コメント一覧
63722 のレビュー-
ひまわりの泪 -You Are a Part of Me.-幼き日の想い出から、冒頭の不穏な場面、それをへて幼馴染との再会と、気になる要素がふんだんにあって物語に惹き込まれました。 @ネタバレ開始 リラさんにドキドキしてるアキラ君が微笑ましかったです! 夏祭りデートでは、「いけー告白だー!」と、勝手にテンション上がっていました。(そんな簡単に告白できないよねーって、さらに微笑ましかったです。でも手を握ったのはとても良かった) そして合宿で楽しい時間をすごしたり、アキラ君がかっこいいところ見せたりして、「あ~ほのぼの幸せ」なんて思っていたところのエマさんピンチ。 幸せ日常シーンですっかり忘れていた冒頭の不穏場面を思い出し、一気に緊張感が出ました。 その後も、ミナさんが襲われたり夜の探索したりバトル展開になったり色んなキャラがでたりと、怒涛の展開が続いて一気に読了しました! 色々と残る伏線や、何度かでてくる天使様?は、リリスの泪に繋がっているのでしょうか? @ネタバレ終了 立ち絵や服装の変化が多く、眼福でした! それに、イベント絵も美しかったです。 個人的にはミナさんが〇〇される絵が、怖さと美しさ両方際立っていて良かったです。 読み応えのある素晴らしい作品、ありがとうございます!
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絶望の螺旋複数画面同時進行のゲームは初プレイでした。 学園の人物達と探偵サイドがどのタイミングで関わっていくのか最初は予想もつきませんでしたが、プレイしていくうちに段々近づいていくシステムと展開が面白かったです! OP(特に二章に入る前の)もカッコ良く、これフリゲ!?と驚くくらいに作りこまれていてハイクオリティなゲームでした。 @ネタバレ開始 千草ちゃんの画面にはすぐ気づいたのですが、白鳥先生と樫山くんを何度も死なせてしまい探偵サイドとなかなか合流できなかったんですが、時間と場所を合わせることでようやく解決することができてとてもやりがいがありました…!睦月さん強い! 三人が和解したシーンはじんわりきました。ハッピーエンドではないけれど希望のある最期を迎えることができて良かったなと思いました! あと細かい部分なんですが白鳥先生が裸になった時に文字で絶妙におっぱいが隠れてたのがエロかったですw @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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【謎解きx脱出!】ありすえすけーぷありすちゃんの制服がかわいい! ポップなデザインだけど、難易度は比較的難しいと感じる脱出ゲームでした。 脱出してからもやり込み要素がたくさんあって、何度も周回して楽しめます。 別サイトではタイムアタックで他のプレイヤーと競うこともできるそうで、遊びの幅がさらに広がりますね。 @ネタバレ開始 おしがまの意味がわからないまま数カ月が過ぎ去ってしまったのですが、最近ようやく理解できたので満を持して遊びに来ました。 初回プレイではびっくりするくらい何もできなかったのですが、時間を気にせずアイテムを確認したりするうちに理科室でひらめきました。一度思いつくとその他の謎も解けるかと思います。アイデアの勝利ですね。これを実現できることがすごい! 一番難しかったのはボイス集めですかね……。何度聞いても癒されるので周回は苦ではなかったのですが、探す順番によってもボイスが変化するのでいろいろ試したりしました。 バスケは運。毎回お守りにバナナ持って行って、お腹がすいたら食べてがんばってもらいました。ありすちゃんの食べ方はお上品でいいですね(目を逸らしつつ)。 ありすちゃん新作の進捗もちょこちょこ拝見したのですが、また新たなシステムの構築に取り組んでおられるようで完成が待ち遠しいです。今後の活動も応援しております。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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探せ!僕の恋愛モノ語何とも、発想が凄すぎました! まさかのエンディングに驚きでした。 最初は『どういう恋愛ストーリー?』と思ってましたが、絶対最後まで読みたくなりますね♪ @ネタバレ開始 真実を知った時は、切なかったですが、雅也君が現状を幸せと思っていたので、HAPPY ENDだと思います。 しかし、こんなにモテモテな男の人は、なかなかいないと思います。 これからも、みんなで幸せに暮らして欲しいです。 それと、雅也くんが異常に掃除させられると思ったら そーゆーことだったんですね(;'∀') @ネタバレ終了 楽しい時間をありがとうございました。
