コメント一覧
63699 のレビュー-
暗がりビオトープ199X年のゲームセンターを舞台にした、そっと心に沁み込む暖かいお話。 まるで自分も「ラック」の常連になれたような不思議な感覚がありました。 作者さんの「ヤドカリ」をプレイさせて頂いたときも思ったのですが 文章が本当に読みやすく、情景が目に浮かぶようです。 BGMの選択も素晴らしいです! 全体的な雰囲気が徹底されています。 シルエットの雰囲気や吹き出しでのテキスト表示、UIデザインもとてもお洒落です。 TIPもあわせ読みごたえ抜群で、物語に入り込みました。 子どもの頃、親戚の集まりで度々ゲーセンに行って、 みんなでメダルゲームをしたことを思い出しました。 なんだか自分の思い出話も語りたくなるような、ノスタルジックで素敵なお話でした。 @ネタバレ開始 ゲームセンターをきっかけに、 ユーキくんがどんどん成長していく姿がとても感慨深かったです。 サクラバさん、ミホさんに抱いていた感情も、一言では言い表せない とても人間らしい気持ちだなと感じました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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天使の飼い殺しドット絵と文字演出の巧みさがすごすぎます。 どうやって作られているのか全く分かりません……! 最初の、根源をマウスで操作できるところから驚きました。 短いお話ながら一冊の絵本を読み終わったような充実感があります。 まさしくすごいものを見た……という感覚です。 素敵な体験をありがとうございました。
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エソラノコト独特のくすんだ色合いの画面に惹かれてプレイいたしました。 まず洗練されたUIを見てとても素敵だなと思ったのですが、お話が始まるとその演出の素晴らしさにすぐ引き込まれていきました。 少しずつ変わる天気の変化の美しい表現に魅せられ、明るくかわいらしいけど、少し影のあるエソラちゃんとの他愛のない会話にほのぼのし、そしてラストの展開には胸がいっぱいに・・・。 始終しっとりとした天気の効果音が続いて静かな印象だったので、最後にオリジナル曲が入るのは不意打ちというか、涙腺にきました。エンディングのアニメーションの完成度も高く、曲があまりに良いので、ずっとお話に浸っていたいなとエンディングをリピートして聴いていました。 隅々まで作者様のこだわりが感じられる、とてもいい作品でした。この作品を世に出してくださってありがとうございます!
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リードマインドとにかくカッコいい!! 勝負師たちの戦いと近未来感が合わさって、スマートでクールな世界観でした。 様々なルールでのカードゲームの流れにワクワクしました。 が、私がへっぽこすぎてミハエルくんが カッコいい中負ける流れを3回くらいやらかしました……(笑) ストーリーもどんどん続きの気になる内容で、 ビターで前向きな〆の一文には「ああ」と声が出てしまいました。 終盤のタイトル回収がカッコいい! キャラクターデザインも格好良く、またキャラ付けも魅力的で 作品に入り込んで心理戦を楽しむことができました。 ムービーのクオリティも素敵で、 BGMが軽快でカッコよくとても印象に残ったので個別に聴けるのも素敵でした! ぜひヘブンズ・ロワイヤルもプレイしたいです! 素敵な作品をありがとうございました!
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ORANGE PEELキャラクターのお名前の可愛さに惹かれ、プレイしました。 キャラクターデザインがとにかく素晴らしいです!! イベントスチルもクオリティが高く、豊富で見ていてとても楽しかったです。 章区切りで読みやすく、サクサク読み進めることができました。 チャプターから飛べるようになっているのが親切で素敵です!! 可愛いキャラデザから繰り出される濃厚な設定、心情描写がとてもツボでした。 @ネタバレ開始 オレンジピールちゃんがグレナさんを「傘の下に入れる」スチルが最高でした。 その前のオレンジピールちゃんとシトラスサイダーさんの親子喧嘩と相まって、 「家族」について色々考えることができました。 外伝の「名前をつけてもらう」場面の魔人さんたちのスチルもたまらなかったです。 みんな幸せになってほしいです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!!
