ホラー・オカルト
8324 のレビュー-
トンネル31END数多めなので気長にやってきたいと思います! とりあえず俺なら一緒に探しには行かないかな笑
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変な意味怖楽しかった!
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華に伏す配信にてプレイさせていただきました。 柔らかい色彩から生み出されるキャラクターが魅力的でそこに作中での会話も加わるとさらにみんないいキャラをしてるなぁとニヤニヤしてしまいました。 @ネタバレ開始 ローブの選択肢でBAD→正規エンドを2本回収→残りのBADを時系列順で回収と進行させていただきましたが、短い物語の中にも充分考察の余地がたっぷり入っているストーリーが良かったです。 実質これは他の死体と同じく遺体遺棄というか、埋められようとしていたのでは!?と穏やかじゃない状態からのスタート。 最初、主人公が記憶喪失という事で実は『神父=依頼人』は正しくても『神父=昔からの付き合いがある』の方は間違っていて実は黒幕側なのでは?等疑ってみたり捜査の時は二人行動が原則である刑事が単独って怪しいのでは?等、疑おうと思えばいくらでも怪しい要素があり。 ただ、警察手帳の件と監禁部屋で子供と対面した場面でそれぞれこの二人について職業は偽っていないだろうと思えたので一旦疑いの方は下げつつ。 正規エンド自体には割とあっさりいけた事と、深く考えなければ短時間で楽しめる探索ゲームだなぁ…で終われましたがバッドエンドを含め集まった情報を整理すると実はこれって結構名状しがたい何かの案件というか、深淵を覗いてしまったのではないか?と気づいてしまうところが考察好きとしてはたまりませんでした。 @ネタバレ終了 ここからは、ゲーム本編から得られる情報から想定した私の推理ですが @ネタバレ開始 恐らく、主人公は顔に違和感がある事や誘拐された人と同じ共通点を持っている事から儀式の成功体かそれに近い何かであり、最初に回収できるバッドエンドを見るに「時間切れ」発言から神父も黒幕側というか、少なくとも関係者ではあろうこと。 魔法陣の部屋にいた人間ではないモノと会話をする際に鈴のような音は聞こえても神父の話声が聞こえてこなかったのは部屋の中にいた双方にしか通じない言語で会話をしていた為。 (恐らくそれが鈴のような音として聞こえていた?) 刑事は素直に捜査にきた善良な公務員として(発砲するのはどうよ?はさておき)完全にシロ。 はるさん…は、恐らく神のような存在でありエンドによっては儀式の結果生み出された主人公への台詞から主人公も人工的に生み出された神のような存在なのかなと。 こういった主人公の一人称視点で進行するゲームの場合、主人公の姿が出てこないのはよくある事ですがそれを上手く利用したというべきか…本編中に姿が判明しないので記憶喪失前後で見た目が変わっている等確認する手段がない。 ただ、文章として出てきた情報から今の容姿は…という部分から『つまり、今ではない時があり…?以前の姿は別の物だった?』と匂わせている事。 バッドエンドの際に言われるまだ影響を受けやすい・定着していない等から生まれたての命というか、まだ安定期に入ってないモノなのは恐らく確定と見ていいのかなと。 しかし、書斎調査の感じから土着信仰の部分ではあくまで豊穣の神についての記載があったとの事なのでその神がはるさんとして何故失踪事件を起こした集団は新たな神を生み出さなければならなかったのか? 謎も残るところですね……。 @ネタバレ終了 プレイ後の興奮のままに感想を述べさせていただいた為、所々読みにくい文となっていたら申し訳ありません。 面白い作品をありがとうございました。
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意味がわかると怖い30秒怪談結構本格的で面白かったです!
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出口のない世界でただホラーってだけじゃなくてしっかりとしたテーマがあり、考えさせられもする作品でとても良かったです!良作をありがとうございました
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白と黒と、あの彼女は -The Colour Out of Space-ずっと気になっていてやっとプレイできました~~! 読んでいる途中で、 @ネタバレ開始 おそらく正常な人の目から彼女を見たら…という感じだったら嬉しいな!癖にくるな!と思いながら読み進め、夕暮れの校舎後の演出に元気が出ました。ありがとうございます。 主人公に一目惚れした彼女が主人公の世界に対する認知機能を書き換えた純愛モノかな!?(?)と思ったのですが、さすがに私の妄想でした!! 隕石…! すごい色をした石が落ちてたら私も拾ってしまうかも…とぞっとする終わりでした。 @ネタバレ終了 さくっと読めていいおやつを食べた気持ちになりました。 素敵な作品をありがとうございました!