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逢魔時の家路(リメイク版)幼なじみの二人が家に帰るだけの物語です。 確かにそうなのですが...。 こんなに短いストーリーでも、たくさんの愛を表現することが出来るんですね(T_T) @ネタバレ開始 この後、由依奈ちゃんは、どんな気持ちだったんだろう? きっと、那由多君が一緒の世界にいることを知って、2人で成仏できたのかな? 両親の気持ちを考えると切なすぎるけど、那由多君にとっては、由依奈ちゃんが全てだったんですね。 2人の気持ちが幸せになれたらいいですね。 @ネタバレ終了 しんみりだけど、温かい。 素敵な作品をありがとうございました。
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少女の時空皆既日食個人的に絵がすごくツボです!キャラクターデザインもどの子も素敵だなと思いました。 UIの月のマークも凝っていて良い...! @ネタバレ開始 ノーマルのシナリオばかり見ていたのですが、 あきらめずに選択肢を変えながら周回プレイしてなんとかグッドを見ることができました! 3人が仲直り出来て良かったです...!メリーちゃんがみたまさんに会えたところも嬉しかったです。 @ネタバレ終了
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メドゥーサと目を合わせると死ぬゲーム。不穏な空気の漂うタイトル画面のイラスト。そしてストレートなタイトル名。 怖い系? と見せかけて即死ギャグの可能性も……などと考えながらスタートしました。 そして目に飛び込んだのは、散らかっているどころではないお部屋。なのに穏やかな口調トークが始まり、頭の中は「?」でいっぱい。 他の方にも味わって欲しいのであとは伏せますが、素晴らしい作品でした! ぜひその目で確かめてほしい。目を合わせたら死ぬゲームだけど! @ネタバレ開始 どのエンドも良かったですが、ハッピーが特にきました。 何度見ても泣いちゃう( ;∀;) ファンアートは不穏な感じですが、青空の下で手を繋いで散歩。そんな幸せを願って描かせていただきました。 素晴らしい作品をありがとうございました!
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修学旅行 ~性格不安定なまみちゃんと僕の物語~さーて、やっと私も修学旅行に来たぞ! 憧れのマドンナとルンルン修学旅行、楽しんじゃう! 懐かしのピコピコ音と、ドット絵で動くキャラクター、ここからワクワクの始まりです。 もちろん修学旅行の説明から聞いちゃうぜ! 遊び方が丁寧に説明されるのでとっても親切! 写真が撮れるのがすごくいいですね、キャラクターメイクができるので、修学旅行の思い出いっぱい残しちゃいましょう…! せっかくなので、トゥルーエンドは自分で見たいな…と思います。頑張ろう。 @ネタバレ開始 ・キャラクターメイクとっても面白い! 自作のキャラクターに似た感じで作ってしまいました。すごい、パーツいくつあるんだ? ・た、たなか先生…体罰はあかん!! あくのきょうし!! こええ、ドアップになったぞ! ・やったー! まみちゃんはせっかちさんになった!!(てれってー) さっそくエンディングを迎えましたが、まったく修学旅行ではない! まみちゃーん!! ・ちゃんとシャッターチャンスで写真ができる!! すごいすごいっ!! 素敵な一枚をゲット! ・弁当をどんどんもぶおに渡す、イカれたあんちくしょうぷりでカニまるごとどんをゲット〜! たっけー!!(笑)カニはもらってくれないもぶお。 ・大貧民ガチ勢だらけで参っちゃうぜ! 私の地域も大貧民ではなく、大富豪ですよ、まみちゃん! ・しかせんべいを食べるマドンナ! お腹痛くなっても、みよちゃんみたいにモジモジしない、令和のアイドルさ! ・ジエンドオブたなか…なんか微妙にかっこいい。 ・もぶおともぶこは、すっかりできあがってるな。 ・け、けつくせー? い、いえす?? ・どんどんまみちゃんに気に入られてる、でへへ。 ・たなかのテーマソングが流れると、ドキドキするようになっちゃいましたよ。 ・ま、まみちゃんがスケバンに!? しかし、似合ってる…。 ・ひとまず、たなかを撃退した先を見たいので、そこまでカットビング! ついに不良とバトル! しかもしりとりだそうです、システムが面白い…! さっきヒントはもらいましたが、負けました。 かなり時間をかけて勝利!! やったぜ!! しかし好感度が足りてない…。 ・やっと好感度二つまであげましたが、まみちゃん!! まだだめなの!? ・かなり詰まってきたので、エクストラにお邪魔しました。みよちゃんとかちょうだ!! あらあら、もしかしてまみちゃんって…? ・なるほど、最後のシーンちゃんと待ってあげなきゃなんだ。ちっとも気付かず…ムード台無しでしたね。今度はまみちゃんから、伝説の木に誘ってもらえました! 良かった! さいこうエンドの後もたっぷり、まみちゃんと修学旅行を楽しみましたー! ちなみに、なにげに照れちゃうモブ子が可愛くて…そっちかよエンド良かったです! @ネタバレ終了 エンディング後のやりとりで、どこを変えたらいいかちゃんと教えてくれる親切設計アンド、ヒントページありなので詰まないようになっています。ありがたい限り。 高校の修学旅行は沖縄だったので、奈良にも修学旅行に来た気分で、思う存分満喫しました! 前作を遊んでいると、2倍楽しめるようになっています…! 懐かしいお二人に出会えてよかったです。 素敵なゲームをありがとうございます!
