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63460 のレビュー-
METORY上質濃厚なヒューマンドラマの傑作でした。ドラマか映画を観ているような感覚で進む、物語へ引き込む力が強い大変面白い作品です。三者三様の人間ドラマに一気に引き込まれました。 視点が切り替わることで各キャラから見た現状や想いなどが細部まで分かり、物語にまたとない深みをもたらしていました。 サッと立ち絵を表示するタイプの画面構成ではできない圧倒的な情景描写が素晴らしい、シナリオも心に刺さる素敵な作品です。 @ネタバレ開始 一馬くんのトラウマは常軌を逸しているレベルで酷くて、そのトラウマを克服した辺りで涙腺ユルユル族筆頭の私は既に泣いていました。 一馬君に迫るシオリさんに対してブチギレた咲さんが格好良すぎて惚れました……こういう女の子は超絶好みです。正すべきときに正せると言うか、守るべき時に守れると言うか。 咲さんはクラスでカースト一位的なトップにいるタイプの子だよね?みたいな安直なイメージが一転して、なんだこの激カッコイイカワイイ子はー!!と咲さんに落ちました。 三人が迷い込んでしまった場所がどういう場所なのかなどが明かされて、いざ現実世界に戻るとなった時の大人組の会話がとてもよかったです。 特に父! 最後の最後で父! 最後の最後で我が子のために自分がいかなる犠牲を払おうとも構わないという意志に、道中からのダメ父っぷりから見直しました。 最後に一言―――恋だって気づくのに時間がかかりすぎてしまったね……うん……今後どうなるか分かりませんが、どうなるのかが楽しみです。 いつか彼の心を射止めるのか……それとも……と、恋する乙女を応援したい気持ちもありますが一度盛大にやらかしているので、とりあえず和解できるといいな!と思っています! @ネタバレ終了 とてもとても面白い作品でした。 個人的に大変ドストライクな作品で、最初から最後まで楽しく遊ばせていただきました。 とても素敵な作品をありがとうございました!!
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短編奇話ホラーが大の苦手で、ホラーゲームに挑もうとする脳からの命令がバグではないかと思う今日この頃……またも怖い短編に手を出してしまいました……。 @ネタバレ開始 鏡の物語の開始にいきなり全画面が目だった瞬間「帰ります!!」となりました……。 他の話に比べてこの「鏡-マジックミラー-」だけは最後の終わり方が不穏で、最後にインターホンを鳴らしたのが本当に管理人なのか、それとも……という恐ろしさがありました。 もしかして盗撮していた犯人が来たのでは……などとホラー思考すぎるでしょうか(笑) 懐中電灯とフリーゲームは鏡ほど怖くなく、特にフリーゲームはちょっとクスリと笑ってしまいました。 もちろん、あの展開ならきっちりクリアしますとも! @ネタバレ終了 サクッとお手軽に読めて、ちょっと怖い短編集を堪能させていだきました。 ありがとうございました!
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Losers' Heaven (旧)とてもユニークで個性的なキャラクターたちが楽しい、とても雰囲気のある作品でした。独特の世界観が光っていて、どんどん読み進めたくなるパワーのある作品です。 とにかくキャラクターが個性派ぞろいで面白いです。 選択肢も多めですが基本的には共通ルートへ戻るので、安心して選ぶことができました。 私のプレイでは何度周回してもレイン・ディアさんを保護して砂漠を横断中に必ずバグが発生して完全停止してしまい、最後までプレイできないことが惜しまれました。 素敵な物語だったので、最後まで読みたかったです。 ありがとうございました!
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在庫がなくなる前にとてもシンプルで奥深いゲームでした。運ゲー要素が強いので何度も洞窟の入り口に引き戻されましたが、周回を重ねて装備品などを少しずつ充実させてなんとかクリアできました。 洞窟に入り浸りすぎて、気分は歴戦の冒険者です。 基本的には脳筋でひたすらに殴打していました(笑) 回復アイテムがなくなってしまうと、その後の連続戦闘で大体ゲームオーバーになって振出しに戻っていたので、回復アイテムを拾えた時は思わず心の中でガッツポーズしていました。 麻痺や毒などの状態異常は治す手段が限られているので、かなりシビアでした。 ムカデ類が出てくるだけで「毒だけはやめてくれ!」と祈るような気持ちでした…。 また倒れた!と思いながらも、システムがシンプルなので頑張って周回できるという……絶妙なバランスの素敵なゲームでした。 ありがとうございました!
