けた普通の男子な感じも、どっちも可愛い! @ネタバレ開始 帽子の下りはキュンキュンしました!アオハル最高! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
  • 螺旋卵形線チェルアルコ
    螺旋卵形線チェルアルコ
    充実の8時間でした。エンド数は14。あまりに濃厚すぎる感想コメントと推薦の数から「こりゃとんでもなく面白いんだろうな」と期待値はすごく大きかったですが、それを遥かに飛び超える圧巻の内容でした。最後のエンドを読み終えた時、「とんでもない作品に出会ってしまった⋯⋯」と思いながらゲーム画面を閉じました。 個性的なキャラクター、濃厚なファンタジーの世界観、そしてストーリーの根底にある壮大な人間讃歌に心が激しく震えました。そのため、衝動的な感想が混じってしまうことをご容赦ください。 物語は主人公のモナカちゃん(名前変更可)が、いきなり魔術のある異世界セルレアで目覚めるところから始まります。細かい部分はネタバレ欄に書きますが、美麗なスチルの数々に加え、世界観に沿った独特な言い回しなど、1つ1つが丁寧に作られた内容になってます。 エンド数が非常に多いので、途中から攻略ページを参照して約8時間で無事に完走できました。スムーズに物語の世界を堪能したい方は、素直に攻略ページを見ることを推奨いたします。 @ネタバレ開始 以下、登場人物の感想を簡潔に書いていきたいと思います。 『フェルシニー』個人的に最も好きなキャラクターです。温和な部分・冷徹な部分・合理的な部分など、いろんなルートで様々な一面を見せてくれますが、どれも「フェルさんらしい」と感じさせる一貫した魅力がありました。 『カナラール』キャラクターはフェルさんが一番ですが、ルートの内容的にはカナさんが最も好きです。序盤からの壮大な伏線に痺れました。しかも、これは物語の一部に過ぎないと考えると、改めて構成の凄まじさを感じました。 『ルーシャ』「とにかく救われてくれ⋯⋯!」と願わずにいわれないキャラクターでした。モナカちゃんとの交流をきっかけに、少しずつ心を開いていく部分が好きです。余談ですが、3秒以内にキスの選択肢を選びました(笑)。 『ロクス』「めちゃくちゃ格好いいじゃねえか⋯⋯!」と言わずにいられない、熱いキャラクターでした。彼の力強い言葉があったからこそ、チェルアルコの壮大な物語がビシッと締められたと思っています。 『クリス』作中で最も強大で重要なキャラだと思いますが、その設定に反して軽快な口調だったり、時には小学生みたいな駄々をこねたりと、そのギャップが特に面白いと感じました。 『ルドヴィカ』攻略対象に引けを取らない濃厚なキャラクターでした。彼女の「迷いながら選び取っていく人間を、弱いとは言わないわ」という、作品の構造を象徴しているようなセリフがとても好きです。 『モナカ』やはり主人公の軸がしっかりしていたからこそ、とても面白い物語になったんだと思います。迷いながらも常に前向きで、ひたむきに行動していくモナカちゃんにずっと感情移入しながら応援していました。 @ネタバレ終了 あと、制作者の立場として他に参考になった部分は、文字のウィンドウがやや縦長になっている部分です。ちょうど良いバランスで文章が改行されていくので、とても読みやすかったです(文章が横長の構成になると、どうしても目線の移動が多くなり疲れやすくなるんですよね⋯⋯。短い作品ならともかく、これは8時間の長編なので、この目に優しい構造は素晴らしいと感じました)。 非常に長くなりました⋯⋯。とにかくいろんな事を語らずにはいられない、濃厚な異世界ファンタジーでした。本当に、本当に充実した読書を体験させて頂きました。素敵な作品をありがとうございました!