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絶望の螺旋斬新な5画面連動システム。チュートリアルでは5画面目を出せないという鈍くさい操作を披露しつつ、ぽちぽちとあれこれクリック。ぐるぐるしすぎてちょっと指が疲れました(笑) @ネタバレ開始 最初に千草さんが何だかやばいことになって、白鳥先生と勇治くんも次々と……。 探偵の2人となかなか合流できないなーと思いながら、白鳥先生と勇治くんが何回も死を繰り返したのは自分のせいですかね……?(犠牲が増えるってことですよね!?) 探偵達も何周学園見学をしたことか。 ぐるぐるループしすぎて実感がありませんでしたが、3人とも、かなり最初の段階で亡くなってたのですね……。 元凶を倒しても、その事実は変わらなかったのが少し切なかったです。 3人が和解出来て、解放されたのが救いですが……。 探偵組はSFっぽい超展開で複雑な事情を抱えているようですが、トキコさんまでサイボーグっぽい見た目になるとは。すごく新しいものを見た気分になりました。 依頼は完了出来たようで良かったです。あの後探偵組はどうするつもりなのか、過去に何があったのか、少しの謎を残しつつも、前向きなエンドだったと思います。 @ネタバレ終了 初めての5画面体験、翻弄されつつも楽しかったです。ありがとうございました。
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相反のイデアリズモ語彙力が足りないのでうまく言い表せませんが…。すごい作品でした!!めちゃめちゃに引き込まれてしまいあっという間に全√回収してしまいました…!!バットエンドが良すぎて刺さりました。 素敵な作品をありがとうございます!! 推しはレフェデ様です!!
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リリスちゃんのいたずラボかわいいリリスちゃんとイタズラ。ちょいと苦戦しましたが、ドット絵のミニゲームとっても楽しかったです! そして動く立ち絵に、ご褒美スチル。ご馳走様です! 素敵な作品をありがとうございました(*´ω`*)
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残業深夜 -ザンギョウシンヤ-実写によるホラー表現がめちゃめちゃ怖かったです…! 沢山エンドを見ていくうちに真相がわかってくるのが面白かったです! 人の笑顔がこんなにも怖く感じるなんて…! @ネタバレ開始 山口さんの印象がエンドを見ていくうちにどんどん変わっていって、トゥルーではとても感動した…! なんであんなに優しくて優秀な先輩がいなくなってしまったんだ! 山口さんは自分の仕事も命も助けてくれた恩人です!格好良い! @ネタバレ終了 ただ怖いだけのホラーでは終わらないストーリーが最高でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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雨夜の山荘で君は惑うサウンドノベルとミステリーを愛する者として、必ずこの謎を解き明かしてみせる。 そう、ばっちゃんの名にかけて。 雨の山荘に集まった人間と、そこで起きる惨劇、この王道ミステリーを前に、御馳走を前にした犬状態で始めました。 ゲームをクリックし、始まるムービーにこれからの展開を思い、キャラクターを見て第一印象から犯人を予想したり、もうこの時点からガッツリ引き込まれました。 ここからは探偵としてのコメントになるため、伏せます。ものすごい量書いてしまいました…。 @ネタバレ開始 電波が届かない圏外、というワードにそれで助けを呼べないのね、と何度も頷く。さらに洪水警報、洋館、一本橋ときたら、ミステリーの舞台の出来上がりです。 友人の二人も、犯人候補なので情報は見逃さぬように目を皿のようにしてシナリオを読みました。 主人公は名前を選べるのもいいですね、せっかくなので自作の推理が得意なキャラの名前にさせていただきました。