heart

search

SF・ファンタジー

8141 のレビュー
  • かなりあは唄わず
    かなりあは唄わず
    挑戦的な作品だと思います。 同時に、この世界観を描けることに羨望も感じました。 デジタルな媒体だからこそできる動く絵本に、 語られる実在の童話も、アナログチックな立ち絵も、 またキラキラと動く演出もたくみにマッチしています。 子供が見たら「悲しいお話」で終わるような物語でも、 大人が見るといろいろ考えさせてしまうような、 とにかく巧い作品だと思いました。 こんなに夜明けが恐ろしいものだなんて。 私が抱いた印象はこうでした。 夜にしか生きられない生き物だって居て、 こんなにも夜が明けないことを望んでいた人たちもいたのだなと。 ゆがんだ笑顔がすごく印象的で、 ああなんというか、感想があふれてうまく言葉にできないです。 キーパーにとってきっとかなりあたちは大切で、逆もまたしかりで、 でもキーパーはそれ以上に抱えられていない重みがあって…… 是非プレイしてほしい作品です。 人によって受け止め方が違うと思います。 私は、気持ちがあふれてしまいました。【セチル】
  • メンヘラ赤ずきんと過保護なオオカミ
    メンヘラ赤ずきんと過保護なオオカミ
    可愛らしいタッチの絵に惹かれてプレイをはじめました。 いきなりネタをぶっこんできたかと思えば選択肢によっては酷い結末を迎えてびっくりした短編でした。ハッピーエンドで癒やされましょう・・・ フェス用の方で投稿してなかったことに気づきましたので再度コメント失礼いたします。【リオン】
  • 拝啓アリア・ユグドリオン様
    拝啓アリア・ユグドリオン様
    1枚の手紙を読んでいくお話。5分ほどで読了できました。手紙の内容以外は、何も描写がありません。背景画像も出なければ、音楽もない。しかし、余計なものを全てそぎおとしたからこその味わい深さがあるように思いました。 受け取った側は、どんな気持ちでこの手紙を読むのでしょうか……。「アリア・ユグドリオン」という人物のことを何も知らない僕は、色々と想像してしまいます。しかしそれは、この手紙の書き手であるエルフも一緒なんですよね。エルフは様々な感情を持ちながらこの手紙を書いたのだろうな、なんてことも想像しました。想像の余地が多々ある素敵な作品をありがとうございました。
  • 魔女は空を飛べない
    魔女は空を飛べない
    あらすじを拝見してお話の全容が知りたくなり、プレイさせて頂きました。ふたりの少女が出逢い、それぞれ葛藤しながら成長していくような、そんなストーリーです。こう書くと王道のようにも思えますけれども、その心理描写やお話の運び方はとても秀逸だなと感じました。お互いに判らない文化の多いふたりでも、テキストが詳しく教えてくれていたので、固有の設定も非常に判りやすかったと思います。ルチカちゃんからしたら我々の世界の方がお伽話なんですよね…何だか価値観の違いというものを改めて考えました。 クライマックスからエンディング後の展開まで目頭が熱かったです…とても…! ハンナちゃんの不安やルチカちゃんの焦りが手に取るように伝わって来て、いつの間にか彼女たちのハッピーエンドを強く願っていました。
  • あの教室で見た夢、それを見た夢。
    あの教室で見た夢、それを見た夢。
    もし、ネタバレございましたら、申し訳ございません。 幸せな夢の話、とでも言えばいいのでしょうか。 作中のトマトジュースも、もしや絡んでるのか? ……っていうのは深読みのしすぎでしょうか。笑 何はともあれ、個人的には意外性があって面白かったです! 登場人物のやりとりも良かったです! ありがとうございました。
  • 泣けない兎