  • テニスのポンチ様
    テニスのポンチ様
    等身大の青春ライフ! 高校生の心境や思考を追体験してる感じがとても新鮮。 気まずい状態の打開の仕方とか、苦手な人の避け方とか、悩みながら選択していく心情がリアルに感じられます。 @ネタバレ開始 「テニス」も「ポンチ」も、しょっぱなの掴みのネタ以上の物ではないのですが、些細な出来事であだ名が決まってしまう学生生活っぽくて逆にリアルに感じました(笑) @ネタバレ終了 思わぬ選択肢でゲームオーバーになって「そこで縁切れるかー!?」ってズッコけるシーンもありました。でも女子より男子の方が繊細なのかもしれませんねえ。 自分は単細胞な鈍感男子だったので(今もですが)、そういう繊細さがちょっとくらい欲しかった(笑) ん〜!面白かったです!
  • ショートケーキ
    ショートケーキ
    コメント欄が開放されたと聞いて。 ショートケーキなのに、甘くも酸っぱくも苦くも感じるお話でした。 こうして思い出が刻まれていって、ふとした時によみがえるんだろうなぁ……と思いながら読ませて頂きました。 短いお話の中にほどよい想いが詰められた作品、ありがとうございます。
  • テニスのポンチ様
    テニスのポンチ様
    「ごいはま」 しゃ、喋ったー٩( ‘ω’ )و 画面やメニューがとても見やすく、爽やかな2人(+他1人)の可愛らしい会話があまりにも自然に、スッと入ってきて驚きました。 @ネタバレ開始 
おっπ感想文ウキウキで選んで即バッド行きだったのは内緒です_:(´ཀ`」 ∠): 手がぶつかる時のSEがもう(*´꒳`*) ポンチ様達も勿論大好きなのですが、途中で出てくるお邪魔っ子がツボにハマってたまりませんでした。 「絶対邪魔してくるんだろうなぁ」 「ほら(歓喜)」 運良く流れ星に遭遇したら、あの子のスピンオフを三回願わせて下さい。 @ネタバレ終了 素敵な作品で楽しませていただき、ありがとうございました!
  • ショートケーキ
    ショートケーキ
    以前にプレイして好きだなぁ…と思った作品で、 感想欄が開いたのでここぞとばかりに書きました! たったの3分程で心に切なさを残してくれるのが素敵…。 これだけ短くシンプルにまとめたシナリオですが、 BGMも含めて作品の世界観に引き込まれました。 プレイ後の余韻も良く雰囲気作りが素晴らしかったです。
  • てんがいちかく
    てんがいちかく
    すごく面白かった。それしか言えない。語彙力が無くなってしまうほど面白かったです。台詞の一つ一つが素晴らしい。 周回するごとに疑問は増え、最後に全ての点が線になる。話の運びが上手くて夢中で読み進めました。 @ネタバレ開始 出会うごとに立場を変えて話すので、『とりあえずヤバい奴なのは分かった』と思っていたんですが……あぁっ献身が過ぎる……切ない。 @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました!
  • フィルム・ラプンツェル
    フィルム・ラプンツェル
    ずっと楽しみにしていて、ついにプレイさせていただきました! 期待値がかなり高かったのですが、そんなものはあっさり吹き飛ばす内容。恐れ入りました! 超美麗グラフィックに魅了され、タイトル画面や選択肢、効果音・BGMなどなど細かいところまで「素晴らしい」が詰まってる! それに暗~い主人公が良いんですよねぇ。ある意味振り切っているのにそうでないトコとか、その思考・行動の色々が絶妙でかなりツボでした。 感じ方、見え方は人によってかなり変わりそうですかね。私は普通なら幸せに思えそうな場面でさえ、素直にそう思えない感覚がつきまとっていました。重く苦しく、心をゴリゴリされる感じだったり。 @ネタバレ開始 最後が難しく再プレイやバックログなどを試しながら考えていたのですが、明確にはならず。それでも色々考えたことを書いてみます。