探偵気分を楽しみます! 細かい館の指定はじっくり読みます。なるべく1発でかっこよく推理を決めたい…! そしてユヅキのハートは俺のもの! ジンはおバカそうですが、なんというか憎めないタイプですね。 ユヅキさん、なかなかセクシーな服着ちゃって! 何かあっても一人でシャワー浴びたらダメだよ! 殺人鬼来ちゃうからね! さて、楽しいひとときも終わり、ユヅキと電話もして、明日からも楽しむぞー! …まぁ、そうはいかないけどね。 早朝に電話で起こされると、なんと支配人が死んでいると。客が殺されるかと思っていましたが、なるほどそうきたか。 って、ジン! なんで私を指名するんだ! うわああ、お約束の橋がダメになったー!! 絶望していると、なんとジンが真面目に話し始めたました。おちゃらけてるけど、やる時はやれる男子らしい。 遺体が発見された現場で検証スタート、ここから一気に本格ミステリーです。推理する場面があるとやはり楽しいですね。 確かにあれは殺人…みんなの背筋が凍ります。正直、全員が固まっているのが一番安全だと思うのだけど、というかこの中の誰かが犯人の可能性があるから、バラバラなのは危ない気がする。 探索を開始して、まずアサノさんはなぜバーにいたかが気になりました。寝室でも部屋でもなく、バー。呼び出された、が一番ありえるかな。 電話線が切れてることからも、内部犯な気がする。アサノさんを殺すだけなら、さっさと逃げたほうがいいし。なるほど、選択肢によっては前の晩に死んでるケースもあるのか…ゾッとします。 確かになんでメグミさんは衣装がないのに気付かなかったんだろう。 でも、壺を盗んだから衣装だってそのまま持ち去ればいいのに。証拠品になってしまう。 起きとったんかワレ(笑) 見回りの時に殺された、でも窓の割れ方から外からではない、うーん謎が深まります。 なんと、主人公でない視点も見せてくれるのですね。それはニクイ! カザマーーーー!!! 割と疑ってたけど、犯人じゃなかったね、ごめん!! ミオリーーーー!!! それは死亡フラグだ! ああそうか、さっきの人物がアサノさん殺しはしてない可能性もあるね。 シノザキさんの言うことも分からないでもない、ユヅキかジンが犯人の可能性も十分あります。 アリバイをお互いに確認しますが、あまり進展なく、ただカザマさんが残した写真により内部犯であることは確定しました。 おっさんは確かに言い方は悪いけど、メグミさんは疑われても仕方ないかと…。 うーん、早くも手詰まりに。浴室がバーと近いのは若干気になりますね。 しかし見取り図を見てひらめいてしまった探偵! 『出た。私の推理が終わってないけど、探偵は謎が全て解けちゃったやつ!!』 怪しいのは、コウモトさんなんだけど…。 えへへ、間違っちゃったー! ゲームオーバーと思ったけど、一応進みましたね。 ここで戻って、犯人指名の手前からスタート、ここ分からないって言うべきかな。でも、あの地図で何か閃いてはいるんですよね。ただ、単独犯かは絞れないんだよな…なのに名指しは一人だけ。 一応、外を調べた人が怪しいとは思っていたので、セトガワさんも指名してみました(ポンコツ探偵め!!) あら、話進んだ…? ん…? これ当ててしまった感じ!? そうか、カザマさんの言ってた違和感はここか! ショーケースが割れていた、確かに言ってない。 ひいいい…セトガワ、あんた薬中かい…。 みんなの連携プレーでなんとかなったと思ったのに、無駄にタフなドランクジャンキーセトガワ、まだ抵抗するよう。しかしジンが食い止めてくれました。しかし、犯罪者とはいえ、人を撃たせてしまったのは…ジン、ごめんね。 悲しい犠牲を出してしまったけど、残された人たちを助けることはできました! エンディングで主人公の初期案が出たり、小ネタを出してくれるのも良かったです…!(クジャク?に笑いました) これがおそらく最短の攻略とは思いますが、犯人を指名できなくても話が進んでいたので、分岐に戻ってみることに。 ジンが疑ってる中にジャンキーセトガワがいませんね。シノザキさん疑われてる…。 こっちだと先程の推理とは別方向で、メグミさんの疑いが晴れてますね。