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舌上の動物園もうポンコツなんて言わせない!!閃け私の(たぶんまだ錆びてない)チキンシックスセンス!! 舌に上る言葉たちの中から必要な情報をかき集め、撃ち抜け真実、ここはあなたに託された舌上の動物園!―――というカッコイイ感じの出だしで書きたくなる素敵な作品でした。 推理は苦手ではありませんが得意でもなく…という中途半端な設計ミスのポンコツ仕様の脳で挑みましたが、なんとかトントンと進んでくださり「舌上の動物園・完」とついたエンドが見られたので、きちんと完結したかなと思います。 おそらくノリにノッて「完」が出るまでブルドーザー並みの火力でグイグイプレイしていたので、エンドは全部回収できたかなと。 @ネタバレ開始 動物園の加害者と被害者の関係がなぜ動物同士でなのだろうと思っていましたが、いわゆる真実に当たる部分の話を見て「ああそういうことか!」と納得いたしました。 大変作り込まれた話とシステム、世界観で、これは本当にとても素晴らしい作品だと感じました。 初回プレイ開始時に、檻が出てきて聞き取りを始める前の段階で「ところで、私と貴方(ガイド)ももちろん数に入っていると考えていいんですよね?」とは思って疑ってかかっていたのが功を奏した気がします。 動物というからには私と貴方も入っているだろうという「どこまで猜疑心が強いのこのチキン」状態で挑みました…。 推理がポンコツなので確信はなかったのですが、【】の中に物は試しだの気持ちで「えーい!」と放り込んだら「い、行けたー!!」となりました。 まさかまさかで、ビックリしました。 汚すぎて読み返せない(致命傷)メモを取りつつ整理はしていたのですが、なにせ推理のノウハウはカロリーZEROと同じレベルでキッカリZERO、これはハズレではと思っていましたが、無事にきちんと真実へ辿り着けて本当に良かったです。 皆さんに聞き取りしている時は新米刑事のごとくメモを片手に「ふんふん、それで? なるほど、つまりあなたのアリバイは……」みたいな気持ちでした(笑) ゲームしながらメモを取ってそれぞれの関係性を洗うようなことは初めてで、とても楽しめました。 @ネタバレ終了 グラフィックや演出まで含めてすべてのクオリティが高く、とても素晴らしいゲームでした。 推理系が苦手な人でもいざとなったら総当たり戦という摂理破壊方法で完結まで走れると思うので、一度は自分の推理能力で挑みつつ、もしちょっと無理だと思ったら総当たり戦法をもってしてでも是非最後まで走ってほしいほど素敵な作品でした。 ありがとうございました!
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雨にして人を外れ雨粒のような小さな一滴であろうとも、人は絶対に消えないものを、大切にしたいものを胸の中に重ねて、いつか終わりが来るその日まで人生を歩いていくのだと感じ入る秀逸な作品でした。 また、情報量の遮断という分かりやすい記号以上にモノクロの静かな画面だからこそ伝わってくるものがある、大変素晴らしい作品でした。 画面の色調から「これがキラキラしたハッピーエンドの物語ではないのだな」と瞬時に理解しつつ、その静寂に似た色だけが持つあたたかさに期待してプレイしました。 世界観や設定、白と黒ゆえの立ち絵やスチルの美しさ、OPなどが一本のライン上に立っているような作品全体の格調の高さが素晴らしいと思いました。 @ネタバレ開始 雪乃先輩と再び相合傘をして別れるエンドが個人的に好きです。 いつかこの雨の日の続きがあるかもしれないとお互いに「そうなるといいね」と口では出しながら、おそらく心の中では二人ともその日は来ないと分かっている……今日の雨が上がっても、また次の雨が降るように、これから先も春也くんの人生は続いていく、先輩なしで。 それはとても悲しいことではありますが、人生は出会いと別れを繰り返すもので、先輩に出会えたことそのものを一切忘れてしまったらそれは「無」でしかないけれど、なにか一つでも彼の心の中に残ったのならば、先輩の人生は確かに「ここにあった」ものとして残るのだろうと思いました。 雨粒の一滴のようなものかもしれないけれど、その雨粒が自分の肌に当たった時の冷たさと感触は必ず、自分のどこかが覚えているような。 ただ一つ残った写真が自分にとって大切なものであり続けるように、絶対に消えないものとして残るものを重ねて人は生きていくのだろうと、胸に響きました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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アレジエ豪華絢爛の極致たる華やかな宮廷、権謀術数渦巻く暗躍の宮廷、そのどちらもが楽しめる王族兄妹の傍で付き人として働く主人公ユーリの物語、堪能させていただきました。 ミハイル殿下もアルヴィナ殿下も、どちらの物語も違う良さがあって大満足でした。 @ネタバレ開始 個人的にミハイル殿下のお話がクリーンヒットでした。 アルヴィナさんのお話も大好きなのですが、ミハイル殿下の宮廷内のドロドロした権力争いとユーリさんの献身ぶりが大変好みでした。 マカールさんとユーリさんのダブルタッグで、これからのミハイル殿下の未来も明るいものであったらいいなと思いました。 すぐに激昂してしまったりするところはギャラリーのプロフィールに書かれていた通り、二人が見守ることでこれから精神的にももっともっと成長されていくのではと思いました。 