的外れだったりするでしょうが、温かい目で見てやってください(;´Д`) 結局全てが映画だったのではないかとも考えたのですが、人生を映画に見立てた現実ってのが私の解釈です。 フィルムというはストーリー全てであり祭里くんの記憶で、ずっと彼の視点で進んでいた(いましたよね?)のも、このあたりの意味もあったんじゃないかなと。 章のタイトルの「そして、映画クルーは消えた」というのは祭里くんの最後もしくは間際で、長生きすれば22世紀もそれなりに近いかなと。 データ破損が伊織くんの登場直前ってのがまた。忘れたかったか、思い出せなくなったのか。それに天音ちゃんも最後の最後まで顔が見えないのがニクイ。この辺りから最後のシーンはあの世で再開した会話ではなく、きっと何度も行ってきた夢や精神世界での会話なのかな~と。 意味不明かもしれないことを長々と書きましたが、ガッツリ堪能したことだけが伝わればそれでよし! 素晴らしい作品をありがとうございました(*´ω`*)
  • 一恋
    一恋
    説明文通り、本当に1人5分で読み終わりました!そして『運命の恋は、一瞬で始まる――』確かに!5分もせずに、出会った瞬間にもうきゅんきゅんしてしまいました! キャラの名前のセンスにも笑ってしまいました。 こんなに物語短いのにイラストは綺麗だし(やっぱり絵が描けるって良いな…)、差分がいっぱいあるし、フリーで良いのかと思ってしまいました! 時間ないけど、きゅんとしたいの!って方、日々多忙で乙女心を忘れかけているそこのあなた!そんな時は【一恋】がオススメですよ!!!
  • 私の執事ジェラルド
    私の執事ジェラルド
    ジェラルドさんもナタリアさんも、二人共かわいらしくて頬がゆるみっぱなしでした~! 優しくあたたかい雰囲気のお話に、心温まりました(´∀`*) お二人の幸せな未来を見れて良かったです…!! 選択によっては、立場上切ない結末もあって…それもまたほろ苦くて、心動かされました! @ネタバレ開始 ナタリアさんの結婚のお話が出た時に、いつもの冷静さを保ち切れず、事務的になってしまう所も、一人称が変わっちゃうところも、意地悪の理由もすごく萌えました~~!(*´ω`*) @ネタバレ終了 素敵なお話をありがとうございました!!
  • 片恋スターマイン
    片恋スターマイン
    憧れの先輩、年下の幼馴染との「片恋」を描いたひと夏の物語。僕は2時間半ほどでフルコンプ出来ました。温かい気持ちになれる素晴らしい作品だったと思います。 @ネタバレ開始 本作品は大きく分けて紫季先輩ルートと翔ルートに分かれていて、2つのルートで全く異なる展開を楽しめます。が、どちらも、「自分が望むものを求める」から「相手の幸せを願う」へと考えがシフトし、その後ハッピーエンドに至る、という展開は同じです。この点が、個人的には特に素晴らしいと感じました。 なお、前作「憧れの先輩と推理クイズで以心伝心しちゃうかもしれない。」を今回改めてプレイしたのですが、この時のハッピーエンドでも「相手のために」の大切さが語られているように感じます。恋愛における大切なこと、人生における大切なことを、作品全体で見せてくれたように感じられて、今回この三部作が大好きになりました。相手のことを思って頑張る彼らの姿は眩しくて、心が浄化されるような思いです……! なお、主要3人のキャラクターはみな大変魅力的でした。幼馴染という関係性が好きで、かつ「隣の家の幼馴染に素直になれないのでラインする。」をプレイ済みである僕は、当初翔を応援していました。が、紫季先輩も素敵な人ですね……! 先輩の過去を知った後は、孤独に頑張り続けてきたであろう彼が愛しく思えて仕方がなかったです。 なお、桃耶も魅力的な女性だと思いました。不器用ながらも一生懸命頑張り続ける人って、素敵ですよね……。なお、ビッキー耳をつけた姿は反則だと思います。これ、いわゆる奇跡的相性(マリアージュ)というやつですよね? もうひとつ素晴らしいと思った点は、作品全体としてのバランスの良さです。本作品は、けっこう生々しいもの、痛々しいものも提示されますし、ENDによってはこちらまで苦しくなる展開になります。