これはすごい! さらに新たな被害者も出て、全く別のシナリオへと変貌を遂げています。 じゃ、ジャンキーセトガワ…お前、死んだんか。いや、首がないからセトガワじゃないとは言い切れないけど。 そこでユヅキから、本当にシノザキさんが怪しいのか? と言われます。やはりジャンキーセトガワか!? やっぱりか!? こちらでは動機は分かりませんし、犠牲者が増えてしまう、でもなんとか守りたかった二人だけは守れましたね。ユヅキ…ジン、ありがとう。 @ネタバレ終了 1発で犯人は当てられませんでしたが、とても楽しい本格ミステリーでした! サウンドノベルはキャラクターの外見がシルエットなどで曖昧に表現されることもありますが、今作は3D的なイラストが使われており、そこも目を惹きます。なにより、視覚的にキャラクターが分かると名前とキャラクターが混じらなくて済むのでとてもよかったです。 シナリオもとても読みやすく、サウンドノベル初心者の方もきっと楽しめると思います! またきちんとヒントがあるタイプのゲームかつ、選択肢によって違う展開を迎えてくれるので、ミステリーサウンドノベル好きもたまらない。 ぜひたくさんの人に遊んでいただきたい作品です!
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6月のマリッジブループレイ前、序盤と、プレイ後に見方が変わる作品でした。 ピアノのBGMも相まって、雰囲気づくりが抜群に良くて面白かったです。 @ネタバレ開始 何よりも、『救われてしまった』という表現がとてつもなく好きです。 一見彼彼女二人の関係は、他人にとっては歪(私自身もそう思います) けれど、あくまでそれは他者(私)からの視点で 主人公である彼女にとって、彼の存在はどこまで必要な存在だったか。 同時に、彼にとって彼女の存在はどれだけ大切な存在だったか。 それは当事者にしかわからない二人だけの幸せだと思えるような関係、最後の終わり方がとても好きでした。 それに、純粋に彼女たちが幸せな姿が見れて良かったです。 @ネタバレ終了 短時間で心をつかまされる作品でした。綺麗で楽しかったです。 ありがとうございました。
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七文字しりとり学園物語「全日本七文字しりとりの会Presents」や「サブタイトルの奪われたスライスチーズ」を見て、なんだかふざけたゲームだと思ってしまいましたが、会は実在するし確かにスライスチーズは序盤で奪われるマジなやつでした!! 本作、とても面白かったのですごくおススメです! まず全日本七文字しりとりの会が実在するのが熱いですね。こういったほかのジャンルの本職?の方のゲームは全然違うアプローチから一風変わった仕上がりになることが多いので凄く好きです。 本作においては熟練ゲーム制作者のようなシステムの組み込みも素晴らしかったです。打ち込みだと七文字しりとり初心者プレーヤーにも分岐多すぎて作者的にも厳しいところ、単語ストック&選択肢という形で七文字しりとりを見事に表現していますし、それにより単語のストックや生徒会の横暴といったストーリーもゲ―ムそのものとリンクする形になって凄く良かったです。 ルックアラウンドや連想などは実在する七文字しりとりプレイヤーが実際に使っている手法と推測しますが、これを上手に組み込んだおかげでゲームとしての楽しみがメチャクチャ上乗せされていたと感じました! 序盤で詰まったと思ったらそこもルックアラウンドするの!?という展開には痺れましたし、ラストバトルのルックアラウンドも感動モノです!ビバルックアラウンド!(ルックアラウンドと言われて思わず家の中を見渡したのは秘密です) 冒頭のチュートリアルや幼馴染との会話も凄く面白いし、探索ゲーとしても楽しめるし、道中では腑に落ちる謎解きも出てきますし、しりとりバトルは手に汗握るゲーム性ですし、2人組の敵やかなりずるい生徒会長をやっつける爽快感は抜群でした。 一気にのめりこんでプレイすることウケアイの面白ゲ―でした! もう少し育ったら子どもとも七文字しりとりで遊んでみます!!