国を背負うものとしての義務感を正面から受け止めようとしているミハイル殿下と、宮廷で贅沢三昧しながらも「お姫様らしいお姫様」として幸せになろうとしていたアルヴィナ殿下の対比が素晴らしいストーリーでした。 アルヴィナ殿下も悪意があったわけではないのが、また心が痛むところでした…。 アルヴィナ殿下のお話は、恋に恋する乙女でもあり、この国で誰よりも祝福され愛され幸せになることを約束された少女の物語として成立しながらも、本当は年相応の心やさしい少女である姿も見られて心がぽかぽかしました。 庶民の生活を知らない、お金の価値を知らないのだから、そこに気を配れというのも確かに無理があるなーと眺めていました。 誰かがきっちり教えてくれていたら、国を背負うとはどういうことであるかをマカールさんのように一からしっかり叩き込んでくださる方がいたら名君女王として君臨しそうだなと思いました。 ユーリさんとの恋はいずれ終わるものだと思うのですが、少女時代の大切な思い出として心に残るのかな、そうならいいなと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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誰も彼女達を殺せない ~Nobody Can Kill Them~タイトル通り「Nobody Can Kill Them」な物語、全4エンド到達しました。 話が細かいところまで作り込まれていたので、物語全体がとてもしっかりしていて面白かったです! エンド到達はヒントがあったのでとても親切でした。 @ネタバレ開始 どの終わり方も良かったですが、個人的にはパフォスさん生存ルートが一番良かったです。 パフォスさんが皆のお姉さんとして牽引していってくれる姿が好きです。 終わり方は少し不穏な気配もしますが、皆が少しでも一緒にいられることを願います。 次点、ウズニツァさん生存エンドが好きです。 いいキャラだなーと思っていたので、最後にわずかな時間ではありますが邂逅を果たせたのは嬉しかったです。 最後の「どういたしまして」は最期の最後に聞く言葉としては極上の価値がある言葉でした。 @ネタバレ終了 魔法なども出てきて、ファンタジー好きとしては胸躍らせながら最後まで読ませていただきました。 素敵な作品をありがとうございました!
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ニャンだこらーシリーズネコであるニャンちゃんの視点で見る日常のアレコレ、ネコだってもちろん色々考えて感じて生きているんだニャ!と感じられる、楽しくちょっとほっこりする物語でした。 初めからを押した直後、大量の文字バフに「!!??」となり、登場人物の情報か!と焦りましたが、覚えられないけれど進めて大丈夫かな?とちょっと不安になりつつも進めたところ…物語の中でそれぞれの子の説明が出てくるので大丈夫でした。 これからプレイされる皆さんも、開始早々の登場人物紹介は全部覚えなくても大丈夫です。 人の視点では気づかなかったり、人だったらそうは思わないだろうな~という、ネコであるニャンさんだからこその視点が面白く、日常のちょっとしたことでもニャンさんたちにはこう見えたりしているのかと感じられて、とても新鮮でした。 語尾が全部「ニャ」と「にゃ」なので、読んでいて癒されましたニャ! 素敵な作品をありがとうございました!
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どえむ担当する漫画家に下半身の局部のモデルをやってほしい(※実際はもっと露骨な言い方)と頼まれた主人公の波多野は、先生の漫画がもっとよくなるのならとOKするが…という、他では絶対に見られないストーリーに、どうなる?どうなる?とワクワクしながら読ませていただきました。 かなりストレートな性的表現が続きますので、苦手な方はちょっと注意です。 主人公の波多野さんのセリフ回しや心の声が面白く、また波多野さんの人生を覗き見ているような一種の背徳感まであり、全体的になめらかなシナリオがとてもお上手だなと感じました。 「仕事のこと以外話せないスイッチ、まだないのか」という波多野さんの心の声が大変面白かったです。 @ネタバレ開始 モデルを続けるよりモデルを続けないほうにトゥルーエンドが用意されているのは驚きましたが、それぞれのトゥルーエンドを見ると納得でした。 波多野さんが新しい自分に目覚めたと言いますか、心の奥底で抱いている自分の欲望を自覚しながらも桜田先生には話さないエンドがとてもいいなぁと目を細めながら見ていました。 まさに、どえむでした。 @ネタバレ終了 モデルを引き受けたことで波多野さんの人生がどう変わるのか、少しずつ変化していく内面や自分自身の欲望と向き合う姿は、ゲームとしての面白さとともにリアルな面白さもある物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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Mad Room No.3シンプルながらもなかなか練り込まれたゲーム性で何度も何度もリトライしました。 お洒落なレイアウトに配色でとても参考になりました。 イケメン変態にミルクを与えられつつ、ひたすら皿をひっくり返すのは楽しかったです。 素晴らしい作品をありがとうございました!