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漆黒映画館 -black Cinema-すっごく面白かったです! 30秒怪談も好きですが今作は演出もお話しも素晴らしく大好きです! 私も改めて創作活動頑張ろうと思える作品でした有難う御座います!!
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トナリノこ…怖かったです…。 @ネタバレ開始 隣人さんの奇行に恐怖を感じる主人公にも、主人公の無自覚な騒音に頭を抱える隣人さんにも共感出来て、とても深みを感じる物語でした。 こちらの作品をプレイした事で、暑い時は怖い目に合わないようにエアコンを付けて、夜はご近所の迷惑にならないように静かに過ごそうと改めて思えました。 @ネタバレ終了 大事な教訓を学べて、終わった後もじくじくと心の震えが続くホラーゲームでした…!
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Snow Girl凄く胸が締め付けられるストーリーでした。 ご主人を一途に慕うユキちゃんと、ユキちゃんに自分の存在を認めてもらえた主人公の幸せだけど何処か不穏な日々がとても印象に残りました。 @ネタバレ開始 ユキちゃんは本当にアンドロイドだったのか、という謎が生まれるラストにも引き込まれました。 腐敗していく彼女を『Snow Girl』という言葉で表現した作者様のセンスが素晴らしいです。 @ネタバレ終了
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トナリノトナリに住む人の事を考えたことがあるか…… ふと、自分の生活に当てはめて思ってしまう作品でした。 @ネタバレ開始 美桜さんも悪気は全くなかったようなので、無自覚の迷惑というのはとてもやっかいだなと思いました。 迷惑だと伝えるのも、後々問題になりそうで伝えにくいですし…… 隣人トラブルは現実社会でもあるので、このように発生しているのかもと思いました。 タイトルの『トナリノ』も、井澤さんの事を指しつつ、美桜さんの事も言っているのかな?と思いました。 @ネタバレ終了 ゾッとする作品、ありがとうございます。
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襖の迷宮ストーリーが気になりプレイしてみました!!!! @ネタバレ開始 「大学生8人が肝試し」という設定に興味を持ちました!!! エンディングはTrue→Bad→Normalの順にたどり着きました!!!! Normalかと思って選択したらまさかのTrue!!! しかしNormalを見て納得いたしました!!! Normalエンドはみらいちゃんのメモが無ければ一生グルグルしていました笑!!! 自分で書いたメモがひどすぎたのでかなり助かりました!!!! 廃墟に出てくる化け物たちも全て怖かったです!!! 特に内蔵に仮面がついてあるやつが絶妙に気持ち悪くて最高でした!!! あの一枚絵はゾッとしました!!!! ストーリーも楽しめました!!!! まず何よりキャラクターの個性が良い!!! 推しキャラが根倉だったのでいきなり驚きました!!! 1人ずつ減っていく中で「次は誰だ!」とドキドキしながら遊べました!! この迷宮ができた背景も知ることができてよかったです!!! 小夜ちゃん凄ぇな!!!!! お話と脱出の両方をとても楽しめました!!!!! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!!!!!