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恋廃トンネルかわいい女の子、しかも両手に花状態で心霊スポットに出かけるなんて、これどう考えても怨霊たちに憎悪とか憤怒マシマシで呪われるやつでは?と冒頭から既に主人公の未来の雲行きが怪しく見えて仕方のないチキンなのでした。 ホラー苦手なチキンでもプレイできるよね?と思って進めていたら、二手に別れようという選択肢で「一人で行く」があって「一人で行けるわけないでしょーー!!ちびるわ!!」と、光の速さでその選択肢は捨てて、玉緒さんとさざねさんのどちらでいいか迷いました。 @ネタバレ開始 ちょっと怖がってるさざねさんと一緒にいたほうがいいかなーと思って一緒に行動したら、まさかの告白…!! さ、さざねさんが可愛すぎる!!と目を輝かせて画面に見入っていたのも束の間……いきなり激昂する玉緒さんと崩落、そこからの懐中電灯1000本脳ノック(涙) 肝試しに来たら懐中電灯でボコスカされることになるなんて幽霊も怖くなって出てこないレベルのジェットコースター展開に「しゅ、主人公ーー!!」と叫びつつ画面の前で合掌しました。 迫りくる幽霊たちからさざねさんと仲良く脱出するお話ではなかったのですね……(撃沈) 気を取り直して玉緒さんと一緒に行くことにした時も、さざねさんが大変なことに。 こちらは先に迎えたさざねさんエンドで脳1000本ノックされてしまっていた主人公は生存していたのですが、さざねさんに対する玉緒さんの計画が…!! 大変緻密に計算された計画に「怖すぎる…!」とスチルを前に震えました。 感情をこめてピアノを弾いているわけではないよ、死のタイピングを行っているんだよ……こんなきれいでかわいい女の子が…!!となりました。 これ怖いのはホラースポットに出てくる幽霊じゃなくて、身近な人間だー!!(時すでに遅し) 命綱なしでバンジージャンプするような、スリリングな怒涛の展開に肝が冷えました。 @ネタバレ終了 終わってみると始める前に予想していたあの手この手で脅かしてくる幽霊などではなく、もっと別の部分が恐ろしい話でした。 可愛い女の子と生存エンド目指してやるぜ!な展開は元より息をしておらず、半径30センチ以内の全方向「にぎゃーー!!」な展開で楽しませていただきました。 素敵な作品をありがとうございました!
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幼馴染との絶対的な恋の物語目が覚めたら記憶が一切ない状態で始まる理由は様々ですが、この物語は最後まで読むと「なるほど、それでね!」と思うどんでん返しに驚くこと間違いなしな物語でした。 なれこさんが非常に丁寧に記憶喪失の主人公をケアしてくださり、なれこさん可愛いなぁとニヨニヨしていました。 記憶も徐々に戻っているようだし、このまま全部戻るといいね! @ネタバレ開始 ―――というのも、まあ全部が全部「今回はこのように記憶がジェネレータされました」みたいな話だったと分かったときは、顎が外れるかと思いました(笑) どんでん返しからのどんでん返し状態で、二転三転する真実に度肝を抜かれっぱなしでした。 字面だけでいくと「抜かれる肝がいくつあればいい?」状態でした。 最終的に主人公はなれこさんの記憶を取り戻すために創られたAIで、これまでもプログラムを試行し続けてきたうちの一回にすぎない……という事実に残酷さとともに、真実のスケールにただただ驚くばかりでした。 ダウンロードした時は、かわいい幼馴染と一緒に記憶を取り戻すライトなゲームという印象でしたのに、全然違いましたー!!(笑) 失われた記憶を取り戻したいからということでしたが、どれほどAIを用いて記憶の試行を繰り返しても、最終的に完全な記憶を取り戻せることはないのではないか、記憶とはその人が歩んできた人生そのものであるからこそどれほどの高性能なAIにさえも取り戻せないものなのではないか……と思い、AIだった主人公が「この記憶は俺となれこさんだけのもの」と口にした言葉にこそ、記憶の真価があると感じました。 @ネタバレ終了 誰かと過ごした一時その記憶がいかに大切なものであるか、部品などのように交換したりすることのできない唯一無二のものであるかを改めて感じました。 素敵な作品をありがとうございました!