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隣の窓の君たちへこの後はどうなったんですか!?と気になるところで物語が終わっているので、続編があればお読みしたい作品です。 クトゥルフ系はハマると抜け出せない楽しさがありますが、日常の中にある日突然流れ込んでくるところに面白さと恐ろしさが隠れていました。 真実の一部は分かったけれど……この後、妹さんはどうなったの……!ここから先に何が起きるの……! というところで終わっているので、続きが気になります。 妹さんの書かれる物語の中身もとても気になるので、読んでみたいなぁと思いました。 扱っている題材が題材だけに、ここから先がどうなるのか気になる作品でした。 ありがとうございました!
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人形のコエを聞いた日人形の女の子を笑わせるだけのゲーム……ではありますが、何か色々と奥深い設定がありそうで、それらも気になる物語でした。クマゴロウのどこかちょっとイッちゃってるような、どこか別の世界を見ていそうな表情がとてもいいです。ツボです。 選択肢の「酒だ酒だ!」がどうしても気になって真っ先に選んでしまいました(笑) エンディング2種類はどちらも女の子の笑顔がとてもかわいくて、ほっこりしました。 どのシーンも女の子が可愛い、とても素敵なゲームをありがとうございました!
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ネコたちと!ネコ展を見に行った時からネコもかわいいなーと思ったので、意気揚々とプレイしました。そして瞬殺。撃沈。猫とのコミュニケーションはとても難しい…! 初見ではきなこちゃんが特にお気に入りでしたが、マメちゃんたちもかわいくて、最終的には「みんなかわいい」になりました。 コトラちゃんとか初めは食事の好みすら分からなかったので食べてもらえない時もありましたが、少しずつどんな子か分かるようになってくるとお世話するのもどんどん楽しくなりました。我が家にはマグロが常時あるぞーという気持ちでお世話するようになったり! 特に難しく感じたマメちゃんは初めから「警戒心強めなのかな?」と思って頑張って刺激しないように接していましたが、選んだ選択肢は「そっちが間違いでした」というようなことが多々あって、絶対に仲良くなるぞー!!と燃えました。 と、燃えても個別ルートに入るまでかなりの周回を重ねる形に……ネコとの夢の生活は一朝一夕では迎えられない(笑) 初めのきなこちゃんたち以外にも、後から出てくるネコちゃんたちもとてもかわいかったです! 一匹ずつ個性を知って少しずつ仲良くなっていけるのがリアルで、頑張ってコミュニケーションを取り続けてよかったです! 素敵なゲームをありがとうございました!
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逢魔時の家路(リメイク版)この逢魔時にしか見られぬ切なさを噛み締めるために、再度プレイしました。 一番初めにプレイしたときに抱いていた気持ちがまだ残っている状態ではありますが、やはりとても切ない物語でした。 @ネタバレ開始 夕陽の時刻ともなれば、仕事や学業を終えて家路へ早足で歩く人たちがおり、父や母のいるあたたかな家へ向けて走っていく子どもたちがおり、早く家に帰らねばと自転車に夕飯の食材を乗せて急いでいる人がおり……と、一日の終わりへと向かって誰もが自分の帰るべき場所を目指す時間。 そんな時間に、もう二度とそちら側へは帰れない2人がいる。 世界の片隅、その小さな小さな環の中で、2人は多くの人が家路を目指すのを眺めているだけ……。 その世界との乖離した距離、2人の環の中でしか流れぬ時間、すべての時間が夜の帳へ向けて凪いでいく刹那に交わされた想いと言葉に、やはりとても切なく悲しい気持ちになりました。 既に一度プレイ済みなので2人がどういう関係で、どういう状況なのかは分かっているにもかかわらず、それでも胸に迫るもどかしさがありました。 本当なら2人とも、この道を笑顔で歩きながらそれぞれの家路に向かって「じゃあまた明日」と手を振って別れるであろうはずなのに、それがもう永遠にないなんて……と。 物語の中では語られなかった余白の部分に思いを馳せると、本当にやり切れないです。 @ネタバレ終了 とても力を入れたと当時語っておられたイラストも、やはり何度見ても美しく繊細で心に響きます。 とても素敵な作品を、ありがとうございました!!