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変な意味怖センスの塊のような作品で、印象的すぎるシーンばかりです。 テンポよく進んでいく話に、怖がらせられ、油断させられ、驚かされてが、怒涛の連続で続きます。 何と言ってもイラストの絵柄が醸し出す怪しい雰囲気がたまりません。 どのキャラも個性的すぎて、癖になります。画面やキャラの動きが本当にすごいです。 @ネタバレ開始 初ノ話は、特にお店のおばちゃんの存在感がすごくて、あえてお菓子ばっかり選んでレジに持って行ってしまいます。 にノ話では、障子から覗く目や女将に追いかけられるなど、迫力あるシーンの連続です。結末で「趣味」にかけた言葉になるのがすごくうまくて感心するばかりでした。 終ノ話では再びねね子ちゃんが登場してテンションが上がりました。おつかいだと思っていたら、予想外の展開になり、ママの変貌はトラウマものでした。 黒い家を手前にしてバックにエンドロールが流れるのは本当にカッコいい演出でした。 おまけ要素やキャラ解説まで全部隅々まで楽しむことができました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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漆黒映画館 -black Cinema-まるで映画館でレイトショーを見ているような気分になれるゲームでした! 不思議で、時に恐ろしいお話しをオムニバス形式で見る&聴く事が出来て楽しかったです。 最初の画面で、一番興味を惹かれたタイトルから再生できるのもいいですね…!作者様の細やかな心遣いを感じる設計が有難かったです✨ 上映作品の中で特に印象に残ったのは「未来が見える鏡」という物語でした。 @ネタバレ開始 『今行動すれば未来が変わる』、という希望を感じるストーリーに励まされました! @ネタバレ終了
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落とし屋・麒麟 ~薫酒~始め方は「声をかける」。お洒落ですね。名も知らぬ男とムードたっぷりのバーで飲む話。 @ネタバレ開始 …とはいっても前作をやっている身としては彼の正体を知っていますので、あきらかに何かを企む主人公に「なんて命知らずな…」と思ってしまいますね…! そして流石、余裕の亥角さん。今作もやっぱり話し方や間の取り方がすごく!!いい!!! 話しているだけなのにゾクゾクしてくる表現が圧巻です。「喜んで」とか言っちゃうの?笑顔が!破壊力~!! …落ちましたね。 最後はきちんとホラー。言わんこっちゃない。 その後出現した「一緒に飲む」とお触りタイムには驚愕しました。いいんですかこんなご褒美!?しっかり7ヵ所触らせていただきました! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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チャットSMD 2前作に続き、プレイさせていただきました! 怖い話のクオリティはもちろん、解説までつけていただいてて、 とても楽しく、そして悍ましくプレイさせていただきました……! 前作はやったほうがさらに楽しめるかと思いますが、やらなくても楽しめます! @ネタバレ開始 メリーさんのお話だけ、どこからつながっているかがわからず……! 障害のある男の子だったのでしょうか……? だとしたら世界線が違う……!?それもそれで彼は死から逃れられない悲しい性……! ちゃんと理解できなくてめっちゃくちゃ悔しいです、アプデまでに頭を柔らかくせねば! @ネタバレ終了 アップデート予定とのことで、とてつもなく楽しみです! 前作が面白すぎて、アプデ待ちきれずプレイさせていただきました! ありがとうございました!
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妄想狂ザナトリウム感想が遅くなりましたが、配信にてプレイさせていただきました。 妄想や幻覚を引き起こすウィルス、精神病院を舞台にしたホラーという時点で面白そうだなと思いつつサンプルとして出ているサムネを見る限り可愛い女の子のスチルも多めで割と軽いノリなホラー作品かな?と思いましたが一番右のスチルを確認し、これは期待できると改めて確信を持った上でプレイさせていただきました。 キャラクターの魅力やストーリー構成、とある分岐点から立ち上がる事になる主人公や結末等、スピリアの流行している状況やその中で生きる人々という世界観の作り込みに関して言えば間違いなくかなりの良作です。 1箇所、人によっては厳しいグロ描写があるとは思ったのでそれさえ大丈夫そうなら色んな方にプレイしていただきたいと思いました。 @ネタバレ開始 ゲーム開始時点で、不穏な夢のような景色とそこから目覚めると妹と共にバスに乗ってこれから入院する精神病院へ移動中という導入。 主人公の病状に関する説明もあり、窓の外に化物を見つけた際は思わずドキリとしましたが主人公は幻覚を見るという前提に妹からは見えていない様子である事からこれがスピリアの症状なのか…とわかりやすい描写だったと思います。 後はぶっとんだ格好をした院長等いきなり個性的な登場人物が出たり等ありましたが、基本は幼馴染であるリザと触れ合いながら「リザを死なせない為に毎日面白い事をする」というノルマをこなす病院が舞台である事を除けばある種の日常物かな?と微笑ましく見守っておりました。 「前半の3つの選択肢ではルート分岐は発生しません」とあったので、心理テストのような質問に関しては直感的に答えつつ不穏な夢の描写等気になる部分はありましたが、あくまで主人公が病にかかっているという点を考慮すれば無関係とは言えずともまだ…平穏なパートが続いて欲しいしそうであって欲しい、とは。 しかし、明確に就寝前の時点から不穏な要素を思わせ入院何日目の表記で赤文字が使用された4日目、序盤に妄想と現実の見極め方法は明言されていましたが確かにその通り主人公はリザに触れた事がないという認めたくない事実を突きつけられ。 回想シーンに入る事で今までリザの取っていた行動が現実で再会していたリザの動きをなぞった物であると明確にわかる場面に直面した際には思わず声にならない悲鳴があがりました。 それに、スピリアが本当はどんな症状を引き起こすウィルスなのか。 ただの妄想や幻覚症状等を引き起こしやがて自然治癒するのを待つしかない物ならどれだけ良かった事か…。 今までたまに目撃していた化物はスピリア末期患者の姿であり、主人公は進行こそ遅いもののいつかはあのようになってしまう事。 モネちゃんと二人で怯えながら暮らしていたけれど、これ以上負担をかけたくないと家を出た結果リザと再会しやっと想いが通じたと思ったのにその幸せは長く続かなかった事。 何度もフラッシュバックするリザちゃんの死の間際のシーン。 ゲーム開始時点の夢はこれを指していたのか…と、他の夢で見ていた場面がそのまま過去の記憶と合致する事から余程のトラウマになっていたんだろうな…と悲しくなった事。 モネちゃんからしてみれば、残された家族である兄を失いたくない気持ちから催眠術を使用し強引に主人公の記憶を操作したというのも仕方がなかったでしょう。 恋人を失った事はショックでも、まだ妹がいるのだから主人公ももう少しだけ生きる方向に舵を切って欲しかったとも思えます。 そして、全てを思い出した上で迫られる選択肢。 エンドとしては全回収したのですが、長文になる関係上正規ルートを選択した場合について書かせていただきます。 現状、スピリアを治療する事はできずとも実は途中までワクチンの研究が進んでいた事や危険ではあれど必要な材料や機材があれば研究は可能である事。 リザの意思を汲むのなら、生きる為にここは立ち向かわなければならない場面だろうと気合を入れて都心部へ乗り込み。 極力的に見つからないように行きたくとも、立地上それが難しい状況やその中でも目的の部屋へ到達し入口を封鎖するならサバイバルホラーとしての描写が楽しめました。 そして、これだけ建物内に化物がいれば…何故、目的の部屋には化物が全くいないと思い込んでいたのか? と言わんばかりの展開や窓からの脱出に化物に襲われ選択を迫られる場面とハラハラしっぱなしで全く退屈させず、私は某漫画の台詞から「敵に許しを請う位なら右肩をくれてやれとな!」ならぬ、自分の腕を諦める選択で無事に生還しました。 一応、バッドから先に回収予定だったので本能的に正解を選んだという理由で後程バッドも見ましたが…これはなかなかえげつない終わりでしたね…。 結果的に主人公は右肩の付け根位まで腕を失う事になりましたが、生きるという事は何かしら代償を払わなければならない事。 今の状態だからこそ求められる代償が異常とも言えますが、結果的にリザの願いは叶い廃病院にいた不完全抗体の患者が助かった事を思えば安くはないけれど主人公がようやく現実に立ち向かい成果を得た結果なのだとも言えると思いました。 小さい頃、ヒーローに憧れ剣道を始め、やがて現実を知り惰性になりつつも続けていた事が誰かの助けになったのなら。 少年の患者にとって、間違いなく主人公は紛れもなくヒーローになれたんだ…と感慨深いものがあります。 最後はみんなでお祝いのパーティーをしつつ、これで事態も好転をすると安堵した中… 唐突に出てきた、違和感に対する選択肢。 今は選ぼうとしても駄目なようなので、無視する一択の結果無事にBESTエンドへ。 ラストで聞こえたリザの声は幻聴等ではなく、死後もずっとそばで見守っていた彼女の声が届いた奇跡と思いたい…そう思いました。 