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無垢を裂く落ち着いた色合いとどことなく映画を観ているような画面構成で『恋とはなにか』を丁寧に描いた力のあるシナリオが素敵な作品でした。 二人が真剣に悩みに悩みに悩んで考えて答えを出していく過程など細部までとても丁寧で4つのどのエンドも気になってコンプリート待ったなしでした。 @ネタバレ開始 愛ではなく恋という思春期につきものな感情に対して自分たちなりに悩み、葛藤する様子がリアルでした。 2人のみならず物語を盛り上げる学校内の描写もリアルで、自己顕示欲や自己肯定感の揺らぎなど子どもから大人になる過程でのみ見られるアイデンティティの微細な変化まで感じました。 プレイ冒頭のムービーの時点でコノミさんというキャラの持つ魅力に惹かれました。 同・調・圧・力!! やだやだやだ、こういう空気大嫌い!!と私が同調圧力大嫌い人間なので、この時点でコノミさんに同情し、コノミさんがとても気になりました。 そして、河原で拾った石を手にし続けるコノミさんのキャラクター性にガッツリ惹かれました。 恋なのか、それとも依存なのか……そもそも恋というもの自体がどこからどこまでが恋なのかという時点でこうだと言える答えそのものが明示できないので、そんなとても難しい問題に挑む姿もまた魅力的でした。 恋って本当に難しい…! スチルもとても多く、どれも美しくて雰囲気が出ていました。 なによりムービーなどまで力が入っていて、素晴らしい作品でした! @ネタバレ終了 攻略面もチャートがあり、安心してクリアできる設計が親切でよかったです。 恋とは何か―――その難しすぎる問題に自分なりに考えて答えを見つけようとする2人の姿に共感し、時にハラハラ見守った素敵なゲームでした。 ありがとうございました!!
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魔女と斥候内乱も無事に収束へと向かう中、第三王子は魔女と斥候のどちらとほんのりいい雰囲気で過ごすかを選んで一時を楽しめるお手軽ほのぼのファンタジー物語でした。 どちらかのエンドへ辿り着いた後は冒頭へも分岐へも自由に戻れる設計が親切でした。 @ネタバレ開始 王子様がえげつないくらいしたたかですね…! 魔女さんはまだ体が男に寄っていると気にしているところを、ニコニコ笑顔でスベテを受け入れて、自分の流れへ持ち込んで押して押して押し切る…! この子、絶対に将来とんでもない大器になる予感しかしないです。 @ネタバレ終了 この国に起きた内乱や今後王子や王女による時代の王が誰になるかで一波乱ありそうなところなど、この物語そのもの舞台などがとても気になるお話でした。 魔女さんと斥候さんとの未来、そして革命軍のことなど、もう少しこの世界を見ていたくなりました。 素敵な作品をありがとうございました!
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星追いリフレイン目が死んでるとまで言う主人公が目を覚ますと、そこには可憐な女の子が…! 友だちがほしいという願いを叶えてくれると言うのだが、果たして?と冒頭から掴みよし、転校生の女の子がまた眼鏡の奥が気になる感じでなおよし、と読み進めていたら…最後はどうなるのか気になり、クリックする手が止まりませんでした。 @ネタバレ開始 まさかのループ…!! 主人公が「瑞樹さんとはだれか?」と聞き出した時「はへ?」と画面の前で変な声が出ました(笑) いやいや、ついさっき会っていたじゃん!と。 物語を進めるうちに願いを叶えてくれるというネガイボシが無限ループ状態の転校を叶えていたり、主人公の友達がほしいという願いを叶えていたり…と物語の根幹に関わってきていると知ったときは衝撃でした。 主人公に友人ができた時に消えてしまった伊那さんにショックを受けて、Normal Endから慌ててロードして復帰、選択肢が増えてる!と喜び勇んで、今度こそトゥルーエンドへ辿り着けました。 Normal Endでは解明されきっていなかったネガイボシの仕組みが理解できたとともに、伊那さんの最高の笑顔も見られて眼福でした。 最後に伊那さんが転校してくるスチルが最高でした。 @ネタバレ終了 どっしりと軸を据えた物語で、とある地点で「え?」となってからはノンストップで読み進めたくなる力のある物語でした。 素敵な作品をありがとうございました!