    泣けない兎
    美麗なグラフィックにキャラクターに対する誠実さを感じられるシナリオなど、とにかく全体的に丁寧に作られた印象を思わせる作品でした。 恐らくエンディングには関係しないのだろう選択肢も沢山ありましたが、こちらを見ていくことで初めて知れるような情報もあって選択肢回収が楽しかったです。笛クン(相手は人じゃないけど)人タラシだあ……。あとトイレで笑いました。 バッドエンドだけどBADEND3は色々と優しさが感じられて好きになっちゃいますね。 シーラ様はいわゆる民間信仰の方の神様だったのだろうけど、時系列上、そちらを人間が捨てた後に、恐らく院長先生達が信仰しているだろう創唱宗教の方の神様などが台頭してきたのでしょうか。それとも創唱宗教の台頭による唯一神信仰化の中で、まるで悪魔のように扱われるようになったとかだったりするのでしょうか……。そもそも神様を信じていないという笛くんでは踏み込まなそうな話題ですが、この場にいたのが院長先生など別宗教の人間だった場合どうなっていたのか少し気になったりなどしてしまいました。 閑話休題。最初はどことなくスレているような印象を覚えてしまった笛クンですが、物語を進めていく中で、その優しさや誠実さに触れられて好感を持てる流れになっているのが、きっと多くの神様や精霊達もプレイヤーと同じような流れで笛クンの印象を変えていったんだろうなあ、と思えてニコニコします。 でもやっぱりセツカちゃんとの問答がいちばん人たらし~! 主人公! という感じで好きです。メンタルがイケメン。
  • 超朝が弱い僕を起こしてください
    超朝が弱い僕を起こしてください
    シンプルにプレイがしやすいという印象でした。 キャラの多さゆえにルート分岐大変そうだなぁと感じていたのですが、選択できるシステムなので非常にやりやすかったです。 個人的にはまゆちゃんが好き。 毎朝一人を選ぶという遊び方もあるかも、とても楽しめました。
  • ANIMALPIA
    ANIMALPIA
    画面構成がお洒落でキャラクターも可愛く、独自の世界観に魅かれました。 各エンドを迎えた時は「ゲームを終えた」というよりも「最後の頁を開いた」という感覚で、 ダークな絵本や童話を読んでいるような気分になりました。 END2のルノの笑顔は勿論、 END3の変化していくハロの表情がとても良かったです!! 彼らの生きてきた背景や世界観や人間模様をもっと見てみたいなあと思いました。 ありがとうございました!
  • 致死量の**
    致死量の**
    グラフィックが大変素晴らしい作品。全部で10分たらずでプレイできました。青をはじめとした色使いが素晴らしいです。僕はテロップ無し→ありの順でプレイしましたが、結果的にそれでよかったと思います。終わり方が異なるのは良い演出だと思いました。 加えて僕が興味抱いたのは、タイトルですね。「致死量の**」とは何を意味するのか。作中でははっきり明言されておりません。ここからは完全に僕の考えですが、「**」とは、作中にも出てきた言語化しがたい感情を指すのかもな、と思いました。そうなるとこのタイトルは、テロップ無し版のラストがどうしてああいう終わり方だったのかを示すヒントになっているのかな、なんて思ったり……。 いずれにせよ、さまざまな考察も可能な素敵な作品だったとおもいます。ありがとうございました。
  • 臨界天のアズラーイール
    臨界天のアズラーイール
    読了させていただきました、ネタバレしてしまうのであまり言えませんがシナリオ面や演出ビジュアル共に本当に合っていてハイクオリティな作品だと思いました。 とても感動的で泣けましたし面白かったです、ありがとうございました!