そしてスタッフロールが終われば、主人公のスピリアが治った事で消滅したはずのゲルニが突然現れ『別ルートを見る為のスイッチを切り替える』 そんな選択肢を迫られるまさかの展開へ…。 これを切り替える事で先程の違和感に対する選択肢で選べなかった方が選択可能になるとはわかりましたが、何でしょう…何となく、嫌な予感がするのは。 @ネタバレ終了 ここからはCRAZYとTRUTHのエンドについて、となりますが クリア後のおまけと言いつつ本番はここからだと思いましたね…。 @ネタバレ開始 違和感の正体はこのパーティーの前にあったラッキースケベと言えるモネちゃんのお着換えスチルだったなんて誰が予想できたでしょうか? 所謂、激闘を乗り越えたプレイヤーへのご褒美を含めた何か程度だろうと思っていたら確かにあるはずのあれがない…。 そして、ここからいけるどちらのエンドでも結局のところもはや伏線が高度というか哲学というべきか確定情報が存在していないに等しいという事実を再認識する。 この点がとても大きかったです。 プレイヤーが見ているのはスピリア患者である主人公の見た世界でしかなく、主人公がスピリア患者である以上そこにある物がどこまで現実であり『妄想・幻覚・記憶障害』といった要素を抜いた事実として扱えるのか? 主人公はスピリア患者である、その前提で進行していた為それでもその中でこれは恐らく現実だろうと思える情報を取捨選択していましたが『まず、主人公の持つ妄想や幻覚を見極める方法が合っている保証すらない』と判明した際、もう何も信用できる前提がないという絶望感。 ゲーム開始時の怪我をした少女が実はリザでなくモネちゃんだったという事。 …これは、確かに服装をちゃんと確認すれば気づけたという点で言われてみれば…となりました。 リザの最期が何度もフラッシュバックするという部分含め勝手にリザの最期に対する記憶と勘違いをしていました。 だったら、今隣にいる妹は誰だ…? 今まで、そこにいる人物に幻覚のテクスチャを被せた場合はリザと別の患者を間違えたように触れればわかるでしょう。 貫通するのなら、法則が適応されるなら存在しないという事になり。 触れても変わる様子がないならそれは本当に妹であるはず。 だけど、モネちゃんは触れれば実体があり姿も変わる様子がない。 それでも記憶が正しければすでに死んでいるはずで…? 時系列を整理するなら ・スピリアの感染爆発、主人公とモネは二人で生きる事に ・主人公を庇ってモネは死亡 ・主人公はその事実を受け入れられず『書置きを残して家出をした』と記憶を改竄した ・リザとのやりとりはそのままの事実 ・後に助けてくれた「お兄ちゃん」と呼んでくれた誰かを妹と思い込み今に至る といったところかと思いますが、この場合も妹を名乗る誰かの正体はわからず。 今までのように触れても姿がそのままで、他の人とも会話をしている辺り存在そのものは恐らくしているはず。 ここから推測するに、主人公は一見するとリザが死んだ事実を受け入れたくない為に妄想の中に生きていた。 一番受け入れたくないのはリザの死だった。 と今までずっと思っていたのですが、モネちゃんも亡くなっていた場合解釈がまた変わりそうで。 モネちゃんの姿をした誰かの幻覚が解除されず、おまけでしか明かされない真相である以上主人公にとって本当に忘れてしまいたかったのは妹の死だった。 それを、同じく忘れてしまいたい程辛い記憶であってもより隠したい本当の真実(妹の死)を隠す様に、二重底にしてリザの死を忘れたいという事で隠していた。 これなら、リザを失った主人公が自殺をしようとした際に何故妹を残して?という部分も説明はつきました。 記憶としては忘れた事にしていても、どこかでもう本物の妹もいない自分は一人である事を理解していたから…と。 隠しにおいて、より平和なのは全てを知る必要はないとある種の思考放棄をするTRUTHなのでしょうが、ここでこの真実が誰にとっての真実なのか? 全ての情報をあるべき姿とし、全てを知ってこその真実ではないのか? だけど、このエンドで言われる真実は『主人公にとっての都合の良い』真実であろう事。 一般的にTRUTHと言われるエンドはどんなに過酷な事だとしてもその世界の真相を全て明るみにし、主人公やその関係者も無事と言い難い結末である物が多い中で『誰かにとっての真実』という意味合いでエンド名にする。 この発想はあまり見ないという点でなかなか興味深いといえる物でした。 何が本物かわからない世界における真実とは何か? そして、一番の伏線というか大仕掛けと言えるのはおまけルートを見た後のタイトル画面でしょう。 当初、タイトル画面にはモネちゃんとリザがナース服を着て座っておりその後ろでゲルニが爆笑をしている構図でした。 しかし、おまけルートの後にタイトル画面を見るとさっきまで二人のいた場所には二体の化物がおりゲルニの姿はない。 正直、これはやられた!!と思いました。 