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迷子のアレスくん
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こたつでごろごろ。ほのぼのまったり、彼と彼女のお話。 と思いきや、それだけではないような雰囲気が……? @ネタバレ開始 冬には冬の良いところがあるのだから、他の季節を羨ましいなんて言わずに戻ってきて精霊さん! と思ってしまう内容でした。 冬さんにも思うところがいろいろあるのでしょうね……。 八重さん以外にも、叶さんが守っている巫女がいるのかなとか、叶さんってもしかして桜の精霊……などなど、気になります! @ネタバレ終了 漫画楽しみにしています♪
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陰の盗人ゴジツダンの後日談はないでしょうか~~~~~ みんないい子で可愛くてふわふわな気持ちになりました~
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つちのこ滞納している家賃支払いのため、賞金のかかった「つちのこ」を探しに行くお話です。 まず「つちのこ」が題材な時点で、これは何やら一捻りありそう?という予感がひしひし。 その予想通り「つちのこ」の存在のように怪しげで、シュールなタッチの面白いお話でした。 @ネタバレ開始 一周目でトゥルーエンドに辿り着くことができたのですが、 真実を知ってそういうことか!と上手いオチに膝を打ちました。 一見関係なさそうなアイテムが重要だったり、 細かな小ネタがあったり、遊び心満載な所も面白かったです。 ただ二週目以降バッドエンド回収し始めたのですが、これが難しい…! 特にエンド4と5は難しかったですね。 トゥルーエンド攻略よりもだいぶ難航しました。 私の場合クリアまで一時間くらいかかったかと思います…。 つちのこを見つけるよりもハードなED攻略でした・笑。 @ネタバレ終了 散りばめられた伏線回収と結び方が上手く、 どのエンドにも面白味があり楽しかったです。 また個性あふれる独特の世界観が、他にはない魅力を放っていると感じました。 作者さまのアイデア力に脱帽です。 独創性に富んだとても楽しい作品でした。ありがとうございました!
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シラユキ探偵とクロネコ助手 アイドルオーディション殺人事件可愛らしいタイトル画面、アイドル、可愛く魅力的なキャラクター(寧子ちゃん推しです)…だけど不穏な影が揺らめいていて……最後まで読んで概要欄にある通り、ゆるこわミステリーでした! 初回プレイで犯人を無事に当てられました!やったー! プレイヤーも一緒に推理ができるよう、状況説明や伏線が明確に提示してありとても楽しむことが出来ました。 @ネタバレ開始 そしておまけシナリオ(真相シナリオ?)と雑誌……驚きました。 ゆるこわの「こわ」ってここの所か…と納得です。 探偵役含め登場人物全員、ほの暗い”何か”を抱えているということがわかり、そこにキャラクターの深みがあるなと思いました。 犯人だった獅子神P。どんな想いがあっても殺人は絶対にいけない事ですが、寧子ちゃんからの鉄槌でどんどんキャラ崩壊していく様は何だか愛嬌がありました。 寧子ちゃんを盾にした時から「おい、まずいぞ…!(獅子神Pが)」となり、「その子、可愛いけど空手強いって最初に…あーーっ!!」と心の中で叫んでおりました笑 そして寧子ちゃんの「名探偵体質」。本人はあの愛らしいお姉さんの事もあり、手放したい能力でしょうが、探偵ものにはお約束と言ってもいいほどの能力。これからの彼女の活躍が楽しみです。 今はまだ本人にとって疎ましい能力かもしれませんが、それが今後誰かを救い、彼女自身も救われることを願ってます。 今回の事件がうやむやに闇の中に消えることなく、明かされたように。 沙月さん、実は最初ちょっと怪しいかもと思ってましたが、ナイスアシストをしてくれる頼れる方でした!おっとりした外見とは裏腹に知的な所がステキなお姉さんでした。おまけシナリオで気になっていた所に切り込んでくれて、八木ひかりという人物像が明白になった所は痺れました。 また、キャラクターの着ているジャージに、各々の名前から連想されるモチーフ(黒猫や魚)が描かれていて、細かいなぁと思って見ていました。キャラクターデザインと併せてとても可愛いです…! @ネタバレ終了 事件は無事解決、だけど各々のキャラクターには実は…という背景が、短い時間の中にしっかりと描かれており、満足感のあるミステリーでした。続きも楽しみにしております…!
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各務家〜食卓物語〜ボクの誕生日を多角的な視点からとらえたホームコメディー作品です。ボクは知らないけど、大人のみんなそれぞれに歩んできた人生や悩みやとらえ方の違いがあるわけです。ほんのちょっとのすれ違いや、日々の疲れから、誰も悪くないのにも関わらず、家族関係がギクシャクしてしまう。それはどんな家庭にでも起こりえることです。 そんな各務家に新しい家族の笑楽さんが来たことで新しい風が吹いた。今までかみ合わなかった家族関係の歯車がかみ合い出した。 ハートフルで共感のある素晴らしい作品でした。素敵な家族をありがとうございました。
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終生列車サムネに引き付けられてプレイしました。 開始早々終生ちゃんのかわいさにノックアウト。 やめてくれ終生ちゃん、その衣装は俺に効く。 特にスカートからすらりとのびたおみ足が素晴らしいです。ありがたや~。 なんか終生ちゃんのことしか話してませんが、4編のお話もしっかりとホラーしていて大変満足できました。 UIも細かいところまで凝っていてとってもオシャレ! @ネタバレ開始 個人的には3話目、この世界のクソったれ!が一番印象に残りました。 お話自体もですが、最後の一枚絵が最高にかっこいいです。 これだけでなんか映画のポスターとかに使えそうなクオリティじゃないでしょうか? エンディングは意外にエンド2が好きです。というか自分ならこの選択をするかな~と。ずっと孤独だった終生ちゃんにはこれから二人仲良く笑顔でいてほしいですね。 @ネタバレ終了 そんなわけで終生ちゃんのファンアートを描かせていただきました。 ヘタレなのでおみ足は描けませんでした。無念。 次回作も楽しみにお待ちしております!