  • 惑星ホテル
    惑星ホテル
    とっても面白かったです。
  • かなりあは唄わず
    かなりあは唄わず
    夜の世界で生きているカナリアのウナ・ドゥオ・トリアたちの物語。15分程度で読了しました。基本的には画面のイラストをクリックして表示されるセリフを読みつつ、左下にある矢印で次のページに進んでいく構成になってます。まさに、動く絵本を読んでいるような感覚でした。 キラキラとした感じの世界観なので、最初は穏やかに進んでいくのかなと思いましたが、ドゥオに異変が起きてから、どんどん不穏な方向に流れていきます。多くが語られるわけではありませんので、いろいろな考察ができそうな内容だと思いました。美しさと同時に、言葉にできない物悲しい余韻を残してくれる不思議な作品でした。
  • 荒野の復讐者
    荒野の復讐者
    日が昇るアニメーションにアコースティックギターと渋い歌声のBGMで構成されるタイトル画面が、とても気持ちを高揚させてくれました。 アニメーションが多用されているのでゲームで遊んでいるというより映像作品を観ている気分でした。 西部劇というレトロな要素とSFという近未来な要素がうまく調和していて良かったです。 お互い自分の目的のために一緒に行動することになったルーシーとリンゴですが、何だかんだ言っていいコンビだなあと思いました。 最後にリンゴが助けに来てくれたシーンは胸が熱くなりました。 2人のフロンティア精神でこれからも道を切り拓いていってくれたらいいなと思います。 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 雨の天秤 God and Close associate
    雨の天秤 God and Close associate
    神様と側近の日常を垣間見るというお話。全部で10分ほどで読了できました。やり取りはかわいらしくて、微笑ましいですね。一方で、イラストの力もあってか、神々しさも感じることができ、雰囲気が大変良かったです。変に色々な設定を書こうとせず、二人が遊んでいる様子を描くことに徹底したところが本作の魅力なのだと感じました。読後感が良く、おすすめです。ごちそうさまでした。
  • お師匠さまは弟子くんと
    お師匠さまは弟子くんと
    キャラデザとイラストが、か~わいい! お師匠さまと弟子くんの押して押されてな関係がとにかく可愛かったです。 ほのぼのドタバタ日常感ある雰囲気なので、終始ライトな気分で楽しめました。 どうしても可愛いという言葉しか出てこないのですが、や~によによしてしまいますね。ました。へへ。
  • サリエンシー
    サリエンシー
    穏やかで優しい空気感だけれど何か強い引力で頭がぼうっとなるような、ちくちくと心を刺すような雰囲気で“moonstruck”という言葉がぴったり当てはまる作品だと思いました。 淡々としていながらも心情の機微がよく描かれている文体が、読んでいてとても心にすとんと落ちてくる感じがしました。 「サリエンシー」をはじめとする物語のバックグラウンドの描写はほのめかす程度ですが、むしろこのくらいぼんやりしている方がこの作品には合っているのではないかと思います。 月を眺めながらあれこれ考察したいと思える作品でした。 素敵なゲームをありがとうございました!
  • 雨の天秤 God and Close associate
    雨の天秤 God and Close associate
    しんとした空間で、神様と側近が遊ぶだけのお話。 とても神秘的で美しいゲームでした。 二人も本来のお仕事があるのでしょうが、それを忘れて楽しそうにしているような感じで… とても優しいゲームに感じました。
  • 臨界天のアズラーイール
    臨界天のアズラーイール
    「臨界天のアズラーイール」   久しぶりに泣いてしまった。心がすっかり洗われるゲームだった。
  • 瞼の裏、いつかの通過点
    瞼の裏、いつかの通過点
    とても素敵なテーマの作品だなあと思いました。 そのテーマの全容を掴めるのが割と終盤で、そこまでは状況すら曖昧なままに流され流される形で進んで行くので(主人公自身も現状を把握できていないので決してプレイヤーのみが置き去りという訳ではないのですが)どことなく物語への入りにくさがあったのですが、そのぶん、それらの正体について理解ができた時にはスッキリしました。 説明不足の眼鏡の人、あの背景に立った瞬間に「あっ」てなりました(笑)。その場所に立たれて初めてデザインの「らしさ」に気付く……! ゲームタイトルも、なるほどそういう意味だったんだなあ、と最後に線になって繋がるような美しさがあって素敵です。 プレイ後、はたして自分の場合は何だろう、とゆったり思い出に思考を沈めたくなる物語でした。
  • 荒野の復讐者
    荒野の復讐者
    エンディングはトゥルーとバッド(死亡)を見ました。 タイトルからしてアニメーションする、3Dで魅せる背景が見事!! ただしちょっと背景がハードボイルドすぎるというか、モブキャラが絵柄違っとるがなっていうのが気になったポイントです。 二回目のガンアクションでどこを狙えばいいのかわからずにゲームオーバーを迎えたので、そのあたりヒントが欲しかったかもしれません(額の真ん中を貫いてやる!とかセリフを入れるとか) 比較的短めの作品ですが、意外な犯人や、リンゴの飄々とした性格など、楽しい見どころの多い作品でした。