特に疑いもなく初期のタイトル画面を受け入れておりましたが本編を考えれば二人がナース服を着ている事そのものがまずありえない。 そして、妄想…スピリアの象徴であるゲルニが存在しているという事は『このタイトル画面はプレイヤーが見ている妄想である』という意味を持ち。 おまけルートを見た事で、妄想を通さずに見た結果元々タイトル画面はこのような状態だったと知る。 思えばBESTの時点で主人公はスピリアが治っているので、スタッフロールの後に話しかけてきたゲルニは主人公でなくプレイヤーが見ているスピリアの象徴であり主人公の見たい妄想へ導く役割をしていたにすぎなかった。 スピリア患者の主人公の視界を通してプレイしていると思えば、実はプレイヤーもまたスピリア患者だったという盛大なオチ。 これには完敗です。ゲームの世界観や何が真相か?を考えるだけでなく実はプレイヤーすら…という仕掛けまで最初から仕込まれている、これは間違いなくホラーゲームです。 遊んでしまった時点でプレイヤーもスピリアに感染してしまう。 作中では空気感染という事でしたが、こういったゲームをプレイする事で感染者を増やすという一種の遊びを入れるのは個人的にとても好きです。 なので、その意味も込め「色んな方にプレイしていただきたいと思いました」という一文を誰にでも見える所に明記させていただきました。 余談ながら、まだ真相が判明する前に登場人物の名前に法則性があると予想をし リザ→絵画の描写含め「モナリザ」から ゲルニ→ゲルニカ モネ→クロード・モネ ルイ→ジャック=ルイ・ダヴィッド アンリ→アンリ・ルソー 妄想の象徴であるゲルニや生前の描写はあっても主な出番が主人公の妄想であるリザはある意味創造の産物といえる絵画の名前から。 主人公や妹、アンリ院長は画家の名前であり創造・生み出す側である事。つまり人間サイドである。 といった予想をしていたのですが、ラストの妹とは……で全てが崩壊しました。 @ネタバレ終了 ただグロテスクな表現があるとか、妄想や幻覚症状を持つ主人公が精神的に追い詰める描写があるといった安易なホラーでなく最後までカラクリの読めない世界観の構成と全てのエンドを回収した時の衝撃までたっぷり楽しめる名作でした。 ホラーという言葉にも多種多様なテーマがある事、という本来の定義を満たしておりあえて何系ホラーと表現すべきか?は難しいのですが遊んで絶対に損はないと言える作品です。 素敵な作品をありがとうございました。
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落とし屋・麒麟 ~薫酒~続編とのことでプレイしてみました!!!! @ネタバレ開始 約1年ぶりの再会でしたが亥角はやはりカッコいい!!! イケオジだぁあああ!!!!!ステキ!!!!! 呪いもサラっと祓っててカッコよかったです!!! オマケも楽しませていただきました!!!! 7か所すべて触りました!!!!よっしゃ!!! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!!!!!
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華に伏す軽快に進められる探索風ゲームでした! 場の雰囲気や現状と違って、キャラ達の会話がぽんぽん進んで楽しかったですw かなり場慣れしてそうな雰囲気でしたが、こんな状況に場慣れしたくない!と思いましたw 楽しい作品をありがとうございます!
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白と黒と、あの彼女は -The Colour Out of Space-ストーリーが気になりプレイしてみました!!!! @ネタバレ開始 白黒二値の視界、想像以上に怖いと思ってしまいました!!! そう思わせる文章や演出が凄ぇ!!!!! 主人公が徐々に壊れていくのが怖ぁ・・・ 急にフルカラー彼女が出てきたときのワクワク感が凄かったです!!! エンドロール後のお話でゾッとしました!!! タイトル画面の変化を見て「おぉ・・・」!!! コズミックホラーを読む経験がほとんどなかったのですが、この独特な世界観はクセになりますね!! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!!!!!
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ウミガメのスープに劇薬をウミガメのスープを題材にしたホラーノベル。 @ネタバレ開始 「yes」か「no」か「分からない」でしか答えが返ってこない中、手探りで真相を求めていく過程がとてもハラハラするものでした。 場所が病院であること、そして記憶を失っていることなどが出てくるあたりで、一気に急展開となり、興奮しました。 @ネタバレ終了 面白い作品をありがとうございました。