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兄さんとラブホに入った俺!陽太がカッコいい可愛い物語でした。 前半のギャグパートから一気に温度感が変わるシリアスパートに入り、そんな裏側があったとはプレイする前は考えてもいませんでした。 良い意味で裏切られた良い作品だったと思います。 素晴らしい作品をありがとうございました!
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LOOP∞EXCEED気付けば惹き込まれNormalEndを迎えました。 今後はエンドが追加されるようで、恐らく伏線も回収されることになるでしょう。 あれとかこれとか、結局どういうことだったのか非常に気になります! 素晴らしい作品をありがとうございました!
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クトゥルフ神話ADV 生命の秘薬プレイさせて頂きました! TRPG大好きなのでとっても楽しく遊ばさせていただきました〜 ダイスロールのシステムがよくできていて、ほどほどにドキドキするシナリオが大変良かったです 良い作品をありがとうございました!!
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終わりからプレイさせていただきました! 最後まで読んで「あぁ〜!なるほどな」と思う作品で、 短いお話ながらも面白かったです。 良い作品をありがとうございました!
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カエルの話子供の頃、セサミストリートのカーミットのお喋りが楽しみだったんですが、 このゲームでそのことを思い出しました。 だから、この喋り倒すカエルさん、大好きです♪ 背景もシンプルならBGMもとことんシンプル、 キャラクターの動きも、かなりシンプルなのに しゃべり倒されるうちにカーミット同様、 めちゃめちゃ細かく動いているような錯覚を起こしました。 しかも、全然動かないのに めちゃめちゃしゃべりかけてくるようなカエルの表情! ゲーム制作とかゲームそのものに対して 目から鱗が落ちたような感覚です。 素晴らしい! 涙じゃなくて粘液、に吹き出しました。 これほどシンプルなのに、これほどの満足感と充実感を 得られるゲームは初めてです! 素敵な作品を作ってくださり、ありがとうございました! カエルの未来に幸あれ!
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Mad Room No.3変態だけど……イイ! イラストや細部の演出も素晴らしく、雰囲気抜群! 思いっきりのめり込めました! エンド回収は難しかったですが、攻略サイトのおかげで全て見れました。ありがとうございます! 素敵な時間をごちそうさまでした~(*´ω`*)
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雨の袂語りから伝わってくる幼馴染達の優しさが主人公と妹をかえって迷わせてしまっているようで、とても応援したくなります。 「共に成長していき恋心が芽生えるにつれ、純粋な友達とは呼べない関係になってくる」というリアリティも印象的でした。 また、高クオリティなBGMと曲で、おまけを見るまで自作されていると気付かず、さらに人間だと思っていた歌手のお名前を調べたところAIシンガーとのことで、二度大変驚きました。 清涼さを感じるムービーも凄く好きです。 素敵な作品をありがとうございました!
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殺すしか選択肢を与えられなかった異世界転生勇者選択肢が限られる事で、逆に「この選択をしたくない」と葛藤する事ができました。 異世界転生した勇者というと、苦難を乗り越えてハッピーエンドのようなイメージを持っていましたが、この作品ではある種の悲しさや苦しさを感じました……。 それに、終わり方が上手くて「この後どうなってしまうんだろう!?」とハラハラドキドキが続くのが良かったです! @ネタバレ開始 クリア後のエクストラを見て、悲しみが増しました……。 魔物や魔王になってしまった人間の悲しさや、王国民浅ましさが描かれていて、人間ってなんだろうなと考えさせられました。 女神のイリーナさんはドジっ子なのかなーなんて思っていましたが、結局なにがしたかったのでしょう?w @ネタバレ終了 面白い作品をありがとうございます!