もちろん、それはそれでなかなか味わい深くもあったのですが……(END3、END5が特に印象的でした)。癒しの部分がなければ、正直つらくなっていただろうと思います(笑) その点、本作品は2つのハッピーエンドがとことんハッピーに仕上がっていたので、救われる思いがしました。フルコンプ後は、ただただ「この作品、やって良かったなあ……!」と思えました。 他にも述べておきたいと思うのは、文章についてです。個人的には、五感について描写することで感情を表現するのがお上手だと感じました。例えば、靴擦れの「痛み」の描写、翔がはねられたシーンでの暑さ、音の描写等です。中でも特に秀逸だと思ったのは、紫季先輩と手をつなぐシーンです。桃耶がドキドキしていることが分かるだけでなく、先輩の色気も感じられる、素晴らしい描写だと思いました。 以下、それぞれのルートについても感想を述べさせて頂きます。 翔ルート 先にクリアしたのがこちらでした。いきなりメタっぽい発言をしてしまって恐縮なんですが、いち読者としては「どんな展開を経て翔と結ばれるんだろう?」という点に興味がありました。と言いますのも、冒頭の桃耶の様子を見ていると、翔の入りこめる余地があまりなさそうに思えたので……。分岐ものとして見事に成立している本作品ですが、その部分には苦労もあったのでは、なんて思いました。 しかし、そんな少し冷めた目で見ていられたのも途中まででした。翔が記憶喪失になってからは、桃耶と共に、翔の一挙一動に振り回されてしまいました(笑) 個人的には、今の翔も本質的には変わらないことが描かれていること、そして「過去の翔も、今の翔も好き」という結論に一度至り、その後で記憶が戻るという展開が大変好みでした。2人が幸せになるEND4は、すでに何度も見させて頂きました。翔、本当に良かったなあ……(涙) 紫季先輩ルート 翔にかなり感情移入していた分、当初は謎の罪悪感を覚えながら読んでいました(笑) しかし、読み進めているうちに紫季先輩のこともどんどん好きになっていきました。物語としては、こちらの方が好きかもしれません。 中盤までで言いますと、紫季先輩の過去の描写が特に良かったです。ここらへんで、紫季先輩にも幸せになってほしいと願うようになりました。期間限定の恋人になった後は、桃耶とともに「なんとか先輩の両親を説得できないのかな?」なんて思っていたのですが……。それだけに、母上登場のシーンは衝撃的でした。「ここから先輩と結ばれるためには、梅子さんみたいに駆け落ちするしかないんじゃないか?」なんてことまで考えていたのですが……(笑) 伏線を回収しつつハッピーエンドに至るEND1は、ただただ感動しました。素敵なイベントスチルがたくさん登場する本作品ですが、END1で出てくる最後のイラストが1番印象に残っています。 @ネタバレ終了 いずれの要素も高レベルである本作品ですが、個人的には、「相手のために」と考える大切さを一貫して描いている点が特に素晴らしいと感じました。素敵な作品をありがとうございました。
  • 温泉彼氏 リメイク版
    温泉彼氏 リメイク版
    全ENDクリアしました。とても面白かったです! シナリオの面白さはもちろんのこと、システムや演出など総合的に完成度が高く、ニヤリとする仕掛けもあって夢中で遊べる作品でした! @ネタバレ開始 最初は、え、なぜ温泉の精が現実に……?と謎だったのですが、ENDを重ねるにつれ明らかになっていく真相! そしておまけエピソードで見事にこれまでの伏線が回収されて、きれいにまとめられたストーリー。 最後の最後、タイトル画面で思わず目からナトリウムくんが出てしまう感動まで味わえて、素晴らしい作品でした。 いずみちゃんをはじめどのキャラクターも好きですが、特に課長が好きです。 とくにおまけエピソードでの意外な一面にぐっときました(笑) @ネタバレ終了 HADAKAはたしかに多めですがまさしく健全乙女ゲームでした! 楽しい時間を過ごせました。ありがとうございます!