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御臨終特別編タイトル通りです。おじいさんの最期が特別過ぎました。 めでたしめでたしがここまでピッタリくる作品があったでしょうか。 残された家族の気持ちを思うと胸が張り裂けんばかりです……。 @ネタバレ開始 もう色々とカオスすぎて……。言いたい事の全てはタグに書いてあって笑った。 @ネタバレ終了 最高の文才の無駄遣いを見せて頂き、ありがとうございました!
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コンピューターおばあちゃんいやらしいお話が聞けるときいて……!! コンピューターおばあちゃんがある意味で大活躍する短編。タイトル画面にある『好きッ!』のボタンからもう好き。 @ネタバレ開始 しわがれたおばあちゃんの声でロリロリエロ○が再生されているのかと思ったら、笑いが止まりませんでした。とどめと言わんばかりの噴射に心はノックアウト。 @ネタバレ終了 最高にぶっ飛んだ作品をありがとうございました!
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残業深夜 -ザンギョウシンヤ-深夜残業をしていた主人公を襲う数々の恐怖を描いた実写ホラーノベル。全エンド見させて頂きました。どうして私はこれを0時過ぎてからやろうと思ったのか後悔でいっぱいです……。面白かったけどめちゃくちゃ怖かったぁぁぁぁぁ!!!! 実写で怖さ増し増し。 向かいのビルから手を振る男やスマホの震動など細やかな演出が素晴らしく、背景画像も豊富で丁寧に作られた作品でした。周回プレイしやすいシステムになっていて、エンド集めもすいすいできて良かったです。 @ネタバレ開始 男女の悲鳴にかなりビビりました。山口さんもずっとにっこにこで怖かったです……。トイレからゆっくりと出てくるお方も無理ぃぃぃぃとこちらの方が白目むきそうでした。 @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました!
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彼女は彼女の糸を切るプレイ時間15分とのことですが、ボイスあり+立ち絵が動く!+個性が光るUI+エンディングムービーありと、とても気合いが入った作品だと思いました! 本を読みすすめていくようなデザインが可愛く、しかも絵が動くので魔法の本みたい!とワクワクしちゃいました。 さて、内容ですが僕と彼女の甘々な物語……ではないものの、お互いを信頼し、大切に思う感じが伝わってきて、読んでいて心地よかったです。 あえて歩数を合わせず、先を行く彼女の姿が眩しくて 自分にもあんな存在が居れば人生違ったかもしれないな、なんて少し思いました。 ラストも素敵な終わり方で、良い読後感です。 タイトルで曲が流れる演出がとても良く、しばらーく曲を聞きながら余韻に浸ってました! 素敵な作品をありがとうございました。
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DELFLORIA「恋」「好き」といった強い情動が排除された国が舞台のSFラブコメです。圧巻のストーリー展開と、綿密な世界観設定、激アツのアクションシーンに惹き込まれました。シナリオ担当様の技量が非常に高く、主人公の心情描写とその成長が丁寧に描かれていて共感できました。 以前より「恋」のない世界でどのようにラブコメをするのか非常に気になっていましたが、その設定を活かしつつ、感情を基軸にシナリオが展開されていて見事だと思いました。パートナーシップ制度はとても面白い設定だと感じました。 @ネタバレ開始 私の予想ですが、希空さんはheartsの一員で主人公と対峙する激アツ展開が来ると予想しています。 @ネタバレ終了 グラフィックがとても美しくドキッとするシチュエーションがいっぱいで、どのキャラクターも愛らしく魅力あふれています。ニンフェさんには主人公のもとでこれからも幸せになってほしい…!! 世界観設定が好きな方、激アツな戦闘描写が好きな方、新鮮で刺激的なラブコメを求める方、みんなにプレイしてほしい作品です!! 素敵な体験をありがとうございます。